JPH0332932Y2 - - Google Patents
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- JPH0332932Y2 JPH0332932Y2 JP1986087316U JP8731686U JPH0332932Y2 JP H0332932 Y2 JPH0332932 Y2 JP H0332932Y2 JP 1986087316 U JP1986087316 U JP 1986087316U JP 8731686 U JP8731686 U JP 8731686U JP H0332932 Y2 JPH0332932 Y2 JP H0332932Y2
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F24—HEATING; RANGES; VENTILATING
- F24H—FLUID HEATERS, e.g. WATER OR AIR HEATERS, HAVING HEAT-GENERATING MEANS, e.g. HEAT PUMPS, IN GENERAL
- F24H9/00—Details
- F24H9/20—Arrangement or mounting of control or safety devices
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of Combustion (AREA)
- Instantaneous Water Boilers, Portable Hot-Water Supply Apparatuses, And Control Of Portable Hot-Water Supply Apparatuses (AREA)
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、熱交換器を加熱するガスバーナへの
ガス供給量を、熱交換器への通水量の増減に応じ
て比例的に増減させるようにしたガス湯沸器に関
する。
ガス供給量を、熱交換器への通水量の増減に応じ
て比例的に増減させるようにしたガス湯沸器に関
する。
この種のガス湯沸器は、熱交換器への通水量の
増減に応じて供給量が比例的に増減するので、通
水量が変化しても出湯温度はほぼ一定に保たれ
る。そして出湯温度の調節は、例えば特開昭61−
72923号公報に示す如く、ガス弁を作動させるダ
イヤフラム装置と関連して設けた温度調節弁によ
り熱交換器への通水量とガス供給量の比率を変え
て行つている。
増減に応じて供給量が比例的に増減するので、通
水量が変化しても出湯温度はほぼ一定に保たれ
る。そして出湯温度の調節は、例えば特開昭61−
72923号公報に示す如く、ガス弁を作動させるダ
イヤフラム装置と関連して設けた温度調節弁によ
り熱交換器への通水量とガス供給量の比率を変え
て行つている。
かかる従来技術においては、ガス供給量の比率
を減少させて出湯温度を低下させると熱交換器の
温度が低下するので燃焼ガス中の水分が熱交換器
の表面に結露し、ドレンとなつて滴り落ちる。こ
のようなドレンは燃焼ガス中の硫黄酸化物や窒素
酸化物を溶解して強酸性となつているので熱交換
器やガス湯沸器の内部を腐蝕して耐久性を低下さ
せるという問題がある。また、給水が熱交換器を
通過するには或る時間を要するので、温度調節弁
により通水量とガス供給量の比率を変えても直ち
には出湯温度は変化しないで時間遅れが生じると
いう問題がある。
を減少させて出湯温度を低下させると熱交換器の
温度が低下するので燃焼ガス中の水分が熱交換器
の表面に結露し、ドレンとなつて滴り落ちる。こ
のようなドレンは燃焼ガス中の硫黄酸化物や窒素
酸化物を溶解して強酸性となつているので熱交換
器やガス湯沸器の内部を腐蝕して耐久性を低下さ
せるという問題がある。また、給水が熱交換器を
通過するには或る時間を要するので、温度調節弁
により通水量とガス供給量の比率を変えても直ち
には出湯温度は変化しないで時間遅れが生じると
いう問題がある。
此等の問題を解決する手段として通水量とガス
供給量の比率を一定として熱交換器により加熱さ
れる給水を常に所定の高温度の熱湯とし、これを
混合弁により冷水と混合して所望の設定温度の出
湯を得るようにすることが考えられる。しかしな
がら、このような技術においてはダイヤフラム装
置及び熱交換器への通水量は全給水量の一部とな
るので、出湯温度を低温に設定しかつ出湯量を減
少させた場合には、ダイヤフラム装置への通水量
の大幅な減少によりガス弁の開口面積が減少し過
ぎてガスバーナの燃焼が不安定となつて失火のお
それが生じる。これを防ぐためにガス弁の最低開
口面積を所定限度以上に設定すれば熱交換器が過
熱されて沸騰が生じるおそれがあり、また此等を
防ぐためには最低出湯量を多くしなければならな
いので使い勝手が悪くなるという問題が生じる。
本考案は此等の問題を解決しようとするものであ
る。
供給量の比率を一定として熱交換器により加熱さ
れる給水を常に所定の高温度の熱湯とし、これを
混合弁により冷水と混合して所望の設定温度の出
湯を得るようにすることが考えられる。しかしな
がら、このような技術においてはダイヤフラム装
置及び熱交換器への通水量は全給水量の一部とな
るので、出湯温度を低温に設定しかつ出湯量を減
少させた場合には、ダイヤフラム装置への通水量
の大幅な減少によりガス弁の開口面積が減少し過
ぎてガスバーナの燃焼が不安定となつて失火のお
それが生じる。これを防ぐためにガス弁の最低開
口面積を所定限度以上に設定すれば熱交換器が過
熱されて沸騰が生じるおそれがあり、また此等を
防ぐためには最低出湯量を多くしなければならな
いので使い勝手が悪くなるという問題が生じる。
本考案は此等の問題を解決しようとするものであ
る。
このために、本考案によるガス湯沸器は、添付
図面に例示する如く、ガスバーナ24により加熱
される熱交換器16への通水量に応じて変位する
ダイヤフラム41を有するダイヤフラム装置40
と、前記ダイヤフラムに連動され前記通水量の増
減に応じて前記ガスバーナ24へのガス供給量を
増減させるガス弁25を備えてなるガス湯沸器に
おいて、熱湯入口53、冷水入口54及び出湯口
55が設けられ前記両入口53,54からの流入
量の比率を設定された出湯温度に応じて制御する
混合弁体56を有する混合弁50と、前記ダイヤ
フラム装置40と同心的に配置されて前記ダイヤ
フラム41に連動され前記ガス供給量が前記ガス
バーナ24の安定燃焼に必要な最低量Qo以下と
なれば閉じる自動弁70を備え、前記ダイヤフラ
ム装置40は前記通水量の如何に拘わらず前記熱
交換器16により常にほぼ所定温度の熱湯が得ら
れるようにその作動特性を設定すると共にこの熱
湯を前記熱湯入口53に供給し、前記冷水入口5
4には前記ダイヤフラム装置40の上流側より分
岐さた給水を前記自動弁70を介して供給したこ
とを特徴とするものである。
図面に例示する如く、ガスバーナ24により加熱
される熱交換器16への通水量に応じて変位する
ダイヤフラム41を有するダイヤフラム装置40
と、前記ダイヤフラムに連動され前記通水量の増
減に応じて前記ガスバーナ24へのガス供給量を
増減させるガス弁25を備えてなるガス湯沸器に
おいて、熱湯入口53、冷水入口54及び出湯口
55が設けられ前記両入口53,54からの流入
量の比率を設定された出湯温度に応じて制御する
混合弁体56を有する混合弁50と、前記ダイヤ
フラム装置40と同心的に配置されて前記ダイヤ
フラム41に連動され前記ガス供給量が前記ガス
バーナ24の安定燃焼に必要な最低量Qo以下と
なれば閉じる自動弁70を備え、前記ダイヤフラ
ム装置40は前記通水量の如何に拘わらず前記熱
交換器16により常にほぼ所定温度の熱湯が得ら
れるようにその作動特性を設定すると共にこの熱
湯を前記熱湯入口53に供給し、前記冷水入口5
4には前記ダイヤフラム装置40の上流側より分
岐さた給水を前記自動弁70を介して供給したこ
とを特徴とするものである。
ガス湯沸器への全給水量が多い状態においては
熱交換器16への通水量も多いのでダイヤフラム
41と連動して開状態にある自動弁70を通つた
給水と、熱交換器16により所定の高温度に加熱
された熱湯は混合弁50に送られ、設定された出
湯温度に応じて比率が変えられて混合され、所定
の出湯温度となつて出湯される。出湯温度を低温
に設定し、かつ出湯量を減少させた場合には熱交
換器16への通水量は大幅に減少しようとする。
しかしながらこの通水量がガスバーナ24の安定
燃焼に必要な最小流量Qoに近付きそれ以下とな
れば、通水量に応じて変位するダイヤフラム41
と連動する自動弁70の開度は減少して閉となる
ので全給水量の全部または大部分がダイヤフラム
装置40及び熱交換器16に通水される。従つて
全給水量すなわち出湯量が減少した状態において
は、その減少の割合に比してダイヤフラム装置4
0及び熱交換器16への通水量の減少の割合は小
となり、ガスバーナ24へのガス供給量の減少の
割合も小となる。
熱交換器16への通水量も多いのでダイヤフラム
41と連動して開状態にある自動弁70を通つた
給水と、熱交換器16により所定の高温度に加熱
された熱湯は混合弁50に送られ、設定された出
湯温度に応じて比率が変えられて混合され、所定
の出湯温度となつて出湯される。出湯温度を低温
に設定し、かつ出湯量を減少させた場合には熱交
換器16への通水量は大幅に減少しようとする。
しかしながらこの通水量がガスバーナ24の安定
燃焼に必要な最小流量Qoに近付きそれ以下とな
れば、通水量に応じて変位するダイヤフラム41
と連動する自動弁70の開度は減少して閉となる
ので全給水量の全部または大部分がダイヤフラム
装置40及び熱交換器16に通水される。従つて
全給水量すなわち出湯量が減少した状態において
は、その減少の割合に比してダイヤフラム装置4
0及び熱交換器16への通水量の減少の割合は小
となり、ガスバーナ24へのガス供給量の減少の
割合も小となる。
上述の如く、本考案によれば、熱交換器への通
水量が所定の最小流量付近まで減少した場合に
は、自動弁の作用により全給水量の減少の割合に
比してガスバーナへのガス供給量及び熱交換器へ
の通水量の減少の割合が少なくなるので、ガス供
給量の減少し過ぎによるガスバーナの燃焼の不安
定や失火のおそれなしに、また熱交換器の過熱の
おそれなしに、出湯量の調整範囲を小出湯量側に
拡大することができ、ガス湯沸器の使い勝手を向
上させることができる。しかも、自動弁はガス供
給量を増減させるダイヤフラムと連動して作動す
るので、ガスバーナの安定燃焼に必要な最低ガス
供給量と正確に対応して作動し、作動誤差が生ず
ることがない。
水量が所定の最小流量付近まで減少した場合に
は、自動弁の作用により全給水量の減少の割合に
比してガスバーナへのガス供給量及び熱交換器へ
の通水量の減少の割合が少なくなるので、ガス供
給量の減少し過ぎによるガスバーナの燃焼の不安
定や失火のおそれなしに、また熱交換器の過熱の
おそれなしに、出湯量の調整範囲を小出湯量側に
拡大することができ、ガス湯沸器の使い勝手を向
上させることができる。しかも、自動弁はガス供
給量を増減させるダイヤフラムと連動して作動す
るので、ガスバーナの安定燃焼に必要な最低ガス
供給量と正確に対応して作動し、作動誤差が生ず
ることがない。
以下に、添付図面に示す実施例により、本考案
の説明をする。
の説明をする。
第1図に示す如く、ガスバーナ24により加熱
される熱交換器16への給水通路10の途中には
ダイヤフラム装置40が設けられ、このダイヤフ
ラム装置40はガスバーナ24へのガス供給路2
0に設けたガス弁25の開度を熱交換器16への
通水量に応じて連続的に変化させるようになつて
いる。
される熱交換器16への給水通路10の途中には
ダイヤフラム装置40が設けられ、このダイヤフ
ラム装置40はガスバーナ24へのガス供給路2
0に設けたガス弁25の開度を熱交換器16への
通水量に応じて連続的に変化させるようになつて
いる。
ガス通路20はガス通路ハウジング32内に形
成された管路21、ガス導入管22及びノズル管
23の各部分よりなり、ガス通路ハウジング32
内にはガス弁25が設けられている。ガス弁25
は管路21の内壁に形成された弁座26とスプリ
ング28により付勢される弁体27を有し、弁体
27は通常は開閉部27bが弁座26に当接され
てガス弁25を閉じているが、スプリング28に
抗して第1図において右方に移動すれば先ず開閉
部27bが弁座26から離れてガス弁25を最低
開度とし、次いで更に右方に移動するにつれて比
例部27aと弁座26の間の開口面積が増大して
ガス弁25の開度を増大し、ガスバーナ24への
ガス供給量を増大させるよう構成されている。
成された管路21、ガス導入管22及びノズル管
23の各部分よりなり、ガス通路ハウジング32
内にはガス弁25が設けられている。ガス弁25
は管路21の内壁に形成された弁座26とスプリ
ング28により付勢される弁体27を有し、弁体
27は通常は開閉部27bが弁座26に当接され
てガス弁25を閉じているが、スプリング28に
抗して第1図において右方に移動すれば先ず開閉
部27bが弁座26から離れてガス弁25を最低
開度とし、次いで更に右方に移動するにつれて比
例部27aと弁座26の間の開口面積が増大して
ガス弁25の開度を増大し、ガスバーナ24への
ガス供給量を増大させるよう構成されている。
給水通路10は、ダイヤフラム装置40を境と
して上流側の前半部11並びに下流側の後半部1
2及びバイパス13よりなり、各部分11,1
2,13は何れもダイヤフラム装置40の1次室
42に開口されている。前半部11は互いに固定
された給水路ハウジング30及び給水管33によ
り形成され、後半部12及びバイパス13は給水
路ハウジング30及び接続管14により形成され
ている。
して上流側の前半部11並びに下流側の後半部1
2及びバイパス13よりなり、各部分11,1
2,13は何れもダイヤフラム装置40の1次室
42に開口されている。前半部11は互いに固定
された給水路ハウジング30及び給水管33によ
り形成され、後半部12及びバイパス13は給水
路ハウジング30及び接続管14により形成され
ている。
給水路ハウジング30とこれに固定されたカバ
ー31の間に形成された空間は両部材30,31
に挟持されたダイヤフラム41により1次室42
及び2次室43に分離され、此等ダイヤフラム4
1及び両室42,43がダイヤフラム装置40の
主要部分を構成している。給水通路10の後半部
12にはベンチユリ46が設けられ、2次室43
は連通路47、ベンチユリ46外周の環状溝46
b及び小孔46aを介してベンチユリ46の負圧
発生部に連通されている。一方、ダイヤフラム4
1の中央に固定した先細形状の突出した弁部材4
4は、1次室42へ開口するバイパス13の一端
部に設けた環状部材44a内に挿入されて両部材
44,44aの間に絞り部45を形成している。
熱交換器16への通水量は主としてベンチユリ4
6と絞り部45の抵抗に応じた比率にて給水通路
10の後半部12とバイパス13とに分配され、
後半部12に分配された流量によりベンチユリ4
6に生ずる負圧は2次室43に伝達されてダイヤ
フラム41に第1図において右方に向かう作動力
を生ぜしめ、この作動力はロツド49および弁棒
29によりガス弁25の弁体27に伝えられる。
前記通水量が少なければ前記作動力も小さいので
ダイヤフラム41は変位せず、ガス弁25は閉じ
ているが、所定の最小流量(後述のQoと一致)
まで増大すればダイヤフラム41はスプリング2
8に抗して右方に変位し、弁体27を移動させて
ガス弁25を最低開度に開き、ガスバーナ24の
安定燃焼に必要な最低量のガスを供給する。この
最低量のガスの燃焼により加熱された場合に熱交
換器16内において沸騰が生じないように、前記
通水量の最小流量は定められる。通水量が更に増
大すればその増大につれてダイヤフラム41はス
プリング28を撓ませて変位し、弁体27を移動
させてガス弁25の開度を増大させる。なお、通
水量の増大につれて絞り部45の開口面積は増大
し、これにより通水量の分配比率はバイパス13
側の比率が増大する。以上の作用により、ガスバ
ーナ24へのガス供給量は熱交換器16への通水
量とほぼ比例したものとなる。しかして、熱交換
器16から後述の混合弁50に供給される熱湯の
温度が常に所定の高温度となるように、前記通水
量とガス供給量の比率は設定されている。
ー31の間に形成された空間は両部材30,31
に挟持されたダイヤフラム41により1次室42
及び2次室43に分離され、此等ダイヤフラム4
1及び両室42,43がダイヤフラム装置40の
主要部分を構成している。給水通路10の後半部
12にはベンチユリ46が設けられ、2次室43
は連通路47、ベンチユリ46外周の環状溝46
b及び小孔46aを介してベンチユリ46の負圧
発生部に連通されている。一方、ダイヤフラム4
1の中央に固定した先細形状の突出した弁部材4
4は、1次室42へ開口するバイパス13の一端
部に設けた環状部材44a内に挿入されて両部材
44,44aの間に絞り部45を形成している。
熱交換器16への通水量は主としてベンチユリ4
6と絞り部45の抵抗に応じた比率にて給水通路
10の後半部12とバイパス13とに分配され、
後半部12に分配された流量によりベンチユリ4
6に生ずる負圧は2次室43に伝達されてダイヤ
フラム41に第1図において右方に向かう作動力
を生ぜしめ、この作動力はロツド49および弁棒
29によりガス弁25の弁体27に伝えられる。
前記通水量が少なければ前記作動力も小さいので
ダイヤフラム41は変位せず、ガス弁25は閉じ
ているが、所定の最小流量(後述のQoと一致)
まで増大すればダイヤフラム41はスプリング2
8に抗して右方に変位し、弁体27を移動させて
ガス弁25を最低開度に開き、ガスバーナ24の
安定燃焼に必要な最低量のガスを供給する。この
最低量のガスの燃焼により加熱された場合に熱交
換器16内において沸騰が生じないように、前記
通水量の最小流量は定められる。通水量が更に増
大すればその増大につれてダイヤフラム41はス
プリング28を撓ませて変位し、弁体27を移動
させてガス弁25の開度を増大させる。なお、通
水量の増大につれて絞り部45の開口面積は増大
し、これにより通水量の分配比率はバイパス13
側の比率が増大する。以上の作用により、ガスバ
ーナ24へのガス供給量は熱交換器16への通水
量とほぼ比例したものとなる。しかして、熱交換
器16から後述の混合弁50に供給される熱湯の
温度が常に所定の高温度となるように、前記通水
量とガス供給量の比率は設定されている。
給水通路10の前半部11のうち給水路ハウジ
ング30内に形成される部分には定流量弁60が
設けられている。定流量弁60は給水路ハウジン
グ30内に形成された嵌合孔10aに摺動自在に
嵌合されてスプリング63により上流側に付勢さ
れた摺動筒62及びこれと同心的に支持され先細
の先端部を摺動筒62の内向フランジ部62a中
央の開口62b内に挿入して開口62bとの間に
可変絞り部61を形成するテーパ部材65を備え
ている。テーパ部材65の根本部は給水路ハウジ
ング30に固定された案内筒69により摺動自在
に支持され、案内筒69との間に介装したスプリ
ング68により上流側に付勢され、その先端は嵌
合孔10aと同心的に給水通路10内に支持され
た熱応動部材66先端の作動部66aに当接支持
されている。熱応動部材66は給水路ハウジング
30内にクリツプ止めされた支持円板67により
支持され、支持円板67は熱交換器16への給水
を通過させる連通孔を有し、またスプリング63
により付勢される摺動筒62のストツパを形成し
ている。摺動筒62は熱交換器16への通水量が
ガス弁25の最大開度すなわちガスバーナ24の
最大能力に対応する最大流量に達すれば、内向フ
ランジ部62aの前後に生じる圧力差によりスプ
リング63に抗して下流側に移動して可変絞り部
61の通路面積を減少させ、通水量が前記最大流
量以上となるのを防止して混合弁50の熱湯入口
53に供給される熱湯が常に所定の高温度に保た
れるようにするものである。
ング30内に形成される部分には定流量弁60が
設けられている。定流量弁60は給水路ハウジン
グ30内に形成された嵌合孔10aに摺動自在に
嵌合されてスプリング63により上流側に付勢さ
れた摺動筒62及びこれと同心的に支持され先細
の先端部を摺動筒62の内向フランジ部62a中
央の開口62b内に挿入して開口62bとの間に
可変絞り部61を形成するテーパ部材65を備え
ている。テーパ部材65の根本部は給水路ハウジ
ング30に固定された案内筒69により摺動自在
に支持され、案内筒69との間に介装したスプリ
ング68により上流側に付勢され、その先端は嵌
合孔10aと同心的に給水通路10内に支持され
た熱応動部材66先端の作動部66aに当接支持
されている。熱応動部材66は給水路ハウジング
30内にクリツプ止めされた支持円板67により
支持され、支持円板67は熱交換器16への給水
を通過させる連通孔を有し、またスプリング63
により付勢される摺動筒62のストツパを形成し
ている。摺動筒62は熱交換器16への通水量が
ガス弁25の最大開度すなわちガスバーナ24の
最大能力に対応する最大流量に達すれば、内向フ
ランジ部62aの前後に生じる圧力差によりスプ
リング63に抗して下流側に移動して可変絞り部
61の通路面積を減少させ、通水量が前記最大流
量以上となるのを防止して混合弁50の熱湯入口
53に供給される熱湯が常に所定の高温度に保た
れるようにするものである。
ガス弁25の最大開度に対応する熱交換器16
への最大流量は給水温度により異なり、給水温度
が高い状態を基準として定流量弁60による最大
流量を設定すればその値は比較的大となり、給水
温度が低下した場合において熱交換器16に前記
最大流量の通水をすればガスバーナ24の最大能
力を超えることになるので、熱交換器16から混
合弁50の熱湯入口53に供給される熱湯の温度
は所定の高温度よりも多少低下する。逆に給水温
度が低い状態を基準として前記最大流量を設定す
ればその値は比較的小となり、給水温度が上昇し
た場合にはガスバーナ24が最大能力に達する以
前に通水量が最大流量に達するので、ガスバーナ
24の最大能力を発揮することができない。本実
施例においては給水温度が上昇すれば、熱感応部
材66先端の作動部66aが伸びてテーパ部材6
5を後退(第1図において上方移動)させるの
で、摺動筒62の内向フランジ部62aとテーパ
部材65の間の可変絞り部61の開口面積は大と
なつて給水温度が高い場合に適した特性となり、
また給水温度が低下すればテーパ部材65が前進
するので可変絞り部61の開口面積は小となつて
給水温度が低い場合に適した特性となる。
への最大流量は給水温度により異なり、給水温度
が高い状態を基準として定流量弁60による最大
流量を設定すればその値は比較的大となり、給水
温度が低下した場合において熱交換器16に前記
最大流量の通水をすればガスバーナ24の最大能
力を超えることになるので、熱交換器16から混
合弁50の熱湯入口53に供給される熱湯の温度
は所定の高温度よりも多少低下する。逆に給水温
度が低い状態を基準として前記最大流量を設定す
ればその値は比較的小となり、給水温度が上昇し
た場合にはガスバーナ24が最大能力に達する以
前に通水量が最大流量に達するので、ガスバーナ
24の最大能力を発揮することができない。本実
施例においては給水温度が上昇すれば、熱感応部
材66先端の作動部66aが伸びてテーパ部材6
5を後退(第1図において上方移動)させるの
で、摺動筒62の内向フランジ部62aとテーパ
部材65の間の可変絞り部61の開口面積は大と
なつて給水温度が高い場合に適した特性となり、
また給水温度が低下すればテーパ部材65が前進
するので可変絞り部61の開口面積は小となつて
給水温度が低い場合に適した特性となる。
本実施例においては、ロツド64を介してテー
パ部材65と連動する給水温度補償弁48が設け
られ、ベンチユリ46外周の環状溝46bはこの
給水温度補償弁48と連通路48a,48bを介
して給水通路10の前半部11と連通されてい
る。給水温度補償弁48は給水温度が低温の状態
では開度が小であるが、給水温度の上昇に伴うテ
ーパ部材65の移動につれて開度が増大して給水
通路10の前半部11から環状溝46b内への導
入量を増大するものである。これにより小孔46
a、環状溝46b及び連通路47を経てダイヤフ
ラム装置40の2次室42に伝達されるベンチユ
リ負圧を、給水温度の上昇につれて減少させてガ
ス弁25の開度が小となる方向に補正し、給水温
度が変化しても熱交換器16から混合弁50に供
給される熱湯の温度が変化しないように補償する
ものである。
パ部材65と連動する給水温度補償弁48が設け
られ、ベンチユリ46外周の環状溝46bはこの
給水温度補償弁48と連通路48a,48bを介
して給水通路10の前半部11と連通されてい
る。給水温度補償弁48は給水温度が低温の状態
では開度が小であるが、給水温度の上昇に伴うテ
ーパ部材65の移動につれて開度が増大して給水
通路10の前半部11から環状溝46b内への導
入量を増大するものである。これにより小孔46
a、環状溝46b及び連通路47を経てダイヤフ
ラム装置40の2次室42に伝達されるベンチユ
リ負圧を、給水温度の上昇につれて減少させてガ
ス弁25の開度が小となる方向に補正し、給水温
度が変化しても熱交換器16から混合弁50に供
給される熱湯の温度が変化しないように補償する
ものである。
次に混合弁50につき説明する。混合弁50の
ハウジング15内に形成された通路52の両端部
及び中間部には熱湯入口53、冷水入口54及び
出湯口55が開口され、熱湯入口53は熱交換器
16に、冷水入口54は後述する自動弁70及び
分岐路11aを経て給水通路10の前半部11
に、出湯口55は給湯管17にそれぞれ連通され
ている。冷水入口54と出湯口55の間の通路5
2の内面に形成された混合弁座52aと同心的
に、サーボモータ58により軸方向に進退駆動さ
れる弁軸57が設けられ、その先端には混合弁座
52aと対向して混合弁体56が固定されてい
る。サーボモータ58は制御装置(図示せず)に
より制御され、給湯管17に設けられたサーミス
タ(図示せず)等により検出された出湯温度が使
用者により任意に設定された出湯温度よりも低い
場合には弁軸57を前進(第1図において下方移
動)させて混合弁座52aと混合弁体56の間の
通路面積を減少させ、分岐管11aからの冷水の
流入比率を減少させて出湯口55から給湯管17
に送り出される湯の温度を上昇させ、また、検出
された出湯温度が設定された出湯温度よりも高い
場合には前記と逆に弁軸57を後退させ、分岐管
11aからの冷水の流入比率を増大させて給湯管
17に送り出される湯の温度を低下させる。な
お、出湯量の変更は給湯管17の末端に設けた給
湯栓(図示せず)を使用者が開閉することにより
行う。
ハウジング15内に形成された通路52の両端部
及び中間部には熱湯入口53、冷水入口54及び
出湯口55が開口され、熱湯入口53は熱交換器
16に、冷水入口54は後述する自動弁70及び
分岐路11aを経て給水通路10の前半部11
に、出湯口55は給湯管17にそれぞれ連通され
ている。冷水入口54と出湯口55の間の通路5
2の内面に形成された混合弁座52aと同心的
に、サーボモータ58により軸方向に進退駆動さ
れる弁軸57が設けられ、その先端には混合弁座
52aと対向して混合弁体56が固定されてい
る。サーボモータ58は制御装置(図示せず)に
より制御され、給湯管17に設けられたサーミス
タ(図示せず)等により検出された出湯温度が使
用者により任意に設定された出湯温度よりも低い
場合には弁軸57を前進(第1図において下方移
動)させて混合弁座52aと混合弁体56の間の
通路面積を減少させ、分岐管11aからの冷水の
流入比率を減少させて出湯口55から給湯管17
に送り出される湯の温度を上昇させ、また、検出
された出湯温度が設定された出湯温度よりも高い
場合には前記と逆に弁軸57を後退させ、分岐管
11aからの冷水の流入比率を増大させて給湯管
17に送り出される湯の温度を低下させる。な
お、出湯量の変更は給湯管17の末端に設けた給
湯栓(図示せず)を使用者が開閉することにより
行う。
混合弁50の冷水入口54と分岐管11aの間
に設けられる自動弁70はダイヤフラム装置40
と同心的に配置され、給水路ハウジング30と一
体的に形成された自動弁座72と、ダイヤフラム
41と連動して作動する自動弁体73を備えてい
る。ダイヤフラム41中央部の突出した弁部材4
4に同心的に固定された支持ロツド71の先端部
には、自動弁体73がその中央のボス部を介して
軸方向摺動自在に同心的に支持され、支持ロツド
71の中間部にクリツプ止めされたワツシヤ74
との間に介装したスプリング75により、支持ロ
ツド71先端に係止したクリツプ80に向けて付
勢されている。自動弁70は、熱交換器16への
通水量が多く、ダイヤフラム41が第1図におい
て右方に変位してガス弁25がガスバーナ24の
安定燃焼に必要な最低量のガスを供給する開度以
上となつている状態では自動弁体73が自動弁座
72から離れ、開状態となつて、混合弁50の冷
水入口54を分岐路11aと連通し、また、前記
通水量が減少してガス弁25が前記開度以下とな
れば、第1図に示す如く、自動弁体73が自動弁
座72に当接し、閉状態となつて、冷水入口54
と分岐路11aの間の連通を閉じるように作動す
るものである。自動弁座72にはバイパス孔76
が設けられ、自動弁70が閉じた状態においても
その両側はバイパス孔76により連通されてい
る。なお、自動弁体73には補助弁孔73aが設
けられ、自動弁体73のボス部に嵌合され同ボス
部にクリツプ止めしたワツシヤ79との間に介装
したスプリング78により付勢された補助弁体7
7により前記補助弁孔73aは通常は閉じられて
いる。補助弁体77は、給湯管17の末端に設け
た給湯栓(図示せず)の急激な開閉等により給水
通路10の前半部11の圧力が一時的に上昇した
場合に作動して補助弁孔73aを開き、自動弁体
70の開弁動作を円滑ならしめる。
に設けられる自動弁70はダイヤフラム装置40
と同心的に配置され、給水路ハウジング30と一
体的に形成された自動弁座72と、ダイヤフラム
41と連動して作動する自動弁体73を備えてい
る。ダイヤフラム41中央部の突出した弁部材4
4に同心的に固定された支持ロツド71の先端部
には、自動弁体73がその中央のボス部を介して
軸方向摺動自在に同心的に支持され、支持ロツド
71の中間部にクリツプ止めされたワツシヤ74
との間に介装したスプリング75により、支持ロ
ツド71先端に係止したクリツプ80に向けて付
勢されている。自動弁70は、熱交換器16への
通水量が多く、ダイヤフラム41が第1図におい
て右方に変位してガス弁25がガスバーナ24の
安定燃焼に必要な最低量のガスを供給する開度以
上となつている状態では自動弁体73が自動弁座
72から離れ、開状態となつて、混合弁50の冷
水入口54を分岐路11aと連通し、また、前記
通水量が減少してガス弁25が前記開度以下とな
れば、第1図に示す如く、自動弁体73が自動弁
座72に当接し、閉状態となつて、冷水入口54
と分岐路11aの間の連通を閉じるように作動す
るものである。自動弁座72にはバイパス孔76
が設けられ、自動弁70が閉じた状態においても
その両側はバイパス孔76により連通されてい
る。なお、自動弁体73には補助弁孔73aが設
けられ、自動弁体73のボス部に嵌合され同ボス
部にクリツプ止めしたワツシヤ79との間に介装
したスプリング78により付勢された補助弁体7
7により前記補助弁孔73aは通常は閉じられて
いる。補助弁体77は、給湯管17の末端に設け
た給湯栓(図示せず)の急激な開閉等により給水
通路10の前半部11の圧力が一時的に上昇した
場合に作動して補助弁孔73aを開き、自動弁体
70の開弁動作を円滑ならしめる。
次に本実施例の作動につき説明する。出湯温度
を最高温度に設定すれば混合弁50の混合弁座5
2aは混合弁体56により閉じられているので、
第2図の特性曲線Aに示す如く、給水管33から
の全給水量はそのまま熱交換器16への通水量と
なり、給湯管17からの出湯量となる。出湯温度
を低温に設定すれば混合弁体56は混合弁座52
aから離れて分岐管11aからの冷水が混合弁5
0に導入され、この場合の特性曲線はBに示す如
くなる。この状態では、出湯量が多い場合すなわ
ち熱交換器16への通水量がガスバーナ24の安
定燃焼に必要なガス弁25の最低開度を維持する
ための最小流量Qo以上である場合には自動弁7
0は前述の如く開となり、熱交換器16を通る流
量Uaの熱湯と自動弁70を通る流量Ubの冷水が
混合弁50で混合され、設定された出湯温度とな
つて給湯管17に送り出される。給湯管17の末
端に設けた給湯栓(図示せず)を絞つて出湯量を
減少させれば、熱交換器16への通水量も比例的
に減少しようとする。しかしながらこの通水量が
減少して最小流量Qoに近付けば自動弁70の開
度が減少して熱交換器16への通水量の比率を増
大させるので特性曲線Bに示す如くこの通水量は
ほぼ最小流量Qoに保たれる。この状態において
は混合弁50に流入する冷水の流量の比率が減少
するので給湯管17へ送り出される湯温は設定温
度よりも上昇する。更に出湯量が減少してQa以
下となれば熱交換器16への通水量は再び減少し
て最小流量Qo以下になるが、この状態ではダイ
ヤフラム装置40によりガス弁25が閉となりガ
ス湯沸器の作動は停止する。なお、最低出湯量
Qaはバイパス孔76の開口面積により変化し、
この開口面積が0ならば前記最小流量Qoと一致
し、この開口面積が増大すればQaも増大する。
出湯温度を前記低温よりもやや高温に設定すれば
その特性曲線はCの如くなり、更に高温に設定す
ればD,Eの如き特性曲線を経て前述の最高温に
設定した場合の特性曲線Aとなる。
を最高温度に設定すれば混合弁50の混合弁座5
2aは混合弁体56により閉じられているので、
第2図の特性曲線Aに示す如く、給水管33から
の全給水量はそのまま熱交換器16への通水量と
なり、給湯管17からの出湯量となる。出湯温度
を低温に設定すれば混合弁体56は混合弁座52
aから離れて分岐管11aからの冷水が混合弁5
0に導入され、この場合の特性曲線はBに示す如
くなる。この状態では、出湯量が多い場合すなわ
ち熱交換器16への通水量がガスバーナ24の安
定燃焼に必要なガス弁25の最低開度を維持する
ための最小流量Qo以上である場合には自動弁7
0は前述の如く開となり、熱交換器16を通る流
量Uaの熱湯と自動弁70を通る流量Ubの冷水が
混合弁50で混合され、設定された出湯温度とな
つて給湯管17に送り出される。給湯管17の末
端に設けた給湯栓(図示せず)を絞つて出湯量を
減少させれば、熱交換器16への通水量も比例的
に減少しようとする。しかしながらこの通水量が
減少して最小流量Qoに近付けば自動弁70の開
度が減少して熱交換器16への通水量の比率を増
大させるので特性曲線Bに示す如くこの通水量は
ほぼ最小流量Qoに保たれる。この状態において
は混合弁50に流入する冷水の流量の比率が減少
するので給湯管17へ送り出される湯温は設定温
度よりも上昇する。更に出湯量が減少してQa以
下となれば熱交換器16への通水量は再び減少し
て最小流量Qo以下になるが、この状態ではダイ
ヤフラム装置40によりガス弁25が閉となりガ
ス湯沸器の作動は停止する。なお、最低出湯量
Qaはバイパス孔76の開口面積により変化し、
この開口面積が0ならば前記最小流量Qoと一致
し、この開口面積が増大すればQaも増大する。
出湯温度を前記低温よりもやや高温に設定すれば
その特性曲線はCの如くなり、更に高温に設定す
ればD,Eの如き特性曲線を経て前述の最高温に
設定した場合の特性曲線Aとなる。
自動弁体73は、ガス弁体27に連結されたダ
イヤフラム41と支持ロツド71を介して連結さ
れているので、ガス弁25の開度と正確に対応し
て作動する。従つて自動弁体73は、ガス供給量
がガスバーナ24の安定燃焼に必要な最低量以下
となれば確実に閉じ、またガス供給量が前記最低
量以上となれば確実に開き始め、作動誤差が生ず
ることはない。
イヤフラム41と支持ロツド71を介して連結さ
れているので、ガス弁25の開度と正確に対応し
て作動する。従つて自動弁体73は、ガス供給量
がガスバーナ24の安定燃焼に必要な最低量以下
となれば確実に閉じ、またガス供給量が前記最低
量以上となれば確実に開き始め、作動誤差が生ず
ることはない。
混合弁を備えたこの種のガス湯沸器において自
動弁70を備えていないものは、出湯温度を低温
に設定した場合の特性曲線は第2図のB′に示す
通りとなり、熱交換器への通水量が最小流量Qo
以下とならないようにするために出湯量の最低限
度をQbにする必要があるが、上記実施例のもの
は、自動弁70の作用により出湯温度を低温に設
定した場合の出湯量の最低限度QaがQb以下とな
る。すなわち出湯量の調整範囲を小出湯量側に拡
大することができるので、ガス湯沸器の使い勝手
を向上させることができる。
動弁70を備えていないものは、出湯温度を低温
に設定した場合の特性曲線は第2図のB′に示す
通りとなり、熱交換器への通水量が最小流量Qo
以下とならないようにするために出湯量の最低限
度をQbにする必要があるが、上記実施例のもの
は、自動弁70の作用により出湯温度を低温に設
定した場合の出湯量の最低限度QaがQb以下とな
る。すなわち出湯量の調整範囲を小出湯量側に拡
大することができるので、ガス湯沸器の使い勝手
を向上させることができる。
第1図は本考案によるガス湯沸器の一実施例の
構造説明図、第2図は作動説明図である。 符号の説明、16……熱交換器、24……ガス
バーナ、25……ガス弁、40……ダイヤフラム
装置、41……ダイヤフラム、50……混合弁、
53……熱湯入口、54……冷水入口、55……
出湯口、56……混合弁体、70……自動弁、
Qo……最小流量。
構造説明図、第2図は作動説明図である。 符号の説明、16……熱交換器、24……ガス
バーナ、25……ガス弁、40……ダイヤフラム
装置、41……ダイヤフラム、50……混合弁、
53……熱湯入口、54……冷水入口、55……
出湯口、56……混合弁体、70……自動弁、
Qo……最小流量。
Claims (1)
- ガスバーナにより加熱される熱交換器への通水
量に応じて変位するダイヤフラムを有するダイヤ
フラム装置と、前記ダイヤフラムに連動され前記
通水量の増減に応じて前記ガスバーナへのガス供
給量を増減させるガス弁を備えてなるガス湯沸器
において、熱湯入口、冷水入口及び出湯口が設け
られ前記両入口からの流入量の比率を設定された
出湯温度に応じて制御する混合弁体を有する混合
弁と、前記ダイヤフラム装置と同心的に配置され
て前記ダイヤフラムに連動され前記ガス供給量が
前記ガスバーナの安定燃焼に必要な最低量以下と
なれば閉じる自動弁を備え、前記ダイヤフラム装
置は前記通水量の如何に拘わらず前記熱交換器に
より常にほぼ所定温度の熱湯が得られるようにそ
の作動特性を設定すると共にこの熱湯を前記熱湯
入口に供給し、前記冷水入口には前記ダイヤフラ
ム装置の上流側より分岐された給水を前記自動弁
を介して供給したことを特徴とするガス湯沸器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986087316U JPH0332932Y2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 | |
KR1019870005515A KR950009264B1 (ko) | 1986-06-09 | 1987-06-01 | 가스탕비기 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986087316U JPH0332932Y2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62198448U JPS62198448U (ja) | 1987-12-17 |
JPH0332932Y2 true JPH0332932Y2 (ja) | 1991-07-12 |
Family
ID=30944408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986087316U Expired JPH0332932Y2 (ja) | 1986-06-09 | 1986-06-09 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0332932Y2 (ja) |
KR (1) | KR950009264B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014156980A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Rinnai Corp | 給湯器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592364U (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-09 | 宮武 昭典 | ちようやく運動具 |
JPS59125325A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱制御装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51112253U (ja) * | 1975-03-08 | 1976-09-10 | ||
JPS5590953U (ja) * | 1978-12-20 | 1980-06-23 |
-
1986
- 1986-06-09 JP JP1986087316U patent/JPH0332932Y2/ja not_active Expired
-
1987
- 1987-06-01 KR KR1019870005515A patent/KR950009264B1/ko not_active IP Right Cessation
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS592364U (ja) * | 1982-06-29 | 1984-01-09 | 宮武 昭典 | ちようやく運動具 |
JPS59125325A (ja) * | 1982-12-29 | 1984-07-19 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 加熱制御装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014156980A (ja) * | 2013-02-18 | 2014-08-28 | Rinnai Corp | 給湯器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62198448U (ja) | 1987-12-17 |
KR950009264B1 (ko) | 1995-08-18 |
KR880000750A (ko) | 1988-03-29 |
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