JPH0332699A - 洗濯機のすすぎ制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）産業上の利用分野 この発明は洗濯機におけるすすぎの制御を行う装置に関
する。

（ｂ）従来の技術 従来の洗濯機においては洗濯物の重量および素材（綿、
ウールなど）に応じてすすぎ時間、すすぎ回数、水流の
回転数などを制御していた。たとえば洗濯物が多い場合
にはすすぎ時間を長く設定したりすすぎ回数を多く設定
し、また、ウールの洗濯時には回転数を少なく設定する
などの制御がされていた。

（Ｃ１発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の洗濯機では洗濯物の重量。

素材などの入力値に基づいて予め洗濯のパターン、例え
１よすすぎの回数１時間などを決めてしまっていたため
、実際のすすぎ状態に適応する制御がされていなかった
。そのため、十分にすすぎ終わっているにも係わらずす
すぎが続けられて生地を傷めたり節電２節水に反するこ
とになったり、洗剤が残っているにも係わらずすすぎが
終了してしまうことがあった。

そこでこの発明は、すすぎ時の実際の水の濁り状態等に
基づいてファジィ推論し、すすぎを行うことにより上記
不都合を解消する洗濯機Ｏすｔぎ制御装置を提供するこ
とを目的とする。

＋ｄ）課題を解決するための手段 この発明は洗濯時におけるすすぎ時間、水流の回転数お
よび流水量が調整可能な洗濯機において、洗濯物の重量
、素材およびすすぎ水の濁り状態を入力または検出する
手段と、入力または検出された洗濯物の重量、素材およ
びすすぎ水の層状態に基づいてファジィ推論することに
より、すすぎの時間、水流の回転数および流水量を決定
する手段を設けたことを特徴とする。

（８１作用 この発明の装置では洗濯物の重量や素材の他に、実際の
水の汚れ具合を見ながらすすぎ時間１回転数、流水量を
設定するため決まりきったパターンではな（、実際のす
すぎ状態すなわち水の濁り状態に応してすすぎ制御が行
われるようになる。

このため、すすぎ水が十分にきれいになっているにも係
わらずすすぎが続けられたり、すすぎが終わっていない
にも係わらずすすぎが終了してしまうことがなくなる。

また、ファジィ推論を使用するためにきめ綱かな制御が
できる。

（ｆ）実施例 第１図はこの発明の実施例である洗濯機の要部構成を示
した図である。

洗濯ｆ！！１の下部には洗濯物の重量％、を検知するた
めのセンサ３およびパルセータ（不図示）回転用のモー
タ５が配置されている。また、側面にはすすぎ水の濁り
具合χ３を検知する水質センサ２が設けられている。水
質センサ２は例えば光センサから構成され、図示しない
水管中に引き込んだすすぎ水が、光を透過するかどうか
によって水の濁り状態χ、を検出する。また水質センサ
にはＰＨセンサなどを利用することもできる。洗濯機の
操作部には洗濯物の素材χ２入力用のキー４が備えられ
ている。ユーザはここから洗濯物の素材χ２を入力する
。これら２〜４からの入力データはファジィ推論部８に
入力される。ファジィ推論部８ではこれらのデータに基
づいてモータ５の回転数（水流の回転数）ｙｌ、すすぎ
時間ｙ２、水量ｙ３を推論する。

ファジィ推論部８にはファジィルールを記憶するエリア
、メンパージノブ関数を記憶するエリアおよび定められ
たルールに基づいてｙ１〜ｙ３を推論演算するためのエ
リアが設；すられている。第２図；よメモリエリアに記
憶されているファジィルールを示し、第３図（Ａ）およ
び（Ｂ）はメンパージノブ関数を示している。

各ファジィルールの前件部は洗濯物の重量％。

、洗濯物の素材χ２、すすぎ水の濁り度χ３、のそれぞ
れが属するファジィ集合で示され、そのメンバーシップ
関数が第３図（Ａ）に示されている演算の方法はまず、
入力または検出されるχ１゜χ２．χ３を第３図（Ａ）
に示したメンバーシップ関数に当てはめて各ファジィ集
合における所属度を求め、その結果をｍ１ｎｉ演算して
最小の所属度を求める。そしてその演算結果をファジィ
ルールに基づいて第３図（Ｂ）に示した７１．３’Ｚ、
）’３のメンバーシップ関数に当てはめ、前記最小の所
属度で頭切りをする。例える；ｊｒｉｆ　　χ３＝ＰＭ
、　　χ２−ＰＬ、　　２１　＝ＰＭ　　ｔｈｅｎ　　
ｙ＋　＝ＰＭ、　　Ｙｚ　＝ＰＭ、ｙ３＝ＰＭｊのファ
ジィルールにおいては、χ３のＰ　Ｍへの所属度、χ２
のＰＬへの所属度、χ１のＰＭへの所属度を各々求め、
それらの所属度のうち最小の所属度を前件部データとし
て得る。そしてその前件部データにより、ｙｌではＰＭ
、ｙｚではＰＭ、　ｙｚではＰＭを各々頭切りして後件
部データとする。

ファジィ推論を行う場合、第２図に示したルールの全て
について演算を行う。ただし演算の結果、後件部データ
が得られるのに入力されるデータが所属するファジィ集
合を前件部に有するルールのみである。例えぽ、洗濯物
の重量％１がＰ　ＭとＰＬに所属し、洗濯物の素材χ２
がＰＬとＰＭに所属し、すすぎ水の濁り度χ３がＰＭと
ＰＳに所属している場合、第２図に示したファジィルー
ルに基づいて上記ルールの他に、ｒ　ｉｆ　　χ３　＝
　Ｐ　Ｌ、Ｚｚ　＝Ｐ　Ｌ、　Ｚ＋　＝Ｐ　Ｓ　　ｔｈ
ｅｎ　　３’＋　＝ｐ　Ｌ。

’／ｚ　＝ＰＭ、Ｙｓ　＝ＰＬｊの演算において後件部
データが得られる。

さらにファジィ推論部８では、上記のようにして求めら
れた台形波形のｙ＋　、ｙｚ　、’／ｘについて論理和
（ＬＩＩａｘ演算）し、その重心を各々すすぎ時間１回
転数、水量の操作量として設定する。そして設定された
操作量に基づいてモータ５　（水流の回転数）、タイマ
６（すすぎ時間）、水道栓７（水量）が制御される。

ｆｇ１発明の効果 このように洗濯物の重量、素材およびすすぎ水の濁り状
態に基づいてすすぎ時間、水流の回転数、水量を制御す
ることにより節電２節水になり、また衣類を必要以上に
傷める心配もなくなる。また、入力データに基づいてフ
ァジィ推論して制御を行っているのできめ細かで迅速な
制御を行うことができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る洗濯機の要部構成図、第２図は
すすぎ制御に通用されるファジィルールを示した図、第
３図（Ａ）、　（Ｂ）はメンバーシップ関数である。 １−洗濯槽、２−水質センサ、３−重量センサ、４−素
材入力キー、５−モータ、６−タイマ、７−水道栓、８
−ファジィ推論部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）すすぎ時におけるすすぎ時間、水流の回転数およ
   び流水量が調整可能な洗濯機において、洗濯物の重量、
   素材およびすすぎ水の濁り状態を入力または検出する手
   段と、入力または検出された洗濯物の重量、素材および
   すすぎ水の濁状態に基づいてファジィ推論することによ
   り、すすぎの時間、水流の回転数および流水量を決定す
   る手段を設けたことを特徴とする洗濯機のすすぎ制御装
   置。