JPH03158190A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動式の洗濯機に関して、洗濯物の種類に応
じて各種洗濯条件を決定し、洗濯物に適した洗濯を行う
洗濯機に関するものである。

従来の技術 従来の自動式の洗濯機は、洗濯物の量・汚れ具合い等に
応じて各種洗濯条件を決定していた。また手動入力によ
り洗濯コースを選択し、各々のコースに応じて定められ
た洗濯条件により洗濯を行うものが一般的である。

発明が解決しようとする課題 しかし従来の洗濯機では洗濯物の種類に応じて適切な洗
濯をするのは、ランジェリ−とかウールといった単一種
類の洗濯物を洗う場合のコース選択をする時だけで、多
ｍ混合の洗濯物には対応できないといった課題があった
。また、多種混合の洗濯物の種類と量から各種洗濯条件
を決定することは非常に困難であるという課題があった
３゜そこで本発明は、このような従来の課題を解決しよ
うとするものであり、洗濯物の種類に関する手動入力に
よる情報と、各種センサの検出値よりファジィ推論を用
いて各種洗濯条件を決定し、洗濯物の種類を考慮したき
め細かい洗濯をする洗濯機を提供することを目的とする
ものである。

課題を解決するための手段 前記目的を達成するための本発明の手段は次の通りであ
る。洗濯物の種類上世に関する操作者による手動入力を
受け付ける手動入力部と、布量を検出する布量センサと
、汚れを検出する汚れセンサと、前記手動入力部からの
情報と布量センサおよび汚れセンサの検出値とを入力と
し各種洗濯条件を決定するファジィ推論器と、このファ
ジィ推論器により決定された各種洗濯条件に応じてモー
タや給水弁、排水弁を制御する制御部とを備えた構成の
洗濯機とするものである。

作用 前記手段による作用は以下の通りである。即ち手動入力
部による洗濯物の種類および量に関する情報や布量セン
サ、汚れセンサの検出値といった多元的な情報を同時に
考慮した各種洗濯条件の決定をファジィ推論により行う
。ｉｉ＋ｒ御部は決定された洗濯条件に応じてモータや
給水弁、排水弁を制御し適切な洗濯を行う。

実施例 以下本発明の一実施例について説明する。第２図は本発
明の一実施例を示す構成図である。第２図Ｉこおいて、
１は洗濯物および洗濯水を入れる洗濯槽、２は洗濯水を
溜める外槽である。３は洗濯物および洗濯水を撹拌する
パルセータで、モータ４によりベルト５を介して回転さ
れる。また脱水時には洗濯槽１がモータ４によって駆動
される。

６はパルセータ３０回転時にパルセータ３にかかる負荷
を検出する布量センサ、７はエアートラップ８内の気圧
を検出することにより洗濯槽内の水位を検出する水位セ
ンサである。９は排水ホース内の光の透過度により洗濯
槽１内の水の汚れ度を検出する汚れセンサである。洗濯
槽１内への水の出し入れは、ソレノイドバルブにより駆
動される給水弁１０および排水弁１１により制御される
。

１２は操作者による手動入力を受け付ける手動入力部で
、第３図に示すパネル構成になっており、洗濯物の種類
と枚数を受け付ける。

次に制御動作について第１図を基に説明する。

各基本行程は、制御ｇ５１４が各種洗濯条件に基づいて
モータ４、給水弁１０、排水弁１１を制御することによ
り行われる。各種洗濯条件は、ファジィ推論器１３が布
量センサ６、汚れセンサ９の検出値および手動入力部１
２がらの情報を入力としてファジィ推論を行うことによ
り決定される。

ここで前記ファジィ推論器１３および制御部１４は、マ
イクロコンピュータ１５により容易に実現できる。

次に洗濯水量決定の一実施例を説明する。洗濯開始初期
の水量は、使用者が操作した手動入力部１２の情報と、
水位センサ７が検知した水位情報とによって決定される
。この後洗濯水量の決定は、布量センサ６の検出値と手
動入力部１２がらの情報を入力としてファジィ推論する
ことにより行われ、制御部１４が決定された水量に応じ
て給水弁１ｏを制御する。ファジィ推論は「洗濯物の種
類がランジェリ−１且つ布量が多めならば、水量をとて
も多めにする」といった人間が一般的に知っているノウ
・ハウに基づいたルールにより行われ、第４図に示す９
個のルールより構成されている。布量が「多め」とか、
水量を「とても多め」といった定性的な概念は第５図（
ａ）、（ｂ）に示すメンバーシップ関数により定量的に
表現される。洗濯物の種類に関する前件部の適合度合は
、例えばランジェリ−の場合、洗濯物の全枚数の内ラン
ジェリ−の枚数が占める割合で決定する。

次に、推論演算の方法について述べる。第６図にファジ
ィ推論器１３の具体的な構成について示す。以下同図を
用いて説明する。まず、水量推論ルール記憶手段１９に
記憶されているルールに従って布量適合度算出手段１６
では、入力すなわち布量センサ６の検出値に対して布量
メンバーシップ関数記憶手段１７に記憶されているメン
バーシップ関数とＭＡＸをとる。そして前件部ミニマム
演算手段１８では、求められたＭＡＸ値と、洗濯物の全
枚数の内入力された布種のしめる割合（グレード）との
ＭＩＮをとることにより前件部の適合度とする。次に後
件部ミニマム演算手段２０では、水量メンバーシップ関
数記憶手段２１に記憶されているメンバーシップ関数と
前件部適合度のＭＩＮをとってそのルールの結論とする
。さらに、水量推論ルール記憶手段１９に記憶されてい
る全てのルールについてそれぞれの結論を求めた後、重
心演算手段２２では全結論のＭＡＸをとり、その重心を
求めることにより、最終的な結論として洗濯水量が得ら
れる。

以上説明したファジィ推論による洗濯水量決定では、ラ
ンジェリ−のような大切なものは洗濯水を多くして布い
たみを防止し、ジーンズのような丈夫なものは洗濯水を
少なくして汚れを積極的に落とすといった、洗濯物の種
類に応じたきめの細かい洗濯を行う。

なお本実施例では、手動入力による洗濯物の種類を３種
類としたが、特に限定する必要はなく、種類が多ければ
多いほど、よりきめの細かい洗濯を行うことができるこ
とは言うまでもない。また本実施例では洗濯水位決定に
ついて述べたが、すすぎ水位決定についても同様に行え
る。さらに洗濯水位決定と同様の手法により、洗濯水流
およびすすぎ水流の制御、洗濯時間、すすぎ時間および
脱水時間の制御、脱水回転制御等も行える。この時汚れ
センサ９の検出値をファジィ推論器１３の入力に加える
と、更にきめ細かく洗濯物の汚れ状態に応じた最適な水
流制御および時間制御を得ることができる。またファジ
ィ推論の後件部変数を通常の三角型としたが、実数値や
関数で実現する方法も考えられる。

発明の詳細 な説明したように本発明によると、手動入力部による洗
濯物の種類および量に関する情報や布量センサ、汚れセ
ンサの検出値といった多元的な情報を同時に考慮した各
種洗濯条件の決定をファジィ推論により行い、この決定
された洗濯条件に応じて制御部がモータや給水弁、排水
弁を制御することにより、きめの細かい適切な洗濯を行
うことができる。またファジィ推論器は、人間が経験的
に知っている洗濯のノウ・ハウを持たせることにより、
容易に設計することができる

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
同実施例の構成図、第３図は同実施例の手動入力部の構
成図、第４図は同ファジィ推論のルールを示した図、第
５図は同ファジィ推論のメンバーシップ関数を示した図
、第６図は同ファジィ推論器の構成を示した図である。 ■・・・洗濯槽、２・・・外槽、３・・・パルセータ、
４・・・モータ、６・・・布量センサ、７・・・水位セ
ンサ、９・・・汚れセンサ、１２・・・手動入力部、１
３・・・ファジィ推論器、１４・・・制御部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　洗濯物の種類と量に関する操作者による手動入力を受
   け付ける手動入力部と、布量を検出する布量センサと、
   汚れを検出する汚れセンサと、前記手動入力部からの情
   報と布量センサおよび汚れセンサの検出値とを入力とし
   各種洗濯条件を決定するファジィ推論器と、このファジ
   ィ推論器により決定された各種洗濯条件に応じてモータ
   や給水弁、排水弁を制御する制御部とを備えた洗濯機。