JPH0332516Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0332516Y2 JPH0332516Y2 JP1989088948U JP8894889U JPH0332516Y2 JP H0332516 Y2 JPH0332516 Y2 JP H0332516Y2 JP 1989088948 U JP1989088948 U JP 1989088948U JP 8894889 U JP8894889 U JP 8894889U JP H0332516 Y2 JPH0332516 Y2 JP H0332516Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering rack
- hardened
- jig
- coil
- upward
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000006698 induction Effects 0.000 claims description 13
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 9
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 7
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 7
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 7
- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 102000011782 Keratins Human genes 0.000 description 1
- 108010076876 Keratins Proteins 0.000 description 1
- 239000004809 Teflon Substances 0.000 description 1
- 229920006362 Teflon® Polymers 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は、4WSパワーステアリングラツク等
のステアリングラツクを高周波誘導焼入用コイル
に設置する前に予じめ設置姿勢に位置決めする手
段を備えたステアリングラツクの高周波誘導焼入
装置に関する。
のステアリングラツクを高周波誘導焼入用コイル
に設置する前に予じめ設置姿勢に位置決めする手
段を備えたステアリングラツクの高周波誘導焼入
装置に関する。
(従来の技術)
ステアリングラツクの端面に被焼入部に対して
一定の角度方向に位置決め用キー溝が設けられて
おり、このキー溝にケレー(回し金)を差込んで
キー溝が正規の角度方向を取るようにケレーを介
してステアリングラツクを回動することによつて
回転方向の位置決めを行つていた。
一定の角度方向に位置決め用キー溝が設けられて
おり、このキー溝にケレー(回し金)を差込んで
キー溝が正規の角度方向を取るようにケレーを介
してステアリングラツクを回動することによつて
回転方向の位置決めを行つていた。
(考案が解決しようとする課題)
従来の位置決め装置にあつては、ケレーの形状
によつて又キー溝幅そのものの比較的大きい公差
によつて、ケレーがキー溝にうまく入らない場合
があり、回転方向の位置決め不良を起すことがあ
つた。また、余裕をみてケレーの幅を狭く作ると
位置決め精度が出ないと云つた問題があつた。
によつて又キー溝幅そのものの比較的大きい公差
によつて、ケレーがキー溝にうまく入らない場合
があり、回転方向の位置決め不良を起すことがあ
つた。また、余裕をみてケレーの幅を狭く作ると
位置決め精度が出ないと云つた問題があつた。
本考案は、位置決めの対象物である加工精度の
良い被焼入部に直接治具を当てて高精度の位置決
めを予じめ行つておき、焼入コイル上に搬送後即
座に焼入作業に入れるようにして焼入コイルの稼
働率を向上させると共に、焼入コイルの接触子の
傷みを少なくする自動作動のステアリングラツク
の高周波誘導焼入装置を提供することを目的とし
ている。
良い被焼入部に直接治具を当てて高精度の位置決
めを予じめ行つておき、焼入コイル上に搬送後即
座に焼入作業に入れるようにして焼入コイルの稼
働率を向上させると共に、焼入コイルの接触子の
傷みを少なくする自動作動のステアリングラツク
の高周波誘導焼入装置を提供することを目的とし
ている。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本考案ステアリン
グラツクの高周波誘導焼入装置は、略V形状の被
焼入部を有したステアリングラツクの両端をクラ
ンプでクランプし、水平状態で回動する回動手段
と、上記両クランプ間の下方部に設けられ、ステ
アリングラツクの被焼入部に嵌合し得るV形状溝
を有した治具を上方に移動可能に弾支した位置決
め手段と、上記治具のV形状溝がステアリングラ
ツクの被焼入部に嵌合して治具が上方に変位した
のを検出し、回動手段の回動を停止させる変位検
出手段と、両端にステアリングラツクの被焼入部
に合致し、上記治具のV形状溝と同姿勢のV形状
接触子を上向きに配置し、略V形状にコイル面を
上向きに形成した焼入コイルと、上記位置決め手
段上で位置決めされたステアリングラツクを焼入
コイル上に運ぶ搬送手段とから構成されたことを
特徴としている。
グラツクの高周波誘導焼入装置は、略V形状の被
焼入部を有したステアリングラツクの両端をクラ
ンプでクランプし、水平状態で回動する回動手段
と、上記両クランプ間の下方部に設けられ、ステ
アリングラツクの被焼入部に嵌合し得るV形状溝
を有した治具を上方に移動可能に弾支した位置決
め手段と、上記治具のV形状溝がステアリングラ
ツクの被焼入部に嵌合して治具が上方に変位した
のを検出し、回動手段の回動を停止させる変位検
出手段と、両端にステアリングラツクの被焼入部
に合致し、上記治具のV形状溝と同姿勢のV形状
接触子を上向きに配置し、略V形状にコイル面を
上向きに形成した焼入コイルと、上記位置決め手
段上で位置決めされたステアリングラツクを焼入
コイル上に運ぶ搬送手段とから構成されたことを
特徴としている。
(作用)
上記のように構成されたステアリングラツクの
高周波誘導焼入装置において、略V形状の被焼入
部を有したステアリングラツクは両端をクランプ
でクランプされた水平状態で回動手段で回動され
ている間に、クランプ間の下方部に設けられ上方
に移動可能に弾支された位置決め手段の治具のV
形状溝に被焼入部が嵌合される。この嵌合時に治
具は上方に変位し、この変位を変位検出手段で検
出して回動手段の回動が停止される。この時点で
ステアリングラツクの被焼入部は、位置決め手段
に平行に隔設された焼入コイルの水平上向きの略
V形状加熱面の両端の接触子にそのまま載置され
る状態に自動的に正確に位置決めされたことにな
り、搬送手段によつてステアリングラツクは焼入
コイル上に運ばれ、片当りや部分当りすること無
しにスムースに被焼入部が接触子上に載置される
ことになる。
高周波誘導焼入装置において、略V形状の被焼入
部を有したステアリングラツクは両端をクランプ
でクランプされた水平状態で回動手段で回動され
ている間に、クランプ間の下方部に設けられ上方
に移動可能に弾支された位置決め手段の治具のV
形状溝に被焼入部が嵌合される。この嵌合時に治
具は上方に変位し、この変位を変位検出手段で検
出して回動手段の回動が停止される。この時点で
ステアリングラツクの被焼入部は、位置決め手段
に平行に隔設された焼入コイルの水平上向きの略
V形状加熱面の両端の接触子にそのまま載置され
る状態に自動的に正確に位置決めされたことにな
り、搬送手段によつてステアリングラツクは焼入
コイル上に運ばれ、片当りや部分当りすること無
しにスムースに被焼入部が接触子上に載置される
ことになる。
(実施例)
実施例について図面を参照して説明する。第1
図及び第2図に示すように、ステアリングラツク
の高周波誘導通電焼入装置1は、4WS自動車の
ステアリングラツク2の位置決め行う第1ステー
シヨンAと、第1ステーシヨンAの後方に平行に
隔設され高周波誘導通電焼入を行う第2ステーシ
ヨンBと、第2ステーシヨンBと第1ステーシヨ
ンAから第2ステーシヨンB位置決めの完了した
ステアリングラツク2を運ぶ搬送手段Cとから構
成されている。ステアリングラツク2は、前輪操
舵用及び後輪操舵用のラツク刃を約80゜の角度を
成すように形成した略V形状の被焼入部2aを有
している。
図及び第2図に示すように、ステアリングラツク
の高周波誘導通電焼入装置1は、4WS自動車の
ステアリングラツク2の位置決め行う第1ステー
シヨンAと、第1ステーシヨンAの後方に平行に
隔設され高周波誘導通電焼入を行う第2ステーシ
ヨンBと、第2ステーシヨンBと第1ステーシヨ
ンAから第2ステーシヨンB位置決めの完了した
ステアリングラツク2を運ぶ搬送手段Cとから構
成されている。ステアリングラツク2は、前輪操
舵用及び後輪操舵用のラツク刃を約80゜の角度を
成すように形成した略V形状の被焼入部2aを有
している。
第1ステーシヨンAには、左右一対の仮置き台
14,14と、ステアリングラツク2の両端をク
ランプ11,11でクランプし、水平状態で回動
する回動装置10と、両クランプ11,11間の
下方部に設けられたステアリングラツク2の被焼
入部2aに嵌合し得るV形状溝16aを有した治
具16を上方に移動可能に弾支した位置決め装置
15と、治具16のV形状溝16aが回動中のス
テアリングラツク2の被焼入部2aに嵌合して治
具16が上方に変位した(第1図で仮想線で示
す)のを検出して回動装置10の回動を停止させ
る変位検出装置19とが設けられている。
14,14と、ステアリングラツク2の両端をク
ランプ11,11でクランプし、水平状態で回動
する回動装置10と、両クランプ11,11間の
下方部に設けられたステアリングラツク2の被焼
入部2aに嵌合し得るV形状溝16aを有した治
具16を上方に移動可能に弾支した位置決め装置
15と、治具16のV形状溝16aが回動中のス
テアリングラツク2の被焼入部2aに嵌合して治
具16が上方に変位した(第1図で仮想線で示
す)のを検出して回動装置10の回動を停止させ
る変位検出装置19とが設けられている。
回動装置10は、左右一対の各々の架台10a
の左右に水平な案内棒10bに摺動可能に搭載さ
れた摺動台10cと、これら摺動台10cを往復
動させる油圧シリンダ10dと、摺動台10c上
に固定された支承ブロツク10eに回転可能に支
承され内端部にクランプ11,11を有したクラ
ンプ軸10fと、右側のクランプ軸10fを低速
で回動させるように右側支承ブロツク10eに取
付られたモータ12とから構成されている。左右
のクランプ軸10fとクランプ11は、相互に水
平方向に同芯となつており、クランプ11の受け
面11aはテーパ状を成してステアリングラツク
2をクランプすると自動調芯するようになつてい
る。油圧シリンダ10dのストローク制御は近接
スイツチ等の位置センサーSで行われる。仮置き
台14は、受けブロツク14aがほぼクランプ1
1の芯近傍に位置するように配置されている。
の左右に水平な案内棒10bに摺動可能に搭載さ
れた摺動台10cと、これら摺動台10cを往復
動させる油圧シリンダ10dと、摺動台10c上
に固定された支承ブロツク10eに回転可能に支
承され内端部にクランプ11,11を有したクラ
ンプ軸10fと、右側のクランプ軸10fを低速
で回動させるように右側支承ブロツク10eに取
付られたモータ12とから構成されている。左右
のクランプ軸10fとクランプ11は、相互に水
平方向に同芯となつており、クランプ11の受け
面11aはテーパ状を成してステアリングラツク
2をクランプすると自動調芯するようになつてい
る。油圧シリンダ10dのストローク制御は近接
スイツチ等の位置センサーSで行われる。仮置き
台14は、受けブロツク14aがほぼクランプ1
1の芯近傍に位置するように配置されている。
位置決め装置15は、架台15aに搭載された
上下駆動用油圧シリンダ15bと、該シリンダ1
5bの作動桿に固定された案内ブロツク15c
と、該ブロツク15cにコイルスプリング15d
を介して弾支された治具16とから構成されてい
る。治具16は、クランプ11,11間に横架さ
れたステアリングラツク2の被焼入部2aにV形
状溝16aが嵌合できる位置まで回動開始前にシ
リンダ15bで上昇されるようになつている。
上下駆動用油圧シリンダ15bと、該シリンダ1
5bの作動桿に固定された案内ブロツク15c
と、該ブロツク15cにコイルスプリング15d
を介して弾支された治具16とから構成されてい
る。治具16は、クランプ11,11間に横架さ
れたステアリングラツク2の被焼入部2aにV形
状溝16aが嵌合できる位置まで回動開始前にシ
リンダ15bで上昇されるようになつている。
変位検出装置19は、上記架台15aに搭載さ
れた竪長のシリンダ19aと、該シリンダ19a
において上下動可能に案内され、上記治具16に
上端を連結した摺動棒19bと、摺動棒19bの
下端に設けられたピストン19cと、該ピストン
19cの上動時に開口がクランプ19cによつて
塞さがれるようにシリンダ19aの下端部に開設
された空気通路19dと、該空気通路19dに圧
力空気を送つて開口がピストン19cで塞さがれ
ると圧力上昇を検知して回動装置10のモータ1
2に停止信号を出力する検出部19eとから構成
されている。
れた竪長のシリンダ19aと、該シリンダ19a
において上下動可能に案内され、上記治具16に
上端を連結した摺動棒19bと、摺動棒19bの
下端に設けられたピストン19cと、該ピストン
19cの上動時に開口がクランプ19cによつて
塞さがれるようにシリンダ19aの下端部に開設
された空気通路19dと、該空気通路19dに圧
力空気を送つて開口がピストン19cで塞さがれ
ると圧力上昇を検知して回動装置10のモータ1
2に停止信号を出力する検出部19eとから構成
されている。
第2ステーシヨンBには、第3図に示すように
両端にステアリングラツクの被焼入部2aに合致
し、治具16のV形状溝16aと同姿勢のV形状
を成す接触子21,22を上向きに配置し、略V
形状にコイル面23を上向きに形成した架台20
a上の焼入コイル20と、ステアリングラツク2
の押さえを行うように焼入コイル20の上方に吊
設された左右一対の押さえ装置25とが設けられ
ている。焼入コイル20は、接触子21,22上
に設置され押さえ装置25で押さえられたステア
リングラツク2の被焼入部2aをテフロン板20
bで絶縁された一対の電極21a,22aから高
周波電流の供給を受け、接触子21,22を介し
て被焼入部2aに高周波電流を通電して加熱する
と共に、コイル面23を介して誘導加熱し、コイ
ル面23に多数穿設された穴23aから冷却水を
噴出して急冷し、焼入れを行う。
両端にステアリングラツクの被焼入部2aに合致
し、治具16のV形状溝16aと同姿勢のV形状
を成す接触子21,22を上向きに配置し、略V
形状にコイル面23を上向きに形成した架台20
a上の焼入コイル20と、ステアリングラツク2
の押さえを行うように焼入コイル20の上方に吊
設された左右一対の押さえ装置25とが設けられ
ている。焼入コイル20は、接触子21,22上
に設置され押さえ装置25で押さえられたステア
リングラツク2の被焼入部2aをテフロン板20
bで絶縁された一対の電極21a,22aから高
周波電流の供給を受け、接触子21,22を介し
て被焼入部2aに高周波電流を通電して加熱する
と共に、コイル面23を介して誘導加熱し、コイ
ル面23に多数穿設された穴23aから冷却水を
噴出して急冷し、焼入れを行う。
搬送手段Cは、第1ステーシヨンAで位置決め
されたステアリングラツク2の両端を把持する把
持部31と、把持部31を開閉作動させる公知の
装置(図示は省略)と、把持部31を上下動1且
つ水平前後方向に移動させる公知の装置(図示は
省略)とから構成され、上記位置検出装置19の
検出部19eの回動停止信号によつて搬送を開始
し、適宜位置検出センサーによつて焼入コイル2
0の接触子21,22上に片当りや部分当りする
こと無しに位置決め装置15で位置決めされたま
まのステアリングラツク2を搬送し設置する。図
示の懸下型に代えて、下から上に迫り上げて運ぶ
方式も採用できることは云うまでもない。
されたステアリングラツク2の両端を把持する把
持部31と、把持部31を開閉作動させる公知の
装置(図示は省略)と、把持部31を上下動1且
つ水平前後方向に移動させる公知の装置(図示は
省略)とから構成され、上記位置検出装置19の
検出部19eの回動停止信号によつて搬送を開始
し、適宜位置検出センサーによつて焼入コイル2
0の接触子21,22上に片当りや部分当りする
こと無しに位置決め装置15で位置決めされたま
まのステアリングラツク2を搬送し設置する。図
示の懸下型に代えて、下から上に迫り上げて運ぶ
方式も採用できることは云うまでもない。
次に、本焼入装置1の作動を説明すると、先ず
図示外の搬送手段によつて仮置き台14上に焼入
部2aが右側になるようにステアリングラツク2
が載置される。近接センサーS1はラツク2の載
置を確認して油圧シリンダ10d,10dを作動
させてクランプ11,11でラツク2の両端をク
ランプし、クランプ完了をセンサーSが確認して
油圧シリンダ15bを作動させると共にモータ1
2を回動させる。ラツク2が回動されている間
に、上方に付勢された治具16がその形状溝16
aを被焼入部2aに嵌合させて上動すると、ピス
トン19cは空気通路19dの出口ノズル開口を
塞いで圧力空気を供給していた検出部19内の空
気圧を上昇させる。検出部19は、この圧力上昇
をエアー差圧センサーで検知して位置決め完了を
確認し、モータ12の回動停止信号を出力すると
共に油圧シリンダ10d,10dを復動させてク
ランプを解放し、次いで搬送手段Cを作動させて
第1ステーシヨンAから第2ステーシヨンBの焼
入コイル20上に位置決めされたままの状態で搬
送し、設置する。設置確認後、押さえ装置25を
作動させてラツク2を固定し焼入コイル20によ
る高周波通電誘導焼入を行う。焼入完了のラツク
2は図示外の搬送手段によつて後方に搬出され
る。この搬出間に、第2ステーシヨンBでの上記
焼入作業中に第1ステーシヨンAで上述のように
位置決めされたステアリングラツク2を搬送手段
Cで焼入コイル20上に搬送し、相互に干渉しな
いように順次並行的に搬入、位置決め、焼入、搬
出を行う。
図示外の搬送手段によつて仮置き台14上に焼入
部2aが右側になるようにステアリングラツク2
が載置される。近接センサーS1はラツク2の載
置を確認して油圧シリンダ10d,10dを作動
させてクランプ11,11でラツク2の両端をク
ランプし、クランプ完了をセンサーSが確認して
油圧シリンダ15bを作動させると共にモータ1
2を回動させる。ラツク2が回動されている間
に、上方に付勢された治具16がその形状溝16
aを被焼入部2aに嵌合させて上動すると、ピス
トン19cは空気通路19dの出口ノズル開口を
塞いで圧力空気を供給していた検出部19内の空
気圧を上昇させる。検出部19は、この圧力上昇
をエアー差圧センサーで検知して位置決め完了を
確認し、モータ12の回動停止信号を出力すると
共に油圧シリンダ10d,10dを復動させてク
ランプを解放し、次いで搬送手段Cを作動させて
第1ステーシヨンAから第2ステーシヨンBの焼
入コイル20上に位置決めされたままの状態で搬
送し、設置する。設置確認後、押さえ装置25を
作動させてラツク2を固定し焼入コイル20によ
る高周波通電誘導焼入を行う。焼入完了のラツク
2は図示外の搬送手段によつて後方に搬出され
る。この搬出間に、第2ステーシヨンBでの上記
焼入作業中に第1ステーシヨンAで上述のように
位置決めされたステアリングラツク2を搬送手段
Cで焼入コイル20上に搬送し、相互に干渉しな
いように順次並行的に搬入、位置決め、焼入、搬
出を行う。
(考案の効果)
上述の如く、本考案のステアリングラツクの高
周波誘導焼入装置に依れば、加工精度の良いステ
アリングラツクの被焼入部に直接治具を当てて高
精度の位置決めを予じめ行えるから、焼入コイル
上に搬送後即座に焼入作業を行うことができ、焼
入作業、効率を大幅に向上させることができる。
また、焼入コイルの接触子に対するラツクの片当
りや部分当りを防ぐことができ、接触子の傷みを
大幅に軽減することができる。
周波誘導焼入装置に依れば、加工精度の良いステ
アリングラツクの被焼入部に直接治具を当てて高
精度の位置決めを予じめ行えるから、焼入コイル
上に搬送後即座に焼入作業を行うことができ、焼
入作業、効率を大幅に向上させることができる。
また、焼入コイルの接触子に対するラツクの片当
りや部分当りを防ぐことができ、接触子の傷みを
大幅に軽減することができる。
第1図は本考案のステアリングラツクの高周波
誘導焼入装置の一実施例正面図、第2図は同側面
図、第3図は焼入コイルの斜視図である。 符号の説明、1……ステアリングラツクの高周
波誘導焼入装置、2……ステアリングラツク、2
a……被焼入部、10……回動手段、11……ク
ランプ、11a……受け面、15……位置決め手
段、16……治具、16a……V形状溝、19…
…変位検出手段、20……焼入コイル、21,2
2……接触子、23……コイル面、C……搬送手
段。
誘導焼入装置の一実施例正面図、第2図は同側面
図、第3図は焼入コイルの斜視図である。 符号の説明、1……ステアリングラツクの高周
波誘導焼入装置、2……ステアリングラツク、2
a……被焼入部、10……回動手段、11……ク
ランプ、11a……受け面、15……位置決め手
段、16……治具、16a……V形状溝、19…
…変位検出手段、20……焼入コイル、21,2
2……接触子、23……コイル面、C……搬送手
段。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 略V形状の被焼入部2aを有したステアリン
グラツク2の両端をクランプ11,11でクラ
ンプし、水平状態で回動する回動手段10と、
上記両クランプ11,11間の下方部に設けら
れ、ステアリングラツク2の被焼入部2aに嵌
合し得るV形状溝16aを有した治具16を上
方に移動可能に弾支した位置決め手段15と、
上記治具16のV形状溝16aがステアリング
ラツク2の被焼入部2aに嵌合して治具16が
上方に変位したのを検出し、回動手段10の回
動を停止させる変位検出手段19と、両端にス
テアリングラツク2の被焼入部2aに合致し、
上記治具16のV形状溝16aと同姿勢のV形
状接触子21,22を上向きに配置し、略V形
状にコイル面23を上向きに形成した焼入コイ
ル20と、上記位置決め手段15上で位置決め
されたステアリングラツク2を焼入コイル20
上に運ぶ搬送手段Cとから構成されたことを特
徴とするステアリングラツクの高周波誘導焼入
装置。 2 上記回動手段10は、クランプ11の受け面
11aをテーパー形状として自動調芯型に構成
されたものである請求項1記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989088948U JPH0332516Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989088948U JPH0332516Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0330255U JPH0330255U (ja) | 1991-03-25 |
JPH0332516Y2 true JPH0332516Y2 (ja) | 1991-07-10 |
Family
ID=31638541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989088948U Expired JPH0332516Y2 (ja) | 1989-07-27 | 1989-07-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0332516Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102007015314B4 (de) * | 2007-03-28 | 2015-04-16 | Efd Induction Gmbh | Induktor zum Induktionshärten von metallischen Werkstücken |
JP6537164B2 (ja) * | 2015-01-20 | 2019-07-03 | 株式会社ミヤデン | ラックバーの通電加熱装置 |
-
1989
- 1989-07-27 JP JP1989088948U patent/JPH0332516Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0330255U (ja) | 1991-03-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7677382B2 (en) | Method and apparatus for assembling and manufacturing | |
CN104984855A (zh) | 轮胎自动喷漆烘干系统 | |
CN114472045B (zh) | 一种用于汽车防护板的喷涂工艺 | |
CN104526380A (zh) | 一种新型可夹持弧形板的夹具 | |
KR102297154B1 (ko) | 배관 클램프 자동 열간 성형장치 | |
CN111151906B (zh) | 压缩机装配焊接生产线及控制方法 | |
JPH0332516Y2 (ja) | ||
CN105397615B (zh) | 自动研孔机 | |
CN110931836B (zh) | 电池包膜装置 | |
CN208825396U (zh) | 一种头枕杆上料机构 | |
CN104843469A (zh) | 工装翻转装置及其翻转方法 | |
CN104589100B (zh) | 一种弧形板专用夹具 | |
CN114985293A (zh) | 高效率轴类工件加工设备 | |
CN220128058U (zh) | 一种转移压装装置及压装设备 | |
CN208825395U (zh) | 一种汽车头枕杆折弯设备的上料机构 | |
CN116460795A (zh) | 一种压装设备 | |
CN216542146U (zh) | 一种厚板试样自动精确定位加工系统 | |
CN215588259U (zh) | 一种支撑焊合件用焊接装置 | |
CN212463515U (zh) | 膜片装配系统及扬声器装配系统 | |
CN204842039U (zh) | 一种轮胎自动输送喷漆系统 | |
CN204816990U (zh) | 轮胎自动喷漆烘干系统 | |
CN113814719A (zh) | 应用于转子换向器和胶套的组装机及其操作方法 | |
CN205166653U (zh) | 自动研孔机 | |
CN220575647U (zh) | 一种定位调节组件、承托机构及转动装置 | |
CN217919994U (zh) | 一种基于视觉相机的工件转移生产线 |