JPH0332013Y2 - - Google Patents

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JPH0332013Y2
JPH0332013Y2 JP9194886U JP9194886U JPH0332013Y2 JP H0332013 Y2 JPH0332013 Y2 JP H0332013Y2 JP 9194886 U JP9194886 U JP 9194886U JP 9194886 U JP9194886 U JP 9194886U JP H0332013 Y2 JPH0332013 Y2 JP H0332013Y2
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circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、低圧回路における電動機や抵抗負荷
などの開閉制御、保護および監視を目的とした各
用品を単位回路ごとにユニツト化し、これを閉鎖
した外箱に一括収納したコントロールセンタにお
いて、ユニツト内の回路しや断器が閉路状態のま
まユニツト室に対するユニツトの引出し、挿入が
なされることによつて発生する短絡事故等の危険
の防止を図るためのコントロールセンタにおける
回路しや断器の操作ハンドルロツク装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
従来の斯かるコントロールセンタにおける回路
しや断器の操作ハンドルロツク装置は、一般に第
1図示の構造を有している。同図において、1は
箱枠(図示せず)内に多段数に積層形成されたコ
ントロールセンタのユニツト室で、このユニツト
室1内には回路しや断器2を収納した箱状のユニ
ツト3が前後方向の摺動により出入自在に収容さ
れている。回路しや断器2の側端部には可動負荷
コネクタ4が固定されており、この可動負荷コネ
クタ4は、ユニツト3の前後方向の摺動を介した
ユニツト室1への出入動作によつてユニツト室1
内に固定されている固定負荷端子5と接離自在と
なつている。固定負荷端子5は負荷と電気的に接
続されている。回路しや断器2の前面には、取付
金具6を介して、把手部をユニツト室1前方外部
に突出する回転操作ハンドル7が配設されてお
り、この回転操作ハンドル7の回転軸は作動板8
が固定着されていて、作動板8には回路しや断器
2の開閉用把手9が遊嵌されている。10は、背
面に鉤形ストツパー11を有しユニツト室1の前
面開口部に蝶番を介して回転可能に取り付けられ
た開閉扉で、この開閉扉の鉤形ストツパー11
は、回路しや断器2の可動負荷コネクタ4とユニ
ツト室内の固定負荷端子5とが接続されている状
態で且つ回転操作ハンドル7の回転操作により回
路しや断器2が閉路状態となつているときにおけ
る回転操作ハンドルの回転軸に固着されている作
動板8と、鉤形ストツパー11のフツク部が作動
板8の裏面に位置する状態にて係合されるように
なつている。そして、回転操作ハンドル7を回転
して開閉用把手9を介し回路しや断器2を開路状
態となしたときに、作動板8と開閉扉8のストツ
パー部11との係合が外れ、開閉扉10を開くこ
とが可能となる。
したがつて、この従来装置においては、回転操
作ハンドル7の回転による開閉用把手9を介した
回路しや断器2の開閉とユニツト3の前後摺動に
よるユニツト3の出入動作を介した可動負荷コネ
クタ4と固定負荷端子5との接離によつて、負荷
端子5に電気的に接続されている負荷への負荷電
流の供給、しや断を行なつているものである。そ
して、開閉扉10の開放状態において、回転操作
ハンドル7による回路しや断器2の開閉動作に関
係なく負荷コネクタ4の負荷端子5に対する離接
動作を行なうことができるようになつている。
しかし、斯かる従来装置は、上記の如き構造の
ため、次の問題点を有している。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来装置は上記の如く、第11図示のように回
路しや断器2が閉路状態で且つ可動負荷コネクタ
4を固定負荷端子5とが接続状態のとき(通常の
運転時)には、作動板8と開閉扉10の鉤形スト
ツパー11とが係合されているため、開閉扉10
の開放とユニツト3のユニツト室1外への引き出
しができず、負荷コネクタ4が負荷端子5より離
脱することはないものであるが、回転操作ハンド
ル7を回転させて回路しや断器2を開路状態とな
した場合には、回転操作ハンドル7の操作に伴い
作動板8と開閉扉10の鉤形ストツパー11との
係合が外れるため、開閉扉10を開放して回転操
作ハンドル7の操作とは無関係にユニツト3のユ
ニツト室1前方への引出し操作により負荷コネク
タ4を負荷端子5より離脱させることが可能であ
り、また同様の状態でユニツト3のユニツト室1
内への押し込み操作により可動負荷コネクタ4を
固定負荷端子5へ接続させることも可能である。
したがつて従来装置においては、ユニツト3も
しくはユニツト室1内の保守、点検作業に伴なう
ユニツト3のユニツト室1に対する出入操作によ
り、一旦回路しや断器2を開路状態となし開閉扉
10を開放した後誤つて回転操作ハンドル7を操
作して回路しや断器2を閉路にした状態で負荷コ
ネクタ4と負荷端子5との離接動作がなされるお
それがある。
そして、このような誤操作により回路しや断器
2が閉路状態のまま可動負荷コネクタ4と固定負
荷端子5との離接動作がなされた場合は、固定負
荷端子5に接続されている負荷が導通状態にある
ときにおいては、可動負荷コネクタ4と固定負荷
端子5との間にて直接に負荷回路の開閉すなわち
負荷電流の供給としや断を行なうこととなり、こ
の場合可動負荷コネクタ4は耐アーム性を具備し
ていないため、可動負荷コネクタ4と固定負荷端
子5間に多大のアームが発生し、短絡等の不測の
事故の発生につながる危険性が充分にあつた。
本考案は、斯かる従来装置が開閉扉の開放時に
回路しや断器の開閉動作に関係なく可動負荷コネ
クタの固定負荷端子に対する離接動作を行ない得
る構造となつているために内在している、ユニツ
トもしくはユニツト室内の保守、点検作業時にお
ける誤操作による短絡事故等の発生の危険性を解
消することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決するために、ユニ
ツトをユニツト室内に回動操作により出入自在に
収容する構造となすとともに、可動負荷コネクタ
を回動操作によりユニツト室内の固定負荷端子に
接離自在となす構造となし、かつ、この可動負荷
コネクタの回転操作手段と回路しや断器の開閉操
作手段とを所定時所定状態において係合離脱自在
の構造をなすことによつて、回路しや断器が閉路
状態のときには可動負荷コネクタと固定負荷端子
との離接動作を行ない得ないようになした、逆に
云えば回路しや断器が開路状態のときに限つて可
動負荷コネクタと固定負荷端子の離接動作を行な
い得るようになし、それによつて可動負荷コネク
タと固定負荷端子との間で直接に負荷回路の開閉
が行なわれないように構成したものである。斯か
る手段を具体的に説明すると次のとおりである。
すなわち、「前端部側下側部をユニツト室に対
して蝶番を介して枢着しこの蝶番を介した前後方
向の回動操作によりユニツト室内に出入自在に収
容されたユニツトと、ユニツト内に基端部を枢着
されユニツトに対する上下方向の回動操作によ
り、ユニツト内に収納された回路しや断器の開閉
用把手を関連動作せしめて回路しや断器の開閉を
行なう操作ハンドルと、ユニツトの前端部側上側
部にと支軸を介して枢着され水平アーム部と垂直
アーム部を有する鉤形レバーとを具備してなり、
この鉤形レバーの水平アーム部前端部前面と垂直
アーム部下端部前面に夫々把手部が形成し、水平
アーム部後端部にユニツト室内の固定負荷端子と
接離自在となる可動負荷コネクタを取り付けると
ともに、垂直アーム部中間部に、前記ハンドルが
回路しや断器の閉路状態の動作位置にあり且つ水
平アーム部の可動負荷コネクタとユニツト室内の
固定負荷端子が接続状態のときに、操作ハンドル
に設けられたロツクピンを係合せしめる切欠溝を
有するフツクを設けたこと」を特徴とする。
なお、操作ハンドルの回動操作により回路しや
断器の開閉用把手を関連動作せしめる手段として
は種々のものが考えられるが、その一例として、
「回路しや断器の開閉用把手を遊嵌めしめユニツ
ト内に上下移動可能に配設された作動板に対し、
操作ハンドルに設けた係合ピンを遊嵌せしめた」
ものをとつている。また、ユニツトのユニツト室
に対する蝶番を介した枢着手段としては、ユニツ
トがユニツト室に対し取り外し可能もしくは取り
外し不能のいずれの構造であつてもよい。
〔作用〕
しかして、本考案は上記構成により次の作用を
有している。先ず第1に、回路しや断器が閉路状
態で可動負荷コネクタと固定負荷端子とが接続状
態の通常運転時には、回路しや断器の操作ハンド
ルにおけるロツクピンが鉤形レバーにおけるフツ
クの切欠溝に係合されているので、鉤形レバーを
支軸を中心として時計方向・反時計方向のいずれ
にも回動することができないとともに、可動負荷
コネクタと固定負荷端子との接続によりユニツト
を蝶番を中心として前方(反時計方向)に回動し
てユニツト室外に引き出すこともできず、したが
つてこの状態においては鉤形レバーの回動、ユニ
ツトの回動いずれにおいても可動負荷コネクタを
固定負荷端子より離脱させることはできない。
第2に、この状態から保守、点検時において、
回路しや断器の操作ハンドルを下方(反時計方
向)に回動して回路しや断器を開路状態となす
と、操作ハンドルのロツクピンと鉤形レバーにお
けるフツクの切欠溝との係合が外れるので、鉤形
レバーを時計方向に回動させることができ、これ
によつて可動負荷コネクタは固定負荷端子より離
脱する。そして、それに伴いユニツトの回動操作
が可能となるので、ユニツトを前方(反時計方
向)に回動させることによつてユニツト室よりの
引き出しが可能となる。この場合先に回路しや断
器が開路状態となつているので可動負荷コネクタ
と固定負荷端子とを通電状態のまま離脱させると
いうことはない。また、この状態において、鉤形
レバーの回路操作により可動負荷コネクタを固定
負荷端子より離脱させた後誤つて操作ハンドルを
上方(時計方向)に回動させて回路しや断器を閉
路状態となした場合には、操作ハンドルのロツク
ピンは最早鉤形レバーのフツクにおける切欠溝に
係合せずフツクの先端外側面と係合する状態とな
り、そのため鉤形レバーを反時計方向に回動させ
て可動負荷コネクタと固定負荷端子とを接続させ
ることはできない。したがつてこの状態のままユ
ニツトを前方に回動させてユニツト室外に引き出
したとしても、回路しや断器は閉路状態であつて
も可動負荷コネクタと固定負荷端子とは離脱され
ているので、両者間が通電状態のまま離脱させる
ということはない。
第3に、保守、点検終了後ユニツトを後方(時
計方向)に回動させてユニツト室内に収容した後
鉤形レバーを反時計方向に回動させると可動負荷
コネクタと固定負荷端子とが接触し、次いで操作
ハンドルを上方(時計方向)に回動させると操作
ハンドルのロツクピンが鉤形レバーのフツクにお
ける切欠溝に係合するとともに回路しや断器が閉
路状態となり、可動負荷コネクタと固定負荷端子
との接続を介して負荷に通電がなされる。この場
合鉤形レバーの回動操作により可動負荷コネクタ
と固定負荷端子とが接触するときには、回路しや
断器は開路状態となつているので、可動負荷コネ
クタが通電状態のまま固定負荷端子に接続される
ということはない。そして、この場合誤つて先に
操作ハンドルを回動操作して回路しや断器を閉路
状態となしたときには、上記同様操作ハンドルの
ロツクピンは最早鉤形レバーのフツクにおける切
欠溝に係合せずフツクの先端外側面と係合する状
態となり、そのため鉤形レバーを反時計方向に回
動させて可動負荷コネクタと固定負荷端子とを接
続させることはできない。したがつてこの状態に
おいて可動負荷コネクタと固定負荷端子との接続
を図るためには、操作ハンドルの回動操作により
回路しや断器を開路状態となし操作ハンドルのロ
ツクピンと鉤形レバーのフツクにおける先端外側
面との係合を外した後、鉤形レバーを反時計方向
に回動させなければならない。
以上のとおり、本考案においては、回路しや断
器の開閉操作と可動負荷コネクタの固定負荷端子
に対する離接動作を相互に無関係に行なうことは
できず、回路しや断器が閉路状態のときには可動
負荷コネクタと固定負荷端子との離接動作を行な
うことができない、逆に云えば回路しや断器が開
路状態のときに限つて可動負荷コネクタと固定負
荷端子との離接動作を行なうことができるもので
あり、それによつて可動負荷コネクタと固定負荷
端子とが通電状態のまま離接される、つまり両者
間において直後に負荷回路の開閉がなされること
が防止される。
〔実施例〕
次に別紙図面第1図〜第10図に基づいて、本
考案実施の一例を説明する。第1図は、ユニツト
内の回路しや断器が操作ハンドルの回動操作によ
り閉路状態となり、回路しや断器に電気的に接続
されている可動負荷コネクタとユニツト室内の固
定負荷端子とが接続されていて負荷に通電がなさ
れている通常運転時における本考案に係る装置の
一部截断側面図であり、同図において、12はコ
ントロールセンタの箱枠(図示せず)内に形成さ
れたユニツト室で、このユニツト室12内には、
ユニツト13が前端部側下側部に設けた蝶番を介
した前後方向の回動により出入自在に収容されて
いる。すなわち、ユニツト13の前端部側下側部
には先端部に軸ピン14を有するフツク15が固
定されており、この軸ピン14は、ユニツト室1
2の下側前端部側に固定された軸受板16に形成
されている上面開口の切欠溝17内に回動可能に
嵌合されている。したがつて、ユニツト13はこ
の軸ピン14を中心とした前後方向の回動により
ユニツト室12に対して出入自在となつている。
ユニツト13の下端部には電源コネクタ18が固
定されており、この電源コネクタ18はユニツト
13の軸ピン14を中心とする回動操作により、
ユニツト室12の下方内部に配設された水平電源
母線19と接離自在となつている。18aは、電
源コネクタの電源端子である。
ユニツト13は一側面が機器取付用に開口され
た箱形形状となつており、ユニツト13内にはそ
のベース(側面板)13aに枠状の取付金具20
を介して回路しや断器21が固定されている。2
1aはこの回路しや断器の開閉用把手で上下方向
に回動可能となつており、21b,21cは夫々
回路しや断器の電源端子と負荷端子である。電源
端子21bは電源コネクタの電源端子18aに、
負荷端子21cは後記可動負荷コネクタ31に夫
夫電気的に接続されている。22は、先端部22
aと基端部22bとを連結した操作ハンドルで、
その基端部22bは軸ピン23を介して取付金具
20に枢着されており、この軸ピン23を中心と
した上下方向の回動操作により回路しや断器の開
閉用把手21aを関連動作せしめて回路しや断器
21の開閉を行なうものである。操作ハンドル2
2の先端部22aには、先端に把手22cが中間
にロツクピン24が設けられており、操作ハンド
ル22の基端部22bには、軸ピン23と反対側
側端部に係合ピン25が設けられている。26
は、中央部の角孔26aとその左やや上方部の嵌
合孔26b内に夫々回路しや断器の開閉用把手2
1aと操作ハンドル基端部の係合ピン25を遊嵌
せしめた作動板で、この作動板26は、取付金具
20に上下に対向配設されたガイド板27,27
を介して取付金具20に対して上下移動可能に配
設されている。したがつて、操作ハンドル22を
軸ピン23を中心として上下方向に回動させる
と、係合ピン25を介して作動板26が上下移動
し、それに伴つて回路しや断器の開閉用把手21
aが上下方向に回動されて回路しや断器21の開
閉がなされる。操作ハンドル22の先端部22a
先端側はユニツト13の前面板13bに設けられ
ている長孔13cに遊嵌されて前方外部に導出さ
れており、したがつて操作ハンドルの把手22c
はユニツト室12の前方外部に位置している。2
8は、水平アーム部28Aと垂直アーム部28b
を有する鉤形レバーで、その水平アーム部28a
の前端部側(鉤形屈曲部側)がユニツト13の前
端部側上側部に固定されている支軸29に枢着さ
れている。鉤形レバーの水平アーム部28aの前
端部側前面と垂直アーム部28bの下端部前面に
は夫々把手部28c,28dが形成されており、
水平アーム部28aの後端部上面には鉤形レバー
28の支軸29を中心とする上下方向の回動操作
によりユニツト室13内の固定負荷端子30と接
離自在となる可動負荷コネクタ31が取り付けら
れている。可動負荷コネクタ31は前記のとおり
回路しや断器の負荷端子21cに電気的に接続さ
れており、固定負荷端子30は負荷に電気的に接
続されている。そして、鉤形レバーの垂直アーム
部28b中間部背面(ユニツト13側)には下方
に向つて鉤形に屈曲し屈曲部に切欠溝32aを有
するフツク32が設けられており、このフツクの
切欠溝32aは第1図示の如く、可動負荷コネク
タ31と固定負荷端子30が接続状態で、かつ、
回路しや断器21が閉路状態となつているとき
(負荷に通電がなされている通常運転時)に、そ
の動作位置にある操作ハンドル22の先端部22
aに設けられているロツクピン24と係合してい
る。また、鉤形レバーの垂直アーム部28bおよ
び水平アーム部28a前端部はユニツト13の前
面板13bに形成されている長孔13d内に出入
可能に遊嵌されており、把手部28c,28dは
ユニツト13の前方外部に位置している。33
は、鉤形レバー28の反時計方向の回転を規制す
るためにユニツト13内前端下側部に固定された
ストツパーネジで、鉤形レバー28を反時計方向
に回動して可動負荷コネクタ31が固定負荷端子
30に接触したときに鉤形レバーの垂直アーム部
28bの下端部背面に当接して、鉤形レバー28
の反時計方向の回動を停止せしめるようになして
いる。
次に、上記実施例に係る装置の動作について説
明する。第1図の状態は前記のとおり、回路しや
断器21が閉路状態で、かつ、可動負荷コネクタ
31と固定負荷端子30が接続し負荷に通電がな
されている通常運転時の場合であり、この状態に
おいては、鉤形レバー28はそのフツク32の切
欠溝32aに操作ハンドル22のロツクピン24
が係合されているため、支軸29を中心として時
計方向に回動することができず、したがつて可動
負荷コネクタ31を固定負荷端子30より鉤形レ
バー28の回動を介して離脱せしめることはでき
ない。また、ユニツト13は可動負荷コネクタ3
1と固定負荷端子30とがその回動方向に接触し
ているため軸ピン14を中心として前方(反時計
方向)に回動することができず、したがつてユニ
ツト13の回動によるユニツト13のユニツト室
12からの引き出し操作によつて可動負荷コネク
タ31を固定負荷端子30より離脱せしめること
はできない。したがつて、この通常運転時におい
て、可動負荷コネクタ31と固定負荷端子30と
が通電状態のときに可動負荷コネクタ31が固定
負荷端子30より離脱されるということはない。
この状態(第1図)において、操作ハンドル2
2を軸ピン23を中心として下方(反時計方向)
に回動すると、係合ピン25を介して作動板26
がガイド板27,27の案内により下方に移動
し、それに伴つて回路しや断器21の開閉用把手
21aが下方に回動されて開路状態となり負荷は
無通電状態となるとともに、第3図示の如く、操
作ハンドル22のロツクピン24と鉤形レバー2
8のフツク32における切欠溝32aとの係合が
外れる。そのため、鉤形レバー28の支軸29を
中心とする時計方向の回動が可能となり、その回
動操作により第4図示の如く可動負荷コネクタ3
1を固定負荷端子30より離脱させることがで
き、それに伴つてユニツト13の軸ピン14を中
心とする前方(反時計方向)への回動が可能とな
り、それによつてユニツト13のユニツト室12
内からの引き出しが可能となる。すなわち、第4
図のように鉤形レバーの垂直アーム部28bの把
手部28dを手前側斜め上方に引くと、鉤形レバ
ー28は支軸29を中心として時計方向に回動
し、可動負荷コネクタ31が固定負荷端子30か
ら離脱する。
次いで鉤形レバーの水平アーム部28aの把手
部28cを手前側斜め下方に引くと、ユニツト1
3は軸ピン14を中心として反時計方向(前方)
へ回動し、ユニツト13がユニツト室12から前
方外部へ引き出される状態となる。その際鉤形レ
バー28したがつて支軸29はユニツト13と共
に前方へ回動変位するので、可動負荷コネクタ3
1は支軸29を中心とする反時計方向の回動軌跡
から外れ、可動負荷コネクタ31が固定負荷端子
30に当接することはない。以上の動作を第12
図に示すとおりである。同図仮想線は、前記の状
態よりユニツト13を更に前方(反時計方向)に
回動させてユニツト室12の前方外部に引き出
し、ユニツト13がユニツト室12から取り出し
可能となつている状態である。したがつて、ユニ
ツト13およびユニツト室12の保守、点検作業
時にユニツト13をユニツト室12より引き出す
場合には、このように先ず操作ハンドル22の回
動操作により回路しや断器21を開路状態とな
し、次いで鉤形レバー28の回転操作により可動
負荷コネクタ31を固定負荷端子30より離脱さ
せた後、ユニツト13を前方(反時計方向)に回
動させることにより行なう。しかしてこの場合に
は、鉤形レバー28の回動操作により可動負荷コ
ネクタ31が固定負荷端子30より離脱されるも
のであるが、それ以前に操作ハンドル22の回動
操作により回路しや断器21は開路状態となつて
いるので、可動負荷コネクタ31と固定負荷端子
30とが通電状態のままその離脱がなされること
はない。そして、鉤形レバー28の回動操作によ
り可動負荷コネクタ31を固定負荷端子30より
離脱させた後、ユニツト13のユニツト室12よ
りの引き出しを行なう前に誤つて操作ハンドル2
2を上方(時計方向)に回動させた場合、回路し
や断器21は閉路状態となるが、第4図示の如く
鉤形レバー28が回動変位しているため操作ハン
ドル22のロツクピン24は鉤形レバー28のフ
ツク32における切欠溝32aではなくフツク3
2の先端外側面32bに当接係合する状態とな
り、そのため鉤形レバー28を反時計方向に回動
させて可動負荷コネクタ31を固定負荷端子30
に接触せしめることはできない。したがつて、保
守、点検におけるユニツト13の引き出し操作時
に誤操作により回路しや断器21を閉路状態とな
してしまつても、可動負荷コネクタ31と固定負
荷端子30とが通電状態のままその離脱がなされ
るということはない。
また、保守、点検作業の終了後ユニツト13を
ユニツト室12内に収容する場合には、鉤形レバ
ーの水平アーム部前面の把手部28cを後方(ユ
ニツト室12側)斜め上方に押してユニツト13
を軸ピン14を中心として時計方向に回動させ
る。するとユニツト13はユニツト室12内の元
位置に収容され、ユニツト13下端部の電源コネ
クタ18がユニツト室内の水平電源母線19を接
触する。次に操作ハンドル22のロツクピン24
との係合が解除されている状態の鉤形レバー28
を、垂直アーム部の把手部28dを後方(ユニツ
ト室12側)斜め下方に押すことにより支軸29
を中心とする反時計方向に回動させて可動負荷コ
ネクタ31を固定負荷端子30に接触せしめると
ともに、操作ハンドル22を上方(時計方向)に
回動させると、操作ハンドル22のロツクピン2
4が鉤形レバー28のフツク32における切欠溝
32a内に係合し、回路しや断器21が閉路状態
となり(第1図示の状態)、負荷に通電がなされ
る。したがつてこのユニツト13のユニツト室1
2内への収容操作時において、鉤形レバー28の
回動操作によつて可動負荷コネクタ31を固定負
荷端子30に接触させても、回路しや断器21は
開路状態となつているので可動負荷コネクタ31
と固定負荷端子30とが通電状態においてその接
触をなすこととはならない。また、この際鉤形レ
バー28の回動操作により可動負荷コネクタ31
と固定負荷端子30とを接触させる前に誤つて操
作ハンドル22を上方に回動して回路しや断器2
1を閉路状態となしてしまつた場合には、前記と
同様鉤形レバー28の回転変位により第4図示の
如く操作ハンドル22のロツクピン24が鉤形レ
バー28のフツク先端外側面32bに係合する状
態となるため、鉤形レバー28を反時計方向に回
動させて可動負荷コネクタ31を固定負荷端子3
0に接触せしめることはできない。したがつて、
保守、点検におけるユニツト13の収容操作時に
誤操作により回路しや断器21を閉路状態となし
てしまつても、、可動負荷コネクタ31と固定負
荷端子30とが通電状態においてその接触がなさ
れるということはない。
なお、上記実施例においては、操作ハンドル2
2の回動動作により回路しや断器21の開閉用把
手21aを関連動作せしめる手段として、開閉用
把手21aを遊嵌せしめユニツト13内に上下移
動可能に配設された作動板26を用い、この作動
板26と操作ハンドル22の基端部22bとを係
合ピン25を介して遊嵌せしめるものを示した
が、これに限らず適宜手段を講じてさしつかえな
い。また、ユニツト13のユニツト室12に対す
る蝶番を介した枢着手段として、ユニツトに固定
されたフツク15の軸ピン14をユニツト室に固
定された軸受板16に形成されている上面開口の
切欠溝17に回動可能に嵌合しこの切欠溝17を
介してユニツト13をユニツト室12より取り外
し可能のものを示したが、これに限らず取り外し
ができないものであつてもさしつかえない。
〔考案の効果〕
本考案は、叙上のように構成したので、上記従
来装置の有する問題点を解消し次の効果を有して
いる。
すなわち、従来装置と異なり、ユニツトをユニ
ツト室内に回動操作により出入自在に収容する構
造となすとともに、負荷コネクタを回動操作によ
りユニツト室内の負荷端子に接離自在となす構造
となし、かつ、この負荷コネクタの回動操作手段
と回路しや断器の開閉操作手段とを所定時所定状
態において係合離脱自在の構造となすことによつ
て、回路しや断器が開路状態においてのみ可動負
荷コネクタと固定負荷端子の離接動作を行ない得
るようになしたので、可動負荷コネクタと固定負
荷端子との間で直接に負荷回路の開閉がなされ
る、つまり、可動負荷コネクタと固定負荷端子と
が通電状態のままその離接動作がなされるという
ことはなく、したがつて従来装置が回路しや断器
の開閉動作に無関係に可動負荷コネクタの固定負
荷端子に対する離接動作を行ない得る構造のため
に内在していた、保守、点検時において誤操作に
より可動負荷コネクタと固定負荷端子とが通電状
態のままその離接動作がなされることにより惹起
される短絡事故等の不測の事故の発生の危険性を
確実に防止し得るものであり、コントロールセン
タの保守、点検作業等を安全に行なうことができ
る。
また、回路しや断器の開閉操作手段、可動負荷
コネクタの固定負荷端子に対する回動による離接
動作手段、その開閉操作手段と離接動作手段との
係合手段、およびユニツトの枢着手段等各構成手
段は全てユニツトおよびユニツト室内のスペース
に納めることができ、全体構造をコンパクトに且
つ簡潔なものとなすことができるとともに、部品
点数も比較的少ないので組立ての手間も簡易なも
のとなし得る。
なお、上記実施例で示したようにユニツトをユ
ニツト室に対し取り外し可能に枢着せしめた場合
には、保守、点検の作業スペースを充分に確保す
ることができ、作業上好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第10図は本考案の実施の一例を示す
もので、第1図は回路しや断器が閉路状態で且つ
可動負荷コネクタと固定負荷端子とが接続状態に
おける本考案装置の一部を截断した側面図、第2
図はその正面図、第3図は第1図の状態から回路
しや断器を開路状態となした場合における本考案
装置の一部を截断した側面図、第4図は第3図の
状態から可動負荷コネクタを固定負荷端子より離
脱させた後回路しや断器を閉路状態となした場合
における本考案装置の一部を截断した側面図、第
5図は第1図における操作ハンドルのロツクピン
と鉤形レバーのフツクとの係合状態を第2図と反
対側ユニツトベース面より見た説明図、第6図は
第4図における操作ハンドルのロツクピンと鉤形
レバーのフツクとの係合状態を第4図と反対側ユ
ニツトベース面より見た説明図、第7図はガイド
板を外し作動板を断面とした操作ハンドルと作動
板と回路しや断器の開閉用把手との係合状態を示
す平面図、第8図はガイド板を加え操作ハンドル
の一部を截断した、操作ハンドルが回路しや断器
の閉路操作位置にある場合の操作ハンドルと作動
板と回路しや断器の開閉用把手との係合状態およ
び操作ハンドルのロツクピンと鉤形レバーのフツ
クとの係合状態を示す正面図、第9図はガイド板
と作動板とのの嵌合状態および操作ハンドルと作
動板と回路しや断器の開閉用把手との係合状態を
示す平面図、第10図は上記操作ハンドルの回動
操作を回路しや断器の開閉用把手に伝達する媒介
となる作動板の正面図である。第11図は、回路
しや断器が閉路状態で且つ可動負荷コネクタと固
定負荷端子とが接続状態における従来装置の概略
構造を示す一部を断面とした側面図である。第1
2図は、回路しや断器を開路状態にした後、鉤形
レバーを支軸を中心に回動させて可動負荷コネク
タを固定負荷端子から離脱させ、ユニツトを軸ピ
ンを中心に反時計方向に回動させた状態における
本考案の一部を載断した側面図である。同図仮想
線は、前記の状態よりユニツトを前方(反時計方
向)に回動させてユニツト室前方へ引き出し可能
(ユニツト室より取り外し可能)となつている状
態である。 12……ユニツト室、13……ユニツト、14
……軸ピン、15……フツク、16……軸受板、
17……切欠溝、18……電源コネクタ、19…
…水平電源母線、20……取付金具、21……回
路しや断器、21a……開閉用把手、22……操
作ハンドル、22a……操作ハンドル先端部、2
2b……操作ハンドル基端部、23……軸ピン、
24……ロツクピン、25……係合ピン、26…
…作動板、26a……角孔、26b……嵌合孔、
27,27……ガイド板、28……鉤形レバー、
28a……水平アーム部、28b……垂直アーム
部、29……支軸、30……固定負荷端子、31
……可動負荷コネクタ、32……フツク、32a
……切欠溝、32b……フツク先端外側面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 前端部側下側部をユニツト室に対して蝶番を
    介して枢着しこの蝶番を介した前後方向の回動
    操作によりユニツト室内に出入自在に収容され
    たユニツトと、ユニツト内に基端部を枢着され
    ユニツトに対する上下方向の回動操作により、
    ユニツト内に収納された回路しや断器の開閉用
    把手を関連動作せしめて回路しや断器の開閉を
    行なう操作ハンドルと、ユニツト前端部側上側
    部に支軸を介して枢着され水平アーム部と垂直
    アーム部を有する鉤形レバーとを具備してな
    り、この鉤形レバーの水平アーム部前端部前面
    と垂直アーム部下端部前面には夫々把手部が形
    成されており、水平アーム部後端部にはユニツ
    ト室内の固定負荷端子と接離自在となる可動負
    荷コネクタが取り付けられているとともに、垂
    直アーム部中間部には、前記操作ハンドルが回
    路しや断器の閉路状態の動作位置にあり且つ水
    平アーム部の可動負荷コネクタとユニツト室内
    の固定負荷端子とが接続状態のときに、操作ハ
    ンドルに設けられたロツクピンを係合せしめる
    切欠溝を有するフツクが設けられていることを
    特徴とするコントロールセンタにおける回路し
    や断器の操作ハンドルロツク装置。 (2) 操作ハンドルの回動操作により回路しや断器
    の開閉用把手を関連動作せしめる手段として、
    回路しや断器の開閉用把手を遊嵌せしめユニツ
    ト内に上下移動可能に配設された作動板に対
    し、操作ハンドルに設けた係合ピンを遊嵌せし
    めたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項記載のコントロールセンタにおける回路
    しや断器の操作ハンドルロツク装置。 (3) ユニツトのユニツト室に対する蝶番を介した
    枢着手段として、ユニツト室に固定された支軸
    に対し、ユニツトに固定されたフツクの先端部
    を回動可能に嵌合せしめたことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のコントロー
    ルセンタにおける回路しや断器の操作ハンドル
    ロツク装置。 (4) ユニツトのユニツト室に対する蝶番を介した
    枢着手段として、ユニツト室に固定された軸受
    板に形成せる上方に開口する切欠溝に対し、ユ
    ニツトに固定されたフツクの先端部に固着せる
    軸ピンを回動可能に嵌合せしめたことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載のコン
    トロールセンタにおける回路しや断器の操作ハ
    ンドルロツク装置。
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