JPH0331589A - 振動子ポンプ - Google Patents

振動子ポンプ

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JPH0331589A
JPH0331589A JP16459589A JP16459589A JPH0331589A JP H0331589 A JPH0331589 A JP H0331589A JP 16459589 A JP16459589 A JP 16459589A JP 16459589 A JP16459589 A JP 16459589A JP H0331589 A JPH0331589 A JP H0331589A
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JP
Japan
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piezoelectric vibrator
pump
casing
discharge
pump chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP16459589A
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English (en)
Inventor
Mineyuki Arikawa
峯幸 有川
Yukio Senda
千田 幸雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は振動子ポンプに係り、詳しくはポンプ室内のガ
スの滞留が防止され、少流量の液体を安定して効率良く
移送することができる振動子ポンプに関する。
[従来の技術] 従来、少流量の液体を移送するポンプとしては、電動機
やソレノイドを駆動源とし、羽根車やピストン又はプラ
ンジャーを作動させ、その回転運動や往復運動により吸
入及び吐出を行なう機構があった。これらのポンプは電
動機やソレノイドを駆動源としていることから、その力
学的エネルギーを羽根車やピストン又はプランジャーに
伝達するための中間機構を必要とする。そのため、ポン
プの構造は複雑となり小型化も困難であるという不具合
があった。
このような問題を解決し、ポンプを小型化する手段とし
て、電気信号を直接振動に変換する圧電振動子を使用し
たポンプが提案された(例えば、特開昭59−2000
81号公報)。
第3図はこのような従来の振動子ポンプを示す縦断面図
である0図中、1は圧電振動子、2はケーシング、3は
圧電振動子1を支持する支持体、4は0リング又はガス
ケット等からなる液密シール部、5は吸入口、6は吸入
側通路に設けられた吸入側逆止弁、フは吐出側通路に設
けられた吐出側逆止弁、8は吐出口である0図示の如く
、圧電振動子1は、その全周囲を、支持体3、ケーシン
グ2及び液密シール部4からなる固持部に液密に固持さ
れており、圧電振動子1と、ケーシング2の圧電振動子
1と対向する内面10とでポンプ室9が区画形成されて
いる。
[発明が解決しようとする課題] 第3図に示す従来のポンプでは、圧電振動子1の全周囲
を前記固持部で固持し、この固持した内側にポンプ室9
を形成する構造とされている。そのため、ポンプ室9内
に空気等のガス(気体)が溜る可能性が高い。(なお、
このガスは気体のままポンプ室内に吸入されたり、液体
に溶解してポンプ室内に吸入され該ポンプ室内で気化す
ることにより発生する。) 即ち、圧電振動子1はポンプの吸入工程においてはケー
シング2と反対側の方向に撓み、逆に、ポンプの圧縮(
吐出)工程においては、第3図の2点鎖線IAに示す如
く、ケーシング2の側に凸曲面となるように撓む。この
ため、0リングもしくはガスケット等の液密シール部4
付近に、常に圧電振動子1が入り込まない領域9a、9
bが存在することとなり、この領域9a、9bにガスが
滞留し、蓄積され易い。
このようにしてポンプ室9内にガスが溜ると、ポンプの
吐出性能(吐出流量・吐出圧力)の著しい低下をミたす
とともに、吐出性能の安定性も低下するという問題が生
起する。ガスが排出され易いようにポンプケーシング内
面をテーバにしたポンプも提案されているが(例えば特
開昭59−221485号公報)、このような構造のも
のでも圧電振動子の固持部にガスが溜るのは避けきれず
、性能維持に対する大きな障害となっていた。
本発明は上記従来の問題点を解決し、ポンプ室内にガス
体が溜ることによる性能低下のおそれのない振動子ポン
プを提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の振動子ポンプは、ポンプ室を区画するようにケ
ーシングに薄板状の圧電振動子が装着されており、該ポ
ンプ室とケーシング外とを連通ずる吐出側通路及び吸入
側通路にそれぞれ吐出側逆止弁及び吸入側逆止弁が設け
られた振動子ポンプにおいて、前記ケーシングの圧電振
動子対向面の形状を、ポンプ吐出時の圧電振動子の撓み
形状に倣う形状としたことを特徴とする。
[作用] 本発明の振動子ポンプにおいては、ケーシングの圧電振
動子対向面の形状をポンプ吐出時の圧電振動子の撓み形
状に倣う形状としたため、吐出工程において圧電振動子
がポンプ室内側に入り込むように撓んだときにポンプ内
容積を殆ど零にすることが可能とされる。このため、吸
入側から導入されたガスやポンプ内で気化したガスが、
各吐出工程毎にポンプ室内からほぼ完全に排出され、ポ
ンプ室内に圧縮性ガスが滞留することがない。このため
、吐出流量、吐出圧力等の吐出性能の低下が防止される
また、ポンプ室内が空の状態で始動する際、停止時にポ
ンプや配管系内にある空気等のガスを排出する力が向上
し、吹上ヘッドも改善される。
[実施例] 以下に、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図は本発明の振動子ポンプの一実施例を示す縦断面
図、第2図(a)、(b)は圧電振動子の動きを示す部
分断面図である。
本実施例に係る振動子ポンプにおいても、薄板状の圧電
振動子1の全周囲部分が液密シール部4を介して支持体
3によりケーシング2に固定保持されている。そして、
吸入口5に連通ずる吸入側通路と、吐出口8に連通する
吐出側通路には、それぞれ吸入側逆上弁6と吐出側逆止
弁フが設けられている。また、圧電振動子1とケーシン
グ2の圧電振動子1と対向する内面10によりポンプ室
9が区画形成されている。
本実施例においては、ケーシング2の圧電振動子lと対
向する内面10の形状は、圧電振動子1の吐出工程にお
ける最大振幅時の撓み形状とほぼ同一とされている。即
ち、圧縮時(吐出工程時)の圧電振動子1の最大振幅時
の形状に、ケーシング2の内面10を対応させて加工し
て、吐出工程時のポンプ室9の容積を限りなく小さく、
好ましくは零にするように構成されている。
以下に、圧電振動子1の撓み形状及びケーシング2の内
面10の形状と吐出工程時のポンプ室9の容積との関係
について説明する。
第2図(a)に吸入工程における圧電振動子1の形状を
示し、第2図(b)に圧縮(吐出)工程における圧電振
動子1の形状を示す。図示の如く、圧電振動子lは、ポ
ンプの吸入工程においてはケーシング2と反対側に凸曲
面となるように撓み、逆に、ポンプの圧縮(吐出)工程
においては、圧電振動子1は、ケーシング2の側に凸曲
面となるように撓む。
従って、本実施例の如く、ケーシング2の圧電振動子1
に対向する内面10の形状を、圧縮(吐出)工程の最大
振幅時の圧電振動子1の撓み形状に倣う形状とすること
により、第2図(b)に示す如く、ケーシング2とケー
シング2の側に凸曲面となるように撓んだ圧電振動子1
との間に間隙が殆ど形成されることなく、圧縮(吐出)
工程におけるポンプ内容積12Bはほぼゼロに等しくな
る。このため、吸入口5よりポンプ室9内にガス体とし
て、又は流体に溶解して流入しポンプ室9内で気化した
ガス体は、ポンプ圧縮(吐出)工程において、速やかに
そのほぼ全量が排出され、ポンプ室内にガス体が残留、
蓄積することがない。
従って、第2図(a)に示す吸入工程におけるケーシン
グ2と反対の側に凸曲面となるように撓んだ圧電振動子
1とケーシング2との間に形成されるポンプ内容積12
Aがポンプの1回の吐出量となる。
本実施例においては、ケーシング2の内面形状10が、
ポンプ圧縮(吐出)工程における圧電振動子1の最大振
幅時において、ケーシング2と圧電振動子1との間に間
隙が殆ど形成されることがないように、即ち、この最大
振幅時の圧電振動子1の撓み形状とケーシング2の内面
10とがほぼ同一の形状となるように、ケーシング2の
内面10を加工する。
本発明においては、圧電振動子1の撓みを考える際は、
このような使用印加電圧の最大の時に生じる圧電振動子
1の最大撓み形状にケーシング2の内面10を合致させ
るほか1、最も使用頻度が高く、重要な電圧の時の圧電
振動子1の撓み形状にケーシング2の内面10を合致さ
せるようにこれを加工しても良い。
なお、圧電振動子1の撓みの詳細形状は有限要素法等に
より細部にわたり求めることができるので、電圧印加状
態での実際の圧電振動子1の撓みを測定しなくても内面
形状10を容易に決定することができる。
ところで、本発明において、圧電振動子1の寸法、形状
等は使用する流体の物性値、圧力、流量等により適宜選
択することができる。
また、圧電振動子1を構成する圧電体としては、セラミ
ックス系、有機系のものが使用できる。具体的には、セ
ラミックス系の圧電体としてはチタン酸バリウム、チタ
ン酸鉛、チタン酸・ジルコン酸鉛等、有機系の圧電体と
しては、ポリフッ化ビニリデン、フッ化ビニリデンと三
フッ化ビニリデンとの共重合物等が挙げられる。
圧電振動子は、前記圧電体と金属薄板、例えばリン青銅
薄板によるシム材とから構成される。薄板状、例えば厚
さ0.2〜3mmとした圧電体の両面に金属の蒸着、箔
の接着又は金属系塗布剤の塗布等により金属を積層して
膜状電極が形成される。この膜状電極には交流電圧を印
加する導線が取り付けられる。圧電振動子は、この圧電
体1枚とシム材1枚とを積層接合した単相型(ユニモル
フ)、シム材の両面に圧電体を積層した複層型(バイモ
ルフ)又は、シム材と圧電体とを交互に複数積層した形
で用いることができる。
このような圧電振動子は電気的に絶縁とするため、その
表面を絶縁材料で被覆する0例えば、エポキシ系樹脂等
の絶縁塗料の塗布、絶縁性を有する合成樹脂フィルムに
よる被膜が採用される。なお、この被覆材料としては、
その表面に接触する流体に対する耐食性も考慮して選定
するのが望ましい。
圧電振動子1は、支持体3とケーシング2のOリング又
はガスケット等からなる液密シール部4の溝の内側部1
3で支持され、液はここでシールされる。従って、ポン
プ室9内はこの内側部13の更に内側に限られる。圧電
振動子1もこの内側部13もともに剛体であるので、完
全な液シールを実現するために、0リングもしくはガス
ケット等液密シール部4が必要とされる。
ところで、逆止弁6.7は通常、ケーシング2に取り付
けられるが、圧電振動子1に取り付けることもできる。
逆止弁としては、ポペット弁、ダック弁、傘型弁等を用
いることがでとるが、本発明においては、逆止弁の種類
の選択や取付方法は本発明の効果を有効に得るために、
ポンプ室9内容積が小さくなるもの、即ち、弁体の内容
積が小さいものを選択するのが好ましい0例えば、第1
図に示す如く、吐出逆止弁7のシート面7aをできるだ
け薄くして、ボールフbがポンプ室9側に接近して取り
付けられているものが好ましい。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の振動子ポンプによれば、ポ
ンプの圧縮(吐出)時のポンプ内容積を殆ど零にするこ
とが可能となり、吸入側より入ってきたガスやポンプ内
で気化したガスが各工程毎にほぼ完全に排出される。こ
のためポンプ内に圧縮性ガスが滞留、蓄積することがな
く、よって、ポンプの吐出流量、吐出圧力等の吐出性能
の低下を防ぐことがで台る。
また、ポンプ内が空の状態で始動する際、停止時にポン
プや配管系内にある空気等のガスを排出する力が向上し
、吹上ヘッドも改善される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の振動子ポンプの一実施例を示す縦断面
図、第2図は圧電振動子の撓み形状を示す部分断面図、
第3図は従来の振動子ポンプを示す縦断面図である。 1・・・圧電振動子、   2・・・ケーシング、3・
・・支持体、    4・・・液密シール部、5・・・
吸入口、    6・・・吸入側逆止弁、フ・・・吐出
側逆止弁、 8・・・吐出口、9・・・ポンプ室、  
 10−・・ケーシング内面。 第1図 代  理  人  弁理士  重  野剛 第2図 (a) 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポンプ室を区画するようにケーシングに薄板状の
    圧電振動子が装着されており、該ポンプ室とケーシング
    外とを連通する吐出側通路及び吸入側通路にそれぞれ吐
    出側逆止弁及び吸入側逆止弁が設けられた振動子ポンプ
    において、前記ケーシングの圧電振動子対向面の形状を
    、ポンプ吐出時の圧電振動子の撓み形状に倣う形状とし
    たことを特徴とする振動子ポンプ。
JP16459589A 1989-06-27 1989-06-27 振動子ポンプ Pending JPH0331589A (ja)

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JP16459589A JPH0331589A (ja) 1989-06-27 1989-06-27 振動子ポンプ

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ID=15796168

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