JPH0381585A - 圧電ポンプ - Google Patents

圧電ポンプ

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JPH0381585A
JPH0381585A JP21810289A JP21810289A JPH0381585A JP H0381585 A JPH0381585 A JP H0381585A JP 21810289 A JP21810289 A JP 21810289A JP 21810289 A JP21810289 A JP 21810289A JP H0381585 A JPH0381585 A JP H0381585A
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JP
Japan
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piezoelectric actuator
piezoelectric
pump
displacement
casing
Prior art date
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JP21810289A
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English (en)
Inventor
Yukio Senda
千田 幸雄
Yasuo Oguri
康生 小栗
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Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は圧電ポンプに係り、詳しくは化学、医療、家庭
等の分野において比較的小流量の液体又は気体を効率良
く移送することができる圧電ポンプに関する。
[従来の技術] 従来、小流量の流体を移送するポンプとしては、電動機
やソレノイドを駆動源とし、羽根車やピストン又はプラ
ンジャーを作動させ、その回転運動や往復運動により吸
入及び吐出を行なう機構があった。これらのポンプは電
動機やソレノイドを駆動源としていることから、その力
学的エネルギーを羽根車やピストン又はプランジャーに
伝達するための中間機構を必要とする。そのため、ポン
プの構造は複雑となり小型化も困難であるという不具合
があった。
このような問題を解決し、ポンプを小型化する手段とし
て圧電振動子に電圧を、6− i−することにより弾性
体に振動を起こし、その振動による弾性体の変形の進行
波に載せて流体を移送するポンプが提案されている(特
開昭59−147888号)。
第13図は、この特開昭59−147888号に開示さ
れている進行波を用いるポンプを示す断面図である。図
示の如く、このポンプは、金属などの2枚の弾性体45
.46の外部に弾性体45.46を振動させる圧電振動
子41.42.43.44を配し、両弾性体45.46
の当接面で囲まれた波形空間の移動を起こさせることに
より、該空間内の流体を搬送させるものである。この場
合、進行波の生成は、次のような原理による。即ち、弾
性体45.46の一端(吸入口47側)に設けた振動子
41.43により弾性体45.46に横振動変形を生起
させると共に、弾性体45.46の他”i’J (吐出
口48側)に設けた振動子42.44により振動を吸収
させると、弾性体45.46の振動変形が進行波となる
。特開昭59−147888号に開示されるポンプでは
、発生した進行波の波形空間に流体を載せて搬送する構
成により、少量の流体を搬送することを可能とし、また
、振動の周期及び振幅等の制御により、微少搬送量の制
御を可能としている。
[発明が解決しようとする課題] 特開昭59−147888号に開示されている進行波を
用いたポンプでは、発生する進行波の振幅が非常に小さ
く、ポンプを形成する他の部オイ、例えばケーシングな
どの加工精度や組立て精度とほぼ同等、或いはそれ以下
の変位しか発生しないために、流量も非常に少ない上に
、安定した流れを維持することが期待できないという大
きな問題点を有する。
この原因は、弾性体の両端にそれぞれ振動発生用と吸収
用の圧電素子を配置させて進行波を形成させていること
にある。即ち、このような構成では、進行波の振幅は、
圧電素子の変位とほぼ同じ大きさとなるが、圧電素子の
変位は通常当該圧電素子長の約o、i%であるから、進
行波の振幅は大きくても数くクロン−1o′:、クロン
程度と非常に小さい。共振現象を利用してこの振幅をあ
る程度大きくすることは可能であるが、この場合におい
ても、高々数109クロン程度てあり、前述の如く、組
立て、加工精度と同等である。このため、変位が吸収さ
れてしまうことになる。しかも、共振を利用する場合に
は、共振周波数に一致させるための自動追尾用の回路が
必要となり、装置自身も複雑化するなど種々の問題点が
あった。
本発明は上記従来の問題点を解決し、ポンプの組立て、
加工精度よりも遥かに大きな変位を発生させることがで
き、安定した流量を維持することができる圧電ポンプを
提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項(1)の圧電ポンプは、ケーシング部材で包囲さ
れた空間内に、板状屈曲型圧電アクチュエータ及び吸入
口と吐出口を設けてポンプ室を形成してなる圧電ポンプ
てあって、該ポンプ室に内在する被移送物を押し出し且
つ吸引するためのポンプ動作を、前記圧電アクチュエー
タの進行波状の撓み変形により行なわせることを特徴と
する 請求項(2)の圧電ポンプは、ケーシング部材で包囲さ
れた空間内に板状屈曲型圧電アクチュエータと、吸入口
及び吐出口を有する可撓性相料よりなる管状物を配置す
ることによってポンプ室を形成してなる圧電ポンプてあ
って、該管状物に内在する被移送物を押し出し且つ吸引
するためのポンプ動作を、前記圧電アクチュエータの進
行波状の撓み変形により行なわせることを特徴とする。
[作用] 以下に本発明の作用について図面を参照して詳細に説明
する。
第7図は本発明の圧電ポンプの作動原理を説明する断面
図、第8図は同ポンプの流路内を示す斜視図である。
ケーシング21は吸入口22、吐出口23を有しており
、その内部の流路25内には圧電アクチュエータ24が
配置されている。該圧電アクチュエータ24は、交流電
圧の印加により進行波状の変位を発生させるものである
。即ち、本発明の圧電ポンプでは、圧電アクチュエータ
24に生する進行波状の変位とケーシング内壁面27.
28.29.30で囲まれる空間26a、26b、26
c、26dに被移送物(図示せず)を内在させ、圧電ア
クチュエータ24の進行波状変位が進む方向に被移送物
を移送させてポンプ動作を行なわせる。
この場合、ポンプの効率を上げるために、圧電アクチュ
エータ24の進行波状の変位において、流路25を形成
するケーシング内壁面27.28.29.30のうち、
上、下面(圧電アクチュエータ24の進行波の振幅方向
と垂直な面)27.28に圧電アクチュエータ24を接
触させるようにするのが好ましい。また、流路25の側
面(圧電アクチュエータ24と垂直な面)29.30に
は、圧電アクチュエータ24は接触しないが、圧電アク
チュエータ24との間隔はできるだけ小さい間隔となる
ようにするのが好ましい。
即ち、圧電アクチュエータ24とケーシング内壁面27
〜30との隙間からは、被移送物が一部漏洩し、移送効
率が低下するため、この漏洩を極力減らすべく、圧電ア
クチュエータ24とケーシング内壁面27〜30との間
隔は圧電アクチュエータ24の変位を阻害しない範囲で
できるたけ小さくすることが好ましい。ケーシング内壁
面27〜30のうち、上、下面27.28は圧電アクチ
ュエータ24と接触しても圧電アクチュエータ24の変
位を殆ど阻害しないが、側面29.30は圧電アクチュ
エータ24と接触すると摩擦により圧電アクチュエータ
24の変位を阻害することとなる。このようなことから
、上、下面27.28は圧電アクチュエータ24に接触
させ、側面29.30はごくわずかに間隔をあけるのが
好ましいのである。
通常の場合、内壁面27.28の間隔は、圧電アクチュ
エータ24の変位(振幅)よりも数10〜数iooμm
程度小さくし、一方、内壁面29.30の間隔は圧電ア
クチュエータ24の幅より数10〜数100μm大きく
することが好ましい。
このような本発明の圧電ポンプによれは、進行波状の変
位を生ずる圧電アクチュエータを用いることにより、ポ
ンプの組立て、加工精度よりも遥かに大きい変位を発生
させることかできる。
従来において、進行波の形成には、通常、超音波モータ
ーに見られるように、数10KHzにもなる素子の共振
周波数に一致させた周波数の電圧を印加し、共振状態で
進行波を得ている。これに対して、本発明においては、
共振下では駆動させず、非共振下で駆動させるため、共
振周波数を得るための特別な駆動回路は不要となり、装
置構成が簡素化される。また、吐出量のコントロールは
進行波の移動速度、即ち、印加電圧の周波数を変化させ
ることにより容易に行なうことかできる。
印加電圧の周波数は被移送物質の種類、必要とする吐出
量によって決定される。更に、印加する2種類の電圧の
位相差を逆転させることによって、移送方向の切換えを
行なうことができる。
特に、本発明においては、後述の第1図〜第4図に示す
如く、流路内に可撓性羽ねよりなる管状物を配置させ、
該管状物置に被移送物を内在させ、圧電アクチュエータ
の進行波状の撓み変形を該管状物に伝達させて被移送物
質を移送させるようにするのが好ましい。このような構
成とすることにより、移送効率はより向上する。
[実施例] 以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する
第1図は本発明の圧電ポンプの一実施例の基本構造を示
す断面図、第2図は第1図II −It線に沿う断面図
、第3図は作動原理を示す断面図である。
図中、IAは上側ケーシング部材、IBは下側ケーシン
グ部材であり、下側ケーシング部材IBは管状物2と圧
電アクチュエータ3とを内在し得るように断面凹形状と
され、板状の上側ケーシング部材IAにボルト締め又は
接着剤等で接合されている。両ケーシング部材IA、I
Bて形成される空間内には、可撓性材料よりなる管状物
2と、圧電アクチュエータ3とが挿填されている。管状
物2と上側ケーシング部材IAとの接触面、及び、管状
物2と圧電アクチュエータ3との接触面はそれぞれエポ
キシ系等の接着剤で接着されている。一方、下側ケーシ
ング部材IBと圧電アクチュエータ3とは相互に接着さ
れておらず、単に接する構成となっている。
圧電アクチュエータ3は、本実施例ではバイモルフ型の
屈曲型圧電アクチュエータが採用されており、交流電圧
の印加により第3図に示す如く進行波状に変位する。第
3図において、ある時刻tでは圧電アクチュエータ3は
実線で示す姿勢をとっている。この時刻tから時刻t′
まで時間が経過する間に、矢印Xの方向に進行波が進む
ように圧電アクチュエータか変位し、時刻t′では圧電
アクチュエータ3は、第3図の3′で示す姿勢をとる。
この時刻tNt′の間に、圧電アクチュエータ3と上側
ケーシング部材IAとによって挟まれて形成される閉空
間8は、圧電アクチュエータ3の進行波状変位によって
矢印Xの方向へ8動する。これによって、この閉空間8
に満たされている管状物2内の被移送物4が矢印Xの方
向に移送される。
なお、このように圧電アクチュエータ3を変位させるに
際しては、該圧電アクチュエータ3の変位の頂部P、Q
の部分において、圧電アクチュエータ3が上側ケーシン
グ部材IAに押し付けられた状態となるように、該圧電
アクチュエータ3への印加電圧や、上側ケーシング部材
IAと圧電アクチュエータ3との間隔を適宜調整する。
第4図は圧電アクチュエータを2枚用いた例を示す断面
図である。第4図に示す圧電ポンプにおいては、2枚の
圧電アクチュエータ3A、3Bの間に可撓性の管状物2
を挟み込み、かつこの管状物2を圧電アクチュエータ3
A、3Bにそれぞれ接着しである。この2枚の圧電アク
チュエータ3A、3Bは、それぞれの進行波状の変位が
管状物2を中心として対称な形状となるように構成され
ている。第4図に示す圧電ポンプにおいても、圧電アク
チュエータ3A、3Bの変位により、圧電アクチュエー
タ3A、3B間の閉空間が移動して、該閉空間に満たさ
れている管状物2内の被移1 送物4が移送される。
圧電アクチュエータ進行波状に変位させるには、公知の
方法によって行なうことがてきる。例えば、昭和60年
度精機学会春期大会学術講演会論文集No 、 124
 (P315〜31[i)に示される方法を採用するこ
とができる。
具体的には、第5図に示すように、圧電アクチュエータ
3の電極10A、IOBを複数個例えば4個の各部分1
1.12.13.14に分割し、各部分11.12.1
3.14のそれぞれに+VI、+V2、−v、、  V
2の電圧を印加する。このとき、■、と■2としては、
第6図(a)、(b)に示すような位相か90”ずれた
電圧を印加する。そして、各部分11.12.13.1
4の分極方向DA、DBを、各部分11.12.13.
14の方向にそれぞれ逆向きにすることにより、第6図
(c)に示すような進行波状の変位を圧電アクチュエー
タに発生させることができる。
本発明において、使用する圧電アクチュエータ2 3(3A、3B)としては、例えば、板状の圧電体セラ
主ツクス、好ましくは圧電特性の優れたチタン酸ジルコ
ン酸鉛(PZTと称す)系のセラよツクスに、銀又はニ
ッケル等の電極を形成させ、中央支持板となる金属板と
共に貼り合せたものが挙げられる。ここで、中央支持板
としては、リン青銅、鉄ニツケル合金、真ちゅう、ステ
ンレス等の金属を用いるのが一般的である。
上、下側ケーシング部材IA、IBはポンプ室内圧に耐
え得る剛性及び化学的安定性を有するものであれば良く
、その材質には特に制限はないが、例えば、ポリアセタ
ール樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート樹B
’i1等の熱可塑性樹脂、或いは、銅、真ちゅう、ステ
ンレス等の金属などが挙げられる。
可撓性の管状物2は、肉薄で、可撓性を有し、圧電アク
チュエータの変位をできるだけ阻害しないものであって
、被移送物に対して化学的安定性を有するものが好まし
い。管状物2に用いられる構成材料としては、ポリエチ
レンテレフタレート(PET)、ボリイくド、テフロン
等の樹脂、或いは銅、リン青銅、真ちゅう等の金属、或
いは、これら樹脂と金属とのうよネート材などが挙げら
れ、これらを管状のフィルム又は箔としたものを用いる
ことができる。
なお、管状物2の形態としては、管に限らず、2枚のフ
ィルム又は箔を重ね合せ、両端をシールしたもの、或い
は上、下側ケーシング部材にパツキン材と共に挟み込ん
だ形のものでも良い。即ち、管状物2は圧電アクチュエ
ータの変形に応じて変形し、且つ被移送物が漏洩しない
IJ質、形態であればいずれの相質、形態のものであっ
ても良い。
第9図及び第10図に本発明の実施例に係るリング型圧
電ポンプを示す。なお、第9図(a)は圧電アクチュエ
ータ40の電極構造を示す図、第9図(b)はその分極
構造を示す図、第10図は圧電ポンプ50の一部切欠斜
視図である。
第10図に示す如く、リング状であって、かつ周回溝3
4bを有する下側ケーシング部オJ’ 34 Bと、該
下側ケーシング34Bに重ね合された平板リング状の上
側ケーシング34Aとでリング状のケーシング34が構
成されている。このケーシング34内にリング状の圧電
アクチュエータ40と、リング状の管状物35とが装入
されている。
この管状物35の端部36(吸入口)、37 (吐出口
)は、下側ケーシング34Bに設りられた開口38から
外部に引き出されている。
本実施例で用いたリング状の圧電アクチュエータ40は
、外径60mm、内径45mm、厚さ0.2mmの圧電
体セラ主ツクス31.32を貼り合せて構成されている
。これらの圧電体セラミックス31.32は、第9図(
a)に示す16極に分割した電極パターンを有すると共
に、第9図(b)に示すように、分極方向が交互に厚み
方向において反転する分極方向となる8極の分極構造を
有している。この圧電体セラくツクス31.32を0.
05mm厚さのリン青銅板33を介して貼り合せ、圧電
アクチュエータ40としである。
5 なお、圧電ポンプ50のケーシング34を構成する上側
ケーシング部材34A、下側ケーシング部材34Bとし
てはポリカーボネート樹脂製のものを用い、また可撓性
管状物35としては厚さ0.05mmのポリエチレンテ
レフタレートフィルムの管を用いた。管状物35はケー
シング34内の圧電アクチュエータ40の上に配置し、
それぞれ上側ケーシング部材34A及び圧電アクチュエ
ータ40との接合面を接着しである。
この圧電アクチュエータ40に印加する電圧としては、
第9図(a)に示すように、+VI+v2、−v、、−
v2の4 fffi類の電圧を用い、VlとV2は位相
を90°ずらし、周波数50Hz、実効電圧50Vの正
弦波電圧とした。
このような構成の圧電ポンプ50を用いて、水を被移送
物質としてその流量を測定したところ、約100cc/
minの流量が得られた。
第11図及び第12図に本発明のさらに別の実施例に係
るリニア型圧電ポンプを示す。第11図(a)は圧電ア
クチュエータ60の電極構造を示6 す図、第11図(b)はその分極構造を示す図、第12
図は圧電ポンプ70の斜視図である。
本実施例では、凹形断面形状の棒状の下側ケーシング5
4Bと、平板状の上側ケーシング54Aとでケーシング
54が形成されており、該ケーシング54内に圧電アク
チュエータ50と管状物55とが装入されている。管状
物55の両端の吸入口56、及び吐出口57はケーシン
グ54の両端から延出している。なお、これらのケーシ
ング54及び管状物55の材質は第9.10図に示した
ものと同様である。
本実施例で用いた矩形状の圧電アクチュエータ60は、
長さ80mm、幅10mm、厚さ0.2mmの圧電体セ
ラくツクス51.52を厚さ0.05mmのリン青銅板
53を介して貼り合せたものである。電極パターンは第
11図(a)に示すように8極に分割したものであり、
分極パターンは第11図(b)に示すように4極に分割
したものである。
この圧電ポンプ70の圧電アクチュエータ60に印加す
る電圧は、第11図(a)に示すように、4種類の電圧
を用い、V+ と■2は位相を90”ずらし、周波数5
0Hz、実効電圧50Vの正弦波電圧とした。
このような構成の圧電ポンプ7oを用いて、水を被移送
物質としてその流量を測定したところ、約75cc/m
inの流量が得られた。
[発明の効果] 以上詳述した通り、木゛発明の圧電ポンプによれば、次
のような効果が奏される。
■ 進行波状の変位を生ずる板状屈曲型圧電アクチュエ
ータを使用するので、大きな変位を発生させることがで
き、安定した流量が維持できる。
■ 流量を大きくすることができるため、進行波型ポン
プの利点、例えば逆止弁を使用しないので弁によるトラ
ブルが無くなる、或いは、流体の移送方向が容易に逆転
できるなどの利点を十分に発揮できる。
■ 構造が更に簡素化され、部品点数の減少が可能とな
り、圧電ポンプのコストダウンのみならず、小型化、薄
型化、高品質化、高性能化が遠戚される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の圧電ポンプの一実施例の基本構造を示
す断面図、第2図は第1図II −II線に沿う断面図
、第3図は作動原理を示す断面図である。第4図は本発
明の他の実施例に係る圧電ポンプの断面図である。第5
図は圧電アクチュエータの作動原理を示す斜視図、第6
図は印加電圧と変位との関係を示すグラフである。第7
図は本発明の圧電ポンプの基本構造及び作動原理を説明
する断面図、第8図は同内部透視斜視図である。第9図
及び第10図は実施例1で作製した圧電ポンプを説明す
る図であって、第9図(a)は圧電アクチュエータの電
極構造を示す図、第9図(b)はその分極構造を示す図
、第10図は圧電ポンプの一部切欠斜視図である。第1
1図及び第12図は実施例2で作製した圧電ポンプを説
明する図であって、第11図(a′)は圧電アクチュエ
ータの9 電極構造を示す図、第11図(b)はその分極構造を示
す図、第L2図は圧電ポンプの斜視図である。第13図
は従来例を示す断面図である。 IA・・・上側ケーシング部材、 1B・・・下側ケーシング部材、 2 ・・・管状物、 3 ・・・圧電アクチュエータ、 4 ・・・被移送物、  21・・・ケーシング、22
・・・吸入口、   23・・・吐出口、24・・・圧
電アクチュエータ、 25・・・流路、 31.32.51.52 ・・・圧電体セラ果ツクス、 34.54・・・ケーシング、 40.60・・・圧電アクチュエータ、35.55・・
・管状物。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ケーシング部材で包囲された空間内に、板状屈曲
    型圧電アクチュエータ及び吸入口と吐出口を設けてポン
    プ室を形成してなる圧電ポンプであって、該ポンプ室に
    内在する被移送物を押し出し且つ吸引するためのポンプ
    動作を、前記圧電アクチュエータの進行波状の撓み変形
    により行なわせることを特徴とする圧電ポンプ。
  2. (2)ケーシング部材で包囲された空間内に板状屈曲型
    圧電アクチュエータと、吸入口及び吐出口を有する可撓
    性材料よりなる管状物を配置することによってポンプ室
    を形成してなる圧電ポンプであって、該管状物に内在す
    る被移送物を押し出し且つ吸引するためのポンプ動作を
    、前記圧電アクチュエータの進行波状の撓み変形により
    行なわせることを特徴とする圧電ポンプ。
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