JPH0331506Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331506Y2 JPH0331506Y2 JP1986033230U JP3323086U JPH0331506Y2 JP H0331506 Y2 JPH0331506 Y2 JP H0331506Y2 JP 1986033230 U JP1986033230 U JP 1986033230U JP 3323086 U JP3323086 U JP 3323086U JP H0331506 Y2 JPH0331506 Y2 JP H0331506Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- air
- workspace
- worker
- workbench
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 40
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 10
- 239000003517 fume Substances 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 230000002000 scavenging effect Effects 0.000 description 4
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000009286 beneficial effect Effects 0.000 description 1
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- 231100000719 pollutant Toxicity 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
- Ventilation (AREA)
- Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は、手作業によつて溶接作業を行う溶接
作業台の改良に関するもので、作業者が衛生的な
環境で作業を行うことができる作業台を得ること
を目的とする。 (従来の技術) 溶接作業場所においては、高温の発生により、
溶接素材及び補助材料が酸化又は反応して、粉塵
及びヒユーム(煙)を発生し空気を汚染する。こ
の汚染空気は作業者に有害であるため、密閉でき
る自動溶接機をできるだけ採用して汚染物質の放
散を防止すると共に汚染物質を回収しているが、
自動溶接機を適用できない複雑な工程をもつ製品
や数量の少い製品の溶接では、第2図に示すよう
な作業台で手作業により溶接をしなければならな
かつた。 同図において、aは作業台で、その上面の作業
者側に開口した作業空間bにワークcが支持さ
れ、作業空間bを覆つて排気フードdが設けられ
る。溶接作業によつて発生する物質eは、空気と
共に排気フードdによつて矢印のように排出され
るが、溶接部の雰囲気の性質を変化させないよう
に、f点の気流の速度は0.2m/s程度の低速に
維持される。このとき、作業者gがつけた溶接面
hの内部iでの流速は0〜0.3m/s、点jでは
0〜0.2m/sで、ほとんど空気の流れはない状
態である。 (考案が解決しようとする問題点) 前記の従来装置では、作業空間bが作業者g側
に開口しているために、排気フードdによつて排
気しても、排気速度が遅いため、粉塵及びヒユー
ムの一部は作業場に洩れてしまい、作業者の環境
を悪化させていた。 また、溶接部近くにエアカーテンを形成してヒ
ユーム等の発散を防止することは知られている
が、気流が溶接部に近いと溶接作業に悪影響が出
るためあまり強い気流を用いることはできず、送
出部と吸引部を併用して効果を高めるようにして
おり、構造が複雑高価になる。 (問題点を解決するための手段) 本考案は、作業者の前にエヤカーテンを設ける
ことによつて粉塵、ヒユーム等の漏洩を防止した
もので、その手段は、作業台の上方に作業空間を
あけて排気フードを設け、作業空間の雰囲気を低
速で排気するようにした溶接作業台において、作
業空間3の前面上方に、下向きの幅広の送気口6
及びフイルタ8を設けた吸気口7を備える送風機
5を配置し、前記送気口6の流出方向を、溶接作
業者が面前に装着した溶接用面10の内部に向け
て指向させ、該溶接用面10の内部及び作業空間
3の開口部2の外側を流れる空気流動層を形成す
るようにしたことを特徴とする。 (実施例) 第1図は、本考案の実施例を示すもので、作業
台1の上面に作業者側のみを開口部2とした作業
空間3を設け、作業空間の上部に排気フード4が
設けられる。ワークwは、作業空間内に支持さ
れ、溶接作業によつて発生する粉塵、ヒユームP
は、排気フード4から従来装置と同様に排出され
たのち空気から分離される。 排気フードの前面には送風機5が設置され、こ
の送風機5は適宜の支持梁に固定され、下向きの
広幅の送気口6をもち、吸気口7にはフイルタ8
を備える。掃気口6は、ここから流出する気流9
がエアーカーテンを形成して開放面2の前面を流
れ、かつ溶接作業者が溶接作業をしているとき流
出後ただちに顔面とその前方に装着した溶接用面
10との間隙を通過するように指向されている。
したがつて、作業中に粉塵、ヒユームPはエアカ
ーテンに遮られて作業者側に流出せず、溶接用面
10内にも殆ど吸入されることがなく、作業者は
衛生的に作業を行うことができる。 送風機5の送気口6における出口速度は、開放
面2に対して良好な遮蔽作用をすると共に作業の
障害にならない速度を選び、該速度は2.2〜5
m/sが適当であつた。 この速度にしたとき、溶接面10内の点11で
は2〜5m/s、開口部2の外側下方の点12で
は0.5〜1m/sであつた。 一方、作業空間3内の点13での速度は0.7〜
0.8m/sであり、従来技術における0.2m/sに
比べて速くしてあるが、このようにしても溶接雰
囲気に悪影響は生じなかつた。 第1図及び第2図の装置における粉塵の濃度
は、それぞれ排気フード内の測定点〓及び作業者
位置〓で測定し、TIG溶接については第1表、
MIG溶接については第2表の結果を得た。測定
には2台のデジタル粉塵計を用いて同時に相対濃
度を測定し、これに基づいて質量濃度を求めた。
作業台の改良に関するもので、作業者が衛生的な
環境で作業を行うことができる作業台を得ること
を目的とする。 (従来の技術) 溶接作業場所においては、高温の発生により、
溶接素材及び補助材料が酸化又は反応して、粉塵
及びヒユーム(煙)を発生し空気を汚染する。こ
の汚染空気は作業者に有害であるため、密閉でき
る自動溶接機をできるだけ採用して汚染物質の放
散を防止すると共に汚染物質を回収しているが、
自動溶接機を適用できない複雑な工程をもつ製品
や数量の少い製品の溶接では、第2図に示すよう
な作業台で手作業により溶接をしなければならな
かつた。 同図において、aは作業台で、その上面の作業
者側に開口した作業空間bにワークcが支持さ
れ、作業空間bを覆つて排気フードdが設けられ
る。溶接作業によつて発生する物質eは、空気と
共に排気フードdによつて矢印のように排出され
るが、溶接部の雰囲気の性質を変化させないよう
に、f点の気流の速度は0.2m/s程度の低速に
維持される。このとき、作業者gがつけた溶接面
hの内部iでの流速は0〜0.3m/s、点jでは
0〜0.2m/sで、ほとんど空気の流れはない状
態である。 (考案が解決しようとする問題点) 前記の従来装置では、作業空間bが作業者g側
に開口しているために、排気フードdによつて排
気しても、排気速度が遅いため、粉塵及びヒユー
ムの一部は作業場に洩れてしまい、作業者の環境
を悪化させていた。 また、溶接部近くにエアカーテンを形成してヒ
ユーム等の発散を防止することは知られている
が、気流が溶接部に近いと溶接作業に悪影響が出
るためあまり強い気流を用いることはできず、送
出部と吸引部を併用して効果を高めるようにして
おり、構造が複雑高価になる。 (問題点を解決するための手段) 本考案は、作業者の前にエヤカーテンを設ける
ことによつて粉塵、ヒユーム等の漏洩を防止した
もので、その手段は、作業台の上方に作業空間を
あけて排気フードを設け、作業空間の雰囲気を低
速で排気するようにした溶接作業台において、作
業空間3の前面上方に、下向きの幅広の送気口6
及びフイルタ8を設けた吸気口7を備える送風機
5を配置し、前記送気口6の流出方向を、溶接作
業者が面前に装着した溶接用面10の内部に向け
て指向させ、該溶接用面10の内部及び作業空間
3の開口部2の外側を流れる空気流動層を形成す
るようにしたことを特徴とする。 (実施例) 第1図は、本考案の実施例を示すもので、作業
台1の上面に作業者側のみを開口部2とした作業
空間3を設け、作業空間の上部に排気フード4が
設けられる。ワークwは、作業空間内に支持さ
れ、溶接作業によつて発生する粉塵、ヒユームP
は、排気フード4から従来装置と同様に排出され
たのち空気から分離される。 排気フードの前面には送風機5が設置され、こ
の送風機5は適宜の支持梁に固定され、下向きの
広幅の送気口6をもち、吸気口7にはフイルタ8
を備える。掃気口6は、ここから流出する気流9
がエアーカーテンを形成して開放面2の前面を流
れ、かつ溶接作業者が溶接作業をしているとき流
出後ただちに顔面とその前方に装着した溶接用面
10との間隙を通過するように指向されている。
したがつて、作業中に粉塵、ヒユームPはエアカ
ーテンに遮られて作業者側に流出せず、溶接用面
10内にも殆ど吸入されることがなく、作業者は
衛生的に作業を行うことができる。 送風機5の送気口6における出口速度は、開放
面2に対して良好な遮蔽作用をすると共に作業の
障害にならない速度を選び、該速度は2.2〜5
m/sが適当であつた。 この速度にしたとき、溶接面10内の点11で
は2〜5m/s、開口部2の外側下方の点12で
は0.5〜1m/sであつた。 一方、作業空間3内の点13での速度は0.7〜
0.8m/sであり、従来技術における0.2m/sに
比べて速くしてあるが、このようにしても溶接雰
囲気に悪影響は生じなかつた。 第1図及び第2図の装置における粉塵の濃度
は、それぞれ排気フード内の測定点〓及び作業者
位置〓で測定し、TIG溶接については第1表、
MIG溶接については第2表の結果を得た。測定
には2台のデジタル粉塵計を用いて同時に相対濃
度を測定し、これに基づいて質量濃度を求めた。
【表】
【表】
【表】
以上の実験値から、粉塵量がTIG溶接ではフー
ド内においては平均して0.68に、作業者位置では
0.52に減少し、MIG溶接では0.6及び0.5に減少し
た。 (考案の効果) 本考案によれば、掃気口6から出るエアカーテ
ンは、作業者に接して溶接部から離れているため
該溶接部に悪影響を与えることがなく、また、溶
接部で発生する粉塵、ヒユーム等を作業者に対し
て遮断し、かつフイルタ8で濾過された清浄な空
気が掃気口6から流出後ただちに作業者が装着し
た溶接用面10の内部に流入するから、粉塵等の
濃度の極めて低い空気を呼吸することができて衛
生的であり、室内に流出して浮遊する粉塵は、送
風機のフイルタに吸着されるので、室内空気全体
も清潔に保つことができる。したがつて、本考案
は溶接作業者の健康維持に極めて有益である。
ド内においては平均して0.68に、作業者位置では
0.52に減少し、MIG溶接では0.6及び0.5に減少し
た。 (考案の効果) 本考案によれば、掃気口6から出るエアカーテ
ンは、作業者に接して溶接部から離れているため
該溶接部に悪影響を与えることがなく、また、溶
接部で発生する粉塵、ヒユーム等を作業者に対し
て遮断し、かつフイルタ8で濾過された清浄な空
気が掃気口6から流出後ただちに作業者が装着し
た溶接用面10の内部に流入するから、粉塵等の
濃度の極めて低い空気を呼吸することができて衛
生的であり、室内に流出して浮遊する粉塵は、送
風機のフイルタに吸着されるので、室内空気全体
も清潔に保つことができる。したがつて、本考案
は溶接作業者の健康維持に極めて有益である。
第1図は本考案の実施例の側面図、第2図は従
来の装置の側面図である。 1……作業台、4……排気フード、5……送風
機、6……掃気口、8……フイルタ、10……溶
接用面。
来の装置の側面図である。 1……作業台、4……排気フード、5……送風
機、6……掃気口、8……フイルタ、10……溶
接用面。
Claims (1)
- 作業台の上方に作業空間をあけて排気フードを
設け、作業空間の雰囲気を低速で排気するように
した溶接作業台において、作業空間3の前面上方
に、下向きの幅広の送気口6及びフイルタ8を設
けた吸気口7を備える送風機5を配置し、前記送
気口6の流出方向を、溶接作業者が面前に装着し
た溶接用面10の内部に向けて指向させ、該溶接
用面10の内部及び作業空間3の開口部2の外側
を流れる空気流動層を形成するようにしたことを
特徴とする溶接作業装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986033230U JPH0331506Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986033230U JPH0331506Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62146585U JPS62146585U (ja) | 1987-09-16 |
JPH0331506Y2 true JPH0331506Y2 (ja) | 1991-07-04 |
Family
ID=30840646
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986033230U Expired JPH0331506Y2 (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0331506Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5330663A (en) * | 1976-09-03 | 1978-03-23 | Hitachi Chemical Co Ltd | Compound to be molded |
JPS54116354A (en) * | 1978-03-02 | 1979-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Excluding method for welding fume |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP1986033230U patent/JPH0331506Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5330663A (en) * | 1976-09-03 | 1978-03-23 | Hitachi Chemical Co Ltd | Compound to be molded |
JPS54116354A (en) * | 1978-03-02 | 1979-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Excluding method for welding fume |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62146585U (ja) | 1987-09-16 |
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