JPH0331158Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0331158Y2 JPH0331158Y2 JP1985103348U JP10334885U JPH0331158Y2 JP H0331158 Y2 JPH0331158 Y2 JP H0331158Y2 JP 1985103348 U JP1985103348 U JP 1985103348U JP 10334885 U JP10334885 U JP 10334885U JP H0331158 Y2 JPH0331158 Y2 JP H0331158Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotary blade
- cover
- engine
- stopper piece
- attached
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000013138 pruning Methods 0.000 claims description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 11
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 2
- 230000009194 climbing Effects 0.000 description 1
- 238000005553 drilling Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000003197 gene knockdown Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Harvester Elements (AREA)
Description
この考案は、操作管の先端部に取付けた回転刃
を、不必要時に不用意に回転しないようにロツク
することができるように改良されたものに関す
る。
を、不必要時に不用意に回転しないようにロツク
することができるように改良されたものに関す
る。
この種の携帯式枝打機は、本願の第1図にその
全体構成が示されているように、エンジンの回転
出力を伝達する伝動軸が内挿された操作管と、こ
の操作管の先端部に取付けられ、かつ上記伝動軸
の回転力が伝達される回転刃を備え、操作管の適
部に設けられたスロツトルレバーを操作してエン
ジンの回転を上げることにより、上記の回転刃を
回転させることができるように構成されている。 そしてこの第1図に示された枝打機は、エンジ
ンを乗せた背負い枠を背中に背負いながら樹木に
登り、そしてスロツトルレバーで回転刃の回転を
上げながら所望の枝を切断するというようにして
使用される。
全体構成が示されているように、エンジンの回転
出力を伝達する伝動軸が内挿された操作管と、こ
の操作管の先端部に取付けられ、かつ上記伝動軸
の回転力が伝達される回転刃を備え、操作管の適
部に設けられたスロツトルレバーを操作してエン
ジンの回転を上げることにより、上記の回転刃を
回転させることができるように構成されている。 そしてこの第1図に示された枝打機は、エンジ
ンを乗せた背負い枠を背中に背負いながら樹木に
登り、そしてスロツトルレバーで回転刃の回転を
上げながら所望の枝を切断するというようにして
使用される。
ところで、エンジンの出力部には通常遠心クラ
ツチが組み込まれており、エンジンの回転がある
程度上がらないと回転刃が回転しないようになつ
ている。しかしながら、エンジンは地上で始動さ
れるため、樹木に登はんする途中で作業者の衣服
や樹木の枝が上記のスロツトルレバーに触れない
とも限らず、そうすれば回転刃が不用意に回転を
始めるので非常に危険である。 この考案は、このような事情のもとで考え出さ
れたもので、簡単な構成により、不必要時には回
転刃の回転をロツクすることができるように構成
された携帯式枝打機を提供することをその課題と
する。
ツチが組み込まれており、エンジンの回転がある
程度上がらないと回転刃が回転しないようになつ
ている。しかしながら、エンジンは地上で始動さ
れるため、樹木に登はんする途中で作業者の衣服
や樹木の枝が上記のスロツトルレバーに触れない
とも限らず、そうすれば回転刃が不用意に回転を
始めるので非常に危険である。 この考案は、このような事情のもとで考え出さ
れたもので、簡単な構成により、不必要時には回
転刃の回転をロツクすることができるように構成
された携帯式枝打機を提供することをその課題と
する。
上記の問題を解決するため、この考案では、次
の技術的手段を講じている。 すなわち、本考案の携帯式枝打機は、エンジン
からの回転出力を伝動する伝動軸が内挿された操
作管と、この操作管の先端に取付けられ、かつ上
記伝動軸の回転が伝達されて回転する回転刃と、
この回転刃の上面を覆うカバーとを備える携帯式
枝打機において、 上記回転刃が取付けられる回転刃取付け軸に非
円形部を設けるとともに、上記カバーに、上記回
転刃取付け軸の非円形部の半径方向最外周の軌跡
と干渉するロツク位置と、干渉しないアンロツク
位置間を回動しうるストツパ片を支持するととも
に、ストツパ片を上記カバーの上面側から回動さ
せうるロツク操作レバーを設けたことを特徴とす
る。
の技術的手段を講じている。 すなわち、本考案の携帯式枝打機は、エンジン
からの回転出力を伝動する伝動軸が内挿された操
作管と、この操作管の先端に取付けられ、かつ上
記伝動軸の回転が伝達されて回転する回転刃と、
この回転刃の上面を覆うカバーとを備える携帯式
枝打機において、 上記回転刃が取付けられる回転刃取付け軸に非
円形部を設けるとともに、上記カバーに、上記回
転刃取付け軸の非円形部の半径方向最外周の軌跡
と干渉するロツク位置と、干渉しないアンロツク
位置間を回動しうるストツパ片を支持するととも
に、ストツパ片を上記カバーの上面側から回動さ
せうるロツク操作レバーを設けたことを特徴とす
る。
ロツク操作レバーを操作してストツパ片をロツ
ク位置に回動させると、このストツパ片の先端部
が回転刃取付け軸の非円形部の最外周部の回転軌
跡と干渉するので、たとえスロツトルレバーがな
んらかの原因で動かされるなどしてエンジン出力
軸の回転が上がつても、上記ストツパ片が回転刃
取付け軸の回転を阻止し、回転刃が不用意に回転
することがなくなる。
ク位置に回動させると、このストツパ片の先端部
が回転刃取付け軸の非円形部の最外周部の回転軌
跡と干渉するので、たとえスロツトルレバーがな
んらかの原因で動かされるなどしてエンジン出力
軸の回転が上がつても、上記ストツパ片が回転刃
取付け軸の回転を阻止し、回転刃が不用意に回転
することがなくなる。
したがつて、本考案の携帯式枝打機では、操作
管先端部に設けられ、かつ、カバーの上面側から
回動操作できるロツク操作レバーを回動操作する
だけというきわめて簡単な操作により、回転刃が
回転できない状態を選択することができ、その結
果、なんらかの原因でスロツトルレバーが動き、
回転刃が不用意に回転を始めるという危険性を未
然に回避することができるようになる。 また、本考案では、ストツパ部材で回転刃を直
接ロツクするのではないので、たとえば回転刃に
ストツパ穴を開けるなどの加工を施す必要がな
く、従来から市販されている回転刃をそのまま使
用することができる。
管先端部に設けられ、かつ、カバーの上面側から
回動操作できるロツク操作レバーを回動操作する
だけというきわめて簡単な操作により、回転刃が
回転できない状態を選択することができ、その結
果、なんらかの原因でスロツトルレバーが動き、
回転刃が不用意に回転を始めるという危険性を未
然に回避することができるようになる。 また、本考案では、ストツパ部材で回転刃を直
接ロツクするのではないので、たとえば回転刃に
ストツパ穴を開けるなどの加工を施す必要がな
く、従来から市販されている回転刃をそのまま使
用することができる。
以下、本考案の携帯式枝打機の実施例を図面を
参照して具体的に説明する。 第1図は本考案に係る枝打機1の一例の全体を
示す。 この枝打機1を駆動するためのエンジン2は、
作業者の背中に背負いうるように構成された背負
枠3上に載置支持されている。この背負枠3は、
エンジン2が乗せられる水平部3aと、背当てパ
ツド4が取付けられた垂直部3bとを有する側面
視ほぼL字状を呈している。水平部3aには、エ
ンジン2がほぼ垂直軸回りに回動可能に支持さ
れ、また、垂直部3bの上部および下部には、肩
掛けバンド5の上下両端部が連結されている。こ
の肩掛けバンド5には、肩当てパツド6が取付け
られている。 エンジン2の出力は、図示しない遠心クラツチ
を介してフレキシブルチユーブ7内に通挿された
フレキシブル伝動軸(図示略)ないしフレキシブ
ルチユーブ7の先端に接続された操作管8の内部
に挿通された剛性伝動軸9を介し、操作管8の先
端部に取付けられる回転刃10に伝達され、これ
を回転させるようになつている。なお、この操作
管8は、図示例のようにその回転刃10に近い部
分に操作用グリツプ11を設けて作業者に対し近
い位置にある枝を打落すようにするほか、相当長
い、たとえば2ないし3mのものとし、地上から
高所の枝を打落すことができるように構成するこ
ともできる。なお、符号11aは、エンジンの回
転数をントロールするためのスロツトルレバーで
ある。 第2図以降の図面に操作管8の先端部における
回転刃10の取付け部の詳細を示す。 操作管8の先端部には、ギヤハウジング12が
固着されており、これの内部において、操作管8
に対してほぼ直交するように支持された回転刃支
持軸13と、操作管の内部に挿通された剛性伝動
軸9とを一体の傘歯車14,15で連繋してい
る。そして上記回転刃支持軸13の先端部には、
回転刃10の中央部上面の比較的広い面積をバツ
クアツプすることができ、かつ第5図に示すよう
にほぼ正方形の平面視形状をした取付け座金16
が固着され、この取付け座金16に回転刃10の
中央部がねじにより取付けられている。 上記ギヤハウジング12には、回転刃10の上
面10aを覆う上カバー18が固定され、かつこ
の上カバー18を下方に変位させた周縁部には、
回転刃10の下面10bをわずかなすきまを介し
て覆う下カバー19の縁部がねじにより取付けら
れる。上カバー18は、さらに具体的には、第2
図に示すようにギヤハウジング12の前方に延出
させた鍔20と、ギヤハウジング12の後方の筒
胴部21の下面に形成された取付け座22とに対
してそれぞれねじ23,24で取付けられる。 上記上カバー18と下カバー19の一方または
双方には、切断すべき太い枝A(第2図)を導入
するための第一の切込み25と、切断すべき細い
枝B(第2図)を導入するための第二の切込み2
6が設けられる。本例では上記第一の切込み25
は、上カバー18および下カバー19を、第2図
に示すように平面視でギヤハウジング12および
これの筒胴部21の右方をほぼ逆J字状に大きく
えぐり込むことにより形成されている。そして上
記第二の切込み26は、上カバー18および下カ
バー19の前縁部を、たとえば直径が10mmないし
20mm程度の枝Bを導入しうる幅の、半径方向に延
びるほぼU字状に切り込むことにより形成されて
いる。 太い枝Aは、第一の切込み25の、上記筒胴部
22ないし操作管8に沿う直線状のスライド案内
部25aを上記枝Aに立て掛けるようにあてが
い、操作管8を図の矢印P方向に引くことにより
簡単に切断される。また、細い枝Bは、上記第二
の切込み26の入口を枝Bにあてがい、そして操
作管8を上方に突き上げることにより簡単に切断
される。本例では、回転刃10の下面10bをわ
ずかなすきまを介して覆う下カバー19が設けら
れているので、この下カバー19を幹に当てなが
ら上記のような操作をすることにより、枝A,B
は、その根元からこぶ状の突起を残すことなく、
完全に切断される。 そして本考案では、回転刃10の回転を阻止し
うるロツク機構が、次のようにして構成される。 第6図に詳示するように、上カバー18の適部
にはボス孔27が設けられ、これにストツパ片2
8が一体的に形成された軸29がこの上カバー1
8の下側から通挿される。そしてこの軸29の外
部突出端部には、ロツク操作レバー30のキヤツ
プ状基部がはめ込み状に固定される。また、上記
ストツパ片28の、ボス孔27の下端面と対向す
る部位には、板バネ31により上記ボス孔27の
下端面にむけて弾力的に付勢された鋼球32が埋
設され、そして上記ボス孔27の下端面には、上
記ストツパ片28がロツク位置にあるときおよび
アンロツク位置にあるときに上記鋼球32が係入
する係合凹部33が設けられる。これにより、ロ
ツク操作レバー30を、節度感をもつてロツク位
置ないしアンロツク位置に回動させることがで
き、ロツク位置にある操作レバー30が不用意に
アンロツク側に回動するのを防止することができ
る。 なお、上記ストツパ片28は、第5図において
矢印L方向に回動してロツク位置をとるとき、そ
の先端がほぼ正方形をした上記取付け座金16の
頂点部の回転軌跡Cと干渉し、かつ矢印U方向に
回動してアンロツク位置をとるとき上記回転軌跡
Cと干渉しない形状および取付け位置が選択され
る。なお、第5図において符号35は、図の反時
計回りに回転する取付け座金16の回転力をスト
ツパ片28を介して実質的に受ける。上カバー1
8の裏面に固着された突起を、符号36は、スト
ツパ片28のアンロツク位置からの過回動を阻止
するための突起を、それぞれ示す。 以上のことから、本考案の携帯式枝打機では、
ロツク操作レバーをロツク位置に回すことによ
り、簡単に回転刃10の回転をロツクすることが
でき、こうすることにより、たとえば作業者の衣
服や枝がスロツトルレバーに触れてエンジン2の
回転数が上がつても、不用意に回転刃が回転を始
めるという危険が未然に回避される。またロツク
操作レバーをロツク位置にしておけば、エンジン
をスタートさせるときに不用意に回転刃が回転す
ることも防止することができる。 また、本考案では、たとえば、ストツパピンを
回転刃に開けた係合穴に通して回転刃を直接ロツ
クするという構成ではなく、回転刃を支持する回
転刃支持軸の回転をロツクするようにしているの
で、回転刃になんら細工を施すことなく、従来か
ら市販されている回転刃をそのまま使用すること
ができる。 もちろん本考案の範囲は上述した実施例に限定
されることはない。たとえば、回転刃支持軸に設
けるべき非円形部として実施例では、回転刃に固
定されるほぼ正方形形状の取付け座金をもつて構
成しているが、たとえば回転刃支持軸にギヤを取
付け、このギヤの刃にストツパ片が選択的に嵌ま
り込むようにするという展開も考えられる。こう
して回転刃支持軸と別体の、非円形の部材を取付
けるほか、回転刃支持軸自体に非円形部を一体形
成してもよいことはもちろんである。 さらに、本考案を適用するには、すくなくと
も、伝動軸が内挿された操作管と、この操作管の
先端部に取付けられる回転刃と、この回転刃の上
面を覆うカバーが備えられておればよく、実施例
に開示されたそれ以外の構成は、実用新案登録請
求の範囲に記載された本考案の範囲を規定するも
のではない。
参照して具体的に説明する。 第1図は本考案に係る枝打機1の一例の全体を
示す。 この枝打機1を駆動するためのエンジン2は、
作業者の背中に背負いうるように構成された背負
枠3上に載置支持されている。この背負枠3は、
エンジン2が乗せられる水平部3aと、背当てパ
ツド4が取付けられた垂直部3bとを有する側面
視ほぼL字状を呈している。水平部3aには、エ
ンジン2がほぼ垂直軸回りに回動可能に支持さ
れ、また、垂直部3bの上部および下部には、肩
掛けバンド5の上下両端部が連結されている。こ
の肩掛けバンド5には、肩当てパツド6が取付け
られている。 エンジン2の出力は、図示しない遠心クラツチ
を介してフレキシブルチユーブ7内に通挿された
フレキシブル伝動軸(図示略)ないしフレキシブ
ルチユーブ7の先端に接続された操作管8の内部
に挿通された剛性伝動軸9を介し、操作管8の先
端部に取付けられる回転刃10に伝達され、これ
を回転させるようになつている。なお、この操作
管8は、図示例のようにその回転刃10に近い部
分に操作用グリツプ11を設けて作業者に対し近
い位置にある枝を打落すようにするほか、相当長
い、たとえば2ないし3mのものとし、地上から
高所の枝を打落すことができるように構成するこ
ともできる。なお、符号11aは、エンジンの回
転数をントロールするためのスロツトルレバーで
ある。 第2図以降の図面に操作管8の先端部における
回転刃10の取付け部の詳細を示す。 操作管8の先端部には、ギヤハウジング12が
固着されており、これの内部において、操作管8
に対してほぼ直交するように支持された回転刃支
持軸13と、操作管の内部に挿通された剛性伝動
軸9とを一体の傘歯車14,15で連繋してい
る。そして上記回転刃支持軸13の先端部には、
回転刃10の中央部上面の比較的広い面積をバツ
クアツプすることができ、かつ第5図に示すよう
にほぼ正方形の平面視形状をした取付け座金16
が固着され、この取付け座金16に回転刃10の
中央部がねじにより取付けられている。 上記ギヤハウジング12には、回転刃10の上
面10aを覆う上カバー18が固定され、かつこ
の上カバー18を下方に変位させた周縁部には、
回転刃10の下面10bをわずかなすきまを介し
て覆う下カバー19の縁部がねじにより取付けら
れる。上カバー18は、さらに具体的には、第2
図に示すようにギヤハウジング12の前方に延出
させた鍔20と、ギヤハウジング12の後方の筒
胴部21の下面に形成された取付け座22とに対
してそれぞれねじ23,24で取付けられる。 上記上カバー18と下カバー19の一方または
双方には、切断すべき太い枝A(第2図)を導入
するための第一の切込み25と、切断すべき細い
枝B(第2図)を導入するための第二の切込み2
6が設けられる。本例では上記第一の切込み25
は、上カバー18および下カバー19を、第2図
に示すように平面視でギヤハウジング12および
これの筒胴部21の右方をほぼ逆J字状に大きく
えぐり込むことにより形成されている。そして上
記第二の切込み26は、上カバー18および下カ
バー19の前縁部を、たとえば直径が10mmないし
20mm程度の枝Bを導入しうる幅の、半径方向に延
びるほぼU字状に切り込むことにより形成されて
いる。 太い枝Aは、第一の切込み25の、上記筒胴部
22ないし操作管8に沿う直線状のスライド案内
部25aを上記枝Aに立て掛けるようにあてが
い、操作管8を図の矢印P方向に引くことにより
簡単に切断される。また、細い枝Bは、上記第二
の切込み26の入口を枝Bにあてがい、そして操
作管8を上方に突き上げることにより簡単に切断
される。本例では、回転刃10の下面10bをわ
ずかなすきまを介して覆う下カバー19が設けら
れているので、この下カバー19を幹に当てなが
ら上記のような操作をすることにより、枝A,B
は、その根元からこぶ状の突起を残すことなく、
完全に切断される。 そして本考案では、回転刃10の回転を阻止し
うるロツク機構が、次のようにして構成される。 第6図に詳示するように、上カバー18の適部
にはボス孔27が設けられ、これにストツパ片2
8が一体的に形成された軸29がこの上カバー1
8の下側から通挿される。そしてこの軸29の外
部突出端部には、ロツク操作レバー30のキヤツ
プ状基部がはめ込み状に固定される。また、上記
ストツパ片28の、ボス孔27の下端面と対向す
る部位には、板バネ31により上記ボス孔27の
下端面にむけて弾力的に付勢された鋼球32が埋
設され、そして上記ボス孔27の下端面には、上
記ストツパ片28がロツク位置にあるときおよび
アンロツク位置にあるときに上記鋼球32が係入
する係合凹部33が設けられる。これにより、ロ
ツク操作レバー30を、節度感をもつてロツク位
置ないしアンロツク位置に回動させることがで
き、ロツク位置にある操作レバー30が不用意に
アンロツク側に回動するのを防止することができ
る。 なお、上記ストツパ片28は、第5図において
矢印L方向に回動してロツク位置をとるとき、そ
の先端がほぼ正方形をした上記取付け座金16の
頂点部の回転軌跡Cと干渉し、かつ矢印U方向に
回動してアンロツク位置をとるとき上記回転軌跡
Cと干渉しない形状および取付け位置が選択され
る。なお、第5図において符号35は、図の反時
計回りに回転する取付け座金16の回転力をスト
ツパ片28を介して実質的に受ける。上カバー1
8の裏面に固着された突起を、符号36は、スト
ツパ片28のアンロツク位置からの過回動を阻止
するための突起を、それぞれ示す。 以上のことから、本考案の携帯式枝打機では、
ロツク操作レバーをロツク位置に回すことによ
り、簡単に回転刃10の回転をロツクすることが
でき、こうすることにより、たとえば作業者の衣
服や枝がスロツトルレバーに触れてエンジン2の
回転数が上がつても、不用意に回転刃が回転を始
めるという危険が未然に回避される。またロツク
操作レバーをロツク位置にしておけば、エンジン
をスタートさせるときに不用意に回転刃が回転す
ることも防止することができる。 また、本考案では、たとえば、ストツパピンを
回転刃に開けた係合穴に通して回転刃を直接ロツ
クするという構成ではなく、回転刃を支持する回
転刃支持軸の回転をロツクするようにしているの
で、回転刃になんら細工を施すことなく、従来か
ら市販されている回転刃をそのまま使用すること
ができる。 もちろん本考案の範囲は上述した実施例に限定
されることはない。たとえば、回転刃支持軸に設
けるべき非円形部として実施例では、回転刃に固
定されるほぼ正方形形状の取付け座金をもつて構
成しているが、たとえば回転刃支持軸にギヤを取
付け、このギヤの刃にストツパ片が選択的に嵌ま
り込むようにするという展開も考えられる。こう
して回転刃支持軸と別体の、非円形の部材を取付
けるほか、回転刃支持軸自体に非円形部を一体形
成してもよいことはもちろんである。 さらに、本考案を適用するには、すくなくと
も、伝動軸が内挿された操作管と、この操作管の
先端部に取付けられる回転刃と、この回転刃の上
面を覆うカバーが備えられておればよく、実施例
に開示されたそれ以外の構成は、実用新案登録請
求の範囲に記載された本考案の範囲を規定するも
のではない。
第1図は本考案の枝打機の一実施例の全体図、
第2図は操作管先端部の平面図、第3図はその縦
断面図、第4図は底面図、第5図は回転刃および
下カバーを取外した状態での底面図、第6図は第
5図の−線に沿う拡大断面図である。 1……枝打機、2……エンジン、8……操作
管、10……回転刃、18……上カバー、16…
…取付け座金(非円形部)、28……ストツパ片、
30……ロツク操作レバー。
第2図は操作管先端部の平面図、第3図はその縦
断面図、第4図は底面図、第5図は回転刃および
下カバーを取外した状態での底面図、第6図は第
5図の−線に沿う拡大断面図である。 1……枝打機、2……エンジン、8……操作
管、10……回転刃、18……上カバー、16…
…取付け座金(非円形部)、28……ストツパ片、
30……ロツク操作レバー。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンからの回転出力を伝動する伝動軸が内
挿された操作管と、この操作管の先端に取付けら
れ、かつ上記伝動軸の回転が伝達されて回転する
回転刃と、この回転刃の上面を覆うカバーとを備
える携帯式枝打機において、 上記回転刃が取付けられる回転刃取付け軸に非
円形部を設けるとともに、上記カバーに、上記回
転刃取付け軸の非円形部の半径方向最外周の軌跡
と干渉するロツク位置と、干渉しないアンロツク
位置間を回動しうるストツパ片を支持するととも
に、このストツパ片を上記カバーの上面側から回
動させうるロツク操作レバーを設けたことを特徴
とする、携帯用枝打機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985103348U JPH0331158Y2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985103348U JPH0331158Y2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6210746U JPS6210746U (ja) | 1987-01-22 |
JPH0331158Y2 true JPH0331158Y2 (ja) | 1991-07-02 |
Family
ID=30975821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985103348U Expired JPH0331158Y2 (ja) | 1985-07-05 | 1985-07-05 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0331158Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5795608B2 (ja) * | 2013-05-30 | 2015-10-14 | 近藤 正男 | 高所枝切り機 |
GB201615290D0 (en) * | 2016-09-08 | 2016-10-26 | Soederberg Ramon | Improved branch cutter |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5959722U (ja) * | 1982-10-13 | 1984-04-19 | 富士ロビン株式会社 | 刈払機における刈刃着脱用の出力軸ロツク装置 |
-
1985
- 1985-07-05 JP JP1985103348U patent/JPH0331158Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6210746U (ja) | 1987-01-22 |
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