JP2741589B2 - 研削・切削工具用グラインダ - Google Patents

研削・切削工具用グラインダ

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JP2741589B2
JP2741589B2 JP3271396A JP3271396A JP2741589B2 JP 2741589 B2 JP2741589 B2 JP 2741589B2 JP 3271396 A JP3271396 A JP 3271396A JP 3271396 A JP3271396 A JP 3271396A JP 2741589 B2 JP2741589 B2 JP 2741589B2
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JP
Japan
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rotary blade
safety cover
adjusting
grinder
adjusting member
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勝 片桐
喜由 小口
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Kitz Corp
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Kitz Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯用のグライン
ダ、又は、高速切断機など、摩耗により縮径する回転刃
を有する研削又は切削工具用グラインダに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯用グラインダの使用時におけ
る安全対策としては、実開昭61−127966に記載
のように半円形の安全カバーを回転軸を中心として回転
可能で位置調整ができるもの、また、実開平3−228
58に記載されているように、回転刃を半円形の固定カ
バーと旋回可能な透明カバーで覆うものなどがあり、こ
れらは安全カバーの取付け位置を変えることが可能であ
り、研削時においては、回転する回転刃から身を守り安
全に作業することを目的として発明された。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これら従来の
安全カバーは新品の回転刃の直径に合わせて設計がなさ
れているため、使用することによって回転刃が磨耗した
際においての安全対策は必ずしも充分ではなかった。
【0004】すなわち、回転刃が磨耗した際に生ずる間
隙幅は、摩耗による回転刃の縮径によって、回転刃を使
い初めた当初より除々に広がっていき、摩耗が激しくな
ると、使用中、広くなった回転刃進入側の間隙に手など
を巻き込む可能性があり危険である。
【0005】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、使用が重なり回転刃が磨耗しても、使
用時において間隙に手などを巻き込みにくい、安全性の
高いグラインダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、回転刃の外周面に沿って生ずる回転刃と
安全カバーとの間隙幅を調整する調整部材を、安全カバ
ーへの回転刃進入側の間隙位置に新たに設けたもので、
回転刃の使用頻度に応じて、その都度調整部材を用いて
必要に応じた間隙幅を得ることができる。
【0007】また、前記調整部材を、安全カバーの回転
刃受入れ側端部に蝶番で連結し、また、調整部材と回転
刃外周面との間隙幅を適宜の幅で保持するため、調整部
材と安全カバーを締結部材で固着したもので、蝶番を用
いて安全カバーに調整部材を連結したので、調整部材が
揺動自在となり、自由に間隙幅を調整することができ
る。さらに、必要な間隙幅を残したまま、締結部材で調
整部材を安全カバーに締結するので、回転刃の摩耗具合
によって、調整部材の位置を調整することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及至図6に示すように、安全
カバー1は、回転刃2の略後側半分を覆って、グライン
ダ本体3に取り付けられ、そして、この安全カバー1の
回転刃受入れ側端部1aに、回転刃2の外周面に沿って
生ずる間隙幅を調整する調整部材4が設けられている。
そして、この調整部材4は、回転刃2の安全カバー進入
付近を部分的に覆うようにして、蝶番5によって揺動自
在に取り付けられ、さらに、適当な間隙幅を保持するた
めに、締結部材6によって安全カバー1に固着される。
なお、図において、回転刃2は研削用の砥石で、また、
締結部材6は、締結および弛緩が容易な蝶ネジである。
【0009】安全カバー1は、略半分に剪断した盆状に
形成され、さらに、回転刃受入れ側端部1a(以下、受
入側端部1a)の内側部分を、回転刃2の略最小半径分
残し、外側部分を回転刃2の回転方向(矢印A)に対し
て斜めに剪断している。また、この受入側端部1aに
は、締結部材6のネジ部6aを貫通させる貫通孔1bが
穿孔され、さらに、この貫通孔1bのネジ部突出側に
は、貫通孔1bと同心上に、締結部材6のネジ部6aと
螺合するナット7がロウ付けなどにより固着されてい
る。なお、このナット7を用いることなく締結部材6を
螺合するため、貫通孔1bの内周面にネジ山を形成した
り、貫通孔1bの代わりに短筒状のめねじ部を形成して
も良い。
【0010】調整部材4は、回転刃2を部分的に覆うよ
うに、回転刃2の回転方向(矢印A)から見て断面L字
状、かつ、上面から見て略扇状に形成され、上面に締結
部材6のネジ部6aをガイドする円弧状の長孔4aが穿
孔され、また、回転刃2の外周面を覆う縁板4bの先端
には調整部4cが延設されている。
【0011】さらに、この調整部材4の縁板4bの他端
には、蝶番5の接着片5aがロウ付けなどで固着され、
さらに、この蝶番5の他端の接着片5bは、安全カバー
2の受入側端部1aの外周面にロウ付けなどで固着され
ており、調整部材4は、蝶番5の軸部5cを支点として
揺動自在に、安全カバー1に連結される。結果、この調
整部材4の調整部4cが、回転刃2の外周面に対して接
離自在となり、調整部4cと回転刃2外周面との間隙幅
を自在に調整することができる。
【0012】そして、図3、図4に示すl又はLは、調
整部4cと回転刃2の外周面とがなす間隙の幅であり、
必要な間隙幅が得られるように、安全カバー1に対して
調整部材4を揺動させて調整部4cと回転刃2との間隙
幅をlとし、この位置において、調整部材4に設けた長
孔4aに締結部材6のネジ部6aを貫通させ、さらに、
このネジ部6aを安全カバー1に設けた貫通孔1bに挿
通すると共に、安全カバー1の裏面に固着したナット7
に螺合させる。
【0013】このように、蝶番5によって揺動自在に取
り付けられた調整部材4を揺動させ、調整部4cと回転
刃2とがなす間隙の幅をlに調整し、締結部材6を締め
ることによって、調整部材4を安全カバー1に固定する
ことになり、調整部4cと回転刃2とがなす間隙幅を保
持できるようにしている。なお、締結部材6の弛緩を防
止するため、図示しないスプリングワッシャーなどを、
調整部材4との間に介在させると良い。
【0014】間隙幅lを構成する調整部材4の先端であ
る調整部4cが移動可能な距離は、締結部材6のネジ部
6aが貫通する長孔4aの円弧P−Q間の距離によって
決定されるため、点P,Qの位置はそれぞれ、回転刃2
の最初に使用するときの最大径、回転刃2が磨耗して交
換が必要になる最小径において、間隙幅をlに調整した
時の締結部材6の締結位置またはそれ以上ゆとりをもた
せた距離になるように設定することが望ましい。なお、
調整部材4を段階的に移動させると共に、締結部材6が
弛んだ際の調整部材4の移動を防止するように、長孔4
a内面に複数の仕切り、例えば波形状の突起などを設け
ると良い。
【0015】円弧P−Q間は、間隙幅を調整するための
締結部材6を締結させる区間であり、使用を重ねる度に
除々に回転刃2が磨耗し、そのままの状態では、図3に
示す間隙幅はlからLのごとく広がってしまう。このた
め、ある程度回転刃2が摩耗し、縮径した際には、締結
部材6を緩め、円弧P−Q間において、間隙幅がlの距
離をなすように調整部材4を、蝶番5の軸部5cを支点
として揺動させ、調整部4cと回転刃2との間隙幅を調
整した後、締結部材6を締める。新たなる使用によって
回転刃2が磨耗し、間隙幅が広がったときには、再度こ
れを繰り返しその都度調整することにより、使用者にと
って手などを巻き込みにくい、安全な間隙幅を提供する
ことができる。
【0016】なお、このように回転刃2と安全カバー1
がなす間隙幅を調整する調整部材4は、上述した携帯用
のグラインダ以外にも、図7に示される高速切断機8な
どにも採用することができる。この場合の回転刃2には
切断用の砥石が用いられる。
【0017】次に、図8,図9を用いて、他の実施例を
説明する。なお、上記実施例と同一部材には同一符号を
用い、説明は省略する
【0018】本例における締結部材は、ピン16で構成
され、このピン16は、調整部材4の上面に突設した挿
入孔14aに、先端テーパ状のピンの係止部16aを挿
入し、さらに、この係止部16aの適所に止め輪17を
固定すると共に、この止め輪17と調整部材4との間に
弾性部材17a、例えばバネやゴムなど、を介在させ
て、常に安全カバー1方向に弾発付勢され、調整部材4
に上下動可能に取り付けられている。そして、ピンの係
止部16aの先端を挿入する係止孔11が、安全カバ
ー1の上面に、蝶番5の軸部5cを中心として描くピン
16の円弧状の軌跡に沿って複数穿孔されている。
【0019】このように形成した調整部材4は、ピン1
6を引き上げるだけで、安全カバー1に対して揺動可能
となるので、迅速かつ容易に間隙幅を調整することがで
き、さらに、安全カバー1に設けた複数の係止孔11−
のうち、回転刃2と安全カバー1との間隙幅に応じた
適宜位置の係止孔11−を選択して、ピン係止部16
aを挿入することによって、間隙幅を段階的に調整する
ことができる。
【0020】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明は、
グラインダなど回転刃を有する研削・切削工具におい
て、回転刃と安全カバーとの間隙幅が、回転刃の摩耗に
より広がってしまっても、調整部材によって、回転刃と
の間隙幅を適当な幅に調整することができるので、使用
者にとって、安全カバーへの回転刃進入側の間隙に手な
どを巻き込む危険性が少なくなり、安全に作業を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における携帯用グラインダの調整部材の
取付け状態の一例を示す斜視図である。
【図2】上記調整部材を移動させた状態を示す斜視図で
ある。
【図3】図1の要部拡大平面図である。
【図4】図2の要部拡大平面図である。
【図5】図3の調整部材の取付け状態を示すA−A線部
分断面図である。
【図6】上記調整部材に蝶番を取り付けた状態を示す斜
視図である。
【図7】本発明を高速切断機に用いた状態を示す一実施
例である。
【図8】他の実施例を示す要部拡大平面図である。
【図9】図8の調整部材の取付状態を示すB−B線部分
断面図である。
【符号の説明】
1 安全カバー 1a 回転刃受入れ側端部 2 回転刃 3 グラインダ本体 4 調整部材 5 蝶番 6 締結部材 16 ピン(締結部材)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラインダ本体に設けた回転刃を覆う安
    全カバーをもつグラインダにおいて、回転刃の外周面に
    沿って生ずる回転刃と安全カバーとの間隙幅を調整する
    調整部材を、安全カバーへの回転刃進入側の間隙位置に
    設けたことを特徴とする研削・切削工具用グラインダ。
  2. 【請求項2】 前記調整部材を、安全カバーの回転刃受
    入れ側端部に蝶番で連結し、また、調整部材と回転刃外
    周面との間隙幅を適宜の幅で保持するため、調整部材と
    安全カバーを締結部材で固着したことを特徴とする請求
    項1記載の研削・切削工具用グラインダ。
JP3271396A 1996-01-26 1996-01-26 研削・切削工具用グラインダ Expired - Lifetime JP2741589B2 (ja)

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JPH09201770A JPH09201770A (ja) 1997-08-05
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JP7057560B2 (ja) * 2017-11-06 2022-04-20 アジアクリエイト株式会社 グラインダー体感装置

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