JPH0331042A - ワイパ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、ワイパ装置に係り、特にワイパをウィンドガ
ラス下方の車体内に格納し開閉カバーにより自動的に覆
うことができるワイパ装置に関する。

Ｂ、従来の技術 従来、格納式のワイパ装置としては、例えば特開昭５９
−５３２５５号公報、実開昭６０−１７８２６３号公報
等で開示されるものが知られている。

この種の格納式ワイパ装置では、フロントガラス面とフ
ードとの間にワイパ格納空間を設け、このワイパ格納部
の開口はカバーにより開閉できる構造になっている。従
って、ワイパを払拭動作させるに際し、ワイパスイッチ
をオンすると、まず、カバー駆動部が動作してカバーを
開き、その後、ワイパ即動部が動作して収納部内の下側
反転位置にあるワイパを予め設定された払拭角範囲で揺
動運動させ、これによりフロントガラス面を払拭する。

一方、ワイパスイッチをオフすると、ワイパは格納部内
に格納されると共に、これに連動してカバーが格納部の
開口を閉塞する９ Ｃ１発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述のような従来のワイパ装置では、ワ
イパ格納部用のカバーがワイパスイッチのオン・オフに
連動して開閉し、しかもワイパの不使用時はカバーが常
に閉状態におかれる方式になっているため、冬期のよう
な寒冷雰囲気中に車両を長時間放置すると、カバーの周
縁とこれに対向する格納部開口の縁部とが凍結し、カバ
ーの開閉ができなくなるおそれがある。また、カバーが
凍結されていることを知らないままワイパスイッチをオ
ンすると、カバー開閉ユニットが破損されるおそれがあ
った。

さらにまた、従来の格納式ワイパの払拭角は一定で、そ
の下側反転位置がワイパ格納部内にあるため、ワイパに
よりフロントガラス面から掻き落された雪がワイパ格納
部内に押し込まれ、ワイパ格納部に雪詰めが生じる問題
があった。

本発明の技術的課題は、カバーの凍結によりカバーの開
閉ができなくなることを防止し、かつワイパによるワイ
パ格納部への雪詰めを防止することにある。

００課題を解決するための手段 クレーム対応図である第１図により本発明を説明すると
、本発明は、ウィンドガラス３０の下端に形成されるワ
イパ格納部３２を覆いカバーアクチュエータ２２で開閉
駆動されるワイパ格納カバー２４と、ワイパ２１を開動
するワイパアクチュエータ１８の動作・停止を指令する
ワイパスイッチ１１と、このワイパスイッチ１１のオン
オフ操作に応動してカバーアクチュエータ２２とワイパ
アクチュエータ１８の駆動を制御することにより、オン
時はカバー２４を開いてワイパ２１を駆動するとともに
、オフ時はワイパ２１を格納部内３２内で停止させてカ
バー２４を閉める第１の駆動制御手段５０１とを有する
ワイパ装置に適用される。

そして上述の技術的課題は、ワイパ格納カバー２４の開
閉を指令するカバー開閉スイッチ１２と。

ワイパスイッチ１１がオフの時にカバー開閉スイッチ１
２のオンオフ操作に応動してカバーアクチュエータ２２
を制御することにより、オン時にカバー２４を開くとと
もに、オフ時にカバー２４を閉める第２の駆動制御手段
５０２と、ワイパ２１を上側反転位置と第１の下側反転
位置との間で揺動させる大払拭角と、第１の下側反転位
置よりも上側の第２の下側反転位置と上側反転位置との
間でワイパ２１を揺動させる小払拭角とのいずれかを設
定する払拭角設定手段５０３と、カバー開閉スイッチ１
２のオン操作時に払拭角設定手段５０３を制御して小払
拭角を設定する払拭角制御手段５０４とを備えて解決さ
れる。

Ｅ９作用 ワイパスイッチ１１がオン操作されると、第２の駆動制
御手段５０２によりアクチュエータ２２が駆動されてカ
バー２４が開くと共に第１の駆動制御手段５０１により
ワイパアクチュエータ１８が動作してワイパ２１を通常
の払拭角で揺動払拭運動させる。そして、ワイパスイッ
チ１１がオフされると上記の逆に動作してワイパ２１が
格納部３２内に収納されてカバー２４が閉じる。また、
ワイパスイッチ１１のオフ時にカバー開閉スイッチ１２
がオン・オフされると第２の駆動制御手段５０２が動作
してカバー２４を開または閉すると同時に、カバー開閉
スイッチ１２のオン時は払拭角制御手段５０３により払
拭角設定手段５０４が動作してワイパ２１の払拭角を小
さく設定する。

このため、カバー２４を必要に応じ開閉することができ
ると共に、カバー２４の凍結によるワイパ２１の動作が
不能になるという問題が解決され、しかもワイパ格納部
への雪詰めも防止できる。

なお、本発明の詳細な説明する上記り項およびＥ項では
、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いたが
、これにより本発明が実施例に限定されるものではない
。

Ｆ、実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図は、本発明によるワイパ装置の一実施例を示す全
体のシステム構成図である。

第２図において、制御装置１０は、ワイパの払拭、格納
制御およびワイパ格納カバーの開閉制御を行うもので、
マイクロコンピュータから構成されている。

この格納式ワイパ制御用のマイクロコンピュータ１０は
、演算制御機能を有するＣＰＵ　（中央処理装ｆｉｔ）
１０１と、ワイパの払拭、格納およびワイパ格納カバー
の開閉のための処理プログラムを格納する読出し専用の
ＲＯＭ１０２と、ＣＰＵ１０１での演算結果、その他の
データを記憶する書込み読出し可能なＲＡＭ　１０３と
、外部信号をＣＰＵｌ０Ｉに入力する入力インターフェ
ース１０４と、ＣＰＵｌ０Ｉでの処理結果を外部回路へ
出力する出力インターフェース１０５とを備え、これら
はバス１０６によって接続されている。

インターフェース１０４には、ワイパの動作・停止を指
令するワイパスイッチ１１．カバーの開閉を指令するカ
バー開閉スイッチ１２およびカバーの開又は閉位置を検
知するカバー位置検出器１３がそれぞれ接続されている
。

また、出力インターフェース１０５には、ワイパモータ
駆動回路１４．カバー開閉用アクチュエータ駆動回路１
５．払拭角切換用アクチュエータ駆動回路１６および表
示駆動回路１７がそれぞれ接続されている。ワイパモー
タ駆動回路１４にはワイパモータ１８が接続され、ワイ
パモータ１８には周知の払拭角切換機構１９およびリン
ク機構２０を介してワイパ２１が連結されている。

カバー開閉用アクチュエータ駆動回路１５にはカバー開
閉用アクチュエータ２２が接続され、このアクチュエー
タ２２には周知のリンク機構２３を介してワイパ格納カ
バー２４が連結されている。

また、払拭角切換用アクチュエータ駆動回路１６には、
ワイパの払拭角切換機構１９に連結された払拭角切換用
アクチュエータ２５が接続されている。表示駆動回路１
７にはカバー２４のワーニング状態を表示する表示ラン
プ２６が接続されている。

第３図は、上記第２図の制御システムを備えた格納式ワ
イパの概略図を示すもので、ウィンドガラス３０の下端
部には、エンジンフード３１の下方にパネル３１Ａによ
りワイパ格納部３２が形成されており、ワイパ格納部３
２の開口３２ａはカバー２４により開閉できるようにな
っている。また、ワイパ格納部３２内のピボット軸受３
３にはワイパ２１が揺動可能に軸支されている。

なお１以上の実施例の構成において、ＣＰＵ１０が第１
．第２のワイパ駆動制御手段５０１゜５０２と払拭角制
御手段５０３を、アクチュエータ２５や払拭角切換機横
１９が払拭角設定手段をそれぞれ構成する。

次に、このように構成された実施例の動作を第４図のフ
ローチャートを参照して説明する。

まず、ワイパ２１の通常の動作に際し、ワイパスイッチ
１１をオンすると、アクチュエータ２２によりカバー２
４が第３図の破線に示す状態に移動してワイパ格納部３
２の開口３２ａが開く。その後、ワイパ２１が所定の払
拭角θ、（第５図参照）で揺動運動し、ウィンドガラス
３０の表面を払拭する。

このようなワイパ動作の処理手順を第４図を参照して詳
述する。制御装置１０が動作を開始すると、まず、ステ
ップＳ１において、ワイパスイッチ１１がオンされたか
を判定する。ここで、入力インターフェース１０４を通
してＣＰＵｌ０１に取り込まれたワイパスイッチ１１の
状態がオンであることが判定されると、ステップＳ２に
進み、カバー２４が開状態かを判定する。これはカバー
位置検出器１３からの出力信号をＣＰＵｌ０Ｉに取り込
むことにより判定する。

ここで、カバー２４が開状態でないと判断された場合は
、ステップＳ３に進み、ＣＰＵｌ０Ｉからカバー開指令
を出力インターフェース１０５を通してカバー開閉用ア
クチュエータ旺動回路１５に出力し、該駆動回路１５に
よりカバー開閉用アクチュエータ２２を作動させてカバ
ー２４を開ける。その後、ステップＳ４に移行し、カバ
ー位置検出器１３からの出力信号を取り込むことによっ
てカバー２４が開かれたかを判定する。ここで、カバー
２４が開かれたことが判定されると、ステップＳ５に進
み、ＣＰＵ１０１から払拭角切換用アクチュエータ駆動
回路１６に切換指令を出力して、払拭角切換用アクチュ
エータ２５を動作させ、払拭角切換機構１９をワイパの
払拭角が０１となる大の状態に切換える。その後、ステ
ップＳ６に進み、ＣＰＵｌ０Ｉからワイパモータ駆動回
路１４に作動指令を出力してワイパモータ１８を起動す
る。これにより、払拭角切換機構１９およびリンク機構
２０を介してワイパモータ１８と連結されたワイパ２１
が動き出し、ウィンドガラス３０の表面を第５図に示す
払拭角θ、の範囲で揺動運動する。

また、ステップＳ４において、カバー２４が凍結される
などして開状態が判定できない時は、ステップＳ７に進
み、カバー切換用アクチュエータ２５への電源を遮断し
、ステップＳ８でワイパ２１を停止状態にすると共に、
次のステップＳ９においてＣＰＵｌ０Ｉから表示駆動回
路１７に表示指令を出力し１表示ランプ２６を点灯する
ことにより、カバー２４が凍結などによって開閉できな
いことを操作者に知らせる。

また、ステップＳ２において、カバー２４が開状態であ
ると判定された時は、ステップＳＩＯに進み、カバー開
閉スイッチ１２がオンされているかを判定する。ここで
、カバー開閉スイッチ１２がオンされていないと判断さ
れた時は、ステップＳ５に進み、また、カバー開閉スイ
ッチ１２がオンされていると判断された時はステップ１
１１に進み、これによりＣＰＵｌ０Ｉから払拭角切換用
アクチュエータ北動回路１６に切換指令を出力して払拭
角切換用アクチュエータ２５を動作させ、払拭角切換機
構１９を通常時より小さい払拭角θ２（第５図参照）に
切換える。そして、この払拭角θ２でワイパ２１を作動
させる（ステップ５１２）。

この場合、第５図に示すようにワイパ２１の下側反転位
置Ｐ　２が払拭角θ、のときの下側反転位置Ｐ工よりも
上方になる。このため、ワイパ２１によって掻き落され
たウィンドガラス３０面の雪がワイパ格納部３２内に押
し込められる雪詰めを防止できる。

次に、ワイパ２１を格納部３２に格納する場合について
述べる。この場合は、ステップＳ１において、ワイパス
イッチ１１がオフであることが判定されると、ステップ
Ｓ１３に進み、ワイパスイッチ１１のオフ後にワイパ２
１が下側反転位置（払拭角θ１で払拭中は第５図の２１
であり、払拭角θ２で払拭中は第５図のＰ２である。）
まで’Ｊｚ”Ａ　ＩＪｔされたかを判定する。これはワ
イパモータ１８と一体に回転する周知の接点盤などから
の信号によって判定可能である。ワイパ２１の停止位置
が判定されると、ステップＳ１４に進み、カバー開閉ス
イッチ１２がオンか否かを判定する。ここで、カバー開
閉スイッチ１２がオンされていると判断された時は、ス
テップＳ２１に進んでカバー２４が開か否かを判定する
。肯定されるとリターンに進み、否定されるとステップ
Ｓ１５に移行してカバー開閉用アクチュエータ２２を動
作させ、カバー２４を開く、そして１次のステップ８１
６において、カバー位置検出器１３からの信号に基づき
カバー２４が開かを判定する。ここで、開であると判断
された時は、図示しない処理ヘリターンし、カバー２４
は開状態に保持される。また、カバー２４が凍結などに
よって開かないと判定された時はステップＳ７にジャン
プする。

上記ステップＳ１４において、カバー開閉スイッチ１２
がオフであると判定された時は、ステップＳ１７に進み
、カバー２４が開状態にあるかを判定する。ここで、カ
バー２４が閉であると判断された時は所定の手順ヘリタ
ーンし、また、開であると判断された場合はステップ３
１８に進む。

ここで、払拭角０□で運動していたワイパ２１が停止す
るときは下側反転位置Ｐ２に停止するから、まずワイパ
２１を格納部３２内の下側反転位置Ｐ□へ移動させる。

払拭角θ１で運動中はワイパ２１は下側反転位置Ｐ１で
停止するからこのような制御は不要である。その後、ス
テップＳ１９において、カバー開閉用アクチュエータ２
２を動作させ、カバー２４を閉める１次のステップＳ２
０ではカバー２４が閉になったかを判定し。

ｒＹＥｓＪの時は所定の手順ヘリターンし、ｒＮＯＪの
時はカバー２４が凍結などにより閉じないと判断してス
テップＳ７にジャンプする。

カバースイッチ１２のみをオンするときには、ステップ
Ｓ１→Ｓ１３→Ｓ１４→Ｓ２１→Ｓ１５の手順によりカ
バー２４のみ開放できる。その後にカバースイッチ１２
をオフすると、ステップＳ１→Ｓ１３→Ｓ１４→Ｓ１７
→Ｓ１８→Ｓ１９の手順によりカバー２４を閉成できる
。さらに、ワイパ動作中にカバースイッチ１２をオンす
ると、ステップＳ１→Ｓ２→Ｓ１０→Ｓｌｌ→Ｓ　１．
２の手順により、ワイパ払拭角がθ、→０□に切換わる
。

これにより、ワイパスイッチ１１をオフするとワイパ２
１は下側反転位置Ｐ２で停止する。再度、カバースイッ
チ１２をオフすると、ステップＳ〕→Ｓ２→５１０−＋
Ｓ５→Ｓ６の手ｊ＠により、ワイパ払拭角が０２→θ、
に切換ねる。

従って、上述のような本実施例にあっては、ワイパスイ
ッチ１１をオン・オフすることにより、従来と同様にワ
イパ２１の払拭動作およびカバー２４の開閉を自動的に
行うことができる。また、ワイパスイッチ１１がオフの
時、カバー開閉スイッチ１２をオン・オフすれば、カバ
ー２４は単独で開又は閉操作することができる。したが
って、カバー２４が凍結により開閉できなくなると予測
される場合に、予めカバー２４を開いておけば。

ワイパスイッチ１１のオン操作でワイパ２１を作動させ
ることができる。

また、カバー２４がカバー開閉スイッチ１２のオン操作
により開かれた時は、ワイパ２１の下側反転位置を通常
時より上方へ移動させてワイパ２１の払拭角を小さくし
たので、ワイパ格納部３２内への雪詰めを防止できる。

なお、本発明における格納式ワイパ装置の制御システム
、ワイパモータ、カバー開閉機構、払拭角切換機構は第
２図に示す方式のものに限定されない。

Ｇ１発明の詳細 な説明したように本発明によれば、ワイパスイッチに加
えてワイパ格納カバーを単独で開閉できるカバー開閉ス
イッチを設け、ワイパスイッチがオフの時にカバー開閉
スイッチを必要に応じオン・オフ操作することでカバー
を開閉できるから、寒冷時にカバーを開けておけばカバ
ーの凍結によリワイパの動作時にカバーが開かなくなる
ことがなく、ワイパを確実に作動させ得る。また、カバ
ー開閉スイッチがカバー開を指令しているときは、ワイ
パの払拭角を通常より小さく設定できるようにしたので
、ワイパの払拭動作によるワイパ格納部への雪詰めを防
止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はクレーム対応図である。 第２図は本発明によるワイパ装置の一実施例を示す全体
のシステム構成図である。 第３図は本実施例のワイパ装置を適用した格納式ワイパ
の概略断面図である。 第４図は本実施例におけるワイパおよびカバーの動作処
理手順を示すフローチャートである。 第５図は本実施例におけるワイパ払拭角の変更状態を示
す説明図である。 １０：制御装置　　　　　　１１：ワイパスイッチ１２
：カバー開閉スイッチ　１３：カバー位ｒ検出器１８：
ワイパモータ　　　　２１：ワイパ２２：カバー開閉用
アクチュエータ ４ ２５ ６ ０ ０１ ０２ ０３ ：ワイパ格納カバー 二カバー開閉用アクチュエータ ：払拭角切換用アクチュエータ ：ウィンドガラス　　　３２：ワイパ格納部：第１の駆
動制御手段 ：第２の駆動制御手段 ：払拭角設定手段

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ウインドガラスの下端に形成されるワイパ格納部を覆い
   カバーアクチュエータで開閉駆動されるワイパ格納カバ
   ーと、 ワイパを駆動するワイパアクチュエータの動作・停止を
   指令するワイパスイッチと、 このワイパスイッチのオンオフ操作に応動して前記カバ
   ーアクチュエータとワイパアクチュエータの駆動を制御
   することにより、オン時はカバーを開いてワイパを駆動
   するとともに、オフ時は前記ワイパを前記格納部内で停
   止させてカバーを閉める第１の駆動制御手段とを有する
   ワイパ装置において、 前記ワイパ格納カバーの開閉を指令するカバー開閉スイ
   ッチと、 前記ワイパスイッチがオフの時に前記カバー開閉スイッ
   チのオンオフ操作に応動して前記カバーアクチュエータ
   を制御することにより、オン時に前記カバーを開くとと
   もに、オフ時に前記カバーを閉める第２の駆動制御手段
   と、 前記ワイパを上側反転位置と第１の下側反転位置との間
   で揺動させる大払拭角と、前記第１の下側反転位置より
   も上側の第２の下側反転位置と前記上側反転位置との間
   で前記ワイパーを揺動させる小払拭角とのいずれかを設
   定する払拭角設定手段と、 前記カバー開閉スイッチのオン操作時に前記払拭角設定
   手段を制御して前記小払拭角を設定する払拭角制御手段
   とを具備することを特徴とするワイパ装置。