JPH0330807A - 浴槽水の循環装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、家庭用の浴槽水をジェット噴流等に使用して
汚濁し、雑菌が繁殖した環境を、殺菌・ろ過により常に
一番風呂の清潔な入浴を可能とする浴槽水の循環装置に
関するものである。

従来の技術 従来は業務用等大型設備に使用されるため、装置の占有
スペースも余り問題とならないので、第３図に示すよう
に、浴槽水の循環路２０中に矢印のＩＮおよびＯＵＴで
示す方向に接続されたろ過フィルタ２１は循環路２０の
下側に位置しているので、ろ過フィルタ１の外周に付着
しろ過された汚物は、浴槽栓を抜いて浴槽水を浴槽から
抜いても、フィルタケース２２の内部の底へ落下し、循
環路２０内に逆流して浴槽等を汚したり、循環路２０内
に滞留することもなかった。

発明が解決しようとする課題 しかし、この装置を家庭用に利用する場合に、特に装置
の占有スペースが課題となり、コンパクト化が要求され
、また一般家庭ユーザーがメンテナンスを行うので、メ
ンテナンスの容易化等を考慮して行くと、結果的に第３
図に示す位置とは逆にフィルタケース２２を設置する必
要があった（第３図を逆さにした状り、このように循環
路２ｏの上側にろ過フィルタ２１、フィルタケース２２
が位置すると、ろ過フィルタ２１でろ過された汚物が、
浴槽栓を抜いて浴槽水の排水時にろ過フィルタ表面より
落下して排水とともに逆流し、更には浴槽内まで汚水を
逆流させ、今までろ過フィルタ２１で清潔を保っていた
浴槽を汚染するという新たな課題を生じることになる。

本発明は上記従来技術の課題を解決するもので、ろ過し
て捕集した汚物が、浴槽水の排水時に逆流して浴槽等を
よごさないようにするものである。

課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するための手段として、浴槽と
、前記浴槽の浴槽水を循環させる循環水回路と、前記循
環水回路中に順番に設けた循環ポンプおよびろ過器とを
備え、前記ろ過器の循環水入口部をろ過器底部に設ける
とともに循環ポンプの循環水接続口とほぼ同一高さに前
記循環水接続口を位置させ、さらに前記ろ過器のろ過室
内への循環水の入口にろ過室中央部より上に循環水を導
く導水バイブを設けたものである。

作用 本発明は、浴槽水をｗｍさせる循環水回路中に設けたろ
過器により浴槽水中に含まれる汚濁物を、ろ過フィルタ
にてろ過し、浴槽水を常に清潔に維持する。また、入浴
終了時等に浴槽栓を抜いて浴槽水を排水すると、これ等
の被ろ過器の中でもろ過フィルタに付着する程度の弱い
物質、とくに砂泥や毛髪等が循環水に混入してろ過室内
に浮遊し底部に落下して来る。これ等の浮遊物は一度ろ
過器でろ過した汚物であり、浴槽栓を抜いて浴槽水を排
水した時循環水回路や浴槽内には逆流しようとしても、
導水パイプにより、汚物の逆流が防止され、汚物はろ過
室底部内に貯溜され、ろ過器外へ放出されることが無い
。

実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら説
明する。

第２図において、浴槽１の底部の循環水出口２から出た
浴槽水は、循環回路３によって第１図に示す殺菌ろ過装
置４を経て、浴槽の壁面に取付けら６たジェット噴流を
発生させるジエ”）トノズル５より浴槽１に戻る。浴槽
水は浴槽栓６を抜くことにより、循環回路３内の循環水
も含め浴槽水１外に排水される。前記殺菌ろ過装置４は
第１回に示す通りである。すなわち、循環水はまず循環
ポンプ６の入口６ａより入り加圧されて出口６ｂ（循環
水接続口ともいう）から出て、循環ポンプ７とろ過器８
の通水部８ａがほぼ同水準となるようバイブ７を経て、
ろ過器８の通水部８ａに流れＡとして入り、一部は流れ
Ｂとして導水パイプ８ｄ上部の開口部よりろ過器８ｂに
入り、糸巻きフィルタよりなるろ過フィルタ８ｆの外周
部より入りろ過されながら中央内部の中空部から底部フ
ィルタ出口８にへ導かれる。一方、流れＡはその一部を
流れＣとしてバイパス路８Ｃを通り、前記フィルタ出口
８にの流れと再び合流し、流れＤとなり出口８ｈより浴
槽１へ戻る。ろ過器Ｂ内の循環水が全て排出されるよう
、ろ過器８の通水部８ａと循環ポンプ６とはほぼ同水準
の高さに配管しておく。

前記循環回路３とは全く別途に殺菌液の供給回路があり
、殺菌液９ａを収納する殺菌液タンク９の上部よりバイ
ブｌｌａを経て注液ポンプ１０にて吸引し、バイブＩｌ
ｂより加圧されてろ過器８の上部よりろ過室８ｂに供給
する。尚、図中１３はろ過室８ｂのエア抜き弁であり、
１４は本装置の制御器で、１５はこれ等の構成品（循環
ポンプ６、ろ過器８、殺菌液タンク９、注液ポンプ１０
等）を収納するケースである。　１６は循環水の入口で
、ろ過室８ｂの底に開口している。

次に上記構成の動作を説明する。

浴槽ｌに湯を張り、浴室内操作部（図示はしていないカ
リにて運動スイチをオンして、操作部の信号を制御器１
４が受け、循環ポンプ６を駆動すると、浴槽水はろ過！
Ｓ８を通り一部をろ過されて再びジェットノズル５より
浴槽１内に勢い良く噴射され、人体表面に適当な刺激を
与える。このとき、人体表面の老化した皮ふ組織がはく
離し、垢となって浴槽水中に放出される。また、浴室内
の大気中や人体表面に付着した雑菌が浴槽水に混入し、
浴槽水温や前記垢等の増殖条件を満たされて増加する。

そこで、運転開始後の一定時間後や、入浴後に手動また
は自動制御により、循環ポンプ６を運転しながら、注液
ポンプ１０を一定時間運転して浴槽水中に殺薗液９ａを
注入し、雑菌を殺しこれ等の死菌や老化して浴槽水中に
混入した皮ふ組織等の汚濁物をろ過フィルタ８【にて除
去し、浴槽水を常に清潔に維持するようにする。

次に、ろ過器８内での汚濁物の外部循環水回路への逆流
防止について説明する。ろ過器８へ流入した循環水の流
れＡは、２つの流れＢとＣに分流する。流れＢは導水パ
イプ８ｄに導かれ、その開放端８ｇよりろ過室８ｂの中
央より上部に位置し、この開放端８ｇよりろ過室８ｂ内
に導かれた循環水はろ過フィルタ８ｆの外周部に拡散さ
せてろ過フィルタ８ｆを通過し、汚濁物をろ過されてか
らろ過フィルタ８ｆの中央内部の底部フィルタ出口８に
より通水部８ａに入り、合流の流れＤの一部となる。ま
た、もう一方の流れとして流れＣは、通水部８ａ内に生
ずるようバイパス路８Ｃを設けて、出口８ｈの合流の流
れＤの一部となっている。

循環水量の全量は、浴槽１のジェット噴流を快適化する
流量に設定されるのでかなりの流量となる１例えば、ジ
ェットノズル５の取付数が４個の場合は、６０〜８０１
／分となっており、この流量は家庭用の浴槽１の容量で
ある約２００〜３００１の浴槽水を循環ろ過するには過
大である０通常は循環ろ過の流量は浴槽水量の約１０分
の１程度とされており、家庭用では２０〜３０１７分で
十分であり、ジェット噴流のための循環流量の約２分の
１以下で満足される。このようにジェット噴流を発生さ
せるのに必要な循環流量と浴槽水を循環ろ過するのに必
要な循環流量は異なる。金板りに、循環ろ過流量をジェ
ット噴流を発生するのに必要な流量に合わせると、循環
ろ過流量が２倍以上となり、ろ過フィルタ８ｆの通水抵
抗は約４倍前後となり、このための循環ポンプ６の吐出
能力を大きくするか、またはろ過フィルタ８ｆのろ過面
積を大きくするかしなければならず、いずれも機器の大
型化になり不必要な設備費と、維持費の増加、機器占を
スペースの増大など家庭用として好ましくない結果に到
る。　本発明では、このため、ジェット噴流と循環ろ過
の２つの機能を最も合理的に機能させるため、前途の如
く、循環水のろ過器８の通水部８ａに前記バイパス路８
ｃを設けたものである。尚、バイパス路８Ｃを循環水の
約２分の１程度が通過するので、循環ろ過能力が低下し
ないかということは無く、バイパス路８Ｃを循環水が通
過する分だけ、浴槽水の循環流量がろ過上必要な以上に
あるだけであって、循環ろ過はその必要量だけは確実に
行なわれており、バイパス路８Ｃの設置とろ過性能とは
関りが無い。

さて、前記導水パイプ８ｄは、循環ろ過のための循環水
の流れＢをその開放端８ｇよりろ過室８ｂの中央より上
方に放出するので、浴槽１内の浴槽水を入浴終了後に浴
槽栓を抜いて排水すると、空気弁１３より空気を吸収し
、ろ過室Ｂｂ内の循環水はこの開放端８ｇより上の位置
の循環水が開放４８ｇと底部フィルタ出口８にとの２つ
の口からろ過器８外へ排水され、ろ過室８ｂ内の開放端
８ｇ以下の水位の循環水は、全て通水部８ａの入口より
循環ポンプ６側へ排水される。このろ過室８ｂ内の循環
水が排水される時、循環水の循環時はその流れの圧力に
よりろ過フィルタ８ｆの外周面に圧接されていた被ろ過
器は、排水の動作が始まるとろ過フィルタｓｆ面に対す
る循環水の流れは、循環時よりは相当小さいが逆になり
、ろ過フィルタ８ｆへの付着の程度が小さい、特に、付
着して余り時間の経過の少ない物や、砂粒や毛髪等は比
較的簡単にろ過フィルタ８ｆ表面より外れて、ろ過室８
ｂ内に浮遊、または沈澱しやすく、これ等の物が導水パ
イプ８ｄが無い場合は容易に循環水に混入してろ過器Ｂ
外に流出した０本実施例では導水パイプ８ｄを設け、そ
の開放端８ｇをろ過室８ｂの中央より上部に設けたので
、この開放端８ｇより導水パイプ８ｄ内に侵入する浮遊
物はきわめて少なく、必要ならばこの部分に更に逆流防
止フィルタ等を設けて浮遊物の逆流を防止するものであ
る。開放端８ｇの位置は浮遊物の侵入を防止するため上
部に位置する方が良いのは明らかである。尚、パイプ８
ｄの前記開口端８ｇ以外の部分にも分散して小さい開口
部で毛髪等の侵入しにくい形状の開口部を適当に設ける
等の手段も考えられる。

発明の効果 以上述べたように本発明では、浴槽水を循環ろ過して常
に清潔な入浴を行うため、入浴終了後に浴槽栓を抜いて
浴槽水を排出した時、浴槽水を循環させる循環水回路に
残存した循環水中にろ過器の被ろ過動の一部が逆流して
、次回入浴張水時の循環時に、浴槽内へこれ等のろ過器
の被ろ過動が一時に流入して新鮮な浴槽内の浴槽水を汚
濁したり、また前記循環水回路を逆流したろ過器の被ろ
過動が排水終了した浴槽内に流入し、浴槽底面等の浴槽
内壁を汚染し、浴槽の掃除がろ過器を設けない場合より
面倒になる等を防止する効果を有するものである。

更に、被ろ過動の中でも砂粒等は、−度通過した循環ポ
ンプ内に逆流し、流れの勢いが循環時より小さく、また
逆である等のためポンプ室内のポンプ羽根とポンプケー
シング間の微小な間隙に入り込んだりすると、次回駆動
時にこれ等を損傷する事故原因ともなるが、本発明では
このような事故も未然に防止し得る効果も有するもので
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明浴槽水の循環装置の一実施例を示す断面
図、第２図は同システム図、第３図は従来例のシステム
図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 浴槽と、前記浴槽の浴槽水を循環させる循環水回路と、
   前記循環水回路中に順番に設けた循環ポンプおよびろ過
   器を備え、前記ろ過器の循環水入口部をろ過器底部に設
   けるとともに循環ポンプの循環水接続口とほぼ同一高さ
   に前記循環水接続口を位置させ、さらに前記ろ過器のろ
   過室内への循環水の入口に、ろ過室中央部より上に循環
   水を導く導水パイプを設けた浴槽水の循環装置。