JPH0330751Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0330751Y2 JPH0330751Y2 JP1987009315U JP931587U JPH0330751Y2 JP H0330751 Y2 JPH0330751 Y2 JP H0330751Y2 JP 1987009315 U JP1987009315 U JP 1987009315U JP 931587 U JP931587 U JP 931587U JP H0330751 Y2 JPH0330751 Y2 JP H0330751Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pot
- water supply
- bathtub
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
（産業上の利用分野）
本考案は浴槽その他の負荷と、風呂釜その他の
加熱釜とをサイホン管を介して互に連通するサイ
ホン式加熱装置に関する。 （従来の技術） 従来浴槽と、風呂釜とサイホン管を介して連通
させ、該加熱釜をガスバーナその他の熱源によつ
て間歇的に加熱するサイホン式加熱装置は知られ
る。 かゝる加熱装置は該熱源を間歇的に作動させ、
該熱源の作動時に加熱源から水蒸気を負荷側に供
給し、不作動時に凝縮水を加熱釜内にもどすこと
を繰返して負荷側に熱を供給するものであるた
め、その作動効率を高めるには、該凝縮水の加熱
釜への復水時間を縮める必要がある。 これを計るためサイホン管に連通する冷却促進
タンクを設けたものも先に提案した。（実願昭60
−95726号） （考案が解決しようとする問題点） しかし先に提案したものではある程度の作動効
率の向上は計れるが実用上使用するには未だ不充
分であつた。 （問題点を解決するための手段） 本考案はかゝる要望を充たした加熱装置を得る
ため、浴槽その他の負荷と、風呂釜その他の加熱
釜とを１本のサイホン管を介して連通させ、該加
熱釜をガスバーナその他の熱源によつて間歇的に
加熱するものに於いて、該熱源が不作動となると
ほゞ同時に加熱釜内の上部に前記負荷とは連通し
ていない別個の給水源からの水を給水する給水手
段を設けて成る。 （作用） かくするときは、熱源が不作動となるとほゞ同
時に加熱釜の上部を前記負荷ととは連通していな
い別個の給水源からの水を給水することによつ
て、冷却出来、これによれば該加熱釜内に存する
水蒸気が急激に凝縮し、復水を速やかに加熱釜内
にもどすことが出来る。 （実施例） 本考案実施の１例を風呂装置に適用した場合に
つき説明する。 図面で１は負荷としての浴槽内に設けた放熱
器、２は加熱釜としての風呂釜、３は両者１，２
を互に連通する１本のサイホン管、４は間歇作動
する風呂釜２の加熱用熱源としてのガスバーナを
示し、ガスバーナ４の作動制御は、該釜２内に設
けた該釜２内の上限水位を検知する上限水位置セ
ンサ５と、該釜２内の下限位置を検知する下限水
位置センサ６と、両センサ５，６の出力信号を受
けて該ガスバーナ４のガス供給通路４ａに介入す
る制御弁４ｂを間歇的に開閉制御させる制御装置
７により行なう。 以上は従来のものと特に異なるところなく、該
熱源４のオンによれば、該釜２が加熱されて、そ
の内部の水は水蒸気となり、これがサイホン管３
を介して浴槽内の放熱器１に導かれて、浴槽内の
水を加熱し、次いで該釜２内の水の蒸発にともな
う水位の該下限位置への低下に伴うガスバーナ４
の不作動によれば、該釜２内は冷却されて、該水
蒸気の凝縮を生じ、これに伴い該釜２内に該サイ
ホン管３を介して水が導かれてその水位が上昇
し、再びガスバーナ４が作動状態となり、該釜２
内での蒸発が再び始まる。 これを繰返して浴槽内の水を加熱する。 本考案はかゝるものに於いて、該加熱釜２の上
部にガスバーナ４が不作動となるとほゞ同時に加
熱釜２内の上部に前記負荷とは連通していない別
個の給水源からの水を給水する給水手段８を設け
たもので、これを詳述すると、該給水手段８は、
給水管８ａに連なる給水ノズル８ｂで構成させ、
該給水ノズル８ｂを釜２の上部空間内に臨ませ、
且つ該給水管８ａに前記制御装置７により前記制
御弁４ｂを閉じると同時に開き該制御弁４ｂを開
くと同時に閉じる電磁水弁９を介在させて、該ガ
スバーナ４の不作動時にのみ該給水手段８から該
加熱釜２内に給水するようにした。 かくするときは、該給水手段８からの給水によ
つて直接釜２内の水蒸気を冷すことが出来て、釜
２内の圧力を急激に下げて該釜２内への復水時間
を速める。 尚、この復水時間は給水状態即ち給水ノズル８
ｂからの給水水状態並びに給水量によつて異な
る。この給水手段８として用い得る給水ノズル８
ｂとしては第２図に示すような直径４mmのパイプ
に直径2.5mmの軸付蓋を１mmの間隔を存して設け
た第１のノズル又は第３図の様な直径４mmの開口
を備える第２ノズル又は第４図のような直径４mm
のパイプに直径３mmの穴の４個を備えた第３のノ
ズル更には第５図のように直径４mmのパイプに直
径１mmの軸付蓋を２mmの間隔を存して設けた第４
のノズルにつき実験を行なつたところ次のような
結果が得られた。
加熱釜とをサイホン管を介して互に連通するサイ
ホン式加熱装置に関する。 （従来の技術） 従来浴槽と、風呂釜とサイホン管を介して連通
させ、該加熱釜をガスバーナその他の熱源によつ
て間歇的に加熱するサイホン式加熱装置は知られ
る。 かゝる加熱装置は該熱源を間歇的に作動させ、
該熱源の作動時に加熱源から水蒸気を負荷側に供
給し、不作動時に凝縮水を加熱釜内にもどすこと
を繰返して負荷側に熱を供給するものであるた
め、その作動効率を高めるには、該凝縮水の加熱
釜への復水時間を縮める必要がある。 これを計るためサイホン管に連通する冷却促進
タンクを設けたものも先に提案した。（実願昭60
−95726号） （考案が解決しようとする問題点） しかし先に提案したものではある程度の作動効
率の向上は計れるが実用上使用するには未だ不充
分であつた。 （問題点を解決するための手段） 本考案はかゝる要望を充たした加熱装置を得る
ため、浴槽その他の負荷と、風呂釜その他の加熱
釜とを１本のサイホン管を介して連通させ、該加
熱釜をガスバーナその他の熱源によつて間歇的に
加熱するものに於いて、該熱源が不作動となると
ほゞ同時に加熱釜内の上部に前記負荷とは連通し
ていない別個の給水源からの水を給水する給水手
段を設けて成る。 （作用） かくするときは、熱源が不作動となるとほゞ同
時に加熱釜の上部を前記負荷ととは連通していな
い別個の給水源からの水を給水することによつ
て、冷却出来、これによれば該加熱釜内に存する
水蒸気が急激に凝縮し、復水を速やかに加熱釜内
にもどすことが出来る。 （実施例） 本考案実施の１例を風呂装置に適用した場合に
つき説明する。 図面で１は負荷としての浴槽内に設けた放熱
器、２は加熱釜としての風呂釜、３は両者１，２
を互に連通する１本のサイホン管、４は間歇作動
する風呂釜２の加熱用熱源としてのガスバーナを
示し、ガスバーナ４の作動制御は、該釜２内に設
けた該釜２内の上限水位を検知する上限水位置セ
ンサ５と、該釜２内の下限位置を検知する下限水
位置センサ６と、両センサ５，６の出力信号を受
けて該ガスバーナ４のガス供給通路４ａに介入す
る制御弁４ｂを間歇的に開閉制御させる制御装置
７により行なう。 以上は従来のものと特に異なるところなく、該
熱源４のオンによれば、該釜２が加熱されて、そ
の内部の水は水蒸気となり、これがサイホン管３
を介して浴槽内の放熱器１に導かれて、浴槽内の
水を加熱し、次いで該釜２内の水の蒸発にともな
う水位の該下限位置への低下に伴うガスバーナ４
の不作動によれば、該釜２内は冷却されて、該水
蒸気の凝縮を生じ、これに伴い該釜２内に該サイ
ホン管３を介して水が導かれてその水位が上昇
し、再びガスバーナ４が作動状態となり、該釜２
内での蒸発が再び始まる。 これを繰返して浴槽内の水を加熱する。 本考案はかゝるものに於いて、該加熱釜２の上
部にガスバーナ４が不作動となるとほゞ同時に加
熱釜２内の上部に前記負荷とは連通していない別
個の給水源からの水を給水する給水手段８を設け
たもので、これを詳述すると、該給水手段８は、
給水管８ａに連なる給水ノズル８ｂで構成させ、
該給水ノズル８ｂを釜２の上部空間内に臨ませ、
且つ該給水管８ａに前記制御装置７により前記制
御弁４ｂを閉じると同時に開き該制御弁４ｂを開
くと同時に閉じる電磁水弁９を介在させて、該ガ
スバーナ４の不作動時にのみ該給水手段８から該
加熱釜２内に給水するようにした。 かくするときは、該給水手段８からの給水によ
つて直接釜２内の水蒸気を冷すことが出来て、釜
２内の圧力を急激に下げて該釜２内への復水時間
を速める。 尚、この復水時間は給水状態即ち給水ノズル８
ｂからの給水水状態並びに給水量によつて異な
る。この給水手段８として用い得る給水ノズル８
ｂとしては第２図に示すような直径４mmのパイプ
に直径2.5mmの軸付蓋を１mmの間隔を存して設け
た第１のノズル又は第３図の様な直径４mmの開口
を備える第２ノズル又は第４図のような直径４mm
のパイプに直径３mmの穴の４個を備えた第３のノ
ズル更には第５図のように直径４mmのパイプに直
径１mmの軸付蓋を２mmの間隔を存して設けた第４
のノズルにつき実験を行なつたところ次のような
結果が得られた。
【表】
【表】
上記の結果から比較的少量の水でしかも短時間
に復水出来るものとして第３実施例のノズルが最
も好ましいことが分つた。即ち従来の実願昭60−
95726号で提案したとおりの冷却促進タンクを備
えるものでは、加熱釜２中の水蒸気が凝縮して浴
槽の水がもどつて来るまでの時間が約３分かゝ
り、浴槽の湯を35deg上昇するに７サイクルかゝ
る。従つてガスバーナ４が不作動となる時間が約
18分にもなる。 しかるに本加熱装置によれば、戻り時間が最も
長い第１実施例でもこの不作動となる時間は約80
秒即ち１分20秒程度となり、著しく浴槽の沸き上
り時間を短縮出来る。 尚、第１図に示す実施例では、前記給水管８ａ
を介して浴槽１内に水ばりを行ない又は２点鎖線
で示す別個の給水管を介して水ばりを行なう。 尚、本装置を風呂装置に適用する場合第６図に
示すごとくサイホン管３に切換弁１０を介してシ
ヤワヘツド１１を接続すると共に、該風呂釜２の
熱交換部の上流側に、逆止弁１２と該切換弁１０
に連動する電磁弁１３を介して給水管１４を接続
すれば、簡単にシヤワ付の風呂釜２が得られる。 （考案の効果） このように本考案よるときは、熱源が不作動と
なるとほゞ同時に加熱釜内の上部に前記負荷とは
連通していない別個の給水源からの水を給水する
給水手段を設け、これから給水することで該加熱
釜内の水蒸気を速やかに冷却出来て、該加熱釜内
の圧力を下げこれによつて速やかに復水を該加熱
釜内にもどすことが出来、負荷の温度を所定温度
まで高めることを速め得るの効果がある。
に復水出来るものとして第３実施例のノズルが最
も好ましいことが分つた。即ち従来の実願昭60−
95726号で提案したとおりの冷却促進タンクを備
えるものでは、加熱釜２中の水蒸気が凝縮して浴
槽の水がもどつて来るまでの時間が約３分かゝ
り、浴槽の湯を35deg上昇するに７サイクルかゝ
る。従つてガスバーナ４が不作動となる時間が約
18分にもなる。 しかるに本加熱装置によれば、戻り時間が最も
長い第１実施例でもこの不作動となる時間は約80
秒即ち１分20秒程度となり、著しく浴槽の沸き上
り時間を短縮出来る。 尚、第１図に示す実施例では、前記給水管８ａ
を介して浴槽１内に水ばりを行ない又は２点鎖線
で示す別個の給水管を介して水ばりを行なう。 尚、本装置を風呂装置に適用する場合第６図に
示すごとくサイホン管３に切換弁１０を介してシ
ヤワヘツド１１を接続すると共に、該風呂釜２の
熱交換部の上流側に、逆止弁１２と該切換弁１０
に連動する電磁弁１３を介して給水管１４を接続
すれば、簡単にシヤワ付の風呂釜２が得られる。 （考案の効果） このように本考案よるときは、熱源が不作動と
なるとほゞ同時に加熱釜内の上部に前記負荷とは
連通していない別個の給水源からの水を給水する
給水手段を設け、これから給水することで該加熱
釜内の水蒸気を速やかに冷却出来て、該加熱釜内
の圧力を下げこれによつて速やかに復水を該加熱
釜内にもどすことが出来、負荷の温度を所定温度
まで高めることを速め得るの効果がある。
第１図は本考案実施の１例の側面図、第２図は
その１部の拡大截断面図、第３図乃至第５図は給
水手段としてのノズルの変形例、第６図は他の実
施例の側面図である。 １……放熱器、２……加熱釜、３……サイホン
管、４……ガスバーナ、５……センサ、７……制
御装置、８……給水手段。
その１部の拡大截断面図、第３図乃至第５図は給
水手段としてのノズルの変形例、第６図は他の実
施例の側面図である。 １……放熱器、２……加熱釜、３……サイホン
管、４……ガスバーナ、５……センサ、７……制
御装置、８……給水手段。
Claims (1)
- 浴槽その他の負荷と、風呂釜その他の加熱釜と
を１本のサイホン管を介して連通させ、該加熱釜
をガスバーナその他の熱源によつて間歇的に加熱
するものに於いて、該熱源が不作動となるとほぼ
同時に加熱釜内の上部に前記負荷とは連通してい
ない別個の給水源からの水を給水する給水手段を
設けて成るサイホン式加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987009315U JPH0330751Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987009315U JPH0330751Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63120039U JPS63120039U (ja) | 1988-08-03 |
| JPH0330751Y2 true JPH0330751Y2 (ja) | 1991-06-28 |
Family
ID=30794514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987009315U Expired JPH0330751Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0330751Y2 (ja) |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6222957A (ja) * | 1985-07-23 | 1987-01-31 | Tokyo Gas Co Ltd | 浴槽水加熱装置 |
| JPS62184348U (ja) * | 1986-05-14 | 1987-11-24 | ||
| JPH0325083Y2 (ja) * | 1986-07-30 | 1991-05-31 | ||
| JPS6334946U (ja) * | 1986-08-22 | 1988-03-07 | ||
| JPS6375741U (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-20 | ||
| JPS6375744U (ja) * | 1986-11-04 | 1988-05-20 | ||
| JPS6389540U (ja) * | 1986-11-28 | 1988-06-10 |
-
1987
- 1987-01-27 JP JP1987009315U patent/JPH0330751Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63120039U (ja) | 1988-08-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5549038A (en) | Modulated steam cooker | |
| JPH0330751Y2 (ja) | ||
| JP2502119Y2 (ja) | 電気加熱器 | |
| JPH0475037B2 (ja) | ||
| JPH02597Y2 (ja) | ||
| JPH0325082Y2 (ja) | ||
| JPH0325083Y2 (ja) | ||
| JP3091025B2 (ja) | 食器洗浄機 | |
| JPS6039712Y2 (ja) | 風呂釜 | |
| JPS63187026A (ja) | 温水循環装置 | |
| JPS5844273Y2 (ja) | 真空温水器の抽気装置 | |
| JPS6321286Y2 (ja) | ||
| KR890004342Y1 (ko) | 온수 및 난방을 조절하는 보일러 | |
| JPS5816612Y2 (ja) | 風呂釜の温度制御装置 | |
| KR900008776Y1 (ko) | 오일 홴 히터용 기화기 | |
| JPH0262208U (ja) | ||
| JPS5914824A (ja) | 炊飯装置 | |
| JPH1030889A (ja) | 蒸気凝縮装置 | |
| JPH0422169Y2 (ja) | ||
| JPS63183343A (ja) | サイフオン式加熱装置 | |
| JPS62151886U (ja) | ||
| JPS61190430U (ja) | ||
| JPH0560497U (ja) | スチームアイロン | |
| JPS6349102U (ja) | ||
| JPS6414594A (en) | Heat exchanger |