JPH0330640A - ゲル状食品の製造方法 - Google Patents

ゲル状食品の製造方法

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JPH0330640A
JPH0330640A JP1164549A JP16454989A JPH0330640A JP H0330640 A JPH0330640 A JP H0330640A JP 1164549 A JP1164549 A JP 1164549A JP 16454989 A JP16454989 A JP 16454989A JP H0330640 A JPH0330640 A JP H0330640A
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JP
Japan
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food
protein
vessel
pressure
container
Prior art date
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Pending
Application number
JP1164549A
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English (en)
Inventor
Shunichi Shiokawa
俊一 塩川
Norio Nakazawa
則夫 中沢
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ゲル状食品の製造方法に関するものであり、
特に生の食品材料としてタンパク質をペースとした容器
入りゲル状食品の製造方法に関するものである。
[従来の技術とその問題点] 生の食品材料であり、タンパク質のベースからなるもの
、例えば豆腐類、かまぼこ類、デザート食品類、特に肉
、脂身等の固形材料を例えば層状に並べてペースト状材
料と共に加熱処理等で固化させるパテ、テリーヌ等の食
品は、家庭内で調理しようとした場合、その材料の手配
、調合面から大変面倒なものであった。従って食品メー
カー等が予め材料を調合して供給し、消費者はそのまま
、又は簡単な熱処理等の調理をしただけで食することが
できるような形態が望まれている。
しかしながら、生の食品材料であるタンパク質はその流
通過程、特に保存等により消費者の手に渡る前に腐敗が
生じる等の問題があるため、腐敗を防止する処置が必要
であった。このような処置としては予め加熱殺菌を施す
方法等があるが、般にタンパク質ベース食品の場合、加
熱することにより食品本来の有する味、風味が失われる
という問題があり、従って冷蔵又は冷凍による保管、輸
送、販売を行なう必要があった。
このような冷凍保管、輸送、販売は、多大な労力を必要
とし、繁雑でありかつコスト上不利であるのみならず、
特に前記の如く、固形材料を並べて調理したようなもの
の場合、輸送時の撮動や衝撃により、この固形材料が壊
れたり崩れたりしてしまうという問題も生じていた。
従って本発明の目的は、上記の如き問題点のないゲル状
食品の製造方法を提供することである。
すなわち、本発明の目的は、材料の手配、配合等の手間
を省き、そのまま、又は簡単な調理のみで食することの
できる容器入りゲル状食品の製造方法を提供することに
ある。
また本発明の目的は、冷凍による保管、輸送、販売を行
なうことなく、腐敗を防止し、食品の本来有する味、風
味を保ち、尚かつ輸送時等に食品が型くずれしてしまう
ことのない容器入りゲル状食品の製造方法を提供するこ
とにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明者等は上記問題点に鑑みて、鋭意検討の結果、本
発明の上記目的は、食品加工用タンパク質を主成分とし
て含有する材料を、そのまま、もしくは前処理を施した
後、容器に充填して脱気・密封を行ない、該密封容器体
をタンパク質が変性しない温度の液状媒体内に浸漬した
後、該液状媒体を加圧し、少なくとも2,000k(]
/ Ct2の圧力Fで所定時間保持することを特徴とす
る容器入りゲル状食品の製造方法を提供することにより
達成されることを見出した。
以下に、本発明を更に詳細に説明する。
本発明を適用しつる食品加工用タンパク質としては、例
えば、卵白タンパク、乳タンパク、肉タンパク、大豆タ
ンパク又はグルテンタンパクが挙げられ、このようなタ
ンパク質を主成分として含む材料としては、例えば豆腐
類、かまぼこ類又はプディング、ゼリー等のデザート食
品類等、並びにパテ、テリーヌ客種々の食品類の製造に
用いられる材料が挙げられる。
本発明においては、上記のようなタンパク質から成るゲ
ル化性材料をそのまま、又は該材料を含む固形材料をペ
ースト状材料に混合する等の前処理を施し、例えばポリ
スチレン(PS)、無延伸ポリプロピレン(CPP) 
、ナイロン/無延伸ポリプロピレン(Ny /CPP)
 、ナイロン/ポリエチレン(Ny /PE) 、ナイ
ロン/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物/ポリエ
チレン(Ny /EVOH/PE) 、ポリプロピレン
/エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物/ポリエチレ
ン(PP/EvOH/PE)、ポリエステル(PET)
等のシートから成る食品に応じた形状の種々の成形容器
に充填し、脱気状態で密封した後、液状媒体内に浸漬し
2,0OOk(J/ Cf以上、好ましくは4,000
kM Ct”以上の圧力で5分以上保持することにより
、上記ゲル化性材料又は固形物入りペースト状材料をゲ
ル化させると同時に殺菌処理を行なう。雰囲気温度、す
なわち液状媒体の温度はタンパク質の変性が生じない温
度とすることが必要であり、好ましくは60℃以下であ
るが、更に味や風味の保持の点から、0〜30℃の温度
範囲であることが好ましい。
上記の固形材料としては肉、魚又はその脂身等があり、
ペースト状材料とは粉末と液体を混合したものであり、
粉末としては肉、魚類の粉、すり身、または小麦粉、パ
ン粉、いも粉等が挙げられ、液体としては水、牛乳、卵
白等が挙げられる。またこのような食品材料を充kxす
る容器どしては充填時に形状のくずれにくいものが好ま
しく用いられる。また耐熱性容器も好ましく用いられる
密封容器体を浸漬する液状媒体としては、水、ヘキサン
等の有m溶媒を使用することが可能であるが、用途から
考えて水が好ましく用いられる。
また、上記超高圧処理を行なうための装置としては、従
来公知の種々の^圧発生装置がいずれも適用できるが、
例えば特開昭61−82993号公報に記載の装置等が
用いられる。
本発明の方法により得られた容器入りゲル状食品はゲル
化されているので固形物が固定され輸送中に型くずれす
ることがない。更に、このようなゲル状食品は家庭にお
いてはそのまま食するか、あるいは湯せん、オープン、
電子レンジ、蒸し等の簡単な熱処理等の調理をしただけ
で食することが可能となる。また、予め耐熱性容器を用
いておけばそのまま熱処理を施すことができ有利である
[実施例] 以下に実施例をあげて本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 下記配合の成分を練り合わせペースト状材料を調製し、
これに下記固形材料を混合させて固形物入りペースト状
材料を作製した。
牛乳 パン粉 卵 塩 ナツメグ パプリカ コシヨウ ゼラチン 1/4カツプ 1カツプ 2ケ 小さじ1/2 少々 少々 少々 少々 固型材料 ゆでうずら          10ケハム     
     1cm角に切ったもの黒オリーブ     
     10ケ豚の肩肉(ぶつ切り)      4
00 g次いで厚さ0.5mmのCPPフィルムを真空
成形して得られた深さ約Bc+nのトレーに豚の背腹3
00gを厚さ5mm程敷きつめ、この上に上記調製した
固形物入りペースト状材料を流しこみ、更にその上に豚
の背腹3oogを厚さ5mm程敷いて詰めて、直ちに脱
気してCPPフィルム製の蓋でシールした。
得られたゲル化食品入りトレーに15℃にて特開昭61
−82998号公報明細書に記載されている圧力発生装
置で4,000kg/ afの圧力を加え5分間保持し
たところ、トレー内で内容物がゲル化した。
常圧に減圧後「食品衛生検査指針」 (社)日本食品衛
生協会編、に記載された測定方法により一般生菌数を調
べて高圧処理前の生菌数と比較した結果を表1に示す。
本発明の方法は十分な殺菌効果を示すことがわかる。ま
た、このゲル化した食品入りトレーのまま、10℃にて
10日問放置して、超高圧処理を行なわない以外は同様
に作製し、保存した食品入りトレーと比較したところ超
高圧処理しなかったものは腐敗臭が認められ、本発明の
如く超高圧処理を施したものは腐敗臭が認められなかっ
た。
また、超高圧処理を施した食品入りトレーの蓋を剥し、
電子レンジで適当に加熱して食用に供り。
たところ、味、風合共良好なものであった。
実施例2 かまぼこの製造 特A級スクソウダラの冷凍すり身を解凍したちの600
gに食塩を3重量%、水を10%弱加え、更に通常の需
潰処理を行なった後Ny /CPPから成る成形容器に
充填し、脱気後密封シールした。
この食品入り容器を40℃で30分間放置して坐り処理
を行なった後、実施例1と同様にして2.000kg/
 Cfの圧力をかけ5分以上保持したところ、均一なゲ
ルが生成した。常圧に減圧後実施例1と同様に評価した
ところ、腐敗も認められず、自店えの良好なテクスチャ
ーが得られた。また殺菌効果については表−1に示すよ
うに良好な殺菌性が示された。
また、上述の冷凍すりみとしてそぼろ状のものを用い、
濡潰処理前に泡立てた卵白と混合したものを用いて更に
超高圧処理を4,000k(J/ C−12にて5分以
上行なった場合、そぼろ状のかまぼこが得られた。
実施例3 豆腐の製造 常法により製造した豆乳をCPPからなる成形容器に充
填し、脱気後密封シールした。該食品入り成形容器に実
施例1と同様にして 7.0OOkQ/Cfの圧力をか
け5分以上保持したところ均一なゲルが生成した。常圧
に減圧後実施例1と同様に評価した結果を表1に示す。
この結果本発明の方法は十分な殺菌効果を示し、また腐
敗もなく、風味等も良好なテクスチャーが得られた。
また、上述の成形容器への充填前に豆乳ににがりを加え
ると、更に良好な風味が得られた。
実施例4 プディングの製造 卵4ヶ、牛乳300CC,フロストシュガ−110g及
びブランデー、バニラエツセンス各々少量からなるカス
タードをPETからなる成形容器に充填し、脱気後密封
シールした。該食品大容器に、実施例1と同様にして7
,0OOkG/ C12の圧力をかけて5分以上保持し
たところ均一なゲルが生成した。常圧に減圧後実施例1
と同様に評価した結果を表1に示す。この結果、本発明
の方法は良好な殺菌効果を示し、腐敗も色の変化も認め
られずフレーバーも損なわれていなかった。
また、カスタードにゼラチンを加えることにより、弾力
性のあるテクスチャーを得ることができた。
表1 [発明の効果] 以上詳細に説明したように、本発明の製造方法により、
材料の手配・配合等の面倒な手間を省き、そのまま、又
は簡単な調理のみで食することのできる容器入りゲル状
食品を提供することができる。
また、超高圧処理によりゲル化させるため、均一なゲル
が得られ、冷凍による保管、輸送、販売を行なうことな
く、腐敗を防止でき、食品の本来有するテクスチャー、
味、風味を保ち、かつ輸送時等に食品が型くずれしてし
まうことのない容器入りゲル状食品を提供することがで
きる。
更に、耐熱性容器を用いることでそのまま熱処理を施す
ことも可能となる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 食品加工用タンパク質を主成分として含有する材料を、
    そのまま、もしくは前処理を施した後、容器に充填して
    脱気・密封を行ない、該密封容器体をタンパク質が変性
    しない温度の液状媒体内に浸漬した後、該液状媒体を加
    圧し、少なくとも2,000kg/cm^2の圧力下で
    所定時間保持することを特徴とする容器入りゲル状食品
    の製造方法。
JP1164549A 1989-06-27 1989-06-27 ゲル状食品の製造方法 Pending JPH0330640A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05185045A (ja) * 1992-01-16 1993-07-27 Nissan Motor Co Ltd 塗料配管内沈着物の除去用組成物およびその方法
JP2005528955A (ja) * 2002-06-08 2005-09-29 トムソン,イアン,ロバート 薬剤・健康増進剤投与装置

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