JP2022113668A - 蒟蒻食材の製造方法及びゲル状蒟蒻由来食品の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】味の調整の自由度を高め、その上で、十分な歯ごたえ・微生物の繁殖の抑制を満足することができるゲル状蒟蒻由来食品の製造方法を提供する。【解決手段】凍結又は加熱すると不可逆性のゲル状化を示すものであり、且つ、蒟蒻精粉を膨潤させた糊状食材にアルカリ性の凝固剤が加えられ混練されて80℃以上に60~100分間加熱され、その後に冷却され、pHが8~9.0になるようにされた蒟蒻食材2を用意し、蒟蒻食材とほぼ同量又は同量以下の混ぜるべき食材3を用意し、蒟蒻食材と混ぜるべき食材を混合し、混合した食材4に応じて、凍結又は加熱して混合した食材を結着する、ゲル状蒟蒻由来食品5の製造方法1。【選択図】図1
Description
本発明は蒟蒻食材の製造方法及び蒟蒻を用いたゲル状蒟蒻由来食品の製造方法、さらに詳しくは他の食材に混合される蒟蒻食材の製造方法及び蒟蒻を他の食材と混合したゲル状蒟蒻由来食品の製造方法に関する。
カロリーの低減を目的として、蒟蒻を混錬・成型した食品は多い。例えば、特許文献1では、豆腐こんにゃくの製造方法が開示されている。
その製造方法は、こんにゃく糊の調製に温水を利用し、こんにゃく粉と温水の液状混合物としてのこんにゃく糊が増粘する前の低粘度の状態において低粘度の豆腐ペースト添加用材料を添加し、これらを均一に混合してこんにゃく糊を得る、というものである。
その製造方法は、こんにゃく糊の調製に温水を利用し、こんにゃく粉と温水の液状混合物としてのこんにゃく糊が増粘する前の低粘度の状態において低粘度の豆腐ペースト添加用材料を添加し、これらを均一に混合してこんにゃく糊を得る、というものである。
一般的に、蒟蒻と他の食材を混合させた食品の製造では、アルカリ性の凝固剤を添加し、pH13程度で、80℃以上の高温に30分以上さらして、両者を結着している。しかし高いpHにおける製造工程では、調味料による味の調整の自由度を低下させる傾向にある。そして高温にさらすので、混ぜるべき食材は変質しやすい。
これに対し、例えば、pHを低くすると、味の調整が容易になるが、不十分なゲル化により歯ごたえが低下したり、微生物の繁殖により安全性が低下したりする。
このように、低いpHで製造して調味料による味の調整の自由度を得る技術事項と、高いpHで製造して十分な歯ごたえ・微生物の繁殖を抑制する技術事項とは相反する。
これに対し、例えば、pHを低くすると、味の調整が容易になるが、不十分なゲル化により歯ごたえが低下したり、微生物の繁殖により安全性が低下したりする。
このように、低いpHで製造して調味料による味の調整の自由度を得る技術事項と、高いpHで製造して十分な歯ごたえ・微生物の繁殖を抑制する技術事項とは相反する。
そこで本発明は、上述の相反する技術事項を満足させる蒟蒻食材の製造方法及びゲル状蒟蒻由来食品の製造方法を提供することを課題とする。
(1)本発明の第1の態様の蒟蒻食材の製造方法は、混ぜるべき食材と共に混合され、凍結又は加熱され、前記混合された食材を結着するのに用いられる蒟蒻食材の製造方法であって、蒟蒻精粉を膨潤させた糊状食材にアルカリ性の凝固剤をpH8~9.0になるように添加し、前記凝固剤を添加した糊状部材を80℃以上で60~100分間加熱し、前記加熱した糊状部材を室温付近まで急冷することを特徴としている。
(2)このような蒟蒻食材の製造方法は、前記凝固剤を添加した糊状部材を略均一な厚みの平板状にさせる収納袋に収納し、前記収納袋ごと加熱し、前記収納袋ごと急冷するのが好ましい。
(3)本発明の第2の態様のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法は、上述の製造方法法で製造された蒟蒻食材を前記収納袋から取り出して混ぜるべき食材と混合し、前記混合した食材を凍結又は加熱して前記混合した食材を結着することを特徴としている。
(4)このようなゲル状蒟蒻由来食品の製造方法は、冷凍保存のための食材又は冷製食品の食材とすべく、前記混合した食材を凍結するのが好ましい。
(5)また前記凍結は、冷凍庫で約-18℃で8時間以上冷凍するものが好ましい。
(6)また前記混ぜるべき食材が、水分が20~30%脱水された脱水豆腐食材であるのが好ましい。
(7)また氷菓子とすべく、前記脱水豆腐食材と共に甘味料などを加えるのが好ましい。
(8)また前記混合した食材をレトルト容器に収納した後に加熱して、前記混合した食材を調理又は殺菌をするのが好ましい。
(9)また前記レトルト容器に収納した状態で、中心温度が121℃以上になるように4分以上加熱するものであるのが好ましい。
(10)また前記混ぜるべき食材が、ハンバーグパテ又はスープの具材となる食材であるのが好ましい。
(11)また前記混合した食材を加熱調理した後に凍結し、その凍結により前記混合した食材を結着するのが好ましい。
(12)また前記混ぜるべき食材がハンバーグパテとなる食材であるのが好ましい。
(13)本発明の第3の態様のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法は、上述の製造方法法で製造された蒟蒻食材に、混ぜるべき食材を混合し、前記混合した食材を加熱して前記混合した食材を結着することを特徴とする。
本発明の蒟蒻食材の製造方法及びゲル状蒟蒻由来食品の製造方法は、味の調整の自由度を高め、その上で、十分な歯ごたえ・微生物の繁殖の抑制を満足することができる。
[1.概略説明]
<第1実施形態>
本発明のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法(以下、製造方法という。)は、例えば、蒟蒻を特定の食材に応じて所定の割合で含有させることができる。含有させる前記蒟蒻は、所定の工程で加熱・冷却し、ペースト状の蒟蒻食材としたものである。詳細は後述する。そのペースト状の蒟蒻食材はpH8.0~9.0である。そのペースト状の蒟蒻食材は、凍結又は加熱により、ペースト状からゲル状に変質する。
ペースト状の蒟蒻食材は、ペースト状であるから混ぜるべき食材を均一に混合できる。またpH8.0~9.0であるから、味の調整の自由度が高い。さらに凍結又は加熱により、ゲル化して十分な歯ごたえを得ることができる。さらに凍結する場合は、そのまま保管することができ、加熱する場合は熱で殺菌できるから、微生物の繁殖を抑制することができる。
<第1実施形態>
本発明のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法(以下、製造方法という。)は、例えば、蒟蒻を特定の食材に応じて所定の割合で含有させることができる。含有させる前記蒟蒻は、所定の工程で加熱・冷却し、ペースト状の蒟蒻食材としたものである。詳細は後述する。そのペースト状の蒟蒻食材はpH8.0~9.0である。そのペースト状の蒟蒻食材は、凍結又は加熱により、ペースト状からゲル状に変質する。
ペースト状の蒟蒻食材は、ペースト状であるから混ぜるべき食材を均一に混合できる。またpH8.0~9.0であるから、味の調整の自由度が高い。さらに凍結又は加熱により、ゲル化して十分な歯ごたえを得ることができる。さらに凍結する場合は、そのまま保管することができ、加熱する場合は熱で殺菌できるから、微生物の繁殖を抑制することができる。
[2.詳細説明]
図1は、本発明のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法(以下、製造方法という。)の概略工程図を示している。
図1に示している製造方法1は、ペースト状の蒟蒻食材2を用意する工程S1と、ペースト状の蒟蒻食材2とほぼ同量又は同量以下の混ぜるべき食材3を用意する工程S2と、ペースト状の蒟蒻食材2と混ぜるべき食材3を混合する工程S3と、混合した食材4に応じて、凍結又は加熱して混合した食材4を結着する工程S4とからなる。前記結着した食材はゲル状蒟蒻由来食品5である。
図1は、本発明のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法(以下、製造方法という。)の概略工程図を示している。
図1に示している製造方法1は、ペースト状の蒟蒻食材2を用意する工程S1と、ペースト状の蒟蒻食材2とほぼ同量又は同量以下の混ぜるべき食材3を用意する工程S2と、ペースト状の蒟蒻食材2と混ぜるべき食材3を混合する工程S3と、混合した食材4に応じて、凍結又は加熱して混合した食材4を結着する工程S4とからなる。前記結着した食材はゲル状蒟蒻由来食品5である。
(工程S1)
工程S1では、ペースト状の蒟蒻食材2を用意する。ペースト状の蒟蒻食材2と混ぜるべき食材3との重量を基準とした割合は、混ぜるべき食材3の性質にもよるが、概ね、ペースト状の蒟蒻食材2が混ぜるべき食材3の半分かそれ以上であるのがよい。
工程S1では、ペースト状の蒟蒻食材2を用意する。ペースト状の蒟蒻食材2と混ぜるべき食材3との重量を基準とした割合は、混ぜるべき食材3の性質にもよるが、概ね、ペースト状の蒟蒻食材2が混ぜるべき食材3の半分かそれ以上であるのがよい。
(工程S2)
工程S2では、混ぜるべき食材3を用意する。混ぜるべき食材とは、畜肉、魚肉など食肉に供される肉類や豆腐などである。
工程S2では、混ぜるべき食材3を用意する。混ぜるべき食材とは、畜肉、魚肉など食肉に供される肉類や豆腐などである。
(工程S3)
工程S3では、ペースト状の蒟蒻食材2と混ぜるべき食材3を混合する。
工程S3では、ペースト状の蒟蒻食材2と混ぜるべき食材3を混合する。
(工程S4)
工程S4では、混合した食材4に応じて、凍結及び/又は加熱して混合した食材4を結着する。そしてゲル状蒟蒻由来食品5が製造される。
混合した食材4を冷凍保存又は冷製食品のための食材5aとする場合、混合した食材を凍結する。凍結温度は、例えば、-5~-20℃で、好ましくは約-18℃以下で、約8時間以上冷凍するのが好ましい。
また、混合した食材4を調理のための火入れ又は殺菌した食材5bとする場合、混合した食材4を加熱する。加熱殺菌は、例えば、ボツリヌスを死滅させるため、121℃で4分以上加熱する。このときの加熱によりペースト状の蒟蒻食材2はゲル化し、混合した食材4は結着する。
工程S4では、混合した食材4に応じて、凍結及び/又は加熱して混合した食材4を結着する。そしてゲル状蒟蒻由来食品5が製造される。
混合した食材4を冷凍保存又は冷製食品のための食材5aとする場合、混合した食材を凍結する。凍結温度は、例えば、-5~-20℃で、好ましくは約-18℃以下で、約8時間以上冷凍するのが好ましい。
また、混合した食材4を調理のための火入れ又は殺菌した食材5bとする場合、混合した食材4を加熱する。加熱殺菌は、例えば、ボツリヌスを死滅させるため、121℃で4分以上加熱する。このときの加熱によりペースト状の蒟蒻食材2はゲル化し、混合した食材4は結着する。
(ゲル状蒟蒻由来食品5)
ゲル状蒟蒻由来食品5は、蒟蒻を混ぜることから、低カロリー食品、低糖質食品、ダイエット食品などの食品となる。例えば、こんにゃくを、食肉素材と混練、成型して、ハンバーグやミートボール、つくね、シューマイ、ハム、ソーセージなどの食肉練り食品とする。さらに例えば、こんにゃくを豆腐と混ぜて、氷菓子、菓子、スイーツ、おはぎ、みたらし、ゆべしなどのダイエットのお菓子又はそのお菓子の食材とする。
ゲル状蒟蒻由来食品5は、蒟蒻を混ぜることから、低カロリー食品、低糖質食品、ダイエット食品などの食品となる。例えば、こんにゃくを、食肉素材と混練、成型して、ハンバーグやミートボール、つくね、シューマイ、ハム、ソーセージなどの食肉練り食品とする。さらに例えば、こんにゃくを豆腐と混ぜて、氷菓子、菓子、スイーツ、おはぎ、みたらし、ゆべしなどのダイエットのお菓子又はそのお菓子の食材とする。
(ペースト状の蒟蒻食材2)
図2は、ペースト状の蒟蒻食材の製造方法の概略工程図を示している。
図2に示しているペースト状の蒟蒻食材2の製造方法18は、蒟蒻精粉9を用意する工程R1と、水10を用意する工程R2と、蒟蒻精粉9を膨潤させる工程R3と、膨潤させた(糊状部材)糊状食材11にアルカリ性の凝固剤12を加えて混練する工程R4と、凝固剤を混ぜた食材13を混錬しながら80℃以上で60~100分間加熱する工程R5と、その後に急冷して室温にする工程R6とからなる。
図2は、ペースト状の蒟蒻食材の製造方法の概略工程図を示している。
図2に示しているペースト状の蒟蒻食材2の製造方法18は、蒟蒻精粉9を用意する工程R1と、水10を用意する工程R2と、蒟蒻精粉9を膨潤させる工程R3と、膨潤させた(糊状部材)糊状食材11にアルカリ性の凝固剤12を加えて混練する工程R4と、凝固剤を混ぜた食材13を混錬しながら80℃以上で60~100分間加熱する工程R5と、その後に急冷して室温にする工程R6とからなる。
(工程R1)
蒟蒻精粉9を10~30g用意する。
蒟蒻精粉9を10~30g用意する。
(工程R2)
水10を1000ml用意する。
水10を1000ml用意する。
(工程R3)
蒟蒻精粉9に水10を加えて膨潤させる。蒟蒻精粉の濃度は1~3wt%である。冷水でゆっくりと膨潤させ、蒟蒻精粉を溶解させるのが好ましい。
蒟蒻精粉9に水10を加えて膨潤させる。蒟蒻精粉の濃度は1~3wt%である。冷水でゆっくりと膨潤させ、蒟蒻精粉を溶解させるのが好ましい。
(工程R4)
糊状食材11にアルカリ性の凝固剤12を加える。アルカリ性の凝固剤12としては、水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムなどの凝固剤が用いられる。
糊状食材11にアルカリ性の凝固剤12を加える。アルカリ性の凝固剤12としては、水酸化カルシウムまたは炭酸カルシウムなどの凝固剤が用いられる。
(工程R5)
凝固剤を混ぜた食材13を60~90℃で60分以上、好ましくは80~90℃で60~100分間加熱する。加熱時間はpH、加熱温度に応じて異なる。pHが高く、加熱温度が高いほど、加熱時間は短くなる傾向にある。
凝固剤を混ぜた食材13を60~90℃で60分以上、好ましくは80~90℃で60~100分間加熱する。加熱時間はpH、加熱温度に応じて異なる。pHが高く、加熱温度が高いほど、加熱時間は短くなる傾向にある。
(工程R6)
20℃以下の水で冷却する。好ましくは、急冷し、室温付近にする。完成したペースト状の蒟蒻食材2は、pH8~9.0であり、好ましくは約pH8.5ある。例えば、ジャムのような感触のペースト状である。
20℃以下の水で冷却する。好ましくは、急冷し、室温付近にする。完成したペースト状の蒟蒻食材2は、pH8~9.0であり、好ましくは約pH8.5ある。例えば、ジャムのような感触のペースト状である。
(ペースト状の蒟蒻食材2の他の製造方法)
本製造方法18aは、前述の蒟蒻食材の製造方法18とほぼ同じなので、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。製造方法18aでは、凝固剤を添加した後に、凝固剤を混ぜた食材13を略均一な厚みの平板状にさせる収納袋19に収納する工程R4aを備えている(点線矢印参照)。その後、収納袋19ごと80℃以上で60~100分間加熱し(R5)、収納袋19ごと室温付近まで急冷する(R6)。
収納袋19により、凝固剤を混ぜた食材13を平板状又は薄板状にすることで、食材13をほぼ均一に加熱をすることができる。そして加熱の際に食材13及び収納袋19を殺菌することができる。また、食材13をほぼ均一に冷却をすることができる。食材13を、ほぼ均一に加熱し、ほぼ均一に冷却をすることで、ペースト状の蒟蒻食材2を効率的に得ることができる。
本製造方法18aは、前述の蒟蒻食材の製造方法18とほぼ同じなので、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。製造方法18aでは、凝固剤を添加した後に、凝固剤を混ぜた食材13を略均一な厚みの平板状にさせる収納袋19に収納する工程R4aを備えている(点線矢印参照)。その後、収納袋19ごと80℃以上で60~100分間加熱し(R5)、収納袋19ごと室温付近まで急冷する(R6)。
収納袋19により、凝固剤を混ぜた食材13を平板状又は薄板状にすることで、食材13をほぼ均一に加熱をすることができる。そして加熱の際に食材13及び収納袋19を殺菌することができる。また、食材13をほぼ均一に冷却をすることができる。食材13を、ほぼ均一に加熱し、ほぼ均一に冷却をすることで、ペースト状の蒟蒻食材2を効率的に得ることができる。
(収納袋19)
図6は、ペースト状の蒟蒻食材2の他の製造方法で用いる収納袋の部分的に切り欠いた概略図である。図6に示している収納袋19は、重ねられた2枚のシート状部材19a、19aの周縁を所定幅にシールして形成された縁部19bが設けられている。例えば、製造に実施した収納袋19の寸法は、30cm×20cmで、内容量が920mlである。縁部19bの幅は、0.8~1cmである。また縁部19bの幅としては、0.2~2cm、好ましくは0.5~1.5cm程度である。
図6に示す収納袋19は、上端部(図の上方)がシールされておらず、開口部19cとされている。開口部19cから凝固剤を混ぜた食材13を投入後、開口部19cをシールして縁部19b(二点鎖線参照)とする。収納袋19は凝固剤を混ぜた食材13を収納すると、略均一な厚み(符号t参照)の平板状に形成される(図7参照)収納袋19には縁部19bが設けられているので、前記平板状の形状が保持される傾向にある。厚みtは、0.5~5cm、好ましくは1~3cmである。
図6は、ペースト状の蒟蒻食材2の他の製造方法で用いる収納袋の部分的に切り欠いた概略図である。図6に示している収納袋19は、重ねられた2枚のシート状部材19a、19aの周縁を所定幅にシールして形成された縁部19bが設けられている。例えば、製造に実施した収納袋19の寸法は、30cm×20cmで、内容量が920mlである。縁部19bの幅は、0.8~1cmである。また縁部19bの幅としては、0.2~2cm、好ましくは0.5~1.5cm程度である。
図6に示す収納袋19は、上端部(図の上方)がシールされておらず、開口部19cとされている。開口部19cから凝固剤を混ぜた食材13を投入後、開口部19cをシールして縁部19b(二点鎖線参照)とする。収納袋19は凝固剤を混ぜた食材13を収納すると、略均一な厚み(符号t参照)の平板状に形成される(図7参照)収納袋19には縁部19bが設けられているので、前記平板状の形状が保持される傾向にある。厚みtは、0.5~5cm、好ましくは1~3cmである。
(ペースト状の蒟蒻食材の実施例)
蒟蒻粉精粉10~30gと水1000mlを混合し、蒟蒻糊とする。アルカリ性の凝固剤を加え、温度60~90℃で、60~100分間加熱し、温度約20度で冷却してペースト状の蒟蒻食材を得た。そのペースト状の蒟蒻食材は、pH8.5であった。
蒟蒻粉精粉10~30gと水1000mlを混合し、蒟蒻糊とする。アルカリ性の凝固剤を加え、温度60~90℃で、60~100分間加熱し、温度約20度で冷却してペースト状の蒟蒻食材を得た。そのペースト状の蒟蒻食材は、pH8.5であった。
[3.他の実施形態]
次に、本発明の製造方法1の他の実施態様を説明する。他の実施形態の製造方法は、前述した製造方法1とほぼ同様であるので、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
次に、本発明の製造方法1の他の実施態様を説明する。他の実施形態の製造方法は、前述した製造方法1とほぼ同様であるので、同じ部分には同じ符号を付して、その説明を省略する。
<第2実施形態>
図3に示すように、この製造方法15は、第1実施形態に対し、工程S2の混ぜるべき食材3として豆腐食材を用意している。
図3に示すように、この製造方法15は、第1実施形態に対し、工程S2の混ぜるべき食材3として豆腐食材を用意している。
豆腐や蒟蒻を他の高脂肪・高カロリーなもの(肉など)に見立てる代替レシピや食材は様々に公開されている。
一般的な豆腐の性質としては、高たんぱくであるものの、歯ごたえが物足りない。また崩すとクリーム状になってしまい、再度成形するには、小麦粉など結局高カロリー・高糖質なものを添加する傾向にある。
一般的な蒟蒻の性質としては、低カロリーで食物繊維を大量に含むものの、タンパク質がほとんどない。さらにそれ自体完全な物質であり、刻む・切るなどの形状を加工することはできるものの内部に他のものを取りこむことができず、結局何をしても蒟蒻である。さらに蒟蒻として凝固する前の蒟蒻精粉を使うと、他の食材に混ぜて歯ごたえと食物繊維を強化することはできるものの、ゲル化する前の素材であるためそれ自体にカロリー低減効果はない。
一般的な豆腐の性質としては、高たんぱくであるものの、歯ごたえが物足りない。また崩すとクリーム状になってしまい、再度成形するには、小麦粉など結局高カロリー・高糖質なものを添加する傾向にある。
一般的な蒟蒻の性質としては、低カロリーで食物繊維を大量に含むものの、タンパク質がほとんどない。さらにそれ自体完全な物質であり、刻む・切るなどの形状を加工することはできるものの内部に他のものを取りこむことができず、結局何をしても蒟蒻である。さらに蒟蒻として凝固する前の蒟蒻精粉を使うと、他の食材に混ぜて歯ごたえと食物繊維を強化することはできるものの、ゲル化する前の素材であるためそれ自体にカロリー低減効果はない。
この実施形態では、蒟蒻として凝固する直前で安定させたペースト状の蒟蒻食材2に豆腐を混合し、結着させたゲル状蒟蒻由来食品5を製造する。このゲル状蒟蒻由来食品5は、歯ごたえ・食物繊維・タンパクをバランスよく摂取できる植物性食材である。
(工程S2)
工程S2で用意される豆腐食材は、豆腐の水分を20~30%脱水したものである。例えば、絹ごし豆腐をざるの上で一晩おくと、20~30%脱水できる。なお圧縮豆腐でもよい。さらになお時間短縮のために、電子レンジで加熱してもよい。表面が焦げ付かない程度に加熱し、その後冷ます。例えば、800Wで、3分程度加熱する。
工程S2で用意される豆腐食材は、豆腐の水分を20~30%脱水したものである。例えば、絹ごし豆腐をざるの上で一晩おくと、20~30%脱水できる。なお圧縮豆腐でもよい。さらになお時間短縮のために、電子レンジで加熱してもよい。表面が焦げ付かない程度に加熱し、その後冷ます。例えば、800Wで、3分程度加熱する。
(工程S3)
ペースト状の蒟蒻食材2に豆腐食材3を混ぜる。全体が均一に白濁するまで、しっかりとかき混ぜる。豆腐食材は、例えば、小分けにして投入する。投入するたびにしっかりとかき混ぜ、均一になるようにする。大量にかき混ぜる際には、ミキサーなどを使用するが、ペースト状の蒟蒻食材内の食物繊維を破砕しない程度にかき混ぜるのが良い。
ペースト状の蒟蒻食材2に豆腐食材3を混ぜる。全体が均一に白濁するまで、しっかりとかき混ぜる。豆腐食材は、例えば、小分けにして投入する。投入するたびにしっかりとかき混ぜ、均一になるようにする。大量にかき混ぜる際には、ミキサーなどを使用するが、ペースト状の蒟蒻食材内の食物繊維を破砕しない程度にかき混ぜるのが良い。
工程S3の混合において、混合した食材4に、調味料6を加えることができる。なお、フレーバ、甘味料などを加えて、豆腐由来のスイーツの素材にしてもよい。
(工程S4)
凍結により結着し、ゲル状蒟蒻由来食品5とする。そのゲル状蒟蒻由来食品を、料理の素材として使用する。使用する前にレンジや室温解凍をすると、さらに余分な水分が落ち、素材が引きしまる。また凍結した状態を利用して、アイスクリーム、氷菓子の素材としてもよい。
凍結により結着し、ゲル状蒟蒻由来食品5とする。そのゲル状蒟蒻由来食品を、料理の素材として使用する。使用する前にレンジや室温解凍をすると、さらに余分な水分が落ち、素材が引きしまる。また凍結した状態を利用して、アイスクリーム、氷菓子の素材としてもよい。
<第3実施形態>
図4に示すように、この製造方法16は、第1実施形態に対し、工程S3の混合の後に、レトルト容器7に収納する工程S3aを備えている。混合した食材4をレトルト容器7に収納した上で、調理のための火入れ又は殺菌すべく、混合した食材4を加熱する。
レトルト容器7に収納する混ぜるべき食材4としては、ハンバーグパテ又はスープとなる食材であるのが好ましい。
図4に示すように、この製造方法16は、第1実施形態に対し、工程S3の混合の後に、レトルト容器7に収納する工程S3aを備えている。混合した食材4をレトルト容器7に収納した上で、調理のための火入れ又は殺菌すべく、混合した食材4を加熱する。
レトルト容器7に収納する混ぜるべき食材4としては、ハンバーグパテ又はスープとなる食材であるのが好ましい。
レトルト容器7に収納された食材7aを使用する際には、レトルト容器7から取り出して、焼く、煮るなどの加熱調理を行う。
一方で、混合した食材4を加熱調理した後に、レトルト容器7に収納する(工程S3a)場合は、レトルト容器7のまま湯煎で温めてから、レトルト容器7から収納された食材7aを取り出して、そのまま食すなどすることができる。
一方で、混合した食材4を加熱調理した後に、レトルト容器7に収納する(工程S3a)場合は、レトルト容器7のまま湯煎で温めてから、レトルト容器7から収納された食材7aを取り出して、そのまま食すなどすることができる。
<第4実施形態>
図5に示すように、この製造方法17は、第1実施形態に対し、工程S4の凍結工程の前に、調理のための加熱(焼き)工程S4aを備えている。混合した食材4は凍結によりゲル化する。なお焼き工程S4aにおいて、混合した食材4の外部に、すぐにしみ出す水分は蒸発する。一方で、調理のための加熱が与えられた部位では、部分的にゲル化が進行する。このため部分的なゲル化により、混合した食材4の内部に水分をいくらか保持する傾向にある。
例えば、混合した食材4がハンバーグのパテとなる食材である場合、既に焼かれて加熱調理された食材8とされ、その後に凍結されているから、食べるときにレンジなどで解凍すればよい。焼き工程S4aを経ているので、すぐに外部に出る水分が蒸発しており、且つ、内部に水分をいくらか保持しているので、レンジなどで解凍する際のドリップが少ない。
図5に示すように、この製造方法17は、第1実施形態に対し、工程S4の凍結工程の前に、調理のための加熱(焼き)工程S4aを備えている。混合した食材4は凍結によりゲル化する。なお焼き工程S4aにおいて、混合した食材4の外部に、すぐにしみ出す水分は蒸発する。一方で、調理のための加熱が与えられた部位では、部分的にゲル化が進行する。このため部分的なゲル化により、混合した食材4の内部に水分をいくらか保持する傾向にある。
例えば、混合した食材4がハンバーグのパテとなる食材である場合、既に焼かれて加熱調理された食材8とされ、その後に凍結されているから、食べるときにレンジなどで解凍すればよい。焼き工程S4aを経ているので、すぐに外部に出る水分が蒸発しており、且つ、内部に水分をいくらか保持しているので、レンジなどで解凍する際のドリップが少ない。
[4.その他]
図2の蒟蒻精粉9において、荒粉を使用してもよい。その場合、荒粉は一度粉砕してから、加工に用いる。
なお混合した食材4の加熱について、急激に加熱しても良い。
図4の第3実施形態において、レトルト容器7に混合した食材4を収納する際に、例えば、混合した食材4がハンバーグパテとなる食材の場合、ハンバーグソースと共にレトルト容器7に収納してもよい。例えば、混合した食材4がスープの具材の場合、液体のスープと共にレトルト容器7に収納してもよい。その際に、その他の具材、例えば、野菜などを一緒にレトルト容器7に収納してもよい。
図5の第4実施形態において、焼き工程4aは、焼きの他、煮る、あぶる、蒸すなどの加熱する工程であってもよい。
前述の実施形態に、変形例、他の実施形態、その他として記載した事項を、それぞれを適宜に組み合わせて用いることができる。
図2の蒟蒻精粉9において、荒粉を使用してもよい。その場合、荒粉は一度粉砕してから、加工に用いる。
なお混合した食材4の加熱について、急激に加熱しても良い。
図4の第3実施形態において、レトルト容器7に混合した食材4を収納する際に、例えば、混合した食材4がハンバーグパテとなる食材の場合、ハンバーグソースと共にレトルト容器7に収納してもよい。例えば、混合した食材4がスープの具材の場合、液体のスープと共にレトルト容器7に収納してもよい。その際に、その他の具材、例えば、野菜などを一緒にレトルト容器7に収納してもよい。
図5の第4実施形態において、焼き工程4aは、焼きの他、煮る、あぶる、蒸すなどの加熱する工程であってもよい。
前述の実施形態に、変形例、他の実施形態、その他として記載した事項を、それぞれを適宜に組み合わせて用いることができる。
[5.まとめ]
(1)蒟蒻食材の製造方法18は、混ぜるべき食材3と共に混合され、凍結又は加熱され、混合された食材4を結着するのに用いられるものであって、蒟蒻精粉9を膨潤させた糊状食材11にアルカリ性の凝固剤をpH8~9.0になるように添加し、凝固剤を添加した糊状部材11を80℃以上で60~100分間加熱し、加熱した糊状部材11を室温付近まで急冷することを特徴としている。
混ぜるべき食材3と共に混合し、その後に凍結又は加熱することで、混合された食材4を結着することのできる蒟蒻食材2を効率的に得ることができる。
(1)蒟蒻食材の製造方法18は、混ぜるべき食材3と共に混合され、凍結又は加熱され、混合された食材4を結着するのに用いられるものであって、蒟蒻精粉9を膨潤させた糊状食材11にアルカリ性の凝固剤をpH8~9.0になるように添加し、凝固剤を添加した糊状部材11を80℃以上で60~100分間加熱し、加熱した糊状部材11を室温付近まで急冷することを特徴としている。
混ぜるべき食材3と共に混合し、その後に凍結又は加熱することで、混合された食材4を結着することのできる蒟蒻食材2を効率的に得ることができる。
(2)このような蒟蒻食材の製造方法18aが、凝固剤を添加した糊状部材を0.5~5cmの略均一な厚みの平板状にさせる収納袋19に収納し、収納袋19ごと80℃以上で60~100分間加熱し、収納袋19ごと室温付近まで急冷する場合は、ペースト状の蒟蒻食材2を効率的に得ることができる。
(3、13)ゲル状蒟蒻由来食品5製造方法1、15、16、17は、蒟蒻食材2を用意し、蒟蒻食材とほぼ同量又は同量以下の混ぜるべき食材3を用意し、蒟蒻食材と混ぜるべき食材を混合し、混合した食材4に応じて、凍結又は加熱して混合した食材を結着することを特徴としている。
ペースト状の蒟蒻食材2はペースト状であるから、混ぜるべき食材3を均一に混合できる。pH8.0~9.0であるから味の調整の自由度が高い。凍結又は加熱により、ゲル化して十分な歯ごたえを得ることができる。凍結する場合は、そのまま保管することができ、加熱する場合は熱で殺菌できるから、微生物の繁殖を抑制することができる。
ペースト状の蒟蒻食材2はペースト状であるから、混ぜるべき食材3を均一に混合できる。pH8.0~9.0であるから味の調整の自由度が高い。凍結又は加熱により、ゲル化して十分な歯ごたえを得ることができる。凍結する場合は、そのまま保管することができ、加熱する場合は熱で殺菌できるから、微生物の繁殖を抑制することができる。
(4)このようなゲル状蒟蒻由来食品の製造方法1、15、17が、冷凍保存のための食材又は冷製食品の食材5とすべく、混合した食材4を凍結する場合は、ゲル化のための凍結状態を維持することで、凍結保存した状態が続くから、冷凍食品、冷凍食材として流通させることができる。
(5)また凍結は、冷凍庫で約-18℃で8時間以上冷凍する場合は、ゲル化の工程が一層確実である。
(6)また混ぜるべき食材4が、水分が20~30%脱水された脱水豆腐食材3である場合は、豆腐由来の冷製の食材又は冷凍食品を提供することができる。
(7)また氷菓子とすべく、脱水豆腐食材3と共に甘味料6などを加える場合は、豆腐由来のスイーツを作ることができる。またpHが8.0~9.0であるので、甘味料で味付けしやすい。
(8)混合した食材4をレトルト容器7に収納した後に加熱して、混合した食材4を調理又は殺菌をする場合は、ゲル化の工程を火入れ又は殺菌の工程として兼ねることができる。このため、常温での流通が可能となる。
(9)レトルト容器7に収納した状態で、中心温度が121℃以上になるように4分以上加熱する場合は、ゲル化の工程を火入れ又は殺菌の工程として兼ねているので、製造が容易である。そして、そのままレトルト食品として流通させることができる。
(10)また混ぜるべき食材3が、ハンバーグパテ又スープの具材となる食材である場合は、製造が一層容易である。
(11)また混合した食材4を加熱調理した後に凍結し、その凍結により混合した食材を結着する場合は、加熱調理されているので、解凍すると、そのまま食す又は食材として使用することができる。
(12)また混ぜるべき食材3がハンバーグパテとなる食材である場合は、加熱調理4aで焼かれているので、解凍してそのまま食すことができる。
1 ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法
2 ペースト状の蒟蒻食材
3 混ぜるべき食材
4 混合した食材
5 ゲル状蒟蒻由来食品
5a 凍結したゲル状蒟蒻由来食品
5b 加熱したゲル状蒟蒻由来食品
6 甘味料(調味料)
7 レトルト容器
7a レトルト容器に収納された食材
8 加熱調理された食材
9 蒟蒻精粉
10 水
11 糊状食材
12 アルカリ性の凝固剤
13 凝固剤を混ぜた食材
14 加熱食材
15 ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法
16 ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法
17 ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法
18 ペースト状蒟蒻食材の製造方法
18a ペースト状蒟蒻食材の他の製造方法
19 収納袋
19a シート
19b 縁部
19c 開口部
2 ペースト状の蒟蒻食材
3 混ぜるべき食材
4 混合した食材
5 ゲル状蒟蒻由来食品
5a 凍結したゲル状蒟蒻由来食品
5b 加熱したゲル状蒟蒻由来食品
6 甘味料(調味料)
7 レトルト容器
7a レトルト容器に収納された食材
8 加熱調理された食材
9 蒟蒻精粉
10 水
11 糊状食材
12 アルカリ性の凝固剤
13 凝固剤を混ぜた食材
14 加熱食材
15 ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法
16 ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法
17 ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法
18 ペースト状蒟蒻食材の製造方法
18a ペースト状蒟蒻食材の他の製造方法
19 収納袋
19a シート
19b 縁部
19c 開口部
Claims (13)
- 混ぜるべき食材と共に混合され、凍結又は加熱され、前記混合された食材を結着するのに用いられる蒟蒻食材の製造方法であって、
蒟蒻精粉を膨潤させた糊状食材にアルカリ性の凝固剤をpH8~9.0になるように添加し、
前記凝固剤を添加した糊状部材を80℃以上で60~100分間加熱し、
前記加熱した糊状部材を室温付近まで急冷する、蒟蒻食材の製造方法。 - 前記凝固剤を添加した糊状部材を略均一な厚みの平板状にさせる収納袋に収納し、前記収納袋ごと加熱し、前記収納袋ごと急冷する、蒟蒻食材の製造方法。
- 請求項1又は2記載の製造方法で製造された蒟蒻食材を前記収納袋から取り出して混ぜるべき食材と混合し、
前記混合した食材を凍結又は加熱して前記混合した食材を結着する、ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。 - 冷凍保存のための食材又は冷製食品の食材とすべく、前記混合した食材を凍結する、請求項3記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 前記凍結は、冷凍庫で約-18℃で8時間以上冷凍するものである、請求項4記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 前記混ぜるべき食材が、水分が20~30%脱水された脱水豆腐食材である、請求項4又は5記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 氷菓子とすべく、前記脱水豆腐食材と共に甘味料を加える、請求項6記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 前記混合した食材をレトルト容器に収納した後に加熱して、前記混合した食材を調理又は殺菌をする、請求項3記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 前記レトルト容器に収納した状態で、中心温度が121℃以上になるように4分以上加熱するものである、請求項8記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 前記混ぜるべき食材が、ハンバーグパテ又スープの具材となる食材である、請求項9記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 前記混合した食材を加熱調理した後に凍結し、その凍結により前記混合した食材を結着する、請求項3記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 前記混ぜるべき食材がハンバーグパテとなる食材である、請求項11記載のゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
- 請求項1又は2記載の製造方法法で製造された蒟蒻食材に、混ぜるべき食材を混合し、
前記混合した食材を加熱して前記混合した食材を結着する、ゲル状蒟蒻由来食品の製造方法。
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JP2021009370 | 2021-01-25 | ||
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024111666A1 (ja) * | 2022-11-26 | 2024-05-30 | 株式会社Sydecas | 蒟蒻糊等からなる結着食材、保形された食品及び保形された食品の製造方法 |
-
2022
- 2022-01-24 JP JP2022009018A patent/JP2022113668A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2024111666A1 (ja) * | 2022-11-26 | 2024-05-30 | 株式会社Sydecas | 蒟蒻糊等からなる結着食材、保形された食品及び保形された食品の製造方法 |
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