JPH0330101Y2 - - Google Patents

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JPH0330101Y2
JPH0330101Y2 JP1986032059U JP3205986U JPH0330101Y2 JP H0330101 Y2 JPH0330101 Y2 JP H0330101Y2 JP 1986032059 U JP1986032059 U JP 1986032059U JP 3205986 U JP3205986 U JP 3205986U JP H0330101 Y2 JPH0330101 Y2 JP H0330101Y2
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urine
thin film
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bag
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、失禁患者や寝たきり老人など自分
の意志で便所へ行き尿を処理することの出来ない
人のための男性用吸尿袋に関する。
〔従来技術とその問題点〕
近年老人人口の増加,高度情報化社会の到来に
よる精神的圧迫などに起因する非尿神経失調症、
あるいは病気による感覚麻痺等が原因で、成人用
紙オムツの使用量が毎年増えている。
従来から使用されているオムツは、その構造が
下に布を置きその上にガーゼと不織布などを乗せ
て当てるものの他、近時は紙オムツで、水分を吸
収する部分と蒸れ防止用の部分と水分の漏れ防止
用のシートなどを組合わせたものなどを腰廻り全
体を包むように当てその上をカバーなどで覆つて
紐やバンドなどで結ぶ方式のものが殆どである。
しかしこれらはいずれも嵩高で且つなお大きく
なるので寝たきりの人ならいざ知らず、日常の生
活や仕事で動き回る人にとつては使用に際しかな
りの抵抗感があることは否めない。
例えば尿が出る感覚のみが麻痺し、その他の事
は変わりなく仕事をしている人達(失禁者)にと
つて成人用オムツをして外出した場合、腰まわり
が大きくなりごわごわして歩き難いばかりでな
く、カサカサ音がする為周囲の人に気を配らなけ
ればならず外出するのが億劫になつてくる。
またオムツは一枚当たり市販の物で、重さは60
〜70g,大きさは厚さが1〜2cm巾30cm長さ70cm
位あるので、これを使用後廃棄処理する場合大変
苦労するという問題がある。
〔考案の目的〕
この考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
りその目的とするところは、寝たり老人や寝たき
りの病人のみでなく、日常の生活や仕事で行動す
る特に男性の失禁者が外出しても他人を気にする
ことなく尿を処理し且つ簡単に廃棄することが出
来る取替自由で且つ脱着自在な吸尿袋を提供しよ
うとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記問題点を解決するために、吸
尿袋が、合成樹脂製薄膜と不織布とを接合した防
水用層状薄膜体と表面紙との間に、二つの薄紙の
間に液体高吸収ポリマーと消臭剤との混合物を充
填した層状シートとクツシヨン用綿とを層状にし
て挿入した積層状構造物を、ギヤザー付袋状に形
成し且つ裏面に両面接着テープを貼り付けたこと
を特徴とする。
〔実施例〕
次にこの発明の実施例について第1図乃至第5
図を参照して説明する。
第1図はこの考案にかかる積層状の構造を有す
る吸尿袋の縦断面図であり、第2図は第1図のP
部拡大図である。第2図において、1は合成樹脂
製薄膜1aと不織布1bとをラミネートした防水
用層状薄膜体である。2は薄紙2a二枚の間に液
体高吸収ポリマーと防臭剤とを混合した充填物2
bとよりなる層状シートである。3はクツシヨン
綿であり、4は表面紙である。
尚、上記の積層状の構造体において、薄紙2a
はなるべく吸水性の高いものを使用する。液体高
吸収ポリマーとしては例えば、デンプン又は石油
を原料として合成したものなどがあり、防臭剤と
しては例えば活性炭または植物から抽出したもの
或いは酸化鉄等がある。またクツシヨン綿3は普
通の脱脂綿でも良いし、あるいは吸収性の良い化
繊でも良い。
以上のような構成を有する積層状の構造体にお
いて、人体から出た尿は、表面紙4より浸透して
クツシヨン綿3を通り薄紙2aに浸透して液体高
吸収ポリマーと消臭剤とを混合した混合物の充填
層2bに至る。ここでは、数回失禁した分を充分
吸収する。そしてこの充填層が高湿度状態になつ
ても防水用層状薄膜体1があるので水分が外へ漏
れることはない。クツシヨン綿3は人体へ直接異
物が当たつた場合の擦過力などを緩和する役目を
する。
次にこの積層状構造体を実際使用する場合につ
いて説明する。第1図に示すように、上記の積層
状構造体の厚さは実際はかなり薄く出来るので、
折り返して重ねるか2個打ち抜き表面紙4が内側
になるように重ね、上に重ねた端の部分が挿入口
6(第4図又は第5図参照)となるようにし、ま
た重ねたときの大きさが、丁度成人男性の股間前
部を覆う程度の大きさとする。そして周囲を熱シ
ールするか或いは接着剤でくつつける。そして第
4図、第5図に示すように片面の適当な所を前記
する挿入口6とし、もう一方の片面には第3図に
示すように両面接着テープ5を付け下着に固定出
来るようにするものである。尚、第5図に示すよ
うに挿入口6には、挿入したときなるべく抵抗感
がないようにギヤザー7を付けても良い。
この考案の詳細は以上のようであるが、図示例
のものに限られないのは勿論であり、技術的思想
の創作として同一の範囲で種々変形が可能であ
る。例えば形状は図示例のものに限らず、瓢箪形
や長方形のものでも良いし、合成樹脂製薄膜1a
は防水出来且つ柔らかいものであれば良い。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、この考案は、合成樹脂製
薄膜と不織布とを接合した防水用層状薄膜体と表
面紙との間に、二つの薄紙の間に液体高吸収ポリ
マーと消臭剤との混合物を充填した層状シートと
クツシヨン用綿とを層状にして挿入して積層状と
した構造の吸尿袋であることを特徴としたので、
この考案の吸尿袋を使用すれば次のような特有の
効果がある。
(1) この吸尿袋を着用することによつて股間前部
のみに吸尿袋が納まり歩行になんの支障がない
為、従来外出することが億劫であつた男性でも
外で活発に活動することが出来る。
(2) 脱着自在であり、どこでも自由に交換使用す
ることが出来る。そして使用後の廃棄処理につ
いても非常にコンパクトなものであるから問題
なく適切な所に捨てることが出来る。
(3) 更に、消臭剤を混合或いは添加する事により
小便臭を除去することが出来るので、周囲の
人々に異臭を感知されたり、また不快感を与え
ることもなくなる。
(4) 寝たきり老人や病人にとつても必要な場合以
外は、自分で簡単に始末出来るので他人にオシ
メの交換を依頼しなくてもよくなる。
以上のようにこの考案は、失禁患者等が尿を処
理する上で従来にない優れた特徴をもつており極
めて便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかる積層状構造体を吸尿
袋として作つた場合の縦断面図、第2図は第1図
のP部拡大図、第3図は吸尿袋の下側から見た図
で両面接着テープを付ける側の図、第4図は人体
に当てる側に上側から見た図、第5図は吸尿袋を
当てる人体側の斜視図をそれぞれ示す。 1…防水用層状薄膜体、1a…合成樹脂性薄
膜、1b…不織布、2…層状シート、2a…薄
紙、2b…高吸収ポリマーと消臭剤との混合物、
3…クツシヨン綿、4…表面紙、5…両面接着テ
ープ、6…挿入口、7…ギヤザー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製薄膜と不織布とを接合した防水用層
    状薄膜体と表面紙との間に、二つの薄紙の間に液
    体高吸収ポリマーと消臭剤との混合物を充填した
    層状シートとクツシヨン用綿とを層状にして挿入
    した積層状構造物を、ギヤザー付袋状に形成し且
    つ裏面に両面接着テープを貼り付けたことを特徴
    とする吸尿袋。
JP1986032059U 1986-03-06 1986-03-06 Expired JPH0330101Y2 (ja)

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JPS62145610U JPS62145610U (ja) 1987-09-14
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