JPH0330030Y2 - - Google Patents

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JPH0330030Y2
JPH0330030Y2 JP14600785U JP14600785U JPH0330030Y2 JP H0330030 Y2 JPH0330030 Y2 JP H0330030Y2 JP 14600785 U JP14600785 U JP 14600785U JP 14600785 U JP14600785 U JP 14600785U JP H0330030 Y2 JPH0330030 Y2 JP H0330030Y2
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box
air vent
side plate
storage box
top bag
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JP14600785U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は、壁の天井近くに取り付けられる天袋
に関するものである。
[背景技術] 壁の天井に近い部分を収納スペースとして利用
するため、壁の高所に天袋が取り付けられる。そ
して通常この天袋は前面を開口した箱型に形成さ
れ、この前面開口に左右に開ける扉を設けて構成
されている。しかしながら壁の高所に取り付けら
れているこのような構造の天袋にあつては扉に手
が届きにくくて椅子などの踏み台がないと物の出
し入れができない場合があり、しかも下方から天
袋を見上げながら物の出し入れをおこなうことに
なるために、間違つたものを天袋から取り出した
りまたは床に落としたりするおそれがあつた。
そこで第5図aに示すような天袋Aが考案され
るに至つている。このものは下面が開口する天袋
外箱1内に前面が開口する収納内箱2を取り付
け、収納内箱2を天袋外箱1内から下方へ引き出
すことができるようにしたものであり、このもの
では収納内箱2を下方へ引き出してこの低い位置
に引き出された収納内箱2内に物の出し入れをお
こなうことができ、上記のような天袋における問
題を解決することができるのである。そしてこの
ものにあつて、天袋外箱1の天板と収納内箱2の
天板との間に取り付けられたばね3によつて収納
内箱2には上方へ引き上げられる力が作用してお
り、把手10によつて収納内箱2を下方へ引く力
を解除するとばね3で収納内箱2は天板外箱1内
に引き上げられて格納されるようにしてある。こ
の場合、収納内箱2の天板と天袋外箱1内との間
の空間の空気が収納内箱2の側板や背板と天板外
箱1の側板や背板との間から出入りすることによ
つて、収納内箱2は引き上げられたり引き下ろさ
れたりすることになる。従つて収納内箱2の側板
や背板と天袋外箱1の側板や背板との間の隙間が
小さいと、空気の出入りが悪くなつて収納内箱2
の引き上げや引き下げがスムーズにおこなえなく
なり、また逆に収納内箱2の側板や背板と天袋外
箱1の側板や背板との間の隙間が大きいと空気の
出入りがよくなるために引き上げや引き下げはス
ムーズにおこなえるが、天袋外箱1内で収納内箱
2ががたつくことになると共に、しかも収納内箱
2はばね3によつて勢い良く引き上げされ過ぎて
天袋外箱1内に格納される上限で激しくぶつかつ
て衝撃が生じるおそれもある。このように収納内
箱2の側板や背板と天袋外箱1の側板や背板との
間の隙間によつて使い勝手が非常に左右されるこ
とになるが、この隙間は製造寸法の管理に依存さ
れ微妙であつて現実的に管理は困難である。
そこで、第5図bに示すように収納内箱2の側
板に上下に亘る空気抜き凹溝5を設け、この空気
抜凹溝5から空気が出入りできるようにすること
が考えられる。このものでは空気の出入りは空気
抜き凹溝5に依存するために収納内箱2の側板や
背板と天袋外箱1の側板や背板との間の隙間を大
きくとる必要がなく収納内箱2のがたつきのおそ
れはなく、しかも寸法管理の必要もとくになくな
る。しかしながらこのものでは空気の抜けが空気
抜き凹溝5によつて良好になされるために、収納
内箱2がばね3によつて勢い良く引き上げされ過
ぎて天袋外箱1内に格納される上限で激しくぶつ
かつて衝撃が生じるという問題の解決はなされて
いない。
このために第5図cに示すようなものも考案さ
れている。このものは天袋外箱1の側板の上部に
空気抜き孔11を設けるようにしたものであり、
空気の出入りはこの空気抜き孔11によつてなさ
れる。そしてこのものでは空気の出入りが空気抜
き孔11に依存するために第5図bのものと同様
に収納内箱2のがたつきなどの問題がなくなる。
しかもこのものでは、ばね3によつて収納内箱2
が引き上げられる際に、収納内箱2の上端が空気
抜き孔11の位置に達するまでのl1の範囲では空
気は空気抜き孔11から良好に抜けるために速く
スムーズに収納内箱2は引き上げられ、そして収
納内箱2の上端が空気抜き孔11に達したのちは
空気抜き孔11からの空気の抜けが抑制されるの
でl2の範囲では収納内箱2はゆつくりと引き上げ
られる。従つてこのものでは収納内箱2の上限で
の衝撃の問題も解決することができることにな
る。しかしこのものにおいては、空気抜き孔11
は常時外観として露出する天袋外箱1の側板に設
けられているために、天袋Aのデザインを損なう
ことになり、また複数の天袋Aを横方向で接続し
て取り付ける場合には空気抜け孔11が塞がれて
その機能を発揮できないことがあるという問題を
有するものである。
[考案の目的] 本考案は、上記の点に鑑みて為されたものであ
り、収納内箱の引き下げや引き上げがスムーズに
なされると共に収納内箱の引き上げ上限での衝撃
のおそれがなく、しかも外観を損なう問題や横方
向に接続した場合の問題もない天袋を提供するこ
とを目的とするものである。
[考案の開示] しかして本考案に係る天袋は、下面が開口する
天袋外箱1内に前面が開口する収納内箱2を下方
へ引き出し自在に取り付けると共に収納内箱2を
ばね3によつて天袋外箱1内に引き上げ格納され
るようにした天袋Aであつて、収納内箱2の側板
4の外面に側板4の上端と側板4の下端よりやや
上側との間に亘つて上下方向で空気抜き凹溝5を
凹設して成ることを特徴とするものであり、収納
内箱2の側板4にかかる構成の空気抜き凹溝5を
設けることによつて上記目的を達成するようにし
たものであつて、以下本考案を実施例により詳述
する。
第1図及び第2図は本考案の一実施例における
天袋Aを示すもので、天袋外箱1は前面板12と
背板13と天板14と両側の側板15とによつて
下面が開口する箱状に形成され、また収納内箱2
は左右の側板4と背板16と天板17と底板18
とによつて前面が開口する箱状に形成される。こ
の天袋Aは例えばトイレツトルームなどに使用さ
れるが、天袋外箱1を不燃化粧板や準不燃化粧板
によつて形成するようにするのがよく、このよう
にすれば火を用いる台所に用いたり台所とリビン
グルームとの間の垂れ壁として用いたりすること
もできることになる。
収納内箱2の両側の側板4の各外面には空気抜
き凹溝5が上下方向で設けてある。この空気抜き
凹溝5は上端が側板4の上端において収納内箱2
の上方へ開放されており、また空気抜き凹溝5の
下端は側板4の下端より数センチメートル程度上
方に位置するようにしてあつて、空気抜き凹溝5
の下端が側板4の下端で下方へ開放されないよう
にしてある。第4図に示すようにストツパー部1
9によつて空気抜き凹溝5の下端部が埋められる
ようにして空気抜き凹溝5の下端が側板4の下端
で下方へ開放されないようにしたものである。収
納内箱2を天袋外箱1内に挿入することによつて
天袋Aを形成するようにし、この天袋Aは第2図
bのように天袋外箱1を天井22に沿つて壁23
に固定することによつて取り付けがなされる。収
納内箱2の側板4の外面と天袋外箱1の側板15
の内面との間の隙間寸法δや収納内箱2の背板1
6の外面と天袋外箱1の背板13の内面との間の
隙間寸法は0.5mm程度に設定されるのがよい。ま
たここで、天袋外箱1の側板15の内面に空気抜
き凹溝5内に突出するストツパー突起20が固設
してあり、また収納内箱2の側板4の上端に空気
抜き凹溝5の上端を閉塞しない状態でストツパー
プレート21が取り付けてあり、ストツパー突起
20にストツパープレート21が係止されること
によつて収納内箱2が天袋外箱1から下方へ抜け
落ちないようにしてある。
また、第3図に示すように収納内箱2の天板1
7の下面には軸受け24を設けた一対の固定板2
5が取付板28を介して取り付けてあり、軸受け
24間にパイプで形成される巻き軸26が回転自
在に取り付けてある。この巻き軸26にはその外
周に巻かれたねじりばねによつて形成されるばね
3の一端が固定してあり、ばね3の他端は天板1
7に固定具29で固定してある。従つて巻き軸2
6はばね3によつて一方方向に回動付勢されるこ
とになり、一端を軸受け24に固定したワイヤー
27がこの軸受け24の回動によつて巻き取られ
るようにしてある。ワイヤー27の他端は収納内
箱2の天板17に設けた通孔32に挿通され、天
袋外箱1の天板14の下面に連結具30によつて
結合してある。上記巻き軸26は第2図bに示す
ように幕板33と天井板34とによつて仕切られ
る部分内に収められるようにしてある。
しかして上記のように形成される天袋Aにあつ
て、収納内箱2はばね3による巻き軸26の回動
でワイヤー27が巻き軸26に巻き付けられるこ
とによつて天袋外箱1内に格納され、この格納状
態は収納内箱2の底板18に設けたラツチ具31
のラツチが天袋外箱1の前面板12の受け具に係
合されることによつて保持されている。そしてラ
ツチ具31による係合を外して収納内箱2の底板
18に設けた把手10を下方に引くことによつ
て、ばね3に抗して巻き軸26を回動させて巻き
軸26からワイヤー27を巻き外しつつ、収納内
箱2を天袋外箱1から下方へ引き出すことができ
る。このように収納内箱2を天袋外箱1から下方
へ引き出すにあたつて、収納内箱2の天板17と
天袋外箱1内との間に空気が空気抜き凹溝5を通
過して流入するため、収納内箱2の天板17と天
袋外箱1内との間の空間が負圧になることなくス
ムーズに収納内箱2を引き出すことができる。収
納内箱2を下方へ引き出して低い位置にある状態
で収納内箱2への物の出し入れをおこなうことが
できるものである。
次に収納内箱2を天袋外箱1内に格納するにあ
たつて、収納内箱2を下方へ引き下ろす力を解除
すると、ばね3によつて巻き軸26が回動されて
この巻き軸26にワイヤー27が巻き付けられる
ことになり、巻き軸26へのワイヤー27の巻き
付けで収納内箱2は上昇される。このとき収納内
箱2の天板17と天袋外箱1内との間の空間の空
気が空気抜き凹溝5を通過して流出するため、収
納内箱2の天板17と天袋外箱1内との間の空間
が加圧状態になることなく素早くスムーズに収納
内箱2を上昇させることができる。空気抜き凹溝
5の下端が天袋外箱1の側板15の下端に至るま
では空気が空気抜き凹溝5から流出されるので収
納内箱2は素早くスムーズに上昇する。そして空
気抜き凹溝5の下端が天袋外箱1の側板15の下
端に至ると、空気抜き凹溝5は天袋外箱1の側板
15によつて閉塞されることになつて空気抜き凹
溝5から空気は流出されないことになり、空気は
収納内箱2の側板4の外面と天袋外箱1の側板1
5の内面との間の隙間や収納内箱2の背板16の
外面と天袋外箱1の背板13の内面との間の隙間
からしか抜けないことになる。従つて収納内箱2
は上昇速度が緩められ、収納内箱2のストツパー
部19が天袋外箱1のストツパー突起20に当接
するまでシヨツクアブソーバーやダンパーが設け
られているようにゆつくりと上昇されることにな
り、収納内箱2の上昇上限において衝撃が生じる
ようなおそれはない。従つてこの衝撃によつて天
袋Aが破壊されるようなことを防止して天袋Aの
寿命を永く維持することができることになるもの
である。またこのように収納内箱2が天袋外箱1
内に格納された状態においては、空気抜き凹溝5
は天袋外箱1の側板15によつて隠されることに
なるため、空気抜き凹溝5が天袋Aの外観として
常時表れるようなことがなく、外観を損なうこと
を防止できることになる。
[考案の効果] 上述のように本考案にあつては、収納内箱の側
板の外面に側板の上端と側板の下端よりやや上側
との間に亘つて上下方向で空気抜き凹溝を凹設し
てあるので、収納内箱を引き上げたり引き下ろし
たたりする際に収納内箱と天袋外箱との間の空間
に空気抜き凹溝によつて空気が出入りし、収納内
箱をスムーズに引き上げらたり引き下ろしたりす
ることができるものであり、しかも収納内箱を引
き上げるにあたつて空気抜き凹溝の下端が天袋外
箱の下端に至ると空気抜き凹溝は天袋外箱によつ
て閉塞され空気抜き凹溝から空気は流出されない
ことになり、収納内箱は上昇速度が緩められてゆ
つくりと上昇されることになつて収納内箱の上昇
上限において衝撃が生じるようなことを防止でき
るものである。また収納内箱が天袋外箱内に格納
された状態においては、空気抜き凹溝は天袋外箱
内に隠されることになり、空気抜き凹溝が天袋の
外観として常時表れるようのなことがなく、天袋
の外観を損なうことがなく、さらに天袋を横に並
べて設置するようにしても空気抜き凹溝の機能は
何等損なわれるようなことはないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図
a,b,cは同上の前面板を外した状態の一部切
欠正面図、側面断面図、一部切欠平面図、第3図
は同上の収納内箱の上部部分の拡大斜視図、第4
図は同上の一部の拡大断面図、第5図a,b,c
はそれぞれ従来例の斜視図である。 1は天袋外箱、2は収納内箱、3はばね、4は
側板、5は空気抜き凹溝である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下面が開口する天袋外箱内に前面が開口する収
    納内箱を下方へ引き出し自在に取り付けると共に
    収納内箱をばねによつて天袋外箱内に引き上げ格
    納されるようにした天袋であつて、収納内箱の側
    板の外面に側板の上端と側板の下端よりやや上側
    との間に亘つて上下方向で空気抜き凹溝を凹設し
    て成る天袋。
JP14600785U 1985-09-25 1985-09-25 Expired JPH0330030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14600785U JPH0330030Y2 (ja) 1985-09-25 1985-09-25

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JP14600785U JPH0330030Y2 (ja) 1985-09-25 1985-09-25

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JPS6253033U JPS6253033U (ja) 1987-04-02
JPH0330030Y2 true JPH0330030Y2 (ja) 1991-06-26

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