JPH0329929Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0329929Y2 JPH0329929Y2 JP9056683U JP9056683U JPH0329929Y2 JP H0329929 Y2 JPH0329929 Y2 JP H0329929Y2 JP 9056683 U JP9056683 U JP 9056683U JP 9056683 U JP9056683 U JP 9056683U JP H0329929 Y2 JPH0329929 Y2 JP H0329929Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductive
- rotating hinge
- metal fitting
- conductor
- conductive metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims description 18
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 13
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 13
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は回転ヒンジ部と導電部とを有するパン
タグラフ型集電装置に関するものである。
タグラフ型集電装置に関するものである。
第1図は代表的なパンタグラフの一例を示すも
ので、1は上枠、2は下枠、3は舟体、4は支持
金具、5は支持桿、6,7はばね、8は台枠、9
はリード線である。また、10,11は撓み導
帯、RHは回転ヒンジ部である。すなわち、かよ
うに示されるパンタグラフにおいては、図示しな
い架線に接し摺動して車両への集電を行う場合、
ばね7の押し上げ力作用によつて舟体3の架線へ
の接触力が加えられる如く、上枠1および下枠2
などへの回転モーメントが働くことにより、架線
への高さが変化しても架線高さに追従するものと
なることは公知である。そして、その回転作動部
分に摩擦モーメントが働くに微小回転運動を阻害
することから、各回転ヒンジ部にころがり軸受を
挿入してなるのが一般的である。
ので、1は上枠、2は下枠、3は舟体、4は支持
金具、5は支持桿、6,7はばね、8は台枠、9
はリード線である。また、10,11は撓み導
帯、RHは回転ヒンジ部である。すなわち、かよ
うに示されるパンタグラフにおいては、図示しな
い架線に接し摺動して車両への集電を行う場合、
ばね7の押し上げ力作用によつて舟体3の架線へ
の接触力が加えられる如く、上枠1および下枠2
などへの回転モーメントが働くことにより、架線
への高さが変化しても架線高さに追従するものと
なることは公知である。そして、その回転作動部
分に摩擦モーメントが働くに微小回転運動を阻害
することから、各回転ヒンジ部にころがり軸受を
挿入してなるのが一般的である。
一方、前述の集電時、架線より電力を、舟体
3,3→支持金具4→上枠1,1→下枠2,2→
台枠8などを通してリード線9より車両側に導入
するものとなる。ここに、回転ヒンジ部において
前記ころがり軸受等に主電流が導電されると、特
にベアリング転動部分に電蝕が発生して損傷して
しまうものとなる。よつて、これを防止するた
め、各回転ヒンジ部したがつて図示例の回転ヒン
ジ部RHに、通常細い銅線を帯状に綾織りしてな
る可撓性の良好な撓み導帯10が具備されること
も公知である。これを第2図に示す。
3,3→支持金具4→上枠1,1→下枠2,2→
台枠8などを通してリード線9より車両側に導入
するものとなる。ここに、回転ヒンジ部において
前記ころがり軸受等に主電流が導電されると、特
にベアリング転動部分に電蝕が発生して損傷して
しまうものとなる。よつて、これを防止するた
め、各回転ヒンジ部したがつて図示例の回転ヒン
ジ部RHに、通常細い銅線を帯状に綾織りしてな
る可撓性の良好な撓み導帯10が具備されること
も公知である。これを第2図に示す。
第2図は第1図の回転ヒンジ部の一例を示すも
ので、12は支着枠、13は取付足、14は接合
ピン、15はベアリングである。
ので、12は支着枠、13は取付足、14は接合
ピン、15はベアリングである。
ここではかような機構の詳細説明を省略する
が、上枠1と下枠2の間に回転ヒンジ部RHが備
えられてその円滑な回転運動とともに、撓み導帯
10による導電バイパス作用よりベアリング15
部分の電蝕を防止してなるものである。
が、上枠1と下枠2の間に回転ヒンジ部RHが備
えられてその円滑な回転運動とともに、撓み導帯
10による導電バイパス作用よりベアリング15
部分の電蝕を防止してなるものである。
そして、かくの如き撓み導帯を、第1図の装置
例においては、撓み導帯10,11に示すよう
に、パンタグラフに数多い各回転ヒンジ部分のす
べてに取着する必要がある。
例においては、撓み導帯10,11に示すよう
に、パンタグラフに数多い各回転ヒンジ部分のす
べてに取着する必要がある。
しかし、かような撓み導帯部分は、図示の如く
撓み代を要して各回転ヒンジ部において突起面と
しても大きなものとなり、これによる振動、騒
音、揚力等が高速走行時に生じ、種々の支障点は
決して軽視できない問題である。特にその騒音に
ついては速度に累乗して増大することが知られて
いるところである。
撓み代を要して各回転ヒンジ部において突起面と
しても大きなものとなり、これによる振動、騒
音、揚力等が高速走行時に生じ、種々の支障点は
決して軽視できない問題である。特にその騒音に
ついては速度に累乗して増大することが知られて
いるところである。
本考案は上述したような点に着目しなされたも
ので、その目的とするところは、従来付設されて
なる撓み導帯を除去し、高速走行時に生じる振動
や騒音や揚力等を極力抑える回転ヒンジ部と導電
部とを有するパンタグラフ型集電装置を提供する
ものである。
ので、その目的とするところは、従来付設されて
なる撓み導帯を除去し、高速走行時に生じる振動
や騒音や揚力等を極力抑える回転ヒンジ部と導電
部とを有するパンタグラフ型集電装置を提供する
ものである。
つまり、その目的を達成するための手段は、回
転ヒンジ部Aと導電部Bとを有するパンタグラフ
型集電装置において、回転ヒンジ部Aは、中空部
aを有する接合ピン17を有し、この接合ピン1
7によつて上枠1及び下枠2の支着枠16が回転
自在に結合され、前記導電部Bは、捩じり導体1
8と導電金具19とを有し、捩じり導体18が接
合ピン17の中空部aに配置され、導電金具19
が接合ピン17の中空部aの開口部を覆つて取り
付けられて、上枠1及び下枠2の支着枠16を接
続し、且つ捩じり導体18と接続されているもの
である。
転ヒンジ部Aと導電部Bとを有するパンタグラフ
型集電装置において、回転ヒンジ部Aは、中空部
aを有する接合ピン17を有し、この接合ピン1
7によつて上枠1及び下枠2の支着枠16が回転
自在に結合され、前記導電部Bは、捩じり導体1
8と導電金具19とを有し、捩じり導体18が接
合ピン17の中空部aに配置され、導電金具19
が接合ピン17の中空部aの開口部を覆つて取り
付けられて、上枠1及び下枠2の支着枠16を接
続し、且つ捩じり導体18と接続されているもの
である。
その作用は、次に述べる実施例で説明する。
以下本考案の1実施例を、図面に基づいて詳述
する。
する。
第3図は第2図に類して表した本考案による一
実施例の片持ち構造方式回転ヒンジ部の導電構造
を示す側面断面図であり、15はベアリング、1
6は支着枠、17は接合ピン、18捩じり導体、
19は導電金具である。図中、第2図と同符号の
ものは同じ構成部分を示す。
実施例の片持ち構造方式回転ヒンジ部の導電構造
を示す側面断面図であり、15はベアリング、1
6は支着枠、17は接合ピン、18捩じり導体、
19は導電金具である。図中、第2図と同符号の
ものは同じ構成部分を示す。
第3図において、パンタグラフ型集電装置は、
回転ヒンジ部Aと導電部Bから構成され、回転ヒ
ンジ部Aは、接合ピン17と、ベアリング15
と、導電金具19などからなる。
回転ヒンジ部Aと導電部Bから構成され、回転ヒ
ンジ部Aは、接合ピン17と、ベアリング15
と、導電金具19などからなる。
接合ピン17は、中空部aを有し、上枠1及び
下枠2の支着枠16の孔に通すことが可能なよう
に形成され、この接合ピン17によつて上枠1及
び下枠2の支着枠16が回転自在に結合されるよ
うになつている。
下枠2の支着枠16の孔に通すことが可能なよう
に形成され、この接合ピン17によつて上枠1及
び下枠2の支着枠16が回転自在に結合されるよ
うになつている。
また、導電部Bは、捩じり導体18と導電金具
19とを有し、捩じり導体18が接合ピン17の
中空部aに配置され、導電金具19が接合ピン1
7の中空部aの開口部を覆つて取り付けられて、
上枠1及び下枠2の支着枠16を接続し、且つ捩
じり導体18と接続されているものである かような機構より、 支着枠16→接合ピン17→捩じり導体→導電
金具19→支着枠16 を通る導電バイパス系が形成される。
19とを有し、捩じり導体18が接合ピン17の
中空部aに配置され、導電金具19が接合ピン1
7の中空部aの開口部を覆つて取り付けられて、
上枠1及び下枠2の支着枠16を接続し、且つ捩
じり導体18と接続されているものである かような機構より、 支着枠16→接合ピン17→捩じり導体→導電
金具19→支着枠16 を通る導電バイパス系が形成される。
ここで、当然のことながらベアリング15は、
捩じり導体18よりもはるかに大きな抵抗体なた
め、殆どの電流を捩じり導体18に通流し得るも
のとしてベアリング15には微小電流しか流れな
い導電作用を行うことができる。
捩じり導体18よりもはるかに大きな抵抗体なた
め、殆どの電流を捩じり導体18に通流し得るも
のとしてベアリング15には微小電流しか流れな
い導電作用を行うことができる。
また、捩じり導体18が上枠1および下枠2の
回転作動時に、前述した如き導電構造において、
例示のごとき接合ピン17中央の配設により捩じ
り撓みのみしか受けず、反力が僅少となることか
ら、追従性能に何ら支障を及ぼさず好適な回転運
動が得られることは明らかである。さらにまた、
第2図に示される撓み導帯10にみられる如き突
起が除去され、空気力による揚力、振動および騒
音の問題を一挙に解消することができる。
回転作動時に、前述した如き導電構造において、
例示のごとき接合ピン17中央の配設により捩じ
り撓みのみしか受けず、反力が僅少となることか
ら、追従性能に何ら支障を及ぼさず好適な回転運
動が得られることは明らかである。さらにまた、
第2図に示される撓み導帯10にみられる如き突
起が除去され、空気力による揚力、振動および騒
音の問題を一挙に解消することができる。
第4図は本考案による両持ち構造方式回転ヒン
ジ部の導電構造例を示し、15はベアリング、1
7は接合ピン、18は捩じり導体、19は導電金
具で、図中、第2図と同符号のものは同じ機能を
有する部分を示す。すなわち、かくの如き機構の
詳細説明は割愛するが、第4図の装置もまた、第
2図に備えらた撓み導帯10が除かれ、集電装置
は回転ヒンジ部Aと導電部Bから構成されてい
る。特に接合ピン17の中空部aに張着された捩
じり導体18により、第3図の装置と同様に格別
に導電バイパスを行う如く効用可能なことは明ら
かである。
ジ部の導電構造例を示し、15はベアリング、1
7は接合ピン、18は捩じり導体、19は導電金
具で、図中、第2図と同符号のものは同じ機能を
有する部分を示す。すなわち、かくの如き機構の
詳細説明は割愛するが、第4図の装置もまた、第
2図に備えらた撓み導帯10が除かれ、集電装置
は回転ヒンジ部Aと導電部Bから構成されてい
る。特に接合ピン17の中空部aに張着された捩
じり導体18により、第3図の装置と同様に格別
に導電バイパスを行う如く効用可能なことは明ら
かである。
以上説明したように本考案によれば、撓み導帯
による突起が除去され、小型軽量化された回転ヒ
ンジ部Aと導電部Bを構成したことによつて、高
速走行時に生じる振動や騒音や揚力等を極力抑え
る事ができた。
による突起が除去され、小型軽量化された回転ヒ
ンジ部Aと導電部Bを構成したことによつて、高
速走行時に生じる振動や騒音や揚力等を極力抑え
る事ができた。
第1図は代表的なパンタグラフの一例を示す概
念図、第2図は第1図の回転ヒンジ部の一例を示
す要部構成説明図、第3図は本考案による一実施
例を示す要部構成説明図、第4図は本考案の他の
実施例を示す要部構成説明図である。 1……上枠、2……下枠、16……支着枠、1
7……接合ピン、15……ベアリング、18……
捩じり導体、19……導電金具、A……回転ヒン
ジ部、B……導電部。
念図、第2図は第1図の回転ヒンジ部の一例を示
す要部構成説明図、第3図は本考案による一実施
例を示す要部構成説明図、第4図は本考案の他の
実施例を示す要部構成説明図である。 1……上枠、2……下枠、16……支着枠、1
7……接合ピン、15……ベアリング、18……
捩じり導体、19……導電金具、A……回転ヒン
ジ部、B……導電部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 回転ヒンジ部Aと、導電部Bとを有するパンタ
グラフ型集電装置であつて、 回転ヒンジ部Aは、中空部aを有する接合ピン
17を有し、該接合ピン17が上枠1と下枠2と
の端部間にベアリング15を介して回転自在に装
着されたものであり、 導電部Bは、捩じり導体18と導電金具19と
を有し、捩じり導体18が接合ピン17の中空部
aに配置されて一端で接続され、導電金具19が
接合ピン17の中空部aの開口部を覆つて取り付
けられて捩じり導体18の他端と、上枠1、下枠
2の端部間とに接続されている パンタグラフ型集電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9056683U JPS602304U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | パンタグラフ型集電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9056683U JPS602304U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | パンタグラフ型集電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS602304U JPS602304U (ja) | 1985-01-09 |
JPH0329929Y2 true JPH0329929Y2 (ja) | 1991-06-25 |
Family
ID=30220501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9056683U Granted JPS602304U (ja) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | パンタグラフ型集電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602304U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014066666A (ja) * | 2012-09-27 | 2014-04-17 | C Tekku:Kk | 導電棒および変流器一次試験の試験方法 |
-
1983
- 1983-06-15 JP JP9056683U patent/JPS602304U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS602304U (ja) | 1985-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0329929Y2 (ja) | ||
US4221282A (en) | Conductive shoe assembly for trolley or the like | |
JPH0329928Y2 (ja) | ||
JP2737072B2 (ja) | シングルアーム形パンタグラフ | |
JP4039982B2 (ja) | 車両用パンタグラフ | |
JPH104604A (ja) | 新交通システム車両用集電装置 | |
JPH01194802A (ja) | 電気車の集電装置 | |
JPH0326729Y2 (ja) | ||
JPH0242001Y2 (ja) | ||
JPH0329926Y2 (ja) | ||
JPH0357540Y2 (ja) | ||
JPS5864775U (ja) | 扉の安全装置 | |
JP2843836B2 (ja) | Z形パンタグラフ | |
JPS5958665U (ja) | 自動車用ワイパ | |
JPS6074013U (ja) | 検出装置 | |
US2063291A (en) | Trolley collector | |
JPH0428163Y2 (ja) | ||
JPH10336802A (ja) | シングルアーム形パンタグラフ | |
JPH0232841B2 (ja) | ||
JPS60122266U (ja) | 自動車のワイパ−装置 | |
JPS6347932Y2 (ja) | ||
JP2001333502A (ja) | 集電用舟体 | |
JPS611583U (ja) | 自動車用ウインドレギユレ−タのバランス装置 | |
JPS5983050U (ja) | 電子部品のリ−ド切断装置 | |
JPH04114701U (ja) | パンタグラフの集電舟装置 |