JPH0329918A - 眼用レンズ材料および眼用レンズの製造法 - Google Patents

眼用レンズ材料および眼用レンズの製造法

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JPH0329918A
JPH0329918A JP1164878A JP16487889A JPH0329918A JP H0329918 A JPH0329918 A JP H0329918A JP 1164878 A JP1164878 A JP 1164878A JP 16487889 A JP16487889 A JP 16487889A JP H0329918 A JPH0329918 A JP H0329918A
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JP
Japan
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meth
acrylate
crosslinking agent
polymerizable
ophthalmic lens
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JP1164878A
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English (en)
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Takanori Shibata
柴田 孝則
Nobuyuki Toyoshima
豊嶋 伸行
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MENIKON KK
Menicon Co Ltd
Original Assignee
MENIKON KK
Menicon Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は眼用レンズ月料および眼用レンズの製造法に関
する。さらに詳しくは、コンタクトレンズ、眼内レンズ
、人工角膜などに用いられる眼用レンズ材料および眼用
レンズの製遣法に関する。
[従来の技術コ 従来よりコンタクトレンズH料や眼内レンス利料などの
眼用レンズ材料として、種々の利料が提案されている。
かかる眼用レンズ利料には大別して硬質制料と軟質材料
がある。
前記硬質材料は、光学的に良好な眼用レンズをうること
ができるという利点を有するものの、たとえば、コンタ
クトレンズとして利用し、これを眼に装用したぱあいに
は、異物感が強くて装用感がわるかったり、また、眼内
レンズとして利用したぱあいには、切開を通じて眼内に
J.l7人する際に、角膜などの眼組織を痛めたりする
おそれがあるなどの種々問題があった。
一方、前記軟質利料は装用感がよいコンタク1・レンズ
材料や眼組織に傷をつけにくく眼球を小さく切開するだ
けで変形しながら挿入しうる眼内レンズ材料として好ま
しいことはよく知られている。かかる軟質材料は、水分
を吸収し膨潤して軟質化する含水性の材料と実質的に非
含水性またはきわめて低含水性の材料とに分けられる。
前記含水性の軟質材料は、素材中に含水して素材自体が
占める割合が相対的に小さくなるために、機械的強度が
劣る傾向にあるという欠点がある。また含水しているが
ゆえに、こうした材料は、細菌やかびなどが繁殖する温
床となりやすく、かかる素材をたとえばコンタクトレン
ズとして利用したぱあいには、煮沸消毒などの煩雑な各
種操作をコンタク1・レンズに定期的に施す必要があっ
た。
一方、実質的に非含水性またはきわめて低含水性の軟質
材料は、眼脂で多少汚れやすく酸素透過性が低いものの
、索祠自体が含水していないので、含水性材料にみられ
るような欠点はない。しかし、通常こうした素材を利用
する温度は室温であり、かかる室温状態では軟質である
ので、その成形や加工方法に問題があった。す3 なわち、こうした軟質材料は、一般にそのままの状態で
は、切削加工や研磨加工などの桔密な機械的加工を施す
ことができない。
こうした実質的に非含水性またはきわめて低含水性で軟
質の材料を成形加工する方法として、従来より、軟質材
料を与える単量体を成形型の中に注入し、かかるIll
 量体を重合して成形された眼用レンズを作製する方法
(鋳型法)か考えられている。しかしながら、かかる方
法では、重合時の重合収縮が生じたり、歪や重合むらな
どが多発しやすく、また成形時にパリが生じ、所望の精
緻な成形品(眼用レンズ)をうるのか非常に困難であっ
た。さらに、眼用レンズを量産するためには、様々な規
格からなる数多くの精密な戊形型を必要とし、経済的な
製遣方法とはいえなかった。
一方、機楓的加工方法は、工具などのセッティング状態
などを変史するたけで、容易に様々な規格の眼用レンズ
を製造することができ、鋳型法と比べて経済的な加工方
法であるといえる。
4 そこで、何とかして機械的な加工方法により、実質的に
非含水性またはきわめて低含水性で軟質の材料を成形し
ようとする試みが幾つかなされており、その一例として
以下の公報が知られている。
特公昭5G−13583号公報および特公昭57−53
509号公報には、利料を冷却して硬化せしめた後に機
械的加工を行なう方法が提案されている。しかしながら
、かかる冷却装置を備えた加工設備は一般に大がかりで
大変高価なものであるから経済的な製造方法とはいえず
、また材料自体が脆くなり加工が困難となるぱあいもあ
り、種々の問題がある。
特開昭48−75047号公報や特開昭82−1278
25号公報などには、アクリル酸やメタクリル酸などの
カルボキシル基を有するモノマーからなる重合体をエス
テル化反応により、軟質の材料をえようとする試みがな
されている。しかしながら、該方法はエステル化反応に
よるため、エステル化反応の前と後ではサイズが異なる
(エステル化反応後のほうがサイズが小さくなる)。し
たがって、エステル化反応によるサイズ変化も計算に入
れて、眼用レンズ形状に成形加工を施さねばならないこ
とから、精密な成形加工か困難であるという問題がある
特開昭02−278024号公報には、軟質材料および
硬質ポリマーからなるポリマーブレンド物を所望の形状
に切削加工することによりえられた成形物から硬質ボリ
マーを除去することを特徴とする軟質眼用レンズ利料の
加工方法が堤案されている。しかしながら、かかる方法
では(イ)硬質ポリマーを与えるモノマーを軟質材料に
含浸させるのにかなりの長時間が必要である、(口)硬
質ポリマーを与える七ノマーの含漫により軟質材料の寸
法か大きくなるため、切削加工時にボリマーブレンド物
からの硬質ボリマーの抽出の前と後の収縮率を考慮して
機械的加工を施さねば正確な成形をすることができない
、(l\)ポリマブレンド物からの成形物より、硬質ポ
リマを抽出して充分に取り除かなければ、本来の軟質材
料かえられない、(ニ)硬質ポリマーは、高分子量のも
のなので、抽出処理を施してもある程度硬質ポリマーが
残存してしまうなどの問題があった。
また、特開昭[f2−53[i84号公報には、重合基
を少なくとも2個有し、酸処理により分子内の共有結合
を切断し、架橋能を失効させることができる架橋剤を使
用することを特徴とする共重合体からなる医用利料が提
案されている。しかしながら、かかる公報で具体的に明
らかにされている架橋剤では、酸処理により共有結合を
切断した後に生成する水酸基の数が、重合基1個に対し
て2個生成するので、えられる材料は、実質的に非含水
性またはきわめて低含水性であるとはいえず、実質的に
含水性を呈し、その含水率の向上に寄与する傾向があり
、非含水性またはきわめて低含水性の軟質月料の利点が
失われてしまう。そして、水酸基が多くなるために、材
料のポリマー分子内に水素結合が生起し、そのために酸
素などの気体透過性の低下を招来し7 やすいという問題もある。また、非含水性またはきわめ
て低含水性の材料をえようとすると、水酸基が多くなる
ために、白濁して眼用レンズ伺料として使用することが
できなくなってしまう。さらに、かかる架橋剤は、シリ
コン含有単量体やフッ素含有単量体などのモノマーと親
和性(相溶性)がわるく、こうしたモノマーと共重合さ
せると、白濁した祠科しかえられず、なお種々の問題が
残されていた。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は、前記した従来技術に鑑みてなされたものであ
り、第1に実質的に非含水性またはきわめて低含水性の
軟質材料よりなる眼用レンズ材料を提供することを目的
とし、第2に前記眼用レンズ材料を用いて情密でかつ容
易な成形加工により眼用レンズを製造しうる眼用レンズ
の製造法を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段コ 本発明は■(a)少なくとも2個の重合性赴を有8 するシラン化合物であって、重合性基を含む官能魁とケ
イ素原子とがヘテロ原子を介して結合された架橋剤5〜
70重量%および山)酸処理によっては容易に分解しな
い重合性単量体であって、アルキル(メタ)アクリレー
トおよび/またはフッ素含有アルキル(メタ)アクリレ
ート30〜95重足%からなる重合性化合物を必須成分
とする共重合体からなる眼用レンズ材料および■少なく
とも2個の重合性基を有するシラン化合物であって、重
合性基を含む官能基とケイ素原子とがヘテロ原子を介し
て結合された架橋剤の存在下で、酸処理によっては容易
に分解しない重合性単量体を重合させてえられた重合体
を所望の眼用レンズ形状に成形したのち、えられた成形
物に酸処理を施して前記架橋剤を分解して該架橋剤の架
橋能を失効させることを特徴とする眼用レンズの製造法
に関する。
なお、本明細書において、実質的に非含水性またはきわ
めて低含水性とは、月料の吸水率が8%以下であること
をいう。
[作用および実施例] 本発明の眼用レンズ材料は、《の少なくとも2個の重合
性基を有するシラン化合物であって、重合性を含む官能
基とケイ素原子とがヘテロ原子を介して結合された架橋
剤(以下、本架橋剤という)5〜70重量%および曲酸
処理によっては容易に分解しない重合性単量体であって
、アルキル(メタ)アクリレートおよび/またはフッ素
含有アルキル(メタ)アクリレート30〜95重量%か
らなる重合性化合物を必須成分とする共重合体からなる
ものである。
前記本架橋剤は、軟質材料を与える単量体と重合したと
きに、えられる重合体に切削加工や研磨加工などの機械
的加工を容易に施しうる程度の硬質性を付与しうる或分
であり、また酸処理を施した後には、分解して軟質材料
が本来有する軟質性を発揮せしめる成分である。かかる
本架橋剤は、さらには結果的にはえられる酸処理を施し
たあとの材料に表面親水性(水濡れ性)は与えるが、材
料の含水性の向上には寄与しない架橋剤であり、またシ
リコン含有単量体やフッ素含有単量体などの通常眼用レ
ンズ材料として使用されている重合性単量体とも親和性
(相溶性)がよく、これらと均一に配合されて重合しつ
るので、均一で透明な眼用レンズ材料をうろことができ
る架橋剤である。
前記本架橋剤の代表例としては、たとえば一般式(I)
: (式中、Xは水素原子またはメチル基、Yおよび2はそ
れぞれ独立して水素原子またはアルキル基、Aは炭素数
1〜3のアルキル基またはフェニル基、nは1〜6の整
数、aは2〜4の整数を示す)で表わされるシラン化合
物があげられる。なお、一般式(T)において、nは6
よりも大きい整数であるぱあいには、容易に切削加工な
どの機械的加工を施しつる程度の充分な硬度がえられる
重合体に付与されなくなる傾向があ11 る。また、aは0または1であるぱあいには架橋剤にな
らないので使用しえない。
前記本架橋剤は、重合性栽を含む官能基とケイ素原子と
の間かへテロ原子で結合している部分が酸処理により、
たとえばつぎのように分解し、架橋剤としての能力(架
橋能)がなくなる↓(酸処理) +(OH)  −Sl−(A) 4−aa 12 本架橋剤を使用してえられる材料(重合体)は、酸処理
の前の後とでは、その線膨潤係数がほぼ1.0であり、
酸処理後のサイズ変化(線膨潤率)をとくに考慮するこ
となく、精密な成形加工を施すことができる。
また、本架橋剤を使用してなる材料は、酸処理により分
解したのちに生成する水酸基の数が、重合基1個に対し
て1個しか生成しないので、材料の含水率の向上に寄与
することはほとんどなく、主に表面の親水性にのみ寄与
するのである。そして、材料中に水酸県が多くならない
ので、材料のポリマー分子内に水素結合が過度に生起す
ることなく、それによる酸素などの気体透過性の低下も
小さいのである。
とくに、実質的に非含水性またはきわめて低含水性の軟
質材料を与える単量体と一緒に重合すれば、本架橋剤を
使用する効果をもっとも効果的に享受することができ、
精密にしかも容易に成形加工された、実質的に非含水性
またはきわめて低含水性の軟質眼用レンズ材料かえられ
るのである。そして、非含水性またはきわめて低含水性
の軟質材料の利点は、そのまま享受されうるのである。
本架橋剤の使用量は、必須成分である重合性化合物中に
およそ5〜70重量%含有されるように調整されること
が好ましく、より好まし,くは10〜50重量%、とく
に好ましくは20〜40重量%である。前記範囲よりも
本架橋剤の使用量が多すぎるぱあいには、酸処理後に水
酸基が数多く生成してしまい、酸素透過性が低下してし
まりたり、材料が含水性を呈してしまい、実質的に非含
水性またはきわめて低含水性の材料がえられなくなって
しまう。また、前記範囲よりも本架橋剤の使用量が少な
すぎるぱあいには、本架橋剤を使用する効果が充分に発
揮せられなくなる。
本架橋剤は、たとえばつぎのようにして容易に合成しう
る。すなわち、一般式(■):( CI! )  一S
 i一( A) 4−a     (1)a (式中、Aは炭素数1〜3までのアルキル基またはフェ
ニル基、aは2〜4の整数を示す)で表わされる化合物
と一般式(110 .(式中、Xは水素原子またはメチ
ル基、Yおよび2はそれぞれ独立して水素原子またはア
ルキル基、nは1〜6の整数を示す)で表わされる(メ
タ)アクリロイルオキシアルキルアルコール類とを脱塩
酸反応させることによりえられる。
前記(メタ)アクリロイルオキシアルキルアルコール類
の具体例としては、たとえば2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、3−ヒドロキシプロビル(メタ)ア
クリレート、4−ヒドロキシプチル(メタ)アクリレー
ト、2−メチル2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ート、2−メチル−3−ヒドロキシプロビル(メタ)ア
クリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレ
ート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリ15 レート、2−エチル−6−ヒドロキシヘキシル(メタ)
アクリレートなどがあげられるが、これらは単独でまた
は2種以上を混合して用いられる。
前記脱塩酸反応に用いる脱塩酸剤としては、たとえばト
リエチルアミン、ピリジンなどがあげられる。また、か
かる脱塩酸反応に用いられる有機溶媒としては、たとえ
ばベンゼン、ヘキサン、テ1・ラヒドロフラン、ジオキ
サン、シクロヘキサン、アセ1・ン、酢酸エチルなどに
代表される水酸基、アミン基などのクロロシランと反応
する置換基を有しない化合物などがあげられる。
脱塩酸反応の条件は、反応時間が短かすぎると未反応物
が残る可能性があり、また反応温度が低すぎると反応速
度が遅くなり、反応温度が高すぎると副生成物が生成す
るので、反応時間は1時間以上、反応温度は10〜80
℃であることが実用上好ましい。
本発明に用いられる重合性化合物において、前記本架橋
剤以外の他の必須成分として、アル16 キル(メタ)アクリレー1・および/またはフッ素含有
アルキル(メタ)アクリレート(以下、重合性単量体と
いう)が用いられる。
前記重合性単量体の具体例としては、たとえばメチル(
メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プ
ロビル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アク
リレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、イ
ソブチル(メタ)アクリレート、n−ベンチル(メタ)
アクリレート、tert−ペンチル(メタ)アクリレー
ト、ヘキシル(メタ)アクリレート、2−メチルブチル
(メタ)アクリレート、ヘプチル(メタ)アクリレー1
・、オクチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシ
ル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート
、デシル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アク
リレート、ステアリル(メタ)アクリレー1・、シクロ
ペンチル(メタ)アクリレー1・、シクロヘキシル(メ
タ)アクリレートなどの直鎖状、分岐鎖状、環状のアル
キル(メタ)アクリレート類. 2,2.24リフルオ
口エチル(メタ)アクリレート、2,2,3.3−テト
ラフルオロプロビル(メタ)アクリレート、2,2,3
,3.3−ペンタフルオロプロビル(メタ)アクリレー
ト、2,2.2−1−リフルオ口 −1−1・リフルオ
ロメチルエチル(メタ)アクリレー!・、2,2,3,
3−テトラフルオロ−jert−ペンチル(メタ)アク
リレート、2,2,3,4,4.4−へキサフルオ口ブ
チル(メタ)アクリレート、2,2,3,3,4.4−
へキサフルオロブチル(メタ)アクリレート、2.2,
3,4,4.4−へキサフルオロ−jert−ヘキシル
(メタ)アクリレート、2,2.3,3,4,4.4−
ヘプタフルオ口ブチル(メタ)アクリレート、2,2.
3,3,4.4,5.5−オクタフルオロペンチル(メ
タ)アクリレート、3.3.4,4,5,5,6,(f
−オクタフルオロヘキシル(メタ)アクリレート、2,
3,4.5.5.5−へキサフルオロ−21−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンチル(メタ)アクリレート、2
,2,3,4,4,5,5.5−ノナフルオロペンチル
(メタ)アクリレート、2,2,3,3.4,4,5,
5,6,0,7.7−ドデカフルオ口ヘプチル(メタ)
アクリレート、3,3,4,4,5,5,8,0,7,
7,8.8−ドデカフルオ口オクチル(メタ)アクリレ
ート、3,3,4,4,5,5,6,6,7,7,8.
8.8− トリデカフルオ口オクチル(メタ)アクリレ
ート、2,2,3,3,4,4,5,5,6,[f,7
,7.7− トリデカフルオロヘプチル(メタ)アクリ
レート、3,3,4,4,5,5,B,fi,7,7,
8,8,9,9,10.10−へキサデ力フルオロデシ
ル(メタ)アクリレート、3,3,4,4,5,5,6
,6,7,7,8,8,9.9,L0,10,LO−へ
ブタデカフルオロデシル(メタ)アクリレート、3,3
,4,4.5,5,6,13,7,7,8,8,9,9
,10,10,Ll,11−オクタデカフルオロウンデ
シル(メタ)アクリレート、3.3,4,4.5,5,
[i,[i,7,7,8,8,9,9,10,10,1
1,l1,l1−ノナデカフルオロウンデシル(メタ)
アクリレー}、3.3,4,4,5,5,(i,8,7
,7,8,8,9,9,10,lO.l1.11,12
.12−エイコサフルオロドデシル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシ−4.4,5,5,G,7,7.7
−オクタフルオロ−6−トリフルオロメチルヘプチル(
メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−4.4,5,5
,6,8,7,7,8,9,9.9−ドデカフルオロ−
8−トリフルオロメチルノニル(メタ)アクリレート、
2−ヒドロキ19 シー4,4,5,5,8,6,7,7,8,8,9,9
  ,10,11.11.11−へキサデ力フルオ口−
10−トリフルオロメチルウンデシル(メタ)アクリレ
ー1・などのフッ素含有(メタ)アクリレート類などが
あげられる。
前記重合性単量体の使用量は、必須成分である重合性化
合物中におよそ30〜95重量%含有されるように調整
されるのが好ま゛シ<、より好ましくは50〜90重量
%、とくに好ましくは60〜80重量%である。前記範
囲よりも使用量が多すぎるぱあいには、相対的に他の必
須成分の使用割合が少なくなるので好ましくなく、また
前記範囲よりも使用量が少なすぎるぱあいには、かかる
重合性単量体を使用する効果が充分にえられなくなる。
ただし、アルキル(メタ)アクリレートとフッ素含有ア
ルキル(メタ)アクリレトとを併用するぱあいには、こ
れらの使用割合は任意である。
なお、えられる眼用レンズ材料を眼脂などの脂質に対し
て汚れにくいものとするためには、重合体をうる際にフ
ッ素含有単量体を併用する20 ことが好ましい。
ところで、眼用レンズ材料の中でもとくに実質的に非含
水性またはきわめて低含水性の材料は、通常の含水性の
材料とは異なり、含水率の上昇による材料の機械的強度
の低下もなく、レンズの形状保持特性が損なわれること
はない。
そして、材料中に細菌などの微生物が繁殖しにくいので
、たとえば材料をコンタクトレンズに利用したぱあいに
は、消毒などの煩雑な処理を定期的にしなくてもよいと
いう利点がある。
また、材料が軟質であるぱあいには、材料を装用感のよ
い柔軟なコンタクトレンズに用いることができ、また眼
組織に傷を付けずに小切開を通じて変形して挿入しうる
眼内レンズに用いることができるなど利点がある。
こうした利点が、実質的に非含水性またはきわめて低含
水性の軟質材料にはあるので、好ましく眼用レンズ材料
として用いることができるのである。
前述したように、実質的に非含水性またはきわめて低含
水性であって軟質の材料に対しては、本架橋剤の効果が
もっとも効果的に奏されるのである。
したがって、本発明では、眼用レンズ利料のー成分(単
量体)として、前記した重合性(1′Lr:L体である
アルキル(メタ)アクリレー!・および/またはフッ素
含有アルキル(メタ)アクリレートの中でも丈質的に非
含水性またはきわめて低含水性の軟質材料を与える単量
体を用いるのが好ましい。前記単量体の定義としては、
ホモポリマーとしたぱあいにガラス転移点(以下、Tg
という)が40℃以下となるものが好ましい。
なお、本発明の眼用レンズ材料をうる際には、前記必須
成分である重合性化合物以外の重合成分となる単量体を
、重合する際に任意威分として使用してもよい。かかる
単量体としては、コンタク1・レンズ用、眼内レンズ用
、人工水晶体用などに従来より使用されている単量体を
おおむね好適に使用しつる。たたし前記したように、酸
処理すると容易に分角qしてしまう711 1a体(本
架橋剤を除く)を本発明で用いることは、あまり好まし
くない。
本発明の眼用レンズ利料をうるうえで、任意成分として
用いるのに好適な単量体の具体例としては、たとえばト
リメチルシリルメチル(メタ)アクリレート、トリメチ
ルシリルプ口ピル(メタ)アクリレート、トリメチルシ
リルブロビルグリセロール(メタ)アクリレートなどの
シリコン含有(メタ)アクリレート類;トリメチルシリ
ルスチレン、0−メチルスチレン、■−メチルスチレン
、p−メチルスチレン、p一エチルスチレン、0−ヒド
ロキシスチレン、■−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロ
キシスチレン、トリメチルスチレン、tart−プチル
スチレン、パーブロモスチレン、ジメチルアミノスチレ
ン、α −メチルスチレンなどのスチレン誘導体類;4
−ビニルベンジルー2゜,2゜,2゜一トリフルオロエ
チルエーテル、4−ビニルベンジルー2゜,2’,3 
.3゜,4 ,4 .4 −ヘプタフルオロブチルエー
テル、4−ビニルベンジルー3“,3゜,3゜一トリフ
ルオ口プロビルエーテル、23 4−ビニルベンジル−3゜,3゜,4’,4’,5゜,
5゜,6゜,66−ノナフルオロヘキシルエーテル、4
−ビニルベンジルー4゛,4゜,5゜,5゜,6゜,6
゜,7゜,7’,8゜,8゜,8ウンデカフルオ口オク
チルエーテル、0−フルオロスチレン、■−フルオロス
チレン、p−フルオロスチレン、トリプルオロスチレン
、パーフルオロスチレン、p一トリフルオロメチルスチ
レン、0−}リフルオ口メチルスチレン、■一トリフル
オロメチルスチレンなどのフッ素含有スチレン誘導体類
;N−ビニルピロリドン、α −メチレンーN−メチル
ピロリドン、N−ビニル力プロラクタムなどのN−ビニ
ルラクタム類;4−ビニルビリジン;ビニルイミダゾー
ル、N−ビニルピペリドン、Nビニルピペリジン、N−
ビニルサクシンイミドなどのヘテロ環式N−ビニルモノ
マー;ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロ
キシプロビル(メタ)アクリレート、ヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、ジヒドロキシプロビル(メタ)
アクリレート、ジヒドロキシブチル(メタ)アクリレー
ト、ジエチレングリコール24 モノ (メタ)アクリレート、トリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールモ
ノ(メタ)アクリレートなどの水酸基含有(メタ)アク
リレート類; (メタ)アクリル酸;N一(メタ)アク
リロイルピロリドン; (メタ)アクリルアミド、N−
メチル(メタ)アクリルアミド、N一エチル(メタ)ア
クリルアミド、N−ヒドロキシエチル(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N
,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N一エチルア
ミノエチル(メタ)アクリルアミドなどの(メタ)アク
リルアミド類;アミノエチル(メタ)アクリレート、N
−メチルアミノエチル(メタ)アクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどのアミ
ノアルキル(メタ)アクリレート類;メトキシエチル(
メタ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレ
ー1・、メトキシジエチレングリコール(メタ)アクリ
レートなどのアルコキシ越含有(メタ)アクリレート類
;ベンジル(メタ)アクリレートなどの芳香環含有(メ
タ)アクリレート類;グリシジル(メタ)アクリレー1
・;テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレーl・N
− (メタ)アクリ口イルピペリジン,N−(メタ)ア
クリロイルモルホリン;2−シアノエチル(メタ)アク
リレー1・;2−ヒドロキシ−4−(メタ)アクリロイ
ルオキシベンゾフエノン、2−ヒドロキシ−4−(メタ
)アクリロイルオキシ−5−tert−プチルベンゾフ
エノン、2−ヒドロキシ−4−(メタ)アクリロイルオ
キシ−2゛,4゜−ジクロロペンゾフエノン、2−ヒド
ロキシ−4−(2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロ
イルオキシプロポキシ)ベンゾフエノンなどのペンゾフ
ェノン系重合性紫外線吸収剤,2−(2゜−ヒドロキシ
−5゜−(メタ)アクリロイルオキシエチルフエニル)
−2H−ペンゾトリアゾール、2−(2゜−ヒドロキシ
−5′−(メタ)アクリロイルオキシエチルフェニル)
−5−クロー2H−ベンゾ1・リアゾール、2−(2’
−ヒドロキシ−5゜一(メタ)アクリロイルオキシプ口
ピルフェニル) −211−ペンゾトリアゾール、2−
(2゜−ヒドロキンー5゜−(メタ)アクリロイルオキ
シプロビル−3′−tert−プチルフェニル)−5−
クロロー2H−ベンゾトリアゾールなどのペンゾトリア
ゾール系重合性紫外線吸収剤;2−ヒドロキシ−4−(
メタ)アクリロイルオキシメチル安息香酸フェニルなど
のサリチル酸誘導体系重合性紫外線吸収剤;2−シアノ
 ー3−フエニル−3−(3゜一(メタ)アクリロイル
オキシフェニル)プロペニル酸メチルエステルのような
重合性紫外線吸収剤;1−フエニルアゾ−4−(メタ)
アクリロイルオキシナフタレン、1−フェニルアゾー2
ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシナフタレ
ン、1−ナフチルアゾ−2−ヒドロキシ−3−(メタ)
アクリロイルオキシナフタレン、1〜アントリルアゾ〜
2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキシナフ
タレン、l−((4− (フエニルアゾ)フェニル)ア
ゾ)−2−ヒドロキシ−3−(メタ)アクリロイルオキ
シナフタレン、1−(2゜,4′−キシリルアゾ)−2
− (メタ)アクリロイルオキシナフタレン、l一(2
゜−1・リアゾ)−2− (メタ)アクリロイルオキシ
ナフタレン、2−(3−(メタ)アクリ27 ロイルアミドーアニリノ)  .−4.6−ビス( L
−o− トリルアゾー2−ナフチルアミノ)−1.,3
.54リアジン、2−(3−ビニルアニリノ)−4−(
4−ニトロ(フエニルアゾ)一アニリノ)−6−クロロ
 ー1.3.54リアジン、2−(1−o−トリルアゾ
〜2−ナフチルオキシ)  −4−(3−ビニルアニリ
ノ)−6−クロロー1,3,5−トリアジン、2−(4
−ビニルアニリノ)−4−(oトリルアゾー2−ナフチ
ルアニリノ)−6−クロロ1,3.5−1−リアジン、
N−(+.−o− hリルアゾ)−2−ナフチル)−3
−ビニルフタル酸モノアミド、N−(1(o一トリルア
ゾ)−2〜ナフチル−6−ビニルフタル酸モノアミド、
3−ビニルフタル酸−(4−(p−スルホフエニルアゾ
)−1−ナフチル)モノエステル、6−ビニルフタル酸
−(4− (p−スルホフェニルアゾ)−1−ナフチル
)モノエステル、3−(メタ)アクリロイルアミド−4
−フエニルアゾフェノール、3−(メタ)アクリロイル
アミド−4−(8−ヒドロキシ−3.6−ジスルホーl
−ナフチルアゾ)一フェノール、3−(メタ)アクリロ
イルアミド−4−(1−フエニルアゾー2−ナフチルア
ゾ)一フェノール、32B (メタ)アクリロイルアミド−4−(p− }リルアゾ
)フェノール、2−アミノー4−(m−(2−ヒドロキ
シ−1−ナフチルアゾ)アニリノ)−6−イソプロペニ
ルー1,3.5−トリアジン、2−アミノー4−(N−
メチルーp−(2−ヒドロキシーl−ナフチルアゾ)ア
ニリノ)一6−イソプロペニルー1,3.5−トリアジ
ン、2アミノー4− (m−(4−ヒドロキシ−1−フ
ェニルアゾ)アニリノ)−6−イソプロペニルー1,3
.5−トリアジン、2−アミノー4−(N−メチルーp
−(4〜ヒドロキシフエニルアゾ)アニリノ)−6−イ
ソプロペニル1,3.5−1−リアジン、2−アミノー
4−(m−(3−メチル−1−フエニルー5−ヒドロキ
シ−4−ビラゾリルアゾ)アニリノ)一6−イソプロペ
ニルー1,3.5−1−リアジン、2−アミノー4−(
N−メチルーp一(3−メチルl−フエニル−5−ヒド
ロキシピラゾリルアゾ)アニリノ)−6−イソプロペニ
ルー1,3.54リアジン、2〜アミノー4−(p−フ
工ニルアゾアニリノ)一6−インプロペニルー1.3.
5−}リアジン、4−フエニルアゾ−7−(メタ)アク
リロイルアミド−l−ナフトールとなのアゾ系重合性色
素;I,5−ビス((メタ)アクリロイルアミノ)−9
.10−アントラキノン、1−(4’−ビニルベンゾイ
ルアミド)−9.10−アン1・ラキノン、4−アミノ
ー1−(4゜−ビニルベンゾイルアミド)−9.10−
アントラキノン、5−アミノー1(4゛−ビニルベンゾ
イルアミド)−9.10−アン1・ラキノン、8−アミ
ノー1−(4゜−ビニルベンゾイルアミド)−9.10
−アントラキノン、4−二1・口−1−(4一ビニルベ
ンゾイルアミド)−9.10−アン1・ラキノン、4−
ヒドロキシ−1−(4゜−ビニルベンゾイルアミド)−
9.10−アン1・ラキノン、]−(3’−ビニルベン
ゾイルアミド)−9.10−アントラキノン、1(2゜
−ビニルベンゾイルアミド)−9.10−アントラキノ
ン、1−(4゜−イソプロペニルベンゾイルアミド)−
9.10−アントラキノン、1−(3゜−イソプロペニ
ルベンゾイルアミド)−9.10−アントラキノン、1
−(2゜−イソプロペニルベンゾイルアミド)−9,1
0アン1・ラキノン、i,4−ビス−(4゛−ビニルベ
ンゾイルアミド)−9.10−アントラキノン、1,4
−ビス−(4゜−イソプロペニルベンゾイルアミド)−
9.10−アントラキノン、1,5−ビスー(4゜−ビ
ニルベンゾイルアミド)−9.10−アントラキノン、
1.5−ビス−(4゛−イソプロペニルベンゾイルアミ
ド)一9.10−アントラキノン、l−メチルアミノー
4−(3ビニルベンゾイルアミド)−9.10−アン1
・ラキノン、1−メチルアミノー4−(4゜−ビニルベ
ンゾイルオキシエチルアミノ)−9.10−アントラキ
ノン、1−アミノー4−(3゜−ビニルフエニルアミノ
)−9.10−アントラキノン−2−スルホン酸、1−
アミノ−4一(4゜−ビニルフ工ニルアミノ)−9.1
0−アントラキノン−2−スルホン酸、1−アミノー4
−(2゜−ビニルベンジルアミノ)−9.10−アント
ラキノン−2スルホン酸、l−アミノー4−(3゜−(
メタ)アクリロイルアミノフエニルアミノ)−9.10
−アントラキノン−2−スルホン酸、1−アミノー4−
(3゜一(メタ)アクリロイルアミノベンジルアミノ)
−9.10−アントラキノン−2−スルホン酸、1−(
β一エトキシカルボニルアリルアミノ)−9.10−ア
ントラキノン、1−(β一カルポキシアリルアミノ)−
9.10−アントラキノン、1.5−ジー (β一カル
ポキシアリルアミノ)−9.10−アン1・ラキノン、
1−(β31 イソプロポキシ力ルポニルアリルアミノ)−5−ペンゾ
イルアミド−9,10−アン1・ラキノン、2−(3(
メタ)アクリロイルアミドーアニリノ)−4−(3一(
3−スルホー4−アミノアントラキノン−1−イル)一
アミノ ーアニリノ)−6−クロロ ー1.3.54リ
アジン、2−(3−(メタ)アクリロイルアミド ーア
ニリノ)−4− (3− (3−スルホー4−アミノア
ントラキノン ーl−イル)一アミノ ーアニリノ)一
6−ヒドラジノ−1.3.5−}リアジン、2,4−ビ
スー((4−メl・キシアントラキノン ーl−イル)
−アミノ)−[i−(3−ビニルアニリノ)−1.3.
54リアジン、2−(2−ビニルフェノキシ)−4−(
4−(3−スルホー4−アミノアン1・ラキノン −1
−イルーアミノ)一アニリノ)−6−クロロ ー1.3
.5−トリアジンなどのアントラキノン系重合性色索;
0−ニトロアニリノメチル(メタ)アクリレートなどの
ニトロ系重合性色素; (メタ)アクリロイル化テトラ
アミノ銅フタロシアニン、(メタ)アクリロイル化(ド
デカノイル化テトラアミノ銅フタ口シアニン)などのフ
タ口シアニン系重合性色素;2,4−ジヒドロキシー3
32 −(p−スチレノアゾ)ペンゾフェノン、2,4−ジヒ
ドロキシ−5−(p−スチレノアゾ)ペンゾフェノン、
2,4−ジヒドロキシ−3−(p−(メタ)アクリロイ
ルオキシメチルフエニルアゾ)ペンゾフエノン、2.4
−ジヒドロキシ−5−(p− (メタ)アクリロイルオ
キシメチルフエニルアゾ)ペンゾフェノン、2,4−ジ
ヒドロキシ−3−(p− (メタ)アクリロイルオキシ
エチルフェニルアゾ)ペンゾフエノン、2,4−ジヒド
ロキシ−5−(p− (メタ)アクリロイルオキシエチ
ルフェニルアゾ)ペンゾフエノン、2.4−ジヒドロキ
シ−3−(p− (メタ)アクリロイルオキシプ口ピル
フェニルアゾ)ペンゾフエノン、2,4−ジヒドロキシ
−5−(p− (メタ)アクリロイルオキシプロビルフ
エニルアゾ)ペンゾフェノン、2.4−ジヒドロキシ−
3−(o− (メタ)アクリロイルオキシメチルフェニ
ルアゾ)ペンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−5−
(o− (メタ)アクリロイルオキシメチルフエニルア
ゾ)ペンゾフエノン、2,4−ジヒドロキシ−3−(o
− (メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルアゾ)
ペンゾフエノン、2.4−ジヒドロキシ−5−(o−(
メタ)アクリロイルオキシエチルフェニルアゾ)ペンゾ
フェノン、2、4−ジヒドロキシ−3−(o− (メタ
)アクリロイルオキシプ口ピルフエニルアゾ)ペンゾフ
エノン、2,4−ジヒドロキシ−5−(o− (メタ)
アクリロイルオキシプ口ピルフェニルアゾ)ペンゾフエ
ノン、2,4−ジヒドロキシ−3−(p−(N,N−ジ
(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノ)フェニルア
ゾ)ペンゾフエノン、2,4−ジヒドロキシ−5−(p
−(N,N(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノ)
フェニルアゾ)ペンゾフエノン、2,4〜ジヒドロキシ
−3−(o−(N,N−ジ(メタ)アクリロイルオキシ
エチルアミノ)フェニルアゾ)ペンゾフエノン、2,4
−ジヒドロキシ−5−(o−(N,N−ジ(メタ)アク
リロイルオキシエチルアミノ)フェニルアゾ)ペンゾフ
ェノン、2,4−ジヒドロキン−3−(p− (Nエチ
ルーN−(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノ)フ
ェニルアゾ)ペンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−
5−(p−(N=エチルーN−  (メタ)アクリロイ
ルオキシエチルアミノ)フェニルアゾ)ベンゾフェノン
、2,4−ジヒドロキシ−3−(o−(NエチルーN−
(メタ)アクリロイルオキシエチルアミノ)フェニルア
ゾ)ペンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシ−5−(o
−(N−エチルーN−(メタ)アクリロイルオキシエチ
ルアミノ)フエニルアゾ)ペンゾフェノン、2,4−ジ
ヒドロキシ−3−(p−(N一エチルーN−(メタ)ア
クリロイルアミノ)フェニルアゾ)ペンゾフェノン、2
.4−ジヒドロキシ−5−(p−(N一エチルーN−(
メタ)アクリロイルアミノ)フェニルアゾ)ペンゾフェ
ノン、2,4−ジヒドロキシ−3−(o−(N一エチル
ーN−(メタ)アクリ口イルアミノ)フエニルアゾ)ペ
ンゾフェノン、2.4−ジヒドロキシ−5−(o−(N
一エチルーN−(メタ)アクリロイルアミノ)フェニル
アゾ)ベンゾフェノンなどの重合性紫外線吸収性色素;
2−ヒドロキシ−4−(p−スチレノアゾ)安息香酸フ
エニルなどの安息香酸系重合性紫外線吸収性色素などが
あげられる。これらの単量体は単独で用いてもよく、2
種以上を併用してもよい。
また、前記単量体は1種または2種以上を選35 択して重合してマクロマーとなし、これを眼用レンズ材
料の重合成分の1つとしてもよい。
前記任意成分の種類、その数および使用量などは、たと
えば、コンタク1・レンズや眼内レンズなどの目的とす
る眼用レンズ利料の物性や性質などに応じて適コ1選択
し、任意の配合割合にて共重合に供する。ただし、前記
任意成分の必須成分たる重合性化合物に対する使用量は
、前記重合性化合物100重量部に対して20重量部以
下、好ましくはlO重量部以下であるのが望ましい。前
記任意成分の使用量が20重量部をこえるぱあい、相対
的に重合性化合物の占める割合が低下し、本発明におけ
る重合性化合物を配合することによる効果が充分に発現
せられなくなる傾向がある。
また、本発明において、酸素透過性のよいコンタクトレ
ンズ材料をえようとするぱあいには、たとえばシリコン
含有(メタ)アクリレー1・類、シリコン含有スチレン
誘導体などのシリコン含有単量体を重合性化合物ととも
に補助的に使用36 されうる。
レンズを補強して強度的に良好な眼用レンズ材料をえよ
うとしたり、えようとする眼用レンズ材料の硬度を調節
しようとすれば、スチレンを含むスチレン誘導体類また
は(メタ)アクリル酸などが主に好ましく選択され、前
記重合性化合物とともに袖助的に使用されうる。
レンズを脂質などの汚れに対して汚れにくくするために
は、フッ素含有スチレン誘導体類が前記重合性化合物と
ともに捕助的に使用されつる。また、親水性をレンズに
付与したり、含水性の柔軟な眼用レンズ材料をえようと
すれば、親水性基を有する単量体、たとえば水酸基含有
(メタ)アクリレート類、(メタ)アクリルアミド類、
アミノアルキル(メタ)アクリレート類、(メタ)アク
リル酸、N−ビニルラクタム類などが主に好ましく選択
され、必須成分とともに補助的に使用されうる。高屈析
率の眼用レンズ利料をえようとするには、芳香環を含有
する単量体、たとえばスチレン系単量体や芳香環含有(
メタ)アクリレート類などが好ましく選択され、必須成
分とともに使用されつる。また、紫外線吸収性を材料に
付与したり、拐料を着色しようとするぱあいには、重合
仕紫外線吸収剤、重合性色素、重合性紫外線吸収↑rp
色素なとのなかから好ましく選択され、必須成分たる重
合性化合物とともに使…されうる。
ただし、任意成分として前記親水性単量体を使用するぱ
あいには、この使用割合は必須成分たる重合性化合物1
00重量部に対してlO重量部以下、好ましくは5重量
部以下であるのか望ましい。この範囲よりも親水性単量
体の使用割合が多くなると、利料が含水性を呈し、もは
や丈質的に非含水性またはきわめて低音水性の利料をう
ろことは難しくなってしまうからである。
本発明では、本架橋剤以外の通常の架橋剤を眼用レンズ
制料をうるための一任意成分として使用してもよい。ま
た、分子内に少なくとも2個以上の重合性基を有するマ
クロモノマーを通常の架橋剤として使用しても差し支え
ない。通常の架橋剤としては、酸処理により分解しない
構造のものが好ましく使用される。
かかる通常の架橋剤は、材料内に三次元架橋構造を形成
して材料の物性を強靭で機械的強度や硬度の向上したも
のとするとともに、均一で透明かつ白濁がなく歪みもな
い光学性に富む眼用レンズ月料となすことができる。ま
た、その他の架橋効果、たとえば耐薬品性、耐熱性、形
状安定性などの耐久性を向上させたり、また溶出物を少
なくしたりする効果も奏する。
前記通常の架橋剤の具体例としては、たとえば、4−ビ
ニルベンジル(メタ)アクリレート、3−ビニルベンジ
ル(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ
)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレー1・、ア
リル(メタ)アクリレー1・、ビニル(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパント39 リ(メタ)アクリレー1・、メタクリ口イルオキシエチ
ルアクリレート、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレー
ト、アジビン酸ジアリル、1・リアリルイソシアヌレ−
1・、α−メチレンーN−ビニルピロリドン、2,2−
ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフエニル)へキ
サフルオロプロパン、2,2−ビス(3−(メタ)アク
リロイルオキシフェニル)へキサフルオロプロパン、2
,2−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシフェニル
)へキザフルオ口プロパン、2.2−ビス(4−(メタ
)アクリロイルオキシフエニル)プロパン、2,2−ビ
ス(3−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシフ
エニル)プロパン、1,4−ビス(2−(メタ)アクリ
ロイルオキシへキサフルオ口イソプ口ピル)ベンゼン、
1,3−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシへキサ
フルオ口イソプ口ピル)ベンゼン、1.2−ビス(2−
(メタ)アクリロイルオキシへキザフルオ口イソプ口ピ
ル)ベンセン、!,4−ビス(2−(メタ)アクリロイ
ルオキシイソブロビル)ベンセン、40 1.3−ビス(2−(メタ)アクリロイルオキシイソプ
口ピル)ベンゼン、1,2−ビス(2−(メタ)アクリ
ロイルオキシイソプロビル)ベンゼンなどがあげられ、
これらのなかから1種または2種以上が選択して用いら
れる。
前記通常の架橋剤の使用量は、前記重合性化合物100
重量部に対しておよそ0.5〜15重量部の範囲内にあ
るのが好ましく、より好ましくは2〜10重量部の範囲
内にあることである。前記架橋剤の使川量か15重量部
よりも多すぎるぱあいには、えられる材料が脆くなり、
衝撃などの応力に対して弱くなり、また0,5重量部未
満であるぱあいには通常の架橋剤を使用する効果が充分
にえられなくなる。
本発明においては、前記本架橋剤とともに本発明の眼用
レンズ拐料をうるための各種重合成分を均一に配合し、
重合開始剤を加えて当該技術分野において通常行われて
いる方法によって重合に供せられ、酸処理する前の重合
体かえられる。
かかる通常の方法としては、たとえばラジカル重合開始
剤を配合したのち、室温〜130℃までおよそ十数時間
で順次昇温しで重合を完結させる(加熱重合)方法、光
重合開始剤を配合したのち、光重合開始剤の吸収帯に応
じた波長の光線(たとえば、紫外線など)を照射して重
合を行なう(光重合)方法、加熱重合方法と光重合方法
を組合わせて重合を行なう方法などがあげられるが、本
発明においてはいずれの方法によって行なってもよい。
なお、加熱重合方法を採用するぱあいには、恒温槽また
は恒温室内で加熱してもよく、マイクロ波のような電磁
波を照射してもよく、またその加熱は段階的に加熱して
もよい。また、光重合方法を採用するぱあいには、増感
剤をさらに添加してもよい。
本発明の眼用レンズ材料の製造に際しては、材料の生産
性の面で効率よくうるために、通常の塊状重合による方
法を採用するのが好ましいが、必要に応じて溶液重合に
よる方法を採用してもよい。
前記ラジカル重合開始剤の具体例としては、たとえばア
ゾビスイソブチロニトリル、アゾビスジメチルバレロニ
トリル、ペンゾイルパーオキサイド、jert−プチル
ハイドロパーオキサイド、クメンバーオキサイド、過酸
化ベンゾイルなどがあげられ、これらは単独でまたは2
種以上混合して用いられる。
また、前記光重合開始剤の具体例としては、たとえばベ
ンゾイン、メチルオルソベンゾイルベンゾエート、メチ
ルオルソベンゾインベンゾエート、メチルベンゾイルフ
ォメート、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチ
ルエーテル、ペンゾインイソプロビルエーテル、ペンゾ
インイソブチルエーテル、ペンゾインーn−プチルエー
テルなどのベンゾイン系光重合開始剤;2−ヒドロキシ
−2−メチル−1−フエニルプロパン1−オン、p−イ
ソプロピルーα −ヒドロキシイソブチロフェノン、p
−tcrt−プチルトリク口ロアセトフェノン、2,2
−ジメトキシ−2−フエニル43 アセトフエノン、α,α −ジクロロ ー4−フェノキ
シアセトフェノン、4,4゜−ビスジエチルアミノベン
ゾフェノンなどのフェノン系光重合開始剤;l−ヒドロ
キシシク口へキシルフェニルケトン;1−フエニル−1
,2−プロパンジオンー2−(o一エトキシ力ルボニル
)オキシム:2−クロロチオキサンソン、2−メチルチ
オキサンソンなどのチオキサンソン系光重合開始剤;ジ
ベンゾスバロン;2−エチルアンスラキノン;ベンゾフ
ェノンアクリレート;ベンゾフェノン;ベンジルなどが
あげられ、これらは単独でまたは2種以上混合して用い
られる。
前記重合開始剤の使用量は、重合性化合物100重量部
に対して約o.oot〜5重量部、好ましくは約0.O
l〜2重量部であるのが適当である。
本発明の眼用レンズ利料を眼用レンズとして成形するに
は、当業者が通常行なっている成形方法が採用される。
かかる成形方法としては、たとえば切削・研磨による加
工法(機楓的加工44 法)、鋳型を利用した成形法(モールド法)、モールド
法と機械的加工法を組合わせた方法などがあげられる。
前記機械的加工法は、重合成分の重合を適当な型または
容器の中で行ない、棒状、ブロック状、板状の重合体を
えたのち、切削加工、研磨加工などの機械的加工を施し
、所望の眼用レンズ形状に加工する方法である。
前記モールド法は、所望の眼用レンズ形状に対応した成
形型(鋳型)を用意し、この型の中で重合成分の重合を
行なって、成形物(眼用レンズ)をつる方法であり、必
要に応じて機械的に仕上げ加工を施す方法である。
前記モールド法と機械的加工法を組合わせた方法は、ま
ず所望の眼用レンズ形状の少なくとも1つの面に対応し
た成形型(鋳型)を用意し、この型の中で重合成分の重
合を行なって、ついで眼用レンズの他の面をうるように
機械的加工を施して成形物(眼用レンズ)をうる方法で
ある。
モールド法またはモールド法と機城的加工法を組合わせ
た方法は、機械的加工法のみのぱあいと比べて原料とな
る成分が少量でよく、製遣の工程か少なくてよく、さら
に重合に要する時間も短くてよいという利点があるので
、必要に応じてこうした成形方法を採用してもよい。
さらに、眼内レンズ製造するぱあいには、支持部をレン
ズ本体とは別に作製してレンズ本体に取り付けてもよい
し、レンズ本体と同時に(一体的に)成形してもよい。
成形を施した重合体(以下、成形物という)を軟質化さ
せるために、つぎに酸処理が行なわれる。使用する酸の
具体例としては、たとえば塩酸、硫酸、硝酸などの鉱酸
類;酢酸、プロピオン酸、トリフルオロ酢酸などの有機
酸などがあげられる。
酸を溶解させる溶媒としては、水溶性でしかも成形物を
膨潤させることができるものを好ましく使用しうる。か
かる溶媒の具体例としては、たとえばメタノール、エタ
ノール、プロパノルなどのアルコール類;アセトン、テ
トラヒド口フラン、ジオキサン、アセトニトリルなどが
あげられる。溶媒に溶解させる酸の濃度は、1〜20重
量%が好ましく、より好ましくは5〜10重量%である
。酸濃度が低いと本架橋剤を分解するのに要する時間が
長くなり、濃度が高いと眼用レンズ材料にダメージを与
えるおそれがある。
この酸処理用の溶液に成形物を浸漬して本架橋剤が分解
されるが、操作性などを考慮すれば、酸処理(浸漬)時
間は30分〜2時間程度、酸処理(浸漬)温度はO〜4
0゜Cが好ましい。処理の時間があまりにも長いぱあい
および温度があまりにも高いぼあいのいずれのぱあいに
もダメージを与えるおそれがあるので好ましくない。
かくして眼用レンズかえられるが、該眼用レンズにはさ
らに必要に応じてプラズマ処理を施してもよい。処理装
置および処理方法は、従来から知られている通常の装置
および方法が採用される。処理条件は、ヘリウム、ネオ
ン、アル47 ゴンなどの不活性ガス、空気、酸素、チッ素、一酸化炭
素、二酸化炭素などのガスの雰囲気下で、圧力約0.0
001 〜数Torr,出力約数〜lOOWの条件にて
数十分間である。好ましくは、空気、酸素、アルゴンの
ガス雰囲気下で、圧力約0.05 〜3 Torr,出
力約10〜GOW,時間数分間である。
つぎに本発明の眼用レンズ月料および眼用レンズの製遣
法を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明
はかかる実施例のみに限定されるものではない。
参考例1(本架橋剤の合成) 5 0 0 ml容の三つ口フラスコに、ヒドロキシブ
チルメタクリレー} 56.9g(0.30mol)、
トリエチルアミン45.45g(0.45mol)およ
びベンゼン170gを入れた。これに常温でジメチルジ
ク口ロシラン19.35g(0.15mol)を約50
分間かけて温度か30°C以上にならないように冷却し
ながら滴下した。滴下終了後、60゜Cに加熱して3時
間撹拌した。反応液を濾過したのち、蒸留によってビス
48 (メタクリ口イルオキシブトキシ)ジメチルシランをえ
た。沸点は 139〜1439C/ 0.22 m+n
)Ig−収率は60.4%、ガスクロマトグラフィーに
よる純度測定では純度は85.1%であった。
えられた物質の同定は、プロトン核磁気共鳴スペクトル
、質量数13の炭素核磁気共鳴スペクトルおよび赤外線
吸収スペクトルにより行なった。
参考例2(本架橋剤の合成) 5 0 0 ml容の三つ口フラスコに、2−ヒドロキ
シプロビルアクリレート46.8g(0.3[fmol
)、トリエチルアミン45.45g(0.45mol)
およびベンゼン170gを入れた。これに常温でジメチ
ルジク口ロシラン19.35g(0.15mol)を約
50分間かけて温度が30℃以上にならないように冷却
しながら滴下した。滴下終了後、60゜Cに加熱して3
時間撹拌した。反応波を濾過したのち、蒸留によってビ
ス(アクリロイル−2−プロピルオキシ)ジメチルシラ
ンをえた。沸点は 118〜 121℃70.4mml
lg,収率は43.1%、ガスクロマトグラフィによる
純度測定では純度は97.1%であった。
えられた物質の同定は、プロトン核磁気共鳴スペクトル
、質量数13の炭素核磁気共鳴スペクトルおよび赤外線
吸収スペクトルにより行なった。
実施例1〜8(眼用レンズの製造) コンタクトレンズの内面形状を与える面を有する鋳型に
テフロン製の外枠を取り付けた片面モールドを用意した
参考例1にてえられた本架橋剤を用い、第1表に示す組
成となるように各ト1重合成分を配合して均一に混合溶
解した。つぎに重合開始剤を添加し、えられた配合液を
前記片面モールド内に注入した。つぎにガラス板で片面
モールドをカバーし、片面モールドとガラス板をクリッ
プで固定した。
これを循環乾燥機内に移し、紫外線を照力・1して重合
成分を重合させたのち、ガラス板および外枠を取り去り
、コンタクトレンズの外面を形成するように重合体に切
削加工を施し、コンタクトレンズ形状を有する硬質の重
合体をえた。
切削工具に重合体が焼き付もせずに切削加工することが
でき、切削加工を施した際の加工性は、いずれの実施例
においても良好であり、精密にコンタクトレンズ形状に
加工することができた。
メタノールに少量の水と濃塩酸(重量比(メタノール:
水:濃塩酸)が8 : 1 : 1)を混合した酸処理
用の処理液を調製した。かかる処理溶液中に、前記重合
体を常温(約15℃)で1時間浸漬し、酸処理を行なっ
た。酸処理を施した重合体を、アセトンで充分に洗浄し
たのち、50℃の乾燥機中で3時間乾燥し、透明な軟質
コンタクトレンズをえた。
なお、第1〜3表中、17PA, 8PA , BuA
 , N−VP, LMA ,’EDMA, MMA 
, ANA , HEMAおよびDRQの各略号は、以
下のことを意味する。
17FA : 3,3.4,4,5,5,G,[i,7
,7,8,8,9,9,10,10.10−へブタデカ
フルオロデシルアクリレート 8PA : 3,3,4,4,5,5,G.[i−オク
タフルオロヘキ51 シルアクリレート BuA:n−プチルアクリレ−1・ LMA :ドデシルメタクリレ−1・ MMA  :メチルメタクリレ−1・ HEMA:2−ヒドロキシエチルメタクリレートN−V
P:N−ビニル−2−ピロリドンEDMA :エチレン
グリコールジメタクリレートAHA :アリルメタクリ
レート DRQ:2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フエニルプ
ロパンーl一オン [以下余白] 52 実施例9〜16(眼用レンズの製造) 実施例1と同様にしてコンタクトレンズの内面形状を与
える面を有する鋳型にテフロン製の外枠を取り付けた片
面モールドを用意し、参考例2にてえられた本架橋剤を
使用して第2表に示す組戊となるように各種重合成分を
配合し、均一に混合溶解し、重合開始剤を添加してえら
れた配合液を前記片面モールド内に注入し、ガラス板で
片面モールドをカバーし、片面モールドとガラス板をク
リップで固定し、これを循環乾燥機1ノ]に移し、紫外
線を照射して重合成分を重合させたのち、ガラス板およ
び外枠を取り去り、コンタクトレンズの外面を形成する
ように重合体に切削加工および研磨加工を施し、コンタ
クトレンズ形状を有する硬質重合体をえた。
このとき、切削工具に重合体が焼き例もせすに切削加工
をすることができ、切削加工および研磨加工を施した際
の加工性は、いずれの実施例においても良好であり、精
密にコンタクトレンズ形状に加エすることができた。
つぎに実施例1と同様にして、メタノールに少量の水と
濃塩酸(重量比(メタノール:水:濃塩酸)か8 : 
1 : 1)を混合した酸処理用の処理液を調製し、か
かる処理溶液中に、前記重合体を常温(約15゜C)で
1時間浸漬し、酸処理を行ない、酸処理を施した重合体
をアセトンで充分に洗浄後、50℃の乾燥機中で3時間
乾燥し、透明な軟質コンタクトレンズをえた。えられた
いずれのコンタクトレンズも、指で表面を触れた感じで
は、べとつきを感じなかった。
えられたコンタクトレンズのいくつかについて、酸素透
過係数と線膨潤係数を測定した。その結果を第2表に併
せて示す。なお、これらの物性の測定方法はつぎのとお
りである。
[酸素透過係数] 理科精機工業■製の製科研式フィルム酸素透過率計を用
いて35℃で生理食塩水中にて試験片の酸素透過係数を
測定した。lli位は、つぎのとおりである。
55 56 なお、表中の酸素透過係数は、本来の酸素透過係数の値
に1011を乗じた値である。
[線膨潤係数コ 線膨潤係数は、重合体の酸処理前と酸処理後のサイズを
測定し、酸処理後のサイズを酸処理前のサイズで除した
値である。
なお、第2表中、eppは2,2.2−1−リフルオロ
1−}リフルオ口メチルエチルメタクリレートを意味す
る。
[以下余白] 実施例17〜21(眼用レンズ材料の製造)実施例1と
同様にして、平らな面を有する鋳型にテフロン製の外枠
を取り付けた片面モールドを用意し、参考例2でえられ
た本架橋剤を使用して第3表に示す組成となるように各
種重合成分を配合し、均一に混合溶解し、重合開始剤を
添加してえられた配合液を前記片面モールド内に注入し
、ガラス板で片面モールドをカバーし、片面モールドと
ガラス板をクリップで固定し、これを循環乾燥機内に移
し、紫外線を照射して重合成分を重合させたのち、ガラ
ス板および外枠を取り去り、重合体に切削加工を施し、
プレー1・形状を有する硬質重合体をえた。このとき、
切削工具に重合体が焼き{=Iもせずに切削加工をする
ことができ、切削加工を施した際の加工性は、いずれの
実施例においても良好であり、精密に加工できた。
実施例1と同様にして、メタノールに少量の水と濃塩酸
(重量比(メタノール:水:濃塩酸)が8 : 1 :
 1)を混合した酸処理用の処理液を調製し、かかる処
理溶液中に、前記重合体を常温(約l5°C)で1時間
浸漬し、酸処理を行ない、酸処理した重合体をアセトン
で充分に洗浄後、50℃の乾燥機中で3時間乾燥し、透
明な軟質プレートをえた。えられたいずれのプレー1・
も、指で表面を触れた感じでは、べとつきを感じず、柔
軟性(軟質性)も良好であった。
えられたプレー1・(試験片)について、酸素透過係数
、線膨潤係数、突抜荷重、伸び率、強度指数および吸水
率をi+p+定した。その結果を第3表に併せて示す。
なお、酸素透過係数および線膨潤係数は実施例9〜16
と同様にして測定した。また、突抜荷重、伸び率、強度
指数および吸水率は、以下の方法にしたがって71ll
1定した。
[突抜強度] (イ)突抜荷重 インストロン型の圧縮試験機を用いて試験片の中央部へ
直径1/16インチの抑圧針をあて、試験片の破断時の
荷重(g)を測定した。
ただし、表中に載せた値は、試験片の厚さを59 0.2++++aとして換算した値である。
(口) 伸び率 上記突抜荷重(g)を測定したときの試験片の破断時の
伸び率(%)を測定した。
V\) 強度指数 材料の強度としては伸び率(%)と突抜荷重(g)との
両方に依存する。そこで、相対的強度の目安として、次
式により強度指数として算出した。
[吸水率] 次式にしたがって試験片の吸水率を測定した。
W0 (式中、Wは平衡含水状態での試験片の重量(g)、W
Oは乾燥状態での試験片の重ffi ( g )を示す
) 比較例1 (本架橋剤を使用しない例)実施例17〜2
1と同様にして、平らな面を有す60 る鋳型にテフロン製の外枠を取り付けた片面モールドを
用意し、第3表に示す組成となるように各種重合成分を
配合し、均一に混合溶解し、重合開始剤を添加してえら
れた配合戒を前記片面モールド内に注入し、ガラス板で
片面モールドをカバーし、片面モールドとガラス板をク
リップで固定し、これを循環乾燥機内に移し、紫外線を
照射して重合或分を重合させたのち、ガラス板および外
枠を取り去り、重合体に切削加工を施そうとした。
しかし、えられた重合体は常温では軟質であり、切削加
工を施すことかできなかった。したがってフレオンガス
スプレーによって冷却しながら切削加工を施し、プレー
1・形状を有する重合体をえた。
えられたプレート(試験片)について、酸素透過係数、
突抜荷重、伸び率、強度指数、吸水率および線膨潤係数
を実施例17〜21と同様にして測定した。その結果を
第3表に併せて示す。
62 実施例と比較例の物性を比較して明らかなように、丈施
例でえられた眼用レンズは切削加工や研磨加工などの機
械的加工を容易に施すことができたのに対し、比較例1
でえられた眼用レンズは、機械的加工を施すことができ
ず、また物性については、とくに大きな差が現れたもの
はなく、実施例では材料本来の軟質性などの性質を有す
る材料かえられることがわかる。
[発明の効果] 本発明は、以下のような効果を奏する。
■ 本架橋剤を使用してなる重合体のなかでも、とくに
たとえば軟質材料を与える単量体と一緒に重合してなる
重合体のぱあいには、酸処理を重合体に施す前は切削加
工や研磨加工などの機械的加工を容易に施すことが可能
な程度に硬質性を有し、酸処理を重合体に施したあとに
は、本架橋剤が分解し、材料本来の軟質性の拐料となる
■ 本架橋剤を使用してなる拐料は、酸処理によりノ(
有拮合を切断したあとに生成する水酸63 64 基の数が重合基1個に対して1個しか生威しないので、
材料の含水率の向上にほとんど寄与することがなく、主
に表面の親水性にのみ寄与する。そして、材料中に水酸
基が多くならないので、材料のポリマー分子内に水素結
合が過度に生起することなく、そのために酸素などの気
体透過性の低下も小さいという効果を奏する。
■ シリコン含有単量体やフッ素含有単量体などをはじ
めとする従来から使用されている眼用レンズを構成する
各種重合成分とも親和性(相溶性)にすぐれている。し
たがって、これら成分を均一に配合し重合することがで
きるので、均一な透明な眼用レンズ材料をうることがで
きる。
■ 本架橋剤を使用してえられる材料(重合体)は、酸
処理の前と後とでは、その線膨潤係数がほぼ1.0(一
)であり、酸処理後のサイズ変化(線膨潤率)をとくに
考慮することなく、精密成形加工を施すことができる。
■ と<1−′、実質的に非含水性またはきわめて低含
水性の軟質材料を与える単量体と一緒に重合すれば、実
質的に非含水性またはきわめて低含水性の軟質材料がえ
られる。そして、非含水性またはきわめて低含水性の軟
質材料の利点を享受しうるという効果を奏する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)少なくとも2個の重合性基を有するシラン化
    合物であって、重合性基を含む官能基とケイ素原子とが
    ヘテロ原子を介して結合された架橋剤5〜70重量%お
    よび (b)酸処理によっては容易に分解しない重合性単量体
    であって、アルキル(メタ)アクリレートおよび/また
    はフッ素含有アルキル(メタ)アクリレート30〜95
    重量%からなる重合性化合物を必須成分とする共重合体
    からなる眼用レンズ材料。 2 前記架橋剤が一般式( I ): ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Xは水素原子またはメチル基、YおよびZはそ
    れぞれ独立して水素原子またはアルキル基、Aは炭素数
    1〜3のアルキル基またはフェニル基、nは1〜6の整
    数、aは2〜4の整数を示す)で表わされるケイ素含有
    化合物である請求項1記載の眼用レンズ材料。 3 少なくとも2個の重合性基を有するシラン化合物で
    あって、重合性基を含む官能基とケイ素原子とがヘテロ
    原子を介して結合された架橋剤の存在下で、酸処理によ
    っては容易に分解しない重合性単量体を重合させてえら
    れた重合体を所望の眼用レンズ形状に成形したのち、え
    られた成形物に酸処理を施して前記架橋剤を分解して該
    架橋剤の架橋能を失効させることを特徴とする眼用レン
    ズの製造法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016540857A (ja) * 2013-12-04 2016-12-28 ノバルティス アーゲー 軟質疎水性アクリル材料
US10722612B2 (en) 2013-12-04 2020-07-28 Alcon Inc. Soft hydrophobic acrylic materials

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