JPH03297374A - 薬用酒、果実酒の製造法 - Google Patents

薬用酒、果実酒の製造法

Info

Publication number
JPH03297374A
JPH03297374A JP2100649A JP10064990A JPH03297374A JP H03297374 A JPH03297374 A JP H03297374A JP 2100649 A JP2100649 A JP 2100649A JP 10064990 A JP10064990 A JP 10064990A JP H03297374 A JPH03297374 A JP H03297374A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medicinal
wine
hydrostatic pressure
fruits
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2100649A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0779675B2 (ja
Inventor
Haruhisa Toki
土岐 治久
Eiichi Hasegawa
栄一 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Nippon Mining Co Ltd
Nikko Kyodo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Mining Co Ltd, Nikko Kyodo Co Ltd filed Critical Nippon Mining Co Ltd
Priority to JP10064990A priority Critical patent/JPH0779675B2/ja
Publication of JPH03297374A publication Critical patent/JPH03297374A/ja
Publication of JPH0779675B2 publication Critical patent/JPH0779675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Alcoholic Beverages (AREA)
  • Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 皮!上生科里分団 本発明は、静水圧を利用して、薬用植物、または果実等
から組織の形状を保持したまま、風味成分を短時間に効
率よく生成させ、薬用酒、果実酒等を促成熟成させる薬
用酒、果実酒等の製造法に関する。
藍来生肢歪 従来、薬用酒や果実酒等の製造は、薬用植物や果実等を
アルコール飲料に漬けた後、短いもので1〜2力月間、
長いもので半年〜1年間の熟成期間を要し、非常に時間
のかかるものであった。
しよ゛と る 本発明は、このような従来技術の問題点を解決しようと
してなされたものである。すなわち、本発明の目的は、
薬用植物、果実等から薬用酒、果実酒等を薬用植物、果
実等の組織の形状を保持したまま短時間、例えばIO分
間程度で促成熟成を行って製造しようとするものである
i   ゛ るための 本発明は、このような課題を解決する手段について検討
を行ったところ、薬用植物、果実等をアルコールまたは
アルコール飲料と共存させ高圧の静水圧で処理すると細
胞破壊がおこり、短時間のうちに風味成分が効率よく生
成され、促成熟成が行われることを見出し、本発明を完
成させるに至ったものである。
すなわち、本発明は、薬用植物及び/または果実等に、
′アルコールまたはアルコール飲料を加え、これを2.
000気圧以上の静水圧で処理して促成熟成を行うこと
よりなる薬用酒、果実酒等の製造法に関する。
最近食品等を静水圧で処理することが検討されており、
このような手段を通用することによって、食品の蛋白質
変性や蛋白質からなる酵素の失活、また、酵母や細菌の
細胞破壊による死滅が起こりやすいと言われている(「
食品への高圧利用」林力丸編 さんえい出版)。本発明
では、薬用植物や果実のm織においては、2.000気
圧以上の静水圧処理で、細胞破壊が起こり、風味成分が
効率よく生成することを見出したものである。
本発明における薬用植物、果実等は、従来薬用酒、果実
酒等の原料として用いられていたものであればどのよう
なものでも用いられる。薬用植物としては、例えば、薬
用ニンジン、タコ、ナツメ、甘草、主要、花梨、ハトム
ギ、丁字等を例示することができるし、果実としては、
ウメ、リンゴ、アンス、ザクロ、レモン等を例示するこ
とができる。
これらの薬用植物、果実等に静水圧処理を施すには、こ
れらの薬用植物、果実等のMi織を丸のままあるいは予
めスライスしたりまたはカプトしたりして適宜の大きさ
としこれをアルコールまたはアルコール飲料と共に合成
樹脂製の袋や容器等に入れ、空気を含まないようにシー
ルして、静水圧で処理する。
樹脂製の袋や容器等については、2,000気圧以上の
静水圧に耐えられる強度があり、食品の辛味と風味の保
持、酸化・変質の防止のために、ガスバリヤ−性に優れ
、シール強度に優れた材質であればよく、特に食品用包
装資材が望ましいこのような合成樹脂製の袋や容器等を
用いた包装の例として、フレキシブルパッケージでは、
ナイロンやポリエチレンを素材とする、パウチ包装、深
絞り包装、トレーシール包装、チューヴ充填などがあり
、リジッドおよびセミリジットパンケージでは、プラス
チックを素材とするボトル充填などがある。
静水圧処理の方法については、圧力容器に予め水を満た
し、薬用植物や果実等をアルコールあるいはアルコール
飲料と共存させた前記の樹脂製の袋や容器等を沈め、空
気が入らないように、蓋をした後、2,000気圧以上
好ましくは4 、000〜6.000気圧の静水圧を1
0分間程度かければよい。
2.000気圧より低い圧力では細胞の破壊が充分に行
われず風味が生ぜず促成熟成を行うことができない。
本発明では、上限について特に限定はないが、10.0
00気圧前後が組織の保持あるいは経済的見地から上限
であると考える。
本発明におけるアルコールは飲用に供されるものである
必要があり、エタノールが用いられる。
これは、無水エタノールよりも水で希釈されたエタノー
ルが望ましく、またアルコール飲料には、しょうちゅう
、リキュール等が用いられる。そして、薬用植物、果実
等とアルコールあるいはアルコール飲料との量比は前者
1重量部に対し、後者5〜20重量部が好ましく、また
氷砂糖等の甘味料、調味料、食用色素、栄養剤等を添加
することもできる。
本発明の方法によって、風味成分が短時間のうちに生ず
るのは、静水圧処理を施された薬用植物や果実のIJI
織における細胞の膜系が破壊されることにより、風味成
分が容易に生成するようになるためと考えられる。
また、静水圧の処理後も、薬用植物や果実の組織の形状
が保持されるのは、静水圧の処理時において、細胞レベ
ルでは膜系が破壊されるものの細胞壁は破壊されず、水
分含量の多い組織における内外の圧力が等しいために、
組織全体としては、形状を保持したようになるものと考
える。
次に、本発明を実施例をあげて具体的に説明する。
実施例1.薬用人参酒 ナイロンとポリエチレンをベースにしたフィルム(旭化
成ポリフレックス株式会社製)を、15cmX13c鱈
こなるように2枚裁断し、重ね合わせて3方をヒートシ
ール(約160°C)シた。
薬用人参根(4年もの生人参)丸ごと1本(約40g)
と、市販の麦焼酎(アルコール゛分35度)500dを
この袋に入れ、卓上バキュームシーラー(シャープ株式
会社製)で充分に脱気およびヒートシールした。
この袋を、高圧処理装置により、無処理、1 、000
気圧10分間、2,000気圧10分間、3,000気
圧10分間、4.000気圧10分間、s、ooo気圧
10分間、および6.000気圧10分間の条件で静水
圧処理を行った。
開封後、人参を除き、焼酎に付いた人参風味の度合いを
、官能検査で評価した。
この結果を第1表に示す。
無処理では、人参風味が生成しなかったが、圧力が高く
なるにつれ、人参風味の生成の度合いが増し、6,00
0気圧10分間処理したものは、人参風味が顕著に生成
していた。なお、薬用人参根の外観については、無処理
と変わらなかった。
実施例2.梅酒 ナイロンとポリエチレンをヘースにしたフィルム(旭化
成ポリフレックス株式会社製)を、15cmX18cm
になるように2枚裁断し、重ね合わせて3方をヒートシ
ール(約160°C)  した。
青梅丸ごと1個(約20g)と、市販の麦焼酎(アルコ
ール分35度)250affiを先の袋に入れ、卓上バ
キュームシーラー(シャープ株式会社製)で充分に脱気
およびヒートシールした。
これを、高圧処理装置により、無処理、1,000気圧
10分間、2 、000気圧lO分間、3,000気圧
10分間、4,000気圧lO分間、5,000気圧I
O分間、および6,000気圧10分間の条件で静水圧
処理を行った。
開封後、青梅を除き、焼酎に付いた青梅風味の度合いを
、官能検査で評価した。
この結果を第2表に示す。
無処理では、青梅風味が生成しなかったが、圧力が高(
なるにつれ、青梅風味の生成の度合いが増し、6 、0
00気圧10分間処理したものは、青梅風味が顕著に生
成していた。なお、青梅の外観については、無処理と変
わらなかった。
以下余白 発J廊と爛果 本発明の方法によると短時間のうちに、組織の形状を保
持したまま、風味成分を効率よく生成させる、薬用酒、
果実酒等の促成熟成が可能となった。これにより、薬用
酒、果実酒等を熟成させるための場所が不要となるため
、熟成期間に費やすコストを低減させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 薬用植物及び/または果実等に、アルコールまたはアル
    コール飲料を加え、これを2,000気圧以上の静水圧
    で処理して促成熟成を行うことを特徴とする薬用酒、果
    実酒等の製造法
JP10064990A 1990-04-17 1990-04-17 薬用酒、果実酒の製造法 Expired - Lifetime JPH0779675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064990A JPH0779675B2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 薬用酒、果実酒の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10064990A JPH0779675B2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 薬用酒、果実酒の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03297374A true JPH03297374A (ja) 1991-12-27
JPH0779675B2 JPH0779675B2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=14279674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10064990A Expired - Lifetime JPH0779675B2 (ja) 1990-04-17 1990-04-17 薬用酒、果実酒の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0779675B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522606A (ja) * 2003-04-08 2006-10-05 ジェオンセオン カウンティー ウコギ科低木の果実を原料とする発酵酒、およびその製造方法
WO2007052867A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-10 Je-Suk Yu Liquor produced by adding yeast and clove without using aspergillus oryzae and a preparation method thereof
JP2009017877A (ja) * 2007-06-14 2009-01-29 National Research Inst Of Brewing 酒類の製造方法
CN102899232A (zh) * 2012-11-19 2013-01-30 王和平 一种韭杞养生酒及其制备方法
CN105670882A (zh) * 2016-03-08 2016-06-15 全椒井府富硒生态牧业有限公司 一种美容养颜青枣酒
JP2020043774A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 サントリーホールディングス株式会社 高圧処理した食材を含有する飲料
JP2021164470A (ja) * 2015-10-30 2021-10-14 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品に対する脱気・加熱・高圧処理方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01257472A (ja) * 1988-03-08 1989-10-13 Takara Shuzo Co Ltd 生酒類

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01257472A (ja) * 1988-03-08 1989-10-13 Takara Shuzo Co Ltd 生酒類

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006522606A (ja) * 2003-04-08 2006-10-05 ジェオンセオン カウンティー ウコギ科低木の果実を原料とする発酵酒、およびその製造方法
WO2007052867A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-10 Je-Suk Yu Liquor produced by adding yeast and clove without using aspergillus oryzae and a preparation method thereof
JP2009017877A (ja) * 2007-06-14 2009-01-29 National Research Inst Of Brewing 酒類の製造方法
JP2013031467A (ja) * 2007-06-14 2013-02-14 National Research Inst Of Brewing リキュールの製造方法
CN102899232A (zh) * 2012-11-19 2013-01-30 王和平 一种韭杞养生酒及其制备方法
JP2021164470A (ja) * 2015-10-30 2021-10-14 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品に対する脱気・加熱・高圧処理方法
CN105670882A (zh) * 2016-03-08 2016-06-15 全椒井府富硒生态牧业有限公司 一种美容养颜青枣酒
JP2020043774A (ja) * 2018-09-14 2020-03-26 サントリーホールディングス株式会社 高圧処理した食材を含有する飲料

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0779675B2 (ja) 1995-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5989123B2 (ja) 天然青果物の酵素飲料とその調製方法
CN102228296B (zh) 一种制备西瓜汁的方法
WO2012144937A2 (ru) Консорциумы микроорганизмов, штаммы микроорганизмов, способы получения сброженной основы, кваса брожения, безалкогольного кваса, способы получения культуральной жидкости чайного гриба, концентрата чайного гриба, напитков чайного гриба и способ получения экстрактов овощей
AU2006340388A1 (en) A reusable plastic storage container and lid with gas-permeable membranes for modified atmosphere storage of food and perishables
JP2013188191A (ja) 炭酸アルコール飲料
JPH03297374A (ja) 薬用酒、果実酒の製造法
JP2016185160A (ja) 作物を貯蔵して飲料を製造する方法
JP7208749B2 (ja) 高圧処理した食材を含有する飲料
EP0363538A1 (en) Grape juice concentrate
RU2497414C1 (ru) Способ производства овощного сока (варианты)
JP2610297B2 (ja) 果実加工品及びその製造方法
HU204984B (en) Method for producing non-alcoholic fruit and vegetable products by alcoholic processing and freeing from alcohol
US970623A (en) Process of producing pure or mixed aeriform environments.
US3982024A (en) Preservation of alcoholic beverages
JP2001245639A (ja) リンゴジュースの製造方法
JPS5847451A (ja) 豆乳ゼリ−の製法
US1152154A (en) Process for making a fermented but non-alcoholic wine.
CN115161136B (zh) 一种显齿蛇葡萄酒的制备工艺
KR102428997B1 (ko) 저온 가열 방식의 감잼 제조방법
JP4162362B2 (ja) 活性清酒及びその製造方法
RU2073989C1 (ru) Способ консервирования овощного напитка
JPS6058058A (ja) あわび等貝類の味付け加工包装品の製造法
JP2708794B2 (ja) 包装果実ゼリーの製造方法
US10834945B1 (en) Methods of high pressure processing and products produced therewith
JPH03266956A (ja) わさびの処理法