JPH0329680B2 - - Google Patents

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JPH0329680B2
JPH0329680B2 JP56186918A JP18691881A JPH0329680B2 JP H0329680 B2 JPH0329680 B2 JP H0329680B2 JP 56186918 A JP56186918 A JP 56186918A JP 18691881 A JP18691881 A JP 18691881A JP H0329680 B2 JPH0329680 B2 JP H0329680B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、壜、缶詰機等の回転式充填機におけ
る回転タンク内の液面制御装置に関するものであ
る。
前記の回転式充填機における回転タンク内の液
面制御装置の従来例を第1図に示し、図中1は定
圧に保たれた貯液タンク、2は貯液タンク2に連
通した固定配管、3は固定配管2の先端側にロー
タリーシール機構4を介して軸線Aを中心に回転
する回転タンクであつて、定圧の貯液タンク1内
の充填液aが固定配管2、ロータリーシール機構
4を介して回転タンク3内に送られ、該回転タン
ク3内に付設された公知の充填バルブ(図示省
略)により該充填バルブに配置された壜(又は
缶)等の容器に充填されるようになつている。
また、回転タンク3の一方の上面に排気口12
を設け、該排気口12の下側に設けたフロート保
持枠13にアーム14を枢着し、アーム14の先
端に取付けたフロート15を回転タンク3内の液
面a′上に浮上せしめて、前記液面a′によるフロー
ト15の昇降により、アーム14の基部側上に付
設した排気弁16にて前記排気口12を開閉せし
める構造を付設し、さらに、回転タンク3の他方
の上面には給気弁20を内蔵した給気口21を設
け該給気口21をロータリーシール機構22を介
して給気管23に連通せしめるとともに、前記給
気口21の下側に設けたフロート保持枠24にア
ーム25を枢着し、該アーム25の先端に取付け
たフロート26の液面a′による昇降により、アー
ム25の基部側にて前記給気弁20を開閉せしめ
る構造になつている。よつて、前記装置では、回
転タンク3内の液面a′が低下すると、フロート1
5が下がりアーム14が回転して該アーム14上
の排気弁16が排気口12から離れて開口される
ので、回転タンク3内のガスが排気口12から放
出され即ち回転タンク3内のガス圧が低下し、そ
の結果、定圧の貯液タンク1からその圧力にて回
転タンク3へ充填液aが供給され同タンク3内の
液面a′が上昇する。次に、液面a′上昇に伴ないフ
ロート15によりアーム14が回転して排気弁1
6が排気口12を塞ぎ、回転タンク3内のガス圧
が上昇するようになり、貯液タンク1から回転タ
ンク3への送り液量が減少する。さらに、前記液
面a′の上昇が続くと、他方のフロート26が上昇
しアーム25が回転して給気弁20の弁棒20′
を持上げ給気口21を開き、図示外の公知機構の
圧力源から配管23、ロータリーシール機構2
2、給気口21により回転タンク3内に、より高
い一定圧力のガスが供給され回転タンク3内のガ
ス圧を急増させる。その結果、回転タンク3から
貯液タンク1へ液が逆流して液面a′が低下するた
め、フロート26が下がりアーム25が回転して
給気弁20が下がり給気口21が塞がれて、回転
タンク3内が前記の一定圧力となり貯液タンク1
への液の逆流が止まり、以上の作用により回転タ
ンク3内の液面a′は、回転タンク3内の圧力を変
化させることにより一定範囲内に保たれるように
なつている。
従つて、前記したような従来の液面制御装置に
おいては、 (イ) 回転タンク3内にフロート15,26、給排
気弁16,20等の機構があり、満液にして回
転タンク3内を洗浄する際の邪魔となる。ま
た、前記の両弁は回転系内にあるためその開閉
操作を自動化することが難かしく複雑な機構に
なる。
(ロ) 回転タンク3内の圧力は、定圧の貯液タンク
1のガス圧力および液位、貯液タンク1と回転
タンク3間の管路の摩擦損失により決まるた
め、回転タンク内のガス圧のみの制御ではその
液面位を一定に保つことができず、また、回転
タンク3内から壜(又は缶)等の容器に液を移
送することに起因する回転タンク内の円周方向
の液面位の変化、バラツキにより回転タンク内
への送液量に変化を生ずることになる。
(ハ) 回転タンク3内の液面a′を回転系外で設定変
更することが困難であり、定圧の貯液タンク1
内の圧力を設定変更すると、液面a′位の制御特
性が変化する。
よつて、回転タンク3内の液面a′変動、圧力変
化が大きく、また、基本的に回転タンク3内の圧
力を変化させないと液面a′制御ができないため、
容器に液を充填する条件が一定せず、特に発泡し
やすいビール、ガス飲料等の液体充填において入
味精度が悪くなりその影響が顕著である。
さらに供給液の流量にムラを生じ、加熱又は冷
却等の温度制御等の液処理を行なう際に負荷変動
を生じそれらの制御を正確に行なうことができな
いなどの欠点を有している。
本発明は、従来の回転式充填機の液面制御装置
における前記したような欠点を解消するにあり、
回転式充填機の回転タンク内に供給される液の圧
力および同回転タンク内の圧力をそれぞれ回転タ
ンクにロータリシール機構を介して接続した固定
配管に設けた検出端で検出してその差圧を検出す
る検出器と、同検出器からの差圧と液の比重量ま
たは比重量と粘度とから回転タンク内の液面位を
演算して、これと回転タンク内の目標液面位とか
ら流量制御信号を出力するコントローラと、同コ
ントローラからの信号により前記回転タンク内へ
供給される液の流量を制御する流量制御機器とよ
りなる構成に特徴を有するものであつて、その目
的とする処は、回転タンク内から液面検出、制御
用の各種機構を排除したサニタリー構造(接液系
の簡素化)とし、回転タンク内の液面を、回転系
外に設けた機構にて検出し、回転タンク内の圧力
とは無関係にそのレベルを容易に設定できかつ一
定レベルに保つことができ、さらに、回転タンク
内の圧力を回転系外で容易に設定し内部のガス純
度も容易に調節し得る回転式充填機の液面制御装
置を供する点にある。
本発明は、前記した構成になつており、回転系
外(固定部)に設置した検出器により、回転タン
ク内に供給される液の圧力および回転タンク内の
圧力(ガス)を検出してその差圧を検出し、コン
トローラにより、前記の差圧と液の物性即ち液の
比重量または比重量と粘度とから回転タンク内の
液面位を演算して、これと回転タンク内の目標液
面位とから流量制御信号を出力し、前記コントロ
ーラからの信号により、流量制御機器が制御駆動
されて回転タンク内へ供給される液の流量が制御
されるので、回転タンク内の液面を、回転系外
(固定部)に設置した検出器により検出して容易
に設定できかつ回転タンク内の圧力とは無関係に
一定レベルに保つことができるとともに、回転タ
ンク内の圧力を、液面位に関係なく回転系外で容
易に設定することができ、また、回転タンク内の
ガス純度も回転系外で容易に調節することができ
て、回転タンク内の液面、圧力の制御機能が著し
く向上されるとともに、容器への充填条件設定が
容易にかつ正確となり、操作性能が大幅に向上さ
れる。
さらに、本発明においては、回転タンク内から
液面検出、同制御等の機構を排除することがで
き、回転タンクの洗浄などの保守管理が容易とな
り、そのサニタリー性(接液系の簡素化)が向上
される。
以下、本発明の実施例を図示について説明す
る。第2図に本発明の一実施例を示し、図中1は
貯液タンク、2は固定配管、3は固定配管2の先
端部にロータリーシール機構4を介し連通され軸
Aを中心に回転可能に配設された回転タンク、7
0は固定配管2中に介装され貯液タンク1から充
填用の液aを回転タンク3内に圧送する圧送装置
であつて、貯液タンク1から固定配管2、ロータ
リーシール機構4を経て回転タンク3へ管路が続
き、回転タンク3内のガス圧は、ロータリーシー
ル機構22を通つて固定配管23に導びかれてお
り、さらに、27aは、充填用の液aが通る固定
配管2に液aの動圧がかからないように設置した
高圧側の圧力検出端、27bは、固定配管23に
設置した低圧側の圧力検出端、28は、圧力検出
端27a,27bから圧力伝達用チユーブ28′
a,28′bを介して伝達される圧力の差を検出
する差圧伝送器であつて、前記の両圧力検出端2
7a,27b、圧力伝達用チユーブ28′a,2
8′bおよび差圧伝送器28にて、回転タンク3
内に供給される液aの圧力および回転タンク3内
の圧力をそれぞれ回転系外に設けた検出端27
a,27bで検出してその差圧を検出する検出器
とし、該検出器の差圧伝送器28から前記の差圧
信号を信号伝送ライン33を介しコントローラ2
9に伝送するようになつている。
また、30は、固定配管2中に介装された流量
制御機器(例えば自動弁)であつて、コントロー
ラ29から信号伝送ライン36を介し伝送される
信号に応じ固定配管2を流れる液aの流量を制御
するものであり、31は、固定配管2を流れる液
aの流量を検出する計量計であつて、信号伝送ラ
イン35を介しコントローラ29に測定流量信号
を伝送する。さらに、32は、軸Aを中心に回転
する回転タンク3の回転角速度に比例した信号を
図示省略の手段にて検出する回転計であつて、信
号伝送ライン34を介しコントローラ29に測定
回転角速度を伝送するようになつている。
第2図に示す実施例は、前記したような構造に
なつているので、 (1) 回転タンク3内の液面a′位は、両圧力検出端
27a,27b、圧力伝達用チユーブ28′a,
28′b、差圧伝送器28よりなる検出器によ
り、回転タンク3内に供給される液aの圧力お
よび回転タンク3内のガス圧力をそれぞれ検出
してその差圧をコントローラ29に伝送し、そ
の差圧と液aの物性即ち液の比重量とからコン
トローラ29内で演算して求めることができ
る。
(2) 充填用の液aが固定配管2中を流れた時に、
圧力検出端27aから回転タンク3内の液面
a′までの間の管路の流体摩擦による圧力損失が
大きい場合には、コントローラ29内で流量計
31により検出した流量、管路の構造、液体の
物性即ち液の比重量と粘度とから算出し得る値
を用いて前記1で求めた回転タンク3内の液面
a′位の演算結果を補正することができる。
即ち、圧力検出端27aにおける検出圧力:
P1、圧力検出端27bにおける検出圧力:P2
圧力検出端27aから液面a′までの鉛直距離即
ち液面a′位:h(第4図参照)と、液aの比重
量:γ、液aの粘度:μおよび流量計31によ
り検出した流量:Qとの関係は、通常、圧力検
出端27bから液面a′までのガスの比重量およ
び液面a′部分の動圧が無視できるため、流量:
Qが変化しない場合、圧力検出端27aおよび
液面a′の位置におけるベルタイの式から P1/γ+e(Q)=P2/γ+h+f(Q、γ、μ)と なる。
ただし、この式中、関数e(Q)は、圧力検
出端27aにおける動圧、関数f(Q、γ、μ)
は圧力検出端27aから液面a′までの圧力損失
である。この式を変形すると、 h=P1−P2/γ−f(Q、γ、μ)+e(Q)と なる。
ここで関数fおよびeの式の構造は、管路の
構造によつて決まることにより、液面a′位:h
は、差圧:P1−P2と比重量:γで求めた演算
結果:P1−P2/γを、管路構造によつて決まる関 数f、e、流量:Q、液の比重量:γ、液の粘
度:μから求めた値:−f(Q、γ、μ)+e
(Q)で補正して求めることができる。
なお液の物性の検出は、コントローラ29内
にあらかじめ設定するかあるいは公知の検出手
段によつて検出し、その結果をコントローラ2
9に入力する。
(3) さらに、回転タンク3が軸Aを中心に回転し
た時に、遠心力により圧力低下が大きい場合に
は、コントローラ29内で回転計32により検
出した回転タンク3の回転角速度に比例した信
号、回転タンク3の構造とから演算した値を用
いて、前記1で求めた回転タンク3内の液面
a′位の演算結果を補正することができる。
(4) 前記(1)、(2)あるいは(1)、(3)、あるいは(1)、
(2)、(3)によつて演算して求めた回転タンク内の
液面a′位と、図示省略の手段にてコントローラ
29に与えた回転タンク内の液面a′の目標液面
位との偏差を小さくする流量制御信号を、コン
トローラ29が流量制御機器30に与え、固定
配管2を流れる液aの流量を制御する。その結
果、回転タンクの液面a′はコントローラ29に
与えた目標液面位に制御することができる。
前記した流量制御機器30は、第2図に示すよ
うな自動弁を用いることが可能であり、又は定容
量式ポンプ等の回転数制御による流量制御手段を
とることも可能にして、コントローラ29より与
えられる回転タンクの液面a′を一定に保つのに必
要な液流量を調節するものである。
また、前述の第2図に示す38は、回転式充填
機に図示省略の公知手段により導入され、また公
知機構の昇降装置39によりさらに公知機構の充
填部40にクランプされた容器、37は充填部4
0にクランプされた容器38の有無を検出するた
めの検出端であつて、第3図に示すように、容器
38はコンベア44上を搬送され、図示省略の公
知手段にて回転式スターホイル42に受渡された
のち、図示外の公知手段により回転式スターホイ
ル42から回転式充填機41に受渡され、回転式
充填機41に受渡された容器38には、回転軸A
のまわりを回転しながら回転タンク3の充填部4
0から液aが充填され、充填完了後、図示外の機
構により回転式スターホイル43に受渡されて搬
出されるようになつており、第2図の充填部40
にクランプされた容器38の有無を検出するため
の検出端37は、第3図に示すように容器38に
液充填が開始される付近に設置されている。
よつて、検出端37によつて検出された容器有
無信号と回転計32により検出した回転タンク3
の回転角速度に比例した信号と、回転タンク3に
取付けてある充填部40の個数(立本数)と液a
を充填する際の1個当りの充填流量および容器1
個当りの充填容量とから、回転タンク3から液a
が充填されている際中の容器の個数および回転タ
ンク3から充填中の全容器への総充填流量をコン
トローラ29内で逐次計算する。そして、A、こ
の総充填流量の計算値の時間的変化量が大きい場
合には、コントローラ29で計算した回転タンク
3内の液面a′の液位とは無関係に、この総充填流
量の計算値が固定配管2に流れるようにコントロ
ーラ29からの信号で流量制御機器30により流
量制御することができる。また、B、総充填流量
の計算値の時間的変化量が小さい時には、コント
ローラ29で計算した回転タンク3内の液面a′位
が、予めコントローラ29内に設定した目標液面
位に近づくように、流量制御機器30を制御す
る。
また、前記AからBの状態への切換えは、流量
計31の流量変化が小さくなつた時に行なわれ
る。
前記したような装置において、固定配管2を流
れる液aの流量変化が大きい場合には、固定配管
2内の圧力がその流量変化量に応じて急激に変化
する。この時、現実のプラントでは差圧伝送器2
8、流量計31等の信号検出遅れ、特性の違い、
コントローラ29の演算上の制限等により、回転
タンク3の液面a′位を正しく計算することが困難
となる。従つて、容器導入開始時等の非定常時に
も回転タンクの液面a′の液位を許容範囲内に保つ
ために、必然的に固定配管2内の流量変化が大き
くなる状態ができる場合には、固定配管2の流量
変化が大きくなる状態をコントローラ29で判断
し、流量変化が大きい時には回転タンク3の液面
a′の計算液位とは無関係にコントローラ29で計
算した総充填流量を固定配管2に流して、回転タ
ンクの液面a′の液位を保つことができ、有効な制
御となる。
さらに、第4図、第5図に回転タンク3内の液
面a′を検出するさらに具体例を示し、図中27
a,27b自体には公知機構の隔膜式の圧力検出
端、28′a,28′bは圧力を圧力検出端27
a,27bから差圧伝送器28へ伝達するために
液の物性即ち比重量γ0の液を封入した公知のフレ
キシブルチユーブを使用することができ、図中
a′は回転タンク3内の比重量γの液aの液面、h
は圧力検出端27aから液面a′までの鉛直距離、
Hは圧力検出端27aと27b間の鉛直距離を示
し、回転タンク3は、圧力検出端27bと鉛直距
離を一定に保ちながら、図示省略の公知機構にて
上下可能な構造になつている。なお、第5図は第
4図の回転タンク3および圧力検出端27bを鉛
直方向にΔHだけ上げた時の状態を示している。
よつて、第4図、第5図において、回転タンク
3の下面から回転タンクの液面a′までの鉛直距離
Lを一定にした場合、第4図において差圧伝送器
28で検出した差圧信号C1は、 C1=Hγ0−hγ+B ただし、Bは差圧伝送器28の調整によつて決
まる一定値。第5図においては、差圧伝送器28
で検出する差圧信号C2は C2=(H+ΔH)γ0−(h+ΔH)γ+B =Hγ0−hγ+B+ΔH(γ0−γ) =C1+ΔH(γ0−γ) ここで、封入液の物性即ち比重量γ0は充填液の
物性即ち比重量γとほぼ等しい。従つて、Lが一
定の場合には第4図、第5図の差圧伝送器28で
検出する差圧信号C1とC2はほぼ等しくなる。
従つて、回転タンク3の下面から回転タンクの
液面a′までの鉛直距離を一定に保つ場合、回転タ
ンク3の上下で圧力検出端27bも同一に上下す
る構造にすることにより、回転タンク3が上下し
ても差圧伝送器28からの差圧信号にほぼ等しく
なり、差圧伝送器28の出力信号の零位調節をす
る必要がない。
さらに、第6図には回転タンク3のガス圧を制
御する機構を示しており、図中50は、回転タン
ク3のガス圧力よりも高い圧力を保ち図示外の公
知ガス圧力供給源に接続された配管であつて、配
管51と52に分岐し、その後、配管53に合流
し、ロータリーシール機構22を通つて回転タン
ク3の上部空間気相部に接続されている。55は
回転タンク3の上部空間気相部からロータリーシ
ール機構22を通つて大気あるいは回転タンク3
内ガス圧力よりも低い圧力を持つタンクに接続さ
れている配管。61は回転タンク3内ガス圧力を
圧力コントローラ60に導く配管。56および5
7は、それぞれ配管51および55の途中に接続
されたガス流量をコントロールするためのコント
ロールバルブで、圧力コントローラ60から信号
ライン62を通つて指示される信号によつて開閉
するようになつている。58は配管52の途中に
接続された開閉弁。59は配管52の途中に接続
されたガス流量調節用の可変絞りである。圧力コ
ントローラ60は、圧力設定が可能な図示しない
公知の構造を持つている。第7図にも回転タンク
3のガス圧力制御する機構を示し、開閉弁58、
可変絞り59を給気用配管53に接続する代り
に、排気用配管55から分岐した配管63に接続
した点においてのみ第6図のものと異なつてい
る。
よつて、前記の構造によれば、配管61を介し
て検出される回転タンク3内のガス圧力が、圧力
コントローラ60に予め設定された圧力よりも高
い場合には、圧力コントローラ60からの信号に
基づいて、コントロールバルブ57を開き回転タ
ンク3内のガスを配管55から排出し、回転タン
ク3内ガス圧力を下げることができる。(この時
コントロールバルブ56は閉)逆に回転タンク3
内ガス圧力が、圧力コントローラ60の設定圧よ
りも低い場合には、コントロールバルブ56を開
き図示しない公知のガス圧力供給源から回転タン
ク3内にガスを供給する。この時、コントロール
バルブ57は閉。以上の制御動作により、回転タ
ンク3内のガス圧力は圧力コントローラ60の設
定圧力に制御される。回転タンク3内の液位変化
等の原因により同タンクのガス圧力が上昇した場
合、コントロールバルブ56が全閉になつても、
開閉弁58を開にし可変絞り59を調節すること
によつて、回転タンク3への最小限度必要なガス
供給流量を保つことができる。なお、第7図の例
は回転タンク3内のガスを可変絞り59、開閉弁
58を介して回転タンク3内より排出することが
できる。
図示した実施例は、前記したようになつてお
り、それらの実施例によれば、回転タンク内のメ
カニカルフロート等を全て除くことができ、回転
系外(固定部)にて回転タンク内の液面のみなら
ずガス圧、ガス純度をも正確に設定しかつ一定に
保つ制御ができるとともに、前記したような作
用、効果のほかにも、回転タンクの液面位を一定
に保つことにより回転タンク内の液総量を一定に
保ち、回転タンク内の円周方向の液面位の変化に
影響されない信号を検出し得るとともに、回転タ
ンクに送液する液流量がより一定となつて、回転
タンクの上部気相部のガス圧力を一定に制御しや
すくなるし、さらには、回転タンク内のガス純度
を間接的に容易に調整、調節し得ることができ
る。
以上本発明を実施例について説明したが、勿論
本発明はこのような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で
種々の設計の改変を施しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転式充填機の液面制御装置の
機構図、第2図は本発明の一実施例を示す機構
図、第3図は回転式充填機の容器搬送の機構図、
第4図は第2図の液面検出機構の説明図、第5図
は第4図と同様な説明図、第6図は第2図の回転
タンクのガス圧力制御の機構図、第7図は第6図
の他の実施例図である。 a:充填用の液、a′:液面、1:貯液タンク、
2:固定配管、3:回転タンク、4,22:ロー
タリーシール機構、23:固定配管、27a,2
7b:圧力検出端、28:差圧伝送器、29:コ
ントローラ、30:流量制御機器、31:流量
計、32:回転計、38:容器、40:充填部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転式充填機の回転タンク内に供給される液
    の圧力および同回転タンク内の圧力をそれぞれ回
    転タンクにロータリシール機構を介して接続した
    固定配管に設けた検出端で検出してその差圧を検
    出する検出器と、同検出器からの差圧と液の比重
    量または比重量と粘度とから回転タンク内の液面
    位を演算して、これと回転タンク内の目標液面位
    とから流量制御信号を出力するコントローラと、
    同コントローラからの信号により前記回転タンク
    内へ供給される液の流量を制御する流量制御機器
    とよりなる構成に特徴を有する回転式充填機の液
    面制御装置。
JP18691881A 1981-11-24 1981-11-24 回転式充填機の液面制御装置 Granted JPS5890096A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18691881A JPS5890096A (ja) 1981-11-24 1981-11-24 回転式充填機の液面制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18691881A JPS5890096A (ja) 1981-11-24 1981-11-24 回転式充填機の液面制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5890096A JPS5890096A (ja) 1983-05-28
JPH0329680B2 true JPH0329680B2 (ja) 1991-04-24

Family

ID=16196967

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18691881A Granted JPS5890096A (ja) 1981-11-24 1981-11-24 回転式充填機の液面制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5890096A (ja)

Cited By (1)

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