JPH03296567A - 自動車外板つや消し塗装仕上げ法 - Google Patents

自動車外板つや消し塗装仕上げ法

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JPH03296567A
JPH03296567A JP10086290A JP10086290A JPH03296567A JP H03296567 A JPH03296567 A JP H03296567A JP 10086290 A JP10086290 A JP 10086290A JP 10086290 A JP10086290 A JP 10086290A JP H03296567 A JPH03296567 A JP H03296567A
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JP
Japan
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paint
crosslinkable
coating material
matte
parts
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Application number
JP10086290A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Fujii
藤井 泰弘
Takehiro Isomura
磯村 雄大
Masahiro Endo
正浩 遠藤
Takashi Kawasaki
尚 河崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は自動車外板のつや消し塗装仕上げ方法に関し、
さらに詳しくは、ポリッシュしてもつや消し効果が変ら
ず、しかも耐スリキズ性、汚染性および耐候性などがす
ぐれた塗膜に仕上げる方法に関する。
〈従来の技術とその課題〉 自動車外板(二輪車、バス、トラックなども含む)は一
般に光沢のすぐれたつやあり塗膜に仕上げられているが
、近年、新意匠としてつや消し塗膜に仕上げることがあ
る。
つや消し塗膜に仕上げるために、従来、上塗り塗料にシ
リカ粉末を配合することが多く行なわれていたが、該シ
リカ粉末は塗膜表層部に浮(ため、該塗面をポリッシュ
するとシリカ粉末が離脱してその部分だけつやありどな
って好ましくない。さらに、耐スリキズ性、耐汚染性や
耐候性なども低下するという欠陥も有している。
く課題を解決するための手段〉 本発明の目的は上記した欠陥をすべて解消することであ
り、その結果、特定粒径のガラス粉末を配合したクリヤ
ー塗料を用いることによってその目的が達成でき、本発
明を完成した。
すなわち、本発明は、架橋硬化型着色塗料を塗装し、該
塗面に架橋硬化型クリヤー塗料を塗装する自動車外板塗
装工程において、該クリヤー塗料として、粒径5〜50
μのガラス粉末を樹脂固形分100重量部あたり30〜
120重量部配合してなる塗料を用いることを特徴とす
る自動車外板つや消し塗装仕上げ法に関する。
本発明における「つや消し」とは、該塗面の光沢値がJ
IS  K5400.6.7に基づ<60度鏡面反射率
が50%以下、特に30%以下である塗面を言う。本発
明では、上記クリヤー塗料の塗面がかかる光沢値を有し
ており、つや消し塗膜を形成する。
本発明で用いるクリヤー塗料は、室温もしくは加熱によ
って三次元に架橋反応して架橋硬化する樹脂組成物およ
び上記ガラス粉末を必須成分とするつや消し透明塗膜形
成用塗料である。
上記樹脂組成物は原則として基体樹脂および架橋剤を主
成分としている。基体樹脂としては架橋性官能基を有す
るアクリル樹脂、ポリエステル樹脂およびアルキド樹脂
などがあげられ、架橋剤としてはメチロール化および(
又は)アルキルエーテル化メラミン樹脂や尿素樹脂、さ
らにポリイソシアネート化合物(ブロック化物も含む)
も使用できる。また、架橋剤を用いない自己硬化性樹脂
も上記樹脂組成物として使用できる。
さらに、水酸基、アルコキシル基等の遊離の官能基を2
個以上有する特定のポリシロキサン系マクロモノマーと
オキシラン基含有ビニルモノマーとを単量体成分として
含有するビニル共重合体、又は上記特定のポリシロキサ
ン系マクロモノマーを必須単量体成分とする重合体とオ
キシラン基含有ビニル単量体を必須単量体成分とする重
合体との混合物を基体樹脂とし、これに、硬化触媒とし
て、ルイス酸、プロトン酸、金属アルコキシド、有機金
属化合物及び5i−0−AI2結合を有する化合物から
選ばれた少くとも一種を配合した塗料組成物は、単量体
成分であるポリシロキサン系マクロモノマー中に存在す
るシラノール基や該マクロ千ツマー中のアルコキシル基
の加水分解によって生じるシラノール基と、他の単量体
成分であるオキシラン基含有ビニルモノマー中のオキシ
ラン基とが架橋官能基となり、100℃以下の低温にお
いても、塗膜の表面と内部で同時に硬化反応が進行し、
しかも硬化物の表面と内部とで硬化の程度の差が少なく
、チヂミを生じ難いものであり、本発明において好適に
用いられる。
ガラス粉末はクリヤー塗料に配合し、該塗膜をつや消し
にするためのものであって、その粒径が5〜50μ、好
ましくは8〜25μのものを用いる必要があり、5μよ
り小さくなるとつや消し効果が低下し、また50μより
大きくなると塗面の平滑性や耐汚染性などが低下するの
で、いずれも好ましくない。形は球状が最も好ましいが
、それ以外であってもさしつかえな(、中空状も用いら
れる。中空状ガラス粉末を多量配合するとクリヤー塗膜
の透明性が低下しやすいので、このものは濃色の着色塗
膜面に適用することはあまり好ましくないが、淡色の塗
面には問題なく塗装できる。
ガラス粉末はそれ自体既知の方法で製造することができ
、組成的には5ift 、 Al2t’s、 Na2O
,に20゜MgOおよびCaOからなるガラス粉末が適
している。粒径8〜25uのガラス粉末を用いるとつや
消し効果が特に顕著であった。また、ガラス粉末の配合
量はクリヤー塗料中の樹脂固形分100重量部あたり、
30〜120重量部(好ましくは40〜110重量部)
であるが、この配合量はつや消し程度によって決まる。
60度鏡面反射率で10〜30%では、ガラス粉末の配
合量は50〜100重量部になる。また本発明に配合す
るガラス粉末は未処理のものと処理したものが使用でき
る。ガラス粉末の処理はアミノ・シラン、グリシド・シ
ラン、アクリル・シランなどがある。
本発明で用いるクリヤー塗料は上記の樹脂組成物および
ガラス粉末を主成分としており、これらを有機溶剤およ
び(又は)水中に溶解又は分散して液状とすることが好
ましく、その形態は有機溶液型、ハイソリッド型、非水
分散液型、水溶液型および水分散型などがあげられ、そ
れ自体既知の方法で調製できる。粉体型塗料であっても
よい。
該クリヤー塗料には、必要に応じて、着色顔料、メタリ
ック顔料などを配合できる。
着色塗料は上記クリヤー塗料に先立って被塗面に塗装す
る塗料であって、室温もしくは加熱によって三次元に架
橋反応して架橋硬化する樹脂組成物および着色顔料を主
成分としている。
該樹脂組成物は前記クリヤー塗料で例示したものから選
ばれる1種もしくは2種以上が用いられる。着色顔料は
、チタン白、カーボンブラックおよびフタロシアニンブ
ルーなどの通常の着色顔料およびメタリック顔料などか
ら選ばれた1種又は2種以上が使用できる。
本発明で用いる着色塗料は上記樹脂組成物および着色顔
料を有機溶剤および/又は水に溶解もしくは分散せしめ
ることによって得られるものが好適である。その形態は
有機溶液型、ハイソリッド型、非水分散液型、水溶液型
および水分散型などがあげられ、それ自体既知の方法で
調製できる。
粉体型塗料であってもよい。
本発明のつや消し塗装仕上げ方法は、被塗物(金属およ
び/又はプラスチック製自動車外板)を必要に応じて表
面処理、プライマー塗装および中塗り塗装を行なった後
、上記着色塗料を塗装する。塗装膜厚は制限されないが
硬化塗膜に基づいて10〜30μが好ましい。該着色塗
膜を常温〜160℃において架橋硬化したのち又は未硬
化の状態で、該塗膜面に上記クリヤー塗料を塗装する。
クリヤー塗膜の膜厚は硬化塗膜に基づいて20〜100
μの範囲が適している。クリヤー塗料を塗装後、室温〜
160℃で硬化させることが好ましい。クリヤー塗膜は
単一層でよいが、必要に応じて2層以上であってもよい
本発明の方法によって形成されるつや消し塗膜は、光沢
値が60度鏡面反射率で50%以下に容易に調整でき、
しかも、ワックスや研磨剤などでポリッシュしてもつや
消し塗面の光沢値は殆ど変化せず、かつ、耐スリキズ性
、耐候性および耐汚染性なども従来のツヤ消削を用いた
ものに比べて著しくすぐれており、自動車外板用ツヤ消
塗膜として好適である。
以下、本発明を実施例によって更に具体的に説明する。
なお、部及び%は重量部及び重量%を示す。
実施例1 リン酸亜鉛処理ダル濶板にエポキシ系カチオン電着塗料
を電着塗装法で、乾燥膜厚20μとなるように塗装し、
170℃−20分焼付けた。ついで#400サンドベー
パーで塗面を研磨後石油ベンジンをしめたガーゼで塗面
を拭き脱脂する。その後アミノ・アルキド系自動車中塗
り塗料を乾燥膜厚30μとなるように塗装し、140℃
−30分焼付けた。ついで#400サンドペーパーで塗
面を水研し、水切り乾燥し、石油ベンジンで塗面な拭い
た。
次いで、この中塗り塗面にマジクロンシルバーエナメル
(関西ペイント(株)製、商品名、アルキド樹脂/アミ
ノ樹脂系メタリック塗料)を乾燥塗膜に基づいて15μ
になるように塗装した。該塗膜を硬化させることなく、
該塗面に下記つや消し用クリヤー塗料を硬化塗膜に基づ
いて35uになるように塗装し、室温で10分間放置後
、140℃で30分焼付けて両塗膜を硬化せしめた。
くつや消し用クリヤー塗料〉 マジクロンHK−2クリヤー(関西ペイント(株)製、
商品名、アクリル樹脂/アミノ樹脂系)1852部、ガ
ラス粉末(球形、粒径lOμ)2500部およびキシレ
ン648部をサンドミルでツブゲージで10.以下にな
るまで約40分間分散してミルペルスクリヤーを得た。
ガラス粉未配合量は樹脂固形分100重量部あたりlO
,0重量部である。
次いで、このミルベースクリヤー1000部とマジクロ
ンHK−2クリヤー56部とをデイスパー撹拌し、混合
してから石油系溶削/キジロール/酢酸ブチル/n−ブ
クノール/30/20/30/20の混合溶剤で粘度2
5秒(フォードカップ#4/20℃)に希釈した。
実施例2 実施例1のクリヤー塗料におけるガラス粉末を粒径20
u(球形)のものに変更した以外はすべて実施例1と同
様に行なった。
実施例3 実施例1で調製した中塗り塗装鋼板にネオアミラックア
イポリ−(関西ペイント(株)製、商品名、ポリエステ
ル樹脂/アミノ樹脂系アイポリ−色塗料)を乾燥塗膜が
35μになるように塗装し、140℃で30分焼付けて
硬化してから、該塗面に、実施例1で用いたクリヤー塗
料におけるガラス粉末を中空状で、かつ1/2量に変更
した以外は該クリヤー塗料と同じ組成および条件で塗装
し、140℃で30分焼付けて硬化せしめた。
比較例 マジクロンHK−2クリヤー1000部とシリカ粉末(
キャポット社製、商品名“シルネックス″′)54部と
をデイスパーで10分間分散し、実施例1と同様に希釈
した。
このクリヤー塗料を用いた以外は実施例1と同様に行な
った。
性能試験結果 上記実施例および比較例で得たつや消し塗膜についての
性能試験結果は次のとおりであった。
配合量:クリヤー塗料中の樹脂固形分100重量部あた
りの配合量。
仕上がり外観二目視判定。
耐汚染性:5X5cmの塗板上に、JIS第15種汚染
ダストIgをのせて、これを刷毛で20回掃(よう情均
−に拡げ、20℃で24時間静置した。次に、これを清
浄な刷毛を用いて流水中で洗浄し、汚染の程度を調べた
0・・・全く汚れが認められない。
○・・−僅かに汚れが認められる。
△・・・かなり汚れが認められる。
×・・・著しく汚れが認められる。
耐スリキズ性:染色物摩擦堅牢度試験(大栄化学精器製
作所製)を用いた。磨き粉(ダルマ・クレンザ−)を水
で固練りして塗面に置き、その上を試験機端子で押えて
、0.5Kg荷重をかけ、25往復摩擦する。水洗後、
スリキズの程度を、0、○、■、△、×の5段階で判定
した。
耐候性:Qパネル社製促進耐候性試験機を用いたQUV
促進バクロ試験による。
試験条件:紫外線照射 16H/60℃水凝結 8H1
50℃ を1サイクルとして3000時間(125サイクル)試
験した後の塗膜を評価した。
0・−・殆んど初期とかわらない光沢を保っている。
○−・・僅かに光沢低下があるが、ワレや白化等の欠陥
がない。
×・・・著しい光沢低下、ヒビワレ、白化(チョーキン
グ)現象が認められ、不合格である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 架橋硬化型着色塗料を塗装し、該塗面に架橋硬化型クリ
    ヤー塗料を塗装する自動車外板塗装工程において、該ク
    リヤー塗料として、粒径5〜50μのガラス粉末を樹脂
    固形分100重量部あたり30〜120重量部配合して
    なる塗料を用いることを特徴とする自動車外板つや消し
    塗装仕上げ法。
JP10086290A 1990-04-17 1990-04-17 自動車外板つや消し塗装仕上げ法 Pending JPH03296567A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0445172A (ja) * 1990-06-11 1992-02-14 Nissan Motor Co Ltd 自動車用最表面塗装塗料及びこれを用いた自動車車体の塗装方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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