JPH03296017A - カラー液晶表示装置 - Google Patents

カラー液晶表示装置

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JPH03296017A
JPH03296017A JP2099764A JP9976490A JPH03296017A JP H03296017 A JPH03296017 A JP H03296017A JP 2099764 A JP2099764 A JP 2099764A JP 9976490 A JP9976490 A JP 9976490A JP H03296017 A JPH03296017 A JP H03296017A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
display panel
colors
color
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JP2099764A
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Satoshi Kajiki
加治木 聡
Akio Nishino
昭夫 西野
Yasushi Matsumura
靖 松村
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Kyocera Corp
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Kyocera Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の液晶表示パネルを積層して構成される
カラー液晶表示装置に関する。
[従来の技術] 液晶表示素子を用いてカラー表示を実現する技術として
、従来では下記の各技術が採用されている。
■カラーフィルタを用いる技術 第12図にこの従来技術の一例を示す、液晶表示装置に
はそれぞれ赤色、緑色および青色に着色された微小なカ
ラーフィルタ1,2.3が多数配列され、1組のカラー
フィルタ1,2.3の組合せが表示上の画素4を構成す
る。表示はこの画素4を表示単位として行われ、各カラ
ーフィルタ12.3に対応する液晶表示素子の画素を光
透過状態または光遮断状態に設定することにより加法混
色で8色のカラー表示を行うことができる。
■ツィステッドネマティック(TN)液晶表示素子にカ
ラー偏光子を用いる技術 ツイスト角を90度としたTN型液晶表示素子を光シャ
ッタとして用い、たとえば2つのTN液晶表示素子と赤
色、緑色および青色の3枚のカラー偏光子とを交互に配
置する。ここにいうカラー偏光子とは、偏光子に2色性
染料を用いてこの分子の方向に揃えるように延伸して製
造されたもので、偏光子の偏光方向と平行な成分の偏光
は全波長にわたってこれを透過し、偏光子の偏光方向と
直交する成分方向の偏光は、たとえば赤色、黄色などの
所定の色の光のみを透過し、他の色の光は遮断する特性
を有しているにのようなカラー偏光子とTN液晶表示素
子とを交互に配置して光学的なシャッタ動作を行わせ、
多色カラー表示を行う。
■2色性色素を溶解させたゲストホスト(GH)液晶表
示素子を用いる技術 たとえばシアン色、マゼンタ色をそれぞれ発色する複数
のゲストホスト液晶表示素子を積層し、カラー表示を行
う。
[発明が解決しようとする課題〕 上述した各従来例には下記のような問題がある。
第1のカラーフィルタを用いる技術では、3つのカラー
フィルタ1.2.3を併せて1つの画素4を構成するた
め、分解能が表示に用いられる全ドツト数の1/3に低
下してしまい、また表示画面の明るさも1/3となり、
表示品質が劣化してしまう。また得られたカラー画像を
スクリーン上に拡大投射する場合では、各カラーフィル
タ1,2゜3毎の画像が拡大されることになり、加法混
色の効果が薄れて表示品質が劣化してしまう。
第2のカラー偏光子を用いる技術では、用いられるTN
液晶゛が高デユーテイ駆動が困難であり、コントラスト
が低いという問題がある。またこの従来技術において減
法混色を利用して多色カラー表示を実現するためには、
分光特性が可及的に高精度なマゼンタ色、黄色、シアン
色のカラー偏光子が必要であるが、これらの3色を高特
性で実現するのは困難であることは周知である。
第3のゲストホスト方式の技術では、液晶表示素子に染
料を溶解することにより、液晶表示素子自体の光透過率
が低下してしまい、多色表示のために積層したとき全体
としての光透過率はさらに低下することになり、表示品
質が大幅に劣化してしまうという課題がある。
本発明の目的は、上述の技術的課題を解消し、比較的大
サイズの表示画面において多色カラー表示を実現できる
とともに、小型化された構成であってしかも視認性に優
れたカラー液晶表示装置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、異なる色をそれぞれ発色するためのスーパー
ツィステッドネマティック型液晶表示素子と偏光子とを
交互に配置して成るとともに、各液晶表示素子とその両
側に隣接する一対の偏光子とから成る第1の液晶表示パ
ネルおよび第2の液晶表示パネルの一対が配列されたカ
ラー液晶表示装置であって、 第1の液晶表示パネルおよび第2の液晶表示パネルのう
ち少なくとも一方が非選択電圧、選択電圧およびこれら
の間の予め定められる電圧を印加され、少なくとも3色
を発色するようにしたことを特徴とするカラー液晶表示
装置である。
また本発明は、第1の液晶表示パネルは黄色および白色
を発色し、第2の液晶表示パネルはシアン色、青色、マ
ゼンタ色および白色を発色するようにしたことを特徴と
するカラー液晶表示装置である。
また本発明は、第1の液晶表示パネルはマゼンタ色およ
び白色を発色し、第2の液晶表示パネルは黄色、青色、
シアン色および白色を発色するようにしたことを特徴と
するカラー液晶表示装置である。
また本発明は、第1の液晶表示パネルはシアン色および
白色を発色し、第2の液晶表示パネルはマゼンタ色、赤
色、黄色および白色を発色するようにしたことを特徴と
するカラー液晶表示装置である。
また本発明は、第1の液晶表示パネルおよび第2の液晶
表示パネルに用いられている偏光子のうち少なくとも一
枚の偏光子は、その偏光方向と直交する方向の偏光に関
して予め定める波長の光を選択的に透過するように選ば
れることを特徴とするカラー液晶表示装置である。
[作 用] 本発明に従うカラー液晶表示装置は、異なる色をそれぞ
れ発色するための液晶表示素子と偏光子とを交互に配置
して構成される第1の液晶表示パネルおよび第2の液晶
表示パネルから成る。これらの液晶表示パネルの少なく
とも一方は、非選択電圧、選択電圧およびこれらの間の
予め定められる電圧を印加され少なくとも3色を発色す
る。この発色が、第1の液晶表示パネルは黄色および白
色を発色し、第2の液晶表示パネルはシアン色、青色、
マゼンタ色および白色を発色する場合、これらの発色の
組み合わせにより、赤色、青色、緑色、黄色、マゼンタ
色、シアン色、白色および黒色の8色を実現できる。
また本発明では、第1の液晶表示パネルはマゼンタ色お
よび白色を発色し、第2の液晶表示パネルは黄色、青色
、シアン色および白色を発色するように選んでもよい。
このような発色の組み自わせによっても前記8色の発色
を実現できる。
また本発明では、第1の液晶表示パネルはシアン色およ
び白色を発色し、第2の液晶表示パネルはマゼンタ色、
赤色、黄色および白色を発色するように選んでもよい、
このような発色の組み合わせによっても前記8色の発色
を実現できる。このとき、色純度の向上のために、第1
の液晶表示パネルおよび第2の液晶表示パネルに用いら
れている偏光子のうち少なくとも一枚の偏光子は、その
偏光方向と直交する方向の偏光に関して、予め定める波
長の光を選択的に透過するように選ばれる。
このような発明は、従来技術で説明したカラーフィルタ
を用いる技術に比べ、フィルタを全く使用せず減法混色
にてカラー表示を行うため、明度の高い表示を実現でき
、フィルタが不要なため、歩留りを向上できる。また液
晶表示素子としてスーパーツィステッドネマティック型
を用いており、ツィステッドネマティック型液晶表示素
子を用いる従来技術に比較し、高デユーテイ駆動が可能
であり、従来より大サイズの画面表示が実現できる。
またカラーフィルタを用いる従来技術と比較し、画素の
分解能を3倍に向上できるため表示精度を向上でき、視
認性が格段に向上される。
またカラー液晶表示装置を、一対の液晶表示パネルで構
成することができ、構成の小型化に大きく寄与する。
[実施例] く構成の概略〉 第1図は本発明の一実施例のカラー液晶表示装置(以下
、液晶表示装置と略す)11の分解斜視図である。液晶
表示装置11は偏光子12と、スーパーツィステッドネ
マティック(STN)形の液晶表示素子13と、偏光子
14と、STN型の液晶表示素子15と、偏光子16と
がこの順に積層されて構成される。
前記液晶表示素子13.15はいずれも同一の構造を有
し、液晶層の周知の組成およびツイスト角θ、やりター
プ−ジョンΔndなとの選択により、後述するような発
色に最適化するように定められる。
第2図は液晶表示素子13の断面図である。液晶表示素
子13は一対のガラス基板19.20を備え、それらの
対向する表面にはそれぞれ帯状の表示電極21.22が
複数列ずつ交差して形成される。各表示電極21.22
を被覆する配向膜23a、23bの間にスーパーツィス
テッド形の液晶層24が介在される。このような液晶表
示素子13の構造は他の液晶表示素子15においても同
一であり、液晶層24の前記組成などを適宜選択するこ
とにより、前述したようなたとえばシアン色、黄色、マ
ゼンタ色のいずれか1色の発色あるいは、これらのうち
の複数色の発色に最適化される。
偏光子12,14.16の矢符Al、A2.A3はそれ
ぞれ偏光方向すなわち透過軸方向を表す。
液晶表示素子13の矢符Bl、B2は液晶表示素子13
の偏光子12側および偏光子14側の液晶の分子配向方
向をそれぞれ表す。同様に液晶表示素子15の矢符B3
.B4は偏光子14.16側の液晶の分子の各配向方向
を表す。また各液晶表示素子13.15にはそれぞれ信
号源25.26が接続され、表示すべきカラー画像の各
色成分に対応する駆動信号をそれぞれ発生して液晶表示
素子13.15を表示駆動する。
第1図の構成において、偏光子12と液晶表示素子13
および偏光子14が第2の液晶表示パネルとしての表示
パネル28を構成し、偏光子14、液晶表示素子15お
よび偏光子16が第1の液晶表示パネルとしての表示パ
ネル29を構成する。
本実施例は、表示パネル28において、非選択電圧印加
状態から選択電圧印加状態の間で少なくとも3色を発色
し、表示パネル29において非選択電圧印加状態から選
択電圧印加状態の間で少なくとも2色を発色する動作を
実現しようとするものである。本実施例では、液晶表示
パネル29は黄色および白色を発色し、表示パネル28
はシアン色、青色、マゼンタ色および白色を発色する動
作を実現する。
く本実施例の原理〉 本件発明者は複数の液晶表示パネルを用いて、たとえば
8色の多色カラー表示が可能なカラー液晶表示装置を提
案している。その原理を第3図のCIE色度図に示す。
この発明は第1、第2および第3の3枚の液晶表示パネ
ルでシアン色、マゼンタ色および黄色をそれぞれ発色さ
せ、減法混色の原理に基づいて、前記シアン色、マゼン
タ色、黄色に加え赤色、緑色、青色、黒色および白色の
8色または更に多色の発色を実現した。
第3図におけるライン!1は、第1液晶表示パネルにお
いて、印加される電圧が非選択電圧と選択電圧との間で
変化する際にの透過光の色彩の変化を示している。他の
ライン!2.ノ3は、第2液晶表示パネルおよび第3液
晶表示パネルの同様な条件下での、透過光の色彩の変化
を示している。
すなわち、前記提案された発明では、各液晶表示パネル
を、その透過光の色彩が第3図示のラインノ1.ノ2.
ノ3のように変化するように構成したものである。
本件実施例では、前述したように2枚の表示パネル28
.29を用いて、前記提案された発明における発色作用
と同様に、8色のあるいは更に多色の色彩を実現するも
のである。その原理を゛第4図を参照して説明する。第
4図のラインノ4は、表示パネル28による透過光の色
彩の変化を示し、ライン15は表示パネル29による透
過光の色彩の変化を示している。
ラインノ4の座標位置P1は表示パネル28における非
選択電圧印加状態(以下、off状態と称する)であり
、シアン色を表示する。ライン!4の座標位置P2は選
択電圧印加状9. (以下、On状態と称する)であり
、透過状態すなわち白色を表示する。表示パネル28は
この。n状態とoff状態との間のラインノ4における
座標位置P3、P4で青色およびマゼンタ色を表示する
一方、ライン!5の座標位置P5は表示パネル29にお
ける非選択電圧印加状態(以下、off状態と称する)
であり黄色を表示する。ラインノ5の座標位置P6は選
択電圧印加状態(以下、Or1状態と称する)であり、
透過状態すなわち白色を表示する。
第5図は減法混色の原理を説明する図である。
前記既に提案された発明は、黄色、マゼンタ色およびシ
アン色を第1、第2および第3液晶表示パネルに対応さ
せている0本件実施例では第5図に破線で示すように、
例として表示パネル28.29でシアン色、青色、マゼ
ンタ色および白色を表示し、表示パネル29で黄色およ
び白色を表示している。したがって残余の赤色、緑色お
よび黒色は、これらの発色の減法混色によって実現する
ことができる。このような多色カラー表示を実現するに
は、表示パネル28による発色の状態が、第3図ライン
ノ4に示す変化状態である必要がある。
このような発色の変化を実現するには、第3図ライン!
4の座標位置P1が白色を示す座標位置P2から可及的
に離れた位置である必要があり、ライン!4の曲線の曲
率が小さく、かつ曲線長が長くなる必要がある。
〈座標位置P1の決定法〉 表示パネル28において、偏光子12.14の偏光方向
Al、A2および液晶表示素子13の偏光子12.14
側の液晶分子の長軸方向すなわち配向方向Bl、B2を
、第6図に示すようにカラー液晶表示装置11への光の
入射方向と平行な方向から見た場合、配向方向B1を基
準にして、配向方向B2および偏光方向AI、A2とな
す角度φ、θ、γが設定される。これらの角度φ、θ。
γに基づいて、表示パネル28の透過光強度τは下記の
ように定められる。
ここで、 β=φJ「口J               ・・・
(3)である、上記第1式で角度φ、θ、γを各種異な
った値に設定したときの例を第7図に示す。
透過光の強度τは上記第1式に示されるように、光の波
長λの関数であり、以下、τ(λ)と記す。
この強度τ(λ)に対して、 X=Ki   P(λ)x(λ)τ(^)dλ    
   −(4)Y=KS   P(^)y(λ)τ(λ
)dλ       ・・・(5)Z=に5   P(
^)z(λ)τ(λ)dλ      ・・・(6)こ
こに   P(λ):色の表示に用いる標準の光の分光
分布X(λ)、y(λ)、2(λ)=2度視野xyz系
に基づく等色間数τ(λ):分光透過率分布 に=100/S   P(λ)y(λ)dλ     
  ・・・(7)の積分を行えば、前記CIE座標X、
Y、Zが得られる。すなわち、表示パネル28において
、偏光子12.14の偏光方向Al、A2と配向方向B
l、B2に関する前記角度α、θ、φおよび、表示パネ
ル28に関するリターデーションΔn・dを適宜選択す
ることにより、前記座標位置P1を所望の位置に設定で
きる。また偏光子12.14をカラー偏光子とすること
によっても、座標位置P1を調整できる。
く曲線の形状の決定法〉 上述した第4図示のライン!4の曲線の形状は、本件発
明者の実験によれば、表示パネル28のツイスト角φ、
液晶層24の液晶材料の弾性定数や誘電率や屈折率光学
異方性また偏光子12.14の色などにより決定される
本件発明者の実験によれば、前記ツイスト角φを大きく
するに従い第4図示の曲線の長さが長くなることが確認
された。また偏光子12.14としてカラー偏光子を用
いると、第4図示の曲線の曲率が小さくなり、いわば外
側に広がることが確認された。一方で、ツイスト角φが
過大であると表示パネル28、したがって液晶層24の
前述した。n状態およびoff状態との閏の透過光の強
度Tの変化状態が、過度に急峻になることが確認された
。この状態を第8図および第9図に示す。
第8図は前記ツイスト角φが比較的過大でない範囲であ
り、第9図はツイスト角φが過大である場合を示す。し
たがって表示パネル28に設定されるツイスト角φは、
これらの要素を総合的に勘案して最適に設定される。
また、表示パネル28により実現される色彩の色純度を
更に向上するために、偏光子12.14としてカラー偏
光子を用いるようにしても良い。
このカラー偏光子の作用は、下記のとおりである。
たとえば第4図ライン!5のような色彩特性を有する表
示パネル29において、偏光子として緑色または青色の
カラー偏光子を用いた場合、カラー偏光子による色彩の
成分が付加され、曲線が第4図に2点鎖線で示すライン
ノロのように、CIE座標において緑色または青色の方
向に大きく湾曲し、発色する色彩の種類が増大するとと
もに、その彩度が向上する。
このような原理によって構成された液晶表示装置11に
おける表示パネル28の多色表示動作は、表示パネル2
8への印加電圧を制御して行われる。
周知のように、非選択電圧印加時においてツイスティド
ネマティク型液晶分子は、液晶層24の全層厚に亘りガ
ラス基板19.20と平行である。
選択電圧印加時には、液晶分子はガラス基板19゜20
近傍ではガラス基板19.20と平行であるが、液晶層
24のガラス基板19.20の前記近傍の間では液晶分
子は印加電圧に対応してガラス基板19.20と平行な
方向と交差する方向に傾斜する。したがって表示パネル
28のりタープ−ジョンΔndは、印加電圧によって変
化する。
前記第1式の透過光の強度の間数T(λ〉は、変数とし
て前記リターデーションΔndを含んでいる。すなわち
、印加電圧を制御することにより表示パネル28のりタ
ープ−ジョンΔndしたかって第4図ライン!4上の座
標位置を制御することができる。
〈多色カラー表示実現例〉 第10図は液晶表示装置11が前記8色の多色カラー表
示が可能であることを説明する図である。
第10図(1)に示す液晶表示装置11の表示パネル2
8側から、たとえば白色Wの光源光が入射し、表示パネ
ル29を透過する場合を説明する。
第10図(2〉に示されるように、白色光Wは、表示パ
ネル28への印加電圧を信号源25.26によって、前
記on電圧とoff電圧との間で適宜制御することによ
って、前述したように表示パネル28でシアン色、青色
およびマゼンタ色を表示する。
表示パネル29は、そのオン動作およびオフ動作に対応
して、それぞれ白色光Wおよび黄色Yとなる。このよう
な表示パネル28.29の発色動作を組み合わせて、第
10図(2)図示のように白色光W、マゼンダ色M、黄
色Y、赤色R、シアン色C1青色B、緑色Gおよび黒色
BLの8色の表示が実現される。
このようにして液晶表示装置11では、8色の多色カラ
ー表示が可能となる。しかも本実施例では従来技術と比
較し、カラーフィルタを用いないため、表示明度を比較
的高デユーティ駆動においても、表示明度を向上でき、
コントラストも改善できる。
く本実施例の効果〉 本実施例の液晶表示装置11は、通常のSTN型液晶表
示装置を製造する工程を用いて製造でき、たとえばカラ
ーフィルタを形成するための製造装置など特段の製造工
程を付加する必要がなく、製造が容易である。また液晶
表示素子としてTN型より、コントラストが良好なST
N型を用いているため、高デユーテイ駆動が可能であり
、大サイズの画面を実現できる。カラーフィルタを用い
る従来例と比較し、画素の分解能が3倍になるため格段
に高密度の表示が可能となる。また多色のカラー表示を
一対の表示パネル28.29で実現できるため、構成の
小型化を図ることができる。
〈他の実施例〉 第11図は本発明の他の実施例の構成を示す系統図であ
る6本実施例の液晶表示装置11において、表示パネル
29はマゼンタ色および白色を発色し、表示パネル28
は黄色、青色、シアン色および白色を発色するように選
ぶ、このような発色の組み合わせによっても、第11図
に示すように前記8色の発色を実現できる。このとき、
色純度の向上のために、表示パネル28の少なくとも一
方の偏光子は、その偏光方向と交差する方向の偏光に関
して、緑色系統または青色系統の光を選択的に透過する
ように選ばれる。
第12図は本発明の更に他の実施例の構成を示す系統図
である6本実施例の液晶表示装置11において、表示パ
ネル29はシアン色および白色を発色し、表示パネル2
8はマゼンタ色、赤色、黄色および白色を発色するよう
に選ぶ、このような発色の組み合わせによっても、第1
2図に示すように、前記8色の発色を実現できる。この
とき、色純度の向上のために、表示パネル28の少なく
とも一方の偏光子は、その偏光方向と交差する方向の偏
光に関して、赤色系統または緑色系統の光を選択的に透
過するように選ばれる。
前述の各実施例では、表示パネル29ではオン動作およ
びオフ動作の2値表示を行い、かつ表示パネル28では
印加電圧の階調制御により、前記8色の多色カラー表示
を行うようにしているが、各表示パネル28.29にお
いてそれぞれ階調表示を行うようにすれば、液晶表示装
置11で発色できる色の種類をさらに増大することがで
きる。
[発明の効果] 以上のように本発明に従えば、従来技術で説明したカラ
ーフィルタを用いる技術に比べ、減法混色にてカラー表
示を行うため、明度の高い表示を実現でき、またコント
ラストを改善できる。またカラー液晶表示素子としてス
ーパーツィステッドネマティック形を用いており、ツィ
ステッドネマティック形液晶表示素子を用いる従来技術
に比較し、高デユーテイ駆動が可能であり、従来より大
サイズの画面表示が実現できる。またカラーフィルタを
用いる従来技術と比較し、画素の分解能を3倍に向上で
きるため表示精度を向上でき、視認性が格段に向上され
る。また、一対の液晶表示素子で多色のカラー表示を実
現できるため、構成の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の液晶表示装置11の構成を
示す系統図、第2図は液晶表示素子13の断面図、第3
図は本発明の詳細な説明の原理を説明するグラフ、第4
図は本発明の詳細な説明するグラフ、第5図は減法混色
の原理を説明する図、第6図は偏光方向AI、A2およ
び配向方向Bl、B2を説明する図、第7図は透過光の
強度間数T(λ)のグラフ、第8図および第9図は透過
光強度の特性を説明するグラフ、第10図は本実施例の
多色表示動作を説明する図、第11図は本発明の他の実
施例の構成と多色表示作用とを説明する図、第12図は
本発明の更に他の実施例の構成と多色表示作用とを説明
する図、第13図は従来例を説明する図である。 11・・・液晶表示装置、12,14.16・・・偏光
子、13.15・・・液晶表示素子、28.29・・・
表示パネル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)異なる色をそれぞれ発色するためのスーパーツィ
    ステッドネマティック型液晶表示素子と偏光子とを交互
    に配置して成るとともに、各液晶表示素子とその両側に
    隣接する一対の偏光子とから成る第1の液晶表示パネル
    および第2の液晶表示パネルの一対が配列されたカラー
    液晶表示装置であって、第1の液晶表示パネルおよび第
    2の液晶表示パネルのうち少なくとも一方が非選択電圧
    、選択電圧およびこれらの間の予め定められる電圧を印
    加され、少なくとも3色を発色するようにしたことを特
    徴とするカラー液晶表示装置。
  2. (2)第1の液晶表示パネルは黄色および白色を発色し
    、第2の液晶表示パネルはシアン色、青色、マゼンタ色
    および白色を発色するようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のカラー液晶表示装置。
  3. (3)第1の液晶表示パネルはマゼンタ色および白色を
    発色し、第2の液晶表示パネルは黄色、青色、シアン色
    および白色を発色するようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のカラー液晶表示装置。
  4. (4)第1の液晶表示パネルはシアン色および白色を発
    色し、第2の液晶表示パネルはマゼンタ色、赤色、黄色
    および白色を発色するようにしたことを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のカラー液晶表示装置。
  5. (5)第1の液晶表示パネルおよび第2の液晶表示パネ
    ルに用いられている偏光子のうち少なくとも一枚の偏光
    子は、その偏光方向と直交する方向の偏光に関して予め
    定める波長の光を選択的に透過するように選ばれること
    を特徴とする特許請求の範囲第2項または第3項または
    第4項のいずれかに記載のカラー液晶表示装置。
JP2099764A 1990-04-16 1990-04-16 カラー液晶表示装置 Pending JPH03296017A (ja)

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JP2099764A Pending JPH03296017A (ja) 1990-04-16 1990-04-16 カラー液晶表示装置

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JP (1) JPH03296017A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5973282A (en) * 1995-10-13 1999-10-26 Alps Electric Co., Ltd. Sheet-shaped switch

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5973282A (en) * 1995-10-13 1999-10-26 Alps Electric Co., Ltd. Sheet-shaped switch

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