JPH03295952A - 屋根受け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明１よ、必要に応じて屋根を便宜に形成可能とする
屋根受は構造に関する。

〔従来技術および発明が解決しようとする課題〕戸建て
住宅、集合住宅、とりわけ複数階建の集合住宅において
は、その上下階を通じる階段室などは、家屋本体の中央
部の他、右側面、左側面など、敷地の条件に応じて適宜
設定される。

他方、このような集合住宅においても、いわゆる工場に
おいて部材を生産するプレハブ工法の建築物が多用され
、このときには、梁材なとの基本部材が標準化されかつ
ときに在庫される。

従って、例えば階段部分室などの家屋本体における形成
位置が異なるごとに、その使用のための異なる基本部材
を予め生産し、準備することは、部材の品種を増し経済
性に劣る。

本発明は、例えばこのような階段室などに面する壁にお
いて、梁材なとの基準部材を大巾に変化することなく、
そのＭ根の形成を容易とする新規な構成の屋根受は構造
の提倶を目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、家屋本体の壁に沿って配されかつ上下に水平
なフランジを有する梁材に、前記上、下のフランジを挟
みかつフランジにボルト止めされるとともに前記壁と直
角に外にのびる上、下の固定片と、核上の固定片の外端
に立設した上の突片と、下の固定片の外端で立下げた下
の突片と、前記上、下の固定片の外端で連なる上片、下
片の外端を垂直な連結片により結合したコ字状の嵌入部
とを有する継ぎ金具を、前記固定片の前記ボルト止めに
より固定するとともに、上枠材、下枠材を有しかつ上枠
材、下枠材間に前記嵌入部を嵌着しうる孔部が設けられ
前記壁の上部をなす横長の幕板パネルを、前記上枠材、
下枠材が前記上、下の突片にボルト止めされることによ
り前記孔部に前記嵌入部を嵌着させて固定する一方、前
記連結片に、前記壁からのびる屋根の形成用の支持梁を
ボルト止めしてなる屋根受は構造である。

〔作用〕

家屋の壁には、この壁に沿って上下に水平なフランジを
有する梁材が配置される。その梁材の上下のフランジに
、継ぎ金具の上下の固定片をボルト止めする。さらにこ
の継ぎ金具の上下の突片に、壁の上部をなす幕板パネル
を取付ける。幕板パネルには、前記継ぎ金具に設ける嵌
入部を嵌着する孔が設けられる。又孔部から露出する嵌
入部の連結片に、屋根形成用の支持梁を固定する。

このように、家屋本体の壁に沿い設ける基本部材である
梁材に、前記継ぎ金具を用いかつ幕板パネルに孔部を設
けることのみにより、屋根形成用の支持梁を保持できる
。従って家屋本体の基本部材について大巾な手を加える
ことなく、壁に連なる屋根を各種の位置に形成でき、部
材の生産性を高めかつ施工性を向上できる。

〔実施例〕

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図は、本発明の屋根受は構造が採用される複数階建
の集合住宅を例示している。

集合住宅は、居住区である家屋本体Ａの側部をなす外周
壁Ｂに隣接して階段室Ｃを形成している。

なお階段室Ｃには、雨風よけ、目隠しのための側壁体り
を形成している。又階段室Ｃには、踊り場Ｅから階上の
廊下Ｆと地表とにのびる折返し階段Ｇが設けられる。

さらに、集合住宅の屋根Ｒには折版屋根Ｓを用いるとと
もに、該屋根Ｒは家屋本体Ａを覆いかつ廊下Ｆ上方の軒
先部Ｈを形成する本体屋根Ｒ１と、階段室Ｃを覆いかつ
軒先部Ｈを形成する階段屋根Ｒ２とを含む、なお周囲に
は化粧カバーＩを配している。

本発明の屋根受は構造は、本例では、前記外周壁Ｂを越
えて配される前記階段屋根Ｒ２の形成のために使用され
、階段室Ｃ上部を横切る屋根梁Ｊの内端を支持する支持
梁Ｋを固定するのに使用され、又前記外周壁Ｂ上方には
幕板パネルＬが配される。

又前記軒先部Ｈ下面には、軒天井板Ｍが配されることに
より、軒先部Ｈの下面を化粧する。

本発明の屋根受は構造は、第２．３図に示すように、家
屋本体Ａの壁、即ち前記外周壁Ｂに沿って配される梁材
２に、幕板パネルＬの孔部３を貫通してボルト止めされ
る継ぎ金具４により、前記支持梁Ｋを固定している。

前記梁材２は、ウェブ２ａの上、下にフランジ２ｂ、２
Ｃを設けた形鋼材を用いており、該梁材２は、図示しな
い柱間で前記フランジ２ｂ、２ｃを水平に架は渡される
。

前記継ぎ金具４は、第３図に詳示するように、前記上、
下のフランジ２ｂ、２ｃを挟んでボルト止めしかつ、前
記梁材２に直角外向きにのびる上、下の固定片１１．１
２を具える。父上の固定片１１の外端には、上向きの突
片１３を立上げるとともに、下の固定片１２には、下に
垂下する下の突片１４を、前記上の突片１３と同一垂直
面に立下げる。なお下の突片１４は、上の突片１３より
も長寸に形成される。

父上、下の固定片１１．１２の外端には、上片１５、下
片１６とその外端を継ぐ垂直な連結片１７により結合し
たコ字状の嵌入部１９を設ける。

上片１５、下片１６は、夫々固定片１１．１２と一直面
に連なることにより、本例では、上片１５、固定片１１
及び下片１６、固定片１２は平板状の長片体として形成
される。

なお前記梁材２の上下のフランジ２ｂ、２Ｃの外縁２ｄ
と、突片１３．１４の外面との間の距離１１は、梁材２
と、該梁材２が沿う外周壁Ｂの内面Ｂａ間の長さに設定
される。又前記突片１３．１４の外面と、前記連結片１
７の外面との間の長さＩ１２は、前記幕板パネルＬの厚
さに等しく設定する。

前記幕板パネルしは、溝形鋼からなりかつ溝部を対向さ
せた上枠材２１、下枠材２２の両端を側枠材２３により
結合した枠組の外面に面材２４を添設した横長矩形のパ
ネル体であり、又該幕板パネルしには、前記上枠材２１
、下枠材２２を継ぎかつ溝部を互いに反対向きとした中
枠材２６．２６を、前記嵌入部１９の巾１３を隔てて架
は渡している。又前記面材２４は、中枠材２６．２６間
で途切れることにより、該幕板パネルしには、前記嵌入
部１９を嵌入しうる前記孔部３が形成される。

なお前記上枠材２１、下枠材２２間の長さを、前記上片
１５、下片１６を挟む長さ１４に設定する。

従って孔部３には、前記嵌入部１９を比較的密に嵌入で
き、又嵌入部１９の前記長さ１２を前記のごとく幕板パ
ネルＬの厚さに定められる。これにより嵌入部１９を孔
部３に嵌入しかつ突片１３．１４に、上枠材２１、下枠
材２２のフランジをボルト止めし結合することによって
、連結板１７の外面は、幕板パネルＬの面材２４外面と
整一でき、該連結板１７に前記支持梁にのボルトを用い
て固定できる。

支持梁には、本実施例では、水平な受片２７と、垂下片
２８とを有する断面り字の下梁体に１と、前記受片２７
上面に固定される■型鋼からなる上梁体に２とからなる
。又この支持梁には、前記下梁体に１の垂下片２８を、
前記連結片１７にボルト結合させ、又前記継ぎ金具４を
適宜間隔で並置されることにより、支持梁には強固にか
つ水平に保持される。

さらに第２図に示すように、前記下の突片１４は、その
下方において、前記幕板パネルＬに下端で連なり前記外
周壁Ｂをなす壁パネルＰの上端を固定する。

なお前記支持梁にの前記上梁体に２と、階段室Ｃを挟む
側壁体り近傍で立上げた柱Ｎ上端の一諧段梁Ｑとの間に
は、ガセット板３０．３０を用いて前記屋根梁Ｊを架設
している。

又屋根梁Ｊには、折版屋根Ｓを支持金具５を用いて配す
ることにより、前記階段屋根Ｒ２を形成し、又前記外周
壁Ｂを越える部分で、前記本体屋根Ｒ１が形成される。

なお前記側壁体りはぐ前記階段梁Ｑから外向きに突出す
るガセット板３１により固定した下地柱３３の内外面に
壁板３４．３４を添設することにより形成され、又前記
化粧カバー■は、前記階段梁Ｑ上の化粧カバー取付金具
３５により取付けている。

なお本発明の屋根受は構造において、嵌入部１９の上片
１５、下片１６を、固定片１１．１２と上下、左右に位
置ズレさせてもよく、又幕板パネルＬとし゛て高さの大
なるものを用い、さらに支持梁Ｋを、連結片１７に適宜
の隔て材を介して取付けるなど種々変形しうる。

〔発明の効果〕

このように本発明の構造は、家屋の壁に沿って予め設け
た梁材の上下のフランジに、継ぎ金具を介して屋根形成
用の支持梁を固定しかつ、壁の上部をなす幕板パネルを
取付けるものであるため、家屋本体に対して大巾な手を
加えることな（、壁に連なる屋根を形成できる。

従って、家屋本体の基本部材を変えることなく、家屋本
体の適宜の場所に、例えば階段室などの屋根を形成でき
、部材の品種を滅じ生産性を高めるとともに、施工性を
も向上できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構造が採用される集合住宅を例示する
斜視図、第２図は本発明の一実施例を示す断面図、第３
図はその要部を示す斜視図である。 ２−梁材、　　　２ａ−上のフランジ、２ｂ−−−−一
下のフランジ、　　　３−　・孔部、４−継ぎ金具、　
　　　　１１−・上の固定片、１２−下の固定片、　　
　１３−上の突片、１４−　　下の突片、　　１５−上
片、１６・−・下片、１７・−・・連結片、　　１９−
嵌入部、２１−上枠材、　２２−・下枠材、　Ｋ−支持
梁、Ｌ−ｍ−幕板パネル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １　家屋本体の壁に沿って配されかつ上下に水平なフラ
   ンジを有する梁材に、前記上、下のフランジを挟みかつ
   フランジにボルト止めされるとともに前記壁と直角に外
   にのびる上、下の固定片と、該上の固定片の外端に立設
   した上の突片と、下の固定片の外端で立下げた下の突片
   と、前記上、下の固定片の外端で連なる上片、下片の外
   端を垂直な連結片により結合したコ字状の嵌入部とを有
   する継ぎ金具を、前記固定片の前記ボルト止めにより固
   定するとともに、上枠材、下枠材を有しかつ上枠材、下
   枠材間に前記嵌入部を嵌着しうる孔部が設けられ前記壁
   の上部をなす横長の幕板パネルを、前記上枠材、下枠材
   が前記上、下の突片にボルト止めされることにより前記
   孔部に前記嵌入部を嵌着させて固定する一方、前記連結
   片に、前記壁からのびる屋根の形成用の支持梁をボルト
   止めしてなる屋根受け構造。