JPH03295858A - 連続鋳造用耐火物 - Google Patents
連続鋳造用耐火物Info
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- JPH03295858A JPH03295858A JP2097612A JP9761290A JPH03295858A JP H03295858 A JPH03295858 A JP H03295858A JP 2097612 A JP2097612 A JP 2097612A JP 9761290 A JP9761290 A JP 9761290A JP H03295858 A JPH03295858 A JP H03295858A
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Landscapes
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は連続鋳造等に使われる鋳造用ノズル、特に、ノ
ズル閉塞を起こしやすいAflを多く含有する鋼種に適
する鋳造ノズルに関するもので、ZrO,−C質の耐食
性を保持しつつ、ノズル閉塞防止に効果のある鋳造用ノ
ズルに関する。
ズル閉塞を起こしやすいAflを多く含有する鋼種に適
する鋳造ノズルに関するもので、ZrO,−C質の耐食
性を保持しつつ、ノズル閉塞防止に効果のある鋳造用ノ
ズルに関する。
(従来の技術)
現在、製鋼においては、はとんどが連続鋳造プロセスと
なっており、その各所に鋳造用ノズルが使用されている
・ 鋳造用ノズルに要求される特性としては、耐熱性が充分
であること、耐スポーリング性がすぐれていること、溶
鋼、スラグ、パウダーに対し、耐食性がすぐれているこ
と、などが挙げられ、現在までに各種の改良がなされ連
続鋳造プロセスの安定した操業が図られてきている。
なっており、その各所に鋳造用ノズルが使用されている
・ 鋳造用ノズルに要求される特性としては、耐熱性が充分
であること、耐スポーリング性がすぐれていること、溶
鋼、スラグ、パウダーに対し、耐食性がすぐれているこ
と、などが挙げられ、現在までに各種の改良がなされ連
続鋳造プロセスの安定した操業が図られてきている。
しかしながら、アルミキルド鋼等のアルミニウム添加鋼
においては、当初より大きな問題のひとつとして、AQ
、O,がノズルの内壁に付着し、ノズルが閉塞するとい
う問題がある。
においては、当初より大きな問題のひとつとして、AQ
、O,がノズルの内壁に付着し、ノズルが閉塞するとい
う問題がある。
ノズル内に付着物が拡大すると、閉塞に至らないでも、
偏流による鋳片表面の品質の悪化、例えば傷等が発生す
る等の障害が発生する。今後さらに生産性向上のため高
速鋳造化を図る際に、ノズル閉塞による障害を起こさな
いよう、早急に解決すべき問題となっている。
偏流による鋳片表面の品質の悪化、例えば傷等が発生す
る等の障害が発生する。今後さらに生産性向上のため高
速鋳造化を図る際に、ノズル閉塞による障害を起こさな
いよう、早急に解決すべき問題となっている。
鋳造用ノズル内に付着し、閉塞させる物質はAfi、0
3が主体となっており、これは溶鋼中のAQ、O,が鋳
造用ノズル内壁に付着、沈積するものと考えられている
。
3が主体となっており、これは溶鋼中のAQ、O,が鋳
造用ノズル内壁に付着、沈積するものと考えられている
。
鋳造用ノズルの閉塞を防止する手段のひとつとして、鋳
造用ノズルに不活性ガスを吹き込み、鋳造用ノズルの内
面から不活性ガスを吹き出させ、Afi、O,のノズル
内面への付着を物理的に阻止する方法が採られ、広〈実
施されている。
造用ノズルに不活性ガスを吹き込み、鋳造用ノズルの内
面から不活性ガスを吹き出させ、Afi、O,のノズル
内面への付着を物理的に阻止する方法が採られ、広〈実
施されている。
また、他の手段としては、鋳造用ノズルの素材にAQ、
O,と反応して低融性物質を生成する成分たとえばCa
O成分あるいはCaO−8in、系成分等を含む原料を
使用し、それらの成分とAJ、O。
O,と反応して低融性物質を生成する成分たとえばCa
O成分あるいはCaO−8in、系成分等を含む原料を
使用し、それらの成分とAJ、O。
とが反応して出来た低融性物質が溶鋼とともに流れ去る
ことにより、付着を防止するという方法がある。
ことにより、付着を防止するという方法がある。
これらには、 CaOを重量で10%をこえる量を含む
、ZrO,−C−CaO質、あるいはCaOとSin、
を加えたものを重量で10%以上含むZrO,−C−C
aO−8iO,質が知られている。
、ZrO,−C−CaO質、あるいはCaOとSin、
を加えたものを重量で10%以上含むZrO,−C−C
aO−8iO,質が知られている。
たとえば、ZrO,−C−CaO質について言えば、特
開昭57−71860号公報または特開昭62−288
161号公報に開示されているように、当該ノズル素材
のCaOが付着主成分となっているAQ、O,と反応し
、第1図のCa0−AQ、O3系状態図(Schlac
kenatias Slag atlas、 1981
Verlag 5tahleisen m、b、H,、
Dusseldorf P28)の中で12Ca07A
n、O,と液相とが共存するような。
開昭57−71860号公報または特開昭62−288
161号公報に開示されているように、当該ノズル素材
のCaOが付着主成分となっているAQ、O,と反応し
、第1図のCa0−AQ、O3系状態図(Schlac
kenatias Slag atlas、 1981
Verlag 5tahleisen m、b、H,、
Dusseldorf P28)の中で12Ca07A
n、O,と液相とが共存するような。
Ca0−Afi、O,系の低融性の化合物を生成するこ
とによって、溶鋼とともに流れ去るというのがそれであ
る。
とによって、溶鋼とともに流れ去るというのがそれであ
る。
しかしながら、鹿野・原田ら耐火物42 (1)2〜1
3 (1990)によれば、鋳造用ノズル素材中のCa
Oと付着物主成分のAQ20.どの反応においては、付
着物のAQオ03が材質内部に侵入し4Ca0−AQ、
O,系の低融性の化合物を生成して溶出するとしている
が、この場合、必然的に流れ去る溶損量は大きくなる。
3 (1990)によれば、鋳造用ノズル素材中のCa
Oと付着物主成分のAQ20.どの反応においては、付
着物のAQオ03が材質内部に侵入し4Ca0−AQ、
O,系の低融性の化合物を生成して溶出するとしている
が、この場合、必然的に流れ去る溶損量は大きくなる。
また、溶鋼中のAQ濃度あるいはノズル材質中のCaO
濃度によっては必ずしも低融性の化合物が生成しない場
合もあることも述べられている。
濃度によっては必ずしも低融性の化合物が生成しない場
合もあることも述べられている。
このことは、特開平1−122644号公報でも述べら
れており、同時にその場合には、閉塞を促進するとされ
ている。従って、当時開平1−122644号公報では
、低融性の化合物の生成を確実にするために、ZrO,
−CaO−8in、−C質の鋳造用ノズルを開示してい
るが、この場合には、鋳造用ノズルの素材に付着物の主
成分であるAM。
れており、同時にその場合には、閉塞を促進するとされ
ている。従って、当時開平1−122644号公報では
、低融性の化合物の生成を確実にするために、ZrO,
−CaO−8in、−C質の鋳造用ノズルを開示してい
るが、この場合には、鋳造用ノズルの素材に付着物の主
成分であるAM。
0、と反応して低融性の化合物を生成する成分をより多
く含有しているので、溶損量はさらに大きくなることが
考えられる。
く含有しているので、溶損量はさらに大きくなることが
考えられる。
(発明が解決しようとする課題)
前者の、不活性ガス吹き込みの方法は付着防止に対して
有効な方法であるが、鋳造用ノズル内部に適切にガスを
流出するためには、鋳造用ノズル内・にスリット状の空
隙や、鋳造用ノズルの内面側の通気性を適切に確保させ
ねばならず、鋳造用ノズル製造上、難しい点が多いばか
りか、ガスの吹き込みによって、鋳片の品質に欠陥を生
じる場合もあるなどの問題がある。
有効な方法であるが、鋳造用ノズル内部に適切にガスを
流出するためには、鋳造用ノズル内・にスリット状の空
隙や、鋳造用ノズルの内面側の通気性を適切に確保させ
ねばならず、鋳造用ノズル製造上、難しい点が多いばか
りか、ガスの吹き込みによって、鋳片の品質に欠陥を生
じる場合もあるなどの問題がある。
他方、低融性の化合物を生成させる後者の方法において
は前述のようにCab、Sin、の含有量を多くするこ
とにより、鋳造用ノズル本体がAg2O3と反応して流
れ去るということは、本来、鋳造用ノズルへの要求特性
である溶鋼に対する安定性を著しく犠牲にしたものであ
り、結果として耐久性を著しく劣化させたものとなって
いる。
は前述のようにCab、Sin、の含有量を多くするこ
とにより、鋳造用ノズル本体がAg2O3と反応して流
れ去るということは、本来、鋳造用ノズルへの要求特性
である溶鋼に対する安定性を著しく犠牲にしたものであ
り、結果として耐久性を著しく劣化させたものとなって
いる。
(課題を解決するための手段)
本発明は、鋳造用ノズル全体あるいは一部が重量で、
ZrO,: 50〜95%4C:O,1〜50%。
ZrO,: 50〜95%4C:O,1〜50%。
B4C:0.1〜20%、又はB20,0.1〜50%
4CaO:0.2〜10%の組成からなることを特徴と
する鋳造用ノズルに関するものである。
4CaO:0.2〜10%の組成からなることを特徴と
する鋳造用ノズルに関するものである。
本発明者らは、上記問題点を解決するために、種々実験
を試みた結果、従来、浸漬ノズルのパウダーラインに使
用されているZrO,−C質に、少量のCaOとB4C
を添加すると、ZrO,−C質の材料とAM、0.質の
材料との境界に溶鋼とともに流出するような低融物を容
品に生成することを知見し、本発明を完成させた6 すなわち、次の実験によってAfi、O,質の材料とZ
rO,−C質の材料の境界部の溶鋼による溶損深さがB
4CとCaOの添加によって、大きくなることを確認し
た。
を試みた結果、従来、浸漬ノズルのパウダーラインに使
用されているZrO,−C質に、少量のCaOとB4C
を添加すると、ZrO,−C質の材料とAM、0.質の
材料との境界に溶鋼とともに流出するような低融物を容
品に生成することを知見し、本発明を完成させた6 すなわち、次の実験によってAfi、O,質の材料とZ
rO,−C質の材料の境界部の溶鋼による溶損深さがB
4CとCaOの添加によって、大きくなることを確認し
た。
第2例に示すような、高周波誘導炉によって鋼を溶解す
る装置を用いて溶鋼の側壁に試料を第3図に示すように
8角管状にセットし、試料5のAQ、O,質aの材料と
ZrO,−C[bの材料の境界部の溶損深さ6を測定し
た。第2図は耐食性等の試験装置を示し、1はコイル、
2は耐火容器、3は耐火性スタンプ材、4は溶鋼、5は
試料である。第3図は試料セットの状況を示し、(イ)
は平面図で、(ロ)は縦断面説明図を示す。
る装置を用いて溶鋼の側壁に試料を第3図に示すように
8角管状にセットし、試料5のAQ、O,質aの材料と
ZrO,−C[bの材料の境界部の溶損深さ6を測定し
た。第2図は耐食性等の試験装置を示し、1はコイル、
2は耐火容器、3は耐火性スタンプ材、4は溶鋼、5は
試料である。第3図は試料セットの状況を示し、(イ)
は平面図で、(ロ)は縦断面説明図を示す。
この実験に用いられた試料5は、巾:内側W838■、
外側W155m+、長さL:150m+、厚さD=20
■であり、長さ方向を約半分ずつaはAQ、O,質の材
料とbはZrO,−C質の材料とで張り合わせたもので
ある。
外側W155m+、長さL:150m+、厚さD=20
■であり、長さ方向を約半分ずつaはAQ、O,質の材
料とbはZrO,−C質の材料とで張り合わせたもので
ある。
実験の条件は試料についてはCab、B4Cの添加量に
よって4種類各2枚ずつ、溶鋼種は5S41、溶解温度
1550〜1600℃、溶解時間120分で行なった。
よって4種類各2枚ずつ、溶鋼種は5S41、溶解温度
1550〜1600℃、溶解時間120分で行なった。
試料の特性およびAM、O,質の材料とZrO。
C質の材料との境界部の溶損深さ6の結果を第1表に示
す。
す。
第1表
これは、 B4Cが鋼中の酸素等に酸化されて生じたB
2O,とAQ、O,及びCaOとの3成分系において、
詳細な状態図等は不明であるが、第4図のAQ、O,−
B、O,系状態図(K、H,Kim and F、A。
2O,とAQ、O,及びCaOとの3成分系において、
詳細な状態図等は不明であるが、第4図のAQ、O,−
B、O,系状態図(K、H,Kim and F、A。
Hum閣el、 Pr1vate communi
cation、 Dec、20. 1961)に示さ
れるように、 B、O,の割合が高いところでは、融点
が非常に低く(これは第3図6の境界部近傍で生ずる)
、これが先のCaO−A 11.0□系に対しても、低
融化に対して、効果的に働くものと考えられる。
cation、 Dec、20. 1961)に示さ
れるように、 B、O,の割合が高いところでは、融点
が非常に低く(これは第3図6の境界部近傍で生ずる)
、これが先のCaO−A 11.0□系に対しても、低
融化に対して、効果的に働くものと考えられる。
このため、境界部がすみやかに溶損されたものとおもわ
れる。
れる。
本発明による連続鋳造用耐火物は第5図に示す浸漬ノズ
ルの他にタンデイツシュ用ストッパーロングノズル、上
ノズル等溶鋼と接触する耐火物においては、全て使用す
ることができる。
ルの他にタンデイツシュ用ストッパーロングノズル、上
ノズル等溶鋼と接触する耐火物においては、全て使用す
ることができる。
以上の、従来のZrO,−C質に少量のCaOおよびB
4Cを添加すれば、AQ20.質の材料とZr08−C
質の材料との境界部のみが、その添加量の増加にしたが
って、より深く溶損されるという結果に基づいて、本発
明に至ったものである。
4Cを添加すれば、AQ20.質の材料とZr08−C
質の材料との境界部のみが、その添加量の増加にしたが
って、より深く溶損されるという結果に基づいて、本発
明に至ったものである。
(作用)
上記のノズル全体あるいは一部が重量で、ZrO□:5
0〜90%、B4C:0.1〜50%、又はB2030
.1〜50%4CaO: 0.2〜10%4C:0.1
〜50%の組成を持つ鋳造用ノズルは、ZrO,として
粒度10〜5000μ腸の部分安定化されたジルコニア
を用いる。B4Cとして、合成された粒度44μ■以下
の炭化ホウ素を用いる。CaOとして粒度80μ扉以下
の合成CaO−2rO2を用いる。Cとして粒度250
pm以下の天然グラファイトを用いる。 これらの原
料を所定量配合し、フェノールレジンあるいはピッチタ
ールと共に混練し、冷間静水圧プレス等で成形後、非酸
化性雰囲気で焼成する。このように製造された鋳造用ノ
ズルはZrO2が主成分となっているため、溶鋼に濡れ
難く、耐食性も優れている。
0〜90%、B4C:0.1〜50%、又はB2030
.1〜50%4CaO: 0.2〜10%4C:0.1
〜50%の組成を持つ鋳造用ノズルは、ZrO,として
粒度10〜5000μ腸の部分安定化されたジルコニア
を用いる。B4Cとして、合成された粒度44μ■以下
の炭化ホウ素を用いる。CaOとして粒度80μ扉以下
の合成CaO−2rO2を用いる。Cとして粒度250
pm以下の天然グラファイトを用いる。 これらの原
料を所定量配合し、フェノールレジンあるいはピッチタ
ールと共に混練し、冷間静水圧プレス等で成形後、非酸
化性雰囲気で焼成する。このように製造された鋳造用ノ
ズルはZrO2が主成分となっているため、溶鋼に濡れ
難く、耐食性も優れている。
又、B4C,CaOを含むため、AQ、03が付着した
場合、鋳造用ノズル素材との境界部が前述のように、容
易に侵食されるため、結果としてAQ。
場合、鋳造用ノズル素材との境界部が前述のように、容
易に侵食されるため、結果としてAQ。
0□の付着、成長が防止できる。
この場合、 CaOの含有量が充分少なくて済むので、
境界部のみが侵食され、AQ、O,による本体の溶損が
ほとんどないのが特徴である。さらにB4Cは酸化防止
効果があるので、酸化損耗が著しく抑制される。
境界部のみが侵食され、AQ、O,による本体の溶損が
ほとんどないのが特徴である。さらにB4Cは酸化防止
効果があるので、酸化損耗が著しく抑制される。
次に、本発明において、各成分範囲を規定した理由につ
いて示す。
いて示す。
ZrOオが重量で50%未満では耐食性が低下し重量で
95%を超えると、耐スポーリング性が低下して実用に
即さない4Cが重量で50%を超えると、耐食性が低下
し、重量で0,1%以下では耐スポーリング性が低下す
る。
95%を超えると、耐スポーリング性が低下して実用に
即さない4Cが重量で50%を超えると、耐食性が低下
し、重量で0,1%以下では耐スポーリング性が低下す
る。
B4Cは重量で0.1%未満では効果がなく重量で50
%を超えると耐食性が低下する。
%を超えると耐食性が低下する。
CaOは重量で0.2%より少ないと、効果が少なく、
また耐スポーリング性も低下する。重量で10%を超え
ると溶損が大きく耐久性に問題がでてくる。
また耐スポーリング性も低下する。重量で10%を超え
ると溶損が大きく耐久性に問題がでてくる。
(実施例)
以下に本発明の実施例について説明する。
第5図に実施した浸漬ノズルの構造を示す。
7はAfi、O,−C質、8はZrO,−C質のパウダ
ーライン用材質、9がノズルの内孔部、に相当し、9の
浸漬ノズル内孔部が本発明材質を用いた部分である。こ
れを、同一のタンデイツシュに取り付けて、比較例も合
わせて11種類を同一条件のアルミキルド鋼について連
続鋳造を行なった。
ーライン用材質、9がノズルの内孔部、に相当し、9の
浸漬ノズル内孔部が本発明材質を用いた部分である。こ
れを、同一のタンデイツシュに取り付けて、比較例も合
わせて11種類を同一条件のアルミキルド鋼について連
続鋳造を行なった。
付着の度合については、第5図A−A’断面の狭縮率で
評価した。
評価した。
狭縮率は、付着部の断面積を写真上で測定し、同様に測
定したノズル断面積に対する割合で示した。また、各材
質について耐食性の試験を行なった。試験の装置は第2
図に示したものと全く同様で試料5にそれぞれの材質を
配したものである。
定したノズル断面積に対する割合で示した。また、各材
質について耐食性の試験を行なった。試験の装置は第2
図に示したものと全く同様で試料5にそれぞれの材質を
配したものである。
この場合の試験条件は試料寸法が、巾:内側38■、外
側55■、長さ:150■、厚さ:201、溶銅種:5
S41にアルミニウム金属0.4%を添加したもの、溶
解温度1550℃〜1600℃、溶解時間5時間、また
表面には溶鋼の酸化等を防ぐためにタンデイツシュのス
ラグを浮かべて行なった。
側55■、長さ:150■、厚さ:201、溶銅種:5
S41にアルミニウム金属0.4%を添加したもの、溶
解温度1550℃〜1600℃、溶解時間5時間、また
表面には溶鋼の酸化等を防ぐためにタンデイツシュのス
ラグを浮かべて行なった。
溶損量はスラグラインの溶損深さと溶鋼部の溶損深さを
測定して判定した。
測定して判定した。
以上の結果を材質特性と合わせて第2表に示す。
本発明品は何れの場合も従来のAM、O,−C1ZrO
,−C質より付着が少なく、1/3以下である。
,−C質より付着が少なく、1/3以下である。
又、 ZrO,−C−CaO−5iO,質とほぼ同等
であるが、 ZrO,−C−CaO−8in、質の場合
は吐出孔溶損が大きく通銅量1150トンで使用不能と
なった。
であるが、 ZrO,−C−CaO−8in、質の場合
は吐出孔溶損が大きく通銅量1150トンで使用不能と
なった。
(発明の効果)
以上、記述したように、本発明によれば、閉塞の源であ
るAJ、O,等の付着がし難く、しかも耐溶損性も損な
わない鋳造用ノズルの提供が可能となり、連続鋳造プロ
セスによる鋼の安定した品質製造が可能となる。
るAJ、O,等の付着がし難く、しかも耐溶損性も損な
わない鋳造用ノズルの提供が可能となり、連続鋳造プロ
セスによる鋼の安定した品質製造が可能となる。
第1図はCa0−AQ、O,系の状態図、第2図は、耐
食性等の試験装置、第3図は試料セットの状況、第4図
はA It z O3−B z O−系状態図、第5図
は実施例で用いた浸漬ノズルの材質構成を示したもので
ある。 1・・・コイル 2・・・耐火容器3・・・
耐火性スタンプ材 4・・・溶鋼5・・・試料
6・・・境界部溶損深さ7・・・AQ、O,−C
材質、 8・・・ZrO,−C系パウダーライン材質9・・・ノ
ズル内孔部で本発明材質 節 図 1、コイル 2、耐火容器 3、耐火柱スタンプ材 5、試料 第 3 図 (イ) 111 C口)
食性等の試験装置、第3図は試料セットの状況、第4図
はA It z O3−B z O−系状態図、第5図
は実施例で用いた浸漬ノズルの材質構成を示したもので
ある。 1・・・コイル 2・・・耐火容器3・・・
耐火性スタンプ材 4・・・溶鋼5・・・試料
6・・・境界部溶損深さ7・・・AQ、O,−C
材質、 8・・・ZrO,−C系パウダーライン材質9・・・ノ
ズル内孔部で本発明材質 節 図 1、コイル 2、耐火容器 3、耐火柱スタンプ材 5、試料 第 3 図 (イ) 111 C口)
Claims (1)
- ZrO_2:50〜95%、C:0.1〜50%、B
_4C:0.1〜50%、又はB_2O_30.1〜5
0%、CaO:0.2〜10%の組成からなることを特
徴とする連続鋳造用耐火物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2097612A JPH064509B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 連続鋳造用耐火物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2097612A JPH064509B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 連続鋳造用耐火物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03295858A true JPH03295858A (ja) | 1991-12-26 |
JPH064509B2 JPH064509B2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=14197038
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2097612A Expired - Lifetime JPH064509B2 (ja) | 1990-04-16 | 1990-04-16 | 連続鋳造用耐火物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064509B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5683790A (en) * | 1992-12-28 | 1997-11-04 | Tdk Corporation | Multilayer ceramic parts |
EP0958259A1 (en) * | 1996-07-09 | 1999-11-24 | Baker Refractories | Slagline sleeve for submerged entry nozzle and composition therefor |
JP2001213640A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-08-07 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスファイバ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57156370A (en) * | 1981-03-19 | 1982-09-27 | Kurosaki Refractories Co | Continuous casting refractories |
JPS6028161A (ja) * | 1983-07-25 | 1985-02-13 | Japan Storage Battery Co Ltd | ペ−スト式鉛蓄電池 |
JPS6059191A (ja) * | 1983-09-08 | 1985-04-05 | 大機ゴム工業株式会社 | 紙パルプ用レグレス型ドラムフイルタ− |
-
1990
- 1990-04-16 JP JP2097612A patent/JPH064509B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0958259A4 (en) * | 1996-07-09 | 2000-10-25 | Baker Refractories | CORD LINE SLEEVE FOR DRAINED INTAKE NOZZLE AND COMPOSITION FOR SAID SLEEVE |
US6410469B1 (en) | 1996-07-09 | 2002-06-25 | Baker Refractories, Inc. | Slagline sleeve for submerged entry nozzle and composition therefor |
US6586355B2 (en) | 1996-07-09 | 2003-07-01 | Baker Refractories | Slagline sleeve for submerged entry nozzle composition therefore |
JP2001213640A (ja) * | 1999-11-26 | 2001-08-07 | Asahi Glass Co Ltd | ガラスファイバ |
JP4686845B2 (ja) * | 1999-11-26 | 2011-05-25 | 旭硝子株式会社 | ガラスファイバ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH064509B2 (ja) | 1994-01-19 |
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