JPH03295622A - 情報ディスク成形金型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報ビットを有する薄板円盤状スタンパを金
星内に装着してビデオディスク、コンパクトディスク、
文書ファイルディスク、静止画ディスク等の光学ディス
クのレプリカを製造する情報ディスク成形金製に関する
ものである。

〔従来の技術〕

従来、情報ディスク製造用のレプリカ（成形基板）を成
形するには、特開昭６１−１０４２１号公報に記載され
ているように、情報ビットを有する薄板円盤状スタンパ
を、打抜き機構を具備しｔ金型内に装着し、樹脂を金型
内に射出してレプリカに情報ビットを転写させている。

さらに、レプリカが金型内に閉じ込められている際に、
前記の打抜き機構によって、レプリカの中心部を打抜き
、レプリカに情報ディスクを再生する場合に必要な、再
生装置位置決め用の中心孔を形成させる。この中心孔の
形成は、金製内の打抜き機構であるポンチと、金製内に
装備されている樹脂注入口であるスプルに、レプリカの
打抜き部分を挟持させ、ポンチとスプルを同期させて移
動する事で、レプリカ中心孔部を剪断打抜きする。通常
の成形では、成形機のノズルから樹脂がスプルに流入し
てレプリカを形成させるため、スプルには成形機ノズル
が当接している。この几め、ポンチによるレプリカの中
心孔形成は、ポンチの前進力に成形機ノズルのスプルへ
の当接力が負ける事により、前記の剪断打抜きが実施さ
れている。

以上の従来例は、金型内に１つのレプリカ形成部を有す
る。通常１個取プ成形金型と呼ばれているものである。

近年、情報ディスクの生産量が増大し、１個の成形金型
で複数のレプリカを成形させる必要性が生じており、こ
のｔめ、多数個取り成形金型が試作されている。多数個
取り金星の問題点は、光学性能、成形欠陥のない良好な
レプリカを複数枚、同時成形する底形技術もさる事なが
ら、能率良く、複数枚のレプリカに同時に中心孔を形成
させる金型技術が重要であシ、これまでの多数個取り成
形金盤は、レプリカの成形のみを成形金型で行ない、中
心孔の形成は金星から取出したのち、別途二次加工（機
械加工、レーず加工など）で行なっていた。この理由は
、多数個取９成形金型は、レプリカへの光学性能確保の
観点から、必然的に樹脂流れに優れるセンタゲート方式
を採用する事が一般的であるため、この方式をそのまま
多数個数シ成形金呈に採用する場合、どうしても金型が
複雑化し、さらに打抜き機構を持几せるには、１個数シ
成形金型の成形機ノズルによる、スプルへの当接力に相
当する力の発生を、油圧シリンダなどの外部アクチュエ
ータなどに依存せざるを得ないので、金型構造の複雑さ
が増大し、結果的に成形時の金型の信頼性確保が著しく
低下する几めで６つ几。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の従来技術は、多数個取り成形金盤でのレプリカ成
形において、レプリカの中心孔形成が金型内で行なわれ
ておらず、別途底形金星外での二次加工で実施されてい
た。このｔめ、成形金型から取り出され几、レプリカに
機械加工などを施こすため、この友めのハンドリング、
ストックなどの工程での空気中のレプリカへの鳳あい付
着の発生、および機械加工時における加工屑のレプリカ
への付層が問題となっており、この友めの鳳あい管理、
検査工程が必要であった。ま念、これらの朧あい、屑な
どの付着しｔレプリカ不良も多く、生産性を低下させて
いた。

本発明は、上記の従来技術の問題点を解決し九情報ディ
スク成形金散により、皇あいゃ屑などの付着のない、光
学性能に優れたレプリカを多数個取り成形する九めのか
かる、成形金型を提供する事を目的とする。

〔課題を解決するｔめの手段〕

上記目的を達成する之めに、従来の成形金型の外部で二
次加工してい几。レプリカの中心孔の形成を成形金型内
で実施し念。この場合、これまでの打抜き機構の他に、
成形したレプリカを剪断打抜きさせる友めのレプリカを
挟持させる機構が必要となるが、この機構には複雑な制
御を必要とする外部アクチーエータなどを使用せずに成
形機ノズル（および成形機ノズル当接力）を利用する構
造とし念、すなわち、 （１）　　成形機ノズルから溶融樹脂を射出し、該溶融
樹脂を、信号情報などを有するスタンパなどで形成され
る複数のレプリカ形成部位に分岐導入させる事によって
、複数のレプリカを同時に成形する成形金型において、
各レプリカ形成部位の各々において、前記溶融樹脂の分
岐導入部位を、その一方に成形機ノズル当接部位を設け
、他方にポンチを配置して両者により挾み、前記レプリ
カ形成部位に溶融樹脂を分岐導入させ念後、その挾んだ
状態のまま前記ポンチを押して移動させることによ９、
前記レプリカの中心孔を打ち抜くようにした。

さらに、 （２）　　前記溶融樹脂の分岐導入部位を分割、接合可
能とするよう構成させｔ。

さらに、 （３）　　前記中心孔打抜き個所の数に略等しい数の衝
撃吸収機構を、前記溶融樹脂の分岐導入部位に設けるよ
う構成させ几。

〔作用〕

本発明による情報ディスク成形金槃は、成形機ノズルか
ら溶融樹脂を射出し、該溶融樹脂を、信号情報などを有
するスタンパなどで形成される複数のレプリカ形成部位
に分岐導入させる事によって、複数のレプリカを同時成
形する成形金鑞において、各レプリカ形成部位の各々に
おいて、前記レプリカの中心孔打抜き機構として、前記
溶融樹脂の分岐導入部位の一万に成形機ノズル当接部位
を設け、他方にポンチを配して両者によシ前記溶融樹脂
の分岐導入部位を挟持させる構成とし、かかる構成にお
いてポンチ全前進させる事によって、前記溶融樹脂の分
岐導入部位に当接する成形機ノズルを、前記ポンチの前
進速度と同期させて後退するよう構成させたので、レプ
リカ形成部位内に固定保持されているレプリカに対し、
前記ポンチが前進する事によシ、前記溶融樹脂の分岐導
入部位が後退する事で、中心孔を剪断打抜きできる。

また、本発明の成形金型では、成形金製からレプリカを
取出す時点で、前記溶融樹脂の分岐導入部位で形成され
る分岐樹脂をも同１ＩｉＰＩ／ｃ取り出せるよう構成し
た。すなわち、前記溶融樹脂の分岐導入部位を、分岐樹
脂を取プ出し易い方向ですくなくとも２分割させて接合
しておシ、成形金製の開閉によって、前記溶融樹脂の分
岐導入部位を開閉できる構成としｔ。

Ｉ几、打抜き機構によるレプリカの中心孔打抜き時にお
いて、前記溶融樹脂の分岐導入部位が、打抜き機構の前
進量だけ後退するが、この後退を円滑に実施できるよう
、衝撃吸収機構を設ける構成とした。

〔実施例〕

以下に本発明の一実施例を第１図から第５図により説明
する。

第１因は、本発明による情報ディスク成形金型の全体断
面図、第２図はレプリカの中心孔形１１ｉ！を示す第１
図の要部断面図、第３図は情報ディスク成形金戯を全開
した第１図の全体断面図を示す。

第１図を用いて以下に情報ディスク成形金製の全体構成
を説明する。第１図の実施例は、レプリカを同時に２枚
成形する２個取り成形金型を示している。成形金型の天
地方向に、上下２個のレプリカ形成部位を有しておシ、
以下の説明においては特に断）のないかぎゃ、上下２個
のレプリカ形成部位は、同様な操作で作用、動作がなさ
れるものとする。

中心に貫通孔を有する、信号ピット情報を具備した薄板
円板のスタンパ１は、内周ホルダ２と外周ホルダ・３に
より、可動型４に密着保持される。

この保持は、スタンパ１の内周と外周に対して施こされ
、内周に関しては内周ホルダ２の一端にツメ部５を、他
端には雄ネジ６を形成させ、該雄ネジ６に雌ネジ７を螺
合させ几ホイール８を、金型外部に突出し几ハンドル９
に締結したピニオン１０を介して回転させ、前記内周ホ
ルダ２をホイール８側く引き込む事によって、前記内周
ホルダ２のツメ部５でスタンパ１を可動型４に密着させ
る。

一方、外周の保持に関しては、前記スタンパ１が可動型
４に固定保持されたのち、外周ホルダ５を可動型４の凹
部１１に嵌合締結させる事によって、外周ホルダ５の突
起部１２でスタンパ１を押さえつけて行なう構成としで
ある。

内周ホルダ２の内周には、押出スリーブ１３を嵌合させ
てあり、他端を押出板１４に締結している。押出スリー
ブ１３の内周にはポンチ１５が嵌合され、一端にはレプ
リカの中心孔を打抜くための刃部１６とアンダカット部
１７が形成されてお９、他端はピストン１８を形成させ
、油圧シリンダ室１９に摺動嵌合させである。油圧シリ
ンダ室１９には、油供給口（Ａ）２０、および油供給口
（Ｂ）２１が連通しており、油圧シリンダ室１９に油圧
を与える事によって、ポンチ１５は軸方向に前進後退が
可能なようになっている。

一方、前記可動盤４と固定ｆｆ１２３の接合面はパーテ
ィング面２４を形成しているが、金型が開いてパーティ
ング面２４が開くと、底形機（図示せず）に具備されて
いる押出ロッド２２が押出板１４を押し付け、前記押出
スリーブ１３が固定ｆｆ１２３の側に前進すると共に、
押出板１４に締結されているリターンピン２５が同期し
て前進する。

他方、金型が閉じた場合には、前記リターンビン２５の
先端が固定ｆｉ２３により押されて押出板１４と押出ス
リーブ１３が共に後退する。このように、押出スリーブ
１３は、金型が開く際には押出ロッド２２で、また金型
が閉じる際にはリターンビン２５により、スリーブの軸
方向で前進後退が可能なように構成されている。

以上が可動型に関する全体ｗｇである。次に固定臘の構
成を説明する。

固定型２３には冷却水孔２５を有する入駒２６が嵌合さ
れておシ、この入駒２６の中心付近に孔部２７を形成し
である。孔部２７には分岐板（１）２８を嵌合させてあ
り、前記入駒２６と可動型４で形成されるレプリカ形成
部２９への溶融樹脂導入のための湯口（２）５０を有し
ている・また、分岐板（１）２Ｂには分岐板（２）３１
が接合配置されてお夛、この接合部には前記湯口（２）
　３０に連通させた分岐路３２が形成されている。

さらに分岐板（２）３１には、成形機ノズル３３を当接
させるノズル受部３４が形成されており、前記分岐路３
２と成形機ノズル３３０間には湯口（１）３５が形成し
である。

分岐板（１）２Ｂと分岐板（２）３１、および固定ｆｆ
１２３は、共にサポートピン３６に摺動嵌合されておＱ
１サポートビン５６Ｆｉ取付板５７に打込み保持されて
いる。分岐板（２）３１と取付板３７の間にはバネ（１
）３８が設置されてお９、金型が閉じている場合には、
分岐板（１）２８を固定型２５に常時押付けている。

−１、分岐板（１）２８には調整ポルト３９が設けられ
ており、分岐板（１）２８が成形機ノズル５３９ｍに移
動した場合の移動量Ｊｆ規制している。なお、この移動
量δは、分岐板（２）３１と取付板３７の初期設定隙間
と等しく設定する。固定戯２３と可動型４にはパーティ
ングロック機構４０を設け、一定の力以上が固定型２３
に作用し念時にパーティング面２４を開くよう構成させ
である０以上が本発明による情報ディスク成形金型の全
体構成である。

次に、本成形金型を成形機に取９付け、レプリカを成形
する動作について第２図および第３図を中心に説明する
。なお、第２図、第３図の符号は、第１図と同一部品を
示すものは、第１図と同一符号を用い説明は省略する。

第１図において、成形機の可動プラテン４１と固定プラ
テン４２に取付けられた成形金型は、閉じ免状ＷＡＩｌ
ｃて、成形機ノズル５３から溶融樹脂（図示せず）を射
出し、この溶融樹脂は湯口（１）５５、分岐路３２およ
び湯口（２）３０を通過したのち、レプリカ形成部２９
およびアンダカット部１７＆ｃ流入する。溶融樹脂が半
固化状態和なった時点で、＠２図の油供給口（Ａ）２０
より油を供給し、油圧シリンダ室１９の油を昇圧させて
ピストン１８を固定型２３の側へ移動させる事によって
、ポンチ１５を前進させる。（図中矢印）かかる状態に
おいては、分岐板（２）３１を成形機ノズル５３が押し
付けているため、ポンチ１５の前進力は成形機ノズル３
３の押付力に打ち勝つだけの大きさを与える必要がある
。ポンチ１５の前進によって、分岐板（１）２８と分岐
板（２）３１が成形機ノズル３３と共和初期設定量−だ
け後退し、バネ（１）３８が圧縮されるが、このバネ（
１）３Ｂは分岐板（１）２８の後退を円滑に実施させる
衝撃吸収機構全兼ねる。この後退によって、ポンチ１５
と分岐板（１）２８に挟持され九半固化状態のスプル部
４３がレプリカ４４から打抜かれる。この場合、ポンチ
１５の外径をレプリカ４４に必要な中心孔内径に合致さ
せておく事により、意図する中心孔をレプリカに形成さ
せる事ができる。

以上によシ、成形金型内でレプリカが形成され、レプリ
カには中心孔が打抜かれる。こののち、金製を閉じた第
２図の状態で、成形機ノズル３Ｑ−後退させる。次に成
形機の可動プラテン４１を後退させて除々に金製を開く
。可動プラテン４１の後退くよって、固定ｆｆ１１５と
可動Ｗ４は第１図のパーティングロック機１１１４０に
よって密着しているため、取付板３７と固定ｆｉ２３の
密着が離れる。

この時、バネ（１）３８の圧縮力の反作用が分岐板（２
）３１に働き、分岐板（１）２８と分岐板（２）３１が
引き離される。この引き離される力によってスプル部４
３と、分岐路３０の固化樹脂であるランナ４５が切断さ
れる。

さらに可動プラテン４１の後退がなされると、固定を２
３は、第３図のサポートピン３６を摺動し、やがてサポ
ートピン３６の先端に設は九ストッパ４６に当接する。

この時点で固定型２３の型開きはストッパ４６によって
阻止されるｔめ、可動プラテン４１に取りつけられた可
動型４との間に大きな力が発生し、この力によってパー
ティングロック機構４０が解除され、可動型４と固定型
２５が離れる。可動プラテン４１がさらに後退して、第
５図に示すように押出ロッド２２が押出板１４に突当る
ことによって、押出スリーブ１４が固定［１２３の側へ
前進する。この前進によって、レプリカ４４はレプリカ
形成部２９から離型される。

一方、スプル部４５はポンチ１５の先端に形成されたア
ンダカット部１７によりポンチ１５に締結されている。

金製が完全に開いた状態の第５図において、レプリカ４
４とスプル部４５、およびランナ４５をそれぞれ金製か
ら離型する。

こののち、油供給口（Ａ）２Ｇからの油供給を中止し、
油供給口（Ｂ）２１に油を供給する事によって、ポンチ
１５が後退し、さらに可動プラテン４１を前進する事に
よって、可動ｆｆ１４と固定盤２３が圧接すると共に固
定１１２３が取付板５７に圧接、およびパーティングロ
ック機構４０が動作する。この状１１における金星閉じ
の時点で成形機ノズル３３が前進し、ノズル受部５４に
当接して初期の第１図の構成となる。

以上、詳細に述べたように本発明てよる情報ディスク成
形金型を用いる事によって、複雑なアクチエエータなど
を使用する事なしに、複数のレプリカを同一成形金型で
成形すると共に、レプリカの中心孔形成を金製内で円滑
に実現し得るものである。なお、本実施例では２個取り
ｇ彫金型について詳述し念が、２個取り以上の成形金型
においても、本発明が有効に作用、動作する事は言うま
でもない。

〔発明の効果〕

本発明によれば、同−金製内で複数のレプリカ成形、お
よびレプリカへの中心孔形成が実施できる九め、従来の
金星外での二次加工工程を削除する事ができ、二次加工
工程での設備費、保守費、人員などを削減できる。また
、レプリカの品質面においても、二次加工工程の削除に
よる塵あい付着発生が著しく低減できる几め、高品質な
レプリカを生産し得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての情報ディスク成形金
型の全体断面図、第２図はレプリカの中心孔形成を示す
第１図の要部断面図、第５図は情報ディスク成形金をを
全開した第１図の全体断面図である。 符号の説明 １５・・・ポンチ、　　　　２９・・・レプリカ形成部
、２８・・・分岐板（１）、　　３１・・・分岐板（２
）、３８・・・バネ（１）、　　５６・・・サポートピ
ン、４０・・・パーティングロック機構１ ５９・・・調整ボルト、　　１７・・・アンダカット部
、４・・・・・・可動盤、　　　　２５・・・固定型、
３４・・・ノズル受部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、成形機ノズル（３３）から溶融樹脂を射出し、該溶
   融樹脂を、信号情報などを有するスタンパ（１）などで
   形成される複数のレプリカ形成部位（２９）に分岐導入
   させることによって、複数のレプリカ（４４）を同時に
   成形する成形金型において、 各レプリカ形成部位（２９）の各々において、前記溶融
   樹脂の分岐導入部位を、その一方に成形機ノズル（３３
   ）の当接部位（３１）を設け、他方にポンチ（１５）を
   配置して両者により挾み、前記レプリカ形成部位（２９
   ）に溶融樹脂を分岐導入させた後、その挾んだ状態のま
   ま前記ポンチ（１５）を押して移動させることにより、
   前記レプリカ（４４）の中心孔を打ち抜くようにしたこ
   とを特徴とする情報ディスク成形金型。 ２、前記溶融樹脂の分岐導入部位を分岐板（２８）と（
   ３１）により分割、接合可能にした事を特徴とする特許
   請求の範囲第１項記載の情報ディスク成形金型。 ３、前記中心孔打抜き個所の数に略等しい数の衝撃吸収
   機構（３８）を、前記溶融樹脂の分岐導入部位に設けた
   事を特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載の
   情報ディスク成形金型。