JPH0329538Y2 - - Google Patents

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JPH0329538Y2
JPH0329538Y2 JP1984198805U JP19880584U JPH0329538Y2 JP H0329538 Y2 JPH0329538 Y2 JP H0329538Y2 JP 1984198805 U JP1984198805 U JP 1984198805U JP 19880584 U JP19880584 U JP 19880584U JP H0329538 Y2 JPH0329538 Y2 JP H0329538Y2
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JP
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engine
radiator
duct
air
fan
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【考案の詳細な説明】 (イ) 考案の技術分野 本考案は、自動車などの車両用エンジンを冷却
するに好適なエンジン冷却装置に関するものであ
る。
(ロ) 技術の背景 自動車などの車両においては、エンジンを常に
安定した状態で運転させるために、エンジンを冷
却するための装置が設けられている。
(ハ) 従来技術と問題点 エンジン冷却装置としては、例えば、実開昭55
−85521号公報などに記載されているように、エ
ンジンのウオータジヤケツトとラジエータとに冷
却水を循環させエンジンを冷却する装置が多く採
用されている。この装置は、エンジンを冷却し熱
交換によつて温度が上昇した冷却水をラジエータ
に送り、ラジエータで冷却水を冷却し、冷却され
た冷却水を再びエンジンのウオータジヤケツトへ
送給する構成が採用されている。このラジエータ
内の冷却水を冷却するために、エンジンによつて
作動するフアンが用いられている。即ち、車両が
停止しているときでもラジエータ内の冷却水を冷
却するためにフアンによつてラジエータ内の冷却
水を冷却できるように構成されている。
しかしながら、フアンによつてラジエータを冷
却する構成では、フアンの作動による騒音が発生
したり、あるいはフアンの作動によつてエンジン
の出力が低下したり、さらにフアンをエンジンの
前方に装着しなければラジエータを冷却できない
のでラジエータの取付場所に制約を受けるという
不具合が生じた。
(ニ) 考案の目的 本考案は上記に鑑みてなされたもので、その目
的は、フアン作動による騒音の発生及びエンジン
出力低下がなく、またラジエータの取付場所が制
約を受けないエンジン冷却装置を提供することで
ある。
(ホ) 考案の構成 上記目的を達成するための本考案の構成は、排
気管内に配設されたタービンにより回転されるコ
ンプレツサを空気が通るダクト内に配設し、その
ダクトの途中に圧縮空気を膨張させて冷却する断
熱膨張室を設け、その断熱膨張室内にエンジンの
ウオータジヤケツトと接続するラジエータを配設
したことを特徴とするものである。
(ヘ) 考案の実施例 以下、本考案の好適な実施例を第1図に基づい
て説明する。
図において、エンジン10の各気筒の燃焼室
(図示省略)内には、エアクリーナ12からイン
テークマニホールド14を介して空気が導入さ
れ、燃料噴射弁から供給された燃料と空気が燃焼
室内で混合,燃焼した後、燃焼室内で燃焼した排
気ガスがエキゾーストマニホールド16,排気管
18,マフラ20を介して排出するように構成さ
れている。排気管18の管路途中には排気ガスに
より駆動するタービン22が配設されている。こ
のタービン22の回転軸24の他端には、コンプ
レツサ28が設けられている。コンプレツサ28
は、空気が通るダクト30内に配設されている。
このダクト30の入口側には空気をろ過するフイ
ルタ32が配設されており、ダクト30の途中に
は圧縮空気を膨張させて冷却する断熱膨張室36
が設けられ、更にダクト30の出口側は外部に開
放され、例えば、オイルパン周囲に空気を導くよ
うに構成されている。前記断熱膨張室36内に
は、ラジエータ38が配設され、そのラジエータ
38とエンジン10のウオータジヤケツト(図示
せず)間がパイプ40,42で接続されている。
そして、これらにより、ラジエータ冷却器26が
構成されてエンジン10に備えられている。
以上の構成において、エンジン10が始動しエ
キゾーストマニホルド16から排気ガスが排出さ
れると、タービン22が駆動し、この駆動に連動
してコンプレツサ28が作動しフイルタ32を介
してダクト30内に空気が導入される。導入され
た空気はコンプレツサ28によつて圧縮され、断
熱膨張室36側に送給される。そして、圧縮され
た空気が断熱膨張室36内に供給されて断熱膨張
し、断熱膨張冷却作用によつてラジエータ38が
冷却される。断熱膨張室36から排出された空気
は、例えば、エンジンオイルパン周辺に供給され
てエンジンのオイルパンの冷却にも用いられる。
なお、ダクト30の出口側をエキゾーストパイプ
に向ければ、エキゾーストパイプの冷却を行うこ
ともできる。
このように、本実施例においては、ラジエータ
38をエンジン10の前方に配設しなくてもラジ
エータ38を冷却することができるため、ラジエ
ータの取付場所に著しい制約を受けることがな
い。又、フアンを用いなくてもラジエータ38を
冷却することができるため、フアンの作動に伴う
騒音の低減を図ることができると共にフアン作動
によつてエンジンの出力が低下するのを防止する
ことができる。前記コンプレツサ28は、タービ
ン22により直接回転されるように構成されてい
るため、回転効率はよく、強い送風が得られる。
しかも、排気エネルギーが低減するので、排気ガ
スの騒音レベルを低減することもできる。
又、本実施例においては、ラジエータ38には
フイルタ32でろ過された空気が供給されるた
め、ラジエータ38にゴミなどが付着するのを抑
制でき、冷却効率を維持できる。
尚、前記実施例においては、コンプレツサ28
を用いて空気を導入することについて述べたが、
コンプレツサ28の代わりにタービン22の駆動
軸にフアンを配設し、タービンの駆動に連動して
フアンを回転させてダクト30内に空気を導入
し、導入した空気によつてラジエータ38を冷却
することも可能である。この場合には、そのフア
ンは小型のフアンであり、又密封されたダクト3
0内に内蔵されているので、騒音の発生はなく、
勿論エンジンの出力が低下することもない。又、
前記実施例における断熱膨張室36を円筒状に形
成しなくても、室内の流体流路の断面積が漸次大
きくなるコーン状に形成しても、ラジエータ38
を収納できる室であればよく、圧縮された空気の
膨張によつてラジエータ38を良好に冷却するこ
とができる。
(ト) 考案の効果 以上述べたように本考案は、排気管内に配設さ
れたタービンにより回転されるコンプレツサを空
気が通るダクト内に配設し、そのダクトの途中に
圧縮空気を膨張させて冷却する断熱膨張室を設
け、その断熱膨張室内にエンジンのウオータジヤ
ケツトと接続するラジエータを配設したことで、
フアン作動による騒音の発生及びエンジン出力低
下がなく、またラジエータの取付場所の制約を受
けない等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図であ
る。 10……エンジン、18……排気管、22……
タービン、26……ラジエータ冷却器、28……
コンプレツサ、30……ダクト、36……断熱膨
張室、38……ラジエータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気管内に配設されたタービンにより回転され
    るコンプレツサを空気が通るダクト内に配設し、
    そのダクトの途中に圧縮空気を膨張させて冷却す
    る断熱膨張室を設け、その断熱膨張室内にエンジ
    ンのウオータジヤケツトと接続するラジエータを
    配設したことを特徴とするエンジン冷却装置。
JP1984198805U 1984-12-28 1984-12-28 Expired JPH0329538Y2 (ja)

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JP1984198805U JPH0329538Y2 (ja) 1984-12-28 1984-12-28

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JPS61114030U JPS61114030U (ja) 1986-07-18
JPH0329538Y2 true JPH0329538Y2 (ja) 1991-06-24

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761120B2 (ja) * 1978-07-05 1982-12-22 Toyo Kogyo Co

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761120U (ja) * 1980-09-30 1982-04-10

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5761120B2 (ja) * 1978-07-05 1982-12-22 Toyo Kogyo Co

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JPS61114030U (ja) 1986-07-18

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