JPH0221538Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0221538Y2 JPH0221538Y2 JP13013784U JP13013784U JPH0221538Y2 JP H0221538 Y2 JPH0221538 Y2 JP H0221538Y2 JP 13013784 U JP13013784 U JP 13013784U JP 13013784 U JP13013784 U JP 13013784U JP H0221538 Y2 JPH0221538 Y2 JP H0221538Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- heat transfer
- exhaust gas
- perforated plate
- cooler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 claims description 5
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 3
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 23
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 230000003197 catalytic effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000001743 silencing effect Effects 0.000 description 2
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 1
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
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- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 239000002918 waste heat Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(イ) 考案の技術分野
本考案は、排気冷却器に係り、特に自動車エン
ジン等の内燃機関の排気系に用いるに好適な排気
冷却器に関する。
ジン等の内燃機関の排気系に用いるに好適な排気
冷却器に関する。
(ロ) 技術の背景
一般に、エンジンの排気音は、大気中に放出さ
れる高温、高圧の排気ガスが急激に膨張して発す
るものであり、消音のために排気管にはマフラを
取り付け、このマフラにより排気ガスの温度と圧
力を下げて外気に放出する仕組みになつている。
れる高温、高圧の排気ガスが急激に膨張して発す
るものであり、消音のために排気管にはマフラを
取り付け、このマフラにより排気ガスの温度と圧
力を下げて外気に放出する仕組みになつている。
一方、排気ガスのCO,NOx低減の観点から排
気系に触媒コンバータを取り付けたものがある
が、斯かる場合にはコンバータ出口温度は更に高
くなるので、従前のマフラのみでは充分な消音効
果が得られなくなつている。
気系に触媒コンバータを取り付けたものがある
が、斯かる場合にはコンバータ出口温度は更に高
くなるので、従前のマフラのみでは充分な消音効
果が得られなくなつている。
(ハ) 従来技術と問題点
上記観点から、近年では排気ガスを積極的に冷
却するために、排気系に冷却器を設けたものが提
案されている。例えば、実開昭56−145618号公報
には排気管を被う外筒を設け、伝熱チユーブを排
気管に縦横に貫通させることで冷却効果を得るよ
うにした技術が開示されている。
却するために、排気系に冷却器を設けたものが提
案されている。例えば、実開昭56−145618号公報
には排気管を被う外筒を設け、伝熱チユーブを排
気管に縦横に貫通させることで冷却効果を得るよ
うにした技術が開示されている。
しかしながら、斯かる従来技術は排気ガスの冷
却効果が得られるものの、排気管内を貫通する伝
熱チユーブが圧力損失の原因となりエンジン背圧
を高める不都合があつた。また、伝熱チユーブの
存在が冷却器内での排気ガスの乱流化を招き、ガ
ス流の乱れにより気流音が増加してしまう欠点が
あつた。
却効果が得られるものの、排気管内を貫通する伝
熱チユーブが圧力損失の原因となりエンジン背圧
を高める不都合があつた。また、伝熱チユーブの
存在が冷却器内での排気ガスの乱流化を招き、ガ
ス流の乱れにより気流音が増加してしまう欠点が
あつた。
(ニ) 考案の目的
本考案は、上記従来の問題点に着目し、排気ガ
スの冷却をなし、圧力損失の低減率が高く、かつ
気流音の発生も抑制することができる排気冷却器
を提供することを目的とする。
スの冷却をなし、圧力損失の低減率が高く、かつ
気流音の発生も抑制することができる排気冷却器
を提供することを目的とする。
(ホ) 考案の構成
上記目的を達成するために、本考案に係る排気
冷却器は、排気管途中に設けた拡室ケーシング内
に冷媒を通流させる伝熱チユーブを排気ガス流線
と平行又は直交させて配置し、かつ前記伝熱チユ
ーブと交差してチユーブ間隙間を仕切る多孔板を
配置したものである。
冷却器は、排気管途中に設けた拡室ケーシング内
に冷媒を通流させる伝熱チユーブを排気ガス流線
と平行又は直交させて配置し、かつ前記伝熱チユ
ーブと交差してチユーブ間隙間を仕切る多孔板を
配置したものである。
(ヘ) 考案の実施例
以下に本考案に係る排気冷却器の実施例を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
第1図は本考案の第1実施例に係る排気冷却器
の構造を示す断面図である。図示の如く、この冷
却器10は排気管12に比して断面積の大きい拡
張室を形成する拡室ケーシング14を有してい
る。拡室ケーシング14は前後端面に排気管12
を開口させており、導入される排気ガス(矢印
A)の線速度を小ならしめている。この拡室ケー
シング14の前後端には冷媒の入口タンク16と
出口タンク18とが設けられており、両タンク1
6,18を接続する複数の伝熱チユーブ20を拡
室ケーシング14内で管軸に沿うよう平行配置し
ている。したがつて、伝熱チユーブ20は拡室ケ
ーシング14内では排気ガスの流線方向と一致す
るのである。
の構造を示す断面図である。図示の如く、この冷
却器10は排気管12に比して断面積の大きい拡
張室を形成する拡室ケーシング14を有してい
る。拡室ケーシング14は前後端面に排気管12
を開口させており、導入される排気ガス(矢印
A)の線速度を小ならしめている。この拡室ケー
シング14の前後端には冷媒の入口タンク16と
出口タンク18とが設けられており、両タンク1
6,18を接続する複数の伝熱チユーブ20を拡
室ケーシング14内で管軸に沿うよう平行配置し
ている。したがつて、伝熱チユーブ20は拡室ケ
ーシング14内では排気ガスの流線方向と一致す
るのである。
一方、拡室ケーシング14内には、前記伝熱チ
ユーブ20と交差する発泡金属から形成された多
孔板22が伝熱チユーブ20相互間の隙間を仕切
るように配置されている。したがつて、多孔板2
2は管軸と直交配置状態となり、排気ガスを径方
向に拡散させつつ、透過させて整流作用をなし、
伝熱チユーブ20との熱交換等を高めるようにし
ている。この多孔板22は管軸方向に沿つて複数
(実施例では3枚)配置されている。
ユーブ20と交差する発泡金属から形成された多
孔板22が伝熱チユーブ20相互間の隙間を仕切
るように配置されている。したがつて、多孔板2
2は管軸と直交配置状態となり、排気ガスを径方
向に拡散させつつ、透過させて整流作用をなし、
伝熱チユーブ20との熱交換等を高めるようにし
ている。この多孔板22は管軸方向に沿つて複数
(実施例では3枚)配置されている。
なお、前記伝熱チユーブ20に通流される冷媒
は、エンジン冷却水を用いればよく、ラジエータ
ポンプのポンプ圧を利用して通流させる。
は、エンジン冷却水を用いればよく、ラジエータ
ポンプのポンプ圧を利用して通流させる。
上述の冷却器10による冷却作用は、エンジン
負荷が高く、中〜高回転域の場合に要求されるも
のであるため、低回転時には不用となるのみなら
ず、逆に圧力損失を招くこととなる。この観点か
ら、当該冷却器10は、第2図に示すように、エ
ンジン24からマニホールドコンバータ26を経
て導かれる排気管12の途中に設けられている
が、排気管12には冷却器10のバイパス管28
を設け、入口分岐点に設けたコントロールバルブ
30を介して低回転時には排気ガスをバイパスし
てマフラ32側に導くものとしている。
負荷が高く、中〜高回転域の場合に要求されるも
のであるため、低回転時には不用となるのみなら
ず、逆に圧力損失を招くこととなる。この観点か
ら、当該冷却器10は、第2図に示すように、エ
ンジン24からマニホールドコンバータ26を経
て導かれる排気管12の途中に設けられている
が、排気管12には冷却器10のバイパス管28
を設け、入口分岐点に設けたコントロールバルブ
30を介して低回転時には排気ガスをバイパスし
てマフラ32側に導くものとしている。
このように構成された排気冷却器10によれ
ば、入口タンク16と出口タンク18間をチユー
ブ20で連通し、更にチユーブ20に対し垂直方
向に放熱作用をなす多孔板22を配置しているの
で、放熱性能が向上し、排気ガスを効果的に冷却
できる。また、多孔板22はガス流れに対して垂
直であり、ガス通過時に整流作用をなすと同時に
通流抵抗自体が極めて低いので、圧力損失がそれ
ほど生じない。そして、ガスが拡室ケーシング1
4内に導入される際、断面積差が大きいのでガス
冷却と相俟つて消音作用も発揮することができ
る。
ば、入口タンク16と出口タンク18間をチユー
ブ20で連通し、更にチユーブ20に対し垂直方
向に放熱作用をなす多孔板22を配置しているの
で、放熱性能が向上し、排気ガスを効果的に冷却
できる。また、多孔板22はガス流れに対して垂
直であり、ガス通過時に整流作用をなすと同時に
通流抵抗自体が極めて低いので、圧力損失がそれ
ほど生じない。そして、ガスが拡室ケーシング1
4内に導入される際、断面積差が大きいのでガス
冷却と相俟つて消音作用も発揮することができ
る。
第3図はエンジン回転数に対する排気ガス吐出
音の変化を示したものであるが、設定回転数から
コントロールバルブ30を作動させた場合(破
線)aの方がバイパスさせた場合(実線)bより
も消音効果が高く、回転数増大に従つてその差は
大きくなることが理解できる。尚、第3図中、c
はコントロールバルブ30の作動点を示す。
音の変化を示したものであるが、設定回転数から
コントロールバルブ30を作動させた場合(破
線)aの方がバイパスさせた場合(実線)bより
も消音効果が高く、回転数増大に従つてその差は
大きくなることが理解できる。尚、第3図中、c
はコントロールバルブ30の作動点を示す。
第4図は本考案の第2実施例に係る排気冷却器
10Aを示し、これは伝熱チユーブ20と多孔板
22の配置を逆の関係となした点で先の実施例と
異なる。すなわち、管軸と平行に多孔板22を配
置し、多孔板22を上下に貫通するように伝熱チ
ユーブ20を配置したのである。入口タンク16
は上部に、出口タンク18は下部に配置する。
10Aを示し、これは伝熱チユーブ20と多孔板
22の配置を逆の関係となした点で先の実施例と
異なる。すなわち、管軸と平行に多孔板22を配
置し、多孔板22を上下に貫通するように伝熱チ
ユーブ20を配置したのである。入口タンク16
は上部に、出口タンク18は下部に配置する。
この実施例では特に多孔板22をガス流と並行
させて消音作用をもたせているので、メツシユの
細かい多孔板22を用いても抵抗にはならず、よ
り高い消音効果が得られる。
させて消音作用をもたせているので、メツシユの
細かい多孔板22を用いても抵抗にはならず、よ
り高い消音効果が得られる。
尚、本考案が適用される触媒コンバータは、マ
ニホールドコンバータに限らず、フロアータイプ
のコンバータでも良い。
ニホールドコンバータに限らず、フロアータイプ
のコンバータでも良い。
(ト) 考案の効果
以上の如く、本考案によれば、熱交換作用で排
気ガス冷却がなされると同時に、拡室内に導入さ
れた排気ガスは圧力低減されて消音効果が得ら
れ、かつ伝熱チユーブと多孔板の配置構成により
整流されて気流音発生が抑制される。そのため、
圧力損失を抑制しつつ高い消音効果が得られる冷
却器構造とでき、多孔板による圧力波の整圧や整
流、管内気流音の消音や排熱回収の利点も得るこ
とができる。
気ガス冷却がなされると同時に、拡室内に導入さ
れた排気ガスは圧力低減されて消音効果が得ら
れ、かつ伝熱チユーブと多孔板の配置構成により
整流されて気流音発生が抑制される。そのため、
圧力損失を抑制しつつ高い消音効果が得られる冷
却器構造とでき、多孔板による圧力波の整圧や整
流、管内気流音の消音や排熱回収の利点も得るこ
とができる。
第1図は本考案の第1実施例に係る排気冷却器
を示す断面図、第2図は同配置構成図、第3図は
エンジン回転数と吐出音の関係グラフ図、第4図
は本考案の第2実施例を示す断面図である。 10,10A……排気冷却器、12……排気
管、14……拡室ケーシング、16……入口タン
ク、18……出口タンク、20……伝熱チユー
ブ、22……多孔板。
を示す断面図、第2図は同配置構成図、第3図は
エンジン回転数と吐出音の関係グラフ図、第4図
は本考案の第2実施例を示す断面図である。 10,10A……排気冷却器、12……排気
管、14……拡室ケーシング、16……入口タン
ク、18……出口タンク、20……伝熱チユー
ブ、22……多孔板。
Claims (1)
- 排気管途中に設けた拡室ケーシング内に冷媒を
通流させる伝熱チユーブを排気ガス流線と平行又
は直交させて配置し、かつ前記伝熱チユーブと交
差してチユーブ間隙間を仕切る多孔板を配置した
ことを特徴とする排気冷却器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13013784U JPS6143921U (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 排気冷却器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13013784U JPS6143921U (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 排気冷却器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143921U JPS6143921U (ja) | 1986-03-22 |
JPH0221538Y2 true JPH0221538Y2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=30688747
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13013784U Granted JPS6143921U (ja) | 1984-08-28 | 1984-08-28 | 排気冷却器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143921U (ja) |
-
1984
- 1984-08-28 JP JP13013784U patent/JPS6143921U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6143921U (ja) | 1986-03-22 |
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