JPH0329346Y2 - - Google Patents

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JPH0329346Y2
JPH0329346Y2 JP47085U JP47085U JPH0329346Y2 JP H0329346 Y2 JPH0329346 Y2 JP H0329346Y2 JP 47085 U JP47085 U JP 47085U JP 47085 U JP47085 U JP 47085U JP H0329346 Y2 JPH0329346 Y2 JP H0329346Y2
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suction device
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  • Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
  • Drying Of Gases (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Auxiliary Weaving Apparatuses, Weavers' Tools, And Shuttles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、織布に含んでいる水を空気と共に吸
引することにより織布を脱水するようにした水噴
射式織機の織布脱水装置において、空気と共に吸
引した水を分離する気水分離装置に関する。
〈従来の技術〉 水噴射式織機の織布脱水装置として、織布に接
して設けた吸水口を有する脱水筒と、この脱水筒
に接続した吸引装置とを有し、織布に付着した水
分を空気と共に噴霧状態で吸引して織布を脱水す
るようにしたものが周知である。
かかる織布脱水装置において、コンパクトな装
置で気水の分離を可能とし、水頭の均衡を利用し
た排水バルブを用いて長時間連続運転にも適応し
得る気水分離装置として、本出願人は先に実開昭
59−51088号公報に記載の装置を提案した。
これは、脱水筒からの噴霧気流に対面する位置
に配置した集水板と先端部を水中(例えば排水溝
あるいは排水タンク)に配置した排水口とを有す
る気水分離函を、脱水筒と吸引装置との間に設け
ると共に、排水口の位置水頭を吸引装置の圧力水
頭より大きくなるように設定したものである。
ところで、吸引装置としてはブロアを用いるの
が一般的であり、また織布に付着した水を脱水す
るという機能上、通常は750mmAq程度の圧力水頭
のものを用いており、織機稼働中は、脱水筒から
吸引する噴霧空気と、排水口から吸い上げられる
水とのバランスで、排水口には約500mmAqの圧力
水頭が作用するため、気水分離函を排水溝から約
500mm以上の高さに置くようにしていた。これは、
織機のフレームが通常800〜900mm程度の高さであ
り、かつ気水分離函をフレームの上側に置くこと
は外観上あるいは作業性の面から見て好ましくな
いことを鑑案すると極めて妥当な数値と言えるも
のである。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、上述したような従来装置にあつ
ては、織機(吸引装置)の起動時において排水溝
あるいは排水タンクから急激に吸い上げられる水
が、その慣性力によつて気水分離函の内部まで進
入し、まれに吸引装置まで水が入つてしまい、吸
引装置の故障の原因になるという問題点があつ
た。
本考案は上述した従来装置の問題点に鑑みてな
されたもので、織機起動時の急激な排水の吸い上
げを防止することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段と作用〉 本考案は、上記の目的を達成するため、気水分
離函の排水口よりも上位に空気吸入口を設けるこ
とにより、織機起動時に吸い上げられる水の吸い
上げ速度を遅くして、慣性力による水のオーバー
ランを防止するようにしたしたものである。
〈実施例〉 第1図〜第4図は本考案の一実施例を示してい
る。
第4図を参照し、経糸1はバツクローラ2、綜
絖3、筬4を介して織前5へ導かれる。そして、
経糸開口6へ水噴射ノズル7からの水噴射と共に
緯糸8を緯入れし、筬4により織前5へ打込んで
織布9を製織する。織布9は脱水筒10に案内さ
れつつ製織密度調整装置11により牽引され、ス
ロスローラ12に巻取られる。13はフレームで
ある。
脱水筒10の織布9と摺接する周壁には織布9
の全巾に対応させてスリツト状の吸水口14を形
成してあり、この脱水筒10はパイプ15,16
により気水分離函17を介して吸引装置18の吸
引口19に接続してある。
気水分離函17の構造は第1図〜第3図に示す
ように、フランジ20付のナベ状本体21をフレ
ーム13にボルト22で固定した側板23にパツ
キン24を介在させてボルト25とナツト26と
で締結し一体化して分離室27を形成する。側板
23の窓孔28には透明樹脂製のフタ29を螺合
して分離室27内の清掃ができるようにしてあ
る。
噴霧気流の入口30は本体21の下部端壁に形
成した孔31に接続パイプ32を挿入しろう付等
で固着してこの接続パイプ32の端面に形成して
ある。空気の出口33は本体21の上部周壁に形
成した孔34に接続パイプ35を挿入しろう付等
で固着してこの接続パイプ35の端面に形成して
ある。接続パイプ32にはパイプ15を接続して
あり、接続パイプ35にはパイプ16を接続して
ある。
第1の集水板36は入口30の上方において内
壁面にその一端部をボルト37とナツト38とで
固定してあり、他方の端部を入口30に対面する
よう下方に向けて突出してある。第2の集水板3
9は出口33よりやや下方で第1の集水板36の
固定部とは反対側の内壁面にその一端部をボルト
46とナツト47とで固定してあり、第1の集水
板36とほぼ平行に中央部へ突出して出口33が
この第2の集水板39の上方に位置するようにし
てある。
排水口40は本体21の最下部周壁に形成した
孔41に接続パイプ42を挿入しろう付等で固着
してこの接続パイプ42の端面に形成してある。
接続パイプ42には下方に延びる排水パイプ43
を接続してあり、排水パイプ43の下端部は排水
溝44の水中に挿入してある。尚、排水口40の
位置水頭が吸引装置18の負の圧力水頭よりも大
きくなるように配置してある。
一方、気水分離函17の空気の出口33の接続
パイプ35の中間部周壁には空気吸入口50を開
設してある。51はこの空気吸入口50の開度調
整体であつて、空気吸入口50と同径の開口52
を形成してあり、接続パイプ35の空気吸入口5
0開設部位にそれ自身の弾性力によりきつく嵌合
してあるが、手動で回動することができるように
なつている。また、接続パイプ35の開度調整体
51嵌合部の両側にはリング状の規制体53,5
4を嵌合してビス55,56により固定し、開度
調整体51の軸方向の位置決めを行つている。こ
こにおいて、開度調整体51の回動により空気吸
入口50と開口52との重なり具合を調整すれ
ば、空気吸入口50の開口面積を調整し得る。
次に作用を説明する。吸引装置18の作動によ
り脱水筒10の吸水口14から空気と共に織布9
中に含まれあるいはその上に乗つている水が脱水
筒10内に噴霧気流状態で吸引され、パイプ1
5,32を通つて気水分離函17の分離室27に
入り、ここで水と空気とに分離されて空気のみが
パイプ35,16を介して吸引装置18に吸引さ
れ、そして排出される。このときに、開度調整体
51により開口面積を調整された空気吸入口50
を介しても吸引装置18に空気が吸引される。
この際、吸引負圧により排水溝44内の水は排
水パイプ43内を吸い上げられ、その負の圧力水
頭に相当する位置まで上がつているが、分離室2
7には入口30から出口33に通じる流水のみが
存在する。ここで入口30から入つた噴霧状の水
と空気は、第1の集水板36、第2の集水板39
及び本体21の内壁面との間で衝突変向を繰り返
すことにより、水は壁や板に付着してしまうので
出口33までいく間にほとんどの水は空気流から
除去されている。集水板36,39や本体21の
内壁面に付着した水は下方に流れて排水口40か
らパイプ42を介して排水パイプ43へ流下し、
吸い上げられている水の中に流れ込む。しかし大
気圧との釣合いより排水パイプ43中の水面は所
定の位置に保たれる。織機が停止すると吸引装置
18も停止するので分離室27内の負圧状態がな
くなり、排水パイプ43中の水面は排水溝44の
水面と同位置となる。
織機の起動に際して吸引装置18を作動させる
と、排水溝44の水は吸引装置18による負圧に
よつて急激に分離室27の方に吸い上げられ、こ
の慣性によつて排水パイプ43内の水面が分離室
27内にまで達しようとするが、空気吸入口50
からも空気を吸引しているので、この吸い上げら
れる水の慣性力は従来よりも小さくなつて、水の
吸い上げ速度が緩やかになるため、上述した慣性
による水のオーバーランの程度(水位の上昇)が
小さくなり、分離室27内にまで水が達すること
はなくなる。
ここで、この空気吸入口50の開口面積は、製
織する織布9の密度に応じて開度調整体51を適
宜の位置に回動することにより調整する。
この場合、織機起動に先立つて手動で開度調整
体51を回動して空気吸入口50を開くことによ
り、起動時の水のオーバーランを防止し、起動後
暫くしてから手動で開度調整体51をを元に戻し
て空気吸入口50を閉じるようにして使用しても
よい。
第5図〜第7図には吸引装置18の起動時に所
定時間の間空気吸入口50の開度調整体51を自
動的に開操作するようにした実施例を示す。
先ず第5図及び第6図を参照し、開度調整体5
1には下方に突出する受動桿57を設けてあり、
その下端のピン58には、本体21に固定した支
持板59から横方向に突出させた固定軸60に回
動自在に枢着した回動桿61の上端の二又部の溝
61aを係合させてある。回動桿61の下端の二
又部の溝61b内には、支持板59に固定したロ
ータリーソレノイド62の出力軸63に固定した
駆動桿64の上端のピン65を挿入してある。
次に第7図の制御回路について説明する。70
は吸引装置18の駆動回路であり、始動準備用の
常開の押釦スイツチ71と、リレー72と、停止
用の常閉の押釦スイツチ73とを直列に接続し、
押釦ボスイツチ71と並列に自己保持用にリレー
72の常開接点74を接続してある。75は吸引
装置18の駆動用モータであり、そのコンタクタ
76は前記リレー72の作動により閉結される。
77はロータリーソレノイド62の駆動回路であ
り、前記リレー72の常開接点78と、この接点
78が閉結してから所定時間経過後に開放される
タイマー接点79と、ロータリーソレノイド62
のソレノイド80とを直列に接続してある。81
は織機の始動回路であり、前記リレー72の常開
接点82と、始動用の常開の押釦スイツチ83
と、リレー84とを直列に接続し、押釦スイツチ
83と並列に自己保持用にリレー84の常開接点
85を接続してある。86は織機駆動用モータで
あり、そのコンタクタ87は前記リレー84の作
動により閉結される。
次に作用を説明する。始動準備のため、始動準
備用の押釦スイツチ71を閉結すると、リレー7
2が作動して、接点74,78,82とコンタク
タ76とが閉結される。接点74の閉結により駆
動回路70は自己保持される。また、コンタクタ
76の閉結により吸引装置18の駆動用モータ7
5が回転し始めるので、前述のように脱水筒10
の吸水口14からの吸引を開始する。さらに、接
点78の閉結によりロータリーソレノイド62の
ソレノイド80が励磁されるので、ロータリーソ
レノイド62の出力軸63が第6図で時計方向に
回動して、駆動桿64、回動桿61及び受動桿5
7を介し、開度調整体51を第6図で時計方向に
回動させる結果、空気吸入口50と開口52とが
重なつて、空気吸入口50が大きく開口するの
で、吸引装置18は空気吸入口50からも空気を
吸引する。したがつて、分離室27内の負圧は空
気吸入口50が閉じている場合に比し低下するか
ら、この負圧状態に応じた水の吸い上げ速度、す
なわち緩やかな吸い上げ速度となり、慣性による
水のオーバーランの程度が小さくなつて、分離室
27内にまで水が達することはない。
所定時間経過すると、駆動回路77中のタイマ
ー接点79が開放されて、ロータリーソレノイド
62のソレノイド80が消磁されるので、ロータ
リーソレノイド62の出力軸63が内蔵のスプリ
ングにより第6図で反時計方向に回動して開度調
整体51が第6図の如く回動し、空気吸入口50
を閉じる。このとき、分離室27内の負圧は上昇
するけれども、上昇距離が短く、すなわち上昇速
度が小さいため、慣性によつて水が分離室27内
に達することはない。
この後、始動用の押釦スイツチ83を閉結すれ
ば、リレー84が作動して、接点85及びコンタ
クタ87が閉結される。接点85の閉結により始
動回路81は自己保持される。また、コンタクタ
87の閉結により織機駆動用モータ86が始動し
て織機を作動させる。
停止用の押釦スイツチ73を開放すれば、リレ
ー72が非作動になるので、接点74,78,8
2及びコンタクタ76が開放され、また接点82
の開放によりリレー84が非作動になつて接点8
5及びコンタクタ87が開放され、これらにより
駆動回路70及び始動回路81の自己保持が解除
されると共に、吸引装置18の駆動用モータ75
及び織機駆動用モータ86の回転が停止される。
尚、前記タイマー接点79の開放タイミング
は、水が慣性力によつて最上昇位置に達して後、
降下する途中に行うようにするのがよい。したが
つて、その設定時間は調整可能とするのがよい。
また、空気吸入口50は吸引装置18の作動前か
ら開いておくようにしてもよく、この場合は、ロ
ータリーソレノイド62の消磁状態で空気吸入口
50が開くようにし、タイマー接点79について
は始動準備用の押釦スイツチ71の投入後所定時
間経過してから閉結するようにしておけばよい。
また、これらの実施例では、空気吸入口50を
気水分離函17の出口33の接続パイプ35に設
けたが、これに限るものではなく、排水口40よ
り上位、言換えれば水を流出させない位置で、吸
引装置18により空気を吸引できる部位であれば
よい。
〈考案の効果〉 本考案は以上のようであるから、織機起動時の
排水のオーバーランを防止して、吸引装置内に水
が入り込むことがなくなるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す気水分離装置
の断面図、第2図は第1図の−断面図、第3
図は第1図の−断面図、第4図は織機全体の
斜視図、第5図は他の実施例を示す気水分離装置
の断面図、第6図は第5図の側面図、第7図は制
御回路の回路図である。 9……織布、10……脱水筒、14……吸水
口、15,16……パイプ、17……気水分離
函、18……吸引装置、30……入口、33……
出口、36,39……集水板、40……排水口、
43……排水パイプ、44……排水溝、50……
空気吸入口、51……開度調整体、62……ロー
タリーソレノイド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 織布9に接して設けた吸水口14を有する脱
    水筒10と、この脱水筒10に接続した吸引装
    置18とを有し、織布9に付着した水分を空気
    と共に噴霧状態で吸引して織布9を脱水するよ
    うにした水噴射式織機の織布脱水装置におい
    て、前記脱水筒10と前記吸引装置18との間
    に、排水口40を有する気水分離函17を設け
    て、前記排水口40からの管路43の下端部を
    水中44に臨ませる一方、前記排水口40より
    も上位に空気吸入口50を設けてなる水噴射式
    織機の織布脱水装置における気水分離装置。 (2) 空気吸入口50が開口面積を調整可能である
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の水噴射式
    織機の織布脱水装置における気水分離装置。
JP47085U 1985-01-09 1985-01-09 Expired JPH0329346Y2 (ja)

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