JPH0329290Y2 - - Google Patents

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JPH0329290Y2
JPH0329290Y2 JP1986197866U JP19786686U JPH0329290Y2 JP H0329290 Y2 JPH0329290 Y2 JP H0329290Y2 JP 1986197866 U JP1986197866 U JP 1986197866U JP 19786686 U JP19786686 U JP 19786686U JP H0329290 Y2 JPH0329290 Y2 JP H0329290Y2
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glove body
glove
emulsion adhesive
antibacterial agent
emulsion
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JP1986197866U
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) この考案は防カビ性と防臭性とを有する作業用
手袋に関する。 (従来技術) 洗い物などの作業をする際に使用する作業用の
手袋の中には、手袋本体の内面に微細な毛質材を
エマルジヨン系の接着剤にて付着させたものがあ
る。 上記作業用手袋の毛質材は使用感を良くする等
の目的で設けられているが、手袋内面の毛質材層
に湿気が残り易い為、吸水性が高いエマルジヨン
系接着剤の表面にカビが発生することが多いく、
また、使用中に付着した手袋内部の汚れや、手袋
本体を構成する合成樹脂、ゴムなどから発生する
臭いが入り交じつて悪臭を発することがある。 従来、上記した如きカビの発生を防止する為
に、手袋本体を構成する樹脂にカビの発生を防止
する防菌剤を添加したものや、成形後の製品に防
菌剤をスプレーした作業用手袋があるが、前者の
ものは、手袋本体を熱加工する際にも分解するこ
とのない防菌剤を用いる必要があると共に、手袋
本体を成形する樹脂全体に高価な防菌剤を練り込
まなくてはならないので製造コストが高く、また
後者のものは使用を重ねると塗付した防菌剤が取
れてしまうので一定期間使用すると防カビ効果が
なくなつてしまう欠点がある。 (技術的課題) 本考案の技術的課題は、手袋本体の内面にエマ
ルジヨン系接着剤にて毛質材を付着させた作業用
手袋に、持続性の有る防カビ効果と防臭効果とを
低コストにて具備させることである。 (技術的課題を解決するためるの手段) 本考案が前記した技術的課題を解決する為に講
ずる手段は、軟質合成樹脂若しくはゴムから成る
手袋本体の内面に、エマルジヨン系接着剤を介し
て微細な毛質材を付着した作業用手袋において、
前記エマルジヨン系接着剤に防菌剤と防臭剤とを
添加したものである。 (作用) 以上の手段によればエマルジヨン系接着剤に添
加された防菌剤は、吸水性の高いエマルジヨン系
接着剤表面におけるカビ菌と雑菌の発生を防止
し、また同接着剤に添加した防臭剤は手袋内部に
おける悪臭の発生を防止する。 (効果) 本考案は以上の様に、毛質材を接着するエマル
ジヨン系接着剤に防菌剤と防臭剤を添加したもの
であるから、吸水性が高いことからカビ菌の発生
が多いエマルジヨン系接着剤表面からのカビと雑
菌の発生を効果的且つ持続的に防止することがで
きると共に、手袋を構成する樹脂やゴムの臭い、
または手袋内部の汚れから発生する悪臭を防止
し、長期間にわたり衛生的に使用できるものであ
る。 また、高価な防菌剤と防臭剤はエマルジヨン系
接着剤に添加するだけなので低コストにて製造す
ることができるものである。 (実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。 第1図に示す作業用手袋Aは、第2図の拡大断
面図にて示す如く皮膜状の手袋本体1の内面にエ
マルジヨン系接着剤2を介して微細な毛質材3を
付着せしめてある。
【表】 手袋本体1は、塩化ビニール樹脂等の軟質合成
樹脂若しくはゴムを用いて成形するものであり、
例えば表1にて示した配合例の塩化ビニール樹脂
を用いて成形する場合、手袋本体1が薄手の際に
は1回、また厚手の際には2回の浸漬成形により
一層若しくは2層から成る皮膜状に成形した後、
140゜〜160℃でセミキユアさせる。 そして、上記手袋本体1の内面には防菌剤と防
臭剤を添加したエマルジヨン系接着剤2を塗付し
て、その表面に静電植毛により微細な毛質材3を
全面的に付着せしめた後、200℃で8分乾燥し完
全キユアさせてある。 防菌剤はカビ菌及びカビ菌以外の雑菌の発生を
防止し、且つ防臭剤は手袋本体1内の汚れや同本
体1を構成する合成樹脂、ゴムなどから発生する
悪臭を防止する為のものであり、両者の種類及び
エマルジヨン系接着剤2に対する配合比は任意な
ものであるが、試験の結果が良好であつた配合例
を下記の表2に示す。
【表】 尚、手袋本体1を合成ゴム若しくは天然ゴムを
用いて成形した場合における、エマルジヨン系接
着剤、防菌剤、防臭剤の種類及びその配合比は、
塩化ビニール製の手袋本体1に用いるものと同じ
で良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を実施した作業用手袋を示す一
部切欠正面図、第2図は同手袋本体の拡大断面図
である。 図中、A……作業用手袋、1……手袋本体、2
……エマルジヨン系接着剤、3……毛質材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軟質合成樹脂若しくはゴムから成る手袋本体の
    内面に、エマルジヨン系接着剤を介して微細な毛
    質材を付着した作業用手袋において、前記エマル
    ジヨン系接着剤に防菌剤と防臭剤とを添加した作
    業用手袋。
JP1986197866U 1986-12-22 1986-12-22 Expired JPH0329290Y2 (ja)

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JPS63102718U JPS63102718U (ja) 1988-07-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2531171Y2 (ja) * 1992-01-28 1997-04-02 オカモト株式会社 作業用手袋

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57154406A (en) * 1981-03-18 1982-09-24 Teikoku Grinding Wheel Cover tool for limbs
JPS6025716B2 (ja) * 1982-01-28 1985-06-19 三洋電機株式会社 冷蔵庫

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JPS6025716U (ja) * 1983-07-27 1985-02-21 藤本 正勝 脱臭剤のついた手袋

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