JPS58180537A - 吸水性スポンジ体及びその製造法 - Google Patents

吸水性スポンジ体及びその製造法

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JPS58180537A
JPS58180537A JP6359882A JP6359882A JPS58180537A JP S58180537 A JPS58180537 A JP S58180537A JP 6359882 A JP6359882 A JP 6359882A JP 6359882 A JP6359882 A JP 6359882A JP S58180537 A JPS58180537 A JP S58180537A
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小山 明彦
Kouichi Hara
原 皐一
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアクリロニトリルブタジェンラバーラテ、クス
(以−ドNERラテ、クスと略す)にカルボキシル変性
アクリロニトリルブタジェンラバーラテ、クス(以下刃
ルボキシル変性NBRラテックスと略す)を配合し、こ
の混合ラテックスより得られるスポンジに特定の第4級
アンモニウム塩第3級アミン塩(以下カチオン界面活性
剤と略す)の1種又は2種以上を吸着させることにより
、NBRスポンジに親水性、吸水性を与える発明に関す
る。
従来、公知の親水、吸水性の高い多孔質物質としては、
連続気泡性多孔質物質であるポリビニルアセタール系ス
ポンジが市販されている。しかし上記ポリビニルアセタ
ール系スポンジ体は・乾燥時に硬化して弾性を失なうと
いう欠点がある。
一方、NBRの連続気泡性スポンジ体は、乾燥時におい
て弾性を失わず柔軟であるが、親水性 吸水性に乏しい
ため水の含みが悪いという欠点がある0 NBRスポンジに親水性、吸水性を与えようという試み
は過去にも行なわれてきたが、いずれも産業上利用する
には難点があり・十分なものとは、fい難い。
例えば、特開昭51−38351号公報には、基体とな
るNBRラテックス、ポリウレタンフォーム等の連続気
泡性スポンジ体の気泡内にOH基を有するポリビニルア
セタール系物質を架橋重合させることにより親水性、吸
水性を増大させた多孔質物質の製造法が記載されている
が、ア七タール化反1、L、を用いるため・過剰の七ツ
マー除去に多大の労力及び時間を要する等の欠点がある
また、特開昭56−131638にはNBRラテックス
等にフィブロイン粉末を添加することにより親水性を与
える方法が記載されているが、親水性の改良効果もあま
り見られず、またフィブロイン粉末の分散性が悪く\粉
末物質を添加するために柔軟性、とくに肌当りのソフト
感がそこなわれ、スポンジ強度も低下する等の難点があ
る。
特開昭55−152727には、NBRスポンジにカチ
オン界面活性剤を吸着させることにより、親水性吸水性
を与える方法が記載されている。しかし、この吸着は単
なる物理吸着であるため・使用の都度水で絞って使われ
るというスポンジの性格から、次第にカチオン界面活性
剤が離脱し、親水性、吸水性が減少していくという欠点
を有する。又、初期の親水性、吸水性にしても市場に提
供する製品としてはさらに向上させることが望ましいも
のである。
本発明者らはこのような事情に鑑み、NERスポンジ中
にカチオン界面活性剤を捕捉する官能基を導入できれば
NBRスポンジの親水性、吸水性を飛躍的に改良でき、
しかもその効果が長期に[i。
って持続するのではないかと考え、各種の添加剤につい
て脱蝋研究を重ねた結果、カルボキシル変性NERがこ
の目的に合致し、しかも予想外の結果としてNBRスポ
ンジの使用性(肌当りの良さ)も同時に向上させること
を見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
たものである。
すなわち、本発明は 1、NBRとカルボキシル性NBR及び〔但し、式中R
5、R2・R3及びR4はアルキル基・べR′ H又はOH3を示し・mは1〜℃の整数を示す)で表わ
されるポリオキシアルキレン基のいずれかを示し、その
うちの少なくとも1個は親油性基(炭素数10〜22の
直鎖アルキル基、分岐アルキル基又は基中に不飽和結合
、ベンゼン環、水酸基、エーテル結合、エステル結合、
アマイド結合等の官能す 基を有するアルキル基を表冬す)であり、残りは1炭素
数1〜3のアルキル基も′シ<はモノヒドロキシアルキ
ル基あるいはベンジル基又はRが)i又はCH3でmが
1〜30のポリオキシアルキレン基のいずれかである。
Xはノ・ロゲン原子又はアルキル基の炭素数が1ないし
2のアルキル硫酸基を示す。
Yは無機酸もしくは低級脂肪酸を示す〕体 及び g  NBRラテ、ラス100重量部に対してカルボキ
シル変性N B Rラテ、クスを05〜20重量部配合
してなる連続気泡スポンジ体を ・般式 〔但し、式中R1、R2、R3及びR4はアルキル基、
ベンジル基又は、一般式+C’H−OH2−0+mH(
RはII又はCH3を示し、mは1−30の整数を示す
)で表わされるポリオキシアルキレン基のいずれかを示
し、そのうちの少なくとも1個は親油性基(炭素数10
〜羽の直鎖アルキル基、分岐アルキル基又は縞中にt飽
和結合、ベンゼン環、水酸基、エーテル結合、エステル
結合、アマイド結合等の官能基を有するアルキル基を表
わす)であり、残りは炭素数1〜3のアルキル基もしく
はモノヒドロキシアルキル基あるいはベンジル基又はR
がH又はCH3でmが1〜30のポリオキシアルキレン
基のいずれかテアル。Xはハロゲン原子又はアルキル基
の炭素数が1ないし2のアルキル硫酸基を示す。Yは無
機酸もしくは低級脂肪酸を示す〕 で表わされる第4級アンモニウム塩・第3級アミン塩の
1種又は2種以上の水性媒体溶液中に浸漬し、該溶液中
の該第4級アンモニウム塩、第3級アミン塩の1種又は
2種以上を飽和吸着させた後、該溶液から引き上げ、乾
燥させることを特徴とする吸水性スポンジ体の製造法を
提供するものであるO 本発明で用いられるNBRラテックスは、市販のNBR
ラテックスであれば何でも良いが、ラテックス中の固型
分が60%以上であることが望ましい。
60%以下であるとスポンジにした場合に、均一微細な
連続気泡が得られない。
固型分は多い方が、他の成分の添加量が自由に加減でき
るので好ましいが、ラテックス中で固型分の固まりがで
きてしまうという理由から、一般的には67%以上のも
のは市販されていない。
本発明で用いられるカルボキシル変性NBRラテ7クス
はNBRラテ、クスにアクリル酸モノマーを共重合させ
たもので・ニボ−ル1571の商品名テ日本ゼネン社か
ら入手でき、その固型分は40%程度である。カルボキ
シル変性NBRラテ、クスの添加量は、NBRラテ、ラ
ス100重量部に対して05重社部から効果があるが、
混合ラテックスの固型分が60%以下になると良好なス
ポンジ体が得にくくなるので、例えば固型分66%のN
BRラテ、クスを使用した場合、40%固型分のカルボ
キシル変性NBRラテ・7クスであれば、その配合量は
加重置部までに抑える必要がある。故に、好ましいカル
ボキシル変性NBRの配合量はNBRラテックスの固型
分が60−66%でカルボキシル・変性NBRの固型分
が40%の場合α5〜20重量部であるが、親水性、吸
水性を十分に与え、しかも均一で良好なスポンジを得る
観点からすると、さらに好ましくは3〜10重量部であ
る。
本発明に用いられる上記一般式で表わされるカチオン界
面活性剤としてはデシルトリメチルアンモニウムクロリ
ド、ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド、テトラ
デシルトリメチルアンモニアンモニウムブロマイド、a
オクチルデシルトリメチルアンモニウムフゝロマイド、
ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド、ジオク
タデシルジメチルアンモニウムクロリド、オクタデシル
トリメチルアンモニウムクロリド、ヤシアルキルトリメ
チルアンモニウムクロリド、硬化牛脂アルキルトリメチ
ルアンモニウムクロリド、ドデシルジメチルベンジルア
ンモニウムクロリド、テトラデシルジメチルベンジルア
ンモニウムクロリド、ヘキサデンルジメチルベンジルア
ンモニウムクロリド、オフタテシルジメチルベンジルア
ンモニウムクロリド、ヤシアルキルジメチルベンジルア
ンモニウムクロリド、ミリストアミドプロピルジメチル
ベンジルアンモニウムクロリド、ジイソフゝチルフェア
キシエトキシエチルジメチルベンジルアンモニウムクロ
リド、ジインブチルフレジキシエトキシエチルジメチル
ベンジルアンモニウムクロリド・ ドデシルピリジニウ
ムクロリド、テトラデシル上0リジニウムクロリド、ヘ
キサデシルピリジニウムクロリド、オクタデシルピリジ
ニウムクロリド、セチルオキシメチルピリジニウムクロ
リド、ステアラミドメチルピリジニウムクロリド、ラウ
ラミドメチルピリジニウムクロリド、オレイルアミドメ
チルピリジニウムクロリド、ラウリルインキノリニウム
クロリド、エチルラウリルモルホリニウムブロマイド、
エチルミリスチルモルホリニウムフ゛ロマイド、エチル
セチルモルホリニウムプロマイト、ジ〔ポリオキシエチ
レン(2) ) (2−ヒドロキシエチル)オクタデシ
ルアンモニウムクロリド、(ここでポリオキシエチレン
の後に括弧で付した数字はエチレンオキシドの付加数を
表わす)専の第4級アンモニウム塩、さらには、ドデシ
ルジメチルアンモニウムクロリド、オクタデシルジメチ
ルアンモニウムクロリド、〔ジポリオキシエPレン09
〕オクタデシルアンモニウムクロリド(ここでジポリオ
キシエチレンの後に括弧で付した数字は2つのポリオキ
シエチレン基を形成するエチレンオキシドの総付加数を
表わす) (シt: ’)オキシプロピレン(31) 
 )ドデシルアンモニウムクロリド(ここでジポリオキ
シブロビレンの後に括弧で付した数字は2つのポリオキ
シプロピレン基を形成するプロピレンオキシドの総付加
数を表わす。)等の3級アミン塩があげられる。
なお・本発明に用いられる第4級アンモニウム塩文び第
3級アミン塩は、炭素数が10〜22の親油性基を有す
るものであるが、特に好ましいものは炭素数が圧〜田の
親油性基を有するものである0本発明における上記カチ
オン界面活性剤の水性媒体中の濃度は基体とする連続気
泡性スポンジ体に対するカチオン界面活性剤の「飽和吸
着量」が水性媒体中に存在する濃度であれば良い。基体
とするスポンジ体のカチオン界面活性剤吸着量はスポン
ジ体の硬度、気泡状態(気泡径、連続の形状)等の違い
により異なるが・ここでいう「飽和吸着量」とは、基体
をカチオン界面活性剤の水性媒体溶液に浸漬すると、カ
チオン界面活性剤が基体に吸着されて行き、溶液中のカ
チオン界面活性剤の濃度は低くなって行くが、一定時間
後には一定となる。この場合のカチオン界面活性剤の水
性媒体溶液の初濃度と、基体に飽和吸着した後の一定し
た水性媒体溶液の濃度の差から、基体に吸着したカチオ
ン界面活性剤の量が求められ、この量を1飽和吸着鼠」
という。なお、基体に吸着したカチオン界面活性剤の吸
着量を分析する方法としては・ソックスレー抽出装置を
用いクロロホルムで抽出後、常法のカチオン界面活性剤
の定量法で求めることもできる◇ 「飽和吸着量」以上のカチオン界面活性剤は、もはや基
体には吸着されず、水性−媒体中に残存している。基本
を浸漬する前のカチオン界面活性剤水性媒体溶液が1飽
和吸着量」以下の活性剤量しか存在しないものである場
合には、基体に活性剤が均一に吸着せず吸水性にばらつ
きを生じ、例えばパフとして化粧品に使用した場合、化
粧品のつきが均一でなく、使用上問題がある。
なお・界面活性剤としては周知の如くカチオン界面活性
剤の他にアニオン・非イオン、両性の各界面活性剤が存
在するが、カチオン界面活性剤を使用した場合は基体に
吸着し、2次水洗等でも脱離しないが、これに対し、ア
ニオン、非イオン、両性界面活性剤を使用した場合は、
接触吸着では2次水洗で容易に脱離してしまう。
本発明のスボン゛ジ体には、上記の必須成分に加えて、
必要に応じて石けん、ゲル化増感剤、いおう、加硫促進
剤、酸化亜鉛等が配合される。これらの配合剤は分散液
、あるいは水溶液の形で混合ラテックスに添加される。
次に本発明の効果について説明する。NBRの連続気泡
性スポンジ体は連続気泡組織であるため、毛管現象によ
る若干の吸水性は有しているが、分子構造そのものは親
水性を保有していないため、分子構造中にOH基を有す
るポリビニルアセタール系多孔質物質よりなるスポンジ
に比し親木、吸水性が劣るものである。しかし、本発明
で得られるスポンジではNBRラテ、クスにカルボキシ
ル変性NBRラテ、クスを配合することにより、スポン
ジ基体中にカルボキシル基が導入されているので、カチ
オン界面活性剤を化学的に吸着させることができ、もっ
て優れた親水性、吸水性を付与することができ、しかも
その効果がスポンジの使用に伴なう2次的な水洗などに
よっても低下せず、永続する。
カルボキシル変性NBRの配合、カチオン界面活性剤の
吸着によっても、NBRスポンジの油になしみやすく柔
軟で乾燥時にも硬くならないという性質は全く損なわれ
ないばかりか、肌当りなどの使用感触は、かえって大幅
に向上する・ 以上のように、本発明で得られるスポンジは化粧用パフ
に用いた場合に、水性の化粧料に対しても、また油性の
化粧料に対しても親和性が良く、パフに化粧料が良く取
れ、化粧料の肌上へののりも良く、さらに肌当りも柔軟
で使用感の優れたパーツというこト%きる。しかも単に
NBRスポンジにカチオン界面活性剤を物理的に吸着さ
せた場合(特開昭55−152727)には、使用に伴
なう2次的、な水洗などによりカチオン界面活性剤が次
第に流入 出し・親木、吸水効果がl少するが、本発明の場合、カ
チオン界面活性剤は化学的に吸着されるので水洗等によ
っても流出せず、初期効果が高い上に、効果が永続する
ので、実際の使用条件下では理想的なスポンジというこ
とができる。
又、ポリビニルアセタール系スポンジ体はもちろん、N
BRスポンジ体においても微生物による劣化が生じやす
いことが知られているが、本発明による場合には、必要
に応じて抗菌性を付与することもできる。即ち、第4級
アンモニウム塩には抗菌性を有するものが多く、従って
抗菌性を持つ第4級アンモニウム塩を用いて本発明を実
施するときにはスポンジに永続的な抗菌性をも兼備させ
ることができる 評言すると、本発明において宿いる第
4級アンモニウム塩の中には公知の殺菌剤、例えばセチ
ルピリジニウムクロリド、ベンザルコニウムクロリド、
フェノキシエチルジメチルドデシルアンモニウムブロマ
イド、ベンゼトニウムクロリド、アシルフラミノフォル
ミルメチルビリジニウムクロリド等も含まれ、これらを
使用した場合には極めて高い抗菌効果が保持され、長期
にわたって微生物劣化を阻止しうるという優れた面をも
有するのである。
次に本発明を実施例によってさらに詳細に説明する・ 
             (以下余白)実施例1 基体として、NERラテンクス固型分66%(日本ゼオ
ン製二ボールL X 531− B ) 100重量部
にカルボキシル変性NBR固型分40%(日本ゼオン製
二ボール1571 ) 6重量部配合したNBRスポン
ジ体を次の組成からなる溶液(50’C)に浸漬する。
シイ7ブチ″″・′キシ1トキシ1チ”     40
9ジメチルベンジルアンモニウムクロリド水     
                  2D/10分後
にスポンジ体を取り出し、水洗後脱水し、乾燥させて製
品を得る。このスポンジは乾燥時にも硬化することなく
、柔軟で、親水性、吸水性に優れ、化粧用パフとして水
性及び油性の両方の化粧料に対して親和性が良好で、い
わゆる化粧品のノリ、のび性能が良く、肌への当りもソ
フトで使用感の好ましいものであった。しかも、上記の
親水性、吸水性及び抗菌性は2次的な水洗によっても劣
化することはなかった〇 実施例1により得たスポンジ体の吸水量の経時変化を1
−日に、また、実施例1により得たスポンジを犯回水洗
した後の吸水量の経時変化を1zSに示ス。なお、比較
の為、ポリビニルアセタールスポンジ体・未処理のNB
Rスポンジ体、カルボキシル変性NBRを配合していな
い単なるNBRスポンジ体に実施例1と同様の方法でジ
イソブチルフェノキシエトキシエチルジメチルベンジル
アンモニウムクロリドを吸着させたスポンジ体、及びシ
ルクパウダー添加NBRスポンジ体について併せて示し
た。
〔スポンジ体の吸水量の経時変化の測定法〕第1図に示
す、スポンジ体の吸水量の経時変化の測定は、次の方法
による。各スポンジ体の型組を予め測定しておく。その
各々を水の上に静かに浮かせ、10 、田、関、ω、1
201180秒後、静かに取り出し、重量を測定、単位
体積当りの水分含緻を求めた。
第1図から、本発明の方法による改質品はポリビニルア
セタール単体スポンジ体、未処理のNERスポンジ体、
カルボキシル変性NBRを含まない単なるNBRラテ、
クススポンジをカチオン界面活性剤で処理したスポンジ
体、及びシルクパウダー添加NBRスポンジ体等と比べ
て吸水性の面で、遥かに優れていることが解る。このこ
とにより工業用吸水ロール類、印材、化粧用パフ等に使
用して従来品に比べ好適な性能を有することは明らかで
ある。
なお、前出特開昭51−38351号公報記載の発明に
よる製品は、ポリビニルアセタール単体スポンジ体とほ
ぼ同程度の親水、吸水性を有することが記載されている
ので、本発明の方法による製品の方が明らかに優れてい
るといえよう。
第2図にはスポンジ体をその都度新しい水道水で水洗し
た後、第1図と同じ方法で測定したスポンジ体の経時の
吸水量変化を示した。これから明らかなように、カルボ
キシル変性NBRを含まない拳なるNBRラテックスス
ポンジは水洗によって吸水性が約+に減少し、水で使用
するスポンジとしてはやや水の含みが悪くなっているの
に対し、実施例1のスポンジは初期の性能をそのまま保
っていることがわかる。
次に実施例1によるスポンジ体の抗菌効果を表−明細身
の浄書(内容に変更なし>    1.:3灸1に示す
。比較としては未処理のNBRスポンジ体、tyルiキ
シル変性NBRを含まないNBRラテ、クスにジイソブ
チルフェノキシェトキシエチルジメチルベンヂルアンモ
ニウムクロリドを吸着させたスポンジ体、及びポリビニ
ルアセタール単体スポンジ体での結果を示す。表1から
明らがな通り、本発明によるスポンジ体は比較例に比べ
て、抗菌力に優れ、しかも抗菌力が長持ちすることがゎ
がる。
表−1(菌接種培養4週間後) (抗菌力試験法〕 表−1で示した抗菌効果の測定は、次の方法により行っ
た。
実施例1による製品、NBRスポンジ体、ポリビニルア
セタール単体スポンジ体を4 Cm X 4 cm X
 1(mに切り、それぞれ乾燥したものをサンプルとす
る。直径20cmの硝子シャーレに脱脂綿を敷き、十分
水をしみ込ませる。各サンプルにつき、1つはそのまま
、他の1つは1/2倍希釈したヘン汐しヒ培地を各々1
O1nlずつしみ込ませて並べる。予め叡 −により変色したスポンジ体より分離した、クラドスポ
リウム(C工ado8porium )属ペニシリウム
(penicillium )属・アスペルギルス(A
spergillus )属の3種の菌株のそれぞれ一
白金耳を殺菌ラピゾール(日本油脂株式会社製造)水1
0m1に加えて得た混合泡子水をサンプルに均一に噴[
い蓋をして25’C恒温槽で培養、4週間後の菌の発生
状況を観察する。
判定は次の4段階で表示する。
判定は下記記号により示すQ 実施例あ 基体として・NBRラテックス固型分66%(日本ゼオ
ン製ニボールLス 531−B)l(X1重量部にカル
ボキシル変性NBRラテックス固型分40%(日本ゼオ
ン製ニボール1571 ) 18重量部配合したNBR
スポンジ体を用い、これを次の組成からなる溶液(5Q
’C)に浸漬する。
ジオクタデシルジメチルアンモニウムクロリド   2
0クドデシルピリジニウムクロリド         
 209水                    
     401!10分後に基体に上記溶液を均一に
含浸させて取り出し、水洗後脱水し、乾燥させて製品を
得る。この製品は乾燥時にも硬化することもなく、柔軟
で親水性、吸水性、抗菌性に優れ、化粧用パフとじ民 で水性及び油性の両方の化粧品に対してl相性が良好で
・いわゆる化粧品ののり・のび性能がよくしかも肌への
当りもソフトで使用感の好ましいものであった。しかも
、その親水、吸水性効果及び抗菌効果は水洗艶回後も全
く減少することがなかった。
実施例箕 基体として、NBRラテックス固型分66%(LJ本ゼ
オン製二ボールLメ 531−B)100重量部にカル
ボキシル変性NBRラテックス固型分40%(1,1本
ゼオン製二ボール+571 ) 1重置部配合したNE
Rスポンジ体を用い、これを次の組成からなる溶液(5
0″C)に浸漬する。
ドデシルトリメチルアンモニウムクロリド     2
0gドデシルジメチルアンモニウムクロリド     
 20g水                    
      40/10分後に基体に上記溶液を均一に
含浸させて取り出し、水洗後脱水し、乾燥させて製品を
得る。この製品は乾燥時にも硬化することもなく、柔軟
で親水性、吸水性に優れ、抗菌性もあり、化粧用パフと
して水性及び油性の両方の化粧品に対して親和性が良好
で、いわゆる化粧品ののり、のび性能がよく、シかも肌
への当りもソフトで使用感の好ましいものであった。し
かも、その親木、吸水性効果及び抗菌効果は水洗犯回後
も全く変化しなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図はスポンジ体の吸水量の経時変化を示す。 曲線Aは本発明の方法により処理したカルボキシル変性
NBR配合のNBRスポンジ体 曲線Bはカルボキシル変性NBRを含まない単なるNB
Rスポンジ体を本発明と同じカチオン界面活性剤で処理
したスポンジ体 曲線0はポリビニルアセタール単体スポンジ体曲線りは
未処理のNBR単体スポンジ体曲線Eはシルクパウダー
5部添加NBRスポンジ体の夫々、吸水量の経時変化を
示す。 第2図はその都度新しい水道水でx回水洗した後のスポ
ンジ体の吸水量の経時変化を示す。 曲線Aは本発明の方法により処理したカルボキシル変性
NBR配合のNBRスポンジ体 曲線Bはカルボキシル変性NBRを含まない単なるNB
Rスポンジ体を本発明と同じカチオン界面活性剤で処理
したスポンジ体 特許出願人 株式会社費生堂 第150 シー→ ^ ←−−JB 針−10 [−(p )−一心 E 1層(##ン 92図 シー→^ ←−−+9 1藺(籾 手続補正書(自発) 1.′J件の表示 昭和57年特許願第63598号 2、発明の名称 吸水性スポンジ体及びその製造法 3、補正をする者 (1)  明細書第6頁第14行、第16行及び第17
行の「粉末」を「粉末」に補正致します。 (2)  明細書第7頁第11行の「捕捉」を「捕捉」
に補正致します。 (3)  明細書第22頁第1行及び第32頁第10行
の「シルクパウダー」を「フィブロイン粉末」に補正致
します。 以上 ( 1事件の表示 昭和57年特許願第63598号 2 発明の名称 吸水性スポンジ体及びその製造法 工 補正をする者 春 補正命令の日付 昭和57年7月9日(発送日 7月a日)4 補正の対
象 願書及び明細書の「発明の詳細な説明」の欄−補正の内
容 (1)願 書 別紙の通り〈適用条文(特許法第関条ただし書の規定に
よる特許出願)を正確に記載したもの〉 (2)明細書 第渇頁、第あ頁、第27頁、第田頁、第四頁の浄書(内
容に変更なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アクリロニトリルブタジエンラノく−とカルボキン
    ル変性アクリロニトリルブタジェンラバー及び一般式 OH3を示し、mは1〜30の整数を示す)で表わされ
    るポリオキシアルキレン基のいずれかを示し、そのうち
    の少くとも1個は親油性基(炭素数10〜&の直鎖アル
    キル基、分岐アルキル基又は基中に不飽和結合、ベンゼ
    ン環、水酸基、エーテル結合、ニスゲル結合、アマイド
    結合等の官能基を有するアルキル基を表わす)であり、
    残りは炭素数1〜3のアルキル基もしくはモノヒドロキ
    シアルキル基あるいはベンジル基又はR′がH又はOH
    3で軍が1〜30のポリオキシアルキレン基のいずれか
    である◇Xはハロゲン原子又はアルキル基の炭素数が1
    ないし2のアルキル硫醸基を示す。Yは無機酸もしくは
    低級脂肪酸を示す〕 2 アクリロ紮トリルブタジエンラバーラテ。 ラス100重量部に対してカルボキシル変性アクリロニ
    トリルブタジェンラバーラテックスを05〜20重量部
    配合してなる連続気泡スポンジ体を一般式 OH3を示し、mは1〜30の整数を示す)で表わされ
    るポリオキシアルキレン基のいずれかを示しそのうを4
    なくとも1個は親油性基(炭素数10〜部の直鎖アルキ
    ル基、分岐アルキル基又は基中に不飽和結合・ベンゼン
    環、水酸基、エーテル結合、エステル結合・アマイド結
    合等の官能基を有するアルキル基を表わす)であり、残
    りV H又はOH3でmが1〜30のポリオキシア繋キレン1
    基のいずれがである。Xはハロゲン原子又はアルキル基
    の炭素数が1ないし2のアルキル硫酸基を示す。Yは無
    機酸もしくは低級脂肪酸を示す〕 で表わされる第4級アンモニウム塩、第3級アミン塩の
    lWl又は2種以上の水性媒体溶液中に浸漬し、該溶液
    中の該第4級アンモニウム塩、第3級アミン塩の1種又
    は2種以上を飽和吸着させた後、該溶液から引上げ、乾
    燥させることを特徴とする吸水性スポンジ体の製造法。 (以下余白)
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4763987A (en) * 1985-11-20 1988-08-16 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Lens barrel
JP2001315860A (ja) * 2000-02-16 2001-11-13 L'oreal Sa 滅菌剤を取り入れた多孔構造体を具備する収容且つ供給装置
JP2004083562A (ja) * 2002-07-03 2004-03-18 Asahi Denka Kogyo Kk 抗菌剤
US7186045B2 (en) 2000-02-16 2007-03-06 L'oreal S.A. Device and method for applying a cosmetic product

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