JPH03292336A - ワイパーブレードゴム成形体 - Google Patents

ワイパーブレードゴム成形体

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JPH03292336A
JPH03292336A JP2094095A JP9409590A JPH03292336A JP H03292336 A JPH03292336 A JP H03292336A JP 2094095 A JP2094095 A JP 2094095A JP 9409590 A JP9409590 A JP 9409590A JP H03292336 A JPH03292336 A JP H03292336A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
wiper blade
polymer
compsn
vulcanized
Prior art date
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Pending
Application number
JP2094095A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Nakamura
中村 一水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ワイパーブレードゴム成形体、詳細には車
両用ワイパーブレードゴム成形体の改良に関するもので
ある。
(従来の技術) ワイパーブレードにはガラス面上での円滑な作動に基づ
く良好な払拭性がその本質的な機能として必要とされる
。しかるに、ガラス面を払拭するブレードゴムリンプ部
側面部近傍の摩擦係数は一部レベル以下の値が必要とさ
れ、通常、ワイパーブレードゴム成形体には、摩擦係数
の低減効果の点のみならず、生産コスト及び表面処理効
果の持続性という点から、ゴム成形体表面層と化学反応
をともなう塩素化表面処理を代表例とするハロゲン化表
面処理が行なわれる。
一方、従来、ワイパーブレード用ゴム材料には、天然ゴ
ムあるいは天然ゴムと他の合成ゴムとのブレンドゴムが
用いられているが、これは、天然ゴムのように、主鎖に
不飽和炭素結合を有するポリマーにハロゲン化表面処理
が可能という事実がその理由の一つにあげられる。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、主鎖に不飽和炭素結合を有するポリマー
は熱、酸素、オゾン等による影響で劣化しやすく、ワイ
パーブレード用の基材としては払拭耐久性の点で必ずし
も望ましくはなかった。また、−gに知られているよう
に、熱、酸素、オゾン等による化学的劣化は、主鎖が飽
和炭素結合から成るポリマーを必要量ブレンドすること
により抑えることは可能であるが、ワイパーブレードの
ように、そのリップ部及びネック部が繰り返し屈曲変形
をともなう使われ方に対しては、材料が異種ポリマーか
ら成るブレンドゴム材料故の非相溶性に起因する材料の
疲労現象によりゴム弾性を失ない易く、結局、払拭耐久
性は改善されない。そのため、ワイパーブレード用の基
材としては、例えば、エチレン・プロピレン系ポリマー
のような主鎖が飽和炭素結合から成るポリマーを、極力
異種ポリマーのブレンド量を少なくした形で用いるのが
本来理想であるが、逆にハロゲン化表面処理を行い難い
という問題があった。
(課題を解決するための手段) この発明はエチレン・プロピレン系ポリマーを主体ポリ
マー成分とした、ハロゲン化表面処理効果に乏しい材料
をワイパーブレード用ゴム基材に用いる際の従来の問題
点を解決し得ることを知見したことに基づくものである
すなわち、すでに加硫成形されたブレードゴム基材の一
部あるいは全部が加硫可能な組成物で被覆され、その被
覆物がブレードゴム基材と加硫接着された後にブレード
ゴムのハロゲン化表面処理が施されていることを特徴と
する。
(作 用) この発明において、加硫可能な組成物とは、例えば、ポ
リマー及び加硫系薬品(例えば、加硫剤、加硫促進剤、
加硫促進助剤等)を必須成分とし、さらに、カーボンブ
ラック、老化防止剤等から成る練り配合物を溶剤で溶解
したもの、あるいは、ポリマーラテックスに前記と同様
の加硫系薬品を混合したもの等を言うが、これら加硫可
能な組成物をブレードゴム基材に塗布あるいはディッピ
ング等により被覆された後にオーブン等で加硫硬化処理
することによりブレードゴム基材との強固な接着性を確
保し、ブレードゴム基材からの被覆物の剥離を抑制した
ものであり、次に、このブレードゴムを、例えば、塩素
化イソシアヌル酸/溶剤から成る溶液中にディッピング
することにより前記被覆層に表面処理が施され、もって
ブレードゴムとして所望の摩擦係数を得たものである。
本発明において、被覆物とブレードゴム基材との強固な
接着性の確保及び被覆層のハロゲン化表面処理の確保の
ため、前記加硫可能な組成物中のポリマー成分は、主鎖
に不飽和炭素結合を有するポリマー(A)とエチレン・
α−オレフィン系ポリマー(B)とから成り、(A)成
分対(B)成分の重量比が90 : 10〜10 : 
90、好ましくは80 : 20〜20 : 80の範
囲で使用する。
主鎖に不飽和炭素結合を有するポリマーとして、例えば
、天然ゴム、イソプレンゴム(合成天然ゴム)、スチレ
ン・ブタジェンゴム、ブタジェンゴム、ニトリルゴム等
があげられるが、これらを単一で用いても、あるいは、
ブレンドして用いてもよい。
また、エチレン・α−オレフィン系ポリマーとしてはそ
の代表例にエチレン・プロピレン系ポリマーがあげられ
るがこの限りではない。
本発明において、主鎖に不飽和炭素結合を有するポリマ
ーが90重量部を越える、すなわち、エチレン・α−オ
レフィン系ポリマーが10重量部未満では被覆物とブレ
ードゴム基材とが十分に相溶せず、作動耐久試験におい
て被覆物の剥離現象が現れる。さらに、耐オゾン性の点
においても十分ではなく、被覆物表面層に微小亀裂か生
成する。
また、主鎖に不飽和炭素結合を有するポリマーが10重
量部未満すなわち、エチレン・α−オレフィン系ポリマ
ーが90重量部を越えると被覆層のハロゲン化表面処理
効果が乏しく、所望の摩擦係数が得られない。
(実施例) 以下、実施例、比較例、参考例を挙げ、本発明をさらに
具体的に説明する。
1〜3   1〜3 参 各実施例及び比較例に用いた試料(ブレードゴム)は以
下の手順で作製した。
■ ブレードゴム  の    び 第1表に示す配合に基づきロール混練りを行い、熱プレ
スにてブレードゴム基材の加硫成形を行なった。(ブレ
ードゴム基材の断面形状は第2図に示すように、リップ
先端部の形成がまだ行なわれていない対称型形状である
) 第1表 170°CX6分 ニスプレン505 旭#60 −200 ビス(t−ブチルパー 加硫条件 注)1)住友化学製 2)旭カーボン製 3)ナフテン系 4)2.5−ジメチル−2,5 オキシ)ヘキサン 5)トリアリルイソシアヌレート ■ 被覆用組成物の作製及び塗布 第2表に示す配合に基づきロール混練りを行なった後、
各線り配合物をトルエンで溶解し、30%の溶剤溶液を
得た。各溶液を前記ブレードゴム基材のリップ部周辺に
約30μの厚さになるよう塗布した。
■ 被覆物の加硫 塗布後、ブレードゴムをオーブンにて100°CX1時
間の乾燥処理を行なった後、170°CX30分の条件
でオーブンで加硫硬化処理を行なった。
■ ハロゲン化表面処理 トリクロルイソシアヌル酸を酢酸エチルで溶解した2%
溶液中に■で得られた各ブレードゴムを15秒間浸漬し
た後、オーブンにて100°CX1時間の乾燥処理を行
なった。
■ ブレードリップ先端部の形成 丸刃スライサーカッターにて■で得られたブレードゴム
を切断し、第1図に断面で示すワイパーブレードゴム成
形体1を得た。これをワイパーブレード金具に装着し、
被覆物の接着耐久性評価用のブレードゴム試料を得た。
尚第1図において2はネック部、3はリップ部を示す、
結果を第3表に示す。
比較例1では、摩擦係数は適度な値が得られているが、
作動耐久試験後に被覆物の剥離現象が見られる。また、
耐オゾン性試験においても被覆物表面に微小亀裂が生成
する。逆に、比較例2では被覆物の接着性及び耐オゾン
性については十分な性能が得られるが、ハロゲン化表面
処理効果に乏しく、ガラス面での円滑作動に必要な摩擦
係数が得られない。
比較例3は被覆処理を省略した試料であるが、比較例2
と同様、ハロゲン化表面処理効果に乏しい。参考例に、
実際の車両で使用されている天然ゴム製ブレードの特性
を示したが、実施例1〜実施例3の摩擦係数はこれとほ
ぼ同様の値が得られており、また、作動耐久試験におけ
る被覆物の接着性及び耐オゾン性の点においても十分な
性能が得られている。なお、各特性の測定は以下の方法
で行なった。
a) 摩擦係数 第3図で示すように、切断前の前記■で得られたプレー
トゴムの厚さが均一な平行部分を摩擦係数測定用試料4
として採取し、HEIDN14型摩擦係数試験機(新東
科学製)にて動摩擦係数を測定した。
b〕 被覆物の接着性 ガラス円盤が往復動するターンテーブル型試験機にワイ
パーブレードを装着し、一定押し付は荷重(16,5g
f/cm)のもとで合計240時間の作動耐久試験を行
なった後に被覆物の剥離の有無を観察した。
C) 耐オゾン性 a)と同様ブレードゴムの厚さが均一な平行部分を耐オ
ゾン性試験用試料とし、試料に20%の伸びを与え、オ
ゾン濃度: 80 pphm 、温度:40°Cの条件
にて72時間オゾン暴露試験を行い、亀裂の有無を観察
した。なお、試料の端部はシリコングリースで被覆し端
部亀裂を生じないようにした。
(発明の効果) 以上説明してきたように、この発明のワイパーブレート
ゴム成形体はエチレン・プロピレン系ポリマーを主体ポ
リマー成分とした材料で構成され、すでに加硫成形され
たワイパーブレード用ゴム基材の一部あるいは全部が、
(A)成分と(B)成分の特定割合のゴム成分を主成分
とするゴム組成物で被覆され、加硫接着後ハロゲン化表
面処理が施されていることにより、払拭性及び作動耐久
性が著しく改善されたという効果が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例及び比較例において作製したワイパーブ
レードゴム成形体の断面図、 第2図は実施例及び比較例において加硫成形したワイパ
ーブレードゴム基材の断面図、第3図は第1図の基材の
リップ部周辺に第2表に示す配合成分の被覆ゴムを塗布
し加熱加硫し、次いでハロゲン化表面処理したワイパー
ブレードゴム成形体の断面図で、摩擦係数測定用に採取
する試料の位置を示す。 レードゴム成形体 ・・・ワイパーフ ・・・ネック部 ・・・リップ部 ・・・摩擦係数測定用試料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、エチレン・プロピレン系ポリマーを主体ポリマー成
    分とした材料で構成され、すでに加硫成形されたワイパ
    ーブレード用ゴム基材の一部あるいは全部が、主鎖に不
    飽和炭素結合を有するポリマー(A)とエチレン・α−
    オレフィン系ポリマー(B)とから成り、(A)成分対
    (B)成分の重量比が90:10〜10:90であるゴ
    ム成分を主成分とするゴム組成物で被覆され、加硫接着
    された後ハロゲン化表面処理が施されていることを特徴
    とするワイパーブレードゴム成形体。
JP2094095A 1990-04-11 1990-04-11 ワイパーブレードゴム成形体 Pending JPH03292336A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2775289A1 (fr) * 1998-02-23 1999-08-27 Goodyear Tire & Rubber Articles en caoutchouc styrene-butadiene
JP2010534759A (ja) * 2007-07-30 2010-11-11 イナジー・オートモーティブ・システムズ・リサーチ・(ソシエテ・アノニム) エラストマーの架橋ブレンドを含有する組成物に基づく物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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