JPH03292317A - アルキルエ−テル化シクロヘキサンカルボグアナミンの製造方法 - Google Patents

アルキルエ−テル化シクロヘキサンカルボグアナミンの製造方法

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JPH03292317A
JPH03292317A JP40681690A JP40681690A JPH03292317A JP H03292317 A JPH03292317 A JP H03292317A JP 40681690 A JP40681690 A JP 40681690A JP 40681690 A JP40681690 A JP 40681690A JP H03292317 A JPH03292317 A JP H03292317A
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JP
Japan
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cyclohexanecarboguanamine
formaldehyde
methylolation
alkyl
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JP40681690A
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Jiro Iriguchi
治郎 入口
Toshiya Iida
俊哉 飯田
Hidetaka Yatani
秀孝 八谷
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明はシクロヘキサンカルボグアナミンとホルムアル
デヒド類とアルコール類(B)の反応生成物であるアル
キルエーテル化シクロヘキサン力ルポグアナミンの製造
方法に関する。詳しく述べると、縮合物の含有率が小さ
く、高度にメチロール化されてなると共にアルキルエー
テル化されたアルキルエーテル化シクロヘキサンカルボ
グアナミンを生産性良く製造する方法に関するものであ
る。
【従来の技術】
シクロヘキサンカルボグアナミンとホルムアルデヒド類
とアルコール類(B)とを反応させて得られるアルキル
エーテル化シクロヘキサンカルボグアナミン樹脂の製造
方法は公知であり、例えば特開平2−58,516号公
報及び米国特許第2,859,188号に開示されてい
る。しかしながら、この方法によって得られる反応生成
物は縮合物を主成分としてなるものであって、高度にメ
チロール化並びにアルキルエーテル化されたアルキルエ
ーテル化シクロヘキサンカルボグアナミンを主成分とし
てなるものではなく、メチロール化度及びエーテル化率
を向上させる方法については何等記載が無い。 一方、シクロヘキサンカルボグアナミンと類似の化合物
であるベンゾグアナミンが高度にメチロール化並びにア
ルキルエーテル化されたアルキルエーテル化ベンゾグア
ナミンの製造方法は公知であり、例えば英国特許第1,
219,950号、米国特許第3,091,612号及
びJournal  of  Applied  Po
lymer  5cience  1969年 13巻
 555頁に開示されており、これらの方法はいずれも
ベンゾグアナミンに対して約6倍モルの37%ホルマリ
ンを用い、反応後冷却するとテトラメチロール化ベンゾ
グアナミンが固体となって析出するので、それを濾別し
た後、常法によりアルキルエーテル化するという方法で
ある。しかしながら、この方法をそのままシクロヘキサ
ンカルボグアナミンに応用してもテトラメチロール化シ
クロヘキサンカルボグアナミンは常温で液体である上に
水溶性が高い為に、反応生成物を分離するのが困難であ
る。さらに、得られるメチロール化シクロヘキサンカル
ボグアナミンのメチロール化度はせいぜい80%、すな
わちシクロヘキサンカルボグアナミン1分子当り平均3
.2分子のホルムアルデヒドが付加しているものにすぎ
ず、このものを常法によりアルキルエーテル化しても、
エーテル化率はせいぜい70%である。
【発明が解決しようとする課題】
この様に、高度にメチロール化されてなると共にアルキ
ルエーテル化されたアルキルエーテル化シクロヘキサン
カルボグアナミンを製造しうる技術は従来知られていな
かった。従って、本発明の目的は縮合物の含有率が小さ
く、高度にメチロール化されてなると共にアルキルエー
テル化されたアルキルエーテル化シクロヘキサンカルボ
グアナミンの製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
これらの目的は、シクロヘキサンカルボグアナミンとホ
ルムアルデヒド類とをメチロール化反応してメチロール
化シクロヘキサンカルボグアナミンとし、これとアルコ
ール類(B)とを反応させてアルキルエーテル化シクロ
ヘキサンカルボグアナミンを製造するに際し、メチロー
ル化反応時に存在するアルコール類(A)の量をホルム
アルデヒド類に対して20重量%以下とし、メチロール
化反応での反応開始時より反応終了時に至るまでの反応
系のpHを8〜13かつ温度を50〜80℃に保って得
られるメチロール化度が平均3.4〜4.0のメチロー
ル化シクロヘキサンカルボグアナミンをアルコール類(
B)と反応してアルキルエーテル化することを特徴とす
るアルキルエーテル化シクロヘキサンカルボグアナミン
の製造方法により達成される。本発明の製造方法によれ
ば、縮合物の含有率が小さく、高度にメチロール化及び
アルキルエーテル化されたアルキルエーテル化シクロヘ
キサンカルボグアナミンを生産性良く製造することが出
来、得られたアルキルエーテル化シクロヘキサンカルボ
グアナミンは成形材料、化粧板、化粧合板等のシクロヘ
キサンカルボグアナミン以外のアミノ化合物から得られ
るアルキルエーテル化アミノトリアジンが使用されてき
た用途に好適に用いることが出来るだけでなく、それら
が有していた問題点を大幅に改善することが出来る。
【作用】
従来の技術においてエーテル化率の高いアルキルエーテ
ル化シクロヘキサンカルボグアナミンが得られない原因
について本発明者らが鋭意研究した結果、シクロヘキサ
ンカルボグアナミンのメチロール化度を高める事が効果
的であることを見いだした。メチロール化度が低い場合
にエーテル化率が低い原因はいまのところ明かではない
が、通常塩基性条件下でメチロール化反応を行った後、
酸性条件下でアルキルエーテル化反応を行うが、塩基性
から酸性に移行させる際に、メチ考えられる。なお、本
発明におけるエーテル化率とはメチロール基がアルキル
エーテル化された度合を示し、メチロール化度とは、シ
クロヘキサンカルボグアナミン1分子当りに付加したホ
ルムアルデヒドの平均分子数を示し最高は4.0である
。 また、従来の技術においてメチロール化度の高いメチロ
ール化シクロヘキサンカルボグアナミンを得る方法は未
だ知られておらず、従来の技術においてメチロール化度
の高いメチロール化シクロヘキサンカルボグアナミンが
得られない事の原因について本発明者らが鋭意研究した
結果、アルコール類(A)の存在がメチロール化反応を
阻害する事が判明した。なお、この場合のアルコール類
(A)とは、ホルムアルデヒド類由来のアルコールでは
なく、ホルムアルデヒド類の安定剤及び溶剤として使用
されるメチルアルコール、エチルアルコール、プロピル
アルコール、ブチルアルコール等を意味する。通常、こ
れらアルコール類(A)の含有量はガスクロマトグラフ
による分析あるいは比重を測定することによって算出さ
れる。一般に広く使用されている37%ホルマリン水溶
液には、通常、水溶液の約10重量%すなわちホルムア
ルデヒド類に対して約27重量%のメチルアルコールを
含んでいる。この様なアルコール類(A)はそれらの添
加により、ホルムアルデヒド類の水への溶解性および水
溶液の安定性を向上させることが知られており、この様
なアルコール類(A)がメチロール化反応を阻害するこ
とは実に驚Xべきことである。なお、例えば米国特許第
2,998,411号に開示されている様に、メラミン
のメチロール化反応においてアルコール類(A)の存在
がメチロール化反応を阻害することは知られいる。しか
しながら、この反応における阻害原因は、前記特許のカ
ラム1.63行〜カラム2.22行に、メチロール化度
の低いメチロール化メラミンが、反応液にアルコール類
(A)が存在すると析出しメチロール化反応が進行しな
くなることによると記載されている。しがし、シクロヘ
キサンカルボグアナミンの場合には反応液にアルコール
類(A)が存在しても、全く析出物は認められず、メラ
ミンの阻害原因をそのままあてはめることはできない。 シクロヘキサンカルボグアナミンのメチロール化反応に
おけるアルコール類(A)の阻害原因は現在の所、明が
ではないが、ホルマリンの安類とシクロヘキサンカルボ
グアナミンとの反応がベンゾグアナミンと比べ起こりに
くい為と推測される。以上の様に、メチロール化反応に
使用するアルコール類(A)は少量であることが好まし
く、通常ホルムアルデヒド類に対して20重量%以下、
好ましくは10重量%以下である。理想的には0重量%
であるが、通常5重量%以下であれば十分な効果が得ら
れる。 さらに、縮合物の含有量が少なく、高度にメチロール化
されたメチロール化シクロヘキサンカルボグアナミンを
得るためには、シクロヘキサンカルボグアナミンとホル
ムアルデヒド類との反応において、反応開始時から反応
終了時に至るまでの反応系のpHを8〜13かつ温度を
50〜80℃に保つことも必要である。 pHが8より小さいか、13より大きいと縮合反応が進
みやすくなり、また、反応開始時から反応終了時に至る
までの間にpHの変化が大きく、pHの調節に多量の緩
衝剤を必要とする。縮合反応をより抑制し、pHの変化
をより小さくする為にはpHの範囲は9〜11が好まし
く、9.5〜10.5が最も好ましい。また、温度が5
0℃より低いとシクロヘキサンカルボグアナミンとホル
ムアルデヒド類の反応が遅くなり、80℃を越えると縮
合反応と脱メチロール化反応が進みやすくなると共に、
反応開始時から反応終了時に至るまでのpHの変化が大
きくなりpHを8〜13の間に保つ為にやはり多量の緩
衝剤が必要である。多量の緩衝剤の使用は使用する水の
量を結果的に増加させることになる為、好ましくない。 反応開始時から反応終了時に至るまでのpHの変化をよ
り小さくし、縮合反応と脱メチロール化反応をより抑制
する為には、温度は55〜70℃が好ましい。 本発明が目的とする高度にメチロール化されると共にア
ルキルエーテル化されたアルキルエーテル化シクロヘキ
サンカルボグアナミンを得るために必要な高度にメチロ
ール化されたメチロール化シクロヘキサンカルボグアナ
ミンはメチロール化反応時のアルコール類(A)量、p
H及び温度の全てが上記規定の範囲内とすることではじ
めて得られるのであり、これら条件のいずれか一つでも
規定範囲をはずれた場合は、もはや本発明の目的を達成
することが不可能となる。例えばアルコール類(A)量
が上記規定範囲内であってもpHや温度が上記規定範囲
外の場合は、メチロール化度が低下すると共に縮合物が
多量に生成し、逆に、pの場合、得られる生成物はメチ
ロール化度がせいぜい3.2程度である。 なお、特開平2−58,516号公報の実施例4にはパ
ラポルムアルデヒドを使用し、アルコール類(A)をホ
ルムアルデヒド類に対して0重量%とするメチロール化
反応が開示されており、この実施例におけるホルムアル
デヒドとシクロヘキサンカルボグアナミンとのメチロー
ル化反応における反応系のpHは反応終了時で8.3、
温度は90℃と記載されている。この実施例と本願発明
における製造方法との差異は温度だけであるが、先に記
載した様に、温度が90℃を越えている為に、脱メチロ
ール化反応が進みやすくなってメチロール化度が低くな
ると共に、反応開始時から反応終了時までのpHの変化
が大きく、pHを8〜13の範囲に保つのが困難となる
。事実、特開平2−58,516号公報の実施例4にお
ける90℃での反応時間は10分と極く短時間である。 この様に、本願発明の特徴であるアルコール類(A)の
使用量、温度、pHの全てを満足しない場合には、縮合
物の含有量が少なく高度にメチロール化されたメチロー
ル化シクロヘキサンカルボグアナミンを製造することは
不可能である。また、特開平2−58516号公報には
アルコール類(A)の使用量がメチロール化反応に及ぼ
す影響については、何等記載されていない。 よりメチロール化度を高める方法について本研究者らが
鋭意研究した結果、更にメチロール化反応時の水の使用
量を少量にすると本発明の効果がより高まることが判明
した。水がメチロール化反応に及ぼす影響については今
のところ定がではないが、脱メチロール化反応を促進す
るものと推測される。メチロール化反応に際して使用す
る水の量は、好ましくはホルムアルデヒド類に対し10
0重量%以下、より好ましくは50重量%以下である。 なお、本発明における反応系に介在する水とは、溶剤と
して用いる水及びホルムアルデヒド類中に含まれる水の
事を意味する。本発明では、ホルムアルデヒド類中の水
の含有率は、ホルムアルデヒドとアルコール類(A)等
の含有率を差し引いたものを意味する。すなわち、本発
明では、例えば80%のパラホルムアルデヒドとは残り
20%の水を含むことを意味する。 更に、メチロール化反応に際してアミン類の添加もメチ
ロール化度を高めるのピリジン、アニリンのような芳香
族アミン、ピペラジン、ピペリジンのような環状脂肪族
アミン、ヘキサメチレンテトラミン、ジエチルアミン、
ジブチルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミンのよう
な脂肪族3級から1級アミン、及びアンモニア等をあげ
ることができる。アミン類の使用量は、好ましくはホル
ムアルデヒド類に対して0.01〜10モル%である。 0.01モル%未満では効果は少なく、10モル%を越
える量を用いても使用量の増加に見合った効果は見られ
ない。 また、実質的に水に不溶の溶剤を用いて反応を行っても
なんら差し支えない。 使用可能な溶剤を具体的にあげるならば、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン、等の芳香族炭化水素、ヘキサン、ヘ
プタン、オクタン、シクロヘキサン、等の脂肪族炭化水
素である。 なお、反応に用いるホルムアルデヒド類は、パラホルム
アルデヒド、トリオキサン、ホルマリン、及びホルマリ
ン濃縮物等が好適に用いられる。また、反応に使用する
ホルムアルデヒド類の量は特に制限するものではないが
、より高度にメチロール化されたメチロール化シクロヘ
キサンカルボグアナミンを得る場合にはシクロヘキサン
カルボグアナミンに対して、5〜10倍モルの使用が好
ましい。 本発明の方法は上記手順で得られるメチロール化度が平
均3.4〜4.0、好ましくは3.6〜4.0のメチロ
ール化シクロヘキサンカルボグアナミンをアルコール類
(B)と反応してアルキルエーテル化することよりなる
ものであるが、アルキルエーテル化する方法はメチロー
ル化アミノトリアジン化合物をアルキルエーテル化する
為に従来から採用されてきた周知の方法をそのまま適用
することが可能であり、メチロール化シクロヘキサンカ
ルボグアナミンとして上記規定のものを用いることによ
り本発明の目的が十分に達せられる。アルキルエーテル
化反応条件は特に制限するものではないが、アルキルエ
ーテル化を選択的に進行させる為には、反応液の温度を
20〜60℃、pHを1〜4とするのが好ましい。 また、アルキルエーテル化する際に用いるアルコール類
(B)は、特に制限するものではないが、炭素数1〜1
0の脂肪族アルコールが好ましく、メチロール化シクロ
ヘキサンカルボグアナミンに対し5〜50倍モル用いる
のが好ましい。
【効果】
本発明の製法によれば、縮合物の含有率が小さく、メチ
ロール化度とエーテル化率とが極めて高いアルキルエー
テル化シクロヘキサンカルボグアナミンを生産性よく製
造することができ、得られたアルキルエーテル化シクロ
ヘキサンカルボグアナミンは成形材料、化粧板、化粧合
板等の用途に好適に用いることができる
【実施例】
以下、実施例で具体的に説明するが、本発明の主旨はこ
れら実施例に制限されす るものではない。なお、実施例中 H−NMR113C
−NMRl及び高速液体クロマトグラフ(以下HPLC
と略す)の測定は以下の通りに行った。(1)  1H
及び13C−NMRの測定:装置としてパリアン社製X
L−300を用い、試料をジメチルスホキシドーd6あ
るいはクロロホルム−dに溶かして5≠の試料管で測定
した。(2)HPLCの測定:装置として島津製作所(
株)製のLC−6Aを、カラムは島津テクノリサーチ(
株)製のODS−Mを、展開溶媒は燐酸0゜1重量%の
水溶液/アセトニトリルの混合溶媒を用い、検出波長2
70nmで測定した。
【実施例1】 撹拌機、還流冷却器、温度計のついた300m1の3つ
ロフラスコに、シクロヘキサンカルボグアナミン19.
3g(100mmol)  90%パラホルムアルデヒ
ド8.9g(267mmol)  37%ホルマリン2
7 g (333mm。 1) 水11.8g(すなわち反応液中の水は総計27
g、ホルムアルデヒドに対して150重量%であり、メ
チルアルコールは2.7g、ホルムアルデヒドに対して
15重量%である。)をいれ、水酸化ナトリウム水溶液
で反応液のpHを10に調節した後、撹拌下60℃まで
加熱した。その後さらに60℃でpHを10±05に保
ちながら1時間撹拌した後、室温まで冷却した所、透明
で均一な液体が得られた。反応液のHPLC分析より未
反応シクロヘキサンカルボグアナミンが残存していない
事を確認し、さらにIH−NMR分析によりシクロヘキ
サンカルボグアナミン1分子あたり平均3.4個のホル
ムアルデヒドが付加している事を確認した。なお、この
反応中、60℃まで加熱後約10分でシクロヘキサンカ
ルボグアナミンおよびパラホルムアルデヒドは溶解し均
一となり、その後反応液から固体が析出することはなか
った。この様にして得られたメチロール化シクロヘキサ
ンカルボグアナミンの水溶液を濃硝酸で中和した後、6
0℃/60mmHgで減圧濃縮した。得られた粘調液体
に、メチロール化シクロヘキサンカルボグアナミンに対
し10倍モルのメチルアルコールを加え、濃硝酸でpH
を3.7にしたあと、45℃で2時間撹拌した。この反
応液をNaOHで中和した後、60℃/60mmHgで
減圧濃縮し、再びメチルアルコールを加え、濃硝酸でp
Hを3.5にし、さらに、45℃で2時間撹拌した。得
られた反応液をNaOHで中和した後、さらに、60℃
/60mmHgで減圧濃縮してアルキルエーテル化シク
ロヘキサンカルボグアナミンを得た。このアルキルエー
テル化シクロヘキサンカルボグアナミンをIH−NMR
分析するとエーテル化率は80%であった。
【実施例2】 37%ホルマリンを3.6g (44mmo 1)  
90%パラホルムアルデヒドを18. 5 g (55
5mmo 1)  及び水を23.2g(すなわち反応
液中の水は27g1ホルムアルデヒドに対し150重量
%であり、メチルアルコールは036g、ホルムアルデ
ヒドに対し2重量%である。)とした以外は実施例1と
同様な操作を繰り返した。得られたメチロール化シクロ
ヘキサンカルボグアナミンはシクロヘキサンカルボグア
ナミン1分子あたり平均3.48個のホルムアルデヒド
が付加しており、アルキルエーテル化シクロヘキサンカ
ルボグアナミンのエーテル化率は83%であった。
【実施例3】 撹拌機、還流冷却器、温度計のついた300m1の3つ
ロフラスコに、シクロヘキサンカルボグアナミン19.
3g (100mmo 1) 、90%パラホルムアル
デヒド20 g (600mmo l) 、水2.5g
、メチルアルコール0.36g(すなわち反応液中の水
は総計4.5g、ホルムアルデヒドに対して25重量%
であり、メチルアルコールはホルムアルデヒドに対して
2重量%である。)をいれ、水酸化ナトリウム水溶液で
反応液のpHを10に調節した後、撹拌下60℃まで加
熱した。その後さらに60℃でpHを10±0.5に保
ちながら1時間撹−ル化シクロヘキサンカルボグアナミ
ンはシクロヘキサンカルボグアナミン1分子あたり平均
3.60個のホルムアルデヒドが付加していた。また、
このメチロール化シクロヘキサンカルボグアナミンの水
溶液を用いて、実施例1と同様な方法でアルキルエーテ
ル化をおこなったところ得られたアルキルエーテル化シ
クロヘキサンカルボグアナミンのエーテル化率は、92
%であった。
【実施例4】 37%ホルムアルデヒドを減圧下で濃縮し、ホルムアル
デヒドが77重量%の水溶液を得た。この水溶液を13
C−NMRで分析するとメチルアルコールは含まれてい
なかった。この水溶液を撹拌機、還流冷却器及び温度計
付きの300m13つロフラスコに入れ、ホルムアルデ
ヒドに対し176倍モルのシクロヘキサンカルボグアナ
ミンを加えた後、60℃まで撹拌下で加熱した。60℃
到達直後にNaOHにより反応液のpHを10に調節し
、その後さらに1時間撹拌した。反応液を室温まで冷却
したところ、透明で均一な液が得られた。得られたメチ
ロール化シクロヘキサンカルボグアナミンはシクロヘキ
サンカルボグアナミン1分子あたり平均3.80個のホ
ルムアルデヒドが付加していた。また、このメチロール
化シクロヘキサンカルボグアナミンの水溶液を用いて、
実施例1と同様な方法でアルキルエーテル化をおこなっ
たところ得られたアルキルエーテル化シクロヘキサンカ
ルボグアナミンのエーテル化率は、96%であった。
【実施例5】 撹拌機、還流冷却器、温度計のついた300m1の3つ
ロフラスコに、シクロヘキサンカルボグアナミン19.
3g (100mmo l)  80%パラホルムアル
デヒド22. 5 g (600mmo 1) 、水2
2.5g(すなわち反応系中の水は総計27gでホルム
アルデヒドの150重量%である。)  10重景%の
炭酸ナトリウム水溶液0.12gを仕込んだ。この仕込
み溶液に含まれるメチルアルコール及び水の量は、仕込
みホルムアルデヒドに対してそれぞれ0重量%及び15
0重量%であった。この溶液を、撹拌下60℃まで加熱
し、その後さらにpHを1O−t=0.5に保つ様に水
酸化ナトリウム水溶液を加えながら60℃で1時間撹拌
した後、室温まで冷却した所、透明で均一な液体が得ら
れた。得られたメチロール化シクロヘキサンカルボグア
ナミンはシクロヘキサンカルボグアナミン1分子あたり
平均3,55個のホルムアルデヒドが付加していた。ま
た、このメチロール化シクロヘキサンカルボグアナミン
の水溶液を用いて、実施例1と同様な方法でアルキルエ
ーテル化をおこなったところ得られたアルキルエーテル
化シクロヘキサンカルボグアナミンのエーテル化率は、
88%であった。
【実施例6】 加えた水を11.7g(すなわち反応系中の水は総計1
6.2gでホルムアルデヒドに対し90重量%である。 )とした以外は実施例5と同様の操作を繰り返したとこ
ろ、得られたメチロール化シクロヘキサンカルボグアナ
ミンはシクロヘキサンカルボグアナミン1分子当り平均
3,77個のホルムアルデヒドが付加していた。また、
このメチロール化シクロヘキサンカルボグアナミンの水
溶液を用いて、実施例1と同様な方法でアルキルエーテ
ル化をおこなったところ得られたアルキルエーテル化シ
クロヘキサンカルボグアナミンのエーテル化率は、95
%であった。
【実施例7】 加えた水を11.7gとし、さらにメチルアルコール0
.9g(すなわちホルムアルデヒドに対する水及びメチ
ルアルコールの割合はそれぞれ90重量%、5重量%で
ある。)加えた以外は実施例5と同様な操作を繰り返し
なところ、得られたメチロール化シクロヘキサンカルボ
グアナミンはシクロヘキサンカルボグアナミン1分子当
り平均3゜65個のホルムアルデヒドが付加していた。 また、このメチロール化シクロヘキサンカルボ グアナミンの水溶液を用いて、実施例1と同様な方法で
アルキルエーテル化をおこなったところ得られたアルキ
ルエーテル化シクロヘキサンカルボグアナミンのエーテ
ル化率は、94%であった。
【実施例8】 60℃に到達後のpHを10±0.5から8.5±0.
5に変更した以外は実施例6と同様な操作を繰り返した
ところ、得られたメチロール化シクロヘキサンカルボグ
アナミンはシクロヘキサンカルボグアナミン1分子当り
平均3.70個のホルムアルデヒドが付加していた。ま
た、このメチロール化シクロヘキサンカをおこなったと
ころ得られたアルキルエーテル化シクロヘキサンカルボ
グアナミンのエーテル化率は、95%であった。
【比較例1】 撹拌機、還流冷却器、温度計のついた300m1の3つ
ロフラスコに、シクロヘキサンカルボグアナミン19.
3g (100mmo 1) 、37%ホルマリン48
、 6 g (600mmo 1 :水25.8g及び
安定剤としテメチルアルコール49gを含む) 水1.
2gを仕込んだ。この仕込み溶液に含まれるメチルアル
コール及び水の量は、仕込みホルムアルデヒドに対して
それぞれ27重景%及び150重量%であった。この仕
込み溶液のpHを水酸化ナトリウム水溶液で10に調節
した後、撹拌下60℃まで加熱した。その後さらに60
℃で1時間撹拌した後、室温まで冷却した所、透明で均
一な液体が得られた。得られたメチロール化シクロヘキ
サンカルボグアナミンはシクロヘキサンカルボグアナミ
ン1分子あたり平均3.2個のホルムアルデヒドが付加
していた。また、このメチロール化シクロヘキサンカル
ボグアナミンの水溶液を用いて、実施例1と同様な方法
でアルキルエーテル化をおこなったところ反応液のpH
は4.3までしか下げることは不可能であり、得られた
アルキルエーテル化シクロヘキサンカルボグアナミンの
エーテル化率は、71%であった。
【比較例2】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シクロヘキサンカルボグアナミンとホルム
    アルデヒド類とのメチロール化反応時に存在するアルコ
    ール類(A)の量をホルムアルデヒド類に対し20重量
    %以下とし、反応開始時から反応終了時に至るまでの反
    応系のpHを8〜13かつ温度を50〜80℃の範囲に
    保って得られるメチロール化度が平均3.4〜4.0の
    メチロール化シクロヘキサンカルボグアナミンをアルコ
    ール類(B)と反応してアルキルエーテル化することを
    特徴とするアルキルエーテル化シクロヘキサンカルボグ
    アナミンの製造方法。
  2. 【請求項2】メチロール化反応時のアルコール類(A)
    の量がホルムアルデヒド類に対して10重量%以下であ
    る請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】メチロール化反応時の反応系の温度を55
    〜70℃として反応させる請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】メチロール化反応時の反応系のpHを9〜
    11として反応させる請求項1記載の製造方法。
  5. 【請求項5】メチロール化反応時に存在する水の量がホ
    ルムアルデヒド類に対して100重量%以下である請求
    項1記載の製造方法。
  6. 【請求項6】メチロール化反応時の水の量がホルムアル
    デヒド類に対して50重量%以下である請求項5記載の
    製造方法。
  7. 【請求項7】メチロール化反応時にアミン類をホルムア
    ルデヒド類に対して0.01〜10モル%使用する請求
    項1記載の製造方法。
  8. 【請求項8】メチロール化反応時にホルムアルデヒド類
    をシクロヘキサンカルボグアナミンに対して5〜10倍
    モル使用する請求項1記載の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6099287A (en) * 1997-04-16 2000-08-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Stamper protecting layer for optical disk molding apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6514437B1 (en) 1997-04-16 2003-02-04 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Stamper protecting layer for optical disk molding apparatus, optical disk molding apparatus and optical disk molding method using the stamper protecting layer

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