JPH0329229Y2 - - Google Patents

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JPH0329229Y2
JPH0329229Y2 JP10389286U JP10389286U JPH0329229Y2 JP H0329229 Y2 JPH0329229 Y2 JP H0329229Y2 JP 10389286 U JP10389286 U JP 10389286U JP 10389286 U JP10389286 U JP 10389286U JP H0329229 Y2 JPH0329229 Y2 JP H0329229Y2
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tube
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guide tube
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は衝撃吸収装置を有するシートダンパー
の改良に関し、特に、上下動の激しい乗物例えば
小型のモータボートなどのシート支柱機構に適用
して最適なるものである。
<従来の技術> 高速走行中に船底と波頭との衝突により受ける
モータボートへの衝撃は極めて大きく、そのため
にこれ等ボートにおけるシートには、その支柱構
造部に衝撃吸収用のダンパー機構が施されたもの
が用いられている。しかも、かかる支柱構造部は
船体がカーブしたような際にも、乗員の安全確保
を計るために、不用意なシートの回動を阻止する
必要があることから、例えば、実公昭49−2397号
公報記載の装置又は実公昭52−44170号公報記載
の装置等が提案され、一部実用に供されている。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、上述の従来装置における前者では、
シート部の回り止め機構として、上部ブラケツト
の下部ブラケツトとの間をリンク機構により接続
しているが、このブラケツト機構が支柱外部に張
り出して配置されているために、支柱構造部自体
が嵩張り、動もすると、着座者の足もとが狭くな
り、これに足をとられるなどの不都合が生じる上
に、動量的に不利である。
他方、前記後者の回り止め機構は、アウターチ
ユーブとインナーチユーブとの間に設けたガイド
溝とガイドピンとの摺接嵌合によつて構成されて
いるので、外部への張り出しがない点において有
利である反面、アウターチユーブの上方にはイン
ナーチユーブ側に形成されたガイド溝の一部が露
呈する状態となることから、この露呈したガイド
溝の隙間から海水等が溝内に侵入し、かつ、下部
閉鎖の狭い隙間であるこの部分の清掃作業が困難
であることから、内部構造部に発錆が生じ易く、
これを防ぐために、これ等両チユーブの嵌装部分
に蛇腹ブーツなどの伸縮自在なカバーを被せる必
要がある等、コスト面で不利であつた。
そこで、本考案は、支柱構造部に内装した回り
止め機構を有し、かつ、インナーチユーブとアウ
ターチユーブとの摺接嵌合部における防塵防湿効
果に優れ、この種支柱機構としての諸機能を満足
することの出来るシートダンパーを提供すること
を目的として開発されたものである。
<問題点を解決するための手段> 而して、この目的は、本考案によれば下部ブラ
ケツトと上部ブラケツトとの間にダンパー装置を
配置し、該ダンパー装置を被うようにこれ等両ブ
ラケツトから夫々延設したアウターチユーブとイ
ンナーチユーブとを抜き差し自在に挿入せしめて
なる支柱機構において、前記アウターチユーブの
一端に前記インナーチユーブの外周と密に摺接す
る軸受けを設けると共に、前記アウターチユーブ
側ブラケツトにガイドチユーブを附設し、該ガイ
ドチユーブとインナーチユーブとが相対的な軸方
向運動のみ許容する回り止め機構を介して係合し
てなることを特徴とするものである。
<作用> 即ち、アウターチユーブ内に設けたガイドチユ
ーブとインナーチユーブとは、それ等の嵌合部に
おける摺接面の形状が多面体等の異形断面形状下
で互いに摺嵌する回り止め機構を構成するので、
アウターチユーブ側ブラケツトに直接又は間接的
に固定された該ガイドチユーブに対して、インナ
ーチユーブはその上下動向き(スラスト方向)に
は摺動自在であるが、回動向きに規制された状態
にある。
従つて、上側ブラケツトすなわちシートは、そ
の回動を阻止されている。
しかも、このアウターチユーブ内に配置した前
記ガイドチユーブの構成によつて、インナーチユ
ーブと嵌合するアウターチユーブの一端には、こ
れをインナーチユーブの外周と密に嵌合する軸受
け部を設置することが可能となり、補足的に該部
にダストシールを設けることも出来るので、この
部分からの海水或いは塵などの支柱構造部内への
侵入を防ぐことが出来る。
次に図示の実施例について説明する。
<実施例> 第1図は本考案の一実施例を示す半裁縦断面図
で、床板に固定する下部ブラケツト1に一体にア
ウターチユーブ2を延設し、該チユーブ2の下部
域にガイドチユーブ3を嵌装せしめてある。
一方、4はインナーチユーブで、上端にシート
取付け部としての上部ブラケツト5を一体に固着
すると共に、下部を前記アウターチユーブ2内に
挿入し、かつ、その先端外周を円形以外の異形断
面形状に構成して、この外周形状と一致する内周
面形状に構成した前記ガイドチユーブ3に嵌合挿
入(第2図示状態)してある。
そして、前記アウターチユーブ2の下部には、
中空ボルト6に拡圧発条7の介在下に内方に向け
て突出する移動性向を有すストツパーピン8を設
置し、該ピン8の外方端に一体に取付けた摘み9
の内側端と前記ボルト6の外端との当接による位
置決めにより、該ピン8の先端が前記ガイドチユ
ーブ3に開穿した係合孔10にその内周面から突
出しない状態で係合するようになしてある。
また、このガイドチューブ3における係合孔1
0は、その周域に複数個配置(例えば90°間隔)
してある。
更に、該アウターチユーブ2の上端には、軸受
け11を設けてインナーチユーブ4の円柱状上部
の周壁と密に摺接すると共に、ダストシール12
を設けて、この摺接嵌合端からの塵及び水滴等の
侵入を防ぐようになしてある。
その他、13はダンパー本体で、下端をナツト
14により前記下部ブラケツト1の底板に固定
し、そのロツド15を前記上部ブラケツト5の中
央に螺合せしめてあり、更に該本体13の外筐と
上記ブラケツト5との間に補助スプリング16を
介在せしめてある。
なお、前記ガイドチユーブ3における各係合孔
10,10・・・への係止は、前記ストツパーピ
ン8に代わる簡便な手段として、第3図示の如
く、捻子17により行うようになしても良い。
第4図は本考案の他の実施例を一部破断して示
す側面図で、ガイドチユーブ3′をインナーチユ
ーブ4の内側に差し入れる構成からなるもので、
この場合には、第5図示の如く、該ガイドチユー
ブ3′の外周面の対称位置にスラスト溝18を設
けて異形断面形状に構成してあり、インナーチユ
ーブ4の下端形状をこの異形断面と一致する形状
に構成して、これ等の嵌合を計ると共に、特に、
該ガイドチユーブ3′の上端部に前記スラスト溝
18の溝深さからなる周回溝19を設けてある。
また、ガイドチユーブ3′は、その下端をボル
ト20によつて下部ブラケツト1に固定すると共
に、該チユーブ3′の内壁段部とダンパー本体1
3の外周段部との係合21によつて、該ダンパー
本体13の下部固定をも兼ねるように構成してあ
る。
一方、この構成によれば、前記補助スプリング
16は上記ブラケツト5とガイドチユーブ3′の
先端との間に配置されるが、該チユーブ3′の先
端には当り金具22を介在させ、該金具22と該
チユーブ3′の先端との間に前記スプリング16
よりも弱い拡圧バネ23を配置してある。
なお、この当り金具22と拡圧バネ23との構
成部は、これを上記ブラケツト5と補助スプリン
グ16との間に配置しても良い。又、ダンパー本
体13のロツド15にはスプリング24が介装さ
れ、ダンパー最伸長時の衝撃を緩和する。その
他、前記第1図示実施例と共通の機能部材には
夫々同一の記号を付してある。
そして、この第4図示実施例を簡略化した構成
を第6図に示す。即ち、当該実施例では、前記ガ
イドチユーブ3′における周回溝19及び当り金
具22とその拡圧バネ23を省略し、替りに該チ
ユーブ3′の前記ボルト20による固定の向きを、
該チユーブ3′に設けた複数個のボルト穴への選
択的取付けによつて、可変し得るようになしてあ
る。
ところで、当該実施例では、アウターチユーブ
2とインナーチユーブ4との嵌合域長2と異形
係合長1が重合した分3だけ全体の高さを低
くすることが出来るので、これにより重量的に有
利である。
このような構成よりなる実施例によれば、ガイ
ドチユーブ3又は3′の介在によつて、これと嵌
合するインナーチユーブ4は、これ等の嵌合面の
異形断面形状にもとずき、上下動の向き(スラス
ト向き)には自由に摺動するが、回動向きに対し
ては、該ガイドチユーブ3または3′をストツパ
ーピン8(第1図示実施例)、捻子17(第3図
示実施例)又はボルト(第4図及び第6図示実施
例)によつて下記ブラケツト1に固定することに
より、前記インナーチユーブ4即ち上部ブラケツ
ト5の回動を阻止することが出来て、シートの不
用意な回転防止がなされる。
加えて、第1図示の実施例によれば、摘み9を
拡圧発条7の作用力に抗して同図上右方向に引く
ことにより、ストツパーピン8を係合孔10から
抜き取り、ガイドチユーブ3に対する係合固定を
解除した状態で上記ブラケツト5を回動操作し
て、インナーチユーブ4と共に該ガイドチユーブ
3を次の係合孔10に向けて回動することによ
り、次の係合孔10がストツパーピン8の位置に
至つた回動域で、摘み9を手放した該ピン8が拡
圧発条7による移動性向で該係合孔10に嵌入
し、その回動位置で該カイドチユーブ3を再び係
止するので、シートの向き替えを簡便に行うこと
が出来る。同様に、第3図示の実施例では捻子1
7の螺脱、螺合によつて、シートの向き替えが可
能である。
そして、第4図示の実施例では、上記ブラケツ
ト5を上記ブラケツト5等の組付け部自重によつ
てインナーチユーブ4が降下している通常の状態
(同図示状態)から、該上記ブラケツト5を持ち
上げて、インナーチユーブ4の異形断面先端部を
ガイドチユーブ3′の周回溝19に至る域まで引
き上げて、これを回動向き操作することにより、
該異形断面部(内側突起)が該周回溝19に沿つ
て移動して、対称位置に形成されたスラスト溝1
8の位置へ回動して、該回動占位位置での上記ブ
ラケツト5の押し下げで再びガイドチユーブ3′
との嵌合を行うことにより、該上記ブラケツト5
即ちシートの向き替えを必要時に随時容易に行う
ことが出来る。
そして、シート設置時若しくは設置後の特定の
場合にのみシート向き替えを行うような使用状態
を対象とする機構では、第6図示実施例のように
簡略化された構成からなるものでも良い。即ち、
ボルト20によるガイドチユーブ3′の固定向き
をボルト穴の選択によつて決定しておくことが出
来ると共に、設置後は外部ブラケツト1を一旦床
面から取り外し、先のボルト20により固定位置
変えを行うことにより可能である。
上記実施例の他に上部ブラケツトにアウターチ
ユーブ、下部ブラケツトにインナーチユーブを
夫々延設するようにしても良い。
<考案の効果> このように、本考案ダンパーによれば、インナ
ーチユーブと嵌合してその相対的な軸方向運動の
みを許容するよう多曲面形状等の異形断面の嵌合
部構成からなるガイドチユーブを下記ブラケツト
と一体に設けたことによつて、上部ブラケツトに
延設したガイドチユーブの回動阻止下にシートの
回転防止を行うことが出来る。
また、ガイドチユーブをアウターチユーブ内に
配置したことによつて、支柱構造部から外部に張
り出すなどの外観上並びに使用上不都合な構造部
分をなくし得ると共に、アウターチユーブとイン
ナーチユーブとの間での回転防止機構の設置を必
要としないので、これ等の摺接部特にアウターチ
ユーブの上端をインナーチユーブ外周に密に摺接
せしめることが可能となる。
さらに、上記摺接部分からの構造部内への塵及
び海水などの侵入をブーツなどの補足部材を要せ
ずして防止出来るので、外観向上と共に製品の低
廉化をなし得る等、本考案ダンパーはボート用シ
ートの支柱構造部として極めて有用なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ダンパーの一実施例を示す半裁
縦断面図、第2図は同実施例における要部の横断
平面図、第3図は本考案ダンパーの他の実施例を
示す要部の縦断側面図、第4図は本考案ダンパー
の更に他の実施例を一部破断して示す側面図、第
5図は同実施例における要部の横断平面図、第6
図は本考案ダンパーの更に今一つの実施例を示す
半裁縦断側面図である。 1……下部ブラケツト、2……アウターチユー
ブ、3……ガイドチユーブ、4……インナーチユ
ーブ、5……上部ブラケツト、8……ストツパー
ピン、11……軸受け、13……ダンパー本体、
14……ナツト、17……捻子、20……ボル
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下部ブラケツトと上部ブラケツトとの間にダ
    ンパー装置を配置し、該ダンパー装置を被うよ
    うにこれ等両ブラケツトから夫々延設したアウ
    ターチユーブとインナーチユーブとを抜き差し
    自在に挿入せしめてなる支柱機構において、前
    記アウターチユーブの一端に前記インナーチユ
    ーブの外周と密に摺接する軸受けを設けると共
    に、前記アウターチユーブ側ブラケツトにガイ
    ドチユーブを附設し、該ガイドチユーブと前記
    インナーチユーブとが相対的な軸方向運動のみ
    許容する回り止め機構を介して係合してなるこ
    とを特徴とするシートダンパー。 (2) 前記ガイドチユーブがインナチユーブの外側
    に配置されているところの実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のシートダンパー。 (3) 前記ガイドチユーブがインナーチユーブの内
    側に配置されているところの実用新案登録請求
    の範囲第1項記載のシートダンパー。
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