JPH03290229A - 2軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents

2軸配向ポリエステルフイルム

Info

Publication number
JPH03290229A
JPH03290229A JP9291590A JP9291590A JPH03290229A JP H03290229 A JPH03290229 A JP H03290229A JP 9291590 A JP9291590 A JP 9291590A JP 9291590 A JP9291590 A JP 9291590A JP H03290229 A JPH03290229 A JP H03290229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
limpness
polyester film
value
specific gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9291590A
Other languages
English (en)
Inventor
Takanari Inoue
敬也 井上
Takanobu Oda
尚伸 小田
Tadashi Okudaira
奥平 正
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Magphane KK
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Nippon Magphane KK
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Magphane KK, Toyobo Co Ltd filed Critical Nippon Magphane KK
Priority to JP9291590A priority Critical patent/JPH03290229A/ja
Publication of JPH03290229A publication Critical patent/JPH03290229A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は長平方向の強力に優れ、かつ80℃付近の温度
域で優れた月決安定性を有するポリエステルフィルムの
寸法安定性を有するポリエステルフィルムに関する。
(従来の技術) 一般にポリエチレンテレフタレートに代表されるポリエ
ステルフィルムはその優れた耐熱性、機械的性質、耐薬
品性等から磁気テープ用途、電気用途をはじめ広範囲に
利用されている。磁気テープ、中でもビデオテープ用途
においては、録画済みテープが高温下で保存されたり、
繰り返し再生走行中に受ける熱により熱収縮を起こし、
これにより生じる画像の歪み(スキュー歪み)が問題と
なり、テープに寸法安定性が求められており、中でも8
0℃付近の温度域での寸法安定性が極めて重要であると
いわれている。
更に近年のビデオデツキの小型軽量化に伴い、薄いベー
スフィルムが要求され、高い強力が必要とされると、寸
法安定性は極めて深刻な問題となる。
従来、こういった強力の高いフィルムの寸法安定性を向
上させるために2軸配向後の熱処理の温度を高くするな
どの方法がとられていた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら従来の方法では、熱に対する寸法安定性は
向上するが、反面、フィルムの強度が低下するといった
問題を有していた。本発明はこのような事情に着目して
なされたものであって、その目的は強力の高い2軸配向
ポリエステルフィルムへ80°C付近の温度域での良好
な寸法安定性を付与せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、長手方向のF5値が15kg/mfA以上で
ある2軸配向ポリエステルフィルムにおいて該フィルム
の975cM−’及び795cm’の赤外線吸収ピーク
の強度比Aと比重Bから下式を使って求めた値Cが0.
51以上であることを特徴きする2軸配向フイルムであ
る。
C= (35,3・B−47,1)/A  ・・・(1
)(作用) 本発明で使用される2軸配向ポリエステルフィルムのベ
ースとなるポリエステルとしては、ポリエチレンテレフ
タレートやポリアルキレンナフタレート等の結晶性ポリ
エステルが挙げられ、その種類は特に限定されないが、
最も一般的なのはエチレンテレフタレートを主たる繰り
返し単位とするポリエステルであり、特に繰り返し単位
の80モル%以上がエチレンテレフタレートであるポリ
エステルが最適である。この場合の他の共重合成分のう
ちジカルボン酸成分としては、たとえばイソフタル酸、
p−β−オキシエトキシ安息香酸、2.6−ナフタレン
ジカルボン酸、4.4’ −ジカルボキシジフェニール
、4.4’ −ジカルボキシベンゾフェノン、ビス(4
−カルボキシフェニル)エタン、アジピン酸、セバシン
酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、1.4−ジカ
ルボキシシクロヘキサン等が挙げられる。またグリコー
ル成分としては、たとえばプロピレングリコール、ブタ
ンジオール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリ
コール、シクロヘキサンジオール、ビスフェノ・−ルA
のエチレンオキサイド付加物、ポリエチレングリコール
、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール等が挙げられる。これらのジカルボン酸成分やグ
リコール成分は、必要により2種以上を組合せて使用す
ることができる。また上記ジカルボン酸成分やグリコー
ル成分と共に、p−オキシ安息香酸等のオキシカルボン
酸を併用することも可能であり、更には他の共重合成分
としてアミド結合、ウレタン結合、エーテル結合、カー
ボネート結合等を含む化合物を少量併用することもでき
る。
上記の原料成分を用いたポリエステルの製法としては、
ジカルボン酸とグリコールを直接反応させる直接重合法
、ジカルボン酸のジエステルとグリコールとをエステル
交換反応させるエステル交換法等を適宜採用することが
できる。またこれらのポリエステルには、必要に応じて
、且つ電磁変換特性に顕著な悪影響を与えない範囲で不
活性無機質微粒子を含有させることもできる。
本発明において長手方向のF5値が15kg/mj以−
1−である2軸配向ポリエステルフィルムとは、上記の
様にして得られるポリエステルを常法に従って溶融押出
しし、シート状あるいはフィルム状に成形した後、横・
縦2軸方向に延伸し、必要により更に縦方向へ再延伸し
た後、熱処理したフィルムの長手方向のF5値が15k
g/nuii以」―であるものを言うが、本発明の目的
を達成するためには、該2軸配向フイルムの975C1
1−’および795cm−’の赤外線吸収ピークの強度
比Aと比重Bがド式を使って求められる値Cが0.51
以−■−好ましくは0.60以上でなければならない。
C= (35,3・B−47,1)/A  ・・・(1
)975cm”および795cm’の赤外線吸収ピーク
の強度比は、未配向のポリエチレンテレフタレート試料
を熱処理した場合、比重と直線的な関係があるが、pめ
2軸に配向させたフィルムを熱処理した場合のL記の強
度比は、比重との直線的な関係がうしなわれ、同じ比重
の場合でもより高い強度比を示すことが知られている。
(P、G、Shmldt 。
Journal of Polymer 5clenc
e+ Part A 、 1 、1271(1911i
3)) 発明者らは上記の関係に着目し、鋭意検討した結果15
kg/m僅以上という高いF5の2軸配向フイルムでも
975cm−’および795cm−’の赤外線吸収ピー
ク強度比と比重Bを上記特定の範囲に限定することによ
り、80°C付近でのq法安定性の− 6− 優れた2軸配向フイルムを得るに至った。
この様にF5値が15kg/mnt以」二であっても、
975cm−’および795cI11−’の赤外線吸収
ピークの強度比と比重が上記特定の範囲に限定されたフ
ィルムがなぜ80℃付近の温度域で優れた寸法安定性を
示すかの理由は、必ずしも明確にされた訳ではないが次
の様に考えられる。即ち、975cIN”および795
c11−’の赤外線吸収ピークの強度比と比重が上記特
定の範囲に限定されたフィルムは、フィルム中の緊張し
た非晶域の量が一定量以Fに制限されており、かつ80
℃付近の温度域での非晶域の動きを制限しうるだけの結
晶部分が存在しており、このため80℃付近では非晶域
の動きが十分に抑えられ良好な寸法安定性を示すものと
考えられる。
上記要求特性を溝たす2軸配向ポリエステルフィルムを
製造する方法は特に制限されないが、もっとも−・船釣
な方法を以下に述べる。
溶融され、シート状に押出し成形された無配向ポリエス
テルをガラス転移温度以−Lで2軸延伸し。
必要に応じ1軸または2軸に再延伸する。次に延伸され
たポリエステルフィルムをテンターにて熱固定する。熱
固定温度としては、ポリエチレンテレフタレートの場合
150〜220℃、好ましくは180〜200℃で処理
時間は1〜10秒が好ましい。
次いで、上1己の如(熱固定処理されたフィルムを弛緩
熱処理する。弛緩熱処理方法については、テンター内で
フィルムを把持したクリップの進行速度を逐次ゆるめる
ことによりフィルム流れ方向に弛緩する方法およびそれ
ぞれニップロールを有する加熱ロールと冷却ロール間で
速度差を与える方法であればいずれの方法も用いること
が出来るが、好ましい弛緩条件として弛緩温度80〜1
50℃、好ましくは90〜120℃、弛緩率は0.2〜
2%、弛緩時間は1秒以内である。
このように2軸配向、熱固定後比較的低温度下での低率
の弛緩処理を施すことによりフィルムの強さを維持した
まま80℃付近の温度域の優れた寸法安定性を発現させ
ることができる。
(実施例) 以下、実施例によって本発明をより具体的に説明するが
、本発明はもとよりこれらの実施例により制約をうける
ものではない。
尚、r記実施例に示したフィルムの各物性の測定法は次
の通りである。
(1)80℃における一=1法安定性 大きさが50關(長さ)X4mm(幅)で、かつその長
手方向とフィルムの長子方向とが合致するようにして採
取した被測定サンプルを真空理工■製TMA−3000
型熱機械試験器により、その変形モードにて、定荷重下
(9,4g)80℃におけるフィルムの熱変形曲線を測
定し、試料雰囲気が80℃に達してから(約30分間必
要)1時間に渡って生じた変形量を算出し、元の長さで
割って1時間当りの熱収縮速面(熱収縮量)と定義した
■ F5値 東洋ボールドウィン社製テンシロンUTM−II−50
0型を使用し、23°C165%RHの条件下で測定し
た。ここでいうF5値とは引張試験を行った際の試料5
%伸長時の単位断面積当りの応力を意味する。F5値は
、測定するフィルムを11方向以下10.lNl111
長手方向(長手方向と鉛直をなす方向、150+nmの
長方形に切り、チャ・ツク間100 mmにして引張速
度100%/分で引張実験を行い、求めた値である。
■ 比重 n−へブタン、四塩化炭素の混合溶液による密度勾配管
を用いて、25℃65%RHの条件下で密度測定し、こ
れを比重とした。
(4) ’ 975 cv−’および795cm−’の
赤外線吸収ピークの強度比 強度比の測定はSchmidtの方法(Jounal 
ofPolymer 5cience、 Part A
、1.1271(193))に従った。
PE]?KIN ELMER社製983型赤外線分光装
置を用いて、975c、−’の吸収強度A 97r、 
、795 cm−’の吸収強度A7゜5を各々求め、A
11゜5/A7゜5を強度比とした。
実施例1 9− 10− ポリエチレンテレフタレートを常法により、溶融押出し
、シートに成形後、95℃で3.0倍横方向に延伸し、
引続き105°Cで4.9倍縦方向に延伸し、更に20
0°Cで熱固定処理を行ない厚さ9.0μの2軸配向ポ
リエステルフィルムを得た。このフィルムをフィルム温
度100℃にて縦方向に0.5%弛緩させ、冷却後巻取
った。得られたフィルムの特性を第1表に示した。
比較例1 実施例1と同じ方法で延伸、熱固定し、弛緩処理を施さ
ずに厚さ9.0μの2軸配向ポリエステルフィルムを得
、冷却して巻取った。得られたフィルムの特性を第1表
に示した。
実施例2 ポリエチレンテレフタレートを常法により、溶融押出し
、シートに成形後、90℃で3.2倍横方向に延伸し引
続き140℃で5.0倍縦方向に延伸し、更に200℃
で熱固定処理を行ない厚さ9.0μの2軸配向ポリエス
テルフィルムを得た。
このフィルムをフィルム温度100℃にて縦方向に0.
9%弛緩させ冷却後巻取った。得られたフィルムの特性
を第1表に示した。
以−ド余白 第1表より次の様に考察することができる。
実施例1.2はいずれも本発明の規定要件を満たしてい
るので、高強力を有しながらも、80℃付近での熱収縮
特性に優れている。これに対し、比較例1.2は975
0箇−1及び795c璽−1の赤外線吸収ピークの強度
比Aと比重Bから求められる値Cが本発明の規定要件か
ら外れているため、80℃付近の熱収縮特性が悪い。
(発明の効果) 本発明は以上の様に構成されており、長手方向のF5が
15kg/m1il以りの2軸配向ポリエステルフィル
ムの975c+n−’及び795cm−’の赤外線吸収
ピークの強度比Aと比重Bから求められる値Cを特定す
ることによって高強力かつ80℃付近の優れた熱収縮特
性を有するフィルムを提供することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 長手方向のF5値が15kg/mm^2以上である2軸
    配向ポリエステルフィルムにおいて、該フィルムの97
    5cm^−^1及び795cm^−^1の赤外線吸収ピ
    ークの強度比Aと比重Bから下式を使って求めた値Cが
    0.51以上であることを特徴とする2軸配向ポリエス
    テルフィルム。 C=(35.3・B−47.1)/A・・・(1)
JP9291590A 1990-04-06 1990-04-06 2軸配向ポリエステルフイルム Pending JPH03290229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9291590A JPH03290229A (ja) 1990-04-06 1990-04-06 2軸配向ポリエステルフイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9291590A JPH03290229A (ja) 1990-04-06 1990-04-06 2軸配向ポリエステルフイルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03290229A true JPH03290229A (ja) 1991-12-19

Family

ID=14067783

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9291590A Pending JPH03290229A (ja) 1990-04-06 1990-04-06 2軸配向ポリエステルフイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03290229A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003054067A1 (en) * 2001-12-11 2003-07-03 Skc Limited Biaxially oriented polyester film

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003054067A1 (en) * 2001-12-11 2003-07-03 Skc Limited Biaxially oriented polyester film
US6902819B2 (en) * 2001-12-11 2005-06-07 Skc Limited Biaxially oriented polyester film
KR100541230B1 (ko) * 2001-12-11 2006-01-10 에스케이씨 주식회사 이축연신 폴리에스테르 필름

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0408042B1 (en) Heat-sealable laminated polyester film
JPH03216B2 (ja)
JPH03290229A (ja) 2軸配向ポリエステルフイルム
KR20010074862A (ko) 이축배향 폴리에스테르 필름, 그 제조법 및사진감광재료용 지지체로서의 그 용도
JP2010024409A (ja) 二軸配向ポリエステルフィルム
JP5373313B2 (ja) 二軸配向積層ポリエステルフィルム
JP2516100B2 (ja) 2軸配向ポリエステルフィルム
KR0158241B1 (ko) 폴리에스테르 필름의 제조방법
JPH03224722A (ja) 複合化フイルムの製造法
EP0960718A1 (en) Biaxially oriented polyester film
JPS62154226A (ja) 磁気記録媒体用二軸延伸ポリエステルフイルム
JPS61126629A (ja) 磁気記録媒体用二軸延伸ポリエステルフイルム
JP2692269B2 (ja) 低収縮ポリエステルフィルム
JP2550746B2 (ja) ポリエステル系樹脂フィルム
JPH0773876B2 (ja) 等方性ポリエステルフイルム
JPH06166102A (ja) ポリエステルフィルムの製造方法
JP4387245B2 (ja) 電気絶縁用二軸配向ポリエチレン−2,6―ナフタレンジカルボキシレートフィルム
KR0157090B1 (ko) 이축 배향 폴리에스테르 필름 및 이의 제조방법
JPWO2009091072A1 (ja) ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いた二軸配向ポリエステルフィルム
JP2996505B2 (ja) 2軸配向ポリエステルフィルム
JPS63291216A (ja) 磁気記録媒体用2軸配向ポリエステルフイルム
JPH07125063A (ja) 二軸延伸ポリエステルフィルム
JP4229682B2 (ja) ポリエステルフィルム及びその製造方法
JPS63145342A (ja) ポリエステルフイルムの処理方法
JP2550745B2 (ja) ポリエステル系樹脂フィルム