JPH0328999Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0328999Y2
JPH0328999Y2 JP1987123465U JP12346587U JPH0328999Y2 JP H0328999 Y2 JPH0328999 Y2 JP H0328999Y2 JP 1987123465 U JP1987123465 U JP 1987123465U JP 12346587 U JP12346587 U JP 12346587U JP H0328999 Y2 JPH0328999 Y2 JP H0328999Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
timer
signal
set time
cooling medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1987123465U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6433342U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1987123465U priority Critical patent/JPH0328999Y2/ja
Publication of JPS6433342U publication Critical patent/JPS6433342U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0328999Y2 publication Critical patent/JPH0328999Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、加圧鋳造機や射出成形機等における
金型に冷却媒体を供給して該金型を冷却する冷却
装置の改良に関するものである。
(従来の技術) 従来より、この種の冷却装置として、例えば特
開昭60−141359号公報に示されるように、加圧鋳
造機における金型にその鋳造サイクルの冷却時間
帯のみに限定して間欠的に冷却水を流通させるよ
うにすることにより、金型の冷過ぎを抑えるとと
もに、冷却水を節約するようにしたものが知られ
ている。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、鋳造機が故障した場合等において
は、その金型への冷却水等の冷却媒体の流通を停
止しないと、その冷却媒体によつて金型が過冷却
される。そして、この金型が過冷却状態になつた
ときには、正常状態への復帰後、金型温度を上昇
させるために、その金型温度が通常温度に戻るま
での間、製品を作る以外の目的で鋳造を行ういわ
ゆる捨打ちと呼ばれる工程が必要であり、材料を
浪費するという問題があつた。
このため、冷却媒体供給源から金型に至る冷却
媒体供給経路を開閉する手動操作式式の開閉弁を
設け、鋳造機の故障時等には、その開閉弁を閉じ
て金型への冷却媒体の供給を停止するようにして
もよいが、その開閉弁は手動操作式のものである
ので、操作忘れがあつた場合、所期の目的を達成
できない。
本考案の目的は、上記した従来技術の考え方を
利用し、金型に対する冷却媒体の供給を鋳造機等
の状態に応じてコントロールすることにより、鋳
造機の故障時等であつてもその金型温度が過冷却
状態になるのを確実に防いで、復帰後の捨打ち状
態を回避しようとすることにある。
(問題点を解決するための手段) この目的の達成のため、本考案の解決手段は、
鋳造機の通常の鋳造サイクル時間等よりも長い時
間を設定し、その間、次の鋳造等の際の製品押出
開始信号が出力されないときには、鋳造機の故障
状態等と見做して、金型への冷却媒体の供給を停
止するものである。
具体的には、本考案は、加圧鋳造機等の金型に
冷却媒体を流して該金型を冷却する冷却装置とし
て、冷却媒体供給源から金型に至る冷却媒体供給
経路に配設され、該冷却媒体供給経路を開閉する
電磁弁と、この電磁弁に接続され、金型の動作サ
イクル毎の所定の動作により信号を出力する検出
装置と、この検出装置に接続され、通常の金型動
作サイクルよりも長い設定時間を計時しかつ該設
定時間の計時の終了により信号を出力するように
構成され、検出装置からの信号によりリセツトさ
れて上記設定時間の計時を開始するタイマと、こ
のタイマに接続され、タイマからの信号により上
記電磁弁を閉じ作動させる制御装置とを備えてい
る。
(作用) この構成により、本考案では、例えば加圧鋳造
機等において、その押出装置により金型内の製品
が押し出されると、その押出動作信号が検出装置
により検出され、この検出装置からの信号により
タイマが通常の金型動作サイクルよりも長い設定
時間の計時を始める。そして、鋳造機の故障等が
生じていない場合には、上記タイマにより計測さ
れる時間内、つまりタイマが計時を終了するまで
に、再び、上記押出装置による金型内の製品の押
出しが行われるので、タイマは、それまでの時間
計測をキヤンセルして再度、設定時間の計時を開
始する。この状態では、電磁弁は閉じられず、金
型内に対して冷却媒体が供給される。
これに対し、鋳造機の故障等が生じた場合に
は、上記タイマが計時を終了するまでに、上記押
出装置による金型内の製品の押出しが行われない
ので、タイマはリセツトされずにそのまま設定時
間の計測を完了し、その時点で、該タイマから計
時終了信号が出力される。このタイマからの信号
を受けて制御装置が作動し、この制御装置の作動
により上記電磁弁が閉じられて、上記金型への冷
却媒体の供給が停止される。
したがつて、この場合、鋳造機の故障時等にそ
の金型への冷却媒体の供給を確実に停止すること
ができ、その金型温度が大きく低下するのを抑え
て、復帰時にも金型温度を通常温度に保つことが
でき、捨打ち工程を確実に低減することができる
こととなる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は本考案の実施例に係るアルミニウム加
圧鋳造機A(ダイキヤストマシーン)の全体構成
を示し、1はフロア面上に据え付けられた基台で
あつて、この基台1上には固定ダイ2および可動
ダイ3からなる金型4と、該金型4の可動ダイ3
内に対してアルミニウムの製品を押出しするシリ
ンダ加圧式の押出装置5とが設置されている。
6は冷却媒体としての冷却水を供給する冷却水
供給口であつて、この供給口6には冷却媒体供給
経路としての冷却水通路7の上流端が接続され、
該冷却水通路7の下流部分は2つの分岐通路7
a,7bに分岐されていて、その分岐通路7a,
7bはそれぞれ上記金型4の固定ダイ2および可
動ダイ3をそれぞれ貫通して下流端が冷却水タン
ク8a,8b内に開口されており、この冷却水通
路7により、冷却水供給口6からの冷却水を金型
4に供給して、その金型4を冷却するように構成
されている。
上記冷却水通路7において分岐通路7a,7b
よりも上流側部分には、常時開のストツプバルブ
9と、その下流側に冷却水通路7を開閉して金型
4への冷却水への供給を継続または遮断する常時
開の電磁弁10とが配設されている。また、上記
各分岐通路7a,7bには、金型4よりも上流側
に常時開の手動操作式のマニユアルボールバルブ
11a,11bが配設されている。
一方、上記押出装置5には、該押出装置5にお
ける金型4内の製品のサイクル毎の押出動作によ
りON信号を出力する検出装置としてのリミツト
スイツチ12が取り付けられている。
また、上記基台1上には操作盤13が取り付け
られ、該操作盤13には金型4に供給する冷却水
の通水モードを切り換える手動操作式の切換スイ
ツチ14が配設されている。
上記切換スイツチ14および電磁弁10を回路
要素とする制御回路は第1図に示すように構成さ
れている。すなわち、上記切換スイツチ14は連
続モード、切忘れ防止モードおよびOFFモード
の3つの切換モードにそれぞれ対応する3つのモ
ード接点14a〜14cを有し、連続モード接点
14aはヒユーズ15を介して上記電磁弁10に
接続されている。また、切忘れモード接点14b
は、常時ONのリレースイツチ16aを介して上
記連続モード接点14aとヒユーズ15との間の
回路に接続されているとともに、リレー回路18
およびタイマ回路19に接続されている。また、
検出動作回路23には上記リミツトスイツチ12
と、そのON動作により励磁されるリレーソレノ
イド17bとが直列に接続されている。そして、
上記タイマ回路19には上記リレーソレノイド1
7bの励磁によりON動作するリレースイツチ1
7aと、タイマ20とが直列に接続されている。
上記タイマ20は、通常の鋳造サイクルよりも長
い設定時間(例えば80秒)の計時を行い、かつ該
設定時間の計時の終了により信号を出力するよう
に構成され、上記リレースイツチ17aのON動
作により、そのON信号の受信の都度、リセツト
状態となり、それまでの計時時間をキヤンセルし
て新たに上記設定時間の計時を開始する。また、
上記リレースイツチ17aは、検出動作回路23
に接続されているリミツトスイツチ12のON信
号によりリレーソレノイド17bをON状態にし
たとき、OFF状態となる動作をする。
一方、上記リレー回路18には、通電により上
記リレースイツチ16aをOFF作動させるリレ
ーソレノイド16bと、上記タイマ20のタイム
アツプに伴う信号の出力によりOFF作動する常
時ONのタイマスイツチ21とが直列に接続され
ている。そして、上記タイマスイツチ21、リレ
ーソレノイド16bおよびリレースイツチ16a
により、タイマ20の計時終了信号に基づき、上
記電磁弁10を閉じ状態に制御して金型4への冷
却媒体の流通を停止させるようにした制御装置2
2が構成されている。
尚、上記切換スイツチ14のOFFモード接点
14cは開放されており、この接点14cに切り
換えたときには、電磁弁10の作動制御は行われ
ない。
したがつて、上記実施例においては、切換スイ
ツチ14が切忘れ防止モードに切り換えられてい
るとき、加圧鋳造機Aの押出装置5によりその金
型4内の製品が押し出されると、その押出動作に
伴い、リレーソレノイド17bが動作し、それに
よつてリレースイツチ17aがON作動し、この
リレースイツチ17aのOFF信号がON信号に変
わつた瞬時によりタイマ回路19のタイマ20が
作動し、通常の鋳造サイクルよりも長い設定時間
のカウントが開始される。その際、鋳造機Aの故
障等が生じていないときには、上記タイマ20に
より計測される時間内、つまりタイマ20がカウ
ントを終了するまでに、再び、上記押出装置5に
よる金型4内の製品の押出しが行われて、リミツ
トスイツチ12がON作動するので、リレースイ
ツチ17aが動作し、タイマ20は、それまでの
時間計測をキヤンセルして再度設定時間の計時を
開始する。この計時中は、タイマスイツチ21が
ON状態に、またリレースイツチ16aがOFF状
態にそれぞれ保たれるので、電磁弁10は閉じら
れず、冷却水通路7は開放され、よつて金型4に
対し冷却水が供給されて該金型4が冷却される。
これに対し、鋳造機Aの故障等が生じた場合に
は、上記タイマ20が計時を終了するまでに、上
記押出装置5による金型4内の製品の押出しが行
われないので、タイマ20は設定時間の計測を完
了して、該タイマ20から計時終了信号が出力さ
れる。このタイマ20からの計時終了信号により
制御装置22のタイマスイツチ21がOFF作動
し、このタイマスイツチ21のOFF作動により
リレーソレノイド16bが通電停止されてリレー
スイツチ16aがON作動し、このリレースイツ
チ16aのON作動により上記電磁弁10が閉じ
られ、冷却水通路7が閉じられて、上記金型4内
への冷却水の供給が停止される。このようにし
て、鋳造機Aの故障時等にその金型4への冷却水
の供給を確実に停止することができ、その金型温
度が大きく低下するのが抑えられ、故障等からの
復帰時にも金型温度を素早く通常温度に保つこと
ができ、よつて鋳造機Aにおける捨打ち工程を有
効に低減することができる。
尚、本考案は、アルミニウム以外の材料はもと
より、金型を冷却して製造するあらゆる機械にも
適用することができるのは勿論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によると、加圧鋳
造機等における通常の金型動作サイクル時間より
も長い時間をタイマにより計測し、その計時が完
了するまでの間、次の動作の開始信号が出力され
ないときには、鋳造機の故障状態等と見做して、
金型への冷却媒体の供給を停止するようにしたこ
とにより、鋳造機の故障時等にその金型への冷却
媒体の供給を確実に停止して、故障等の復帰時に
金型温度を素早く通常温度に保つことができ、よ
つて捨打ち工程を確実に低減することができるも
のである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は制御系
の全体構成を示す電気回路図、第2図は加圧鋳造
機の構成を示す正面図である。 A……加圧鋳造機、4……金型、5……押出装
置、7……冷却水通路、10……電磁弁、12…
…リミツトスイツチ、16a……リレースイツ
チ、16b……リレーソレノイド、20……タイ
マ、21……タイマスイツチ、22……制御装
置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 金型に冷却媒体を流して該金型を冷却する冷却
    装置において、 冷却媒体供給源から金型に至る冷却媒体供給経
    路に配設され、該冷却媒体供給経路を開閉する電
    磁弁と、 上記電磁弁に接続され、金型の動作サイクル毎
    の所定の動作により信号を出力する検出装置と、 上記検出装置に接続され、通常の金型動作サイ
    クルよりも長い設定時間を計時しかつ該設定時間
    の計時の終了により信号を出力するように構成さ
    れ、検出装置からの信号によりリセツトされて上
    記設定時間の計時を開始するタイマと、 上記タイマに接続され、タイマからの信号によ
    り上記電磁弁を閉じ作動させる制御装置とを備え
    たことを特徴とする金型冷却装置。
JP1987123465U 1987-08-12 1987-08-12 Expired JPH0328999Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987123465U JPH0328999Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987123465U JPH0328999Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6433342U JPS6433342U (ja) 1989-03-01
JPH0328999Y2 true JPH0328999Y2 (ja) 1991-06-20

Family

ID=31372341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987123465U Expired JPH0328999Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0328999Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08792Y2 (ja) * 1992-01-24 1996-01-10 ミツミ電機株式会社 フレキシブル配線板の固定構造

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640864B2 (ja) * 1974-06-12 1981-09-24
JPS5982143A (ja) * 1982-11-02 1984-05-12 Toyota Motor Corp 金型の温度制御装置
JPS59127965A (ja) * 1983-01-13 1984-07-23 Toyota Motor Corp 金型冷却水の制御システム
JPS60141359A (ja) * 1983-12-27 1985-07-26 Fuso Light Alloys Co Ltd 金型の冷却方法
JPS63154321A (ja) * 1986-12-19 1988-06-27 Hitachi Ltd 金型冷却装置制御回路

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640864U (ja) * 1979-09-03 1981-04-15

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5640864B2 (ja) * 1974-06-12 1981-09-24
JPS5982143A (ja) * 1982-11-02 1984-05-12 Toyota Motor Corp 金型の温度制御装置
JPS59127965A (ja) * 1983-01-13 1984-07-23 Toyota Motor Corp 金型冷却水の制御システム
JPS60141359A (ja) * 1983-12-27 1985-07-26 Fuso Light Alloys Co Ltd 金型の冷却方法
JPS63154321A (ja) * 1986-12-19 1988-06-27 Hitachi Ltd 金型冷却装置制御回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6433342U (ja) 1989-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3303537A (en) Safety ejection control for casting machines
EP0560589B1 (en) Laminar flow injection moulding apparatus and laminar flow injection moulding method
JPH0328999Y2 (ja)
JPH0752219A (ja) 射出成形機の異常発生内容記憶装置
FI96010B (fi) Laite ontoiksi muotoiltujen muovituotteiden tuottamiseksi
JPS61290026A (ja) 小物成形用射出成形機
EP0448855B1 (en) Method for acknowledging operation phase of gas venting device in injection molding apparatus and acknowledging means therefor
US6082438A (en) Method and system for the control of a vacuum valve of a vacuum die casting machine
JPH04123860A (ja) 射出成形機におけるガス抜き装置制御方法と制御装置
US6610225B2 (en) Method for controlling motor-driven injection molding machine
JP3231057B2 (ja) 金型用ヒータの点検装置
US3259765A (en) Automatic control circuit for the working cycles of a machine
US6036466A (en) Injection molding machine with automatic restart feature
US6610226B2 (en) Method for controlling motor-driven injection molding machine
JPH02197365A (ja) 金型ガス抜き装置の動作確認方法及びその装置
JP3231056B2 (ja) 金型用ヒータの点検装置
JPS62259653A (ja) 金型用ガス抜き装置
JPS5922733A (ja) 成形機の加工中断時における駆動モ−タ−の空転防止方法
JPH084907B2 (ja) 射出成形機におけるガス抜き装置の鋳放り除去方法及び鋳放り除去装置
JP2005280024A (ja) 射出成形装置及び押出し成形装置
JP4448716B2 (ja) ダイカストマシンにおける金型及び安全カバーの制御方法並びに制御装置
JPH05131257A (ja) 型締め異常検出装置
JP3895013B2 (ja) 測定装置
JPH0234018Y2 (ja)
JP3752778B2 (ja) 中空射出成形装置