JPH0328944Y2 - - Google Patents

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JPH0328944Y2
JPH0328944Y2 JP7340685U JP7340685U JPH0328944Y2 JP H0328944 Y2 JPH0328944 Y2 JP H0328944Y2 JP 7340685 U JP7340685 U JP 7340685U JP 7340685 U JP7340685 U JP 7340685U JP H0328944 Y2 JPH0328944 Y2 JP H0328944Y2
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paint
paint pan
stirring
pan
support frame
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JP7340685U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は浅くて、広い塗料パンに満たされた
沈殿し易い塗料を撹拌する装置に関する。
(従来の技術) 金属粉末など沈降分離し易い顔料を含む塗料を
塗布する場合、塗料パンあるいは塗料供給タンク
などの底部に顔料が沈降して塗料の組成が変化し
たり、塗料パン底部に溜つた顔料により塗料ムラ
が出る等の問題がある。たとえば、2時間で約10
mm程度の沈殿層ができる。このため、長時間続け
て良好かつ一様な塗装をすることができない。
一方、懸濁液において懸濁物の沈殿を防止する
ために、羽根車を回転して懸濁液を撹拌する装置
が知られている。この撹拌装置は羽根車の回転軸
を垂直にして、容器の底部に取り付けられる。
また、特開昭50−121338号公報は、均一に塗装
するためにコーターロールにスリツトから塗料を
噴射する方法を開示している。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、塗料パンのように底が浅く(たとえば
100mm)、広い容器では、底部に上記のような撹拌
機を取り付けることは寸法上ほとんど不可能であ
る。また、他の装置に接触して装置を破損する恐
れもある。この場合、複数の小型撹拌装置を容器
底部に配置することも考えられるが、設備費が著
しく高くなり、実用的ではない。したがつて、塗
料パンの場合には顔料が塗料パン底部に蓄積する
ことは避けられず、良好な塗装が得られないとい
う問題があつた。
また、前記スリツトから塗装を噴射する方法で
は、スリツト装置、ポンプ、切換弁、配管などを
設備しなければならない。このため、設備費が高
くなり、また、これら装置の保守・点検が必要と
なる。
(問題点を解決するための手段) この考案の塗料パン撹拌装置は主として支持フ
レームと、複数の細長の撹拌部材と、撹拌部材駆
動装置とからなつている。撹拌部材は塗料パン底
面に近接するようにして前記支持フレームに支持
され、塗料パンのほぼ幅一杯に延びている。撹拌
部材駆動装置は前記支持フレームに連結され、撹
拌部材をこれの長手方向に対し直角方向に往復駆
動する。
(作用) 撹拌部材は駆動装置により往復動されて、塗料
パン近くの塗料を撹拌する。撹拌部材は細長く、
塗料パンの幅一杯に延びているので、塗料パン底
からわずかの高さの範囲内で底近く全体を一様に
撹拌することができる。したがつて、塗料の沈殿
を防ぎ、塗料パン中の塗料を均一な濃度に保つこ
とができる。
(実施例) 第1図はこの考案がストツリプ塗装装置に応用
された例を示すもので、塗料パン撹拌装置を備え
たストツリプ塗装装置の斜視図である。
ストツリプ塗装装置は浅くて、広い塗料パン1
を備えており、塗料パン1にはピツクアツプロー
ル7の一部が浸漬している。ピツクアツプロール
7にはコーターロール8が接し、さらにコーター
ロール8に支持ロール9が接している。コーター
ロール8と支持ロール9とに挟まれてストリツプ
Sが通過する。
塗料パン1の前壁3寄りにロ字形の支持フレー
ム11が壁面に沿つて配置されている。
支持フレーム11の下水平部材12には、前壁
3から後壁4近くまで延びる5本の撹拌棒15が
取り付けられている。撹拌棒15は前記ピツクア
ツプロール7と塗料パン1の底2との間にあつ
て、底2に近接している。
支持フレーム11の直上には複動式エアシリン
ダー17が架台(図示しない)に支持されてい
る。エアシリンダー17のロツド18は支持フレ
ーム11の上水平部材13に連結されおり、エア
シリンダー17は前記撹拌棒15をこれの長手方
向に対し直角方向に往復駆動する。
上記のように構成された装置において、エアシ
リンダー17を駆動すると、撹拌棒15は一方の
側壁5と他方の側壁6との間で往復動する。撹拌
棒15の往復動速度は150〜500mm/sec程度であ
る。撹拌棒15は塗料パン1の幅一杯に延びてい
るので、塗料パン1の底2近くの範囲全体を一様
に撹拌する。
この考案は上記実施例に限られるものではな
く、たとえばロールコーター式以外の塗装装置に
この考案の装置を応用してもよい。また、撹拌棒
に代えて、撹拌板であつてもよく、エアシリンダ
ーに代えて油圧シリンダーあるいはモータを用い
てもよい。
(考案の効果) この考案によれば、塗装装置の部材、たとえば
コーターロールと撹拌部材とが干渉することなく
塗料パン底部の塗料を撹拌することができる。し
たがつて、塗料パン底部への顔料の沈降、蓄積を
防止し、良好かつ一様な塗装を長時間続けること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、こ
の考案の塗料パン撹拌装置を備えたストツリプ塗
装装置の斜視図である。 1……塗料パン、2……塗料パン底、8……コ
ーターロール、11……支持フレーム、15……
撹拌棒、17……エアシリンダー、S……ストリ
ツプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持フレームと、塗料パン底面に近接するよう
    にして前記支持フレームに支持され、塗料パンの
    ほぼ幅一杯に延びる複数の細長の撹拌部材と、前
    記支持フレームに連結され、前記撹拌部材の長手
    方向に対し直角方向に撹拌部材を往復駆動する装
    置とからなることを特徴とする塗料パン撹拌装
    置。
JP7340685U 1985-05-20 1985-05-20 Expired JPH0328944Y2 (ja)

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JP7340685U JPH0328944Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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JP7340685U JPH0328944Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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JPS61191170U JPS61191170U (ja) 1986-11-28
JPH0328944Y2 true JPH0328944Y2 (ja) 1991-06-20

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ID=30612740

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JP7340685U Expired JPH0328944Y2 (ja) 1985-05-20 1985-05-20

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JP (1) JPH0328944Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115723A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Jfe Steel Corp ロールコーティング設備における塗料攪拌装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012115723A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Jfe Steel Corp ロールコーティング設備における塗料攪拌装置

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Publication number Publication date
JPS61191170U (ja) 1986-11-28

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