JPH0328914Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0328914Y2 JPH0328914Y2 JP1984182930U JP18293084U JPH0328914Y2 JP H0328914 Y2 JPH0328914 Y2 JP H0328914Y2 JP 1984182930 U JP1984182930 U JP 1984182930U JP 18293084 U JP18293084 U JP 18293084U JP H0328914 Y2 JPH0328914 Y2 JP H0328914Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oxidation reaction
- catalyst
- gas
- porous solid
- ignition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Lighters Containing Fuel (AREA)
- Catalysts (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、ガスライターやガスコンロの如きガ
ス燃料器具で発熱体として組込み可能なガス着火
用触媒に関するものである。
ス燃料器具で発熱体として組込み可能なガス着火
用触媒に関するものである。
従来の技術
従来、この種のガス着火用触媒としては酸化ア
ルミナ等の多孔質固型体で形成した酸化反応用触
媒が一般に用いられている。
ルミナ等の多孔質固型体で形成した酸化反応用触
媒が一般に用いられている。
考案が解決しようとする課題
然し、この多孔質固型体の酸化反応触媒ではガ
ス燃料器具の噴出ノズルから流出したガスが作用
する個所にしか酸化反応が発生しない。例えば、
ガス噴出ノズルの先端を酸化反応用触媒の略中央
に対応させて配置すると、その中央部分には酸化
反応が生ずるものの、周辺部分では酸化反応が生
じないため、発火作用面が局部的になつてしま
う。これに加えて、ガスが多孔質固型体の孔内を
通過する際に接触面積が少ないところから、充分
な酸化反応を行えないことにより着火効率が悪く
てガス燃焼効率も良くない欠点がある。
ス燃料器具の噴出ノズルから流出したガスが作用
する個所にしか酸化反応が発生しない。例えば、
ガス噴出ノズルの先端を酸化反応用触媒の略中央
に対応させて配置すると、その中央部分には酸化
反応が生ずるものの、周辺部分では酸化反応が生
じないため、発火作用面が局部的になつてしま
う。これに加えて、ガスが多孔質固型体の孔内を
通過する際に接触面積が少ないところから、充分
な酸化反応を行えないことにより着火効率が悪く
てガス燃焼効率も良くない欠点がある。
課題を解決するための手段
本考案に係るガス着火用触媒においては、発火
面を多孔質固型体の酸化反応用触媒で形成すると
共に、その多孔質固型体の孔内を含む表面に酸化
反応微粒子を固着し、更に、該多孔質固型体の背
面側に綿状体の酸化反応用触媒を積層させて一体
に形成することにより構成されている。
面を多孔質固型体の酸化反応用触媒で形成すると
共に、その多孔質固型体の孔内を含む表面に酸化
反応微粒子を固着し、更に、該多孔質固型体の背
面側に綿状体の酸化反応用触媒を積層させて一体
に形成することにより構成されている。
作 用
このガス着火用触媒では綿状体の酸化反応用触
媒でガスを全体的に分散できて均等な酸化反応を
生ずることにより、その酸化反応を発火面の多孔
質固型体に作用させて全体として均一な着火作用
を発揮することができる。これに加えて、酸化反
応微粒子で多孔質固型体の表面積を増大できると
共に表面を粗荒な凹凸形状に形成できるため、ガ
スとの接触効率を高めて酸化反応を著しく促進で
きるようになる。
媒でガスを全体的に分散できて均等な酸化反応を
生ずることにより、その酸化反応を発火面の多孔
質固型体に作用させて全体として均一な着火作用
を発揮することができる。これに加えて、酸化反
応微粒子で多孔質固型体の表面積を増大できると
共に表面を粗荒な凹凸形状に形成できるため、ガ
スとの接触効率を高めて酸化反応を著しく促進で
きるようになる。
実施例
以下、添付図面を参照して説明すれば、次の通
りである。
りである。
このガス着火用触媒は、第１図で示すように多
孔質固型体でなる酸化反応用触媒１と綿状体の酸
化反応用触媒２とを一体成形することにより形成
されている。また、多孔質固型体の酸化反応用触
媒２は第２図で示すように孔内を含む表面に酸化
反応微粒子３，３…を付着することにより形成さ
れている。その多孔質固型体でなる酸化反応用触
媒１としては、Al2O3、コージライト等のハニカ
ム状或いはランダム多孔状のセラミツク焼成体を
用いることができる。綿状体の酸化反応用触媒２
には硅酸ガラス繊維等を適用でき、また、酸化反
応微粒子３，３…としてはアルミナ等の粒状体を
用いるようにできる。この酸化反応微粒子３，３
…は多孔質固型体の酸化反応用触媒１を焼成する
前に孔内及び表面に撤布し、その後に焼結処理を
行うようにすると酸化反応用触媒１に確りと固着
することができる。この多孔質固型体の酸化反応
用触媒１は被燃焼物或いは被加熱物に熱を作用す
る発火面を形成するものであり、また、綿状体の
酸化反応用触媒２はガス燃料の噴射側に位置する
よう多孔質固型体１の背面側に一体に取付けられ
ている。
孔質固型体でなる酸化反応用触媒１と綿状体の酸
化反応用触媒２とを一体成形することにより形成
されている。また、多孔質固型体の酸化反応用触
媒２は第２図で示すように孔内を含む表面に酸化
反応微粒子３，３…を付着することにより形成さ
れている。その多孔質固型体でなる酸化反応用触
媒１としては、Al2O3、コージライト等のハニカ
ム状或いはランダム多孔状のセラミツク焼成体を
用いることができる。綿状体の酸化反応用触媒２
には硅酸ガラス繊維等を適用でき、また、酸化反
応微粒子３，３…としてはアルミナ等の粒状体を
用いるようにできる。この酸化反応微粒子３，３
…は多孔質固型体の酸化反応用触媒１を焼成する
前に孔内及び表面に撤布し、その後に焼結処理を
行うようにすると酸化反応用触媒１に確りと固着
することができる。この多孔質固型体の酸化反応
用触媒１は被燃焼物或いは被加熱物に熱を作用す
る発火面を形成するものであり、また、綿状体の
酸化反応用触媒２はガス燃料の噴射側に位置する
よう多孔質固型体１の背面側に一体に取付けられ
ている。
このように構成するガス着火用触媒は、ガスラ
イター、ガスコンロ等の発熱体として組込むこと
ができ、その取付器具の形態に応じて適宜な大き
さのブロツク或いは板状に形成することができ
る。この触媒Ａを各種のガス器具に組込んで発熱
体として機能させるときには、第３図で示すよう
に器具の噴出ノズルＢからガスを触媒Ａに供給
し、このガス燃料Ｃに対して放電ノズルからの火
花やニクロム線の発熱等で着火する。そのとき、
燃料ガスは綿状体の酸化反応用触媒２の内部で繊
維組織に沿つて全体的に分散しつつ流通するた
め、この触媒組織内では全体的にガス燃焼が生ず
ることにより多孔質固型体１にも全面的に波及さ
せることができる。また、多孔質固型体１では燃
料ガスが酸化反応微粒子３，３…の凹凸面に沿つ
て全体的に流通することにより、全体の凹凸面に
充分に接触するから極めて効率よく酸化反応を行
えるようになる。その酸化反応は触媒Ａの全面に
分散したガスに対して行えるものであり、触媒Ａ
の全域から確実に発熱できるようになる。この発
熱で、タバコに火を付け或いは被加熱体を効率よ
く加熱することができ、その後に燃料ガスの噴出
を継続すればガス燃焼を持続できるようになる。
イター、ガスコンロ等の発熱体として組込むこと
ができ、その取付器具の形態に応じて適宜な大き
さのブロツク或いは板状に形成することができ
る。この触媒Ａを各種のガス器具に組込んで発熱
体として機能させるときには、第３図で示すよう
に器具の噴出ノズルＢからガスを触媒Ａに供給
し、このガス燃料Ｃに対して放電ノズルからの火
花やニクロム線の発熱等で着火する。そのとき、
燃料ガスは綿状体の酸化反応用触媒２の内部で繊
維組織に沿つて全体的に分散しつつ流通するた
め、この触媒組織内では全体的にガス燃焼が生ず
ることにより多孔質固型体１にも全面的に波及さ
せることができる。また、多孔質固型体１では燃
料ガスが酸化反応微粒子３，３…の凹凸面に沿つ
て全体的に流通することにより、全体の凹凸面に
充分に接触するから極めて効率よく酸化反応を行
えるようになる。その酸化反応は触媒Ａの全面に
分散したガスに対して行えるものであり、触媒Ａ
の全域から確実に発熱できるようになる。この発
熱で、タバコに火を付け或いは被加熱体を効率よ
く加熱することができ、その後に燃料ガスの噴出
を継続すればガス燃焼を持続できるようになる。
なお、上述したガス着火用触媒では多孔質固型
体の酸化反応用触媒１と綿状体の酸化反応用触媒
２とを接着させて二層に形成したが、第４図で示
す如く綿状体の酸化反応用触媒２をサンドイツチ
状に挟んで多孔質固型体の酸化反応用触媒１，４
を積層した三層で形成することもできる。この場
合には、多孔質固型体の酸化反応用触媒４として
は酸化反応微粒子を表面に固着したものを用い或
いは単なる多孔質固型体でなるものを用いてもよ
い。
体の酸化反応用触媒１と綿状体の酸化反応用触媒
２とを接着させて二層に形成したが、第４図で示
す如く綿状体の酸化反応用触媒２をサンドイツチ
状に挟んで多孔質固型体の酸化反応用触媒１，４
を積層した三層で形成することもできる。この場
合には、多孔質固型体の酸化反応用触媒４として
は酸化反応微粒子を表面に固着したものを用い或
いは単なる多孔質固型体でなるものを用いてもよ
い。
考案の効果
以上の如く、本考案に係るガス着火用触媒に依
れば、燃料ガスを綿状体の酸化反応用触媒で全体
的に分散できて多孔質固型体の酸化反応用触媒か
ら全面的に発火できると共に、酸化反応微粒子で
多孔質固型体と燃料ガスとの接触面積を増大でき
て効率のよい酸化反応を行えることによりガス燃
料による発火を確実に得られ、また、多孔質固型
体をベースに形成するところから被燃焼体や被加
熱体と接触しても変形し或いは摩耗するのを防ぐ
ことができる。
れば、燃料ガスを綿状体の酸化反応用触媒で全体
的に分散できて多孔質固型体の酸化反応用触媒か
ら全面的に発火できると共に、酸化反応微粒子で
多孔質固型体と燃料ガスとの接触面積を増大でき
て効率のよい酸化反応を行えることによりガス燃
料による発火を確実に得られ、また、多孔質固型
体をベースに形成するところから被燃焼体や被加
熱体と接触しても変形し或いは摩耗するのを防ぐ
ことができる。
第１図は本考案に係るガス着火用触媒の斜視
図、第２図は同触媒における多孔質固型体の酸化
反応用触媒を示す一部拡大断面図、第３図は同触
媒を組付けるガス機器の説明図、第４図は本考案
の変形例に係るガス着火用触媒の斜視図である。 １：多孔質固型体の酸化反応用触媒、２：綿状
体の酸化反応用触媒、３，３…：酸化反応微粒
子。
図、第２図は同触媒における多孔質固型体の酸化
反応用触媒を示す一部拡大断面図、第３図は同触
媒を組付けるガス機器の説明図、第４図は本考案
の変形例に係るガス着火用触媒の斜視図である。 １：多孔質固型体の酸化反応用触媒、２：綿状
体の酸化反応用触媒、３，３…：酸化反応微粒
子。
Claims (1)
- 発火面を多孔質固型体の酸化反応用触媒で形成
すると共に、その多孔質固型体の孔内を含む表面
に酸化反応微粒子を固着し、更に、該多孔質固型
体の背面側に綿状体の酸化反応用触媒を積層させ
て一体に形成したことを特徴とするガス着火用触
媒。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984182930U JPH0328914Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1984182930U JPH0328914Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6198531U JPS6198531U (ja) | 1986-06-24 |
| JPH0328914Y2 true JPH0328914Y2 (ja) | 1991-06-20 |
Family
ID=30740455
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1984182930U Expired JPH0328914Y2 (ja) | 1984-11-30 | 1984-11-30 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0328914Y2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5626552A (en) * | 1979-08-13 | 1981-03-14 | Hiroshima Gas Kk | Catalyst for combustor |
| JPS5792646A (en) * | 1980-12-02 | 1982-06-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Catalytic combustion type heater |
| JPS5817840A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス浄化用触媒体 |
-
1984
- 1984-11-30 JP JP1984182930U patent/JPH0328914Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5626552A (en) * | 1979-08-13 | 1981-03-14 | Hiroshima Gas Kk | Catalyst for combustor |
| JPS5792646A (en) * | 1980-12-02 | 1982-06-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Catalytic combustion type heater |
| JPS5817840A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス浄化用触媒体 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6198531U (ja) | 1986-06-24 |
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