JPH0328884Y2 - - Google Patents

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JPH0328884Y2
JPH0328884Y2 JP10839986U JP10839986U JPH0328884Y2 JP H0328884 Y2 JPH0328884 Y2 JP H0328884Y2 JP 10839986 U JP10839986 U JP 10839986U JP 10839986 U JP10839986 U JP 10839986U JP H0328884 Y2 JPH0328884 Y2 JP H0328884Y2
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suction
solid
branch pipes
side walls
rear walls
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JP10839986U
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【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案は汚水、泥水、スラツジ及びスラリー
等、固体粒子と液体が混在する流体の固液分離処
理技術に係る固形分離脱水装置に関する。
ロ 従来の技術 固体粒子と液体が混在する流体から固形分と水
分を分離処理するその方法は、従来より各種試み
られているが、汚水、泥水、スラツジ及びスラリ
ー等、所謂産業廃棄流体や畜糞尿等の汚物の場
合、処理量が膨大になるため、多大な処理時間を
要するものであつた。
ハ 考案が解決しようとする問題点 本考案は上記問題に鑑み、固体粒子と液体が混
在する流体の固形分と水分の分離処理に際して、
処理時間を短縮することができると共に、分離し
た固形成分中の含水率が少ない固形分離脱水装置
を提供することを目的とするものである。
ニ 問題点を解決するための手段 本考案の固形分離脱水装置は、四方を囲う前後
壁と側壁とがこれら前後壁同士及び側壁同士の間
隔を下方に行くに従つて徐々に大きくなるように
傾斜して成る機筐本体の底部開口面に下方に開閉
する底板を枢設し、前記機筐本体の上部開口平面
内に適宜間隔をもつて複数の分岐管を並設すると
共に該分岐管に吸引パイプを連結し、前記分岐管
の夫々に通水性中空平板状の吸引板を連通して前
記機筐本体の上部開口から底部開口に向かう方向
に枢支し、これら吸引板の各板面に濾過シートを
被設したことを特徴とするものである。
ホ 作用 上記構成の固形分離脱水装置は吸引パイプに公
知の気液混合型真空ポンプを接続し、該気液混合
型真空ポンプにより吸引駆動して使用するもので
あり、汚水、泥水、スラツジ及びスラリー等、固
体粒子と液体が混在する流体を機筐本体に上方か
ら投入し、この状態で気液混合型真空ポンプを駆
動すると、吸引パイプを介して吸引板の内腔部が
吸気減圧する。従つて機筐本体内に収容した流体
は、該吸引板の表面に被設した濾過シートを介し
て液体成分だけが内腔部に濾過吸引されると共
に、吸引パイプを介して気液混合型真空ポンプに
吸引・排出される。所定時間経過すると脱水した
流体中に含有していた固形成分が吸引板の濾過シ
ートに付着した状態で底板上に堆積しており、底
板を開くと堆積した固形成分が自重落下するもの
で、この自重落下に際して機筐本体を構成する前
後壁及び側壁の裾部が僅かに開いて構成されてい
るため、固形成分が粘性を有する場合でも容易に
前後壁及び側壁の内壁面及び濾過シートの表面か
ら剥離離脱する為、処理作業が極めて容易であ
る。
ヘ 実施例 以下、本考案の固形分離脱水装置の一実施例を
図面に従つて説明すると、第1図は固形分離脱水
装置の一部切欠した正面図、第2図は同平面図、
第3図及び第4図はそれぞれ要部断面図である。
符号1は裾部が僅かに開いた状態の前後壁2,2
及び側壁3,3から成る機筐本体であり、該機筐
本体1の底部開口面には、ヒンジ機構4を介して
下面方向に開閉自在になる底板5を枢着すると共
に、該ヒンジ機構4の対辺と機筐本体1側の対応
位置間に開閉機構6を構成し、該底板5を開閉操
作するように構成して成る。上記機筐本体1の上
縁には矩形縁部材7を固設し、上面が開口した投
入口8を構成すると共に、溢液を機筐外に溢流す
る溢流ドレン9を側壁3に固設した集水升10の
上方に開口して成る。また符号11は矩形上縁7
に架設した吸引パイプであり、該吸引パイプ11
から水平に分岐した複数(実施例では5本のもの
を示す)の各分岐管12,12…の一端に対して
それぞれ連通して成る縦管13には、他端部近傍
を支持桿14によつて揺動可能(矢印A方向)に
枢支した吸引板15の一端を連通接続して成る。
該吸引板15はそれぞれ下縁部が底板5の近傍に
位置するように懸吊支持して成るもので、孔開き
鋼板16の両面にステンレス製の金網17,17
を並設し、周縁部をモール部材18によつて閉塞
すると共に、該内腔部19を前記縦管13に開設
した長孔20と連通して成る。また、上記各吸引
板15には水を濾過するための適当な濾過性の網
目を有するポリエステル樹脂等のシート材によつ
て構成した封筒状の濾過シート21を交換可能に
外挿被設してなるもので、該濾過シート21は縫
製又は溶着によつて成形して成る。
上記構成の固形分離脱水装置は、吸引パイプ1
1に公知気液混合型真空ポンプ(図示せず)の吸
引ポートを接続し、該気液混合型真空ポンプを駆
動して使用するものである。
汚水、泥水、スラツジ及びスラリー等、固体粒
子と液体が混在する流体Sを機筐本体1の投入口
8から投入し、機筐本体8内に収容すると共に、
この状態で気液混合型真空ポンプを駆動する。こ
の吸引によつて固形分離脱水装置は、吸引パイプ
11、分岐管12及び縦管13を介して吸引板1
5内腔部19が吸気減圧せしめられる。従つて機
筐本体1内に収容した固体成分と液体成分が混合
した流体Sは、該吸引板15の表面に外挿した濾
過シート21を介して液体成分Wだけが内腔部1
9に濾過吸引されると共に、縦管13、分岐管1
2及び吸引パイプ11を介して気液混合型真空ポ
ンプの吸引ポートに吸入されると共に、排出ポー
トから吐出される。所定時間気液混合型真空ポン
プを駆動すると、脱水した流体S中の固形成分M
が吸引板15に被設した濾過シート21に付着し
た状態で底板5上に堆積するようになり、該固形
分離脱水装置の下方に運搬車輛等を待機した状態
で開閉機構6を釈放し、ヒンジ機構4を介して該
底板5を開くと、該堆積した固形成分Mが自重落
下する。またこの自重落下に際して、機筐本体1
を構成する前後壁2,2及び側壁3,3の裾部が
僅かに開いて構成されており、下方移動によつて
横方向の圧力が急速に降下するようになるため、
固形成分Mが粘性を有する場合でも容易に前後壁
2,2及び側壁3,3の内壁面及び濾過シート2
1の表面から剥離離脱するようになる。
また、上記濾過シート21がポリエステル樹脂
等のシート材によつて構成されているため、固形
成分Mとの剥離性能に優れ、目詰まり等の不具合
が生じ難いばかりでなく、封筒状に構成され吸引
板15に対して交換可能に外挿被設してなる為、
保守作業が極めて容易である。
ト 発明の効果 以上述べたように本考案の固形分離脱水装置
は、汚水、泥水、スラツジ及びスラリー等、固体
粒子と液体が混在する流体の固形分と水分の分離
処理に際して、処理時間を短縮することができる
と共に、分離した固形成分中の含水率が少くする
ことができるものであり、環境浄化を達成するこ
とができる等、本考案実施例の実用的効果は極め
て大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の固形分離脱水装置の一実施例を
示すもので、第1図は固形分離脱水装置の一部切
欠した正面図、第2図は同平面図、第3図は第1
図における−線断面図、第4図は第1図にお
ける−線拡大断面図である。 1……機筐本体、2……前後壁、3……側壁、
4……ヒンジ機構、5……底板、6……開閉機
構、8……投入口、11……吸引パイプ、12…
…分岐管、13……縦管、15……吸引板、16
……孔開き鋼板、17……金網、21……濾過シ
ート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四方を囲う前後壁2,2と側壁3,3とがこれ
    ら前後壁2,2同士及び側壁3,3同士の間隔を
    下方に行くに従つて徐々に大きくなるように傾斜
    して成る機筐本体1の底部開口面に下方に開閉す
    る底板5を枢設し、前記機筐本体1の上部開口平
    面内に適宜間隔をもつて複数の分岐管12を並設
    すると共に該分岐管12に吸引パイプ11を連結
    し、前記分岐管12の夫々に通水性中空平板状の
    吸引板15を連通して前記機筐本体1の上部開口
    から底部開口に向かう方向に枢支し、これら吸引
    板15の各板面に濾過シート21を被設したこと
    を特徴とする固形分離脱水装置。
JP10839986U 1986-07-14 1986-07-14 Expired JPH0328884Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10839986U JPH0328884Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10839986U JPH0328884Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6316808U JPS6316808U (ja) 1988-02-04
JPH0328884Y2 true JPH0328884Y2 (ja) 1991-06-20

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ID=30985559

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JP10839986U Expired JPH0328884Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

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