JPH032882B2 - - Google Patents
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- JPH032882B2 JPH032882B2 JP57130320A JP13032082A JPH032882B2 JP H032882 B2 JPH032882 B2 JP H032882B2 JP 57130320 A JP57130320 A JP 57130320A JP 13032082 A JP13032082 A JP 13032082A JP H032882 B2 JPH032882 B2 JP H032882B2
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- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法に
係り、特にスチレン系樹脂を連続的に製造するの
に好適な熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法に関す
るものである。
係り、特にスチレン系樹脂を連続的に製造するの
に好適な熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法に関す
るものである。
スチレン系樹脂等熱可塑性樹脂の連続塊状重合
においては、撹拌混合されている被重合物の塊状
重合反応で生じる反応熱および撹拌熱を除去する
ことが最重要課題である。この反応熱および撹拌
熱を除去する方法として、特公昭53−46871号、
特公昭55−50961号および特願昭54−141348号が
提案されている。
においては、撹拌混合されている被重合物の塊状
重合反応で生じる反応熱および撹拌熱を除去する
ことが最重要課題である。この反応熱および撹拌
熱を除去する方法として、特公昭53−46871号、
特公昭55−50961号および特願昭54−141348号が
提案されている。
この内、特公昭53−46871号、特公昭55−50961
号記載の方法は、撹拌混合されている被重合物の
表面に水等の被重合物よりも沸点が低い非溶媒を
散布して蒸発させ反応熱および撹拌熱を除去する
ものである。
号記載の方法は、撹拌混合されている被重合物の
表面に水等の被重合物よりも沸点が低い非溶媒を
散布して蒸発させ反応熱および撹拌熱を除去する
ものである。
このような方法では、次のような欠点があつ
た。
た。
(1) 重合物中に非溶媒が残留し製品の品質が劣化
する。
する。
(2) ギアポンプ等の重合物の抜出し装置の部分で
非溶媒が分離し、重合物の安定した抜出しが阻
害される。
非溶媒が分離し、重合物の安定した抜出しが阻
害される。
また、特願昭54−141348号記載の方法は、撹拌
混合されている被重合物の表面にモノマを散布し
て蒸発させ反応熱および撹拌熱を除去するもので
ある。この方法を第1図により説明する。
混合されている被重合物の表面にモノマを散布し
て蒸発させ反応熱および撹拌熱を除去するもので
ある。この方法を第1図により説明する。
第1図で、第1重合機10の槽11には、駆動
装置(図示省略)で回転する回転軸12に設けら
れた撹拌翼13が回転可能に内設されている。槽
11の頂部および底部にはノズル14,15が設
けられ、外側には、冷却ジヤケツト16が包設さ
れている。第2重合機20の本体21には、駆動
装置(図示省略)で回転する回転軸22に串刺し
状態で設けられた撹拌翼23が回転可能に内設さ
れている。本体21の頂部には、散布器24とノ
ズル25とが設けられ、底部両端には、ノズル2
6,27が設けられている。凝縮器30には、U
字型の伝熱管31が内設され、上部および底部に
は、ノズル32,33が設けられている。ノズル
15とノズル26とは、導管40で連結され、導
管40には、送液ポンプ50が設けられている。
ノズル25とノズル32とは、導管41と連結さ
れている。ノズル33と散布器24とは、導管4
2で連結され、導管42には、送液ポンプ51が
設けられている。
装置(図示省略)で回転する回転軸12に設けら
れた撹拌翼13が回転可能に内設されている。槽
11の頂部および底部にはノズル14,15が設
けられ、外側には、冷却ジヤケツト16が包設さ
れている。第2重合機20の本体21には、駆動
装置(図示省略)で回転する回転軸22に串刺し
状態で設けられた撹拌翼23が回転可能に内設さ
れている。本体21の頂部には、散布器24とノ
ズル25とが設けられ、底部両端には、ノズル2
6,27が設けられている。凝縮器30には、U
字型の伝熱管31が内設され、上部および底部に
は、ノズル32,33が設けられている。ノズル
15とノズル26とは、導管40で連結され、導
管40には、送液ポンプ50が設けられている。
ノズル25とノズル32とは、導管41と連結さ
れている。ノズル33と散布器24とは、導管4
2で連結され、導管42には、送液ポンプ51が
設けられている。
槽11内には、ノズル14より被重合物である
原料モノマが供給され、ここで、撹拌翼13によ
り撹拌混合されて予備重合反応が行われる。この
予備重合反応により所定の重合率となつた被重合
物は、送液ポンプ50により導管40を経て本体
21に供給される。本体21に供給された被重合
物は、撹拌翼23で撹拌混合されながら本体21
内を第1図では左から右方向へ移動する。この
間、被重合物の塊状重合反応が行われるが、この
重合反応で生じる反応熱および撹拌熱は、散布器
24より被重合物の表面にモノマを散布し、この
モノマを蒸発させることで除去される。蒸発した
モノマ(以下、蒸発モノマと略)は、本体21か
ら導管41を経て凝縮器30に導入され、伝熱管
31を流通する冷却水で凝縮、液化される。この
凝縮、液化したモノマ(以下、凝縮モノマと略)
は、送液ポンプ51により導管42を経て散布器
24に循環供給される。散布器24より被重合物
の表面に再び散布される。なお、このような重合
反応が完了し得られる重合物は、ノズル27より
取出される。
原料モノマが供給され、ここで、撹拌翼13によ
り撹拌混合されて予備重合反応が行われる。この
予備重合反応により所定の重合率となつた被重合
物は、送液ポンプ50により導管40を経て本体
21に供給される。本体21に供給された被重合
物は、撹拌翼23で撹拌混合されながら本体21
内を第1図では左から右方向へ移動する。この
間、被重合物の塊状重合反応が行われるが、この
重合反応で生じる反応熱および撹拌熱は、散布器
24より被重合物の表面にモノマを散布し、この
モノマを蒸発させることで除去される。蒸発した
モノマ(以下、蒸発モノマと略)は、本体21か
ら導管41を経て凝縮器30に導入され、伝熱管
31を流通する冷却水で凝縮、液化される。この
凝縮、液化したモノマ(以下、凝縮モノマと略)
は、送液ポンプ51により導管42を経て散布器
24に循環供給される。散布器24より被重合物
の表面に再び散布される。なお、このような重合
反応が完了し得られる重合物は、ノズル27より
取出される。
上記従来の方法では、特公昭53−46871号、特
公昭55−50961号記載の方法が有する上記欠点は
解消されるものの、未だ次のような欠点があつ
た。
公昭55−50961号記載の方法が有する上記欠点は
解消されるものの、未だ次のような欠点があつ
た。
(1) 蒸発モノマ中に一部の被重合物が飛沫となつ
て同伴し、これが、凝縮モノマと共に散布器に
供給されるため、散布器が目詰りしたり、場合
によつて閉塞したりして被重合物の表面へのモ
ノマの散布が不安定となり、その結果、反応熱
および撹拌熱の除去を良好に行うことができず
安定して塊状重合操作を行うことができない。
て同伴し、これが、凝縮モノマと共に散布器に
供給されるため、散布器が目詰りしたり、場合
によつて閉塞したりして被重合物の表面へのモ
ノマの散布が不安定となり、その結果、反応熱
および撹拌熱の除去を良好に行うことができず
安定して塊状重合操作を行うことができない。
(2) 凝縮器の伝熱管表面に凝縮したモノマの一部
が、蒸発モノマにより加熱されて重合物反応を
起し、スケールとなつて付着、集積する。
が、蒸発モノマにより加熱されて重合物反応を
起し、スケールとなつて付着、集積する。
本発明の目的は、上記した従来技術の欠点を解
消することで、塊状重合反応操作を安定して行う
ことができる熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法を
提供することにある。
消することで、塊状重合反応操作を安定して行う
ことができる熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法を
提供することにある。
本発明の特徴は、供給される原料モノマを所定
の重合率まで予備重合させる第1の工程と、該第
1の工程から供給される予備重合された被重合物
の表面に冷却用モノマを散布し蒸発させながら撹
拌し最終重合まで行わせる第2の工程とを用いた
熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法において、 前記冷却用モノマに冷却用の原料モノマを供給
し、該供給される原料モノマを前記第2の工程で
散布し蒸発させ、該蒸発したモノマと供給される
冷却用の原料モノマから分流させたモノマとを接
触させて凝縮・液化させ、該液化したモノマを前
記第1の工程に供給することで、被重合物の表面
への冷却用モノマの散布を安定化させて反応熱お
よび撹拌熱の除去を良好に行えるようにしたこと
にある。
の重合率まで予備重合させる第1の工程と、該第
1の工程から供給される予備重合された被重合物
の表面に冷却用モノマを散布し蒸発させながら撹
拌し最終重合まで行わせる第2の工程とを用いた
熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法において、 前記冷却用モノマに冷却用の原料モノマを供給
し、該供給される原料モノマを前記第2の工程で
散布し蒸発させ、該蒸発したモノマと供給される
冷却用の原料モノマから分流させたモノマとを接
触させて凝縮・液化させ、該液化したモノマを前
記第1の工程に供給することで、被重合物の表面
への冷却用モノマの散布を安定化させて反応熱お
よび撹拌熱の除去を良好に行えるようにしたこと
にある。
本発明の一実施例を第2図により説明する。な
お、第2図で、第1図と同一機器等は同一符号で
示し説明を省略する。
お、第2図で、第1図と同一機器等は同一符号で
示し説明を省略する。
第2図で、凝縮器30′は、液散布式の凝縮器
で、上方には、散布器34が内設されている。凝
縮器30′の下部側面および底部には、ノズル3
2′およびノズル33′が設けられ、外側には、冷
却ジヤケツト35が包設されている。また、凝縮
器30′の上部には、減圧排気用ノズル36が設
けられている。ノズル25とノズル32′とは、
導管41′で連結され、導管41′には、流量の調
節弁60が設けられている。散布器24には、冷
却用の原料モノマ供給装置(以下、モノマ供給装
置と略)70に連結された導管43が連結され、
導管43には、流量調節弁61が設けられてい
る。散布器34には、導管43より分岐した導管
44が連結され、導管44には、流量調節弁62
が設けられている。ノズル33′と槽11の頂部
に設けられたノズル17とは、導管45で連結さ
れ、導管45には、流量計80が設けられてい
る。なお、流量調節弁61,62および流量計8
0は流量制御装置90にそれぞれ接続されてい
る。
で、上方には、散布器34が内設されている。凝
縮器30′の下部側面および底部には、ノズル3
2′およびノズル33′が設けられ、外側には、冷
却ジヤケツト35が包設されている。また、凝縮
器30′の上部には、減圧排気用ノズル36が設
けられている。ノズル25とノズル32′とは、
導管41′で連結され、導管41′には、流量の調
節弁60が設けられている。散布器24には、冷
却用の原料モノマ供給装置(以下、モノマ供給装
置と略)70に連結された導管43が連結され、
導管43には、流量調節弁61が設けられてい
る。散布器34には、導管43より分岐した導管
44が連結され、導管44には、流量調節弁62
が設けられている。ノズル33′と槽11の頂部
に設けられたノズル17とは、導管45で連結さ
れ、導管45には、流量計80が設けられてい
る。なお、流量調節弁61,62および流量計8
0は流量制御装置90にそれぞれ接続されてい
る。
上述の構成において、原料モノマ及び冷却用の
原料モノマを第1重合機10に供給し、該第1重
合機10で所定の重合率まで予備重合反応が進行
した中間重合物は、本体21に連続供給され、撹
拌翼23で撹拌混合されながら本体21内を第2
図では左から右方向へ移動する。この間に被重合
物の塊状重合反応が行われるが、この重合反応で
生じる反応熱および撹拌熱は、冷却用の原料モノ
マ供給装置70から導管43を経て供給された冷
却用の原料モノマを散布器24より被重合物の表
面に散布し、このモノマを蒸発させることで除去
される。蒸発モノマは、本体21から導管41′
を経て凝縮器30′に導入され凝縮器30′内を上
昇する。一方、凝縮器30′内の上方では、冷却
用の原料モノマ供給装置70から導管44を経て
供給された冷却用の原料モノマが散布器34より
散布される。これにより、凝縮器30′内を上昇
する蒸発モノマは、この間に、冷却用の原料モノ
マと直接接触して凝縮、液化される。この凝縮モ
ノマと冷却用の原料モノマとの混合物(以下、還
流モノマと呼ぶ)は冷却ジヤケツト35を流通す
る冷却水により冷却された後に、凝縮器30′か
ら導管45を経て槽11に供給され予備重合反応
中の被重合物に混入される。
原料モノマを第1重合機10に供給し、該第1重
合機10で所定の重合率まで予備重合反応が進行
した中間重合物は、本体21に連続供給され、撹
拌翼23で撹拌混合されながら本体21内を第2
図では左から右方向へ移動する。この間に被重合
物の塊状重合反応が行われるが、この重合反応で
生じる反応熱および撹拌熱は、冷却用の原料モノ
マ供給装置70から導管43を経て供給された冷
却用の原料モノマを散布器24より被重合物の表
面に散布し、このモノマを蒸発させることで除去
される。蒸発モノマは、本体21から導管41′
を経て凝縮器30′に導入され凝縮器30′内を上
昇する。一方、凝縮器30′内の上方では、冷却
用の原料モノマ供給装置70から導管44を経て
供給された冷却用の原料モノマが散布器34より
散布される。これにより、凝縮器30′内を上昇
する蒸発モノマは、この間に、冷却用の原料モノ
マと直接接触して凝縮、液化される。この凝縮モ
ノマと冷却用の原料モノマとの混合物(以下、還
流モノマと呼ぶ)は冷却ジヤケツト35を流通す
る冷却水により冷却された後に、凝縮器30′か
ら導管45を経て槽11に供給され予備重合反応
中の被重合物に混入される。
この還流モノマは、槽11で原料モノマと共に
所定の重合率まで予備重合を行い、中間重合物と
なつて、送液ポンプ50により導管40を経て本
体21に供給される。この場合、冷却用の原料モ
ノマ供給装置70から散布器24,34に供給さ
れる冷却用の原料モノマの量は、凝縮器30′か
ら槽11へ供給される還流モノマの量を流量計8
0で検知し、この検知された量をもとに流量制御
装置90で流量調節弁61,62の弁開度をそれ
ぞれ調節することで制御される。
所定の重合率まで予備重合を行い、中間重合物と
なつて、送液ポンプ50により導管40を経て本
体21に供給される。この場合、冷却用の原料モ
ノマ供給装置70から散布器24,34に供給さ
れる冷却用の原料モノマの量は、凝縮器30′か
ら槽11へ供給される還流モノマの量を流量計8
0で検知し、この検知された量をもとに流量制御
装置90で流量調節弁61,62の弁開度をそれ
ぞれ調節することで制御される。
本実施例のような熱可塑性樹脂の連続塊状重合
方法では、次のような効果が得られる。
方法では、次のような効果が得られる。
(1) 本体21内で、被重合物の表面に汚れのない
冷却用の原料モノマを散布しているので、被重
合物の飛沫による散布器の目詰り閉塞を防止で
き、したがつて、被重合物の表面へのモノマの
散布が安定化し反応熱および撹拌熱の除去を良
好に行うことができる。
冷却用の原料モノマを散布しているので、被重
合物の飛沫による散布器の目詰り閉塞を防止で
き、したがつて、被重合物の表面へのモノマの
散布が安定化し反応熱および撹拌熱の除去を良
好に行うことができる。
(2) 凝縮器30′内で、蒸発モノマを汚れのない
冷却用の原料モノマと直接接触させて凝縮、液
化しているので、スケールの発生を防止でき、
したがつて、スケールの付着、集積を防止でき
る。
冷却用の原料モノマと直接接触させて凝縮、液
化しているので、スケールの発生を防止でき、
したがつて、スケールの付着、集積を防止でき
る。
(3) 第2重合機および凝縮器の散布器に供給され
る冷却用の原料モノマの量を、凝縮器から第1
重合機に供給される還流モノマの量により制御
しているので、反応熱および撹拌熱の除去を更
に良好に行うことができ、したがつて、被重合
物の温度分布を更に小さくすることができる なお、本実施例では、蒸発モノマを凝縮、液化
させるのに冷却用の原料モノマを用いたが、その
他に、モノマに不溶解で、かつ、モノマと密度差
を有する非溶媒、予冷した凝縮モノマを用いても
良い。但し、非溶媒を用いる場合は、凝縮モノマ
を非溶媒から分離した後に予備重合反応させるよ
うにする。また、凝縮モノマを被重合物と別に予
備重合反応させるようにしても良い。
る冷却用の原料モノマの量を、凝縮器から第1
重合機に供給される還流モノマの量により制御
しているので、反応熱および撹拌熱の除去を更
に良好に行うことができ、したがつて、被重合
物の温度分布を更に小さくすることができる なお、本実施例では、蒸発モノマを凝縮、液化
させるのに冷却用の原料モノマを用いたが、その
他に、モノマに不溶解で、かつ、モノマと密度差
を有する非溶媒、予冷した凝縮モノマを用いても
良い。但し、非溶媒を用いる場合は、凝縮モノマ
を非溶媒から分離した後に予備重合反応させるよ
うにする。また、凝縮モノマを被重合物と別に予
備重合反応させるようにしても良い。
本発明は、以上説明したように、所定の重合率
まで、予備重合反応が進行した後に、更に撹拌混
合されている被重合物の表面に散布されるモノマ
を冷却用の原料モノマとすると共に、蒸発モノマ
を冷却用の原料モノマの散布で凝縮、液化した後
に、該還流モノマを予備重合装置へ供給すること
で、被重合物の表面へのモノマの散布を安定化さ
せ反応熱および撹拌熱の除去を良好に行うことが
できるので、塊状重合反応操作を安定して行える
効果がある。
まで、予備重合反応が進行した後に、更に撹拌混
合されている被重合物の表面に散布されるモノマ
を冷却用の原料モノマとすると共に、蒸発モノマ
を冷却用の原料モノマの散布で凝縮、液化した後
に、該還流モノマを予備重合装置へ供給すること
で、被重合物の表面へのモノマの散布を安定化さ
せ反応熱および撹拌熱の除去を良好に行うことが
できるので、塊状重合反応操作を安定して行える
効果がある。
第1図は、従来の重合装置の系統図、第2図
は、本発明を実施した重合装置の一例を示す系統
図である。 10……第1重合機、20……第2重合機、2
4,34……散布器、30′……凝縮器、70…
…モノマ供給装置。
は、本発明を実施した重合装置の一例を示す系統
図である。 10……第1重合機、20……第2重合機、2
4,34……散布器、30′……凝縮器、70…
…モノマ供給装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 供給される原料モノマを所定の重合率まで予
備重合させる第1の工程と、該第1の工程から供
給される予備重合された被重合物の表面に冷却用
モノマを散布し蒸発させながら撹拌し最終重合ま
で行わせる第2の工程とを用いた熱可塑性樹脂の
連続塊状重合方法において、 前記冷却用モノマに冷却用の原料モノマを供給
し、該供給される原料モノマを前記第2の工程で
散布し蒸発させ、該蒸発したモノマと供給される
冷却用の原料モノマから分流させたモノマとを接
触させて凝縮・液化させ、該液化したモノマを前
記第1の工程に供給することを特徴とする熱可塑
性樹脂の連続塊状重合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13032082A JPS5920303A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13032082A JPS5920303A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5920303A JPS5920303A (ja) | 1984-02-02 |
JPH032882B2 true JPH032882B2 (ja) | 1991-01-17 |
Family
ID=15031507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13032082A Granted JPS5920303A (ja) | 1982-07-28 | 1982-07-28 | 熱可塑性樹脂の連続塊状重合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920303A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5918704A (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-31 | Hitachi Ltd | 熱可塑性樹脂の連続塊状重合法 |
-
1982
- 1982-07-28 JP JP13032082A patent/JPS5920303A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5918704A (ja) * | 1982-07-21 | 1984-01-31 | Hitachi Ltd | 熱可塑性樹脂の連続塊状重合法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5920303A (ja) | 1984-02-02 |
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