JPH03287763A - マグネトロン・スパッタリング用ターゲット - Google Patents

マグネトロン・スパッタリング用ターゲット

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Publication number
JPH03287763A
JPH03287763A JP9092090A JP9092090A JPH03287763A JP H03287763 A JPH03287763 A JP H03287763A JP 9092090 A JP9092090 A JP 9092090A JP 9092090 A JP9092090 A JP 9092090A JP H03287763 A JPH03287763 A JP H03287763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
magnetron sputtering
target material
cost
erosion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9092090A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Ando
正彦 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP9092090A priority Critical patent/JPH03287763A/ja
Publication of JPH03287763A publication Critical patent/JPH03287763A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ll上五皿亘ユ1 本発明はマグネトロン・スパックリング用ターゲット、
より詳細には薄膜作製用ブレーナ型マグネトロン・スパ
ックリング用ターゲットに関する。      藍&Ω
肢蓋 近年、電子工業では磁性薄膜製造プロセスを中心として
、合金をはじめとする複雑な組成が必要となり、スパッ
ク成膜プロセスが重要な役目を果たしている。その理由
として、スパッタ成膜は、組成の変化に伴う蒸発率の差
が本質的に少ないので、合金等の複雑な組成を精密に制
御しての薄膜化に適していることが挙げられる。また、
最近では、スパッタリングによる成膜速度を高めるため
に、陰極裏側に磁石を配置したマグネトロン・スパッタ
リングが使用されていることが多い。マグネトロン・ス
パッタリング装置には、同軸円筒電極型及び平板型等が
あるが、使いやすさという点から平板型、すなわちブレ
ーナ型マグネトロン・スパッタリング装置が普及してい
る。
第2図に示したように、マグネトロン・スパッタリング
装置の陰極部であるターゲット30部分は、平面視円形
形状で、陽極(図示せず)と対向しており、ターゲット
材20がポンディング材21を介して、バッキングプレ
ート22に接着されて一体化された構造となっている。
さらに、ターゲット30の裏面には強力な磁石26a、
26bが配設され、ターゲット30の表面近傍にアーチ
状の磁力線27が形成されるようになっている。また、
陰極部には、冷却水の導入口25a及び導出口25bが
形成され、水冷機構が構成されている。スパッタリング
装置を用いて成膜する場合、スパッタガス正イオンがタ
ーゲット材20へ衝突することにより、ターゲット材2
0の温度が上昇し、そのため膜の組成変動、ヒートショ
ックによるターゲット材20の割れ、あるいはターゲッ
ト材20の融解が発生することがある。そこで、通常タ
ーゲット材20の温度上昇を抑えるために、上記のよう
な水冷機構が形成されている。
ブレーナ型マグネトロン・スパッタリング装置では、プ
ラズマの密度が陰極上の場所によって大きく変わるので
、スパッタリングの激しさが陰極の場所によって非常に
異なる。一般にターゲット材20における磁石26aと
磁石26bとの間の部分が大きくスパッタリングされる
。このような領域はエロージョン領域と呼ばれ、第2図
に示したような装置の場合、円環状に形成される。この
ため長時間スパッタリングを行なうと、陰極上に対向し
て設置された陽極の基板上の膜において、膜分布の不均
一性等が生じる。従って、ある程度の時間使用した後、
ターゲット30(ターゲット材20をバッキングプレー
ト22に接着させて一体化したもの)を新しいターゲッ
ト30に交換する必要があった。
日が7しよ−とする課題 上記したように、ある程度の時間使用したターゲット3
0は交換する必要があるが、この際、ターゲット材20
を分離させて多数枚集めた後、溶解あるいは焼結させて
再利用する場合もある。
しかし、通常、コスト、不純物の混入のおそれ及び再利
用すべきターゲット材20の枚数確保の困難性等の点か
ら再利用されない場合が多く、そのためターゲット30
にかかるコストが高いという課題があった。
本発明は上記した課題に鑑み発明されたものであって、
ブレーナ型マグネトロン・スパッタリング用ターゲット
において、低コストのターゲットを提供することを目的
としている。
6題を7゛するための 上記した目的を達成するために本発明に係るマグネトロ
ン・スパッタリング用ターゲットは、所定の大きさを有
するターゲット材がエロージョン領域を含む厚さの厚い
部分と、エロージョン領域を含まない厚さの薄い部分と
に分割して形成されていることを特徴としている。
■ 上記した構成によれば、所定の大きさを有するターゲッ
ト材がエロージョン領域を含む厚さの厚い部分と、エロ
ージョン領域を含まない厚さの薄い部分とに分割して形
成されているので、スパッタリングが激しく行なわれる
エロージョン領域を含む部分でも長時間の使用に耐え、
またある程度の時間使用したターゲットの、エロージョ
ン領域を含む部分のみの分離、交換を行なうことにより
、低コストのターゲットが得られる。
1血盟 以下、本発明に係るマグネトロン・スパッタリング用タ
ーゲットの実施例を第1図に基づいて説明する。
第1図において、10はターゲット材であり、このター
ゲット材10の形状は略円板状となっており、エロージ
ョン領域を含む部分10a及びエロージョン領域を含ま
ない部分10bから構成されている。エロージョン領域
を含む部分10aの厚さは長時間のスパッタリングに耐
えるように厚(設定されており、他方、スパッタリング
が激しくないエロージョン領域を含まない部分10bの
厚さは薄く設定されている。ターゲット材10は溶解(
固有形状を有する型への鋳込方法を採用)あるいは焼結
方法で作製されている。また、エロージョン領域を含む
部分10a及びエロージョン領域を含まない部分10b
が、同一平面を形成することができるようにバッキング
プレート12は段部を有して形成され、これらエロージ
ョン領域を含む部分10a及びエロージョン領域を含ま
ない部分10bは、ボンディング材11を介してバッキ
ングプレート12と一体化されている。そしてこれらタ
ーゲット材10、ボンディング材11及びバッキングプ
レート12によりターゲット15が構成されている。
上記実施例に係るターゲットのコストを従来例のものと
比較した。
ターゲット15のコストには、主に、原料費(ターゲッ
ト材費A、ボンディング材費B、バッキングプレート材
費C)及び加工費(溶解及び焼結加工費X、研削加工費
Y、接着加工費Z、分離費R)等がある。本実施例の場
合、ターゲット材10は再利用しない部分、つまり二ロ
ージョン領域を含む部分10aと再利用する部分、つま
りエロージョン領域を含まない部分10bとに分かれる
ので、それぞれの原料費をA、、A2とすると、A ”
 A r + Atと表わされる。
従来のターゲットでの総コストC1は、CI =A+B
+C+X+Y+Z   ・ (1)と概算される。一方
、本実施例のターゲット15では、2回目以降について
は、エロージョン領域を含まない部分10b及びバッキ
ングプレート12が再利用され、その原料費が不要とな
るので、2回目以降の総コストC2は、 C2=A、+B+X+Y+Z+R・・・(2)と表わさ
れる。従って、上記の式fl)及び(2)を比較すると
、おおまかではあるが、本実施例と従来例のターゲット
のコストの差は、 CI −C2=A+C−Al −R =C+A2−R・・・(3) と表わされる。
ここで、ターゲット材10をバッキングプレート12か
ら分離させる作業は少しの加熱作業ですみ、明らかに原
料費C+ A 2の方が加工費Rよりも高くなる。従っ
て、本実施例のターゲットの方が従来例のターゲットよ
りコストが低くなる。
上記した実施例によれば、マグネトロン・スパッタリン
グ用ターゲット15を再利用しない部分と再利用する部
分とに分割することにより、エロージョン領域を含む部
分10a以外を再利用することができる。従って、低コ
ストのターゲット15を実現することができる。
なお、上記実施例においては、ターゲット10をエロー
ジョン領域を含む部分10aとエロージョン領域を含ま
ない部分10bとに分けたが、さらに多くの部分に分割
することは可能である。
また、ターゲット材lOは、バッキングプレート12に
In系合金等のポンディング材11で接着させることが
好ましい。
なお、陰極、すなわちターゲット15の平面形状は円形
でも矩形でも差し支えないが、ターゲット15の平面形
状が円形の場合はエロージョン領域を含まない部分10
bの平面形状は円形を形成し、ターゲット15の平面形
状が矩形の場合はエロージョン領域を含まない部分10
bの平面形状も矩形を形成した方が望ましい。
また、エロージョン領域を含む部分10aの製造には、
−枚板からの研削法と固有形状を有する型への鋳込方法
があるが、コストの点から鋳込方法が望ましい。
光l廊と≧朱 以上の説明により明らかなように、本発明に係るマグネ
トロン・スパッタリング用ターゲットにあっては、所定
の大きさを有するターゲット材がエロージョン領域を含
む厚さの厚い部分と、エロージョン領域を含まない厚さ
の薄い部分とに分割して形成されているので、スパッタ
リングの激しいエロージョン領域は長時間の使用に耐え
ると共に、エロージョン領域を含む部分以外の再利用を
行なうことができ、低コストのターゲットを実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るブレーナ型マグネトロン・スパッ
タリング用ターゲットの一実施例を示す断面斜視図、第
2図は従来のブレーナ型マグネトロン・スパッタリング
装置の陰極部を示す模式断面図である。 10・・・ターゲット材 10a・・・エロージョン領域を含む部分lOb・・・
エロージョン領域を含まない部分時 許 出 願 人 
 住友金属工業株式会社代  理  人 :弁理士 井
内龍ニ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の大きさを有するターゲット材がエロージョ
    ン領域を含む厚さの厚い部分と、エロージョン領域を含
    まない厚さの薄い部分とに分割して形成されていること
    を特徴とするマグネトロン・スパッタリング用ターゲッ
    ト。
JP9092090A 1990-04-04 1990-04-04 マグネトロン・スパッタリング用ターゲット Pending JPH03287763A (ja)

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JP9092090A JPH03287763A (ja) 1990-04-04 1990-04-04 マグネトロン・スパッタリング用ターゲット

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JP9092090A JPH03287763A (ja) 1990-04-04 1990-04-04 マグネトロン・スパッタリング用ターゲット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03287763A true JPH03287763A (ja) 1991-12-18

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ID=14011863

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9092090A Pending JPH03287763A (ja) 1990-04-04 1990-04-04 マグネトロン・スパッタリング用ターゲット

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JP (1) JPH03287763A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169482A (ja) * 2007-01-05 2008-07-24 Samsung Corning Co Ltd スパッタリングターゲット装置
KR20200037209A (ko) 2017-08-01 2020-04-08 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 스퍼터링 타깃, 산화물 반도체막의 성막 방법 및 배킹 플레이트

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