JPH03287594A - 大豆オリゴ糖組成物の製造方法 - Google Patents

大豆オリゴ糖組成物の製造方法

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JPH03287594A
JPH03287594A JP8839090A JP8839090A JPH03287594A JP H03287594 A JPH03287594 A JP H03287594A JP 8839090 A JP8839090 A JP 8839090A JP 8839090 A JP8839090 A JP 8839090A JP H03287594 A JPH03287594 A JP H03287594A
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JP
Japan
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feed
soybean
water
extract
extraction liquid
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Pending
Application number
JP8839090A
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English (en)
Inventor
Yuji Hisa
久 雄二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ASAHI YUSHI KK
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
ASAHI YUSHI KK
Ajinomoto Co Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は飼料添加物として好適な大豆オリゴ糖組成物の
製造方法に関するものである。
〔従来の技術] 脱脂大豆はそのまま飼料として利用されるほか、蛋白質
を熱水又は温水で抽出して回収し大豆蛋白として利用さ
れている。蛋白質を回収したホエーと呼ば°れる上清は
一般に廃棄処分されていた。乾燥して飼料添加物として
利用された例もあるが、それは蛋白質を熱水抽出したも
のであった。一方、脱脂大豆よりオリゴ糖を分離する方
法は知られている(特開昭62−155082号公報)
。この方法は脱脂大豆にアルコール:水の比が70 :
 30程度の含水アルコールを加えて50〜70’Cで
オリゴ糖を抽出し、溶媒を蒸発させてオリゴ糖を取得す
る方法である。
このオリゴ糖は人間の栄養飲料等に利用されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
蛋白質を熱水抽出したものは変性しておりその用途が制
限されていた。一方、ホエーを飼料添加物として使用し
た例は少なく、温水抽出蛋白質を分離して得られたホエ
ーを飼料に利用した例はまだ知られていない。
本発明者らは温水抽出法におけるホエーの有効利用法と
して飼料に添加する方法を検討したが添加効果が上がら
ず逆に飼育効果が低下してしまうこともあった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らはこのような問題点を解決して大豆ホエーを
好適な飼料添加物として利用しうる方法を開発すべく鋭
意検討の結果、温水抽出法のために大豆に含まれるトリ
プシンインヒビター等の生理活性物質が失活されずにホ
エー中に含まれており、これが牛、豚等の飼育効果を阻
害していることを見出した。そして、加熱してトリプシ
ンインヒビター等を失活させたホエーを飼料に添加する
ことによって飼料の摂食性を高め、発育も改善しうるこ
とを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、脱脂大豆に水を加えてオリゴ糖を
抽出し、該抽出液よりオリゴ糖を取得する方法であって
、前記抽出液よりオリゴ糖を取得する際に60℃〜13
0℃で加熱する工程を含むことを特徴とする大豆オリゴ
糖組成物の製造方法に関するものである。
脱脂大豆は未変性脱脂大豆あるいは変性された脱脂大豆
のいずれであってもよい、脱脂大豆に水を加えてオリゴ
糖を抽出する。水の量は脱脂大豆の重量の5〜20倍量
程度でよく、7〜12倍程度が好ましい、抽出温度は4
0〜100℃程度であり、蛋白質の変性を少なくする点
で40〜75℃程度が好ましい、蛋白質はオリゴ糖とと
もに抽出してもよく、抽出しないで不溶物側に残るよう
にしてもよい。
抽出する場合には抽出液のpHを5.5〜8程度にする
。一方、不溶物側に残す場合にはp!(3〜5程度、好
ましくはpH4〜5程度にする。抽出時間は5〜60分
間程度でよく、20〜40分間程度が好ましい。
抽出は脱脂大豆を水中に懸濁して行えばよく、その間必
要により適宜撹拌する。抽出は2回以上行うことができ
る。
抽出後は固液分離して抽出液と不溶物に分ける。
分離の方法は、遠心分離が多用され工業的にはデカンタ
−が使用される。分離された不溶物に付着する、オリゴ
糖を回収するために、不溶物を再度温水に懸濁し分離回
収する方法もとられるが、限定するものではない。
抽出をpH5,5〜8程度で行った場合には、抽出液の
pi(を3〜5程度、好ましくは4〜5程度に調整して
蛋白質を等電点沈澱させホエーから分離する* 9IN
の調整に使用する酸の種類は特に制限されないが、硫酸
、塩酸等でよい、沈澱した蛋白質は遠心分離等により分
離する。
pH3〜5で抽出した抽出液あるいは上記の遠心分離し
て得られたホエーは必要によりpH調整と濃縮を行って
から乾燥するが、抽出液又はホエーを乾燥する前に加熱
してトリプシンインヒビター等の生理活性物質を失活さ
せる。加熱温度は60〜130℃であり、100〜12
0℃が好ましい、130℃を越えるとオリゴ糖が分解さ
れるので不適当である。加熱時間は加熱温度等によるが
、通常5〜300秒間程度である。
、乾燥手段は特に限定されないが、スプレードライヤー
等を利用した噴霧乾燥が好ましい。スプレードライヤー
に供給する液の固形分濃度は7〜40%程度が一般に適
当である。乾燥に先立って二酸化ケイ素、無水ケイ酸等
の賦型剤を1〜10%程度添加することができる。
本発明の方法で得られる大豆オリゴ11組威物はスタキ
オース、ラフィノース等であり、そのほかスクロース、
グルコース、フラクトース等の2糖類、単糖類、等電点
沈澱で沈澱しなかった低分子蛋白質、灰分、クエン酸等
の有機酸等も含む。組′威としてはオリゴ糖10〜20
%程度、単Ii類、2Ii類lO〜20%程度、蛋白質
10〜20%程度、灰分15〜22%程度、有機酸8〜
13%程度、その他の成分4〜8%程度、水分5〜13
%程度である。
この大豆オリゴ糖組成物は豚、牛等の家畜、ニワトリ等
の家禽用の飼料添加物として有用である。
添加はそれぞれの家畜、家禽の通常の飼料に添加するだ
けでよく、添加量は0.1〜2.0%程度が適当である
[作用] 脱脂大豆から蛋白を分離後加熱することによって蛋白質
に影響を与えることなく、トリプシンインヒビター等の
生理活性物質も失活させている。
〔実施例〕
実施例1 精選、脱皮、脱胚軸された大豆を圧扁しヘキサンにて油
分を抽出除去してNSI 90の未変性脱脂大豆を得た
。得られた未変性脱脂大豆1000kgに40℃温水1
2000kgを加え、苛性ソーダでpH7,0に調整し
て撹拌抽出した。この懸濁液を直ちに遠心分離機(デカ
ンタ−)にかけて不溶物を除去し、蛋白質を含むオリゴ
糖抽出液10600kgを得た。該抽出液に硫酸を添加
しpH4,5にて蛋白質を沈澱、除去し、9500kg
の大豆オリゴ糖液を得た。該液を直ちに120”Cにて
1分間加熱後、固形分濃度30%まで濃縮した。これを
スプレードライヤーにて噴霧乾燥し、250kgの大豆
オリゴ糖粉末(大豆オリゴミm酸物)を得た。
得られた大豆オリゴ糖組成物の成分及び粒度分布を次に
示す。
実施例2 大豆を圧扁してヘキサンにて油分を抽出し高温脱溶剤後
NSI 30の変性脱脂大豆を得た。得られた変性脱脂
大豆1000kgに80℃熱水800kgを加え硫酸に
て、pH4,5に調整し、10分間撹拌してオリゴ糖の
抽出を行った。
該液を遠心分離機にて不溶物を除去しNaOHにてpH
6,0にpH11整した後直ちに100℃にて5分間加
熱した。これを固形分濃度35%に:a縮して240k
gの噴霧乾燥粉末(大豆オリゴ糖組成物)を得た。
得られた大豆オリゴIi組成物の成分は下表の通りであ
った。
記の飼料を自由摂取させた。
こうして28日間飼育を行い、週2回体重と飼料摂取量
を測定し、1日当りの増俸量及び飼料摂取量並びに飼料
要求率を算出してその平均値を求めた。得られた結果を
下記に示す。
2.8 19.0  19.8 19.56.0 3x
lO” −飼料添加物利用例 市販の咄乳期子豚育戒用配合飼料(「試験用ベビースタ
ーA」、四国配合飼料■製品) 98.8%に実施例1
で得られた大豆オリゴ糖組成物0.4%、ビタミンA、
D、E混合粉末0.2%、ビタミンBO,4%及びミネ
ラル0.2%を添加して飼料を作製した。対照飼料とし
ては大豆オリゴ糖組成物を添加しなかったほかは全く同
し飼料を作製して用いた。
生後28日令で離乳した平均体重9.85 gの38日
令の子豚を2頭を1区として4区に分け、2区づつをオ
リゴ糖区と対照区に割り当ててそれぞれを上〔発明の効
果〕 本発明の方法により得られた大豆オリゴ糖組成物は飼料
添加物として有効であり、その添加によって家畜、家禽
の飼料摂食性を高めて増俸量を増し、さらに飼料要求率
も改善することができる。
本発明の方法は有機溶媒を使用しないので実施しやすく
、また、アルコール等に溶解する不快味酸分を取込まな
いという利点も有している。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 脱脂大豆に水を加えてオリゴ糖を抽出し、該抽出液より
    オリゴ糖を取得する方法であって、前記抽出液より大豆
    オリゴ糖を取得する際に60℃〜130℃で加熱する工
    程を含むことを特徴とする大豆オリゴ糖組成物の製造方
JP8839090A 1990-04-04 1990-04-04 大豆オリゴ糖組成物の製造方法 Pending JPH03287594A (ja)

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JPH03287594A true JPH03287594A (ja) 1991-12-18

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JP (1) JPH03287594A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127298A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Jugen Kk 大豆オリゴ糖液製造方法
US9909119B2 (en) 2013-11-07 2018-03-06 Toray Industries, Inc. Method for producing purified soybean oligosaccharide liquid

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127298A (ja) * 2006-11-17 2008-06-05 Jugen Kk 大豆オリゴ糖液製造方法
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