JPH03285902A - 変性枝鎖オレフィン重合体の製造方法 - Google Patents

変性枝鎖オレフィン重合体の製造方法

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JPH03285902A
JPH03285902A JP8775190A JP8775190A JPH03285902A JP H03285902 A JPH03285902 A JP H03285902A JP 8775190 A JP8775190 A JP 8775190A JP 8775190 A JP8775190 A JP 8775190A JP H03285902 A JPH03285902 A JP H03285902A
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JP
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olefin polymer
polymer
branched olefin
branched
methylpentene
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JP8775190A
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Jun Saito
純 斎藤
Toshimori Nakai
中井 利守
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JNC Corp
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Chisso Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、変性枝鎖オレフィン重合体の製造方法に関す
る。更に詳しくは耐熱性に優れたグラフト変性枝鎖オレ
フィン重合体の製造方法に関する。
[従来の技術とそのg[] ポリプロピレンや4−メチルペンテン−1等のオレフィ
ン重合体にラジカル重合可能な単量体をグラフト重合し
、オレフィン重合体には無い接着性、染色性、印刷性、
親木性等の性質を付与させた、変性オレフィン重合体は
多くの分野で使用されている。
しかし、これらの変性オレフィン重合体は、100℃〜
200℃で軟化する問題点があり、耐熱性を要求される
分野においては、その使用が制限されていた。
本発明者等は、上述した従来技術による変性オレフィン
重合体の耐熱性の改良について鋭意研究した、その結果
、250℃以上の高い融点を有する枝鎖オレフィン重合
体にラジカル重合可能な単量体をグラフト重合して得ら
れる、変性枝鎖オレフィン重合体は、著しく耐熱性が向
上することを見い出し、この知見に基づいて本発明を完
成した。
以上の記述から明らかなように本発明の目的は、耐熱性
に優れた変性オレフィン重合体の製造方法を提供するこ
とである。
[n題を解決するための手段] 本発明は以下の構成を有する。
(1)融点が250℃以上の枝鎖オレフィン重合体にラ
ジカル重合可能な単量体を、該単量体の含有量が0.0
1重量%〜401i量%となるようにグラフト重合する
ことを特徴とする変性枝鎖オレフィン重合体の製造方法
(2)枝鎖オレフィン重合体が、3−メチルペンテン−
1,4,4−ジメチルペンテン−1,および4.4−ジ
メチルヘキセン−1から選択される1種類似上の枝鎖オ
レフィン成分単位が5511量%〜100重量%、およ
び上記枝鎖オレフィン以外の炭素数が2〜20のオレフ
ィン成分単位がθ〜451量%である枝鎖オレフィン重
合体および/または枝鎖オレフィン共重合体である前記
第1項に記載の製造方法。
本発明の構成について、以下に詳述する。
本発明の製造方法に用いる枝鎖オレフィン重合体は、三
塩化チタンを主成分とする固体成分、若しくは塩化マグ
ネシウム等の担体に四塩化チタンを担持させた固体成分
等のチタン含有固体触媒成分に代表される周期律表の■
〜■族の遷移金属化合物触媒成分と、有機アルミニウム
化合物に代表される周期律表のI −III族の金属の
有機化合物を組み合わせ、また場合によフては電子供与
体を触媒の第三成分として組み合わせた、いわゆるチー
グラー・ナツタ触媒を用いて、不活性溶媒中で重合を行
うスラリー重合、枝鎖オレフィン自身を溶媒とするバル
ク重合、若しくは枝鎖オレフィンガスを主体とする気相
中で行う気相重合により枝鎖オレフィンを水素の存在下
若しくは不存在下において0℃〜200℃、大気圧(O
kg/cm2G)〜50kg/cm’G程度の重合条件
で、10分間〜20時間重合させて得られる結晶性枝鎖
オレフィン重合体であり、これらの中で融点が250℃
以上のものが本発明に用いられる。
上記の融点が250℃以上の枝鎖オレフィン重合体の具
体例としては、3−メチルペンテン−1単独重合体(融
点約362℃)、3−エチルペンテン−1単独重合体(
融点約425℃) 、4.4−ジメチルペンテン−】J
A独重重合体融点約H1t) 、4.4−ジメチルヘキ
セン−1単独重合体(S点約350℃)やこれらの単独
重合体を与スる枝鎖オレフィン同士の共重合体や、更に
は該枝鎖オレフィンと該枝鎖オレフィン以外の炭素数が
2〜20のオレフィンとの共重合体であフても枝鎖オレ
フィン成分単位がS5重量%以上、炭素数2〜20のオ
レフィン成分単位が45!!量%以下であって融点が2
50℃以上ならば使用可能である。
融点が250℃未満であると本発明の目的である、耐熱
性の向上が見られない。
枝鎖オレフィンと共重合可能な炭素数2〜20のオレフ
ィンの具体例としては、エチレン、プロピレン、ブテン
−1、ヘキセン−1、オクテン−1等の直鎖オレフィン
、3−メチルブテン−1,4−メチルペンテン−1,4
−メチルヘキセン−1,S−メチルヘキセン−1,4−
エチルヘキセン−】等の枝鎖オレフィン、ブタジェン、
イソプレン、クロロブレン等のジオレフィン、更にはビ
ニルシクロヘキサンやアリルトリメチルシラン、スチレ
ン等があげられる。
なお、本発明の製造方法においては、上記した融点が2
50℃以上の枝鎖オレフィン重合体若しくは共重合体(
以後、枝鎖オレフィン重合体と省略していうことがある
。)以外に、本発明の効果を損なわない限りの量の他の
オレフィン系重合体、例えばポリエチレン、エチレン−
オレフィン共重合体、ポリプロピレン、プロピレン−オ
レフィン共重合体、4−メチルペンテン−1重合体、4
−メチルペンテン−1−オレフィン共重合体や、スチレ
ンージエン系ラバー若しくはその水素添加物等を併用す
ることも可能である。
本発明の変性素化枝鎖オレフィン重合体の製造方法にお
いては、ラジカル開始剤の存在下で行う種々のグラフト
重合法、例えば枝鎖オレフィン重合体を適当な媒体中に
懸濁させてラジカル重合可能な単量体をグラフト重合さ
せるスラリーグラフト重合法、枝鎖オレフィン重合体を
溶媒中に溶解させて行う溶液グラフト重合法、枝鎖オレ
フィン重合体を加熱下に溶融した状態で行う溶融法や、
気相中に枝鎖オレフィン重合体を流動化させた状態で行
う気相グラフット重合法等が採用可能である。
また、以上の方法の他にも電離放射線を照射して気相反
応させる放射線グラフト重合法も用いることが可能であ
る。
グラフト反応条件としては、反応温度は常温〜450℃
、圧力は大気圧(Okg/am″G) 〜100kg/
cm”Gの条件で、枝鎖オレフィン重合体100重量部
に対して、ラジカル開始剤0.005〜10重量部、お
よびラジカル重合可能な単量体0.01重量部〜1(1
0!置部程度を使用して、通常1分間〜20時間反応さ
せて、ラジカル重合可能な単量体単位の含有量が0.0
1重量%〜40重量%となるようにグラフト重合を実施
する。
得られた変性枝鎖オレフィン重合体中のラジカル重合可
能な単量体成分の含有量が0.01重量%未溝では、接
着性、印刷性等の性買の附与が不十分となり、401量
%を超えると接着性や印刷性がかえって低下する。
グラフト重合7後は、そのまま若しくはアセトン等によ
り阜離し、目的とした変性枝鎖オレフィン重合体が得ら
れる。
上記したグラフト重合に用いられるラジカル開始剤とし
ては、メチルエチルケトンパーオキサイド、メチルイソ
ブチルケトンパーオキサイド、シクロヘキサノンパーオ
キサイド、メチルシクロヘキサノンパーオキサイド等の
ケトンパーオキサイド類、0−メチルベンゾイルパーオ
キサイド、ビス−3,6,5−トリメチルヘキサノイル
パーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、ベンゾイ
ルパーオキサイド等のジアシルパーオキサイド類、2,
4゜4−トリメチルペンチル−2−ハイドロパーオキサ
イド、ジイソプロピルベンゼンパーオキサイド、クメン
ハイドロパーオキサイド等のハイドロパーオキサイドI
g、ジクミルパーオキサイド、2.5−ジメチル−2,
5−ジー(1−ブチルパーオキシ)ヘキサン、t−ブチ
ルクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド等のジアルキルパーオキサイド類、1.1−ジ−t−
ブチルバーオキシン−3,3,S−トリメチルシクロヘ
キサン、 1.1−ジ−t−ブチルパーオキシシクロヘ
キサン、2.2−ジー(t−ブチルパーオキシ)−ブタ
ン等のパーオキシケタール類、t−ブチルパーオキシイ
ソブチレート、t−ブチルパーオキシアセテート、t−
ブチルパーオキシベンゾエート等のアルキパーエステル
類などの有機過酸化物が特に好ましくあげられる。
また本発明に用いられるラジカル重合可能な単量体とは
、ラジカル重合若しくは共重合が可能な分子内に少なく
とも1個以上の不飽和結合を有する化合物である。
具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸
、アリルコハク酸、グルタコン酸、ナジック酸、メチル
ナジック酸、テトラヒドロフタル酸、メチルテトラヒド
ロフタル酸等の不飽和カルボン酸、無水マレイン酸、無
水イタコン酸、無水シトラコン酸、無水アリルコハク酸
、無水グルタコン酸、無水ナジック酸、無水メチルナジ
ック酸、無水テトラヒドロフタル酸、無水メチルテトラ
ヒドロフタル酸等の不飽和カルボン酸無水物、マレイン
酸ジエチル、マレイン酸ジn−ブチル、フタル酸ジエチ
ル、フマル酸ジ−n−ブチル、アクリル酸メチル、アク
リル駿エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸ヘキシル
、アクリルadz−エチルヘキシル、アクリル酸へブチ
ル、アクリル酸オクチル、アクリル酸グリシジル、アク
リル酸メチルグリシジル、アクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、アクリル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル駿メ
チル、メタクリル酸エチル、メタイクリル酸ブチル、メ
タクリル酸メチルグリシシン、メタクリル酸ジエチルア
ミノエチル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸2
−ヒドロキシエチル、メタクリル酸ビトロキシプロビル
等の不飽和カルボン酸エステルやその銹導体、 スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、ヒド
ロキシスチレン等の芳香族系単量体、1.3−ブタジェ
ン、イソプレン、クロロブ1/ン、1゜5−へキサジエ
ン等のジエン類、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、アクリルアミド、トメチロールアクリルアミド、メ
タクリルアミド、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビ
ニル、更にビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエト
キシシラン、ビニルジメチルエトキシシラン、ビニルト
リアセトキシシラン、ビニルメチルジアセトキシシラン
、アリルトリメトキシシラン、アリルトリエトキシシラ
ン、γ−メタクリロキシトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリ
ロキシトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメ
チルジメトキシシラン、γ−アクリロキシプロピルトリ
メトイジシラン、γ−アクリロキシブロビルメヂルジメ
トキシシラン等の不飽和有機ケイ素化合物等があげられ
る。これらのI!#、体は1種以上が用いられる。
かくして得られた変性枝鎖オレフィン重合体は、枝鎖オ
レフィン重合体には無い接着性、印刷性等が附与された
、高耐熱性の変性枝鎖オレフィン重合体であり、単独若
しくは必要に応じて公知のオレフィン重合体や塩素化オ
レフィン重合体、各種の熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂、
可塑剤、安定剤等の添加物、更には溶媒等を配合して、
各種成形分野や被覆用組成物、表面処理剤、塗料、接着
剤等の広い分野において広く利用するごとが可能である
[実施例] 以下、実施例および比較例によって本発明を具体的に説
明する。なお、枝鎖オレフィン重合体若しくは共111
合体の融点はデコボン著製の1090型示差走査熱量労
析計な用いて、試料を一度装置内で溶融後、徐冷し、2
0℃にて10分間保持してから、20℃/分の昇温条件
下で測定した。なお、a数の融点ピークが測定された場
合には、最高値を融点として採用した。(1位二℃) 実施例1 (1)枝鎖オレフィン重合体の製造 ■チタン含有固体触媒成分の製造 n−ヘキサン6j2、ジエチルアルミニウムモノクロラ
イド(DEAC) 5.0モル、ジイソアミルエーテル
12.0モルを25℃で1分間で混合し5分間同温度で
反応さゼて反応生成液(I)(ジイソアミルエーテル/
DEACのそル比2.4)を得た。窒素l#換された反
応器に四塩化チタン40モルを人れ、35℃1′加熱し
、これに上記反応生成液(I)の全量を30分間で滴下
lノた後、同温度に30分間保ち、75℃に昇温して更
に1時間反応さゼ、室温迄冷却し上澄液を除き、n−ヘ
キシン20fを加えてデカンテーションで上澄液を除く
操作を4回繰り返して、固体生成物(!I)1.9Jを
得た。
この(11)の全量をn〜ヘキザン30it中に懸濁さ
セ、ジエチルアルミニウムモノクロライド200gを加
え、30℃でプロピレン 1.OJを加え1時間反応さ
セ、重合処理を施した固体生成物(JJ −A )を得
た(プロピレン反応量0.6J)。
反応後、十mfを除いた後、n−ヘキサン30J2を加
えデカンテーションで除く操作を2回縁り返し、上記の
重合処理を施した固体生成物(!夏−A ) 2.5k
gをn−ヘキシン6i中に懸濁させて、四塩化チタン3
.5kgを室温にて約1分間で加λ、80℃にて30分
間反応さんまた後、更にジイソアミルエーテル!、6k
gを加え、 aotで1時間反応させた。
反応終了後、上澄液をデカンテーションで除イタ後、4
01のn−ヘキサンを加え、10分間攪拌し、静置して
上澄液を除く操作を5回繰り返した後、減圧で乾燥させ
三塩化チタン組成物(■■)を得た。三塩化チタン組成
物(■1)1g中のチタン含量は 192朧gであった
■枝鎖オレフィンの重合 窒素置換をした内容積2001の攪拌機付きステンレス
製重合器にn−ヘキサン 1001.ジエ、チルアルミ
ニウムモノクロライド120g、および上記■で得た三
塩化チタン組成物(■r)soogを投入後、3−メチ
ルペンテン−1を3.5kg添加し、攪拌下、40℃に
て2時間重合した0反応時間経過後、メタノール10I
Lを投入し80℃にて1時間処理した。IA理後、20
重量%の水酸化ナトリウム水溶液にて中和し、更に40
℃にて一回につき水50J2を用いて重合体を三回水洗
した。引台続いて重合体を分離、乾燥して結晶性3−メ
チルペンテン−1重合体を3.1kg得た。該重合体の
融点は362.1 tであった。
(2)変性枝鎖オレフィン重合体の製造窒素置換をした
攪拌機付きガラス製反応器に上記(1)で得た3−メチ
ルブテン−1l!合体1kgを投入後、無水マレイン酸
150gとジクミルパーオキサイド20gを溶解した1
1のアセトン溶液を加え攪拌した。攪拌下で50℃に昇
温後、反応器内を減圧してアセトンを留去してから 1
00℃にて1時間反応後、更に150℃にて2時間反応
させた0反応終了後は得られた粉末をアセトンで洗浄し
、更に乾燥して1.831量%の無水マレイン酸を含む
変性3−メチルペンテン−1重合体を得た。
上記変性3−メチルペンテン−1重合体を150℃の窒
素気流下に流動床内で流動させた後、該流動床内に、あ
らかじめ450℃に予熱した鋼板を3秒間浸漬し鋼板の
表面を被覆したところ、約1000μの厚みの平滑な被
膜が形成された。該被覆鋼板を250℃の窒素雰囲気下
に1時間放置後、 130℃のキシレン中に30分間浸
漬したが被覆に変化は見られず、耐熱性および高温耐溶
剤性に優れた。引か続いて該被覆鋼板を乾燥後、80℃
において、被膜面2■角の基盤目を100個切り込み、
セロハンテープ(商品名)を貼り付け、セロハンテープ
を瞬時に剥離したところ、被膜が剥離せずに鋼板に密着
している目の数は100個であり、耐熱接着性は良好で
あった。
実施例2 (1)実施例1の(1)において、3−メチルペンテン
−1に代えて4,4−ジメチルペンテン−1を10kg
、および4,4−ジメチルヘキセン−1を1kg用いる
こと以外は同様にして融点が385.0℃の4.4−ジ
メチルペンテン−1−4,4−ジメチルペンテン−1共
重合体を得た。
(2)実施例1の(2)において、3−メチルペンテン
−1重合体に代えて上記(1) で得た4、4−ジメチ
ルペンテン−1−4,4−ジメチルペンテン−1共重合
体を用いること以外は同様にして無水マレイン酸含有量
が1.5重量%の変性4.4−ジメチルペンテン−i 
−4,4−ジメチルペンテン−1共重合体を得た。
上記の変性4.4−ジメチルペンテン−1−4,4−ジ
メチルペンテン−1共重合体について、実施例1と同様
に鋼板被覆を行い、該被覆鋼板を250℃の窒素雰囲気
下で1時間放置後、 130℃のキシレン中に30分間
浸漬したが被膜は見られなかった。また80℃における
セロハンテープ基盤目試験でも、密着している目の数は
100個であり良好であった。
比較例1 実施例1の(1)、(2)において3−メチルペンテン
−1に代えて4−メチルペンテン−1を用いること以外
は同様にして無水マレイン酸含有量が1.9重量%の変
性4−メチルペンテン−11[合体を得た。続いて、変
性3−メチルブテン−1重合体に代えて該変性4−メチ
ルペンテン−1重合体を使用すること以外は実施例1の
(2)と同様にして鋼板被覆を行い、該被覆鋼板を25
0℃で1時間放置後、130℃のキシレンで30分間浸
漬したところ被膜は膨潤していた。
また80℃におけるセロハンテープ基盤目試験では、密
着被膜の目の数は5個であった。
実施例3 (1)実施例1の(1)において、3−メチルペンテン
−1以外にブテン−1を更に0.5kg使用すること以
外は同様にして融点が320.7℃、ブテン−1含有量
力月3.2重量%の3−メチルペンテン−1−ブテン−
1共重合体を得た。
(2)実施例1の(2)において、3−メチルペンテン
−1重合体に代えて上記(1)で得た3−メチルブテン
−1−ブテン−1共重合体を用いること以外は同様にし
て変性3−メチルペンテン−1−ブテン−1共重合体を
得た。
引き続いて、該変性3−メチルペンテン−1−ブテン−
1共重合体を再度攪拌機付ロガラス製反応器に投入後、
アクリロニトリル50gとペンゾイルノ\−オキサイド
20gを加え攪拌し、50℃にて1時間反応後、更に8
0℃にて2時間反応させた0反応終了後は得られた粉末
をアセトンで洗浄し、更に乾燥して1.7重量%の無水
マレイン酸およびアクリロニトリル2.2重量%を含む
変性3−メチルペンテン−1−ブテン−1共重合体を得
た。
上記変性3−メチルペンテン−l−ブテン−1共重合体
20重量部と3−メチルブテン−1I!合体80重量部
、ステアリン酸カルシウム02Ii量部、およびテトラ
キス[メチレン−3−(3’、S’−ジ−t−ブチル−
4゛−ヒドロキシフェニル)プロピオネートコメタン0
.2皿量部を混合後、押し出し造粒機にて粒状組成物を
得た。
該組成物を射出成形し、!l1lOC−1横20履、厚
さ0.5cmの試験片を得た。該試験片にエポキシ系塗
料(関西ペイント社製 商品名ミリオンN061^)を
乾燥時に約40μの厚さになるようにエアースプレーに
て塗布した。塗布後、室温にて15分間放置し、更に1
40℃にて30分間焼付けを行った。
得られた塗装済み試験片を150℃のエアーオーブン中
に2時間放置後、80℃において、セロハンテープ基盤
目試験を行フたとごろ、塗膜が剥離せずに試験片に密着
している目の数は100個であり、耐熱接着性は良好で
あフた。
比較例2 実施例3の(1) において3−メチルペンテン−1に
代えて4−メチルペンテン−1を用いること以外は同様
にして4−メチルペンテン−1−ブテン−1共重合体(
融点202.5℃)を得た。該4−メチルペンテン−1
−ブテン−1共重合体を用いて、以後は実施例4の(2
)同様にして無水マレイン酸含有量が1.8!量%、ア
クリロニトリル含有量が263重量%の変性4−メチル
ペンテン−1−ブテン−1共重合体を得た。
該変性4−メチルペンテン−1−ブテン−1共重合体を
変性3−メチルペンテン−1−ブテン−1共重合体に代
えること以外は実施例3の(2)と同様にして射出試験
片を製作し、エポキシ系塗料にて塗装後。
150℃のエアーオーブン中に2時間放置してから、8
0℃において、セロハンテープ基盤目試験を行ったとこ
ろ、密着塗膜の目の数は15個であフた。
C発明の効果コ a 述L タ実施例で明らかなように寧発明の方法によ
フて得られた変性枝鎖オレフィン重合体は著しく高い耐
熱性を有する。従フて、従来利用されなかった高耐熱性
を要求される分野においても広く利用することが可能で
ある。
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)融点が250℃以上の枝鎖オレフィン重合体にラ
    ジカル重合可能な単量体を、該単量体の含有量が0.0
    1重量%〜40重量%となるようにグラフト重合するこ
    とを特徴とする変性枝鎖オレフィン重合体の製造方法。
  2. (2)枝鎖オレフィン重合体が、3−メチルペンテン−
    1,4,4−ジメチルペンテン−1,および4,4−ジ
    メチルヘキセン−1から選択される1種類似上の枝鎖オ
    レフィン成分単位が55重量%〜100重量%、および
    上記枝鎖オレフィン以外の炭素数が2〜20のオレフィ
    ン成分単位が0〜45重量%である枝鎖オレフィン重合
    体および/または枝鎖オレフィン共重合体である特許請
    求の範囲第1項に記載の製造方法。
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