JPH03285643A - 飲料組成物 - Google Patents

飲料組成物

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JPH03285643A
JPH03285643A JP2087527A JP8752790A JPH03285643A JP H03285643 A JPH03285643 A JP H03285643A JP 2087527 A JP2087527 A JP 2087527A JP 8752790 A JP8752790 A JP 8752790A JP H03285643 A JPH03285643 A JP H03285643A
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JP
Japan
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monoester
fatty acid
beverage
acid
hexose
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Pending
Application number
JP2087527A
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English (en)
Inventor
Motomu Oshima
求 尾嶋
Hiroshige Hamakawa
弘茂 浜川
Norio Kizu
典生 木津
Masayoshi Chiaki
千明 政義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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  • Tea And Coffee (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)
  • Confectionery (AREA)
  • Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、保存安定性に優れたコーヒー飲料等の飲料組
成物に関する。
[従来の技術] コーヒー飲料及びココア飲料等の油分の多い天然抽出物
を含む飲料や、ミルクコーヒー、ラクト飲料及びヨーグ
ルト飲料等の乳飲料は、ビン、缶、バック等の容器に充
填されて市販されているものが多い。これらの飲料には
、種々の原料、糖、香料、呈味剤、乳化剤等を加えた後
、加熱殺菌工程が施されている。また、乳飲料には、ホ
モジナイザーにより、均質化、脂肪球の微細化が行われ
ている。
[発明が解決すべき課題] これらの飲料は、夏場は5°C程度で保存され、冬場は
ものによっては95℃程度に加熱して販売される。この
ため、これらの飲料には高い乳化分散安定性が求められ
るが、脂肪の遊離や蛋白質の凝集という問題があり、風
味を損ない、有効期限が極めて短くなっている。
これらの問題を解決するため、種々の乳化安定剤を配合
することが提案されているが1.飲料に使用される乳化
安定剤は呈味性に難点があり、そのため配合量が制限さ
れ、充分な効果が得られなかった。
本発明の目的は、保存安定性に優れ、呈味性に難点がな
い飲料組成物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ヘキソースモノ脂肪酸エステルを含有するこ
とを更に含有する、コーヒー飲料、乳飲料及びココア飲
料からなる群から選択された飲料組成物を提供する。
本発明の飲料組成物に対しては、必要に応じて他の安定
化剤として、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖
脂肪酸エステルからなる群から選ばれた1種以上を配合
することも可能である。
本発明が適用される各種飲料について、以下に説明する
コーヒー飲料 アカネソウ科ココア属の核の皮を除去した種子(通常、
コーヒー豆と呼ばれている。)を乾燥し、炒ったものを
、必要に応じて粉末化し、これを熱水で抽出し、その上
清に必要に応じて糖、乳成分を添加したものを言う。
乳飲料 全脂肪乳、脱脂紡孔、練乳等の乳類と、糖類と、乳化剤
等を、水と混合、分散、溶解し、容器に分散した後加熱
殺菌することにより得られるものを言う。
ココア飲料 カカオ樹のカカオ豆をばい煎した後、殻を除いた果肉を
加熱して得たカカオペーストを圧搾し、脂を除いたもの
を粉砕した。通常、20%程度の脂肪を含む粉末を、糖
及び水と一緒に加熱し、更に水又は牛乳(スキムミルク
)を加えて攪拌混合することにより得られる。この場合
、脂肪分の乳化分散安定のため、乳化剤が必要となる。
本発明に用いられるヘキソース脂肪酸モノエステルは、
ヘキソース類、及び脂肪酸又はその誘導体を原料として
製造される。
ヘキソース類としては、JASで規定する結晶ブドウ糖
、粉末ブドウ糖、粒状ブドウ糖等のグルコース、フルク
トース、ガラクトース等が挙げられる。これらの中では
、原料の供給性、経済性からみてグルコースが好ましい
脂肪酸としては、好ましくは炭素数6〜20、より好ま
しくは8〜18の天然、合成、飽和、不飽和、直鎖、分
枝のいずれの脂肪酸も使用可能である。弔−物質に限ら
ず、そのような脂肪酸の混合物でもよい。特に、炭素数
12以上のものか、飲料に不要な発泡性を与えないので
好ましい。
天然系の脂肪酸として、ヤシ油、パーム油、牛脂油、ナ
タネ浦、大豆油等の植物油、動物油から加水分解して得
たカプリル酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、
パルミチン酸、ステアリン酸、リノール酸、オレイン酸
、カプリン酸、ウンデカン酸等の飽和、不飽和の直鎖状
脂肪酸が例示されるほか、γ−リルン酸等の微生物に由
来する脂肪酸を使用することも可能である。なお、これ
ら天然系の脂肪酸のうち、不飽和結合を有するものは、
オゾン酸化により分解したものを用いることが出来る。
合成系の脂肪酸として、オレフィン類の重合体を酸化し
て得られる直鎖状、分枝状の脂肪酸の混合物が挙げられ
る。
脂肪酸の誘導体として、上述の脂肪酸のメチル、エチル
、プロピル等の炭素数1〜8の低級アルキルエステルを
用いることが出来る。また、脂肪酸のハロゲン化物を使
用することも可能である。
ヘキソース類脂肪酸モノエステルは、上述の原料を用い
て、リパーゼ等の酵素によるエステル合成、例えば原料
油脂とヘキソース類とのエステル交換反応、脂肪酸の低
級アルコールエステルとへキソース類とのエステル交換
反応、脂肪酸の低級アルコールエステルとヘキソース類
とのエステル合成等の方法により合成することが出来る
。それ以外にも、脂肪酸クロライドとヘキソース類とを
用いた合成法、その他、種々の公知の方法により合成す
ることが可能である。
ヘキソース類脂肪酸モノエステルとしては、モノエステ
ル含量か90%以上、特に95%以上のものを用いるこ
とが、飲料に加えたとき、に、味に及ぼす影響が少ない
ため好ましい。また、トリエステル以上のポリエステル
含量が1%以下、特に0.5%以下であることがより好
ましいが、上述の方法ではいずれもモノエステル含量が
少なく、トリ以上のポリエステル含量が多いエステルが
製造されるため、モノエステルを得る場合には、合成後
の分画、単離に手間を要することがある。従って、高モ
ノエステル含量のヘキソース類脂肪酸モノエステルを得
るには、先に本出願人が特願平1−210495号で提
案した、耐熱性リパーゼを用いる方法が好適に採用され
る。
なお、ヘキソース類脂肪酸モノエステルとしては、ヘキ
ソースの6位のOH基がエステル化されているものが好
ましい。
以上説明したヘキソース類脂肪酸モノエステルの具体例
としては、グルコース−6−カプリルモノエステル、グ
ルコース−6−ゾカンモノエステル、グルコース−6−
ラウリルモノエステル、グルコース−6−ミリスチルモ
ノエステル、グルコース−6−バルミチルモノエステル
、グルコース−6−オレイルモノエステル、グルコース
−6フーリルートモノエステル カプリルモノエステル、フルクトース−6−ゾカンモノ
エステル、フルクトース−6−ラウリルモノエステル、
フルクトース−6−ミリスチルモノエステル、フルクト
ース−6−バルミチルモノエステル、フルクトース−6
−オレイルモノエステル、フルクトース−6−γーリル
ートモノエステル、ガラクトース−6−カプリルモノエ
ステル、ガラクトース−6−ゾカンモノエステル、ガラ
クトース−6−ラウリルモノエステル、ガラクトース−
6−ミリスチルモノエステル、ガラクトス−6−パルミ
チルモノエステル、ガラクトス−6−オレイルモノエス
テル、ガラクトース6−γーリルートモノエステル等が
挙げられ、これらの1種又は2種以上を組合せて用いる
ことが出来る。
以上説明したヘキソース脂肪酸モノエステルの配合量は
、飲料に対し、0.001〜1重量%であることが好ま
しい。0.001重量%未満ては、充分な安定化効果が
得られない場合があり、1重量%以上加えても、乳化・
分散安定性は向上しないため経済的メリットがない。
ヘキソース脂肪酸モノエステルは、実質的に無味無臭で
あるため、従来のものに比べ、多く配合できる。
他の安定化剤であるポリグリセリン脂肪酸エステルとし
ては、ジグリセリン、テトラグリセリン、ヘキサグリセ
リン、デカグリセリン等の平均重合度が2〜15程度の
グリセリン重合体と、炭素数8〜20の脂肪酸、例えば
ステアリン酸、オレイン酸、ラウリン酸、リルン酸、リ
シルイン酸とのエステル化物であって、そのエステル化
度としては、モノエステル、トリエステル、ペンタエス
テル等を用いることが出来る。このポリグリセリン脂肪
酸モノエステルの具体例としては、デカグリセリンモノ
ステアレート(版本薬品(株)から商標MSW−750
として市販されている)等を挙げることが出来る。
ポリグリセリン脂肪酸エステルの配合量は、飲料全体に
対し、0.001〜0.05%の範囲が好ましく、この
範囲を外れると、これを添加する目的を達成することが
出来ない場合がある。
他の安定化剤であるショ糖脂肪酸エステルは、下記一般
式で表されるものである。
(式中、RCは炭素数8〜20の脂肪酸残基を1 示し、R′はHl又は−C−Rを示す。)1 これらのショ糖脂肪酸エステルとしては、脂肪酸がステ
アリン酸、ラノリン酸、ラノリン酸、パルミチン酸、オ
レイン酸であるものが挙げられる。
また、そのエステル化度は、モノエステル、ジエステル
、トリエステル等のいずれでもよいが、特に、モノエス
テルが70%以上のものが好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルの配合量は、飲料全体に対し、0
.001〜0.05%の範囲が好ましく、この範囲を外
れると、これを添加する目的を達成することが出来ない
場合がある。
[作用] 本発明の飲料組成物は、ヘキソースモノ脂肪0 酸エステルを含有することを更に含有し、それによって
、優れた保存安定性と呈味性とを奏するものである。こ
のような本発明の飲料組成物は、長時間の保存によって
も、クリーミングや分離が発生ずることがなく、また、
異味や異臭を生ずることがない。特に高温で保存した場
合にも良好な乳化状態を維持し、ビン詰においても、い
わゆるネックリングが発生することがない。
本発明の飲料組成物に他の安定化剤として更にポリグリ
セリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、又はこ
れら双方を配合することにより、保存中の脂肪の分離が
抑制され、商品の有効期間を更に長期化することが可能
である。
本発明の飲料組成物は、通常のどのような方法によって
も製造することが出来る。例えば、飲料の原料を混合し
、60〜70℃で加熱混合し、更に加熱してfn−や所
定の容器に充填し、120℃の加熱殺菌又はマイクロ波
殺菌を行うことにより製造することが出来る。
] ] [実施例] 以下、本発明の実施例を示し、本発明の効果をより具体
的に説明する。
実施例1 以下の組成の原料を配合した。
コーヒー抽出液    200g(10%)全脂粉乳 
       40g(2%)砂糖         
200g(10%)グルコシル−6−ラウリン酸 モノエステル        2g(0,1%)この原
料に水を加えて混合溶解し、全量を200gに調整した
。これを70 ’Cに加熱し、ホモミキサーにより5分
間攪拌した後、高圧ホモジナイザーにより150kg/
am2の圧力で均質化した。次いて、これをビン詰めし
、120’Cで25分間加熱殺菌し、コーヒー飲料を調
整した。
実施例2.3、比較例1〜3 グルコシル−6−ラウリン酸モノエステルの代わりに、
下記表に示すような種々の乳化剤を用いたことを除いて
、実施例1と同様にして5種のコ]−2 ヒー飲料を製造した。
以上の実施例及び比較例で得たコーヒー飲料について、
品質評価試験を行った。その結果を下記表に示す。
なお、乳化安定性の評価基準は、次の通りである。
(評価基準) O:均一である △:ややクリームの浮きが見られるが、混ぜると均一に
なる ×;クリーミの浮きがあり、混ぜても固まりが残る ] 3 蔗糖脂肪酸エステル  ;菱糖製S −1570上記表
から明らかなように、本発明に係る飲料組成物(実施例
1〜3)は、いずれも優れた呈味性及び乳化安定性を示
している。これに対し、ヘキソースモノ脂肪酸エステル
を含有しない飲料組成物(比較例1〜3)は、いずれも
呈味性及び乳化安定性が劣っている。
4 [発明の効果] 以上説明したように、 本発明によると、 乳化 安定性及び呈味性において優れた飲料組成物か提供され
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ヘキソースモノ脂肪酸エステルを含有することを
    特徴とする、コーヒー飲料、乳飲料及びココア飲料から
    なる群から選択された飲料組成物。
  2. (2)ポリグリセリン脂肪酸エステル及びショ糖脂肪酸
    エステルからなる群から選ばれた1種以上を更に含有す
    る請求項1に記載の飲料組成物。
JP2087527A 1990-04-03 1990-04-03 飲料組成物 Pending JPH03285643A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456992B1 (ko) * 1996-07-01 2005-01-27 미쓰비시 가가꾸 푸즈 가부시끼가이샤 항균제
KR100662318B1 (ko) * 1999-02-10 2006-12-28 하세가와 고오료오 가부시끼가이샤 산성 음료 중에서 안정한 항균제 조성물
JP2021531730A (ja) * 2018-08-02 2021-11-25 フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa フレーバー改変剤としてのモノエステル糖誘導体

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JP2021531730A (ja) * 2018-08-02 2021-11-25 フイルメニツヒ ソシエテ アノニムFirmenich Sa フレーバー改変剤としてのモノエステル糖誘導体

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