JPH03285540A - 電気機器巻線の製造方法 - Google Patents

電気機器巻線の製造方法

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JPH03285540A
JPH03285540A JP8666090A JP8666090A JPH03285540A JP H03285540 A JPH03285540 A JP H03285540A JP 8666090 A JP8666090 A JP 8666090A JP 8666090 A JP8666090 A JP 8666090A JP H03285540 A JPH03285540 A JP H03285540A
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Shoichi Maruyama
正一 丸山
Yasushi Kano
狩野 育志
Mitsuo Masuko
益子 光男
Tomoya Tsunoda
角田 智也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気機器巻線の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から電気機器巻線の絶縁には複数の#@縁樹脂が使
用されてきている。その使用方法には次の2つの方法が
採用されている。その従来例を直流電動機の界磁装置で
示すと、ひとつは導体を複数回巻回し、その内径側角部
に高粘度コンパウンド状III樹脂で導体の表面を平滑
にし、その後マイカテープあるいはフィルムを巻回して
絶縁層を施した後、含浸用低粘度絶縁樹脂を含浸硬化さ
せ、界磁巻線を形成する。その後界磁巻線に鉄心を挿入
し、その間に流し込み用高粘度絶縁樹脂を流し込み、こ
れを硬化させることによって界磁装置を形成する方法で
ある。なお、この種の界磁装置に関連するものとして例
えば特公報57−55013号公報がある。
もうひとつの方法は、第3図に示されているように、導
体1を複数回巻回し、その内径側角部aに不織布2を挿
入し、その後マイカテープあるいはフィルムを巻回して
絶縁層3を施した後、不織布2aを介して鉄心4に挿入
した後、含浸用低粘度絶縁樹脂を注入して鉄心4と一体
に含浸硬化させ界磁装置6を形成する方法である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術のうち前者の界磁装置を製造する方法は、
絶縁樹脂として高粘度コンパウンド状絶縁樹脂、含浸用
低粘度絶縁樹脂、流し込み用高粘度絶縁樹脂と夫々界磁
装置の適用部位に最適な性状を有する複数の種類の絶縁
樹脂が必要となるため、絶縁樹脂の日常管理に多大な労
力を要する問題があった。
また、後者の製造方法は、1種類のM縁樹脂で一体に含
浸する方法ではあるが、絶縁樹脂の含浸状態が含浸され
る界磁装置の適用部位の状態(例えば隙間寸法)によっ
て不均一となり易い。また、隙間の大きな部位は不織布
を挿入する等の方法をとっているので、絶縁樹脂本来の
特性が十分発揮できない等の問題が発生する可能性があ
った。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、1種類の
絶縁樹脂で電気機器巻線の適用部位に最適な絶縁樹脂層
を形成することを可能とした電気機器巻線の製造方法を
提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、電気機器巻線を製造するのに導体を巻回す
る工程と、絶縁層を形成する工程と、鉄心に装着する工
程とから構成し、使用する絶縁樹脂は1種類の絶縁樹脂
で、かつその性状を変えて複数の工程で使用することに
より、達成される。
すなわち絶縁樹脂を使用する上で最も重要なポイントは
使用時の粘度である点に着目し、絶縁樹脂に添加剤を加
えて性状を変える、あるいは使用時の温度を変えて性状
を変える、または使用時の保管時からの経過時間を変え
ることにより同一の絶縁樹脂でも適用部位に対して最適
な性状に変えるようにしたものである。更に絶#樹脂は
主剤と硬化剤とからなる熱硬化性樹脂を使用することに
より、上述の方法による性状変化を顕著にするようにし
たものである。
〔作用〕
上記手段を設けたので、1種類の絶縁樹脂を電気機器巻
線の適用部位に最適な性状にして使用できるようになっ
て、従来のように複数種類の絶縁樹脂が不要となる。
すなわち絶縁樹脂に添加剤を加えることにより、使用時
の絶縁樹脂の粘度を向上させることができるため、低粘
度M縁樹脂が高粘度絶縁樹脂となる。
また使用時の温度を変えることにより、同一の絶縁樹脂
でも温度を上げれば低粘度となり、反対に温度を下げれ
ば高粘度の!縁樹脂となる。また、保管時の経過時間と
共に粘度は増大していくため、経過時間が短かいものは
低粘度#@縁樹脂、経過時間の長いものは高粘度絶縁樹
脂に変化し、同一絶縁樹脂でも電気機器巻線の適用部位
に最適な性状の絶縁樹脂が得られる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。第
1図には本発明の一実施例が示されている。なお従来と
同じ部品には同じ符号を付したので説明を省略する。本
実施例では電気機器巻線を製造するのに導体1を巻回す
る工程と、絶縁層3を形成する工程と、鉄心4に装着す
る工程とから構成し、使用する絶縁樹脂は1種類の絶縁
樹脂で、かつその性状を変えて複数の工程で使用するよ
うにした。このようにすることにより1種類の絶縁樹脂
を電気機器巻線の適用部位に最適な性状にして使用でき
るようになって、従来のように複数種類の絶縁樹脂が不
要となり、1種類の絶#樹脂で電気機器巻線の適用部位
に最適な絶縁樹脂層を形成することを可能とした電気機
器巻線の製造方法を得ることができる。
すなわち絶縁樹脂Aとして、3官能エポキシ(例えば油
化シェルエポキシ製YL933)と酸無水物硬化剤(例
えば日立化成製HN−5500)とを、0,5〜1.0
二〇、5〜1,0の間の当量比率で配合し形成する。こ
の時の粘度は常温で半固形状のかなり高粘度状の絶縁樹
脂となる。
次に導体lとして二重ガラス巻線を複数回巻回し、その
内径側角部aに絶縁樹脂Aに添加剤としてイミダゾール
系硬化促進剤(例えば四国化成製2PZ)とポリアミド
繊維とを若干添加して高粘度のコンパウンド状とした高
粘度コンパウンド状絶#樹脂7を塗布して加熱硬化し、
導体1表面を平滑にした。次にガラス裏打マイカテープ
を半重ね5回巻回後、絶縁樹脂Aを粘度が約10ポイズ
以下となるように、約90℃の温度に加熱した状態(含
浸用低粘度絶縁樹脂とする)で含浸して加熱硬化し、界
磁者g5を形成した。その後界磁巻線5に鉄心4を挿入
し、その界磁巻線5と鉄心4との隙間に、絶縁樹脂Aに
ガラス粉とイミダゾール系硬化促進剤とを少量添加し、
50〜60℃に加温して粘度を約50ボイスとした高粘
度絶縁樹脂8を流し込み、これを硬化させることにより
界磁装置6を形成した。
このように本実施例によれば絶縁樹脂Aのみで電気機器
巻線の適用部位に最適な性状の絶縁樹脂に変えることが
できるので、1種類の絶縁樹脂で電気機器巻線の適用部
位に最適な絶縁樹脂層を形成することが可能となり、絶
縁樹脂の日常管理の労力が大幅に低減できる。
また、1種類の絶縁樹脂で電気機器巻線の適用部位に最
適な性状の絶縁樹脂に変えることができるので、1種類
の絶縁樹脂で電気機器巻線の適用部位に最適な絶縁樹脂
層を形成することができ、従来の一体注入のそれよりも
すぐれたものとすることができる。
なお、本実施例では添加剤を加えるあるいは使用時の温
度を変える場合の例をあげて説明したが、横軸に保管日
数をとり、縦軸に絶縁樹脂Aの粘度比率をとって示した
第2図に示すように、保管日数と共に粘度が上昇する絶
縁樹脂Aの粘度〜保管特性を組み合せて使用することに
よっても同様な効果を奏することができる。
また、本実施例では電気機器巻線として界磁装置をとり
上げ、界磁装置を製造する場合について説明したが、こ
れのみに限るものではなくこの他の電気機器巻線の製造
にも適用することができ。
同様な作用効果を奏することは云うまでもない。
〔発明の効果〕
上述のように本発明は1種類の絶縁樹脂で電気機器巻線
の適用部位に最適な絶縁樹脂層を形成することができる
ようになって、1種類のMlj樹脂で電気機器巻線の適
用部位に最適な絶縁樹脂層を形成することを可能とした
電気機器巻線の製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電気機器巻線の製造方法の一実施例に
よる界磁装置の縦断側面図、第2図は同じく一実施例に
よる絶縁樹脂Aの粘度比率と保管日数との関係を示す特
性図、第3図は従来の電気機器巻線の製造方法による界
磁装置の縦断側面図である。 1・・・導体、3・・・絶縁層、4・・鉄心、6・・・
界磁装置(電気機器巻線)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、電気機器巻線を製造するのに導体を巻回する工程と
    、絶縁層を形成する工程と、鉄心に装着する工程とから
    構成し、使用する絶縁樹脂は1種類の絶縁樹脂で、かつ
    その性状を変えて複数の工程で使用するようにしたこと
    を特徴とする電気機器巻線の製造方法 2、前記絶縁樹脂が、添加剤を加えてその性状を変える
    ようにされたものである請求項1記載の電気機器巻線の
    製造方法 3、前記絶縁樹脂が、使用時の温度を変えてその性状を
    変えるようにされたものである請求項1記載の電気機器
    巻線の製造方法 4、前記絶縁樹脂が、使用時の保管時からの経過時間を
    変えてその性状を変えるようにされたものである請求項
    1記載の電気機器巻線の製造方法 5、前記絶縁樹脂が添加剤、使用時の温度、使用時の保
    管時からの経過時間の少なくともひとつをもってその性
    状を変え、前記電気機器巻線の製造に使用するようにさ
    れたものである請求項1〜4のいずれか1項に記載の電
    気機器巻線の製造方法 6、前記絶縁樹脂が、主剤と硬化剤とからなる熱硬化性
    樹脂である請求項1記載の電気機器巻線の製造方法 7、前記絶縁樹脂が、前記主剤に3官能エポキシ、前記
    硬化剤に酸無水物硬化剤が使用された熱硬化性樹脂であ
    る請求項6記載の電気機器巻線の製造方法
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013172518A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Mitsubishi Electric Corp 電動機、この電動機を備えた圧縮機、この圧縮機を備えた冷凍サイクル装置、及びこの電動機の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013172518A (ja) * 2012-02-20 2013-09-02 Mitsubishi Electric Corp 電動機、この電動機を備えた圧縮機、この圧縮機を備えた冷凍サイクル装置、及びこの電動機の製造方法

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