JPH0328502A - 油圧回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数のアクチュエー夕に圧油を供給する圧油
回路に関する。

〔従来の技術〕

従来、ポンプの吐出路にクローズドセンタ型式の操作弁
を複数設け、各操作弁によって複数のアクチュエー夕に
１つのポンプの吐出圧浦を供給するようにした油圧回路
が知られている。

このような油圧回路においては、複数の操作弁を同時操
作した時に負荷の小さなアクチュエー夕のみにしか吐出
圧油が供給されないので次のように構成してある。

各操作弁と各アクチュエー夕との接続回路に圧力補償弁
を設け、各アクチュエー夕の負荷圧における最も高い負
荷圧により各圧力補償弁をセットし、複数の操作弁を同
時操作した時に負荷圧の異なる複数のアクチュエー夕に
１つのポンプの吐出圧油を供給できるようにしてある。

〔発明が解決しようとする課題〕

かかる油圧回路においては複数の操作弁を同時操作した
時には圧力補償弁がセットされることによって操作弁の
開口面積比により流量分配される。

このために、１つの操作弁を操作して１つのアクチェユ
ー夕にのみポンプの吐出圧浦を供給している状態で他の
操作弁を操作して他のアクチュエー夕にポンプの吐出圧
油を供給すると圧力補償弁に負荷圧が直ちにセットされ
てポンプの吐出圧油が各操作弁の開口面積比により流量
分配されるから、先に操作しているアクチュエー夕への
流量が急激に減少してそのアクチュエー夕の作動速度が
急激に遅くなって大きなショックが発生する。

例えば、パワーショベルの走行モータとブームシリンダ
、アームシリンダに１つのポンプの吐出圧油を供給する
ようにした油圧回路において、１つの操作弁を操作して
走行モータにポンプの吐出圧油を供給して走行している
状態で、他の操作弁を操作してブームシリンダ、アーム
シリンダに吐出圧油を供給するとポンプの吐出圧油が走
行モータとブームシリンダ、アームシリンダに流量分配
されるので、走行モータへの流量が急激に減少して走行
シジツクが大きくなってしまう。

そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにした油
圧回路を提供することを目的とする．〔課題を解決する
ための手段及び作用〕複数の操作弁における１つの操作
弁に設けた圧力補償弁の負荷圧導入路に絞りを設けて、
その圧力補償弁のセット圧が徐々に高くなるようにした
油圧回路であり、これによって、１つの操作弁のみを操
作している状態で他の操作弁を操作した時に１つの操作
弁よりアクチュエータに供給される流量がゆっくりと減
少してアクチュエータの作動速度がゆっくりと減速する
ようにできる。

〔実　施　例〕

第１図に示すように、ポンプ１の吐出路１ａには複数の
操作弁２が設けられ、その操作弁２を切換えることで各
アクチュエータ３にポンプの吐出圧油を供給するように
してある。

なお、実施例では一方のアクチュエー夕がパワーショベ
ルの下部走行体を走行する走行モータとなり、他方のア
クチュエー夕がパワーショベルのブームを上下揺動する
ブームシリンダとなっている。

前記操作弁２は弁本体４のスブール孔５にスブール６を
嵌挿して第１ボンプボート７と第１出口ボート８、第１
タンクボート９と第１ボート１０１第２ポンブボート１
１と′！Ｊ２出ロボート１２、第２タンクボート１３と
第２ボート１４をそれぞれ連通・遮断するようになり、
前記スプール６はバネ１５で各ボートを遮断する中立位
置に保持され、第１受圧室１６に供給されるパイロット
圧油で第１ポンプボート７と第１出口ボート８を連通し
、かつ第２ボート１４と第２タンクボート１３を連通す
る第１作動位置となり、第２受圧室１７に供給されるパ
イロット圧油で第２ポンプボート１１を第２出口ボート
１２を連通し、かつ第１ボート１０を第１タンクボート
９に連通する第２作動位置となるようにし、前記第１出
口ボート８を圧力補償弁１８で第１ボート１０に連通し
、第２出口ボートｌ２を圧力補償弁１８で第２ボート１
４に連通させ、第１又は第２出口ボート８．１２の圧力
をスブール６に形威した図示しないギリ穴、検出ボート
１９を経て検出し、各操作弁２の検出した圧力をシャト
ル弁２０で比較して高い方の圧力を圧力補償弁１８のバ
ネ室１８ａに供給して圧力補償弁１８をその圧力に見合
う圧力にセットするようにし、これによって複数の操作
弁２を同時操作した時に各圧力補償弁１８を最も高い負
荷圧に見合う圧力にセットし、光なる負荷圧のアクチュ
エー夕に１つのポンプ１の吐出圧油を供給できるように
している。

前記複数の操作弁２における１つの操作弁２、例えば走
行モータに圧油を供給する操作弁２に設けた圧力補償弁
１８の負殉圧導入回路に絞り２１を設け、そのバネ室１
８ａに供給される負荷圧が急激に変化しないようにして
ある。

なお、第２図のように絞り２１の前後をチェック弁２２
を備えたバイパス路２３で短絡し、バネ室１８ａよりシ
ャトル弁２０側には圧油がスムーズに流れるが、バネ室
１８ａには負荷圧が急激に流れないようにしても良い。

つまり、圧力補償弁１８のバネ室１８ａに負荷圧が急激
に流れないようにしてセット圧が徐々に高くなるように
すれば良い。

このようであるから、１つの操作弁２を操作して１つの
アクチュエータ３、例えば走行モータにポンプ１の吐出
圧浦を供給している状態で他の操作弁２を操作して他の
アクチュエータ３、例えばブームシリンダにポンプ１の
吐出圧油を供給した時に、ブームシリンダの負荷圧が圧
力補償弁１８のバネ室１８ａに徐々に流入してセット圧
が徐々に高くなり、その操作弁２からの流量分配がゆっ
くり行なわれるから走行モータへの流量がゆっくりと減
少して走行モータがゆっくりと減速されて走行ショック
を低減できる。

〔発明の効果〕

１つの操作弁２を操作して１つのアクチュエータ３にの
みボンプ１の吐出圧油を供給している状態で、他の操作
弁３の操作した時に他のアクチュエータ３の負荷圧が前
記１つの操作弁２に設けた圧力補償弁３に徐々に流入し
てセット圧が徐々に高くなるから、前記１つのアクチュ
エータ３への流量がゆっくりと減少して作動速度がゆっ
くり減速されるようになり、ショックが減少する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す構或説明図、第２図は絞
りの変形例を示す説明図である。 １はポンプ、１ａは吐出路、２は操作弁、３はアクチュ
エー夕、１８は圧力補償弁、２１は絞り。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ポンプ１の吐出路１ａに複数のクローズドセンタ型式の
   操作弁２を設け、各操作弁２とアクチュエータ３との接
   続回路に圧力補償弁１８をそれぞれ設け、この圧力補償
   弁１８を最も高い負荷圧に見合うセット圧力とするよう
   にした油圧回路において、 前記複数の操作弁２における１つの操作弁２に設けた圧
   力補償弁１８の負荷圧導入路に絞り２１を設けたことを
   特徴とする油圧回路。