JPH03284946A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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Publication number
JPH03284946A
JPH03284946A JP8574190A JP8574190A JPH03284946A JP H03284946 A JPH03284946 A JP H03284946A JP 8574190 A JP8574190 A JP 8574190A JP 8574190 A JP8574190 A JP 8574190A JP H03284946 A JPH03284946 A JP H03284946A
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JP
Japan
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heater
dummy
ejection
disconnection
dummy heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP8574190A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nagatomo
彰 長友
Yoshihiro Nakagawa
中川 義弘
Kazuhiro Nakada
和宏 中田
Tamaki Hashimoto
橋本 玉己
Hiroaki Kitazawa
北沢 宏明
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH03284946A publication Critical patent/JPH03284946A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はインクジェット記録装置に関するものである。
[従来の技術] インクジェット記録装置の記録ヘッド、特に記録用液滴
の吐出エネルギ発生手段に電気熱変換体を用いるインク
ジェットヘッドは、記録用の飛翔用液滴を形成するため
の液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列できるので
高解像記録が可能なこと、記録ヘッドとして全体的な小
型化が容易なこと、最近の半導体分野における技術の進
歩と信頼性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術
の長所を十二分に活用できて、長尺化および面状化(2
次元化)が容易であること等により、マルチノズル化お
よび高密度実装化が容易で、しかも大量生産時の生産性
が良く、製造費用も廉価にできるものとして特に注目さ
れている。
[発明が解決しようとする課題J このようなインクジェットヘッドの吐出用ヒータの寿命
は、通電頻度つまり通電パルス数と相関関係がある。こ
の寿命はタイプライタ−等の摩耗による寿命によ(似て
いる。
従来、このようなインクジェットヘッドの寿命の予測は
非常に難しく、通電パルス数を勘定する方法や、通電時
間を算出する方法等いろいろな方法があるが、どれも一
長一短があり、交換式のヘッドに対しては有効なものが
無かった。
従って従来のインクジェット記録装置においては、ヘッ
ドの寿命がわからない状態で、大量の文書等を記録する
場合、その記録中にヘッドの寿命が来たときには、かな
りの時間を無駄にしてしまうという問題点があった。
本発明の目的は、インクジェットヘッドの寿命を正確に
検知することができるインクジェット記録装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 以上の目的を達成するために本発明は、記録液吐出用の
吐出用ヒータが記録ヘッド内に設けられているインクジ
ェット記録装置において、2)記録液吐出用の吐出用ヒ
ータと、前記吐出用ヒータに通電する毎に前記ダミーヒ
ータに通電する毎に前記ダミーヒータが断線したときに
当該断線を検出する断線検出手段とを具えたことを特徴
とするものである。
[作 用] 本発明によれば、記録液の飛翔用液滴を形成するために
、記録ヘッド内の吐出ヒータに通電する毎に、通電手段
が記録ヘッド内に設けられたダミーヒータにも通電する
。そして、ダミーヒータが断線した場合には、断線検出
手段がその断線を検出するために、記録ヘッド内の吐出
用ヒータの寿命を正確に知ることができる。
[実施例〕 以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
【実施例1〕 第1図は本発明の第1実施例の構成を示す回路図である
第1図において、1は後述するボー)ICから出力され
る印字信号14をバッファするバッファ、2はそのバッ
ファ1を通した印字信号を次段へ接続する為の抵抗、3
は抵抗2を介した印字信号を増幅するトランジスタ、4
はインク吐出用のヒータである。
5はすべての印字信号14が入力するOR回路、6はO
R回路5から出力された信号を次段へ接続する為の抵抗
、7は抵抗6から出力された信号を増幅するトランジス
タ、7′は抵抗、8はダミーヒータである。9はダミー
ヒータ8が断線したときにそれを検知するための断線検
知回路用インバータ、10は断線検知回路用バッファ、
11は断線検知回路用フリップフロップである。12は
システム・リセット信号、13は断線検知信号、14は
印字信号である。
以上のように構成された本実施例は、第2図に示す記録
ヘッド内のヘッド駆動系25に含まれており、このヘッ
ド駆動系25はボートIC23を介して装置本体のMP
U21によって制御される。なお、ここで22はバス等
の経路、24は印字信号等の経路、26は断線検知回路
からの断線検知信号の経路を示している。
次に、以上のように構成された本実施例の動作を説明す
る。
電源投入時には第1図のフリップフロップ11はシステ
ム・リセット信号12により、リセットされている。そ
して、印字信号14 ([0−H7)が入力すると、バ
ッファ1と抵抗2を介してその印字信号に対応したトラ
ンジスタ3が動作して吐出用ヒータ4を駆動する。
この時に印字信号14(HO〜H7)はOR回路5にも
入力しそのOR出力によって抵抗6を介してトランジス
タ7が動作し、ダミーヒータ8を駆動する。
このような回路により、吐出用ヒータ4が1つでも駆動
する時にはダミーヒータ8が動作するようになっている
。これによって、ダミーヒータ8の動作頻度は個々の吐
出用ヒータ4のそれに比して同じかそれ以上に多くなる
ここで対象としているヒータの故障形態はタイプライタ
−の摩耗による寿命と同様のものであるので、このよう
に動作頻度の高いダミーヒータが断線した時にその印字
ヘッドの寿命が来たと判断すれば、印字ヘッドの寿命に
よる故障を未然に防ぐことができる。
ここで、ダミーヒータ8の断線検知動作を、断線検知時
のタイミング・チャートである第3図を用いて説明する
まず、時点aで印字信号14 (HO〜H7)が入力す
ると、OR回路5の出力(OR: HO〜H7)に変化
がある。そして、OR回路5の出力はバッファlOを介
してフリップフロップ11のクロック入力へ伝えられる
。この時にダミーヒータが断線していない場合には、ト
ランジスタ7の出力(DMYOUT)はH−Lに変化す
る。しかしこの変化の直前はその出力がHであるので、
インバータ9を介した信号(INV)は時点すにおいて
はLどなっている。よって、フリップフロップllは動
作しないので、断線検知信号13はHにならずLのまま
である。
そして、時点C以後、次の印字信号14(旧)が入力し
た時点でダミーヒータ8が断線したとすると、トランジ
スタ7の出力(DMYOUT)はLになり、インバータ
9を介した信号(INV)はHとなり続ける。このよう
な状態で時点dにおいて印字信号14 (HO)が入力
すると、フリップフロップ11が動作し、時点eにおい
て断線検知信号13(ERROUT)が出力される。M
PU21はこの断線検知信号13を受理すると、システ
ム・リセット信号12(RESET)を出力してフリッ
プフロップ11を待機状態に戻す。
このようにして断線検知信号によりダミーヒータの断線
を検知したMPU21はその情報に基づいてそれ以後の
適切な処理をする。
以上説明した第1実施例によれば、吐出用ヒー夕を具え
た記録ヘッドに、ダミーヒータと簡単な回路とを追加す
ることによって記録ヘッドの寿命予測を安価にすること
ができる。
〔実施例2〕 第4図は本発明の第2実施例の制御系の構成を示すブロ
ック図であり、第2図と同一符号のものは同一のものを
示している。そして、第2図示の実施例の制御系と異な
るところは、表示手段への信号経路27と表示手段28
とが設けられていることである。この表示手段28は音
、光、振動等を発生させるものである。その他の構成は
第1実施例と同様である。
このように構成された本実施例においては、ダミーヒー
タ8の断線から記録ヘッドの寿命を検知する動作は、第
1実施例と同様である。そして、MPU21はダミーヒ
ータ8の断線を検知すると、記録動作を中断し、ボート
IC23を介して表示手段38を用いて現在使用してい
る記録ヘッドの寿命が来たことを使用者に通知して記録
ヘッドの交換を促す。
このようにMPUがダミーヒータの断線検知信号により
、記録ヘッドの寿命を検知したら、記録動作を中断し表
示手段を介し使用者に対して記録ヘッドの交換を促すよ
うにしであるので、記録ヘッドの寿命に起因する記録不
良を防ぐことができる。
〔実施例3] 第5図は第3実施例の構成を示す回路図であり、第1図
と同一符号のものは同一のものを示している。ここで、
15は記録ヘッドの吐出用ヒータ4が設けられている部
分の温度を検出する温度センサであり、その出力は第4
図示の制御系のボートIC23を介してMPU21に送
られる。
第6図は、本実施例において第4図に示したMPLI2
1が処理すべき手続を示したフローチャートであり、以
下、このフローチャートを用いて本実施例の動作を説明
する。
まず、ダミーヒータが断線してフリップフロップから断
線検知信号が出力されるまでの動作は、第2実施例と同
様なので説明を省略する。
MPU21は、断線検知信号が入力すると、ステップS
1からステップS2に進んで、検査しようとする吐出用
ヒータ4の近(の温度センサ15を選び、その出力を入
力することによって記録ヘッドの温度を測定する。
次に、ステップS3に進んで、吐出口からインクが吐出
しない範囲の短いパルスで、検査しようとする吐出用ヒ
ータ4に連続通電を行う。ここで、吐出用ヒータが断線
していれば記録ヘッドの温度は上昇せず、断線していな
ければ温度が上昇する。
次にステップS4に進んで先程の温度センサの出力を入
力して記録ヘッドの温度を測定する。そして、ステップ
S5で、温度が上昇していれば断線していないと判断し
、ステップS6に進んで、まだ未検査のヒータが残って
いればその吐出用ヒータの断線検査をする(ステップS
7)。
このようにして、全ての吐出用ヒータの検査をして1本
も断線していない場合には、ステップS6からステップ
S8に進み、第4図に示した表示手段28で非断線表示
をして処理を終了する。
また、吐出用ヒータが断線している場合には、その段階
でステップS5かもステップS8に進み表示手段28で
断線表示をして処理を終了する。
以上のような処理の終了後、MPU21はシステムリセ
ット信号を出力してフリップフロップ11を待機状態に
戻す。
本実施例によれば、記録ヘッドに吐出用ヒータに加えて
、ダミーヒータを設け、ダミーヒータが断線した時に、
吐出用ヒータの断線を1本1本確認することによって、
記録ヘッドの正確な交換時期の表示が安価にできるとい
う効果がある。
以上述べた第1〜第3実施例においては、ダミーヒータ
のみが断線し、吐出用ヒータは全て導通している場合で
も、その吐出用ヒータが劣化しておりインクを吐出させ
ることができないことがある。
そこでダミーヒータの断線を確認した後に、MPUが第
7図に示したようなテスト記録を行うようにすれば、記
録ヘッドの状態を確認をすることができる。このように
すれば、記録ヘッドの劣化状態を確実に知ることができ
る。
例えば、第4吐出口に配設された吐出用ヒータが劣化し
ており、インクを吐出させることができない場合には、
このテスト記録の結果は第8図に示したようになるため
、この結果を見て使用者は、記録を続行させるかヘッド
を交換するかを判断することができる。
ダミーヒータが断線しても、吐出用のヒータが断線して
いない場合が多いが、このようなテスト記録を行うよう
にすれば、どれだけ吐出用ヒータが劣化しているかこの
テスト記録で確認でき、記録ヘッドの寿命に起因する記
録不良を未然に防ぐことができる。
また、このテスト記録め形態は、吐出用ヒータの劣化・
断線を判断しゃすればよく、本例の形態に限るものでは
ない。
また、第1〜第3実施例においては、ヘッド内に吐出ヒ
ータの他にダミーヒータを設け、吐出用ヒータのいずれ
かに通電したときに、このダミーヒータにも通電する手
段と、このダミーヒータの断線検知手段を具え、ダミー
ヒータが断線したときにヘッドの寿命が来たと判断する
ようにしである。
しかしこの方法では、例えばある吐出用ヒータが記録動
作においてずっと吐出状態の場合にはダミーヒータとそ
の吐出用ヒータが同じ電力を同じ回数だけ供給されるこ
とになる。このようなときにはダミーヒータとその吐出
用ヒータが同じ動作条件となってしまうために、ヒータ
の品質のバラツキによって吐出用ヒータがダミーヒータ
よりも早く断線する可能性がある。
そこで、ダミーヒータの動作条件を吐出用ヒータよりも
厳しい条件にしてダミーヒータが吐出用ヒータよりも早
く断線するようにし、ダミーヒータの断線時には、吐出
用ヒータが近い将来に断線する可能性があるということ
を検知するようにした実施例を以下に説明する。
〔実施例4J 第9図は、第4実施例の構成を示す回路図であり、第1
図と同一符号のものは同一のものを示している。ここで
、ダミーヒータの駆動電圧VH2は、吐出用ヒータの駆
動電圧VHIに対してVH2>VHIとなるような値に
選ばれている。ダミーヒータの駆動電圧をこのように設
定してお(ことにより、例え駆動回数が同じだとしても
、ダミーヒータは吐出用ヒータよりも先に断線すること
になる。
その他の構成は第2実施例と同様のものであるので、そ
の構成および動作の説明は省略する。
このように記録ヘッドに吐出用ヒータに加えて、ダミー
ヒータを設け、ダミーヒータを吐出用ヒータよりも高い
電圧で駆動させて、グミ−ヒータの断線を検知・表示す
る本実施例によれば、安価で正確な記録ヘッドの寿命予
測ができ、記録ヘッドの寿命が尽きることによる記録不
良を未然に防ぐことができる。また、前述したテスト記
録を併用すれば、記録ヘッドの劣化の度合いを知ること
ができるので、記録ヘッドの交換時期をより一層正確に
知ることができる。
[実施例5] 第1O図は、第5実施例の構成を示す回路図であり、第
1図と同一符号のものは同一のものを示している。ここ
で、45は印字信号14(HO〜H7)のOR出力の立
ち下がりで始動するモノステーブル・マルチ・バイブレ
ータ(以下MMとする)であり、このMM45の出力と
印字信号14(HO〜H7)のOR出力とは、OR回路
46および抵抗6を介してダミーヒータ8を駆動させる
トランジスタ7に送られる。
また本実施例の断線検知信号13は第4図に示す制御系
のボートIC23を介してMPU21に送られる。
以上のように構成された本実施例においては、フリップ
フロップ11とMM45とは電源投入時には、システム
・リセット信号12によりリセットされている。
印字信号人力14(HO〜H7)が入力すると、トラン
ジスタ3が動作して吐出用ヒータ4を駆動する。
この時に、印字信号人力14 (HO〜H7)のOR出
力と、このOR出力の立ち下がりで動作するMM45の
出力信号が、0R46により合成され、抵抗6を介して
トランジスタ7を動作させてダミーヒータ8を駆動する
この回路により、吐出用ヒータ4が1つでも駆動する時
にはダミーヒータ8が動作し、かつ、ダミーヒータ8の
駆動パルス時間は、MM45による時間だけ吐出用ヒー
タ4の駆動パルス時間よりも長くなっている。これによ
って、ダミーヒータ8の動作頻度は吐出用ヒータと比べ
て同じかそれ以上となり、仮に動作頻度が同じ場合でも
、駆動パルス時間が長い分だけ、ダミーヒータの動作条
件は厳しくなっている。
次にこのダミーヒータの断線検知動作を第11図のタイ
ムチャートを用いて説明する。
まず時点aで印字信号14(HO〜H7)が入力すると
、OR回路5の出力(OR:HO〜H7)に変化がある
。そして、OR回路5の出力は、バッファlOを介して
フリップフロップ11のクロック入力へ伝えられる。そ
れと同時に、OR回路5の出力は、OR回路46を介し
てトランジスタ7にも入力するので、トランジスタ7が
ON状態になってその出力(DMYOUT)がLとなり
ダミーヒータ8が通電状態となる。
次に、印字信号14(HO〜H7)が立ち下がり、それ
に伴ってOR回路5の出力(OR:HO〜H7)が立ち
下がる時点でMM45の出力(MMOUT)がHとなる
ために、OR回路46の出力はMM45の出力がLにな
るまでHであり、ダミーヒータへの通電が続行される。
すなわちトランジスタ7に対するOR回路5の出力信号
はMM45の出力により延長され、この延長された時間
分がダミーヒータの駆動時間の増加分となる。
このMM45の動作時間はtgap> Oすなわち、印
字信号と次の印字信号との間隔未満となるようにあらか
じめ定められている。
ここで時点aにおいて、ダミーヒータ8が断線していな
いときには、トランジスタ7の出力(DMYOUTIは
H−ILに変化する。そして、この変化の直前の出力は
Hであり、この時点でのインバータ9を介した信号(I
NV)はLどなっているので、フリップフロップ11は
動作せずに、断線検知信号13はHにならない。
そして、ダミーヒータが断線すると、トランジスタ7の
出力(DMYOUT)はLになりっばなしなので、イン
バータ9を介した信号(INV)はHとなる。このよう
な状態で印字信号が、入力すると(時点d)、フリップ
フロップ11が動作し、断線検知信号(ERROROU
T) 13が出力される。第4図示のMPU21はこの
断線検知信号を受理すると、第7図に示すテスト記録を
行ってから、表示手段28を用いて断線表示を行う。次
にMPU21は断線検知処理終了後、システム・リセッ
ト信号(RESET)を出力し、フリップフロップ11
を待機状態に戻す。
なお、本実施例を第12図に示すような構成にして、ダ
ミーヒータ8の駆動電圧VH2を吐出用ヒータの駆動電
圧VHIよりも高くしておけば、吐出用ヒータの駆動条
件に比べて回数1時間、電圧の全てにおいてダミーヒー
タの駆動条件が厳しくなるために、ヒータの品質に多少
のバラツキがあってもダミーヒータの方が確実に先に断
線するようにすることができる。
また、本実施例に前述したテスト記録を併用すれば、記
録ヘッドの交換時期をより一層正確に知ることができる
なお、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも
バブルジェット方式の記録ヘッド、記録装置において優
れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成で
きるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ンド型の場合には、液体(インク)が保持されているシ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少な(とも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対−で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。この駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましい。このパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書、同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
Tると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基いた構成としても本発明の効
果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどのよ
うなものであっても、本発明によれば記録を確実に効率
よく行うことができるようになるからである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対し
ても本発明は有効に適用できる。
そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合
せによってその長さを満たす構成や、一体的に形成され
た1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
加えて、上側のようなシリアルタイプのものでも、装置
本体に固定された記録ヘッド、あるいは装置本体に装着
されることで装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインク
タンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを
用いた場合にも本発明は有効である。
また、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッド
に対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行なう予備吐出モードを行なうことも安定し
た記録を行なうために有効である。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。すなわ
ち、例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流
色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的
に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでもよ
いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカ
ラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて
有効である。
さらに加えて、以上説明した本発明実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであって、室温で軟化もしくは液化する
もの、あるいはインクジェット方式ではインク自体を3
0”C以上70”C以下の範囲内で温度調整を行ってイ
ンクの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するも
のが一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが
液状をなすものであればよい。加えて、積極的に熱エネ
ルギによる昇温をインクの固形状態から液体状態への状
態変化のエネルギとして使用せしめることで防止するか
、またはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化
するインクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギ
の記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状
インクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギによ
って初めて液化する性質のインクを使用する場合も本発
明は適用可能である。このような場合のインクは、特開
昭54−56847号公報あるいは特開昭60−712
60号公報に記載されるような、多孔質シート凹部また
は貫通孔に液状又は固形物として保持された状態で、電
気熱変換体に対して対向するような形態としてもよい。
本発明においては、上述した各インクに対して最も有効
なものは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
さらに加えて、本発明インクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーグ等と組合せた複写装
置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形
態を採るもの等であってもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、吐出用ヒータが
設けられているインクジェット記録装置の記録ヘッドの
寿命を正確−に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の回路構成を示す回路図、 第2図は本発明の第1実施例の制御系の構成を示すブロ
ック図、 第3図は本発明の第1実施例の動作を説明するためのタ
イムチャート、 第4図は本発明の第2実施例の制御系の構成を示すブロ
ック図、 第5図は本発明の第3実施例の回路構成を示す回路図、 第6図は本発明の第3実施例のMPUが処理すべき手順
を示すフローチャート、 第7図および第8図はテスト記録の一例を示す説明図、 第9図は本発明の第4実施例の回路構成を示す回路図、 第10図は本発明の第5実施例の回路構成を示す回路図
、 第11図は本発明の第5実施例の動作を説明するための
タイムチャート、 第12図は本発明の第5実施例の変形例を示す回路図で
ある。 11・・・フリップフロップ、 12・・・システム・リセット信号、 13・・・断線検知信号、 14(HO〜H7)・・・印字信号、 15・・・温度センサ、 21・・・MPU 。 23・・・ボートIC1 25・・・ヘッド駆動系、 28・・・表示手段、 45・・・モノステーブル・マルチ ・バイブレータ。 1、lO・・・バッファ、 2.6.7′・・・抵抗、 3.7・・・トランジスタ、 4・・・吐出用ヒータ、 5.46・・・OR回路、 8・・・ダミーヒータ、 9・・・インバータ、 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)記録液吐出用の吐出用ヒータが記録ヘッド内に設け
    られているインクジェット記録装置において、 前記記録ヘッド内に設けられたダミーヒータと、 前記吐出用ヒータに通電する毎に前記ダミーヒータに通
    電する通電手段と、 前記ダミーヒータが断線したときに当該断線を検出する
    断線検出手段と を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 2)記録液吐出用の吐出用ヒータが記録ヘッド内に設け
    られているインクジェット記録装置において、 前記記録ヘッド内に設けられたダミーヒータと、 前記吐出用ヒータに通電する毎に前記ダミーヒータに通
    電する通電手段と、 前記ダミーヒータが断線したときに当該断線を検出する
    断線検出手段と、 該断線検出手段が前記ダミーヒータの断線を検出したと
    きに、前記吐出用ヒータを駆動されてテスト記録をさせ
    る吐出用ヒータ検査手段と を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 3)前記断線検出手段は、前記ダミーヒータが断線した
    旨を表示する表示手段を具えていることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のインクジェット記録装置
    。 4)前記通電手段は、前記ダミーヒータに通電するとき
    に、その供給電力を前記吐出用ヒータに比して大きくす
    ることを特徴とする請求項1ないし請求項3に記載のイ
    ンクジェット記録装置。 5)記録液吐出用の吐出用ヒータが記録ヘッド内に設け
    られているインクジェット記録装置において、 前記記録ヘッド内に設けられたダミーヒータと、 前記吐出用ヒータに通電する毎に前記ダミーヒータに通
    電する通電手段と、 前記ダミーヒータが断線したときに当該断線を検出する
    断線検出手段と、 該断線検出手段が前記ダミーヒータの断線を検出したと
    きに、前記吐出用ヒータの断線の有無を検査して、その
    結果を表示するとともに前記吐出用ヒータを駆動させて
    テスト記録をさせる吐出用ヒータ検査手段と を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
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