JP3441915B2 - 記録装置 - Google Patents

記録装置

Info

Publication number
JP3441915B2
JP3441915B2 JP10953597A JP10953597A JP3441915B2 JP 3441915 B2 JP3441915 B2 JP 3441915B2 JP 10953597 A JP10953597 A JP 10953597A JP 10953597 A JP10953597 A JP 10953597A JP 3441915 B2 JP3441915 B2 JP 3441915B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
terminal
circuit
recording head
resistance value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10953597A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10296964A (ja
Inventor
博和 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10953597A priority Critical patent/JP3441915B2/ja
Publication of JPH10296964A publication Critical patent/JPH10296964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3441915B2 publication Critical patent/JP3441915B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置に関し、特
に、インクジェット方式に従ってインクを吐出して記録
を行なう記録ヘッドを用いた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット方式に従って記録を行な
う記録ヘッドに関し、例えば、特開昭54−51837
号に記載されている記録方式は、熱エネルギーを液体
(インク)に作用させて、膜沸騰を生じさせ、これをイ
ンク液滴吐出の原動力とするいう点において、他のイン
クジェット記録方法とは異なる特徴を有している。
【0003】即ち、上述の公報に開示されている記録方
式によれば、熱エネルギーの作用を受けた液体が過熱さ
れて気泡を発生し、この気泡発生に基づく作用力によっ
て、記録ヘッドに設けられたインク吐出口(オリフィ
ス)から液滴が吐出され、この液滴が記録媒体に付着す
ることで、その付着したドットの集合によって情報が記
録がされる。
【0004】この記録方式を採用した記録ヘッドは、一
般に液体を吐出するために設けられたオリフィスと、こ
のオリフィスに連通して液滴を吐出するための熱エネル
ギーが液体に作用する部分である熱作用部を構成の一部
とする液流路とを有する液吐出部及び熱エネルギーを発
生する手段である熱変換体としての発熱抵抗体とそれを
インクから保護する上部保護層を備えている。
【0005】ところで、最近のインクジェット方式を採
用した記録ヘッドは、記録装置のキャリッジに対して着
脱可能となっており、ユーザが適宜交換できるようにな
っているタイプが多い。このタイプの場合、ユーザが記
録ヘッドをキャリッジに装着すると同時に、記録ヘッド
内のヒータを駆動するための電気接点が記録装置(キャ
リッジ側)の電気接点と接続するようになっている。
【0006】記録ヘッド内に実装されたヒータは外部
(記録装置本体)から駆動されるが、駆動するヒータの
数が多くなり、記録ヘッドと記録装置との間の電気接点
の数が増加すると、接続の信頼性は低下する。この問題
に関する信頼性向上のため、特開昭57−72867号
によれば、ヒータを駆動する回路のための素子とその駆
動回路を制御するための論理回路とを記録ヘッド内の同
一基板に実装することにより記録ヘッドと記録装置との
電気接点の数を低減することが図られた。
【0007】このようにすれば、記録ヘッド内のヒータ
数が増加しても、電気接点の数は30〜40程度に抑え
られ、信頼性が向上する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例のように、記録ヘッド内にヒータの駆動回路とこれを
制御する論理回路とを共に実装した場合、記録ヘッドと
記録装置との間の電気的接続不良によって、特に、論理
回路に信号を入力する端子が接続不良になると、ヒータ
が異常動作を起こし、ヒータが破壊したりすることがあ
った。
【0009】この問題を解決するために、記録ヘッドを
記録装置のキャリッジに装着後、一つ一つ端子をチェッ
クする機能を記録装置側に設けることも考えられるが、
このような解決法は、記録装置のコストアップという新
たな問題を招いてしまう。また、接続不良を検出するた
めに記録ヘッドと記録装置との間にチェック用の電気接
点を設けるという方法も考えられるが、この方法では記
録ヘッドと記録装置との間の電気接点数が増加してしま
い、接続の信頼性が低下するという問題があった。
【0010】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、記録装置のコストアップを生じさせずに、さらに、
記録ヘッドと記録装置間の電気接続の信頼性を低下させ
ることなく、記録ヘッドと記録装置との間の接続不良を
検出することができる記録ヘッドを用いた記録装置を提
供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の記録装置は、以下のような構成からなる。
【0012】
【0013】即ち、交換可能な記録ヘッドを用いて記録
を行なう記録装置であって、前記記録ヘッドは、インク
を加熱するための複数の抵抗体を通電駆動する複数のパ
ワートランジスタと、前記複数のパワートランジスタを
分割選択する選択回路と、前記選択回路におけるパワー
トランジスタの分割選択を行なうための制御信号を入力
する第1の端子と、前記抵抗体のシート抵抗値を測定す
るためのシート抵抗と、前記シート抵抗値を測定するた
めに前記シート抵抗に電気的に接続された第2の端子
と、前記複数のパワートランジスタと同じ特性をもち、
前記シート抵抗に対して並列接続されると共に、ゲート
には前記選択回路から出力される分割選択信号が入力さ
れるトランジスタと、前記トランジスタ及び前記シート
抵抗に電気的に接続される第3の端子とを有し、前記記
録装置は、前記記録ヘッドを往復移動させる走査手段
と、少なくとも前記第1、第2及び第3の端子と電気接
続を行なうための電気的接点と、前記記録ヘッドが前記
走査手段に装着された状態で、前記シート抵抗を前記第
2の端子と第3の端子間の抵抗値から測定する第1の測
定と、次に、前記制御信号を前記第1の端子から入力し
て前記トランジスタを駆動し、前記トランジスタのON
抵抗値と前記シート抵抗値との全抵抗を前記第2の端子
と第3の端子間の抵抗値から測定する第2の測定とを行
なう測定手段と、前記測定手段による第1の測定による
測定値が前記シート抵抗値と異なる場合、或いは、前記
測定手段による第2の測定による測定値が前記全抵抗値
と異なる場合に、前記電気的接点と前記端子との電気的
接続不良と判断する判断手段とを有することを特徴とす
る記録装置を備える。
【0014】
【0015】さらに、前記測定手段による測定結果に従
って、前記電気的接続の状態を装置利用者に通知する通
知手段を備えることが好ましい。そして、この通知手段
はメッセージを表示するLCDと、LEDとを含むよう
にすると良い。
【0016】以上の構成により本発明は、記録ヘッドを
記録装置の走査手段に装着した際、少なくとも、記録ヘ
ッドの抵抗体のシート抵抗を第2の端子と第3の端子間
の抵抗値から測定する第1の測定と、次に、制御信号を
第1の端子から入力してトランジスタを駆動し、そのト
ランジスタのON抵抗値とシート抵抗値との全抵抗を第
2の端子と第3の端子間の抵抗値から測定する第2の測
定とを行い、第1の測定による測定値がシート抵抗値と
異なる場合、或いは、第2の測定による測定値が全抵抗
値と異なる場合に、記録装置の電気的接点と記録ヘッド
の端子との電気的接続不良と判断する。
【0017】なお、上記の記録ヘッドにおいて、複数の
パワートランジスタと、前記複数のパワートランジスタ
と同じ特性のトランジスタにはNMOSトランジスタを
用いることができる。
【0018】さらに、画像信号を入力して一時的に格納
するシフトレジスタと、そのシフトレジスタに格納され
た画像データをラッチするラッチ回路と、そのラッチ回
路から出力される画像データと、上記選択回路から出力
される分割選択信号との論理積を演算するAND回路と
を備えていても良い。
【0019】また、複数の抵抗体と、複数のパワートラ
ンジスタと、選択回路と、シフトレジスタと、ラッチ回
路と、AND回路とはCMOSプロセスを用いて同一基
板上に形成されることが好ましい。
【0020】さて、第1の端子は複数、備えられ、各々
の端子から入力される複数の制御信号に基づいて、選択
回路はこれら複数の制御信号に基づいて、分割選択を行
なう分割選択信号を出力し、ON抵抗値が測定されるト
ランジスタは、これら複数の制御信号全てがONとなっ
たときに生成される分割選択信号によって駆動されるこ
とが望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して本発明の
好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0022】図1は本発明の代表的な実施形態であるイ
ンクジェット方式に従って記録を行う記録ヘッドを備え
た記録装置の概略構成を示す斜視図である。この実施形
態では、図1に示すように記録ヘッド1はこれにインク
を供給するインクタンク7とともに一体的に形成された
インクカートリッジ20に含まれている。
【0023】図1において、記録ヘッド1は図中下向き
にインクを吐出する姿勢でキャリッジ2に搭載されてお
り、キャリッジ2をガイド軸3に沿って移動させながら
インク液滴を吐出して記録用紙のような記録媒体(不図
示)上に画像を形成していく。なお、キャリッジ2の左
右移動(往復移動)はキャリッジモータ4の回転により
タイミングベルト5を介して行われる。キャリッジ2に
は係合爪6が設けられ、インクタンクの係合穴7aと係
合して、キャリッジ2にインクタンク7は固定される。
このとき、キャリッジ2に設けられているいくつかの電
気接点と記録ヘッド1に設けられている電気接点とが接
続され、記録装置と記録ヘッド1との間に電気的接続が
確立される。
【0024】さて、記録ヘッド1走査分の記録が終了す
ると、記録動作を中断し、プラテン8上に位置する記録
媒体をフィードモータ9の駆動により所定量だけ搬送
し、次いで再びキャリッジ2をガイド軸3に沿って移動
させながら次の1走査分の画像形成を行う。
【0025】装置本体の右側には記録ヘッド1のインク
吐出状態を良好に保つための回復動作を行う回復機器1
0が配設されており、その機器10には記録ヘッド1を
キャップするキャップ11、記録ヘッド1のインク吐出
面を拭うワイパ12、及び、記録ヘッド1のインク吐出
ノズルからインクを吸引するための吸引ポンプ(不図
示)などが設けられている。
【0026】また、記録媒体を搬送するためのフィード
モータ9の駆動力は本来の記録媒体搬送機構に伝達され
る他に、自動給紙装置(ASF)13へも伝達される。
【0027】さらに、回復機器10の横側には赤外LE
D(発光素子)15及びフォトトランジスタ(受光素
子)16から成るインク残量検出を行うための光学ユニ
ット14が設けられている。これらの発光素子15と受
光素子16とは記録用紙の搬送方向(矢印Fの方向)に
沿って並ぶように取り付けられている。光学ユニット1
4は装置本体のシャーシ17に取り付けられている。イ
ンクカートリッジ20がキャリッジ2に搭載され、図1
に示された位置より右方向へと移動すると、インクカー
トリッジ20は光学ユニット14上に位置するようにな
る。そして、インクタンク7の底面よりインクの状態を
光学ユニット14によって検出することが可能となる。
【0028】図2はインクカートリッジ20の外観を示
す斜視図である。
【0029】インクカートリッジ20は複数の吐出口5
00を有した記録ヘッド1と記録ヘッド1に供給するた
めのインクを保持したインクタンク7とを境界線Kの位
置で分離可能に接続したものである。インクカートリッ
ジ20にはこれがキャリッジ2に搭載されたときにキャ
リッジ2側から電気信号を受信するための電気的コンタ
クトが設けられており、この電気信号によって記録ヘッ
ド1が駆動される。一方、インクタンク7の内部には繊
維質状或は多孔質状のインク吸収体が備えられており、
これらのインク吸収体によってインクが保持される。
【0030】次に、上述した装置の記録制御を実行する
ための制御構成について説明する。
【0031】図3は記録装置の制御回路の構成を示すブ
ロック図である。制御回路を示す同図において、170
0は記録信号を入力するインタフェース、1701はM
PU、1702はMPU1701が実行する制御プログ
ラムを格納するROM、1703は各種データ(上記記
録信号や記録ヘッド1に供給される記録データ等)を保
存しておくDRAMである。1704は記録ヘッド1に
対する記録データの供給制御を行うゲートアレイ(G.
A.)であり、インタフェース1700、MPU170
1、RAM1703間のデータ転送制御も行う。170
5は記録ヘッド1を駆動するヘッドドライバ、170
6、1707はそれぞれフィードモータ9、キャリッジ
モータ4を駆動するためのモータドライバである。
【0032】上記制御構成の動作を説明すると、インタ
フェース1700に記録信号が入るとゲートアレイ17
04とMPU1701との間で記録信号がプリント用の
記録データに変換される。そして、モータドライバ17
06、1707が駆動されると共に、ヘッドドライバ1
705に送られた記録データに従って記録ヘッド1が駆
動され、記録が行われる。
【0033】なお、1710は記録動作や記録装置の状
態に係る種々のメッセージを表示するLCD1711や
記録動作や記録装置の状態を知らせる種々の色のLED
ランプ1712を備えた表示部である。
【0034】図4は記録ヘッド1の同一基板上に実装さ
れたヒータを駆動する駆動回路とその駆動回路を制御す
る論理回路との構成を示す図である。この例では、記録
ヘッド1は128個のインク吐出口を備えており、これ
らのインク吐出口各々に連通したインク流路にはインク
を加熱するヒータが実装されているとする。
【0035】図4において、301がヒータとしての役
目を果たす抵抗体、302が抵抗体301に通電するパ
ワートランジスタ、303がAND回路、304がラッ
チ回路(Latch)、305がシフトレジスタ(S/
R)、306は128個のヒータを16のブロックに時
分割して駆動するためのブロック選択信号(BLK1〜
BLK16)を生成するデコーダ(Decorder)、310
は記録ヘッドとキャリッジ2との電気接続の良否を検出
する検出回路である。
【0036】以上の構成の回路において、ヒータ電圧
(VH)を抵抗体301に印加した状態で、クロック信
号(CLK)に同期して記録データ(Data)がシフ
トレジスタ(S/R)305に入力され、128ビット
分の記録データが一時的にシフトレジスタ(S/R)3
05に格納されると、ラッチクロック(LTCLK)が
入力され、その記録データをラッチ回路(Latch)
304にラッチする。そのラッチされた記録データはA
ND回路303に出力される。
【0037】ここで、ヒートイネーブル信号(HE)が
AND回路303に入力され、ブロックイネーブル信号
(BE0〜BE3)に基づいて生成されたブロック選択
信号(BLK1〜BLK16)がデコーダ(Decorder)
306から順々に出力されると、8個づつのパワートラ
ンジスタ302が駆動され、これに対応する抵抗体30
1に通電され、インクが吐出される。
【0038】さて、ブロック選択信号(BLK1〜BL
K16)は、図4のデコーダ(Decorder)306に1、
2、3、4、……、16という数字で示されている。そ
して、ブロック選択信号(BLK1〜BLK16)は、
記録ヘッド1に入力される4つのブロックイネーブル信
号(BE0〜BE3)に基づいて生成される。
【0039】ブロック選択信号(BLK1〜BLK1
6)が夫々“ON”となる場合のタイミングとブロック
イネーブル信号(BE0〜BE3)のON/OFFとの
関係は表1に示す通りである。
【0040】
【表1】
【0041】 この実施形態では、これらの回路はCMOSプロセスに
よってで同一基板上に形成され、パワートランジスタ3
02はNMOSであり、論理回路を構成するトランジス
タはCMOSであるとする。ここで、図示はしていない
がヒータ(抵抗体)301上にはその保護層が形成さ
れ、さらにその上にインク吐出口を形成するノズル板が
貼り合せられ、さらに基板上のパットと外部配線板をワ
イヤーボンディングなどによって電気接続することによ
って、記録ヘッドが完成する。パワートランジスタ30
2は、そのゲート(G)がAND回路303からの出力
に、そのドレイン(D)が抵抗体301に、そのソース
(S)がVss端子に接続されている。
【0042】ところで、パワートランジスタ302など
の駆動素子は一般的にバイポーラトランジスタやNMO
Sトランジスタで形成されるのが一般的である。そし
て、いづれのトランジスタにしてもON抵抗値をもって
いる。特に、NMOSトランジスタではON抵抗値のバ
ラツキが大きいと言われている。
【0043】しかしながら、パワートランジスタ302
をNMOSトランジスタにすると、駆動回路と論理回路
の全体をCMOSプロセスを用いて形成することができ
るので、駆動回路と論理回路とを実装した基板の製造過
程のコストダウンを図ることができるという利点があ
る。
【0044】一方、上述のように、NMOSトランジス
タは一般にON抵抗値のバラツキが大きいので、パワー
トランジスタ302をNMOSトランジスタにすると、
ヒータ(抵抗体)に印加される電気エネルギーがバラツ
クことが予想される。この実施形態のようにインクタン
クと記録ヘッドとが一体となったインクカートリッジを
用いる場合、ユーザがそのインクカートリッジを交換す
るので、その交換の度毎にNMOSトランジスタのON
抵抗値のバラツキに応じて最適な駆動条件を記録装置か
ら自動的に設定しなければならない。そのため、交換可
能な記録ヘッドには、その基板上に形成しているパワー
トランジスタの特性を検知する素子が基板上に設けら
れ、その素子からの検知情報に基づいて記録ヘッドの駆
動条件を変えることができるようになっている。
【0045】具体的には、基板内のパワートランジスタ
と同じ設計のパワートランジスタをON抵抗値測定用素
子として記録ヘッドの基板に実装する。そして、そのO
N抵抗値測定用素子を記録装置側から駆動し、印加電流
と測定電圧の関係からON抵抗値を算出し、記録装置に
予め設定してあるテーブルの値に従って駆動条件(ヒー
トパルス幅)を変化させる。このようにすることで、ヒ
ータ(抵抗体)に印加される電気エネルギーを、たとえ
記録ヘッドが交換されたとしても一定にすることができ
る。この電気エネルギーがどんな記録ヘッドに対しても
一定になれば、記録ヘッドが交換されたとしても一定な
インク吐出性能が得られ、記録品質が均一する。また、
過電流を長期間にわたってパワートランジスタやヒータ
に対してかけ(即ち、過負荷状態となって)記録ヘッド
の寿命を短くすることもなくなり、記録ヘッドそのもの
の信頼性が向上する。
【0046】さらに、この実施形態では、特開平7−7
6077号に述べられているように、ヒータ(抵抗体)
を形成する発熱抵抗層のシート抵抗値のバラツキに起因
してばらつくヒータに印加する電気エネルギーの補正を
行なうために、ヒータが形成される基板上にシート抵抗
値のバラツキを検知する端子を設け、その端子からの検
知情報を取り出して、記録装置から記録ヘッドを駆動す
る条件(ヒートパルス幅)を変えることによって、ヒー
タに印加される電気エネルギーを一定にしている。
【0047】この実施形態では、パワートランジスタ3
02の特性と、シート抵抗値のバラツキに関する情報を
一つの端子から得ることができるようにしている。これ
は以下に説明する検出回路310によって実現される。
【0048】図5は、検出回路310の構成を示す回路
図である。
【0049】図5において、307はON抵抗値測定用
素子となるパワートランジスタ302と同じ設計のNM
OSパワートランジスタ、308はシート抵抗の測定部
である。ここで、シート抵抗は縦横比が4:1となって
おり、測定部308はシート抵抗の縦方向に端子をあて
てシート抵抗を測定する。従って、この実施形態では、
横方向のシート抵抗が50Ω程度であるのに対し測定部
308での実測値は200Ω前後となる。また、NMO
Sパワートランジスタ307のゲート長は実際の記録ヘ
ッドの駆動素子であるパワートランジスタ302のそれ
より40分の一の長さとなっており、パワートランジス
タ302のON抵抗値が6Ωであるのに対し、NMOS
パワートランジスタ307のそれは実測値で240Ω前
後となっている。
【0050】図5に示すように、 NMOSパワートラ
ンジスタ307とシート抵抗308とを並列に接続し、
NMOSパワートランジスタ307のゲート(G)には
ブロック選択信号(BLK16)が印加されるようにな
っている。従って、BLK16によって、NMOSパワ
ートランジスタ307のON/OFFが制御される。こ
のような構成により、BLK16が“ON”のときはO
N抵抗値測定用素子(NMOSパワートランジスタ30
7)とシート抵抗のバラツキを検知する測定部308と
の全抵抗が、“OFF”のときはシート抵抗のバラツキ
を検知する測定部308からの情報のみがRank端子
から検知される。
【0051】次に、以上のような構成の記録装置及び記
録ヘッドにおいて、記録ヘッドの記録装置との接続不良
を検出する手順について、図6に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0052】この手順によって、記録ヘッドの重要な接
点不良が検出される。なお、この手順は、記録ヘッドを
記録装置に装着後、最初に実行される。
【0053】さて、図4に示すような回路において、記
録装置との接点不良によって、ヒータが異常動作をした
り或は破損する恐れのある要因は、Vss端子、ブロッ
クイネーブル信号端子(BE0〜BE3)での接続不良
である。Vss端子が接続不良であると、パワートラン
ジスタ302が常時ONの状態となり、ヒータが誤動作
する恐れがある。また、BE0、BE1、BE2、BE
3端子が接続不良であると、正しくブロック選択が行わ
れず、ヒータに余分な電気エネルギーが加わり、ヒータ
が破損する可能性がある。一方、その他の端子は、たと
え接続不良となってもヒータが駆動されないか、或は、
通常とは異なるインク吐出動作が発生するだけであっ
て、ヒータの破損や断線の恐れはない。従って、この実
施形態では、Vss端子とBE0、BE1、BE2、B
E3端子の接続不良についてのみ考慮する。
【0054】まず、ステップS1では、Vss端子とR
ank端子の間で抵抗値を測定する。このときには、ブ
ロック選択信号BLK16は“OFF”となっており、
NMOSパワートランジスタ307は駆動されていない
ので、シート抵抗値のみが測定される。この測定値が2
00Ω程度でないとVss端子またはRank端子の接
点不良であると考えられ、処理はステップS5に進む。
これに対して、測定抵抗値が200Ω程度であると、シ
ート抵抗が正しく測定されている、即ち、Rank端子
もVss端子も正しく電気接続されていると判断され、
処理はステップS2に進む。
【0055】次に、ステップS2では、ロジック駆動電
圧Vddをデコーダ306に印加し、ブロック選択信号B
LK16が“ON”となるようにし、NMOSパワート
ランジスタ307を駆動する。表1から分かるように、
ブロック選択信号BLK16を“ON”することは、ブ
ロックイネーブル信号(BE0〜BE3)の全てが“1
(ON)”でなければならないことを意味している。即
ち、BE0、BE1、BE2、BE3端子にはプルダウ
ン抵抗が接続されているので、これらの端子に接続不良
があるとブロックイネーブル信号(BE0〜BE3)は
“OFF(0)”になる。従って、接続不良端子が一つ
でもあると、ブロック選択信号BLK16は“ON”と
はならない。
【0056】従って、ステップS3では、NMOSパワ
ートランジスタ307を駆動し、Vss端子とRank
端子との間の抵抗値を測定することによって、BE0、
BE1、BE2、BE3端子が正しく接続されているか
どうかを調べる。
【0057】ここで、測定抵抗値が110Ω程度であれ
ば、処理はステップS4に進み、これはNMOSパワー
トランジスタ307のON抵抗値とシート抵抗値の全抵
抗値にほぼ等しいので、ブロック選択信号BLK16が
“ON”となっている、即ち、 BE0、BE1、BE
2、BE3端子は正しく接続されていると判断する。そ
の後、処理は終了する。
【0058】これに対して、測定抵抗値が200Ω前後
であったり、或は、これ以外の値であると、BE0、B
E1、BE2、BE3端子は正しく接続されていないと
判断し、処理はステップS5に進む。ステップS5で
は、記録ヘッドと記録装置との値の電気接続が正しくな
されていないと判断し、例えば、操作パネル1710の
LCDに警告メッセージを表示するか或は特定色のLE
Dランプを点灯させ、ユーザに通知する。
【0059】従って以上説明した実施形態に従えば、記
録ヘッド装着時に、条件を変えてVss端子とRank
端子との間の抵抗値を2度行い、その測定値からヒータ
が破損する可能性のあるVss端子とBE0、BE1、
BE2、BE3端子の電気接点不良を検出することがで
きる。これにより、ユーザが記録ヘッドを交換した時に
も電気接点の接続確認がなされるので、記録ヘッドの破
損を防ぐことができる。
【0060】さらに以上説明した実施形態によれば、記
録装置側に電気接点の接続確認のための特別の構成要素
を追加する必要はなく、また、記録ヘッドの回路側でも
図4に示すような回路を追加しても基板面積が増加する
ことはないので、装置の生産コストがアップすることは
ないという利点がある。さらに、また、電気接点の接続
確認のための特別の端子を追加する必要はないので、電
気接点の接続確認のために電気接続の信頼性を低下させ
ることもないという利点もある。
【0061】尚、以上説明した実施形態ではヒータが破
損する可能性のみを考慮して、Vss端子とBE0、B
E1、BE2、BE3端子の電気接点不良のみに注目し
たが、本発明はこれによって限定されるものではない。
例えば、図6に示すように、他の信号系の接続不良の検
出が必要な時はその信号とブロック選択信号BLK16
との論理積を求め、その演算結果でNMOSパワートラ
ンジスタ307を駆動すればよい。
【0062】図7はヒートイネーブル信号(HE)端子
の接続不良にも注目したときの電気接点を確認する回路
の構成を示す。図7によれば、ブロック選択信号BLK
16とHE信号の論理積をAND回路309で求め、図
6に示したような手順を実行すれば、 BE0、BE
1、BE2、BE3端子に加えてHE端子の接続不良の
検出ができる。
【0063】なお、以上の実施形態において、特にイン
クジェット記録方式の中でも、インク吐出を行わせるた
めに利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生す
る手段(例えば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前
記熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる方
式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達成
できる。
【0064】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0065】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0066】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0067】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0068】加えて、上記の実施形態で説明した記録ヘ
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
【0069】また、以上説明した記録装置の構成に、記
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましいもので
ある。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対して
のキャッピング手段、クリーニング手段、加圧あるいは
吸引手段、電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子
あるいはこれらの組み合わせによる予備加熱手段などが
ある。また、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを
備えることも安定した記録を行うために有効である。
【0070】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。
【0071】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
【0072】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。本発
明においては、上述した各インクに対して最も有効なも
のは、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0073】さらに加えて、本発明に係る記録装置の形
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良
い。
【0074】なお、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッドを記録装置に装着した際に、記録ヘッドの抵抗
体のシート抵抗とその抵抗体を通電駆動するパワートラ
ンジスタと同じ特性のトランジスタのON抵抗値とを測
定し、その測定結果から、記録ヘッドと記録装置との間
の接続不良を検出することができるという効果がある。
【0076】さらに、この測定に当たっては、記録ヘッ
ドにも記録装置にも特別の測定用の端子を設けなくとも
良いので、記録ヘッドと記録装置間の接点数が増加せ
ず、電気接続の信頼性を低下させることがない。
【0077】さらにまた、記録ヘッドには抵抗体を通電
駆動するパワートランジスタと同じ特性のトランジスタ
を付加するだけなので、記録ヘッドと記録装置との間の
接続不良を検出のためのコストアップを最小限にできる
という利点もある。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施形態であるインクジェッ
ト方式に従って記録を行う記録ヘッドを備えた記録装置
の概略構成を示す斜視図である。
【図2】記録ヘッドとインクタンクとが分離可能な構成
のインクカートリッジの外観斜視図である。
【図3】記録装置の制御回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】記録ヘッド1の同一基板上に実装されたヒータ
を駆動する駆動回路とその駆動回路を制御する論理回路
との構成を示す図である。
【図5】検出回路310の構成を示す回路図である。
【図6】電気接点の接続確認手順を示すフローチャート
である。
【図7】図5に示した検出回路310の変形例を示す図
である。
【符号の説明】
301 抵抗体(ヒータ) 302 パワートランジスタ 303 AND回路 304 ラッチ回路(Latch) 305 シフトレジスタ(S/R) 306 デコーダ(Decorder) 307 NMOSパワートランジスタ(ON抵抗値測定
用素子) 308 シート抵抗の測定部 309 AND回路 310 検出回路

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換可能な記録ヘッドを用いて記録を行
    なう記録装置であって、 前記記録ヘッドは、 インクを加熱するための複数の抵抗体を通電駆動する複
    数のパワートランジスタと、 前記複数のパワートランジスタを分割選択する選択回路
    と、 前記選択回路におけるパワートランジスタの分割選択を
    行なうための制御信号を入力する第1の端子と、 前記抵抗体のシート抵抗値を測定するためのシート抵抗
    と、 前記シート抵抗値を測定するために前記シート抵抗に電
    気的に接続された第2の端子と、 前記複数のパワートランジスタと同じ特性をもち、前記
    シート抵抗に対して並列接続されると共に、ゲートには
    前記選択回路から出力される分割選択信号が入力される
    トランジスタと、 前記トランジスタ及び前記シート抵抗に電気的に接続さ
    れる第3の端子とを有し、前記記録装置は、 前記記録ヘッドを往復移動させる走査手段と、 少なくとも前記第1、第2及び第3の端子と電気接続を
    行なうための電気的接点と、 前記記録ヘッドが前記走査手段に装着された状態で、前
    記シート抵抗を前記第2の端子と第3の端子間の抵抗値
    から測定する第1の測定と、次に、前記制御信号を前記
    第1の端子から入力して前記トランジスタを駆動し、前
    記トランジスタのON抵抗値と前記シート抵抗値との全
    抵抗を前記第2の端子と第3の端子間の抵抗値から測定
    する第2の測定とを行なう測定手段と、 前記測定手段による第1の測定による測定値が前記シー
    ト抵抗値と異なる場合、或いは、前記測定手段による第
    2の測定による測定値が前記全抵抗値と異なる場合に、
    前記電気的接点と前記端子との電気的接続不良と判断す
    る判断手段と を有する ことを特徴とする記録装置
  2. 【請求項2】 前記複数のパワートランジスタと、前記
    複数のパワートランジスタと同じ特性のトランジスタと
    はNMOSトランジスタであることを特徴とする請求項
    1に記載の記録装置
  3. 【請求項3】 画像信号を入力して一時的に格納するシ
    フトレジスタと、 前記シフトレジスタに格納された画像データをラッチす
    るラッチ回路と、 前記ラッチ回路から出力される画像データと、前記選択
    回路から出力される分割選択信号との論理積を演算する
    AND回路とをさらに有することを特徴とする請求項1
    或は2に記載の記録装置
  4. 【請求項4】 前記複数の抵抗体と、前記複数のパワー
    トランジスタと、前記選択回路と、前記シフトレジスタ
    と、前記ラッチ回路と、前記AND回路とはCMOSプ
    ロセスを用いて同一基板上に形成されることを特徴とす
    る請求項に記載の記録装置
  5. 【請求項5】 前記第1の端子は複数、備えられ、各々
    の端子から入力される複数の制御信号に基づいて、前記
    選択回路は前記複数の制御信号に基づいて、前記分割選
    択を行なう分割選択信号を出力することを特徴とする請
    求項1に記載の記録装置
  6. 【請求項6】 前記ON抵抗値が測定されるトランジス
    タは、前記複数の制御信号全てがONとなったときに生
    成される分割選択信号によって駆動されることを特徴と
    する請求項5に記載の記録装置
  7. 【請求項7】 前記測定手段による測定結果に従って、
    前記電気的接続の状態を装置利用者に通知する通知手段
    をさらに有することを特徴とする請求項に記載の記録
    装置。
  8. 【請求項8】 前記通知手段はメッセージを表示するL
    CDと、LEDとを含むことを特徴とする請求項に記
    載の記録装置。
JP10953597A 1997-04-25 1997-04-25 記録装置 Expired - Fee Related JP3441915B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10953597A JP3441915B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10953597A JP3441915B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10296964A JPH10296964A (ja) 1998-11-10
JP3441915B2 true JP3441915B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=14512722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10953597A Expired - Fee Related JP3441915B2 (ja) 1997-04-25 1997-04-25 記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3441915B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4880926B2 (ja) * 2005-06-30 2012-02-22 キヤノン株式会社 記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10296964A (ja) 1998-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7575294B2 (en) Printhead substrate, printhead using the substrate, head cartridge including the printhead, method of driving the printhead, and printing apparatus using the printhead
JP3174226B2 (ja) 記録ヘッド補正方法及びその装置及びその装置によって補正された記録ヘッド及びその記録ヘッドを用いた記録装置
US6116714A (en) Printing head, printing method and apparatus using same, and apparatus and method for correcting said printing head
US8002374B2 (en) Printhead driving method, printhead substrate, printhead, head cartridge, and printing apparatus
US8057000B2 (en) Element substrate, printhead, head cartridge, and printing apparatus
JPH1016230A (ja) プリントヘッドおよびプリント装置
JP3083441B2 (ja) プリントヘッド及びその製造装置及び製造方法及びプリント装置
JP2006224444A (ja) インクジェット記録ヘッド、記録装置、および記録方法
EP0443801B1 (en) Liquid discharging recording head
EP0732217B1 (en) Recording head and apparatus for detecting contact condition
JPH07241992A (ja) 記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いた記録方法及び装置
US6582045B2 (en) Printing apparatus and printing control method
JPH02165954A (ja) インクジェット記録装置および該装置に装着される記録ヘッド
JP3441915B2 (ja) 記録装置
JP4266569B2 (ja) 記録装置及び記録装置の記録制御方法
JP4974664B2 (ja) 記録ヘッド用基板、その基板を用いた記録ヘッド又はヘッドカートリッジ、及びその記録ヘッドを用いた記録装置
US7762646B2 (en) Head substrate, printhead, head cartridge, and printing apparatus using the printhead or head cartridge
JP4455013B2 (ja) 記録ヘッドの駆動方法、記録ヘッド、及び記録装置
JP3160388B2 (ja) インクジェット記録装置および該装置で用いられるインクジェット記録ヘッド
JP3181813B2 (ja) ファクシミリ装置及びその記録制御方法
JP4289976B2 (ja) 記録ヘッドの駆動方法、記録ヘッドの素子基板、記録ヘッド、ヘッドカートリッジ、及び記録装置
JP4261874B2 (ja) 記録ヘッドおよび記録装置
JPH1095116A (ja) インクジェット記録ヘッド、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP2004090246A (ja) 記録ヘッド用基板、インクジェット記録ヘッド、記録装置およびランクヒーター測定方法
JPH09104114A (ja) 記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030526

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080620

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees