JPH03284377A - 自動車車体の塗装方法 - Google Patents
自動車車体の塗装方法Info
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- JPH03284377A JPH03284377A JP8696290A JP8696290A JPH03284377A JP H03284377 A JPH03284377 A JP H03284377A JP 8696290 A JP8696290 A JP 8696290A JP 8696290 A JP8696290 A JP 8696290A JP H03284377 A JPH03284377 A JP H03284377A
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Landscapes
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、自動車車体の塗装方法に関し、詳しくは、タ
レが起こる状態に塗料を塗布された車体を回転させなが
らセツティング及び焼付乾燥させて、高鮮映性塗膜を得
る方法の改良に関する。
レが起こる状態に塗料を塗布された車体を回転させなが
らセツティング及び焼付乾燥させて、高鮮映性塗膜を得
る方法の改良に関する。
(従来の技術)
従来、特開昭63−178871号公報に見られるよう
に、自動車車体に塗料をタレ限界膜厚以上に塗布し、車
体を水平軸線回りに回転させながら乾燥する塗装方法が
提案されいる。
に、自動車車体に塗料をタレ限界膜厚以上に塗布し、車
体を水平軸線回りに回転させながら乾燥する塗装方法が
提案されいる。
この種の塗装方法を採用して、例えば、メタリック塗装
を行う場合、車体にアルミニウム粉の入ったメタリック
ベース塗料を塗布した後、該メタリックベース塗料を乾
燥させないウェットオンウェットで透明なりリア塗料を
塗布する。そして、該メタリックベース塗料及びクリア
塗料を同時に焼付乾燥した後に車体の塗装面を耐水ペー
パで水研して塗装面を平滑にする。続いて、水研した後
の前記クリア塗料上にオーバーコートクリア塗料と呼ば
れるクリア塗料をタレ限界以上の膜厚に塗布し、車体を
回転させながら焼付乾燥を行っている。
を行う場合、車体にアルミニウム粉の入ったメタリック
ベース塗料を塗布した後、該メタリックベース塗料を乾
燥させないウェットオンウェットで透明なりリア塗料を
塗布する。そして、該メタリックベース塗料及びクリア
塗料を同時に焼付乾燥した後に車体の塗装面を耐水ペー
パで水研して塗装面を平滑にする。続いて、水研した後
の前記クリア塗料上にオーバーコートクリア塗料と呼ば
れるクリア塗料をタレ限界以上の膜厚に塗布し、車体を
回転させながら焼付乾燥を行っている。
このような塗装方法は、自動車車体における塗装部分の
耐久性を向上させることができると共に、車体を回転さ
せながら焼付乾燥を行うことによってオーバーコートク
リア塗料をタレ限界以上の膜厚に塗布しても、塗料のタ
レを防止することができ、膜厚を均一にすることができ
る。このような膜厚の均一化は、塗装面の仕上がりを均
一にすると共に、局部的な膜厚過大等の塗膜欠陥が防止
される。これにより、塗装面の平滑性が向上し、高鮮映
性塗膜を得ることができる。
耐久性を向上させることができると共に、車体を回転さ
せながら焼付乾燥を行うことによってオーバーコートク
リア塗料をタレ限界以上の膜厚に塗布しても、塗料のタ
レを防止することができ、膜厚を均一にすることができ
る。このような膜厚の均一化は、塗装面の仕上がりを均
一にすると共に、局部的な膜厚過大等の塗膜欠陥が防止
される。これにより、塗装面の平滑性が向上し、高鮮映
性塗膜を得ることができる。
しかし、前記の塗装方法では、焼付乾燥後のクリア塗料
と該クリア塗料に塗り重ねたオーバーコートクリア塗料
とを確実に接着させるために、クリア塗料を焼付乾燥し
た後にその塗装面を前記したように水研し、その上にオ
ーバーコートクリア塗料を塗り重ねる。そのために、作
業工数が比較的多くなる不都合がある。更に、前記水研
作業は、クリア塗料とオーバーコートクリア塗料との密
着性の低下や塗膜剥離を確実に防止するために、完全に
行う必要がある。例えば、サツシュ部に直接接着されて
いる窓ガラスの塗膜剥離による落下等を防止するために
、サツシュ部等の細かい部分まで水研作業が必要となる
。このため、手間がかかる上に作業時間が長時間必要と
なり、量産性が低い不都合があった。
と該クリア塗料に塗り重ねたオーバーコートクリア塗料
とを確実に接着させるために、クリア塗料を焼付乾燥し
た後にその塗装面を前記したように水研し、その上にオ
ーバーコートクリア塗料を塗り重ねる。そのために、作
業工数が比較的多くなる不都合がある。更に、前記水研
作業は、クリア塗料とオーバーコートクリア塗料との密
着性の低下や塗膜剥離を確実に防止するために、完全に
行う必要がある。例えば、サツシュ部に直接接着されて
いる窓ガラスの塗膜剥離による落下等を防止するために
、サツシュ部等の細かい部分まで水研作業が必要となる
。このため、手間がかかる上に作業時間が長時間必要と
なり、量産性が低い不都合があった。
そこで、前記メタリックベース塗料及び前記クリア塗料
をウェットオンウェットで塗布した後に車体を回転させ
ながら焼付乾燥を行うことが考えられる。
をウェットオンウェットで塗布した後に車体を回転させ
ながら焼付乾燥を行うことが考えられる。
こうすることにより、クリア塗料の膜厚を厚くすること
ができ、その塗装面は、充分に平滑な状態で焼付乾燥さ
れ、前記水研作業を行わなくてよいばかりか、該クリア
塗料に重ねてオーバーコートクリア塗料を塗布する必要
がなくなる。
ができ、その塗装面は、充分に平滑な状態で焼付乾燥さ
れ、前記水研作業を行わなくてよいばかりか、該クリア
塗料に重ねてオーバーコートクリア塗料を塗布する必要
がなくなる。
しかし、前記の塗装方法によって、メタリックベース塗
料をウェットオンウェットでクリア塗料を塗布して、そ
の焼付乾燥を車体を回転させながら行うと、メタリック
ベース塗料とクリア塗料とが混ざり合ってしまい、塗膜
の鮮映性が低下する不都合がある。
料をウェットオンウェットでクリア塗料を塗布して、そ
の焼付乾燥を車体を回転させながら行うと、メタリック
ベース塗料とクリア塗料とが混ざり合ってしまい、塗膜
の鮮映性が低下する不都合がある。
(発明の解決すべきll!題)
かかる不都合を解消して、本発明は、塗膜の高鮮映性を
低下させることなく、少ない作業工数で高い量産性を得
ることができる自動車車体の塗装方法を提供することを
目的とする。
低下させることなく、少ない作業工数で高い量産性を得
ることができる自動車車体の塗装方法を提供することを
目的とする。
(課題を解決する手段)
かかる目的を達成するために、本発明は、第1の塗料を
塗布した後に第2の塗料を塗布してセンティング及び焼
付乾燥を行う自動車車体の塗装方法であって、自動車車
体に第1の塗料を塗布する第1塗装工程と、該第1の塗
料が塗布された車体を加熱して予備乾燥する予備乾燥工
程と、該予備乾燥工程後の車体に、第2の塗料をタレが
起こる状態に塗布する第2塗装工程と、次いで、塗料の
セツティング及び焼付を行う乾燥工程とからなり、少な
くとも前記セツティング時に前記車体を水平軸線回りに
回転させることを特徴とする。
塗布した後に第2の塗料を塗布してセンティング及び焼
付乾燥を行う自動車車体の塗装方法であって、自動車車
体に第1の塗料を塗布する第1塗装工程と、該第1の塗
料が塗布された車体を加熱して予備乾燥する予備乾燥工
程と、該予備乾燥工程後の車体に、第2の塗料をタレが
起こる状態に塗布する第2塗装工程と、次いで、塗料の
セツティング及び焼付を行う乾燥工程とからなり、少な
くとも前記セツティング時に前記車体を水平軸線回りに
回転させることを特徴とする。
また、前記第2の塗料は、クリア塗料であることを特徴
とする。
とする。
(作用)
本発明の塗装方法は、先ず、前記第1塗装工程によって
、自動車車体に第1の塗料を塗布する。
、自動車車体に第1の塗料を塗布する。
続いて、前記予備乾燥工程によって第1の塗料が塗布さ
れた車体を加熱して、該塗料を予備乾燥する。次に、前
記第2塗装工程によって予備乾燥工程後の車体に第2の
塗料を塗布する。このとき、該第2の塗料はタレを起こ
す状態とする。その状態とするには、例えば、前記第2
塗装工程において第2の塗料をタレ限界膜厚以上に塗布
するか、又は、前記第2塗装工程において第2の塗料に
タレが発生しない場合は、前記第2塗装工程の後に塗装
面に溶剤を噴霧する等を行って第2の塗料にタレを発生
させればよい。
れた車体を加熱して、該塗料を予備乾燥する。次に、前
記第2塗装工程によって予備乾燥工程後の車体に第2の
塗料を塗布する。このとき、該第2の塗料はタレを起こ
す状態とする。その状態とするには、例えば、前記第2
塗装工程において第2の塗料をタレ限界膜厚以上に塗布
するか、又は、前記第2塗装工程において第2の塗料に
タレが発生しない場合は、前記第2塗装工程の後に塗装
面に溶剤を噴霧する等を行って第2の塗料にタレを発生
させればよい。
そして、前記乾燥工程によって第2の塗料を焼付乾燥す
る。該乾燥工程では、特に、そのセツティング時に、前
記車体を水平軸線回りに回転させる。このとき、車体に
塗布した前記第2の塗料がタレを起こす状態にあるため
、該車体を回転させることにより第2の塗料の膜厚を均
一化すると共に、その塗装面を平滑にする。
る。該乾燥工程では、特に、そのセツティング時に、前
記車体を水平軸線回りに回転させる。このとき、車体に
塗布した前記第2の塗料がタレを起こす状態にあるため
、該車体を回転させることにより第2の塗料の膜厚を均
一化すると共に、その塗装面を平滑にする。
更に、前記第1の塗料は予備乾燥工程によって予備乾燥
されていることにより、車体の回転時に第1の塗料と第
2の塗料とが混ざり合うことが防止される。
されていることにより、車体の回転時に第1の塗料と第
2の塗料とが混ざり合うことが防止される。
なお、車体を回転させることについては、前記セツティ
ング時に限定されるものでないことは言うまでもない。
ング時に限定されるものでないことは言うまでもない。
また、本発明の塗装方法は、前記第2の塗料をクリア塗
料とすることにより、前記第1の塗料が、例えば、メタ
リック塗装におけるメタリックベース塗料、或いは、ソ
リッド塗装における上塗塗料であっても、クリア塗料の
上に更にクリアー塗料を塗り重ねることなく自動車車体
の塗装の高鮮映性を向上させることも可能となる。
料とすることにより、前記第1の塗料が、例えば、メタ
リック塗装におけるメタリックベース塗料、或いは、ソ
リッド塗装における上塗塗料であっても、クリア塗料の
上に更にクリアー塗料を塗り重ねることなく自動車車体
の塗装の高鮮映性を向上させることも可能となる。
(実施例)
本発明の一実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図は本実施例の塗装方法の流れを示す説明図、第2
図及び第3図は本実施例で使用した加熱乾燥装置の説明
図、第4図は他の実施例の塗装方法の流れを示す説明図
である。
図及び第3図は本実施例で使用した加熱乾燥装置の説明
図、第4図は他の実施例の塗装方法の流れを示す説明図
である。
図中1は第1塗装工程、2は予備乾燥工程、3は第2塗
装工程、4はセツティング5と焼付6とからなる乾燥工
程を示す。これらの工程は、メタリック塗装ラインAに
配設され、自動車車体Xは、該塗装ラインAに沿って搬
送されながら、前記の各工程が行われてメタリック塗装
が施される。
装工程、4はセツティング5と焼付6とからなる乾燥工
程を示す。これらの工程は、メタリック塗装ラインAに
配設され、自動車車体Xは、該塗装ラインAに沿って搬
送されながら、前記の各工程が行われてメタリック塗装
が施される。
全体の概要を説明すれば、先ず、電着塗装が施された車
体Xが第1図中仮想線示した中塗工程7及び中塗乾燥工
程8によって中塗塗装及び中塗塗料の乾燥が行われる。
体Xが第1図中仮想線示した中塗工程7及び中塗乾燥工
程8によって中塗塗装及び中塗塗料の乾燥が行われる。
続いて、中塗塗装が施された車体Xは、前記第1塗装工
程1によりベース塗料が塗布される0次に、車体Xは、
詳細を後述する予備乾燥工程2により、加熱されて予備
乾燥される。そして、前記第2塗装工程3により、ベー
ス塗料が予備乾燥された車体Xにクリア塗料が塗布され
る。該第2塗装工程3では、図示しない自動塗装機によ
って車体Xに塗装作業が行われ、前記クリア塗料がタレ
を起こす状態となる膜厚に塗装する。続いて、乾燥工程
4により、車体Xに塗布したクリア塗料が乾燥される。
程1によりベース塗料が塗布される0次に、車体Xは、
詳細を後述する予備乾燥工程2により、加熱されて予備
乾燥される。そして、前記第2塗装工程3により、ベー
ス塗料が予備乾燥された車体Xにクリア塗料が塗布され
る。該第2塗装工程3では、図示しない自動塗装機によ
って車体Xに塗装作業が行われ、前記クリア塗料がタレ
を起こす状態となる膜厚に塗装する。続いて、乾燥工程
4により、車体Xに塗布したクリア塗料が乾燥される。
該乾燥工程4では、先ず、車体Xが水平軸線回りに回転
されながらセンティング5が行われる。次いで、該セツ
ティング5の後に、車体Xを前記焼付作業6によって塗
料の焼付けを行う、そして、該車体Xの乾燥工程4が終
了する。
されながらセンティング5が行われる。次いで、該セツ
ティング5の後に、車体Xを前記焼付作業6によって塗
料の焼付けを行う、そして、該車体Xの乾燥工程4が終
了する。
次に、前記第1塗装工程1について詳説する。
該第1塗装工程lでは図示しない塗装ブース内で車体X
への塗装作業が行われる。本実施例では、該塗装ブース
内は、温度20℃〜27℃、湿度60%〜70%、風速
0.3m/sin 〜0.5m/sinの環境となっ、
ている。塗装においては、塗装ガンのデビルビス777
を圧力3 kg/(jで使用し、塗布回数は2回とする
。この時使用するベース塗料は、例えば、日本ペイント
社製「スーパーランクM90R70M (ナバホレソ
ドメタリック)」、「スーパーラックM8ON8516
M (ノープルシルバーメタリック)」、「スーパー
ラックM9ONH503P (グラナダブラツクバー
ル)」等を使用し、その塗布膜厚は15〜20μmとす
る。
への塗装作業が行われる。本実施例では、該塗装ブース
内は、温度20℃〜27℃、湿度60%〜70%、風速
0.3m/sin 〜0.5m/sinの環境となっ、
ている。塗装においては、塗装ガンのデビルビス777
を圧力3 kg/(jで使用し、塗布回数は2回とする
。この時使用するベース塗料は、例えば、日本ペイント
社製「スーパーランクM90R70M (ナバホレソ
ドメタリック)」、「スーパーラックM8ON8516
M (ノープルシルバーメタリック)」、「スーパー
ラックM9ONH503P (グラナダブラツクバー
ル)」等を使用し、その塗布膜厚は15〜20μmとす
る。
次に、前記予備乾燥工程2について詳説する。
該予備乾燥工程2は、前記第1塗装工程1によって車体
Xに塗布されたベース塗料を予備乾燥して、該ベース塗
料の溶剤を揮発させる。本実施例では、前記第1塗装工
程1終了後の車体Xを温度80℃〜100℃で時間3分
〜5分加熱する。該予備乾燥工程2では、ベース塗料が
油性塗料である場合には、その溶剤の不揮発分濃度(以
下NVと言う)は65%〜70%となり、ベース塗料が
水性塗料である場合には、その水分のNVは85%〜9
5%となる。このときの塗料の加熱残分は未反応である
。
Xに塗布されたベース塗料を予備乾燥して、該ベース塗
料の溶剤を揮発させる。本実施例では、前記第1塗装工
程1終了後の車体Xを温度80℃〜100℃で時間3分
〜5分加熱する。該予備乾燥工程2では、ベース塗料が
油性塗料である場合には、その溶剤の不揮発分濃度(以
下NVと言う)は65%〜70%となり、ベース塗料が
水性塗料である場合には、その水分のNVは85%〜9
5%となる。このときの塗料の加熱残分は未反応である
。
これにより、第2塗装工程3によるクリア塗料の塗布は
、従来のウェットオンウェットによらず、その後のセツ
ティング5において車体Xを回転させても、ベース塗料
とクリア塗料とが混合されることがない。
、従来のウェットオンウェットによらず、その後のセツ
ティング5において車体Xを回転させても、ベース塗料
とクリア塗料とが混合されることがない。
次に、前記第2塗装工程3について詳説する。
該第2塗装工程3では図示しない塗装ブース内で車体X
への塗装作業が行われる。本実施例では、該塗装ブース
内は、温度20℃〜27℃、湿度60%へ75%、風速
0.3s/win −0,5m+/sinの環境となっ
ている。塗装においては、自動塗装機が使用され、塗装
ガンはランズバーグ・ゲマ社製マイクロマイクロベル、
回転数4万rpm 、印加電圧−40kV、塗装面まで
の距離150〜2001、コンベア速2 m/aIin
、レシプロ速13s/sin 、シェービング圧1.5
kg/ci、パターン巾φ400〜φ450 @a+と
する。この時使用するクリア塗料は、例えば、粘度26
秒/20℃(イワタカンブ)のアクリル・メラミン樹脂
塗料(日本ペイント社製0400−1)等を使用し、そ
の塗布膜厚は40〜55μmとする。これらの塗料にお
いて、塗布膜厚を40〜55μmとした場合には、塗装
面にタレが発生する。
への塗装作業が行われる。本実施例では、該塗装ブース
内は、温度20℃〜27℃、湿度60%へ75%、風速
0.3s/win −0,5m+/sinの環境となっ
ている。塗装においては、自動塗装機が使用され、塗装
ガンはランズバーグ・ゲマ社製マイクロマイクロベル、
回転数4万rpm 、印加電圧−40kV、塗装面まで
の距離150〜2001、コンベア速2 m/aIin
、レシプロ速13s/sin 、シェービング圧1.5
kg/ci、パターン巾φ400〜φ450 @a+と
する。この時使用するクリア塗料は、例えば、粘度26
秒/20℃(イワタカンブ)のアクリル・メラミン樹脂
塗料(日本ペイント社製0400−1)等を使用し、そ
の塗布膜厚は40〜55μmとする。これらの塗料にお
いて、塗布膜厚を40〜55μmとした場合には、塗装
面にタレが発生する。
このように、該第2塗装工程3では、前記クリア塗料を
タレが起きる状態となる膜厚に塗装する。
タレが起きる状態となる膜厚に塗装する。
次に、前記乾燥工程4について詳説する。
該乾燥工程4は、例えば、第2図及び第3図に示すよう
に、塗装ラインA上に設置された加熱乾燥装置9によっ
て行われる。塗装ラインAでは、車体Xがその前後方向
を搬送方向として搬送される。車体Xは、該加熱乾燥装
置9内に搬入されるとターンテーブルBによってその車
幅方向を搬送方向とする姿勢に垂直軸線回りに回転され
る。
に、塗装ラインA上に設置された加熱乾燥装置9によっ
て行われる。塗装ラインAでは、車体Xがその前後方向
を搬送方向として搬送される。車体Xは、該加熱乾燥装
置9内に搬入されるとターンテーブルBによってその車
幅方向を搬送方向とする姿勢に垂直軸線回りに回転され
る。
前記加熱乾燥装置9は、水平軸線回りに回転自在かつ昇
降自在の車体保持手段10に車体Xを保持し、該車体保
持手段10の上昇位置に設けられた加熱乾燥炉11によ
って車体Xを加熱乾燥する。前記車体保持手段10は、
下降位置で前記車体Xを塗装ラインAから受は取り、上
昇しながら回転して車体Xを回転させ、上昇位置で車体
Xを加熱乾燥炉11内に搬入して回転しながら車体Xの
セツティング5及び焼付作業6を行う。
降自在の車体保持手段10に車体Xを保持し、該車体保
持手段10の上昇位置に設けられた加熱乾燥炉11によ
って車体Xを加熱乾燥する。前記車体保持手段10は、
下降位置で前記車体Xを塗装ラインAから受は取り、上
昇しながら回転して車体Xを回転させ、上昇位置で車体
Xを加熱乾燥炉11内に搬入して回転しながら車体Xの
セツティング5及び焼付作業6を行う。
前記車体保持手段10は、車体Xを把持手段12によっ
て把持しており、該把持手段12は、車体保持手段10
の回転時に車体Xの落下を防止して車体Xを該車体保持
手段10に連結している。該車体保持手段10は、水平
軸線回りに回転自在の回転軸重3を備え、該回転軸13
は支柱14に沿って昇降する昇降ブロック15に支持さ
れている。該昇降ブロック15は、前記支柱の上端と下
端とに備えた一対のスプロケット16.17に掛けわた
されたチェーン18に連結されて支持されている。該チ
ェーン18は、該加熱乾燥装置9の上部に回転自在に支
持されたシャフト19を介してその上部に固定されたモ
ータ20によって回動される。前記モータ20を正転成
いは逆転させることによって、該チェーン18が正逆回
動し、それによって該チェーン18に連結された前記昇
降ブロック15が昇降される。該昇降ブロック15に支
持された前記回転軸13は、その端部にギア21を備え
、該ギア21を回転駆動するモータ22が前記昇降ブロ
ック15に固定されている。これにより、前記乾燥工程
4では、前記車体保持手段10に車体Xを保持して回転
しながら上昇して、その上昇位置の前記加熱乾燥炉11
内で、車体Xのセツティング5及び焼付作業6を行う。
て把持しており、該把持手段12は、車体保持手段10
の回転時に車体Xの落下を防止して車体Xを該車体保持
手段10に連結している。該車体保持手段10は、水平
軸線回りに回転自在の回転軸重3を備え、該回転軸13
は支柱14に沿って昇降する昇降ブロック15に支持さ
れている。該昇降ブロック15は、前記支柱の上端と下
端とに備えた一対のスプロケット16.17に掛けわた
されたチェーン18に連結されて支持されている。該チ
ェーン18は、該加熱乾燥装置9の上部に回転自在に支
持されたシャフト19を介してその上部に固定されたモ
ータ20によって回動される。前記モータ20を正転成
いは逆転させることによって、該チェーン18が正逆回
動し、それによって該チェーン18に連結された前記昇
降ブロック15が昇降される。該昇降ブロック15に支
持された前記回転軸13は、その端部にギア21を備え
、該ギア21を回転駆動するモータ22が前記昇降ブロ
ック15に固定されている。これにより、前記乾燥工程
4では、前記車体保持手段10に車体Xを保持して回転
しながら上昇して、その上昇位置の前記加熱乾燥炉11
内で、車体Xのセツティング5及び焼付作業6を行う。
該セツティング5は、車体Xに対し温度50℃前後で7
分〜10分程度の加熱が行われる。該セツティング5の
際には、前記車体保持手段lOの回転輪130回転によ
って車体Xが水平軸線回りに回転される。このときの車
体Xの回転数はlO±2rpmとし、前記第2塗装工程
3でのクリア塗料の塗布時から2分以内に回転始動する
。
分〜10分程度の加熱が行われる。該セツティング5の
際には、前記車体保持手段lOの回転輪130回転によ
って車体Xが水平軸線回りに回転される。このときの車
体Xの回転数はlO±2rpmとし、前記第2塗装工程
3でのクリア塗料の塗布時から2分以内に回転始動する
。
続いて、焼付作業6では、前記加熱乾燥炉11内で車体
Xの温度が140℃になってから5分後に、車体Xがそ
のフロア側を下方に向いた正常姿勢で回転が停止される
。そして、車体Xが正常姿勢のまま140℃で15分〜
20分塗料を焼付ける。そして、該焼付作業6が絆了す
ると前記車体保持手段10が下降して、再び塗装ライン
Aに車体Xが受は渡される。
Xの温度が140℃になってから5分後に、車体Xがそ
のフロア側を下方に向いた正常姿勢で回転が停止される
。そして、車体Xが正常姿勢のまま140℃で15分〜
20分塗料を焼付ける。そして、該焼付作業6が絆了す
ると前記車体保持手段10が下降して、再び塗装ライン
Aに車体Xが受は渡される。
このようにして、車体Xを水平軸線回りに回転させてセ
ツティング5を行ったとき、第1表に示すように、乾燥
工程4後のクリア塗装面の水平部及び垂直部に品質の向
上が確認できた。なお、第1表では、車体Xを回転させ
た本実施例と、車体Xを回転させない場合とを比較した
。
ツティング5を行ったとき、第1表に示すように、乾燥
工程4後のクリア塗装面の水平部及び垂直部に品質の向
上が確認できた。なお、第1表では、車体Xを回転させ
た本実施例と、車体Xを回転させない場合とを比較した
。
第1表で、N5ICとは、写像鮮映性を数値化したもの
であり、塗膜表面に物体が映ったときその像が、どの程
度鮮明に歪みなく映し出されるかの尺度である。車体X
を回転させないときその塗装面のN5ICは、水平部で
68〜85、垂直部で30〜40と低いが、車体Xを回
転させることにより水平部で80〜89、垂直部で77
〜85となり、特に、塗装面の垂直部で飛躍的に品質の
向上が確認された。
であり、塗膜表面に物体が映ったときその像が、どの程
度鮮明に歪みなく映し出されるかの尺度である。車体X
を回転させないときその塗装面のN5ICは、水平部で
68〜85、垂直部で30〜40と低いが、車体Xを回
転させることにより水平部で80〜89、垂直部で77
〜85となり、特に、塗装面の垂直部で飛躍的に品質の
向上が確認された。
それだけでなく、水平部と垂直部とのN5ICの格差が
ほとんど解消されていた。
ほとんど解消されていた。
これにより、前記セツティング5において車体Xを回転
するだけで、前記第2塗装工程3でタレが発生する状態
に塗布されたクリア塗料の膜厚を均一化すると共に、そ
の塗装面を平滑にすることができる。
するだけで、前記第2塗装工程3でタレが発生する状態
に塗布されたクリア塗料の膜厚を均一化すると共に、そ
の塗装面を平滑にすることができる。
更に、塗装面が充分に平滑となるため、従来のようにク
リア塗料を重ね塗りする必要がなくなる。
リア塗料を重ね塗りする必要がなくなる。
また、クリア塗料の重ね塗りが不要となるために先に塗
布して乾燥させたクリア塗料の表面の水耕作業も不要と
なる。従って、使用するクリア塗料の置が削減できて、
しかも作業工数も削減できるために、車体Xに低コスト
で高鮮映性の塗装を施すことができる。
布して乾燥させたクリア塗料の表面の水耕作業も不要と
なる。従って、使用するクリア塗料の置が削減できて、
しかも作業工数も削減できるために、車体Xに低コスト
で高鮮映性の塗装を施すことができる。
また、本実施例の前記第2塗装工程3によって塗布する
クリア塗料は、タレが起きる状態で、塗装後に充分な耐
久力を有するだけの膜厚となるものを採用している。但
し、この膜厚は、塗装時の粘度の高いクリア塗料を採用
する場合には、該クリア塗料がタレを起こす状態で必要
以上に厚膜となることが考えられる。そこで、このよう
にな粘度の高いクリア塗料を採用する場合には、第4図
に示すように、第2塗装工程3で所定膜厚に塗布し、強
制的にタレを発生させるべく塗装面に溶剤を噴霧する工
程3′を加えてもよい。これにより、車体Xに塗布する
クリア塗料の粘度に左右されることなく、前記セツティ
ング5での車体Xの回転時には、該クリア塗料の膜厚を
均一化することができる。
クリア塗料は、タレが起きる状態で、塗装後に充分な耐
久力を有するだけの膜厚となるものを採用している。但
し、この膜厚は、塗装時の粘度の高いクリア塗料を採用
する場合には、該クリア塗料がタレを起こす状態で必要
以上に厚膜となることが考えられる。そこで、このよう
にな粘度の高いクリア塗料を採用する場合には、第4図
に示すように、第2塗装工程3で所定膜厚に塗布し、強
制的にタレを発生させるべく塗装面に溶剤を噴霧する工
程3′を加えてもよい。これにより、車体Xに塗布する
クリア塗料の粘度に左右されることなく、前記セツティ
ング5での車体Xの回転時には、該クリア塗料の膜厚を
均一化することができる。
なお、車体Xは、前記セツティング5の際のみでなく、
第1塗装工程1乃至第2塗装工程3の際にも回転しても
よいことば言うまでもない。
第1塗装工程1乃至第2塗装工程3の際にも回転しても
よいことば言うまでもない。
また、本発明の塗装方法は、前述のメタリック塗装ライ
ンだけでなく、ソリッド塗装ラインでも行うことが可能
である。その場合には、前記第1塗装工程1においては
、車体Xに上塗塗料を塗布し、前記第2塗装工程3にお
いては、クリア塗料を塗布してもよい。これによって、
前述のメタリック塗装と同様にソリッド塗装であっても
低コストを維持してしかも高鮮映性の塗装を施すことが
できる。
ンだけでなく、ソリッド塗装ラインでも行うことが可能
である。その場合には、前記第1塗装工程1においては
、車体Xに上塗塗料を塗布し、前記第2塗装工程3にお
いては、クリア塗料を塗布してもよい。これによって、
前述のメタリック塗装と同様にソリッド塗装であっても
低コストを維持してしかも高鮮映性の塗装を施すことが
できる。
(発明の効果)
以上のことから明らかなように、本発明は、前記第1の
塗料の予備乾燥工程を設けたので、第1の塗料と第2の
塗料とが混ざり合うことなく車体を回転させることがで
きる。また、少なくとも乾燥工程のセツティングで前記
車体を水平軸線回りに回転させ、その際に、車体に塗布
した前記第2の塗料がタレを起こす状態にあるため、該
車体を回転させるだけで第2の塗料の膜厚が均一となり
、その塗装面が゛平滑となって高品質な塗装を車体に施
すことができる。
塗料の予備乾燥工程を設けたので、第1の塗料と第2の
塗料とが混ざり合うことなく車体を回転させることがで
きる。また、少なくとも乾燥工程のセツティングで前記
車体を水平軸線回りに回転させ、その際に、車体に塗布
した前記第2の塗料がタレを起こす状態にあるため、該
車体を回転させるだけで第2の塗料の膜厚が均一となり
、その塗装面が゛平滑となって高品質な塗装を車体に施
すことができる。
更に、本発明の塗装方法は、前記第2の塗料がクリア塗
料である場合に、該第2の塗料であるクリア塗料の上に
、クリア塗料を更に塗り重ねることなく、従来の水耕作
業を行う必要がないので、作業工数が削減でき、低コス
トで鮮映性の高い塗装を車体に施すことができる。
料である場合に、該第2の塗料であるクリア塗料の上に
、クリア塗料を更に塗り重ねることなく、従来の水耕作
業を行う必要がないので、作業工数が削減でき、低コス
トで鮮映性の高い塗装を車体に施すことができる。
従って、本発明によれば、塗膜の高鮮映性を低下させる
ことなく、少ない作業工数で高い量産性を得ることがで
きる自動車車体の塗装方法を捉供することができる。
ことなく、少ない作業工数で高い量産性を得ることがで
きる自動車車体の塗装方法を捉供することができる。
第1図は本実施例の塗装方法の流れを示す説明図、第2
図及び第3図は本実施例で使用した加熱乾燥装置の説明
図、第4図は他の実施例の塗装方法の流れを示す説明図
である。 X・・・自動車車体 1・・・第1塗装工程 2・・・予備乾燥工程 3・・・第2塗装工程 4・・・乾燥工程 5・・・セツティング 6・・・焼付作業
図及び第3図は本実施例で使用した加熱乾燥装置の説明
図、第4図は他の実施例の塗装方法の流れを示す説明図
である。 X・・・自動車車体 1・・・第1塗装工程 2・・・予備乾燥工程 3・・・第2塗装工程 4・・・乾燥工程 5・・・セツティング 6・・・焼付作業
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、第1の塗料を塗布した後に第2の塗料を塗布してセ
ッティング及び焼付乾燥を行う自動車車体の塗装方法で
あって、自動車車体に第1の塗料を塗布する第1塗装工
程と、該第1の塗料が塗布された車体を加熱して予備乾
燥する予備乾燥工程と、該予備乾燥工程後の車体に、第
2の塗料をタレが起こる状態に塗布する第2塗装工程と
、次いで、塗料のセッティング及び焼付を行う乾燥工程
とからなり、少なくとも前記セッティング時に前記車体
を水平軸線回りに回転させることを特徴とする自動車車
体の塗装方法。 2、前記第2の塗料は、クリア塗料であることを特徴と
する請求項1記載の塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8696290A JPH03284377A (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 自動車車体の塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8696290A JPH03284377A (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 自動車車体の塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03284377A true JPH03284377A (ja) | 1991-12-16 |
Family
ID=13901499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8696290A Pending JPH03284377A (ja) | 1990-03-30 | 1990-03-30 | 自動車車体の塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03284377A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015209804A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | トヨタ自動車株式会社 | ピストン頂面皮膜方法 |
-
1990
- 1990-03-30 JP JP8696290A patent/JPH03284377A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015209804A (ja) * | 2014-04-25 | 2015-11-24 | トヨタ自動車株式会社 | ピストン頂面皮膜方法 |
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