JPH0328313Y2 - - Google Patents

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JPH0328313Y2
JPH0328313Y2 JP17598685U JP17598685U JPH0328313Y2 JP H0328313 Y2 JPH0328313 Y2 JP H0328313Y2 JP 17598685 U JP17598685 U JP 17598685U JP 17598685 U JP17598685 U JP 17598685U JP H0328313 Y2 JPH0328313 Y2 JP H0328313Y2
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housing
opening
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smoke
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JP17598685U
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  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、製鋼用の溶解炉を覆つて防塵ならび
に防音の働きをする包囲体に関するものである。
「従来の技術」 従来、製鋼用の溶解炉、例えばアーク炉の防
音、防塵対策の一つとして包囲体が用いられてい
る。この包囲体は、溶解炉の外側を覆う遮音材製
のハウジングと、このハウジング内に吸気口を開
口する吸引ダクトとを備え、溶解炉で発生する騒
音をハウジングで遮断し、また、煙塵を吸引ダク
トで吸引して、これら騒音や煙塵が外界へ流出す
るのを防ぐようにしたものである。また、このハ
ウジングには、作業者用の出入口や、バケツトあ
るいはレードル等を出入させる搬入搬出口等、開
閉扉を備えた種々の開口部が設けられ、ハウジン
グがスクラツプ装入作業や炉前作業に支障を与え
ないよう配慮された構造となつている。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記のような包囲体で溶解炉を覆つ
た場合、溶解炉にスクラツプを装入するには、ス
クラツプを入れたバケツトを例えば上から吊り下
げて前記ハウジング内に搬入する方法等が採られ
る。しかしながら、バケツトをハウジング内に搬
入している間は、バケツト吊り下げ装置の貫通部
の開閉扉が開放状態となるため、この間に溶解炉
から勢い良く吹き上がる高温の煙塵がハウジング
外へ流出しようとするのを如何にして食い止める
かという点が問題となつている。
本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、スクラツプ装入時にお
けるバケツト吊り下げ装置の貫通口からの煙塵の
流出を防止することができる包囲体を提供するこ
とにある。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するために本考案の包囲体
は、バケツト吊り下げ装置の貫通口を天井に設け
た小部屋をハウジングの上部に備え、該小部屋に
貫通口から外部空気を吸引させるとともに、ハウ
ジングから流入する煙塵を同伴させる気流を形成
すべく貫通口を挟んで吸気口と送風機構を設けた
ものである。
「作用」 本考案によれば、吊り下げ装置貫通口開閉扉の
開放時に送風機構を作動させることにより、送風
機構から吹き出す気流が貫通口から外部空気を吸
引するとともにハウジングから流入する煙塵を同
伴して吸気口に導く。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図および第2図
に基づいて説明する。
第1図は本発明に係わる包囲体の概略構造を示
しており、図中符号1はハウジングである。この
ハウジング1は、溶解炉(本実施例では製鋼用の
アーク炉)Fの周囲を取り囲む遮音性の側壁部1
aと、この側壁部1aで囲んだ空間の上部を閉塞
する遮音性の天板部a′とからなり、さらに、スク
ラツプ装入用のバケツト吊り下げケーブルを出入
りさせる貫通口2を設けた小部屋8を備えてい
る。この貫通口2は第2図に示す如く、天井板1
bから側壁部1aにかけてあいた細長い開口2a
の上に、その延在方向に沿つて並ぶ複数の開閉扉
2b〜2dを備えたもので、各開閉扉2b〜2d
は各々別個の駆動機構(図示略)により前記延在
方向と直交する水平方向(第2図紙面と直交する
方向、以下開口2aの幅方向という)に摺動開閉
するようになつている。
また、側壁部1aには、スクラツプ装入用バケ
ツトBを搬入・搬出するための開閉扉2eが設け
られており、駆動機構(図示略)により観音開き
に開閉するようになつている。
一方、小部屋8には第1図の如く吸引ダクト3
が接続されている。この吸引ダクト3は小部屋8
に吸気口3aを有するとともに、小部屋8外にお
いて、例えば集塵フイルタ等を内蔵した集塵装置
(図示略)に接続されており、小部屋8内の煙塵
を吸引するようになつている。そして、本実施例
においては、該小部屋8の内側、かつ、前記貫通
口2を幅方向に挟んで前記吸気口3aと対向する
位置に送風機構4が配設されている。この送風機
構4は、例えば第2図の如く各開閉扉2b〜2d
(天井部1bに位置する開閉扉)に対応させて天
井部1bの直下に設けられた複数のブロワであ
り、各ブロワはその送気口を前記吸気口3aに向
けて配置されている。
なお、第1図中符号5は作業口、符号6はスラ
グ鍋搬出入口、符号7はレードル搬出入口を各々
示している。
上記のような構成の包囲体で覆つた溶解炉Fに
スクラツプを装入する場合、まず、バケツト搬出
入口の開閉扉2eを開け、次に開閉扉2dを第1
図実線から鎖線の如く前記幅方向に摺動させて開
放し、これとほぼ同時に2d部のブロワ4を作動
させて第1図矢印イの如く開口2aの直下に吸気
口3aに向かう気流を発生させる。この状態にお
いて、第1図矢印ロの如くハウジング1内から貫
通口2に向かう煙塵は、貫通口2付近で前記気流
により吸気口3aに向けて吹き飛ばされて、気流
とともに吸引ダクト3に吸引される。また、この
とき、開口2aの内側は負圧となるため、開口2
aから小部屋8内に外気が流入し、煙塵とともに
吸引ダクト3に吸引される。次に、クレーン等を
用いてスクラツプの入つたバケツトBを吊り下
げ、これを横方向(第2図矢印ハの方向)に移動
させてハウジング1内に搬入し、搬出入口の開閉
扉2eを閉める。次いで、開閉扉2c,2bを開
いて、2c,2bに対応するブロワ4(第2図に
おいて開閉扉2c,2bの下に各々位置するブロ
ワ)を作動させる。そして、バケツトBを溶解炉
Fの位置まで横方向に移動し、開閉扉2cおよび
2dを閉め、この部分のブロワを停止する。すな
わち、開閉扉2bのみを開放した状態で溶解炉F
にスクラツプの装入を行う。そして、装入が終了
したら開閉扉2c〜2eを再び開放し、かつ、全
てのブロワ4を作動させつつバケツトBをハウジ
ング1外に搬出する。しかる後に、全ての開閉扉
2b〜2eを閉じ、かつ、全てのブロワ4を停止
させる。つまり、上記の如く各開閉扉2b〜2d
を開放する都度その開閉扉に対応する位置のブロ
ワ4を作動させることにより、開口2aからの煙
塵の流出を防止する。
なお、上記実施例においては小部屋8内の空気
を利用して気流を発生させたが、ハウジング1内
下部の空気を導いて気流を発生させハウジング内
の空気の置換を積極的に行なつても良い。また、
送風機構4はブロワに限定するものではなく、例
えば圧縮空気を送り出す装置等であつてもよい。
さらに、バケツトBの搬入搬出時の移動に合わせ
て各開閉扉2b〜2eが各々時間的にずれながら
順次開閉するように制御しても良い。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、バケツト
吊り下げ装置の貫通口を天井に設けた小部屋をハ
ウジングの上部に備え、該小部屋に外部空気を吸
引させるとともにハウジングから流入する煙塵を
同伴させる気流を形成すべく貫通口を挟んで吸気
口と送風機構を設けたので、次のような優れた効
果を得ることができる。
貫通口開閉扉の開放時に送風機構を作動させ
ることにより、送風機構から吹き出す気流が貫
通部から外気を流入させるとともに貫通口付近
の煙塵を吸気口に向けて吹き飛ばす。従つて、
溶解炉の蓋をあけて煙塵が勢い良く吹き上がつ
たとき等にも煙塵の流出を確実に防止すること
ができる。
送風機構から吹き出す気流により貫通口の内
側が負圧となるため、小部屋内へ外気が流入
し、この外気が煙塵とともに吸引ダクトに吸引
される。従つて、吸引ダクトに入る煙塵の濃度
および温度を下げて、集塵装置等が受ける負荷
を軽減することができる。
ハウジング内下部の空気を導いてきて送風機
構から吹き出す様にすると、ハウジング内の空
気を積極的に置換することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す概略縦断面
図、第2図は第1図の−線矢視図である。 1……ハウジング、1a……側壁部、1b……
天井部、2……貫通口、2a……開口、2b,2
c,2d,2e……開閉扉、3……吸引ダクト、
3a……吸気口、4……送風機構(ブロワ)、8
……小部屋、F……溶解炉(アーク炉)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スクラツプ装入用バケツトの吊り下げ装置の
    貫通口を天井に設けた小部屋をハウジングの上
    部に備え、該小部屋に貫通口から外部空気を吸
    引させるとともに、ハウジングから流入する煙
    塵を同伴させる気流を形成すべく貫通口を挟ん
    で吸気口と送風機構を設けたことを特徴とする
    溶解炉の包囲体。 (2) ハウジング内下部の空気を送風機構より吹出
    すようにしたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項に記載の溶解炉の包囲体。
JP17598685U 1985-11-15 1985-11-15 Expired JPH0328313Y2 (ja)

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JP17598685U JPH0328313Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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JP17598685U JPH0328313Y2 (ja) 1985-11-15 1985-11-15

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Publication Number Publication Date
JPS6283197U JPS6283197U (ja) 1987-05-27
JPH0328313Y2 true JPH0328313Y2 (ja) 1991-06-18

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